電「……」ジー
TV「Yeahhhhhhhhhh!!!!」
TV「キャーキャー」
TV「Hoooooooooo!!」
TV「ウォーカッコイイー!」
電「……」
電「これなのです!」バン!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1485864561
電「これがまさに電が求めていたもの!」
TV「キャハハハハハ」
電「これなのです!このインパクトがあれば……」
――
電「その前に人数集めなきゃ……4人でも出来るから、暁ちゃん達にお願いすれば大丈夫でしょうか」
――
電「――というわけなのです」
暁「その気持ちは分からなく無いけど、流石にコレをするのは……」
雷「コレはちょっとねぇ」
響「私は構わないよ」
暁雷「嘘でしょ!?」
電「本当なのです!?」パァー
響「あぁ、面白そうだし」
電「響ちゃん……」ウルウル
暁「これって私達が悪いの?」ヒソヒソ
雷「に、なるんじゃないかしら」ヒソヒソ
電「暁ちゃん達は……無理、なんですよね」ショボン
暁雷「」
暁「あぁもう!やってやるわ!暁をなめないで頂戴!」
雷「私もやるんだから!」
電「暁ちゃん!雷ちゃん!ありがとうなのです!!」ダキッ
暁「ちょっ/////」
雷「力強いってぇ/////」
響「良かったな」フフッ
――
響「担当はどうするんだい?」
電「えーっと、電はベースをするのです」
暁「ベース?」
電「」
歌が一番上手な響ちゃんにヴォーカルとリズムギターをお願いしたいのです」
響「了解」
電「」
>>4ミス
>>4訂正
――
響「担当はどうするんだい?」
電「えーっと、電はベースをするのです」
暁「ベース?」
電「低音でバンドを支える役割なのです」
暁「へぇ」
電「そして、歌が一番上手な響ちゃんにヴォーカルとリズムギターをお願いしたいのです」
響「了解」
電「次に雷ちゃんはドラム」
雷「任せなさい!」
電「最後に、暁ちゃんにはリードギターをお願いするのです」
暁「待って、響もギターじゃなかった?」
雷「響がリードギターで暁がリズムギターだっけ?」
電「はいなのです。リードギターはベースと同じような役割、リズムギターは目立つ。です!」
暁「説明雑っ!」
響「まぁ分かったら良いんじゃないか?」
暁「……」
電「それじゃあ早速練習始めるのです!」
暁響雷「おー!」
――
提督「で、こうなったと」
大淀「えぇ……」
電「Yeahhhhhh!!!」
暁「Hoooooo!!」
雷「Kill you!!」
響「……ふっ」
提督「頭痛い……」
大淀「お気持ちお察しします」
提督「なんだよ……何で第六駆逐隊4人とも顔が白いんだよ……」
電「司令官さんっ!第六じゃねぇです!"DIE☆ROCK"なのです!」
提督「もうやだ」
大淀「……響ちゃんはいつもと同じなの?」
響「3人は影響受けやすいからこうなってしまったんだ。私1人だけ普通の格好でいると寄って集ってこの恰好に……」
大淀「大変なんですね……」
響「あぁ……」
提督「……暁」
暁「私は暁なんて名前じゃないわ!『この世の始まりを告げる者"デイブレイク"』よ!」
提督「」
大淀「」
提督「……おい待て、もしかして他の3人も――」
雷「私は『闇夜に轟く黒雷"ブラックサンダー"』!」
電「私は『全てのものを作りし母"プラズマ"』!」
響「私は『蘇り続ける不屈の神鳥"ゴッドフェニックス"』だそうだ」
提督「……」
提督「ただの厨二病じゃねぇか!!」
電「厨二病?失礼な」
提督「もういいから、我に返った時の反動が怖いぞ?」
響「私は素の状態でコレをさせられてるのだが……」
暁「ふんっ!司令官は私達のかっこよさが分かってないのよ」
雷「ま、司令官には良さが分からないでしょうね~」
大淀「提督……どうしますか?」
提督「どうするって……放っておいて元に戻るのを待つしか無いだろう。子供達のやる事だから少ししたら止めるだろうし」
大淀「そうですね……」
―1週間後―
提督「まさかまだ続けるとは……」
大淀「予想外ですね」
提督「アイツら本当にKISSに嵌ったのか?」
大淀「さぁ……ですが今日はアドバイザーをお呼びしてます」
提督「アドバイザー?」
長門「ビッグセブンの力、侮るなよ」ガチャッ
提督「お帰りください」
長門「何故だっ!?」
提督「いやもうお前駆逐艦ストーカーじゃん」
長門「ストーカーではない!遠くから眺めて愛でているだけだ!」
提督「それをストーカーって言うんだよ!」
大淀「駆逐艦の子達のことなら長門さんに聞けば良いかと思いまして……」
提督「確かに適任だとは思うが……」
長門「何を聞きたいのかは分かっているぞ。第六駆逐隊の4人のことだろう?」
提督「まぁそうだ。アイツら遠征に行く際もあのメイクでよ……天龍と龍田が困ってたんだ」
長門「ふむ」
提督「そしてあの厨二病感溢れる言葉遣い。一部の艦娘にもダメージが入っていてな」
大淀「あー……」
提督「幸い響はこちら側だが、何故こうなったかの詳しい経緯は教えてくれなくてな。長門なら知っているか?」
長門「……」
長門「知っている、と言えば知っているが」
提督「それなら教えてくれないか?」
長門「……本人達が言いたく無いのだろう?だったら私が口を出すわけにはいかない」
大淀「……」
提督「……危険なこととかじゃないんだな?」
長門「それは確実だ。私が保証しよう」
提督「そうか」
長門「では私は帰るとしよう。駆逐艦の子達を見てこなければ」ハァハァ
バタン
提督「長門を止めてこい大淀!」
大淀「了解です!」タッタッタッ
提督「なんで本人達は言ってないのに長門は知ってるんだよ」
とりあえずここまでです
――
電「今日もいくぜ!なのです!」
暁「調子良さそうね」
電「foooooo!!」
響「はぁ……」
雷「早く練習始めましょう」
響「そうだね……」
金剛「お呼びデスか!?」バァーン!
電「先生!」
金剛「くるしゅーないくるしゅーない」
響「使い方違くないか……?」
金剛「それじゃあ今日も張り切っていきまショー!」
4人「おー!」
金剛「比叡達はもうすぐ来ると思うけど……」
ガチャッ
比叡「比叡到着しました!」
榛名「榛名と」
霧島「私もいます」
金剛「オー!皆揃ったから早速レッスン開始ネー!」
8人「おー!」
―1時間後―
金剛「今日はここまでデース。時間が短くて申し訳ないネー」
響「いや、教えてくれるだけでも有難いよ。貴重な時間を使わせてもらってるわけだし」
金剛「響は優しい子ネー!」スリスリ
響「……」サレルガママ
比叡「お姉さま、そろそろ行かないと」
金剛「ハッ!それじゃあシーユーアゲーイン!」タッタッタッ
比叡「待ってください、お姉さまー!」タッタッタッ
榛名「それじゃあこれで」ペコリ
霧島「頑張ってくださいね」メガネクイッ
バタン
電「ふぅ……あの喋り方は疲れるのです」
雷「常に叫ばなきゃいけないものね」
響「で、目標は達成できたのかい?」
暁「正直まだ恥ずかしいわ……」
響「司令官の前であんなこと(>>9)言ってたのに?」
暁「あの時は勢いだったのよ!」
響「それなら本番も勢いでいけばいい」
暁「そう出来るのならいいけど……」
雷「ほらほら、本番まで時間は無いのよ?」
電「もう1回おさらいするのです!」
暁響「りょーかい」
―数日後―
電「遂にこの時が来たのです!」
暁「練習の成果を見せつける時よ!」
響「張り切り過ぎて失敗しないようにね」
暁「分かってるわよ」
雷「金剛さん達は先に行ってるらしいわ。私達も行きましょ」
暁「りょーかい!」
――
提督「金剛達も一枚噛んでるのか……?」
大淀「提督、そんなに気になるのなら行ってみては?」
提督「行ってみるったって何処に」
大淀「ここですよ」チラシミセ
提督「これは――」
―とある公園―
響「だから言ったじゃないか!」タッタッタッ
暁「ごめんなさぁぁい!!」タッタッタッ
雷「まぁまぁそんなに怒るほどでも――」タッタッタッ
響「時間ギリギリなんだよ!?」
金剛「あ、来マシタ!」
榛名「急いで下さい!」
電「金剛さん!」
比叡「良かったぁ……間に合わないかと思ってました」
霧島「すぐに本番ですがいけますね?」クイッ
4人「勿論!」
「DIE☆ROCKの皆さーん、そろそろ出番でーす」
金剛「もう呼ばれましたネ。気負わずにいけば大丈夫デース!」グッ
響「行ってくる」
金剛型「頑張って下さい!」グッ
――
提督「なぁ大淀、もしかしてあの4人はこれに出る為に?」
大淀「さぁ?」
提督「いや今更しらばっくれてももうそれしか無いだろ……」
大淀「ノーコメントで」
提督「あのなぁ――」
「最後のトリを飾るのは、DIE☆ROCKの皆さんです!」
提督「絶対あいつらだろ!?」
電「Yeahhhhhhhhhh!!!」
雷「盛り上がってるかお前らー!!」
イェー!!
暁「今日はお前らに最高の演奏を見せてやるぜぇ!」
響「覚悟しておけ……」
提督「」
提督「あぁ……純粋で良い子だった第六駆逐隊はどこへ……」
大淀「演出ですから安心して下さい」
響「行くよ『I Was Made For Lovin' You』」
響「I was made for lovin' you baby
You were made for lovin' me
And I can't get enough of you baby
Can you get enough of me」
提督「良い演奏だな……」
大淀「彼女達一生懸命練習していましたもの」
提督「……」
響「Tonight I wanna see it in your eyes
Feel the magic
There's something that drives me wild
And tonight we're gonna make it all come true
'cause girl, you were made for me
And girl I was made for you
I was made for lovin' you baby
You were made for lovin' me
And I can't get enough of you baby
Can you get enough of me」
提督「しかし何故こんなことを」
響「I was made for lovin' you baby
You were made for lovin' me
And I can give it all to you baby
Can you give it all to me」
大淀「それは終わってからのお楽しみです」
響「Oh, can't get enough, oh, oh
I can't get enough, oh, oh
I can't get enough
Yeah, ha」
提督「そう言われてもな……」
響「Do, do, do, do, do, do, do, do, do
Do, do, do, do, do, do, do
Do, do, do, do, do, do, do, do, do
Do, do, do, do, do, do, do」
大淀「今は彼女達の演奏を聞いてあげてください」
響「I was made for lovin' you baby
You were made for lovin' me
And I can't get enough of you baby
Can you get enough of me」
響「(ん?なんで司令官がここに!?隣にいるのは……大淀、連れてきたな)」
響「Oh, I was made, you were made
I can't get enough
No, I can't get enough
I was made for lovin' you baby
You were made for lovin' me
And I can't get enough of you baby
Can you get enough of me
I was made for lovin' you baby
You were made for lovin' me
And I can give it all to you baby」
響「最後まで聞いてくれてありがとう」ペコリ
ウォー!!!
「以上DIE☆ROCKの皆さんでした!」
ヨカッタゾー!
カワイカッタワヨ!
「これで全てのチームが終了です!暫くお待ち下さい!」
――
金剛「提督?何故提督がここにいるんデスか?」
提督「大淀に連れてこられてな」
大淀「連れてきちゃいました」テヘペロ
金剛「そうデスか……」
提督「お前らは何でいるんだ?」
金剛「それは私達が教えからデス!」
提督「あー、そういやバンドやってたな」
金剛「イエス!提督、DIE☆ROCKの演奏はどうデシタ?」
提督「ん?……あぁ、良かったと思うぞ。あんなことしてたからもっと荒々しい曲を選ぶかと思ったんだが、まさかこれを選ぶとはな」
金剛「曲は彼女達が選びマシタ、私達は技術を教えただけデス」
提督「ほぉ……」
「それではこれより結果発表です!」
提督「ん?」
大淀「各チームポイントが付けられて、3位以上のチームは表彰されるんですよ」
提督「なるほど」
「3位!ZUIUN」
提督「」
「今のお気持ちは?」
「私の瑞雲も喜んでいる」
提督「日向ぁぁぁぁぁ!!!」
「続いて2位!海老天」
提督「知らない人か――」
「今のお気持ちは?」
「どうなのさ日向、大人しいじゃん」
提督「お前か伊勢ぇぇぇ!!!」
提督「なんなの!?あいつら何してんの!?」
大淀「何って……この大会に参加してますが」
提督「いやそれくらい分かるから!なんでわざわざ分かれてチーム組んでんだよ……」
大淀「何かあるんですよ。きっと」
提督「踏み込みたくない」
「そして堂々第1位は――」
「DIE☆ROCKです!」
提督「暁達か、凄いな」
金剛「グッジョブネ!」グッ
「今のお気持ちは?」
暁「Thank you!!」
響「хорошо」
雷「当然の結果よ!」
電「えぇっと……なのです!」
「見事1位に輝いたDIE☆ROCKの皆さんには優勝賞品として3泊4日、ヨーロッパの旅ペアチケットをプレゼントします!」
オォー!
パチパチパチ
提督「ふむ……帰るぞ」
大淀「そうですね」
提督「金剛、俺達2人がここにいたのは内緒にしておいてくれ」
金剛「分かりましたケド……どうしてデスか?」
提督「俺に隠れて練習していたと言うことは、知られたくない何かがあるんだろう。なら見つかる前に退散しないとな」
金剛「了解デス!」
提督「行くぞ、大淀」スタスタ
大淀「はい」スタスタ
―提督執務室―
大淀「さて、残った分の書類を片付けましょう」
提督「今日中に終わるか?これ……」
大淀「終わらせます」
提督「はぁ……」
――
コンコン
提督「ん?入っていいぞ」
暁「失礼するわ!」
提督「暁……と、3人も一緒か。何かあったのか?」
響「ほら、電」
電「えぇと……司令官さんは前『休暇が無い』ってこぼしてましたよね?」
提督「……まぁ、そうだな」
電「それで、電達で提督にプレゼントをすることにしたのです」
提督「そうか(大体読めていたがな……)」
電「それが、この『ヨーロッパの旅』です!」
提督「なるほど……」
雷「どうかしたの?」
提督「いや、何でもない。俺のことをそんなに考えてくれて嬉しいよ」
電「そう言って貰えるとこっちも嬉しいのです……」
提督「大淀、俺の休みはとれるか?」
大淀「バッチリです」グッ
提督「(前々から知っていたからか)」
提督「しかしペアチケットか……誰を連れて行けばいいのか悩むな」
龍田「だったら追加で3人分買って、提督と暁ちゃん達で行けば良いんじゃない~?」ヒョコッ
提督「……いつからそこに、と言うか何故お前がいる」
龍田「あらぁ?忘れたとは言わせないわよぉ。この前の化粧品、少し安いものでしたよね?」
提督「」ビクッ
龍田「それならお金が余ってるはずですよね~」
提督「」
龍田「どうですか?」
提督「ワカリマシタ」
龍田「ですって、良かったわね~」
暁「え、でも司令官にお金使わせちゃ……」
龍田「大丈夫よ」
暁「でも……」
提督「いや、大丈夫なのは本当だ。実際使い道も無くて腐ってたしな」
龍田「ならもう少し高いのでも良かったんじゃなぁい?」
提督「いやごめんなさいほんとゆるしてください」ドゲザ
龍田「ね?」
4人「……」ヒキッ
提督「そんな訳だし、5人で行こうか」
暁「本当に大丈夫なの?」
響「3人分はキツいと思うが……」
提督「心配するな」
雷「ならお言葉に甘えて、でいいのかしら?」
電「司令官さんにプレゼントだったはずなのですが……逆にプレゼントされてしまったのです」
龍田「大丈夫よ~」
提督「4人とも、有難うな」
暁「気にしないで」
提督「そうか、今日は疲れただろう?早く休むんだ」
雷「えっ?なんでそれを――」
響「分かった。ほら、早くお風呂に入って寝よう」
電「はいなのです」
バタン
提督「しかし俺の為にバンドか……良くやるな」
大淀「それだけ感謝してるということですよ」
提督「そう言われると照れるな」カキカキ
龍田「て・い・と・く~?」
提督「」ビクッ
龍田「私の分もよろしく♪」
提督「」
大淀「た、龍田さん……」
龍田「じゃあね~♪」フリフリ
バタン
大淀「提督……」
提督「」
提督「あんのクソアマがぁぁぁ!!!」
ガチャッ
龍田「提督?」
提督「許してください!!」ドゲザ
終わり
オチが見つからなくて龍田さんに再出演してもらいました↓
【艦これ】響「司令官にドッキリをするよ」【安価】
【艦これ】響「司令官にドッキリをするよ」【安価】 - SSまとめ速報
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歌詞全貼りはどこで切ればいいのか悩んだのであぁなりました
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