ルパン「愛しき女神の涙」 (45)
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―ルパンのアジト―
ルパン「ふんふんふ~ん♪ どーお次元ちゃん、今日の俺様?」
次元「いつもと変わらないサル顔だよ」
ルパン「またまた~……ふふふ~ん♪」
次元「なんだ、今日はやけに機嫌がいいじゃねえかルパン」
ルパン「そりゃもうね、ヌフフフフ……!」
次元「そんなに魅力的かね、今回のターゲットが」
五ェ門「違うぞ次元。これほどまでに舞い上がっている時は、大概が不二子絡みだ」
次元「なんだデートかよ」
ルパン「美術展は明日。なのでー、今日は自由行動ってことでほいならっ」ガチャッ
次元「ルパンも学ばねえな。不二子のどこがいいんだか理解に苦しむぜ」
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注意
『ルパン三世』のオリジナルSSです。
原作、アニメ、TVスペシャルなどとの相違点あり。
パラレルワールドだと思って読んで頂けたら幸いです。
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―パリ・凱旋門前広場―
ルパン「……っ」シュボッ
警備員「ミスター、ここは禁煙です」
ルパン「ああそう……」
ルパン「……だぁー! 天下のルパン三世様がなんだよこのザマ!」
不二子「まるで初めてデートする男の子みたいよ」
ルパン「どわぁっ!? って、不二子……?」
不二子「どうしたのルパン、そわそわしちゃってあなたらしくもない」
ルパン「い、いや久々のデートなもんでさ。
ちっと調子狂っちゃったかな~、なーんてヌフフフ!」
不二子「あらそう。今日はきちんと紳士としてエスコートして頂戴ね」
ルパン「任せとけって」
――――
―パリ とある美術館―
不二子「これが、今回狙うお宝ね」
ルパン「そう。出どころ不明の名画、『呪われし姫君』だ」
不二子「素敵じゃない……」ウットリ
ルパン「……なぁ不二子? こうして2人で美術鑑賞なんて、
まるで出会った頃に戻ったみたいで懐かしい――ってあら?」
不二子「さ、ランチにしましょ。私お腹すいちゃったわ」スタスタ
ルパン「……口説き甲斐のないやつ」
――――
―とあるレストラン―
ルパン「もぐもぐ」
不二子「……ねぇ、ルパン?」
ルパン「んー?」
不二子「『呪われし姫君』、私にプレゼントしてくれないかしら……?」
ルパン「ん……アジトのレイアウト変えるのに使おうと思ってるのよねー」
ルパン「それに、あいつらがうるせぇしな~」モグモグ
不二子「また別の絵を飾ればいいじゃない。ねぇ、おねが~い……」
ルパン「……んも~、しょーがないな~。その代わり盗んだあと麗しき姫君には、
デートの続きをしっぽりと~……」
不二子「もう、ルパンのエッチ!」
ルパン「あいたっ!?」
――――
――
銭形「ふむ……これが予告にあった『呪われし姫君』ですか」
美術館館長「ええ。この絵はうちの美術館の目玉、盗まれたら一大事です……」
銭形「……分かりました、厳重な警備態勢を張りましょう。
絵画はこの銭形幸一が全力で守ってみせます!」
――――
銭形「ルパンめ、今度こそお縄を頂戴してやるからな……」
ガチャッ …バタン
?「やっと帰ってきたか、ゼニガタの旦那」
銭形「……下見も重要な仕事の一環だ」
ブウゥゥゥゥン―…
?「無駄だよ無駄。出てきたところを叩いちまえばいいんだよ、
下見なんて全然イカさねえ」
銭形「コール特殊捜査官。貴様はルパンのことを甘く見過ぎているぞ。
逃げることと盗むことに関しては、奴は超一流だ」
コール「はっ! 生死を問わなきゃ俺はアンタ以上だぜぇ……?」
銭形「――っ! そんなことは絶対にさせんぞ!」
コール「長官から直々に許可は頂いてんだ。
まあ精々捕まえられるよう頑張ってくれや、ケッケッケ!」
銭形「むぅ……」
銭形(畜生め、こんな奴を雇って長官は何を考えてるんだ……)
――――
――
―夜 フランス ルパンのアジト―
次元「それで、バカみたいな約束しちまったってか」
ルパン「まあ全世界津々浦々、
もっと素晴らしい絵画なんて幾らでもあるってことでさ?」
五ェ門「帰る」スクッ
ルパン「ちょ、ちょっと待ってよ五ェ門ちゃん……って、やけに準備がいいじゃない」
五ェ門「いつものことながら、何も持たずに出て行くというのも、
何かと不便でな。ではさらば」
ガチャッ…バタン
次元「俺もパスだ。不二子のために働くなんざごめんだね」
ルパン「次元までー……でも荷造りしてないじゃないの~?」
次元「俺はアナログな五ェ門とちげぇからな。
カード一枚でなんとかなるんだよ」
ガチャッ
次元「……言っておくがなルパン。不二子のために仕事してちゃあ、
いずれおまんまの食い上げだぜ」
バタンッ
ルパン「……きーっ! 友達甲斐のない奴らめ……いいもんね!
不二子ちゃんのためなら1人でなんでもやっちゃうもんねー!」ドサッ
ルパン「……、ふぅ……」カチッ カチッ…… シュボッ
ルパン「……わからねえさ、あいつらには」
ルパン「まあでも、あいつらの言いたいこともよーく分かる。
確かにずっと不二子ちゃんに舐められっぱなしだし……」
ルパン「……ふ~~~む」
――――
――
―次の日―
不二子「どうやら次元と五ェ門は口説けなかったようね」
ルパン「ほっとけあんな奴ら……絵画の一枚くらい俺と不二子だけで十分さ」
不二子「期待してるわよ、ルパン」
ルパン「んじゃ、手筈どおりにいこうじゃないの」
――――
―とある美術館―
銭形「絶対に油断するな。奴はどこから現れるか分からん、
細心の注意を払うように」
警官隊「はっ!」
美術館館長「警備の方、どうかよろしくお願いします……」
銭形「お任せください」
銭形「さーて、どっからでも出てこいルパン……」
コール「へっ、イカさねぇ……」スッ
銭形「おい、どこに行く気だ!」
コール「うまいワインを置いてある店がちけえんだ。
警備の方は任せたぜ~、ケケッ」
銭形「ヌヌヌヌ~……! このことは職務怠慢として上に報告してやるからな~!!」
――――
ジィーーーーーーーーー…
ルパン「あららら~すごい人数……あいっかわらず厳重な警備だぜ」
ルパン「…………」
ルパン「さて……そろそろ時間だな」スッ…
――――
銭形「……そろそろ予告の時間だ」
ジリリリリリリ――!
警官隊「っ!? な、なんだ!?」
銭形「ルパンめ来おったか!」
プシャァァァァァァァァ――!
銭形「むっ……! 今のは火災報知器か……!」
美術館館長「うわぁ美術品が!!」
シャァァァァァァァァァァ――
美術館館長「早くビニールシートをかけろ!」
美術館職員「は、はい!」
バサッ―
シャァァァァァァァァ―…
ピチャン… ピチャン…
美術館館長「なんてことだ……」
銭形「くそ~、ルパンめ一張羅を水浸しにしおって……」
銭形「……あっ! 絵画は無事か!?」
バサッ―…
美術館職員「はい、この通り異常はありません」
美術館館長「ほっ……」
銭形「イタズラにも程があるってんだ畜生め~……!」
美術館職員「館長、私達は館の清掃をします」
美術館館長「ああ、頼むぞ」
銭形「ルパンが潜んでいるかもしれん、あなた方も油断しないように」
――――
―美術館付近 車内―
不二子「うまくやったかしらルパン……」
不二子「……」チラッ
不二子(屋上でタバコなんて吸って、世間は平和なものだわ)
不二子(みんなお昼の休憩中ね……私も吸って待ってましょ)シュボッ
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美術館館長「ん? …………んん!?」
銭形「どうしました館長」
美術館館長「この絵は……に、偽物……だ……」バタンッ
銭形「な、なにぃ!!?」
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―とある美術館 裏口―
美術館職員「警備お疲れ様です。ちょっと裏の倉庫に掃除用具を……」
警官隊「どうぞ。お仕事、ご苦労様です」
スタスタ…
美術館職員「……ムフフ」
ビリッ―
ルパン「チョロいチョロい~」
ルパン「さて、不二子ちゃんのところへ参りますか!」
――――
不二子「ふぅー……」
フージコー!
不二子「……うまくやったのねルパン」ガチャッ
不二子「ルパン! トランクは開けたわ――」
ドキュウゥゥゥン――
不二子「……えっ?」
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―美術館付近 とあるビル 屋上―
ヒュウゥゥゥゥゥゥ――…
コール「ちっ、少しズレたな……」
コール「ケケッ、もう1発くれてやる」スチャッ…
――――
ザワザワ…
タタタタタッ―
不二子「ルパン! しっかりしなさい!」
ルパン「ぅ……ふじ、こ……?」
不二子「もういいわ、喋らないで……!」
不二子「っ……、――っ!」バッ―
不二子(屋上のタバコの男……!)
不二子「――っ!」バンバンッ―
キュインキュイン―
不二子「ルパン、ちょっと我慢してなさいよ……!」
――――
コール「っ……!」ガチャッ…
コール「……チッ、逃げやがったか。イカさねえな~?」
――――
―パリ 地下下水道―
ピチャン… ピチャン…
ルパン「っ……」
不二子「この恩は……っ、必ずっ……返してもらうわよルパンっ……!」ズルズル
――――
銭形「はっ、はっ、はぁっ……コール、ルパンはどうした!」
コール「やり損ねた。だがよ、ほら……絵画は無事だぜ」
銭形「……よくやってくれた」
コール「ケケッ、こう結果を残されちゃあ何も言えねえよな?」
銭形「……確かに結果は評価しよう。だが、貴様のやり方は絶対に認めん」
スタスタ…
コール「はっ、言ってろ」
――――
――
―ルパンのアジト―
ルパン「うっ……! うぅ……」
不二子「……ルパン」
ルパン「すまねえな、不二子ちゃん……看病までさせてよ……」
不二子「寝てなさい、身体に障るわ」
不二子「…………こうしていると、昔の私を思い出すわね」
不二子「思えば、はじめからルパンは私に優しかった……」
ルパン「……」
不二子「……死なないでよ、ルパン」
ルパン「なあ……1つ、頼みたいことがあるんだけどさ」
不二子「なに? 何でも言ってみなさい」
ルパン「初めて、俺たちが出逢った場所に……」
――――
ブゥゥゥゥウン―…
不二子「……」
ルパン「……」
不二子「……天気がいいわね、ルパン」
ルパン「ああ……」
――――
―とある高原 花畑―
ガチャッ バタン
不二子「ほら、肩貸して」
…………。
……。
不二子「懐かしいわね、ここも」
ルパン「……ひと目惚れ、なんて言葉じゃ勿体ないくらいだったよ」
不二子「……」
ルパン「あん時の不二子に、俺は囚われ続けてんだ」
――――
――
―
…………。
……。
ブゥゥゥウン―…
ルパン「この先か、目的のお宝は……って、ん~?」
キキッ キュルルルルル― ブゥゥウウン―!
ルパン「……」キキィ
ガチャ… バタン
ルパン「今の奴ら、何を急いでたんだ……?」
スタスタ…
ルパン「……、……――っ!」
タタタタタタッ―
ルパン「おいっ、しっかりしろ!」
不二子「っ……ぅ……」
ルパン(さっきの奴らに、捨てられたのか……)
ルパン「っ……! その傷……」
不二子「っ! 触らないで――!」
ルパン「でも、このままじゃお前、死んじまうぞ」
不二子「男なんてみんな一緒……信用なんて出来ない。だったらこのまま……――っ!」
ギュゥ…
ルパン「少し、落ち着け……」
不二子「っ……! はな、してっ……」
ルパン「こんな場所に捨てられてよ、見すぼらしいとは思うさ。
情けねえと自分でも思ってるんだろうけどな」
ルパン「ちっとは、周りに目を向けてもいいんじゃねえか」
不二子「なにを言って…………っ!」
ルパン「……花ってのはな、ちっと踏みつけられたくらいで枯れちまうような、
ヤワなもんじゃねえんだよ」
ルパン「お前さんの近くで折れてる、その花だって同じだ」
不二子「っ……」
ルパン「生きてりゃいいことなんて、いくらでもあるぜ」
ルパン「それに……俺は、綺麗な花が萎れちまうのを見過ごせねえ」
不二子「…………」
ルパン「…………」
不二子「…………助けて」
ギュゥゥ…
不二子「私を、助けてよ……」
……。
…………。
―
――
――――
ルパン「今になっては……裏切られてばかりだけどよ……」
不二子「……」
ルパン「それでも、こうして一緒にいてくれるからこそ……
不二子は、昔のままなんだって思えるぜ」
不二子「……そんな話、なんでするのよ」
ルパン「……」
不二子「早くお宝を盗みにいきましょう。
わたし、そんな弱気なルパン見たくないんだから」
ルパン「愛してるよ……不二子…………」
不二子「知ってるわ……」
ルパン「…………」
不二子「…………ルパン?」
不二子「……ねぇ、ルパン」
…………。
不二子「ふざけないでよ……ねえ……ねえってば……!」ユサユサ
不二子「目を覚ましなさいよ、ねえっ……!」ユサユサ
…………。
不二子「…………」
不二子「私を裏切るの……? 私の十八番でしょ、これは……」
不二子「貴方だけは、絶対に裏切らないって信じてたのに……」
不二子「ルパン……お願い……私を、置いてかないで……」ポロッ
ポタ―…
「……ヌフ、ヌフフフ」
不二子「え……?」
ルパン「だーはっはっはっはっは!!」ガバッ
不二子「っ!?」ビクッ
ルパン「いやー不二子の涙なんてひっさびさだなーもう!」
不二子「ルパ、ン……なんで……?」
ルパン「んーっ……美術館を襲う前に気付いたのさ、俺の命を狙う人間にな」
ルパン「撃った野郎は有名な殺し屋だ。
アイツはかならず胸の真ん中を狙う『ハートのコール』つってよ」
ルパン「それだけ分かってりゃあとは簡単だ、防弾対策はバッチリ。
さすがに実弾だから身体に響いたけどもな?」
不二子「…………」
ルパン「さーてそれじゃあお望み通り、そろそろ盗みに行きますか、
『呪われし姫君を』──ってあれ? どったの不二子ちゃん?」
不二子「……なんで騙したのよ、ねえ?」ガシッ
ルパン「いででで!? いやこれは相手を油断させるために~……!!」
不二子「だったら私まで騙す必要があって……!?」グリグリグリグリ
ルパン「いだだだだだだ──! ご、ごめんなさい~……!」
────
──
─ICPO本部─
銭形「…………」
コール「しばらくルパンの事件はねえと思うぜ」
銭形「黙れ、あいつはそう簡単にくたばるタマじゃない。
油断している時が一番危ないんだ」
コール「ケケッ、まあそうして待ってな」
銭形(ルパン、お前がやられたなんてワシは思っとらんからな……)
リリリリリン──
銭形「こちら銭形っ!」
銭形「はいっ……なに、ルパンがまた!?」
コール「っ!?」
────
─フランス 美術館近く─
ファンファンファンファン─
ブゥゥゥゥウン─
コール「嘘だ。狙いは外したが確かに弾はあてたはず……」
銭形「すでに美術品は盗まれた、このまま車で追うぞ!」
コール「イカさねえ……イカさねえぜ……!
このままぶっ殺してやる……!」
────
ルパン「ねえ不二子ちゃん~、機嫌直してちょうだいよー……」
不二子「ふんっ」
ルパン「ちーっと不二子ちゃんを困らせたかっただけなんだから」
不二子「覚えてなさいよ……ずっと恨んでやるんだから」
ルパン「こっちが困っちゃったなー……んん?」
ファンファンファン─
ルパン「お、きたな~」
────
コール「ゼニガタの旦那、運転は頼んだぜ」
銭形「おい、何をする気だっ」
コール「このまま仕事を終えるわけにはいかねえんだよ!」
────
キュゥウン─
不二子「きゃっ! 撃ってきたわよ!」
ルパン「不二子、運転代われるか」
不二子「何する気……って、えぇっ? ち、ちょっと!」
ルパン「……っ、……」
ルパン「来いよガンマン。次はちゃんとここを狙いな」トントンッ
────
銭形「ルパン!」
コール「出てきやがったな……! いい度胸だ……!」
コール「今度は外さねえぞ、ルパン……」スチャッ…
ヒュウゥゥゥゥ─
コール「…………」
コール「……──死ね」
ドキュウゥゥゥン──
────
ルパン「……っ」
ルパン「……ヌフフ、すまねえなコール」
ルパン「だけどな、こっちにも凄腕のガンマンがいるんだよ」
────
ヒュゥゥゥゥゥゥ──
次元「……ふぅ」
次元「ったく、世話のやける野郎だぜ」
────
銭形「コール! だいじょう……ぶ、か……?」
コール「俺の、俺の頭が……!」
銭形「ぷっ……」
コール「全然イカさねえじゃねえか~!!」
────
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─ルパンのアジト─
ルパン「ねえ、絵画本当にいらないの~?」
不二子「いらないっ」
ルパン「すっかり拗ねちゃってま~……」
不二子「ふんっ。弄ばれておいて、おいそれとお宝だけ貰ったら女が廃れるわよ」
ルパン「意地張ることないのに……でも、あの時言ってた言葉は本気だぜ?」
不二子「……あの時って?」
ルパン「不二子に、俺は囚われ続けてるってさ」
不二子「…………」
ルパン「だからさ、不二子……」
不二子「ルパン……──」
ルパン「……──いだぁ!?」ギュッ
不二子「しばらくはルパンのこと信じてあげないから、じゃあね」スタスタ
ガチャッ
ルパン「ふ、不二子~……おーいちち……」
次元「……他所でやってほしいね、ふっふふ」
五ェ門「まったくだ」
ルパン「お前らが野暮なんじゃねえかよ……」
次元「しかし、絵はこの部屋に飾ることになったし俺は満足だぜ」
五ェ門「右に同じく。それにしてもルパン、
不二子に一泡ふかせたとはなかなかやりおるな」
ルパン「ふかせたもなにも、不二子は昔から不二子だっての」
次元・五ェ門「……?」
ルパン「わからねえさ、お前らには」
────
──
ブルルゥゥゥゥウン──
不二子「…………」
『不二子に、俺は囚われ続けてんだ』
不二子「……おバカなんだから、ルパンは」
おわり
ルパンは本当に作り甲斐あって楽しい
また書きたくなったら書くルパンSS増えれ乙!
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