安価でホームラン競争 (142)

高校球児なら誰もが憧れる舞台、甲子園

……は特に関係無く、何の変哲も無い街でちゃっかり行われている大会、「ホームラン競争大会」があった

世間が甲子園大会で盛り上がる裏で、同じく熱い戦いが始まる……かもしれない

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1488285918

ルール説明

まず始めに、本SSではホームランの本数ではなく、飛距離で勝敗が決まります
コンマを3レス取り、一番大きいコンマを使用します
コンマの値が大きいほど飛距離も長くなります
ゾロ目が出ると真芯ヒットとなり、後述の飛距離ボーナスが加算されます

キャラにはパワー、ミート、弾道の3つの基本能力が設定されており、能力によって飛距離が補正されます
3つの基本能力以外にも特殊能力があり、キャラによって様々な能力があったりします

大会は総勢8人のトーナメントで行います
キャラは安価で募集します



基本能力説明

パワー
コンマの値に以下の倍率がかかります(端数切り捨て)
F ×1.0/E ×1.1/D ×1.2
C ×1.3/B ×1.4/A ×1.5
S ×1.6

ミート
真芯ヒット時の飛距離ボーナスが大きくなります
F +10m/E +20m/D +30m
C +40m/B +50m/A +60m
S +70m

弾道
低いコンマが出た時でも、飛距離の最低値が保証されます
F 0m/E 10m/D 20m
C 30m/B 40m/A 50m
S 60m

計算式
(コンマ×パワー倍率)+真芯ボーナス=飛距離

この飛距離が一定値以下だと、弾道に対応した飛距離に置き換えられます

長い説明はこれくらいにして、ちゃっちゃとキャラメイクしましょう

・名前
・性別
・特徴(年齢とか職業とか性格とか得意な事とか、色々書いてください。それを参考に>>1が能力を決めます)

↓1から8人募集します

8人集まったので能力考えてきます

お待たせしました、全員の能力が出来たのでプロローグ投下します

プロローグ1



久治「あのさあ、聞いてくれよ!!」

久治「せっかく甲子園にまで行ったのにさー!」

久治「補習のせいで俺だけ帰らされたんだぜ!? 悲しすぎるだろ!!」

秀「それは……球田が勉強しないのが悪いんじゃないかなあ」

久治「だってさあ、練習した後ってすげー眠くなるんだぜ?」

秀「それで朝練の後は授業中に寝て、放課後の練習の後も家に帰ったらすぐ寝てるんでしょ? 全然勉強してないじゃん、そりゃ補習受けるハメになるよ」

久治「あのな、教科書はな、睡眠道具なんだよ、開いた途端に眠くなるんだよ、羊を数えるより効果あるぜ」

秀「んなわけないでしょ……」

秀「この前の試験の順位だって……えーと、何位だっけ」

久治「トップ10だ!」

秀「そうそう、悪い方のトップ10だったね、馬鹿なの?」

久治「その馬鹿を治したいからこうして今日お前を呼んだんじゃないか」

久治「なー湯川よー、中学からの付き合いだろー? で、お前進学校に通ってるレベルで頭いいだろー? 勉強教えてくれよぉー」

秀「今までの会話でそんなことだろうと思ったよ……いつもの事だからいいけど」

久治「サンキュー! 持つべきものはやっぱり友だな!」

秀「補習テストの出題範囲ってわかる?」

久治「おう出題範囲の紙もらったんだよ、えーと……どこいったかな」ガサゴソ

秀「バッグの中身くらい整理しなよ……」

久治「えーと、この紙は……違うな」ポイ

秀「投げ捨てちゃダメでしょ……ん? これ広告チラシ?」ヒョイ

秀「えーと、ホームラン競争大会……ああ、今年もやるんだコレ」

久治「ん? あー、街の中だけでやってるわりにミョーに人が集まるよなそれ」

久治「なんでか知らんが夏の甲子園と開催時期が被ってるからどうにも影が薄いけど」

秀「でも球田だって毎年出場してるじゃん」

久治「そうなんだけど、何故か毎年実力者が集まるから中々勝てないんだよなあ、特に去年の優勝者は圧倒的だったな」

久治「今年は甲子園に行く予定だったからこっちは無縁だと思ってたんだが」

秀「補習のせいでその予定も潰えたと」

久治「……よし! 予定を変えてホームラン競争大会、出るか!」

秀「勉強は?」

久治「なんとかなるだろ!」

秀「なんともなってないから補習受けるんでしょ!」

久治「もうさ、甲子園がどうでもよくなってきたんだよなあ、まだ俺1年生だから来年も再来年もあるし」

秀「来年も同じセリフを言わなければいいけどね」

久治「じゃあ行くぞ!」

秀「え、僕も?」

久治「当たり前だろ」

秀「ええー……?」

・球田 久治
現役バリバリの高校球児。
高校一年ながらパワフルな打撃で夏の予選大会を突破して甲子園に行くが、学校で赤点だったために甲子園に着いて数時間でとんぼ返りするハメに。真面目(ただし野球に限る)。
せっかく戻ってきたので毎年参加してる大会に今年も参加する。
パワー A(×1.5)
ミート E(+20m)
弾道 C(30m)
特殊能力『熱血打撃』
パワー倍率が+0.15されます


・湯川 秀
進学校に通う秀才。
成績は常にトップクラスの天才。苦手は運動は持ち前の頭脳でカバーする。
大人しい性格故に中学からの付き合いである久治に押し切られ、大会に参加することに。
パワー E(×1.1)
ミート C(+40m)
弾道 D(20m)
特殊能力『投球解析』
コンマ3つ目の飛距離が+15m加算されます

プロローグ2



大会会場


望「えーと、ここが受付かな」

ローズマリー高城「あら、アラアラ? すごいイケメンがいたと思ったら望ちゃんじゃない!」

望「あ、高崎さん、こんにちは」

高城「こんなところで会うとは思わなかったわぁ、もしかして大会に出るの?」

望「ええ、そうなんですよ」

高城「そうなのぉ! 実は私も大会に参加するの! 私のお店をPRするためにね!」

望「高崎さんのお店は宣伝しなくても人気じゃないですか」

高城「いーえ! 私はもっと上を目指してるの!」

高崎「今はまだ知名度はイマイチだけど、ゆくゆくは全国的に有名になってみせるわ!」

望「でもこれホームラン競争ですよ? どうやってネイルアートの宣伝を?」

高城「とにかく私の名前を知ってもらうことが大事なのよ! この大会、気軽に参加できる割には人が多く集まるから」

望「はあー、そうなんですね」

高城「望ちゃんはなんで大会に? 花屋の宣伝?」

望「いえ、妹に参加するようせがまれましてね、大会で僕が活躍する姿が見たいそうで」

高城「アラァ! それで大会に! 望ちゃんって妹思いね! 私そういうところ好きよ!」

望「はは、ありがとうございます」

高城「そうやってサラッと流すところもステキ!」

高城「それで、妹ちゃんの調子はどう?」

望「そうですね、夏ですから色々と気を遣いますね」

望「少しの間暑い日差しに当たるだけですぐにダウンしてしまいますし」

望「かといって室内で冷房を使うと今度は身体を冷やして体調を崩してしまいますし」

望「水分補給でも冷たいものを飲みすぎるとお腹を下してしまいますし」

望「そして夏が終われば気温が下がりますから、その変化でも体調を崩してしまいますし」

高城「……やっぱり望ちゃん、妹ちゃんに対して過保護じゃない?」

望「え、普通だと思いますけど」

高城「妹ちゃん、迷惑がってない?」

望「それは無いと思いますが……」

望「一緒に野球ゲームしたりしますし、夜は一緒に寝ることも多いですし」

望「あ、でも去年風邪を移された時は参っちゃいましたね、ははは」

高城「はははで済ますのもどうかと思うけれど、それ以前に普通の兄妹は一緒に寝ないと思うわよ?」

望「いや、普通では?」

高城「……まあ、あなた達兄妹がそれでいいならこれ以上は言わないけど」

受付「もうすぐ締め切りまーす!」

高城「あらいけない! 話し込んでたらもうこんな時間なのね!」

望「危ない危ない、早く行きましょう」

高城「ええそうね! 大会、頑張りましょ!」

望「はい!」

花咲 望
花屋の息子の少年。
文武両道、眉目秀麗、老若男女にモテモテな器用万能タイプ。超鈍感やシスコンなどの欠点も見せることで親近感も湧かせる憎いヤツ。
病気がちな妹に頼まれ、大会で活躍することを約束する。
パワー C(×1.3)
ミート D(+30m)
弾道 C(30m)
特殊能力『イケメン補正』
判定コンマが3つから4つに増えます

ローズマリー・高城
女性に人気なネイルアーティスト。
オネェながら綺麗な容姿を持つ上、時折見せる漢らしい姿がさらに女性人気を高めたりしている。
自分自身のPRのため、大会に参加。
パワー B(×1.4)
ミート F(+10m)
弾道 A(50m)
特殊能力『漢フルスイング』
飛距離の最低値が+15mされます

プロローグ3



柊一郎「…………」

柊一郎「…………」

柊一郎「(長いこと剣の腕を我流で鍛えてきたのはいいが)」

柊一郎「(はたして某は強くなっているのであろうか?)」

柊一郎「(何分、ずっと1人で鍛錬してきたので、実感が湧かないのでござる)」

柊一郎「(力が付いていたとしても、それを披露する機会が無ければ宝の持ち腐れであろう)」

柊一郎「(……いかんな、最近は雑念が多い、まだまだ修行が足りないでござるな)」

柊一郎「(集中、集中……)」

柊一郎「(よし、いい感じだ……これなら、攻撃の気配を察知して、即座に反撃が出来)」

まどか「ていっ」コツン

柊一郎「いてっ」

柊一郎「何奴! ってお主か……何をするのだ!」

まどか「何って、寝てたから起こしてあげただけじゃない」

柊一郎「寝ていたのではない、精神統一をしていたのだ!」

柊一郎「それに起こすならもう少し優しく起こせ!」

まどか「やっぱり寝てたんじゃないの、わざわざ起こしてあげたんだから感謝しなさいよね!」

柊一郎「ぐぬぬ、いつからこんなに生意気な童になったのやら……」

まどか「それよりさ、今日も練習付き合ってよね」

柊一郎「某、そんなに暇では無いのだが」

まどか「暇でしょ、のんびり昼寝してたもの」

柊一郎「精神統一だ、鍛錬しておるのだ、鍛錬を」

まどか「年取ると眠くなりやすくなるって言うわよね、おっさん」

柊一郎「某はまだ大学生だ!おっさんではなくお兄さんと呼べ!」

まどか「言動と見た目がおっさんじゃないのよ!」

柊一郎「武士らしいと言え、武士と! 全く、童にはこの渋カッコよさが理解出来ぬか……」

まどか「……確かにカッコいいとは思うけど……」ボソッ

柊一郎「なんだ、今なんと申した?」

まどか「な、な、何でもないわよ!」

まどか「あ、そーだ! 今日はホームラン競争大会があったんだったわ!」

柊一郎「なんだそれは」

まどか「打球の飛距離を競う大会よ、毎年やってるけど知らないの?」

柊一郎「存ぜぬな」

まどか「でしょうね、ならせっかくだからおっさんも一緒に出ましょ」

柊一郎「お 兄 さ ん だ。何故某も出なければいかんのだ」

まどか「いいじゃない別に、どうせ暇でしょ?」

柊一郎「まあ……致し方あるまいな」

柊一郎「はあ、昔は『柊一郎兄ちゃーん』って言いながらカルガモみたいについて回ってきて可愛げがあったというのに」

まどか「そーやって思い出にふけるところがおっさんくさいのよ」

まどか「(それに、今更お兄ちゃんって呼ぶのもなんだか恥ずかしいというか、照れるというか……うぅ)」

柊一郎「それで、その大会とやらはあの子も出るのか?」

まどか「あの子って?」

柊一郎「お主が一方的にライバル視してる者だが」

まどか「あーあいつね、まあ出るでしょうね……って、一方的じゃないわよ! ちゃんとお互いに意識してるわよ!」

柊一郎「はて、真かなぁ? そう思ってるのはお主だけじゃないの?」

まどか「むきー!!」

深瀧 柊一郎
言動と見た目からよく老けてるように見られがちだが大学生。
武士に憧れており、徹底的に演技して徹底的に鍛錬した結果、剣の腕は我流ながら一流。
まどかに誘われて大会に参加するが、はたして剣の腕前は野球で通用するのか。
パワー C(×1.3)
ミート A(+60m)
弾道 F(0m)
特殊能力『剣技・居合斬り』
真芯ヒット時の飛距離が+15mされます


直江まどか
男に混ざって野球をしている女子小学生。既にツンデレの片鱗が見え隠れしている。
女子故にパワーは無いものの、卓越したバッティングセンスでそれを補う。
山科麗が同じ打撃スタイルなので一方的にライバル視しており、その人を超えるために大会に参加する。
パワー F(×1.0)
ミート A(+60m)
弾道 C(30m)
特殊能力『インパクトショット』
真芯ヒットが出なかった時、飛距離が+15mされます

プロローグ4


麗「……」

秀「なんで僕まで参加するハメに……身体を動かすのは得意じゃないってのに」

麗「(ふざけている)」

高城「よぉし、出るからには思い切りかっ飛ばして注目を集めるわよ! うっふぅん!」

麗「(ふざけている)」

柊一郎「さて、某の剣の腕はどこまで通用するか……」

麗「(ふざけている!)」

麗「(見渡す限り、遊び半分で参加してる人ばかり!)」

麗「(こっちは真面目に練習して、真面目にプロ目指して、真面目に大会に参加してるのよ!)」

涼「しゃあ! 受付も終わったし一丁活躍してやっぜ!」

涼の彼女「頑張って! リョウのカッコいいトコアタシにいっぱい見せてね!」

涼「まっかせとけえ! 俺の手にかかればチョチョイのチョイ、だぜ!」

涼の彼女「きゃー! ステキ!」

麗「(うぜえ! 公衆の面前でイチャつかないでよ!)」

涼の彼女「あ、ちょっとリョウ、なんかみんな私たちのこと見てない?」

涼「あれホントだ、だったら俺達の仲を存分に見せつけてやろーぜ!」

涼の彼女「うんわかった!」

麗「(ダメだ、他の場所に移動しよう)」

麗「ふう」

麗「(落ち着いてきたわ)」

麗「(私は本気で野球が好きで、本気でプロの野球選手になろうと思ってるのに)」

麗「(女ってだけでみんな笑い飛ばすだけ)」

麗「(ふん、だったらこの大会で活躍して、私が女だからと見くびったヤツらを全員見返してやるんだから!)」

まどか「ふっふっふ……」

麗「ん?」

まどか「やはりこの大会に参加していたわね、山科 麗!」

まどか「この大会で私の方が上だって思い知らせてあげるんだからね!」

まどか「見てなさい! おーほほほ!」

麗「…………」

麗「(私の知り合いにあんな子いたかしら……?)」

山科 麗
幼少の頃から野球を続けている女子中学生。
長い間練習わ積み重ねてきた打撃はパワー不足でもかっ飛ばす実力を誇る。そして本気でプロ野球選手を目指している。
女だからと馬鹿にする奴らを見返すため、そして高校に入る前に己の実力を試すべく大会に参加する。
パワー E(×1.1)
ミート B(+50m)
弾道 B(40m)
特殊能力『アベレージヒッター』
コンマの一の位が0の時でも真芯ヒット扱いになります


向井 涼
絶賛遊び盛りのチャラ男。彼女持ち。
青春を謳歌しており、運動もソツなくこなす。褒められて伸びるタイプ。
彼女にイイところを見せるために大会に参加。
パワー B(×1.4)
ミート C(+40m)
弾道 F(0m)
特殊能力『ラブマシンガン』
コンマ1つ目、2つ目のどちらかで真芯ヒットが出ると、以降のコンマも真芯ヒットになります

プロローグ兼キャラ紹介終わり、次からやっと本番です
今日はここまで

どもです、続き投下していきます

司会「さーてぇ、時間となりましたので、ぼちぼち始めたいと思いまぁす!」

司会「私が司会進行、そして実況を行いまぁす、よろしくぅ!」

解説「オイラが解説役でやんす、よろしくお願いするでやんす!」

司会「さぁて、このホームラン競争、ルールは単純明快!」

司会「打球をより遠くに飛ばした奴が勝ちぃ!!」

司会「優勝者には豪華賞品をプレゼントするぞぉ!」

解説「なお、今回の大会で使用するボールは、公式野球で使われるものとは違う、よく飛ぶボールを使用しているでやんす」

解説「何が言いたいのかというと……普通に考えてありえない飛距離が出るかもしれないけれどあまり気にするな、ということでやんす!」

司会「場外ホームランも当たり前ぇ! でもうちのスタッフは有能だから、どんな打球でも正確に飛距離を計測してくれるぞぉ!」

司会「対戦はトーナメント制、しかしぃ、対戦相手は毎回ランダムに決定されるぅ!」

司会「相手より遠く飛ばして、最後まで勝ち残れぇ!」

司会「まずはデモンストレーションだぁ! 私と解説の2人で対戦するよぉ!」

解説「ふふふ、高校時代は俊足が持ち味だったオイラに勝てるでやんすかね?」

司会「これはホームラン競争だぁ! 足の速さは関係なぁい!」

解説「はっ!? 言われてみればそうでやんした!?」

司会「さて、小芝居はこれくらいにして、早速実演と行きましょう!」

司会の人
パワー C(×1.3)
ミート D(+30m)
弾道 D(20m)

解説の人
パワー E(×1.1)
ミート C(+40m)
弾道 C(30m)


司会の打撃
コンマ↓1~3

解説の打撃
コンマ↓4~6

これ何回取ってもいいの?
コンマだからどうなのかなと
ダメなら安価下

>>42
コンマの場合であれば、人がいなかったら連取りしても構いません。



司会の人
73×1.3=94
92×1.3=119
70×1.3=91
結果……119m

解説の人
76×1.1=83
02×1.1=02→30
42×1.1=44
結果……83m


司会「よぉし! 私の勝ちぃ!」

解説「ぐぬぬぬぬ! 負けてしまったでやんす!」

解説「上手いこと真芯に当たれば勝てたかもしれないのに!」

※※※
もし>>39のコンマが77だったら真芯ボーナスが加算されて、
77×1.1+40=124m
という具合になり、解説が勝利していました。
※※※


司会「こんな具合で対戦は進行していくぞ! 皆さんご協力お願いしまぁす!」

司会「それでは! いよいよ対戦相手の選考だぁ!」

↓1,2のコンマの一の位で対戦相手が決まります。
1.球田 久治
2.湯川 秀
3.花咲 望
4.ローズマリー・高城
5.深瀧 柊一郎
6.直江 まどか
7.山科 麗
8.向井 涼

数字が被ったり、9,0が出た場合は安価下

7と5なので、麗と柊一郎が対戦します。
しばしお待ちを

麗「あなたが私の対戦相手ね」

柊一郎「ふむ、お主が某の相手であるか」

柊一郎「(この子、まどかがライバル視してた子だった気がするが……どうだったかな?)」

麗「単刀直入に聞くけれど」

柊一郎「む?」

麗「あなたふざけているでしょう!」

柊一郎「……はて?」

麗「これ、何の大会か分かる? ホームラン競争よ?」

麗「なんで武士の格好してるのよ! わけわかんないわよ!」

柊一郎「……まあ、言われるだろうとは思っていたが……」

柊一郎「某はふざけているつもりは無い、至って真面目に武士を目指しておるのだ」

麗「なるほど、あなたが真面目に馬鹿だってことがわかったわ」

柊一郎「(最近のおなごは随分と物言いがキツいでござる……)」

麗「とにかく! あなたみたいなふざけた奴は、私が徹底的にうちのめしてやるわ! 覚悟しなさい!」

柊一郎「うむ……であれば某の剣技、御覧に入れよう」スチャ

麗「まずその模造刀をバットに持ち替えなさい!」

山科 麗
パワー E(×1.1)
ミート B(+50m)
弾道 B(40m)
特殊能力『アベレージヒッター』
コンマの一の位が0の時でも真芯ヒットになります

深瀧 柊一郎
パワー C(×1.3)
ミート A(+60m)
弾道 F(0m)
特殊能力『剣技・居合斬り』
真芯ヒット時の飛距離が+15mされます



麗の打撃
↓1~3コンマ

柊一郎の打撃
↓4~6コンマ

司会「さあ始まりました、対戦カードは山科麗VS深瀧柊一郎!」

司会「最初に打つのは山科麗ちゃんでぇす!」

麗「ふん……あんなふざけた奴に負けてたまるもんですか」

司会「麗ちゃんは小さい頃から野球を続けており、その打撃能力は磨きに磨かれてピッカピカだぁ!」

司会「女だからと甘く見ると、鋭い一撃が飛び出すぞぉ!」

麗「……ふんっ!」ブンッ

カキィンッ!

司会「打ったァ! これはいい当たりだ!」

解説「綺麗なバッティングフォームでやんすね、あれなら力が弱くても遠くに飛ばすことができるでやんす」

司会「飛距離は……122m! なんと私の記録がいきなり抜かれてしまったぁ!」

麗「こんなところかしら」


山科 麗
47×1.1=51
66×1.1+50=122
00×1.1+50=50
結果……122m

※コンマ00は0として扱います(真芯ボーナスは発生します)

司会「さあ続いては現代を生きるサムライ、深瀧柊一郎!」

柊一郎「さて……参る」

司会「我流で鍛えたその剣の腕は一流との噂です!」

司会「しかぁし!? 野球経験はゼロ! 球の投げ方も知らない! こいつなんで大会に出てきたんだ!?」

柊一郎「……」スチャ

司会「おっとぉ? あの構えは一体なんなんだぁ?」

解説「あれは……刀を鞘から抜いてその勢いで敵を斬る、いわば居合の構えでやんすね」

司会「剣の構えかよぉ! バットの構えをしろよぉ!」

柊一郎「……ゆくぞ!」

柊一郎「せえええりゃあッ!!!」ブンッ

コツーーーン

柊一郎「あれっ」

司会「あーーー打っちゃった、あの構えで打っちゃったよ! よく打てたな!」

司会「だがその打撃音はとても頼りなかったぞぉ! 打球の勢いもフラフラしている!」

司会「飛距離は……70mです! やはり剣の腕は野球に通用しなかった!」

司会「だがしかぁし! 私はあの構えからここまで打球を飛ばしたことを褒めたいっ! よくできたな! 負けは負けだけど!」


深瀧 柊一郎
04×1.3=05
49×1.3=67
54×1.3=70
結果……70m

司会「この対戦、勝者は山科麗ちゃんでぇす!」

麗「当たり前でしょ、なんで私が野球未経験に負けないといけないのよ」

柊一郎「ふぅむ、野球とは奥が深いな」

柊一郎「やはり某は野球より武士道の方が向いているな、バットはどうにも振りづらい」

麗「そうね、できれば二度とこの大会に参加しないで頂戴」

柊一郎「(やはり最近のおなごは風当たりがキツい……)」

司会「さぁて、次に対戦するのは誰と誰だぁ!?」



↓1,2のコンマの一の位で対戦相手が決まります
1.球田 久治
2.湯川 秀
3.花咲 望
4.ローズマリー・高城
5.直江 まどか
6.向井 涼

数字が被ったり7~9,0が出た場合は安価下

1と2なので久治と秀が対戦します。
今日はここまで

どもです、そろそろ投下します

秀「いやいやいや! ちょっと待ってよ!」

久治「どうした?」

秀「なんで僕の相手がいきなり球田になるの!?」

秀「勝てるわけないじゃん! ヒョロヒョロモヤシな僕が! 現役高校球児に!」

久治「いーや、いざ本番になるとわからないもんだぜ?」

久治「球場にはマモノが潜むって言うからな! 何が起こるかは誰にも推し量れないぜ」

秀「それ主に守備の方面でだよね、打撃でマモノ云々は聞いたことないよ」

久治「それにお前にはその頭脳があるじゃないか、いい勝負になると思うぜ」

秀「そ、そうかな? そうだといいけどね……」

久治「ただ、この対戦で一つ言えることがあるとすれば……」

秀「すれば?」

久治「この勝負、俺が勝ったな」キリッ

秀「せめて僕がいない所で言ってよ!」

球田 久治
パワー A(×1.5)
ミート E(+20m)
弾道 C(30m)
特殊能力『熱血打撃』
パワー倍率が+0.15されます

湯川 秀
パワー E(×1.1)
ミート C(+40m)
弾道 D(20m)
特殊能力『投球解析』
コンマ3つ目の飛距離が+15m加算されます



久治の打撃
↓1,↓3,↓5コンマ

秀の打撃
↓2,↓4,↓6コンマ

人いねぇ!
自取り

司会「さあ次の対戦は球田久治VS湯川秀!」

司会「先に打つのは久治くんだぁ!」

司会「この久治くん、現役の高校球児でぇす!」

解説「高校一年生でありながらパワフルな打撃翌力を持っていて、今年の夏予選突破に貢献したでやんす」

司会「へえ! てことは甲子園に行ったのか! それはスゴぉい!」

司会「……あれ? だったらなんで今甲子園じゃなくてここにいるの?」

解説「……ま! それはプライバシーということで、言及は避けるでやんす」

司会「プライバシーなら仕方ないなぁ!」

久治「どりゃあ!」ブンッ

カッキィン!

司会「うわぁお! 力強いスイングだぁ! 打球がどんどん伸びていくぅ!」

解説「あのスイングは相当身体を鍛えていないとできないでやんすね」

司会「記録は……なんと148mぅ!」

司会「いきなりすごい記録が飛び出したぞぉ!」

久治「よっし! いい調子!」



球田 久治
特殊能力『熱血打撃』により、パワー倍率が+0.15されます(1.5+0.15=1.65)
90×1.65=148
85×1.65=140
04×1.65=6
結果……148m

司会「さあ次は秀くん!」

司会「この街でもトップクラスの秀才! 勉強なら彼に任せろぉ!」

司会「ただぁし! 運動はからっきしぃ! その頭脳でどこまでカバーできるのか!」

秀「(さて……いままでの様子を見て、どんなボールが来るのかはほぼ把握した)」

秀「(球種はストレート、まあホームラン競争だから当たり前だよね)」

秀「(そして配球はほぼ真ん中だけど、若干のバラつきがある)」

秀「(だけど! そのバラつきの法則性を僕は掴んだ!)」

秀「(あとはタイミングを合わせて、バットを振り抜くだけ!)」

秀「せぇい!」ブンッ

グキッ

秀「ふぐぁぁあッッッ!?!?」

司会「あーーっと! なんか嫌な音がしたぁ! 秀くんうずくまっている!」

解説「どうやらスイングの時に足を捻ったみたいでやんすね」

秀「ぐっくぅ……だ、だ、大丈夫、大丈夫です……ヒューッヒューッ」

司会「顔色が真っ青だ! 脂汗もすごい! 全然大丈夫に見えなぁい!」

司会「あ、飛距離が出たようです、記録は86m!」

司会「久治くんの記録には届かなかったぁ!」

解説「頭ではわかっていても、身体がついてこなかったみたいでやんすね」

司会「お疲れ様でぇす! そしてお大事に!」



湯川 秀
特殊能力『投球解析』により、コンマ3つ目の飛距離が+15mされます
26×1.1=28
19×1.1=20
65×1.1+15=86
結果……86m

司会「この対戦は球田久治くんが余裕の勝利ぃ!」

久治「お、お前……足大丈夫か?」

秀「は、はは、こ、ここ、これくらい、な、なんとも、ないさ……」ガクガク

久治「馬鹿な俺でもわかる! これは大丈夫じゃねえ!?」

秀「……じゃ、じゃあ、僕は応援してるから……が、頑張ってね」

ズキッ

秀「っっっっっ~~~~!?!?」

久治「あ、あ! 俺が背負って医務室まで連れてくから! もう無理すんな!」

司会「えー……秀くんの様子が心配ですが……次に行きましょう」

司会「次に戦うのは誰だぁ!」



↓1,2のコンマの一の位で対戦相手が決まります
1,2.花咲 望
3,4.ローズマリー・高城
5,6.直江 まどか
7,8.向井 涼

数字が被ったり9,0が出た場合は安価下

なんだこの0率、自取り

もうちょっとコンマの取り方考えればよかったかな
4と1なのでローズマリー高城と花咲望が対戦します
しばしお待ちを

高城「あっらぁ! 初戦の相手が望ちゃんだなんて! これはきっと運命ね!」

望「高城さんが相手ですか、御手柔らかに宜しくお願いします」

高城「いーえ! アナタには悪いけれど手加減しないわ! ガンガン攻めるわ!」

高城「恋も勝負もガンガン行ってこそなのよ!」

望「さすが高城さんだなぁ」

望「まあ、僕も頑張らないといけないんですよね」

望「なんてったって、妹が見てますから!」

高城「ふふふ、いい勝負になるといいわね!」

高城「あっ、ところで話は変わってちょっと相談したいことがあるんだけど」

望「え? 勝負直前にその対戦相手に相談ですか?」

高城「……打つ時にネイルアートしてた方がいい宣伝になるかしら?」

望「……さ、さあ、僕にはちょっとわからないですね……」

ローズマリー・高城
パワー B(×1.4)
ミート F(+10m)
弾道 A(50m)
特殊能力『漢フルスイング』
飛距離の最低値が+15mされます

花咲 望
パワー C(×1.3)
ミート D(+30m)
弾道 C(30m)
特殊能力『イケメン補正』
判定コンマが3つから4つに増えます



高城の打撃
↓1~3コンマ

望の打撃
特殊能力『イケメン補正』により、判定コンマが4つに増えます
↓4~7コンマ

司会「次の対戦はローズマリー高城VS花咲望!」

キャー! キャー!

司会「おっほぉ!? 女性達の歓声がすごぉい!」

解説「どちらも女性に人気でやんすからね。くぅー羨ましい! 少しくらいよこせでやんす!」

司会「気持ちはわからなくもないが抑えてくれよぉ!」

司会「先に打つのはローズマリー・高城さん!」

司会「まさかのオネェが大会に参戦! 本業はネイルアーティストです!」

解説「彼、いや、彼女? ……まあ、とにかく腕がいいと評判なのでやんす」

司会「かくいう私の娘もネイルアートをしてもらってるんだよぉ、高城さんに」

解説「それは伴侶すらいないオイラへの当てつけでやんすか?」

高城「いくわよ」スチャ

司会「あ! 高城さん、自らの爪にネイルアートをしております! 実にちゃっかりとアピールしているぅ!」

高城「どっせぇいやああああ!!!」ブンッ

ドガキィン!

司会「ぅわぁお! 凄く男らしい野太い声が響いたァ!」

キャー!!!

司会「観客の女性達もこれにはボルテージアップぅ!?」

解説「この時折見せる男らしい姿が彼女達のハートにズギュンと突き刺さるらしいでやんす」

司会「記録は135m! インパクトがあるのはその見た目だけではなぁい!」



ローズマリー・高城
特殊能力『漢フルスイング』により、弾道の値が+15mされます(50+15=65m)
20×1.4=28→65
97×1.4=135
45×1.4=63→65
結果……135m

司会「次は望くん! 高城さんとはまた別の意味で人気抜群!」

司会「運動もできる、勉強もできる、何よりイケメン! なんだこの完璧超人!?」

解説「ちなみに実家は花屋さんでやんす。本人の印象ばかり先走っていてどうにも気付きにくいところでやんすね」

キャー! ガンバッテー!

司会「しかしこの勝負、歓声の声がすごいですねぇ」

解説「オイラもチヤホヤされたいでやんす! モテたいでやんすぅぅ!」

司会「落ち着いて! どうどう!」

望「……はあ!」ブンッ

カキィンッ

司会「打った! 前評判に違わぬハイレベルなスイング!」

解説「うん、まあ綺麗なスイングでやんすよね」

司会「うーん、このなんとも投げやりな解説! 嫉妬がひどい!」

司会「さて、飛距離は……104m! 高城さんには届きませんでしたぁ!」


花咲望
38×1.3=49
02×1.3=02→30
80×1.3=104
41×1.3=53
結果……104m

司会「この勝負、勝ったのはローズマリー・高城!」

望「あー、負けちゃったかあ……やっぱり高城さんには適わないですね」

高城「ふっふぅん! 若い子相手にはまだまだ負けてあげないんだから!」

望「……」キョロキョロ

高城「あら、誰か探してるの?」

望「ええ、妹が応援に来てると聞いたんですが」

望「すいません、医務室ってどっちですか?」

高城「妹さん、医務室に運ばれてる前提なのね」

望「だって、今日は快晴で日差しも暑いし、観客は皆さんハイテンションなんですよ」

望「これで倒れない方がどうかしてます! 太陽と観客の熱気で絶対倒れてます!」

高城「ある意味信頼感が強いわね……」

望「いけない、考えたらすごく心配になってきた、ええとええと、医務室はどっち? こっちか!」オロオロ

高城「落ち着きなさい! そっちは女子トイレよ!」

キャー!

司会「あー、いろんな意味で女性の叫びが止まりませんが、次に行きましょう!」

残っている直江まどかと向井涼の2人が対戦します
今回はここまで

どもです
続きいきます

まどか「ふーん、アンタが相手ね」

涼の彼女「あ、子供が相手なんだ……」

涼「しゃあ! ズバーンって勝ってババーンってイイトコ見せてやるぜ!」

涼の彼女「あっうん、でも子供相手だから程々にね?」

涼「はっは、誰が相手でもヨユーヨユー!」

涼「まあ涼ならそうだろうけど、だから手心をさ、ね?」

涼「見てろよ! 俺のアーチを君の心に届けるぜ!」

涼の彼女「……あ、う、うん」

まどか「……こっちに見向きもしないわね」

まどか「まあいいわ、ここでガツンとかまして、私が勝つんだから」

まどか「私のライバルは一回戦突破してるし、ここで躓いてられないわ」

直江まどか
パワー F(×1.0)
ミート A(+60m)
弾道 C(30m)
特殊能力『インパクトショット』
真芯ヒットが出なかった時、飛距離が+15mされます

向井 涼
パワー B(×1.4)
ミート C(+40m)
弾道 F(0m)
特殊能力『ラブマシンガン』
コンマ1つ目、2つ目のどちらかで真芯ヒットが出ると、以降のコンマも真芯ヒットになります



まどかの打撃
↓1~3コンマ

涼の打撃
↓4~6コンマ

司会「さてぇ、次の対戦は直江まどかVS向井涼!」

司会「先に打つのはまどかちゃん!」

司会「小学生ながら大会に参戦! この大会はどんな年齢層も参戦できるのがウリなのでぇす!」

司会「しかし、まどかちゃんは男子に混じって野球をプレーしているツワモノだぁ!」

解説「彼女の天才的なバッティングセンスは、一目見たらビックリするでやんすよ」

司会「さあ行ってみましょう!」

まどか「……せいや!」ブンッ

カキィンッ

司会「おお、飛んだぁ!」

解説「スイングに最適な動きを無意識のうちに習得してるでやんすね」

解説「まだまだ荒削りな部分は多いでやんすが、その分伸びしろがあるということでやんす」

司会「これが彼女の持つポテンシャルです! 将来が楽しみですねぇ!」

司会「さて飛距離は! 95m!」



直江まどか
真芯ヒットが出なかったため、『インパクトショット』により飛距離が+15mされます
80×1.0+15=95
17×1.0+15=32
04×1.0+15=19→30
結果……95m

司会「続きまして、涼くんの打つ番です!」

司会「彼は、まあ、よくいる学生さん、という感じですねぇ」

司会「フツーに青春を楽しんでいる模範的な高校生と言えます!」

解説「ちなみに彼女持ちでやんす、さっきから見せつけられてるでやんす、爆発しろ」

司会「解説ぅ! 私怨が漏れてるぅ!」

涼「あらよーーー!」ブンッ

カッキィン!

司会「おー打った打った! いい感じに飛んでいるぅ!」

解説「野球に慣れていないような動きでやんすが、これでも飛ばすということは彼はそこそこに運動神経がいいでやんすね」

司会「さあ結果出ました! 記録は112mでぇす!」

向井涼
80×1.4=112
28×1.4=39
51×1.4=71
結果……112m

司会「この勝負、向井涼くんの勝ちです!」

解説「どちらも悪くない感じでやんしたが、子供と大人の差が出た感じでやんすね」

涼「ウエエェェエーーーイ! 俺の勝ちぃーーー!」

涼「俺の時代キターーー!! やっふぅぅーーー!!」

まどか「ま、ま、負けたーーっ!?」

まどか「まさか初戦負けだなんて! く、悔しいぃー!」

涼「これが! 俺様の実力さぁー!」

まどか「う、うぅ……」ジワッ

涼「うぇっへっへーーいww」

涼の彼女「ちょっと涼」

涼「おうマイハニー! 俺の活躍見てた? 心に届いた? ズギュンてした!?」

まどか「っ!」ダッ

涼の彼女「彼女、泣いてたわよ」

涼「え? 嬉し泣き?? やだなあそこまで言われたら照れちゃうなぁー」

涼の彼女「……相手のこと配慮できてる?」

涼「え、相手? そーいや相手見てなかった! でも俺が勝ったからどーでもいーよね!」

涼の彼女「私、相手に配慮できない人、嫌いなの」

涼「あーあー! それ分かるわー! 空気読めよって思うよなー!」

涼の彼女「……人の話も聞かない人も嫌いなの」

涼「わかる! すごいわかる! 聞いてないくせしてウンウン頷く奴ってムカつくよなー!」

涼の彼女「…………っ!」バシッ

涼「いってぇ!? え、な、何?どしたの?」

涼の彼女「涼のバカっっ!!」ダッ

涼「あ、ちょ! え……え? 何? 何がどういうこと?」

司会「あー、修羅場は他所でやってほしいですね」

司会「次の対戦に行きましょう!」

★能力強化イベント

一回戦を突破した方々は、いずれかの能力をランダムで一段階強化させることができます(最大Sまで)
以下のコンマでどの能力が強化されるか決まります

00~29……パワー
30~59……ミート
60~89……弾道
90~99……全部

↓1コンマ 山科麗の強化
↓2コンマ 球田久治の強化
↓3コンマ ローズマリー高城の強化
↓4コンマ 向井涼の強化

自取り

山科麗のパワーが強化されました
パワー E→D(×1.2)
ミート B(+50m)
弾道 B(40m)


球田久治のミートが強化されました
パワー A(×1.5)
ミート E→D(+30m)
弾道 C(30m)


ローズマリー高城のミートが強化されました
パワー B(×1.4)
ミート F→E(+20m)
弾道 A(50m)


向井涼のミートが強化されました
パワー B(×1.4)
ミート C→B(+50m)
弾道 F(0m)

★特殊能力習得イベント

一回戦を突破した方々のうち、最大2人が新たな特殊能力を習得できます


↓1,2コンマ 得能を習得できる人
00~24 山科麗
25~49 球田久治
50~74 ローズマリー高城
75~99 向井涼

同じ人が2回当たったら、その人が得能を2つ習得できます

山科麗と向井涼が特殊能力を習得します
次回、得能習得イベントと、負けた方々のエピローグを予定
今日はここまで

どもです、続きやります

負けエピローグ1



秀「いててて……」

秀「無理矢理大会に参加させられた上に、怪我までするとか」

秀「よくよく考えたら散々な一日だったなあ……」

秀「いっつ……」

秀「こりゃ一人で歩くのは難しいかな……球田に松葉杖でも持ってきてもらおうか」

秀「……」

秀「うーん……暇だな」

秀「球田の次の試合までまだ時間があるからなあ」

秀「宿題でもするか、夏季休暇の課題が沢山あるし」ガサゴソ

秀「あれ、英語の宿題しか持ってきてなかったか、そういや球田に無理やりここに連れてこられたからなあ」

秀「さて、範囲は……」

女の子「あれ、それ英語の教科書?」

秀「え? うん、そうだけど」

女の子「もしかして、高校生の人?」

秀「うん」

女の子「……あ、あの! よろしかったら、私の宿題も手伝ってもらえませんか?」

秀「えーと……」

女の子「あ、すみません、いきなりで失礼ですよね」

女の子「小さい頃から病気がちで友達少ないから、人との接し方が分からなくて……」

秀「ああいや、暇だから大丈夫だよ、ただ僕は高1だから勉強範囲が合ってるかわからないけど」

女の子「あ、私も1年生なんです! よかったあ同学年で」

秀「あ、そうなんだ、じゃあ僕のわかる範囲だったら教えてあげるよ」

女の子「ありがとうございます!」

望「はーあ、初戦で負けちゃったよ」

望「妹にいいところを見れられなかったなあ」

望「その妹も結局日差しでダウンして医務室にいるって聞いたし」

望「医務室と女子トイレを間違えて引っぱたかれたし……何故か一緒に写メることで許してもらえたけど」

望「今日は兄妹揃って散々だったなあ……ここが医務室だな、うん確認した、女子トイレじゃないよな、よし」

望「失礼しまーす、妹ー、いるー?」

女の子「ふんふーん♪ あ、お兄ちゃん、お見舞いに来てくれたんだ」

望「(あれ、なんだか上機嫌だな)」

女の子「初戦で負けちゃったんだって? 残念だったね」

望「いやあ面目無い。身体は大丈夫?」

女の子「少し横になったらだいぶ楽になったよ」

望「それならよかった……えーと、なんか機嫌よさそうだね?」

女の子「あ、やっぱり分かる? あのね、友達ができたの!」

望「友達? ここで?」

女の子「うん、医務室で。勉強教えてもらったんだー」

望「えっ、勉強ならお兄ちゃんが教えてあげるのに」

女の子「あのね! その人すごく勉強できるの! お兄ちゃんとは比べ物にならないんだから」

望「え、ええ、マジ?」

女の子「あとね、連絡先交換した! また今度勉強教えてもらうの」

望「!? そ、その、友達ってさ……女の人だよな?」

女の子「え? 男の人だけど」

望「なーー!? お、お兄ちゃんは許しませんよ!!」

女の子「何言ってんの?」

女の子「あ、あとね、今日から寝るときは別々にしようね」

望「えええ!?、どどどどうしたんだ! 熱でもあるのか!?」

女の子「無いってばー、その友達が言うには」


秀『いや、その歳で兄妹一緒に寝るのはおかしいでしょ。風呂なんて言語道断、アホじゃないかと』


望「……お、おかしかったのか? 一緒に寝るのって……」

女の子「それでね、途中で友達の友達も来て、その人が言うには……」


久治『一緒に寝るなら好きな人と寝るもんだろ』

秀『いきなり何言ってるの?』

女の子『あ、それじゃあ秀さんと一緒に寝る!』

秀『ぶっ!!!!!??』

久治『おお? お前うまいことやったなあ、幸せにな』

秀『そそそそんなんじゃないよ! ていうかさっき初めて会ったばかりだよ!!』

女の子『???』


女の子「って感じで。私何か変な事言ったかな?」

望「うわあああああああああ!!! 妹が兄離れしたあああ!」

女の子「お、お兄ちゃん??」


負けエピローグ1
おわり

負けエピローグ2



まどか「…………」

柊一郎「ここにいたのか、探したぞ」

まどか「……なによ、ご苦労な事ね」

柊一郎「……まあその、なんだ、元気を出すでござる」

まどか「……」

柊一郎「あー、なんだ……そう! あまり気に病むことはない」

柊一郎「某だって初戦で負けたのだからな」

まどか「そりゃあんたは野球なんてやったことないんだから当たり前じゃない」

柊一郎「ぬ……だったら、その……そう! 人生一度や二度の挫折は当たり前である!」

柊一郎「そういった壁にぶつかった時にまた立ち上がることが強くなる秘訣なのだ」

まどか「そういうあんたはいろんな所でいろんな壁に激突してそうね」

柊一郎「ぬぬぬ、わりと本当だから困る……」

まどか「……だからあんたは強いのかもね」

柊一郎「む? 某は初戦負けと……」

まどか「そうじゃなくて、あなたの生き方だと、十中八九壁にぶつかるでしょ」

まどか「それでもなおその生き方を貫いてるんだから、すごいと思うわよ」

柊一郎「……あー、そうか?」

まどか「そう」

柊一郎「ふむ……某は強いか……」

まどか「……」

柊一郎「……ふふふ」

まどか「強いって言われて喜んでんじゃないわよ!」

まどか「やっぱりあんたって何も考えてないのかもね」

まどか「だから能天気に武士ごっこやってるんでしょーね!」

柊一郎「ぬぐ! 褒めたと思えば相変わらずの減らず口を……」

まどか「あーあ! あんたを見てたらなんかバカバカしくなってきたわ」

まどか「よし! これから特訓するから、少し付き合いなさい!」

柊一郎「……ふう、致し方あるまい」

柊一郎「やはりお主はそうやって勝気に笑っている方がめんこいと思うぞ」

まどか「メンコイ?」

柊一郎「あー、伝わらんか、かわいいという意味だ」

まどか「へっ!? か、かわっ!?」

柊一郎「む? 何赤くなっておるのだ、もしかして照れておるのか? んんー?」

まどか「うううるうるう、うるさいわね!! いいからついてきなさいよ、おっさん!!」

柊一郎「だからおっさんではない!!」

まどか「じゃ、じゃあ……し、柊一郎兄ちゃん……」ボソッ

柊一郎「あ! 聞き逃さなかった! 聞き逃さなかったけど今のもう一回! もう一回申して!」

まどか「あーー! ナシ! もうナシだかんね! もう言わないから! ゼッタイ言わないから!!」



負けエピローグ2
おわり

特殊能力取得イベント・山科麗


麗「初戦は難なく勝てたわね、まあ相手が相手だったからね」

麗「さて、次の対戦までまだまだ時間があるわね」

麗「何をしてようかしら……」

麗「……暑いわね、喉が渇いてきたわ」

麗「何か飲み物を……自販機、どこかしら」

麗「誰かに聞いてみようかな」


↓1
1.湯川秀
2.花咲望
3.直江まどか
4.深瀧柊一郎

誰かひとり選んでね

麗「あの……」

柊一郎「む?」

麗「あ、コイツってさっき対戦したアイツ……」

柊一郎「何なのだコイツとかアイツとか、おっさん呼ばわりする奴といい、最近のおなごはいささか生意気であるな」

麗「あんたには用はないわ、それじゃあ」スタスタ

柊一郎「いやいや、待たれ! 用があって話しかけたのだろう!?」

麗「用はあったけど今無くなったわ」

柊一郎「ぬぬぬ……そうだ!」

麗「何よ?」

柊一郎「某に勝った褒美として、某の剣技の一部を伝授しよう」

麗「いらないわよ、野球に使えなさそうだし」

柊一郎「そうだな……では宮本武蔵と佐々木小次郎、どちらかを選びたまえ」

麗「いらないって言ってるでしょ!」

柊一郎「さあ!」

麗「…………」


1.宮本武蔵
2.佐々木小次郎
3.だからどうでもいいわよ!

↓1
どれか選んでね

麗「(これは何か答えないと延々と付き合わされそうね……)」

麗「じゃあ佐々木小次郎で」

柊一郎「随分投げやりだが……佐々木小次郎だな、わかった」

麗「はいはい」

柊一郎「佐々木小次郎と言えば燕返しが有名だが」

柊一郎「この俺流の燕返しの技を伝授しよう!」

麗「そう、どうでもいいわ」

柊一郎「まず構えはこう、そしてこう振りかざして」

柊一郎「こう振った後はこうやって、ギュンッ! とやればスペパァンッ! となって」

麗「教え方がヘタクソすぎる!!」

柊一郎「え? あ、そう、まあ人に教えることはあまりした事がないからな」

柊一郎「致し方あるまい、であれば見て覚えろ!」

麗「……」スタスタ

柊一郎「あ! 待たれよ! 待ってください! お願いだから!」



山科麗は特殊能力『剣技・燕返し』を習得しました。

『剣技・燕返し』……コンマに5,4,6のいずれかが含まれる場合、飛距離が+5mされます

特殊能力取得イベント・向井涼



涼「マイハニーーーー!」

涼「どこに言ったのマイハニーーーー!」

涼「ぜえ、ぜえ……」

涼「マァイハニィィーーー!!!」

涼「マイハ、ゲホッ、げっふん!」

涼「はひぃ……どこ行ったんだよぉマイハニィ」

涼「……闇雲に探してても仕方ないか、誰かに聞いてみよう」


↓1
1.湯川秀
2.花咲望
3.直江まどか

誰かひとり選んでね

涼「あの! すんません!」

まどか「何? ってあんた、私の対戦相手の……」

涼「マイハニー、どっかで見なかった!?」

まどか「あー、あんだけイチャついてた彼女? やっぱり愛想つかされたのね」

涼「そ、そんなことは……いやそうじゃなくて! どこ行ったか知らない?」

まどか「どこに行ったかは知らないけど……手っ取り早く見つける方法ならあるわよ」

涼「え、マジで!? 何何?」

まどか「この大会で大活躍することよ!」

涼「へぇ?」

まどか「きっとどこかであんたのことを見ているはずだから、かっこいい姿をガツンと見せてやればいいのよ! 多分」

まどか「そしたら、彼女も戻ってくるんじゃないかしら、多分」

涼「あー……言われてみればそーかも!」

まどか「ただ、大会の参加者は実力者揃いだから、あんたの実力じゃ難しいかもねー」

涼「えー! そんな!」

まどか「私でよかったら、ちょっとしたコツを教えてあげてもいいわよ」

涼「へー! おじょーちゃん野球できんの? うめぇの?」

まどか「トーゼンよ!」

涼「へー、へー! じゃあオナシャス!」

まどか「(この人、私がさっき戦った相手だってことに本気で気付いてないわね)」

まどか「私が教えられるのはこんなものだけど……どれがいいか選びなさい」


1.少ない力でも飛距離を伸ばす方法
2.クリーンヒット時にさらに飛距離を伸ばす方法
3.打ち損なった時でも飛距離を伸ばす方法

↓1
どれか選んでね

涼「じゃあじゃあ、打ち損なった時にでも飛距離が伸びるヤツ!」

まどか「あーそれね、いいわよ」

まどか「まあ簡単な話よ、スイングしてボールとバットが当たる直前に身体を前に押し出すの」

まどか「そうすればヘボい当たりでもそれなりに飛距離が伸びるようになるのよ」

まどか「なんか私の打ち方が無意識でそれになってるんだって、自分ではよくわかんないけど」

涼「ふむふむ、打つ直前に体を前に」

涼「どれ、よっ」ブンッ

まどか「あら、聞いただけでそこそこ出来るのね」

涼「当たり前だろ」

涼「愛の力に、不可能は無いんだぜ!!」

まどか「……あ、そう」

涼「お前も頑張れよ、恋する乙女!」

まどか「ここ恋!? な、なんで私が恋する乙女なのよ!?」

涼「見ればわかる。俺そういうのには敏感なのさ」

まどか「(彼女のことに関してはドンカンなクセして……)」

涼「お礼として恋愛の指南をしよう! 遠慮すんなって!」

まどか「い、いいわよ別に! それじゃ!」ダッ

涼「あ、逃げちった」



向井涼は特殊能力『インパクトショット』を習得しました

『インパクトショット』……真芯ヒットが出なかった場合、飛距離が+15mされます

司会「さぁてぇ、これで1回戦はすべて終了しましたぁ!」

解説「結構時間がかかったでやんすね」

司会「まあ、総勢128人の参加だからね」

解説「改めて聞くと多すぎるでやんす」

司会「お子ちゃまからお年寄りまで幅広く参加できるのがこの大会の強みなのでぇす!」

司会「1回戦が終わって残り64人! これから2回戦の始まりだァ!!」

司会「それでは! 対戦相手の抽選を行いまぁす! 誰と誰が戦うのか! どうぞ!」



↓1,2のコンマで対戦相手が決まります

00~24 山科麗
25~50 球田久治
51~74 ローズマリー高城
75~99 向井涼

数字が被ったら安価下

球田久治と向井涼、山科麗とローズマリー高城が対戦することになります
続きはまた今度

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