肇「と、言うわけで」バンッ


文香「肇さん…まだ、何も説明して貰っていないのですが…」


フレデリカ「こたつ叩くとコップ倒れちゃうよー」


杏「それ以前にいつの間に掘り炬燵なんて作ったのさ。杏の家に」


肇「私が何を言いたいのか、表情で察して下さい」


杏「めんどくせぇ…」


フレデリカ「掘り炬燵育成キット使ったらあっという間だったよー！」


文香「説明書には、肇さんが適度なサイズの穴を掘って下さい、後は組み立てるだけです、としか表記されていませんでしたが…」


肇「そう、それです。最近、あまり私達に良くない風潮がありますよね？」


杏「片す時ちゃんと床綺麗に直しておいてね」


フレデリカ「フレちゃん太鼓の名人持ってきたよー」


文香「食後の運動にぴったりですね」


肇「話進めていいですか？」

杏「まぁ分かるよ。なんか面白芸人集団だと思われてる節あるからね」


フレデリカ「アタシは杏ちゃんとコンビ組んでるからねー」


肇「確か、フレデリカと杏でフレンズでしたっけ？」


文香「ものすごく、お笑いコンビ感が…」


杏「なんでこうも杏はユニット名に恵まれないんだろ」


肇「その点、私と文香さんは良いですよね」


文香「月下氷姫…素敵なユニット名です」


杏「なんだろ、コンビの時はまぁ認識マシだけど四人集まるとアレなのかな」


肇「大元のスリーエフと言うユニット名がユニット名ですから…」


フレデリカ「Fで纏めるって雑だよねー」


肇「それ以前にスリーじゃありませんから」

肇「と、言うわけでです。まぁ個人個人の問題は置いておくとして」


杏「まだ組んでない二人組でユニット名考えよう的な感じ？」


フレデリカ「じゃーアタシ文香ちゃんと組もっかなー」


文香「ユニット名は…頑張る受験生達へ、で…」


杏「そろそろそのシーズン終わるよ」


肇「私達はどうしますか？杏ちゃん」


杏「恥じんず？」


肇「スリーエフの方がまだ良かったですかね…」

フレデリカ「あ、交換といえばねー。太鼓の名人にアタシ達の歌が追加されたんだってさー」


杏「代わりにデレステにエンドリが来るらしいね」


肇「エンドリは有名ですね。昔は裏への入門曲でしたし、譜面を覚えている方も少なくないと思います」


文香「太鼓の名人と言えば、なところもありますからね…後は、キラメキや夏の祭りでしょうか？」


杏「あー、話してたらやりたくなってきたよ」


フレデリカ「じゃー早速セットしよっか」


杏「待ってどうやってアケサイズの太鼓運んで来たの」


肇「しかも四つも…」


文香「ふふ、頑張りました」フンスッ


フレデリカ「まぁプロデューサーに手伝ってもらったんだけどねー」

フレデリカ「操作方法は分かる？」


杏「分かってるよ。カッの部分で曲選んでドンで決定だよね」


文香「あら…？必殺技は、どのコマンドで…」


肇「そう言うゲームじゃありませんから…」


フレデリカ「曲はどーする？」


杏「最初だしおねシンでいいんじゃない？」


フレデリカ「最近長押しスライド追加されて難しくなったよ？」


杏「だからゲームが違うって」

杏「さーて、久しぶりだね」


フレデリカ「クビくいっくいっ、ってしたくなるよねー」


杏「それはミスった時だね」


文香「あ、そう言えば…少しばかり、ルールが増えたそうです」


肇「デンデンやアイテムは昔からありましたが…なんでしょう？」


フレデリカ「確かねー、リンクマーカーってのが追加されたらしーよ？」


杏「みんなで同時に押したら加点みたいな？」


文香「エクストラからSSするノーツは、基本一人一個までと言う…」


杏「もはやOCGまで飛んだね」


肇「習うより慣れろです。始めましょうか」

チャラララオーネガイー


フレデリカ「どん！どん！かっ！」


杏「いや音声認識システムじゃないから」


フレデリカ「あ、でも反応してるよー」


文香「……」ドカッドドカッドドカッドカドッ


肇「文香さんが凄い表情で叩いてますね…」ドッカッ


杏「全部ミスってるけどね」


フレデリカ「どんどんかっ！どんどんれんだー！！」


文香「……」ドンドンカッ！…バンッ！


杏「ごめん思ったよりうるさい。やめよっか」

フレデリカ「静かに出来るデレステやるー？」


杏「そーだね。せっかく身内での協力ライブ追加されたみたいだし」


肇「ライブに参加させるアイドルも選べるようになりましたからね」


文香「では…私は当然、自分の限定SSRを…」


杏「杏も自分のだけど…みんなの為に回復SSRにしとこうかな」


フレデリカ「じゃーフレちゃんオバロで」


肇「コンボナオバロ回復とバランスが良いですね。では、私は普通のSSRで」


杏「全員Voで良いね。それじゃ…やろっか！」


肇・フレデリカ・文香・杏「デュエッ！」

杏「一曲目は…うっわ、あんきらmas+じゃん」


フレデリカ「回復いて良かったねー」


文香「どうせですし…自分の曲の場合、歌うというのはどうでしょう？」


肇「あ、でしたら四人で歌いたいです」


杏「良いけどちゃんとクリアしないとポイント不味くなるからね」


フレデリカ「にゃっほー！アタシ達、フレンズ、うたいまーす！」


杏「歌詞ちがう」


文香「…ええと…えー、そんな事より焼肉食べたいです…」


杏「言ってないよ」


肇「かーみーさーまがくーれたー」


杏「スリーエフ謎の薄荷推しなんなの？」

杏「…ふぅ、オバロいて5ミスか…」


フレデリカ「アタシが…負けるなんて…」


杏「そりゃオバロでゴリゴリ削られるからね」


肇「回復がいなければ即死でした…」


文香「大切なのは、挑んだと言う事実です。結果は後からついてきますから」


杏「結局クリア出来たの二人だけかー」


フレデリカ「次行ってみよー！」

肇「次の曲は…サマカニmas+ですね」


杏「なんか選曲エグくない？」


フレデリカ「あんきらあんきら！」


文香「そーしゃるうぃーだんす？」


杏「もうこれプレイせず歌って踊るだけの方が楽しめるんじゃないかな」


肇「あ、くちびる2000追加さてるんですね」


杏「普通にチューリップmas+でいいじゃん」

杏「あーごめん。もうドリンク切れちゃった」


フレデリカ「近くにコンビニあるよー？」


杏「今月しんどい」


肇「では、そろそろお昼にしましょうか」


文香「今日は豪華に…蟹鍋です」


杏「昼から学生が食べるもんじゃないね」


フレデリカ「朝獲ってきたんだー」


杏「あー、どうりで疲れてるなーと思ったら」


肇「普段家に集まらせて頂いてますから、こう言う形でお返ししていこうと」


杏「蟹は通貨だった」


文香「七輪があれば良かったのですが…」


肇「あ、でしたら直ぐお作りしますよ」


杏「こんなんだからバラエティ集団とか言われるんだよなぁ」

フレデリカ「バランスは悪くないユニットなんだけどねー」


文香「戦略、知識、近接、特殊と、ユニットとしては綺麗に纏まっていますから」


肇「それ私近接枠じゃありませんか？」


杏「そもそもアイドルユニットってそう言うもんじゃないからね？」


文香「肇さんが加入するまでは、作戦は立てられても実行に移せないと言う残念なユニットでしたから」


杏「文香ちゃんは何と戦ってるのさ」


フレデリカ「戦えー」


肇「多々買わなければ、生き残れない…！」


杏「(限定SSR)出してー！出してくれ！サイゲさん！サイゲさーん！」

フレデリカ「そろそろ怒られそうだからやめよっか」


文香「杏さん…少しばかり、騒がしいですよ？」


杏「軽くケンカ売ってる？」


文香「原価で売りますよ…ケンカだけに。んふっ」


杏「玄関はあっちだよ」


フレデリカ「現環境じゃフレちゃんは剣かうるさく騒ぐしかないかなー」


肇「フレデリカさん。厳格な採点の結果、減点です」


フレデリカ「あちゃー、何点？」


肇「0点です…原点だけに」


フレデリカ「やっぱりそこが難点だったかー」


杏「さっむ…カレー食べたくなって来た」


フレデリカ「カレーならご飯よりナン、ってねー」


文香・肇・フレデリカ「なんて、ね！」


杏「…コタツあって良かった」