鷺沢文香「逆光の園」 (30)
モバマス・鷺沢文香視点のSSです
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習慣・・・というのは自覚もないまま、いつの間にか身についているものです
私がここで本を読むようになったのは、いつからだったでしょうか?
事務所ビルの一室
元は会議室だったようですが今は使われることなく、半ば物置と化している場所
日当たりが良くて暖かく、夕方には大きな窓からビルの谷間に落ちる夕日が拝めます
景色が良い窓際の特等席には、どこからか持ち込んだマットレスに寝転び漫画を読んでいる杏さん
放置された会議用のテーブルで晶葉さんが私同様、本を読んでいます
今日は装丁からして機械工学の専門書でしょうか
晶葉さんの対面でありすちゃんがノートに鉛筆を走らせています
学校の宿題のようです
基本的にここでは皆さん、あまりしゃべりません
壁時計の秒針、本のページをめくる音、時折杏さんの寝息
発せられる音はその程度です
沈黙が続いても気まずさを感じない、居心地の良い場所
ここは静寂を愛する方たちの聖域でした
ある冬の日のこと
お仕事を終えた私がいつもの一室に行くと、ありすちゃんと晶葉さんが話をしていました
ありすちゃんが算数の宿題に関しての疑問を相談しているようです
それに答える晶葉さんの説明は、とてもわかりやすいものでした
単純に公式を当てはめるという方法論ではなく
なぜそうなるのか?なぜそうするべきなのか?
という基礎的な部分を丁寧に理解させる教え方でした
すでに修学しているはずの私が、なるほど、と思わず膝を打つような見事な弁舌です
「さすが晶葉さんですね、とてもわかりやすかったです」
子供扱いされることを嫌い、少し険のある態度をとることも少なくないありすちゃんですが、敬意を払う方に対しては例外のようです
年相応の子供らしさで尊敬の眼差しを送る彼女は、とても可愛らしいと思います
それを素直に伝えてしまうと機嫌を損ねてしまうでしょうか?
「フッ、私にかかれば造作もないことさ」
ありすちゃんの称賛に答えて、晶葉さんが自信に満ちた声でそう言いました
所謂ドヤ顔・・・と言うのでしょうか
腰と顎に手をあてながら披露された得意気なその表情は、何事にも自信が持てない私の目にはとても眩しく映ります
勇気を出して、どうすればそのように自信が持てるのか聞いてみることにしました
「ドヤ顔のコツと言われてもな・・・私は自然に、私らしく振る舞っているだけなんだが」
少し会話に齟齬があるようです
その、私が知りたいのはドヤ顔に関してではなくて・・・
「ドヤ顔は口角を片方だけちょっと上げて、視線は上から少し見下ろす感じで」
杏さんがドヤ顔のコツを具体的に述べはじめました
いけません、これは完全に私がドヤ顔をする流れではないでしょうか?
しかし自信を持つにはまず形から入ることも必要かもしれないと思い直し、挑戦することにしました
・・・ど、どや・・・
・・・あの、如何でしょうか?
「えと、その・・・私からは何とも・・・」
と、ありすちゃんは言い淀みます
「時子様とレイナサマを足して2で割った感じかな?」
「光が見たら『悪の組織の幹部みたいだな!』と言いそうではあるな」
「お二人とも、もう少しオブラートに包んであげてください・・・」
どうやら私が意図したところとはかけ離れてしまったようです
失敗してしまいました・・・
・・・やはり自信を持つのは、私にとっては難しいようです
「文香さんにはそういう表情よりも穏やかな笑顔の方が似合いますよ!」
「そうそう、文香はTHE・文学少女って感じだもんね」
「うむ、その雰囲気は文香にしか出せない個性だ」
「そうです、そこは本当に誰も真似出来ません!」
・・・ありがとうございます
冬の寒さの中、皆さんのフォローの言葉がとても暖かく感じました
やがて寒さが去り、桜が芽吹く頃
お昼時のいつもの部屋はとても過ごしやすい気温になります
春眠暁を覚えずと申しまして、私もその例に漏れず本を読みながらついうつらうつらと船を漕いでしまいます
いつの間にやら夢の中へ
春の日差しは油断なりませんね
ふと目を覚ますと、既に日が暮れていました
春と言えどもまだ夜は肌寒さを感じる頃合いです
それを気遣ってでしょうか、私の肩にはいつの間にやらブランケットが掛けられていました
窓の方に目を向けると、いつもの特等席でブランケットの持ち主である杏さんが眠っています
ものぐさを公言して憚らず、子供のような言動の多い彼女ですが
その実、こういった気遣いのできる素敵なお姉さんであることを私はこの部屋で知りました
ありがとうございます、とその寝顔にお礼を言ってブランケットをお返ししていると、杏さんに腕を掴まれてしまいました
いつも傍らに置いているウサギさんと勘違いされたのでしょうか
そのままぐいっと引き寄せられ、腕を抱き枕にされてしまいます
・・・参りました、動けません
それにどうにも中途半端な姿勢なので少し辛いです
杏さんを起こしてしまうのも忍びないので、いっそのこと私も横になることにしましょう
そういえば、こんなに近くで杏さんの顔を見るのは初めてですね
改めてまじまじと見るととても十代後半とは思えない子供のようなあどけなさです
ついついその小さな頭に手を伸ばし、柔らかい髪を撫でてしまいます
こんな風に誰かに触れるのは本当に久しぶりな気がします
人肌の温もりというのは、こんなにも安らぎを得られるものなのかと思いながら
・・・私は不覚にも二度寝の誘惑に屈してしまいました
再び目を覚ますころには月が高く昇っていて、危うく二人揃って終電を逃すところでした
杏さんの癒し力、恐るべし・・・です
また時は過ぎ・・・
窓を叩く大粒の雨が本格的な梅雨入りを告げます
本が湿気てしまうので、梅雨は少し苦手です
いつもの部屋の面々は元々インドア派ですが、雨で外に出るのが億劫ということもあってか、普段以上に読書に没頭しています
私も雨の音が聞こえなくなるほど書の世界に埋没し、想定していた時間よりも早く読み終えてしまいました
集中が途切れると、今まで気にも留めなかった蒸し暑さと喉の渇きが襲いかかって来ます
何か飲み物を買いにいこうと立ち上がったところで、たった今読み終えた小説の一場面を思い出します
登場人物に紅茶が好きな方がいて、美味しい淹れ方について講釈する場面があったのです
晶葉さん曰く『知識は実践してこそ価値がある』、だそうです
私もその主張を見習うことにしましょう
・・・というわけで紅茶を淹れようと思うのですが、皆さんも飲まれますか?
「ぜひお願いします。あ、やっぱり私も手伝います!」
「杏も~、砂糖とミルクマシマシで」
「私も頼もうか・・・では私はお茶請けを調達してくるとしよう」
しかしよく考えてみますと、私が学んだのは温かい紅茶の淹れ方でした
蒸し暑いこの日には適しません
アイスティーにする場合はまた茶葉の分量などが変わって来るはずです
どうしたものかと悩んでいると、ありすちゃんがタブレットでアイスティーの淹れ方を調べてくれました
さすがです、手伝ってもらえて本当に助かりました
さあ、優雅とは言えませんが、小さなお茶会の始まりです
「うーん・・・文香が淹れたってだけで何だか優しい味がするね」
「それだけ砂糖とミルクを入れておいて味も風味もあったものではないだろうに」
「どうせそうやっておだてておけばまた淹れてもらえるかも、という魂胆でしょう?」
「ぐぬぬ、最近ありすが鋭い」
「杏さんが単純なだけです」
「そう言うありすだってコッソリ砂糖足してたでしょ?」
「な、何でそれを!?」
「はははっ、ありす、今のは恐らくカマかけだよ。杏はつい先程まで窓際で寝転んでいたから見てはいないはずだ」
「やーいひっかかったー」
「あ、あ、杏さ~ん!!」
いつもの軽口の応酬が始まります
以前はこういうとき、仲裁に入るべきでしょうか?と、おろおろしていたのですが
最近は慣れたもので、仔犬と仔猫のじゃれあいを見ているような気分です
「ま、まあでも、優しい味がするという点については同意します」
「そうだな、私もそこは同意しよう」
「というわけで文香、またよろしくねー」
はい、またこんな微笑ましい光景が見られるなら、それもやぶさかではありませんね
その日は珍しく誰も読書に戻らず、談笑に明け暮れました
雨は去りましたが蒸し暑さは右肩上がり
いよいよ夏本番の到来です
ここ最近、晶葉さんは忙しく事務所内をあちこち動き回っています
本格的に稼働し始めたクーラーの点検、修理を行っているそうです
休憩のためにいつもの部屋を訪れた晶葉さんに、ありすちゃんが言います
「そういうのはメーカーや専門の業者さんの仕事ではないんですか?」
「ふむ、確かにそうかもしれないな。重要な部品が破損していたりしたら、さすがに私でも手が出せないしな」
「だが、ちょっとした修理や点検程度なら私で十分だし、その方が経費削減になるのさ」
「タダ働きなのによくやるよ」
「事務所にはラボの設備などで色々融通してもらっているから、 これくらいは返しておかなくては」
この事務所で快適に過ごせるのは、晶葉さんのおかげだったんですね
「私だけではないさ、助手やちひろ、他にも清掃業者や備品の取引先」
「様々な人がいるからこそ事務所は回っている」
「ライブや色んなお仕事でも同じことが言えますね」
そうですね、忘れがちなことですが周囲の方々に感謝しなければいけませんね
「私も文香のおかげで随分助かっているよ」
・・・そうなんですか?
「ああ、歌詞の解釈や感情の込め方に関する相談に乗ってもらっているだろう?改めて礼を言っておこう」
こちらこそ、引っ込み思案な私と仲良くしていただいて、随分助かっています
『ありがとう』
・・・ふふっ、なんだか照れくさいですね
「ハハッ、そうだな・・・さて、たまには助手とちひろにお茶とお菓子でも差し入れるとしようか」
「私もお供します。ほら、杏さんも」
「ま、そういうことなら仕方ないね。杏も付き合うよ」
たまにはこうして言葉にして伝えるのも、きっと重要なんですね
夏が過ぎれば秋です
そう、読書の秋です
本を読む大義名分は我にあり、です
ここは一つ、お仕事を沢山いただくようになってからは中々手を出し辛くなった大長編ものを読んでみようと思い立ったのが一週間前
本日、ついに最終章を読了するに至りました
大円団の感動の余韻に浸っていると、何やら視線を感じます
テーブルの方に目を向けると、ありすちゃんと晶葉さんがじっとこちらを見つめていました
あの・・・何か?
「いやなに、君の横顔に見とれていただけさ」
そう言って晶葉さんはいつもの席に戻ります
よく見ると、その手にはとあるアイドルのCDが・・・もしかして、また歌詞の解釈についての相談だったのでしょうか?
「わ、私もそんなところです」
そう言うありすちゃんの手には以前、私がお薦めした文庫本
「ありすは一週間も文香が構ってくれなかったから寂しかったんだって」
と、杏さんがありすちゃんの言葉の裏を翻訳してくれました
「別にそういうわけではっ!!」
ありすちゃん、すみません・・・本に集中しすぎると周りが見えなくなるのは私の悪い癖ですね
「いえ、文香さんが謝ることなんてありません!・・・ともあれ、聞きたいことがあったのも事実ですが・・・」
はい、何でもお申し付けください
・・・あ、もしかして晶葉さんはありすちゃんに先を譲ってあげたのでしょうか?
ふふっ、お姉さんですね
「えっと、以前文香さんに貸してもらった本のこの部分なんですが・・・」
難しい表現の文章についての解説や登場人物の心情の解釈
ありすちゃんのそういった質問に答えていて、ふと思いました
わざわざ私に聞かなくてもタブレットで調べた方が早いのではないでしょうか?
「確かにその方が早いですし、様々な人の解釈を知ることが出来ます」
「ですがやっぱり私は文香さんの優しさを感じる解釈が一番好きです」
「たとえ作者の意図とは違うものだとしても、です」
そこまで買い被られるとさすがに照れますね・・・
秋の肌寒さでほんの少し、かじかんだ手を吐息で温めるふりをして、緩んだ口元を隠します
「手が冷たい人は心が暖かいと言いますが、きっとそれは本当ですね」
冷えた私の手に添えられたありすちゃんの手は、とても暖かいです
なんとなくその手が離しがたくて、その日は二人で手を繋いで帰りました
日が暮れる時間が日毎に早くなり、いつもの部屋での二度目の冬がやって来ました
今日は夕方から用事があるので少し早めに事務所を出ることにします
それでは皆さん、お先に失礼しますね
「ああ、お疲れ様」
「はい、お疲れ様でした!」
「ん、おつかれー」
扉の前で振り返り、別れの挨拶
そう言えば、普段は私が一番最後まで残っていることが多いので、こんな風に皆さんに見送ってもらうのは久しぶりですね
ここで本を読むようになってから一年と少し
思い返してみれば皆さんのおかげで、私は少し変わることが出来ました
ありすちゃんが私を頼ってくれたおかげで、こんな私でも誰かの助けになれるんだと思えるようになりました
晶葉さんが我が道を貫く姿勢を見せてくれたおかげで、色んなことに挑戦する勇気を貰えました
杏さんの・・・その、失礼な言い方になりますが・・・お気楽な言動のおかげで、仕事に対する緊張が随分和らいだように感じました
夕陽を背に手を振る少女たち
逆光に彩られた読書家たちの楽園
そんな彼女たちが愛しくて、私は足を止め
ここを離れるのが切なくて、私は長居する理由を探してしまいます
一つ理由を思いつき、鞄からスマートフォンを取り出します
あの、皆さんの写真を撮ってもよろしいでしょうか?
カメラアプリを起動して構えつつそう問うと
「ダメです」
きっぱりと放たれたありすちゃんの拒否の言葉
ショックのあまり思わずスマートフォンを落としそうになります
「あ、いえ!写真を撮るのがダメと言うことではなくてですね!」
矢継ぎ早に、取り繕うようにありすちゃんは続けます
その慌てぶりから察するに、私は相当絶望的な顔をしていたようです
「うん、確かにこのまま撮るのはダメだね」
・・・このまま、とはどういうことでしょう?
アイドルを撮影するのだからスマートフォンではなく一眼レフを持ってこいと言うことでしょうか?
「晶葉、あの子連れてきてよ。こないだバージョンアップしたって言ってたでしょ?」
「了解だ、少し待っていてくれ」
「ありすは文香を確保ー」
「わかりました!」
皆さんの意図を測りかねたまま、私はありすちゃんに促され部屋の中心に
程なくして戻ってきた晶葉さんの後ろに、見覚えのあるピンク色の物体が着いてきています
菜々さんのライブでバックダンサーを務めていたウサちゃんロボさんです
「さあ文香、スマートフォンを貸してくれ」
はい・・・えっと、これはどういうことでしょうか?
「文香さんも一緒に写らなきゃ意味がないじゃないですか」
「ま、そういうこと」
「と、言うわけでウサちゃんロボよ、シャッターを頼む」
「ウサ!」
なるほど、そういうことでしたか
私の右手をしっかりと握るありすちゃん
左側にはいつもの得意気な表情でポーズを決める晶葉さん
足元では杏さんが気だるげに胡座をかいています
「ウーサッサ!」
響くシャッター音
今、きっと私は、これまでのどんな時よりも自然に笑えていると思います
・・・皆さん、ありがとうごさいます
「今の写真、後でメールで送ってくださいね!」
「私にも頼む」
「杏にもねー」
はい、もちろんです!
ウサちゃんロボさんのランドルト環のような手からスマートフォンを受け取ります
ウサちゃんロボさんも、ありがとうごさいました
「ウサー!!」
あの、晶葉さん・・・この子も撮ってよろしいでしょうか?
「ああ、是非撮ってやってくれ」
保護者?の了解を得たのでレンズを向けると・・・
「ウサー」
・・・逃げられてしまいました
そのまま可愛らしい足取りで晶葉さんの元へ向かうと、白衣の裾をくいくいと引っ張ります
「ん?どうした、ウサちゃんロボ?」
「お母さんと一緒がいいんだってさ」
「意外と甘えん坊さんなんですね」
「フフッ、仕方ない子だな」
晶葉さんはそう言ってウサちゃんロボさんを抱き上げ、こちらを向きます
「さあ文香、撮ってくれ」
再び響くシャッター音
液晶に写った晶葉さんは、いつもの得意気な表情とはまた違う
まるで子供をあやす母親のような優しい笑顔でした
十代の方をそう評するのは失礼かもしれませんが、率直にその感想を伝えてみます
「ハハッ、そうか」
少し照れたように視線を逸らしたあと、晶葉さんはこう続けました
「みんなと話している時の文香も、そんな感じの笑顔だぞ?」
・・・そうなんですか?自分では気付きませんでした
「前にも言ったが、君にはそういう穏やかな笑顔が似合うよ」
「晶葉さんの言う通りです!だから文香さん、もう別れ際にあんな寂しそうな顔しないで下さい!」
「そうそう、別にいつだって会えるんだしさ」
どうやら皆さんに私の心情を見透かされていたようです
そんなに顔に出やすいのでしょうか?
それから私はここぞとばかりに写真を撮らせてもらいました
時間が許す限り、それはもう何枚も・・・
用事を済ませた帰りの電車の中
いつもならいの一番に本を取り出し読書に耽るのですが、今日は違います
スマートフォンを取り出し、先程の写真をじっくり見返すことにしました
緩んだ顔で画面を眺めていると、ふと耳に入ってくる他の乗客たちの会話・・・
高校生でしょうか、制服を着た二人組が卒業式や進路のことについて語り合っています
進学先や将来に対する不安、いずれ訪れる友人たちとの別れへの悲しみ
まもなくやってくる春は別れの季節
そんな話を聞いてしまうと、私の胸にも何だか暗い影が落ちます
神話やおとぎ話では、人はいつも楽園を追われてしまうのです
私たちも、いずれあの場所を追われる日が来るのでしょうか
そんな不安が心から離れなくなってしまいました
スマートフォンを握る手が無意識のうちに震えて操作が覚束なくなり
意図しないページを開いた本のように考えに脈絡がなくなり
ネガティブなことばかりが心の中を駆け巡り
揺らいだ視線の先に映った一枚の写真
いつもの気だるげな表情におざなりなピースサインの杏さん
『そうそう、別にいつだって会えるんだしさ』
そんな何気ない彼女の一言を思い出すだけで、さっきの不安が嘘のように消えていきます
また・・・助けられてしまいましたね
深く考え過ぎるのは、私の悪い癖です
そう、たとえあの部屋が使えなくなっても、私たちはいつだって会える
私たちが集ったなら、そこが楽園になるのです
そう考えることにしましょう
そう信じたなら、きっと・・・
楽園で交わす暖かい言葉と気持ちが、私の一生の宝物になるでしょう
おわり
以上。
文香SSに見せかけた巧妙な晶葉とウサちゃんロボのダイマでした。
もちろん文香も好きです、はい。
ともあれ、池袋晶葉はロボットのお母さんカワイイ、鷺沢文香は文学少女カワイイ、それだけ伝われば十分だ。
過去作宣伝
タイトルはシリーズっぽいけど共通点は晶葉カワイイだけなので気が向いたらどうぞ
池袋晶葉「逆襲の谷」
池袋晶葉「逆襲の谷」 - SSまとめ速報
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概要:あだ名DEロンパ
池袋晶葉「逆説の楽」
池袋晶葉「逆説の楽」 - SSまとめ速報
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概要:ロボティック未来予想図
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