アマテラス「悪魔召還プログラム」 (35)
アマテラス「その名の通り悪魔を召還するプログラム。」
アマテラス「下は妖精ピクシーから上は魔王ルシファーまでどんな悪魔でも」
アマテラス「たとえ神でも天使でも召還し、使役することが出来る・・・。」
アマテラス「力なき人間達にとって天魔に対抗しうる最大の武器。」
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アマテラス「しかし、使い方を誤れば自分達の首を絞めることとなる。」
アマテラス「悪魔を制御仕切れなければ殺されるし」
アマテラス「悪魔を滅ぼそうとする天使には付けねらわれる。」
アマテラス「それに何より一人が使えば大体において悪魔が世に解き放たれてしまうのだ。」
アマテラス「そうなれば世界は悪魔によって滅ぼされ、日本も壊滅の危機に陥る・・・。」
アマテラス「分かっているのに、使ってしまう。力を求める人間は悪魔を呼び出してしまうのだ。」
アマテラス「無論、こちらも指をくわえて悪魔や天使に蹂躙される様を眺めているわけではない。」
アマテラス「日本には四天王やマサカド公などの強力な神々がいるのだ!」
アマテラス「まあ、私は何も出来ないんだけどね。」
アマテラス「今回もまた封印されてしまいましたよ。」
アマテラス「いつもいつも私だけがのけ者ですよ、毎回封印されるか一人旅に出るか。」
アマテラス「これでも高天原を治める神のはずなんですけでね。」
アマテラス「世間では私を引きこもりと呼ぶ奴もいる。」
アマテラス「彼らは知らないのです、私がどれだけ勇ましく戦って敗れたのかを!」
アマテラス「ルシファー、サタン、ベルゼブブ、並居る強豪たちを相手に私がどれだけ激戦を繰り広げたのかを!」
アマテラス「ああ口惜しいこの封印さえ解ければ今すぐにでも東京を救えるのに!」
アマテラス「思えば、タケミカズチがいなかったのが敗因です。」
アマテラス「タケミカズチにオモイカネ、数十年前に人間呼ばれて行ったきり戻ってこないで・・・。」
アマテラス「参謀と武神が居ないでどうやって戦えと!?」
アマテラス「アメノウズメとアメノフトタマはろくな戦力になってくれませんでしたし。」
アマテラス「大体あの2人レベルが低いんですよ!」
アマテラス「それにしても、今外はどうなってるんでしょうか。」
アマテラス「とりあえず私が居なくても太陽が出るようにはしたんですけどちゃんと明るくなってるかな?」
アマテラス「人間達は大丈夫でしょうか、プログラムが無いと戦えないから心配です。」
アマテラス「そういえば天使がミサイルぶっ飛ばすとか行ってたけどどうなったんでしょう?」
アマテラス「ミサイル攻撃なんて受けたら東京が壊滅してしまいますからね。」
アマテラス「それに完全に魔界のゲートが開いてしまったらどうしましょうか。」
アマテラス「これ以上悪魔が増えたら私が復活しても止められませんよ!」
アマテラス「ああ、もう!色々考えてたら疲れました。どうせ封印の身、ゆっくり眠りましょう!」
「ねえ・・・、ねえ、おきてよ!」
アマテラス「ふわぁ、誰ですか、私の眠りを邪魔するのは・・・。」
アリス「えーとね、私はアリス!」
アマテラス「アリス?」
アマテラス(人間?いや、悪魔の女の子ですか・・・。)
アマテラス「どうしたのですk・・・ってここはどこですか!?」
アリス「東京だよ!そういえば、明治神宮っていってたよ!」
アマテラス「ここが、あの明治神宮ですか。跡形もなく消し飛んでますね、それに見渡す限りの砂漠。」
アリス「25年くらい前にね、お空からたくさんの爆弾が降ってきたんだよ!」
アマテラス「爆弾・・・、天使のミサイルですか?」
アリス「そうそれでね、それでね、私、死んじゃった!」
アマテラス「死んだ・・・、そして悪魔として蘇ったのですか?」
アリス「うん、黒おじさんと赤おじさんが蘇らせてくれたの、でも2人とも天使に殺されちゃった。」
アマテラス(その2人は悪魔だったのでしょうね、なぜ蘇らせたのか今となってはわかりませんが。)
アリス「でもね寂しくは無いんだ、ここにはいっぱい死んだ人が居るから。私の友達がね?」
アマテラス「え?」
アリス「死んだ人は私の友達になってくれるんだ、お姉さんとも友達になりたいな。」
アリス「だからお姉さん、私のために・・・死んでくれる?」ゴォー
ペシッ
アマテラス「無論断る。」
アリス「うえーん、いたいよー、私はただもっと友達が欲しかっただけなのに。」
アマテラス「大丈夫、友達にならなってあげますから。」
アリス「本当?わーい。」
アマテラス「その代わり教えて欲しいことがあります。ミサイルが東京に迫ったときこの国の神は何をしていたのですか?」
アリス「この国の神様?それって、必殺の霊的国防兵器のこと?」
アマテラス「国防兵器?彼らはそんな名で動いていたのですか・・・。」
アリス「その人たちなら、黒おじさんたちが殺しちゃったよ?」
アリス「タヤマっていうおじさんと一緒になって魔界のゲートを開く邪魔をしていたから。」
アマテラス(タヤマ、初めて聞く名ですが雄々しき戦士だったのですね、私の仲間達も力及ばず無念だったでしょう。)
アリス「お姉ちゃんの友達だったの?ごめんなさい。」
アマテラス「いや、良いのですよしかし、ミサイルが落ちる前の話しを良く知っていますね。」
アリス「私を蘇らせたあと色々教えてくれたんだ!」
アリス「おじさんたちは力ある者が望むだけ変えられる世界を作るために来たんだって。」
アマテラス「たしかに悪魔たちはそう言ってましたね。」
アリス「でもミカエルっていう天使達がそんな世界はだめだって言っておじさんたちを殺しに来たの。」
アマテラス「四大天使が直接やってくるとは、一体そのおじさんたちとはどんな悪魔なのですか?」
アリス「教えてはくれなかった、教えてくれる直前に天使達がやってきたから。」
アマテラス「そうだったのですか。」
アリス「私を逃がしてくれるときにね、3つの道具を持たせてくれたんだ、ここでこれを使えって。」
アマテラス「それは、三種の神器、それがあったから私を蘇らせられたんですね。」
アリス「ここに封印されている神様なら私を助けてくれるって言ってた。」
アマテラス「え?」
アリス「このままだと東京は変な毒で滅亡してしまうんだって、人も、悪魔も。」
アマテラス「ああ、神の装置ですか。まさか本当に存在したとは。」
アリス「そしてその毒をとめられるのはもうお姉ちゃんだけだって。」
アマテラス「自分達の都合で封印しておいていまさら助けてくれだなんて・・・。」
アリス「助けてくれないの・・・?」
アマテラス「・・・。」
アマテラス「私を愚弄した悪魔の頼みを聞くわけがありません。」
アマテラス「私はただ、この日本と、私の友達を助けるだけです。」
アリス「ありがとう。」
アマテラス「言い訳ばかりしていました。」
アマテラス「人間を守ると言いながら、悪魔を呼んだ人間のせいにしていました。」
アマテラス「自分の力が足りないことを棚に上げて、仲間が弱いからなどと言っていました。」
アマテラス「でも、もうそんなことは言いません・・・。」
アマテラス「全ての力を注ぎ込み、東京を、友達を、絶対に救います!」
アマテラス「首を洗って待っていなさい、神の装置よ!」
アマテラスの戦いはここからだ!
終わりです
真4こそはいと尊き大いなる天津神の長太陽神アマテラス様の大活躍があると思ってたのに、
今回もただ封印されているだけだったのが悲しくて書いてみました。
せめてマサカド公の役割を奪うくらいはして欲しかった・・・。
乙
封印されてる「東京」の女神がアマテラスとかやりようは有ったのにね
あと砂漠の東京ってイザナミ居なかったけ?
アマテラス「食らいなさい! アギダイン!」
プルート「キカネーヨ」ニヤリ
アマテラス「」
こうなる未来しか見えない
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