モバP「全国ドッグコンテスト……」 (31)
※キャラ崩壊注意
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P「ついにこの日が来たな、凛」
凛「うん、ハナコの調子もばっちりだよ」
ハナコ「きゃんきゃん!」
P「この全国ドッグコンテストはアイドルにとっては避けて通れない登竜門と言われている。このコンテストで優勝しなければ、犬好きのアイドルを名乗ることなんて許されえないぞ」
凛「わかってるよ。まぁ、私とハナコなら大丈夫」
P「……信じてるぞ、凛、ハナコ」
凛「絶対に負けられない……死んでいった美優さんのためにも!」
ハナコ「きゃん!」
美優「あ、あの、私……ここに……」
-会場-
幸子「さぁ、始まりました!全国ドッグコンテスト!実況は可愛いボクと!」
ヘレン「世界レベルの私がお送りするわ」
幸子「ところでヘレンさん、全国ドッグコンテストって、何かご存知ですか?」
ヘレン「ふ、愚問ね。全国がドッグであるなら、世界が私ということよ」
幸子「なるほど、つまりボクは可愛いってことですね?」
ヘレン「ふ」
幸子「さて、それでは、一回戦を始める前に、かわいいボクが注目している選手に突撃インタビューと行きましょうか!」
巴「ウチの土佐ぁが優勝じゃ!」
土佐「ばう!」
幸子「おぉ!やる気十分ですねー」
巴「当たり前じゃ!ウチと土佐は生まれたときからずっと一緒に育ってきたけ、負けん」
巴「寝るときも、食べるとき、怒られる時も、ずっと一緒じゃ、なぁ土佐?」
土佐「ばう!」
幸子「土佐犬もライオンに比べれば可愛いものですね!」ナデナデ
幸子「続いてインタビューするのは……あ、こんにちわ~!」
聖來「こんにちわ」
幸子「可愛いわんちゃんですね~!僕の4000分の1くらい可愛いですよ!!」
聖來「うふふ、ありがとう」
幸子「名前はなんていうんですか?」
聖來「名前?ないよ」
幸子「え?」
犬「……」
聖來「さぁ、わんこ、優勝に向けてお散歩よ!」
犬、改めわんこ「……わん」
幸子「あんなに仲がよさそうなのに何だか泣けてきました……」
幸子「まぁ、でもこれも一種の愛の形なのかもしれません!」ドヤァ!
幸子「続いて……インタビューしたいんですが…」
時子「あぁん?」
幸子「ひぃ、え、えーっと、時子さんのわんちゃんはどこに……」
時子「っち、いるじゃないの、そこに」
幸子「え?」
時子P「ふぅ……ふぅ……」
幸子「」
幸子(四つん這いになってリードをつけられてます……)
時子「遅いのよ、このぶ……駄犬が!」ぴしぃ
時子P「きゃう!(ありがとうございます!)」
時子「ふぅ」ノシ
時子P「うっ」ずし
時子「あ?今、私が乗って呻いた…?」
時子P「そ、そんなことは……」
時子「犬はワンとなきなさい!」ぴしぃ
時子P「わん!!(ありがとうございます!)」
幸子「え、えーっと、ありなんでしょうか、これは、ありなんですね、はい」
幸子「そして……」
凛「なに?」
ハナコ「きゃんきゃん」ぺろぺろ
幸子「わわ、可愛いですね~、ボクの4000分の1くらい可愛いですよ。やっとまともなわんちゃんに出会えた気がします」
幸子「では、凛さん、優勝に向けて、意気込みはありますか?」
凛「別に、特にないよ」
幸子「あれ、そうなんですか?」
凛「ま、優勝は……狙うけどね」ギラ
ハナコ「わんわん!」
幸子「犬と戯れるボクも可愛いですね~!!」ナデナデ
凛「聞いてる?ねぇ?」
美優「り、凛ちゃんがんばって……!」
P(凛、頑張れよ!)
-一回戦-
幸子「さぁ、それではお待たせしました!第一回戦の様子を見てみましょうか!可愛いボクに見とれて、見逃さないように気を付けてくださいね~」
ヘレン「まずはお手並み拝見ね」
凛「はぁ!ハナコ!お手!お座り!伏せ!」
ハナコ「きゃん!きゃん!」サッサ
聖來「負けないよ!わんこ!ジャンプ、逆立ち!ころりん!」
わんこ「わんわん!」パクルリン
幸子「おおっと!これはいきなり、高度な試合ですねー。しかし、見たところ、技の難度は少しだけ聖來さんが上でしょうか?」
美優「ぷ、プロデューサーさん、凛ちゃんが押されてますよ……」ハラハラ
P「大丈夫ですよ、まぁ、見ていてください」
聖來「ハナコちゃんも可愛いけど!うちのわんこにはその程度の犬技では勝てないよ!」
わんこ「わんわん!」
ハナコ「きゃうん!」
凛「……っく」
凛(まだコンテストは始まったばかり、いきなり使いたくなかったけど……)
凛「ハナコ「あれで」いくよ」
ハナコ「……きゃん!!」
幸子『おおっと!ハナコ、ここで蒼く光を放つ!!』
ハナコ「」ジジジジジ
聖來(何か来る!?)
聖來「わんこ!よけ……」
凛「遅い!蒼の犬(ケン)を受けよ!アイオライトブルー!!」
ハナコ「きゃう!!!」ビュン!
わんこ「っ……!!!!」ガン
ドガシャーン!!
聖來「わんこ!」
わんこ「」
審判「わんこ、戦闘不能!ハナコの勝ち!」
幸子『な、なんなんでしょうか、今の技は!?ハナコが蒼い光に包まれたと思ったら、いつの間にか、わんこが吹っ飛んでいました!」
ヘレン「へぇ……」
-楽屋-
凛「はぁ……はぁ……」フラ
P「凛!?」ガシ
凛「プロデューサー……」
P「大丈夫か?」
凛「……うん、まだまだ、これからだよ」
美優「あの、これ、飲みものと……ジャーキー……」
凛「ありがとう、美優さん」
凛(そう、まだ一回戦、優勝まで、こんなところで倒れてられない……!)
-2回戦-
幸子「さぁ、会場が一層ヒートアップしたところで、2回戦いっちゃいましょうか!!」
凛(2回戦の相手は……!?)
仁奈「犬の気持ちになるですよー」
凛(よ、幼女!?)
凛(着ぐるみに首輪、リード……その先には)
仁奈P「仁奈、この調子でがんばるぞ!」
仁奈「……がんばったら、いっぱい褒めてくれやがりますか?」
仁奈P「もちろん!なでなでしまくってやる!」
仁奈「えへへ、頑張るですよー!」
美優「そんな、犬対人間なんて、こ、こんな相手、どう戦えばいいんでしょうか?」
P「慌てないでください、美優さん、凛の目を見てください」
美優「え?」
凛「……」
P「凛のやつ、何か、秘策があるみたいですよ」
仁奈「わんわん!でごぜーます!!」
ハナコ「くぅん……」
凛(流石に幼女を傷つけるわけには……)
幸子『これは、凛・ハナコペア。仁奈ちゃんのボクの次にカワイイ遠吠えに手も足もでません!』
仁奈P「いけいけ、仁奈!頑張れ頑張れ仁奈!」
仁奈「ぷろでゅさーに褒めてもらうために、頑張るでごぜーます!わんわん!」
美優「仁奈ちゃん、可愛い……その、将来、あんな子供、欲しくないですか?」チラ
P「うーむ、それにしても、凛のやつ、一体何を考えてるんだ」
仁奈P(いける!行けるぞ仁奈!)
仁奈P(仁奈が両親と色々あって、一人ぼっちになった仁奈を引き取った時はどうなるかと思ったが!)
仁奈P(なれる!このドッグコンテストを足掛かりに彼女はトップアイドルに!……?)チョイチョイ
早苗「はい、お取込み中ごめんね~。ちょっとお話があるんだけど」ボキボキ
仁奈P「」
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