ありえたかもしれないひとつの未来。
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穂乃果「この前って、半年くらい前じゃん」
海未「…ああ、もうそんな前ですか」
海未「…しかし」
穂乃果「どうしたの?」
海未「まさか、こんな街中で出逢うとは思いませんでした」
穂乃果「私も、海未ちゃんがいることに吃驚したよ」
海未「私は日舞の依頼がありましたので」
海未「…穂乃果は、いつもああいうところで」
穂乃果「うん、歌ってるよ」
穂乃果「…どうしても思い出しちゃってさ。この街は」
海未「あの頃のことを…ですか?」
穂乃果「うん。あの頃の私達って、凄かったなって」
海未「…私も」
海未「私も、そう思うことはあります」
海未「あの頃の私達が、どんなに一生懸命だったか」
海未「穂乃果は…本当凄いですよね」
穂乃果「な、何急に」
海未「廃校を阻止するため、スクールアイドルをつくり、そして見事それを果たした」
海未「誰にでもできることではありません」
海未「穂乃果だから人が集まり、穂乃果だから想いを叶えることができた」
海未「あなたは素晴らしく、凄い人なのです」
穂乃果「…照れるよ」
海未「照れてください。私では為し得なかったでしょうから」
穂乃果「今日の海未ちゃんちょっとおかしくない?」
海未「失礼ですね」
穂乃果「だって今までこんなこと無かったし」
海未「私だって普通に褒めていたときもあったでしょうが」
穂乃果「…そうだっけ?」
穂乃果「だいたい海未ちゃんに怒られてた記憶しかないや」
海未「それはあなたが悪いんですよ」
穂乃果「まあそうなんだろうけどさ…」
穂乃果「…そうだ。今年のラブライブはどんな感じ?」
海未「今年の、ですか?」
海未「花陽からメールが来ますが…」
海未「今年も予選が開かれているそうです」
穂乃果「やっぱり多いんだねえ」
海未「ええ。それもこれも」
穂乃果「私達がドームライブを後押ししたおかげかな?」
海未「まあそうでしょうね」
穂乃果「謙遜しない海未ちゃんも久しぶりだね」
海未「あなたが謙遜だなんて言葉をつかう日がくるとは…」
穂乃果「バカにされてる」
海未「悪いのはあなたです」
海未「…そろそろ駅に着きますかね」
穂乃果「まさかあの頃と同じホテルだなんてね」
海未「私はあなたが書き間違えたホテルにあなたが行くとは思いませんでしたよ」
穂乃果「だからちょっと間違えちゃっただけなんだって」
海未「本当に命が無かったかもしれないんですからね」
穂乃果「はい…」
穂乃果「って、あ」
海未「?」
穂乃果「マイク…忘れた…」
海未「えぇ!?」
海未「って、それでは?」
穂乃果「…?」
穂乃果「あ…」
穂乃果「 (ゝω・)ゝ☆ 」
海未「穂乃果…」
完
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