乃々「凛さんが縛られてるんですけど……」 (31)



『森久保ォ!』


『今日は森久保のために凛に協力してもらったぞ森久保ォ!』


『一晩かけてたくさん凛に触って人見知りを克服しろよ森久保ォ!』


『まゆ独自の縛り方だから解こうとしても無駄だぞ森久保ォ!!』


『by プロデューサー(協力:まゆ)』



乃々「……」


乃々(どうも、もりくぼです)

乃々(お仕事がやっと終わって、もりくぼの安息の地)

乃々(すなわち、事務所の机の下に入ってリラッくぼしようと思っていたら)

乃々(こんなお手紙がはいってました)


乃々(……それと)


凛「ん……」


乃々(机の下には凛さんも一緒にはいってました)


乃々(凛さん。渋谷凛さん)

乃々(もりくぼの大先輩で)

乃々(もりくぼのラジオ収録を支えてくれた人で)

乃々(もりくぼなんかにとっても優しくしてくれて)

乃々(もりくぼにとっては、手の届かないようなすごい人で……)


乃々(そんな凛さんは今……)



凛「んっ、んううっ……」ギシギシ





乃々(目隠しと猿轡を着けられて)

乃々(後ろ手に縛られて)

乃々(机の下に放置されていました)


乃々「……」



乃々「む、むーりぃー……!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479824793


いつもの拘束モノです。


ちょっと無理した50連。もりくぼ出ませんでした。

30連目でSSR奈緒と夕美が出ました。既に持ってました……


カチャカチャカチャ


凛「! ぷはっ……」

乃々「り、凛さん、だだだ大丈夫ですか……?」


凛「……乃々!」

凛「おかえり! 今日のお仕事、ちゃんと頑張れた?」

乃々「あ、はい……なんとか、やり切りましたけど……」

凛「そっか! 偉いよ乃々~! やっぱり乃々は出来る子だって信じてたよ!」

乃々「あ、えっと、ありがとうございます……」

乃々「……」


乃々(なんでこの状況で平然ともりくぼと会話できるんですか……!?)

乃々(あうう……もりくぼに向けられた聖母のような微笑みがもりくぼをちくちくと刺すぅ……!)

乃々(それはまるで太陽に焼かれる吸血鬼……いえ、もりくぼはそんなすごいものじゃなくて)

乃々(なり損ないのグールがずりずり焼かれるようなあああぁぁぁ……!!)


乃々(このまま凛さんのお顔を見ることなんて、もりくぼにはできません)

乃々(もりくぼはもりくぼですが、もりくぼだろうと一応女ですし、胸元を見てもセクハラにはならないはず……)

乃々(一応女でも、もりくぼですけど……)

乃々(だから、こうやってお顔から目を逸らすことで、もりくぼのグールのようなぐずぐずとしたか弱い存在を守って……)


乃々「……」



乃々(……縛られた凛さんのお身体がえっちすぎるんですけどぉ……!!)

乃々(凛さんの色気でもりくぼが……もりくぼが溶けるう……!?)


乃々「うううあああううああああああ」ジュワワワワ


凛「乃々? だ、大丈夫?」

乃々「ごめんなさい凛さん……大恩人の凛さんを相手に目線を逸らしちゃ失礼だって思ってぇ……」

乃々「せめて胸元を見ようと思ったんですけど……もりくぼには無理でした……」ジュワアア

凛「乃々―――っ!?」


~数分後~


凛「……乃々、ほんとに大丈夫?」

乃々「あ、はい……何とか焼け死にしないで済みました……」

乃々「……」グイグイ

凛「あッ……」ビクッ

乃々「……喘ぎ声がえっちぃ……」ジュッ

凛「乃々!?」


乃々「あ、えっと……すみません……」

乃々「猿轡と目隠しは取れたので……手も解けないか、やってみたんですけど……」

乃々「所詮もりくぼには不可能の領域でした……」


凛「気にしないでいいよ、乃々。元々頑丈な縛り方みたいだし」

凛「それに、いきなりまゆに縛られたときはビックリしたけど……乃々のためなら一晩くらい我慢できるよ」




凛「ほら、手紙によれば乃々の人見知り克服が目的でしょ?」


凛「一晩、お世話よろしくお願いします。たくさん触っていいからね」ニコ


乃々「触っ……!?」

ホワンホワンホワンホワーン


~森久保の脳内~


触る

おっぱい

おしり



うなじ

お風呂


とてもえっち


~~


乃々「む、むむむむむむむーりぃー!!」バッ

乃々「もりくぼなんかが凛さんにおさわりするなんて、え、越権行為ですしぃ……!」

乃々「一晩縛られたままですけど、どうかそれだけは我慢してください……」

乃々「もりくぼは何もしません……手なんか出しません……」

乃々「空気のように……いえ、なんの役に立つか分からない、ただあるだけの窒素原子のようにそこにいるだけですし……!」

凛「それじゃ意味がないんじゃないかな」


凛「それに乃々が触ってくれなきゃ……お世話してくれなきゃ、ご飯もお風呂も出来ないよ?」


乃々「ふえっ?」


凛「乃々が食べさせてくれなきゃ、犬食いするしかないし」

凛「乃々が洗ってくれないなら、お風呂も一晩我慢するしかないよね」

凛「乃々とお風呂入るの、楽しみにしてたんだけどなー……」


乃々「もりくぼの、せいで……?」


乃々(もりくぼが何もしなかったら)

乃々(もりくぼのせいで凛さんは犬のようにみっともなくご飯を食べる様を見せてしまう)

乃々(もりくぼのせいで凛さんの匂いが臭いものになってしまう)

乃々(いや、それだけじゃなくて……)

乃々(もりくぼのせいで……凛さんが……)


乃々(……イエロー&ブラウン?)



乃々「……やります」

凛「!」

乃々「もりくぼがふがいないせいで、凛さんにご迷惑をおかけすることは万死に値しますので……」

乃々「もりくぼですけど、一晩だけ我慢してください……」

乃々「もりくぼはもりくぼのやれるだけ、凛さんのお世話をします……」


凛「乃々……!」


乃々「お食事だって、お、お、お、おふっ、お風呂だって……!」

凛「ふふっ。よろしくね、乃々」


乃々「……それから」

凛「?」


乃々「ど、どんな大きな障害だって……」

乃々「だ、『大』だけに……ふへへ……ふへへえへへへへへへへ」ガクガクガクガクガク


凛「大……?」ハッ

凛「だ、大丈夫だよ乃々! 済ませてるから! 済ませた直後に縛られたからっ!?」


乃々(こうしてもりくぼは、もりくぼでは大いに役者不足だと感じながら)

乃々(一晩だけ、手を縛られた凛さんのお世話をさせていただくことになりました)

乃々(でも、その前に……)


乃々「まず女子寮まで歩かないといけないんですけど……!」ギュウウウウ

凛「の、乃々? そこまでくっつかなくても歩くくらいなら出来るよ?」

乃々「いえ……手が使えないと、バランスを取れず歩くことすら困難になるともりくぼは聞いています」

乃々「暴漢に襲われればもりくぼは蛇に睨まれたかえるくぼ……でも凛さんは逃げることも抵抗することも出来ないんです……」

乃々「もりくぼでもスケープゴートにはなれます。絶対に絶対に凛さんを襲わせるような真似はしないんですけど……!!」ギュウウウウウウ


凛「……」

凛(今……私は縛られているのが分からないようにコートを羽織らされて、乃々に腰に抱き着いて支えてもらって歩いてる)


凛(プロデューサーには『親御さんには許可を取ってあるから、2人とも今晩は女子寮の空き部屋で暮らしてくれ』って説明された)

凛(それと、『一応遠くから見張ってるから、帰り道は安心していいぞ』とも)

凛(だから、乃々がこんなに真っ赤になって、冷や汗を垂れ流してまで私に抱き着いている必要はないんだけど……)

凛(でも……)



乃々「かえるくぼくぼくぼみくぼくぼあわせてくぼくぼみくぼくぼ」ギュウウウウウウ



凛(乃々から抱き着かれるなんて初めてだから、このままでもいいかな。ふふっ)


~女子寮・空き部屋~


乃々「何とか女子寮まで辿り着けました」

凛「はい」

乃々「寮の人には、凛さんが縛られていることを隠し通してお部屋まで連れて行けました……まゆさん以外」

凛「はい」


乃々「あとは凛さんにお食事を運んで、閉まるギリギリの時間に誰にも見つからないよう凛さんをお風呂に入れることが出来れば……凛さんのえっちな姿を誰にも見せずに済みます」

凛「私のエッチな姿?」


乃々「はっ」

乃々「わ、忘れてほしいんですけど……!」


乃々(と言うか、もりくぼはさっきまで凛さんにしがみついて……)

乃々(もりくぼのすみずみまでいきわたる、凛さんのにほひ……!)プシュー


凛「お疲れ様。守ってくれてありがとね、乃々」ニコニコ

乃々「あうう……!」グルングルン


~食事タイム~


乃々「も、持ってきました……!」カチャカチャ

凛「待ってました!」ニコニコ

乃々「今日は、その……パンとミネストローネと、サラダとチキン、です……美味しいぶん、ただのチキンなもりくぼの上位互換……」

凛「鶏肉にお仕事はできないよ?」

乃々「やろうと思えばば出来るんじゃないでしょうか……では……」


乃々「切り分けて……」

乃々「フォークでさして……」

乃々「あ、あーん……!」プルプルプルプル

凛「んっ」パクッ

凛「……ん。美味しいよ乃々!」モグモグ

乃々「はふう……食堂の人はすごいですね……」


凛「それだけかな?」

乃々「…え?」

凛「乃々と一緒に食べるから、もっと美味しく感じるんだって私は思うんだけどな」


乃々「な……!? な、ないです。もりくぼはむしろ、いるだけで味の力を抑えてしまう拘束具……こうそくぼ……」

乃々「食べさせるのがもりくぼでなければ、きっともっと美味しく……」


凛「もう。乃々ってば、そんな事ないのに……」プク


乃々「つ、次はミネストローネ……スープです……どうぞ……」プルプル

凛「……まだ熱いんじゃないかな。冷ましてくれる?」

乃々「さ、冷ますって…?」

凛「それはもちろん……乃々が、ふーって」クスッ

乃々「あひい……ふううううううう……ふーーーーーー……」


乃々「ど、どうぞ……もりくぼの息で汚染されたスープです……」

凛「乃々のとっても美味しそうなスープだね。いただきます」ツゥ

凛「んっ……あっ」タラッ

乃々「!? ごごごごめんなさいもりくぼのせいで凛さんのおからだにスープが垂れうあああああああ」

凛「ホントだ、ミスしちゃった……」


凛「……乃々。拭いてくれる?」クスッ

乃々「ふっ!?」

凛「うん。乃々になら任せられるから」

乃々「で、でも拭くってことはつまり……」


乃々(胸元に垂れたスープを拭うってことで)

乃々(つまりおっぱい)


乃々「あう……」クラッ

凛「ふふっ、よろしくね乃々」



乃々(……拭きました)

乃々(『むに』って感触が気持ちよかったです)


――――――――――――――――――――


乃々(『縛られた凛さんのお世話をする』。もりくぼには荷の重い任務でしたが、なんとかここまではやって行けたと思います)

乃々(それはすべて、『もりくぼのせいで凛さんの恥ずかしい所を見られるわけにはいかない、不便な目に遭わせてはいけない』……その一心でした)

乃々(そんなもりくぼの前に……もりくぼの一生で一番の危機がやって来ました)

乃々(お風呂タイムです)



カポーン……


乃々「か、かゆいところはないですか……」ワシャワシャワシャ

凛「大丈夫だよー。乃々の手、気持ちいいよ……!」ニヘラ

乃々「そんなこと……」


乃々(もりくぼは、当然のことながら……誰かとお風呂に入ることなんてできません。はずかしいです……)

乃々(それでも、今誰もいないお風呂で、凛さんとご一緒に入浴できるのは……さっき言った使命感もあると思いますけど……)

乃々(それ以上に、凛さんのお身体の綺麗すぎるのが逆にもりくぼの羞恥心を吹っ飛ばしたからなのでしょう……)


乃々「ながします……」

凛「ふあ……」ザー


乃々(凛さんの上着は、縛られていて完全に脱ぐことが出来ませんから……手首にまとめて、ビニール袋で濡れないよう包んでいます)

乃々(凛さんの服は、腕ごと後ろにまとめられていて……だから、いま凛さんのお身体を隠せるものは何もないです)


乃々(なんと美しいお身体でしょうか)

乃々(シミひとつない、白くてきめ細やかな背中)

乃々(健康的に肉のついたふともも)

乃々(もりくぼの貧相な73とは違う、決して小さくはなく柔らかさとハリを感じさせる80)

乃々(そけいぶ)

乃々(持って生まれたかのように絞られたウエスト)


乃々(世界はなんと残酷なのでしょうか)

乃々(今もりくぼは頭を洗わせてもらっています)

乃々(でも、これが終われば……)

乃々(もりくぼごときがこのお身体に手をかけることになってしまうのです)


乃々「か、髪……終わりました……」

凛「ありがとう乃々。身体もお願いしていい?」

乃々「やっぱりぃ……?」

凛「うん。乃々に洗ってほしいな」


乃々(ああ……どうしてもりくぼなのでしょう)

乃々(もりくぼが触れば触るほど、凛さんがもりくぼに汚されていく……)

乃々(もりくぼが凛さんの匂いに染められたように、もりくぼの森の野獣たちが凛さんのお肌を蹂躙していってしまうう……!)

乃々(それはまるで鍵十字の軍靴のようにいい……!!)



乃々「……っ……」ゴシゴシ

乃々「うっ……ぐすっ……」ゴシゴシ

乃々「ぐすっ……うえええっ……」ゴシゴシ


凛「乃々!? だ、大丈夫!? そんなに一緒のお風呂がダメだった!?」

凛「ごめんね気付かなくて! 一晩くらい我慢すれば良かっ……あッ」ピクッ

乃々「はっ……いま、もしかして凛さんに辱めを……」

乃々「……ヴあああああああアアアアアアア……!!」ドバア

凛「乃々―――っ!?」


――――――――――――――――――――


――――――――――――――――――――


まゆ「……」

まゆ「……あの、乃々ちゃん泣いちゃってますけど……このまま見ていていいんでしょうか……? どうぞ」

P『大丈夫、凛と乃々を信じなさい。どうぞ』

まゆ「Pさんがそう言うのなら……」


――――――――――――――――――――


~風呂上り・事情説明後~


凛「……良かった。恥ずかしくて泣いてたわけじゃ、ないんだね」

乃々「誤解を与えてしまって、すみませんでした……凛さんを汚すだけじゃなくて、心配までかけてしまって……」

凛「汚くなんてないよ。乃々はこんなに可愛いのに」

乃々「もりくぼは可愛くなんて……」

凛「……」


凛「……よし」

凛「乃々。今日は一緒に寝よ?」

乃々「えっ…!? で、でも、あとは寝るだけですし、もうもりくぼの手なんか……もりくぼは床で寝ますし……」

凛「この姿で寝ると冷えちゃうんだよ。縛られてるから、新しく服を着ることもできないし」

凛「だから乃々がくっついて一緒に寝てくれないと私、風邪をひいちゃうよ?」

乃々「あうっ……」


乃々「……か、風邪をもりくぼのせいで引いては大変なので」

乃々「一緒に寝させてもらいます……」


――――――――――――――――――――


乃々(一緒のベッドに潜り込んだ凛さんの、微かに湿りが残った髪からは、とてもとてもいい匂いがしました)

凛「乃々は可愛いし、とっても優しい子だよ。汚くなんかない」


乃々(ぷるんと潤んだ唇も、僅かに汗ばんだ胸元も、すべてが綺麗で……もりくぼが触れていいものではないと思ったんです)

凛「今日は一晩ずっとずっと、私のために働いてくれたでしょ。乃々のそう言う人想いなところが、とっても素敵なんだよ」


乃々(凛さんはそんな身体を……惜しげもなく、もりくぼに擦り付けて、じゃれて来るんです)

凛「小さくて頑張り屋で、自分で思ってるよりずっと根性があって。私はそんな乃々が大好きなんだよ……」


乃々(匂いと、柔らかい感触と、つややかな美しさと、甘い吐息を含んだ声と……それから、どこまでもどこまでも慈愛に満ちた笑顔が、もりくぼを取り囲んで、話してくれない)


乃々(だめです、凛さん。もりくぼなんかを捕らえないでください。もりくぼは、もりくぼは……)


乃々(―――ああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ…………)



ギュッ



乃々(もう凛さんに縛り付けられて、逃げられないぃぃ……)



凛「ふふっ。また乃々から抱き着いてくれた」


――――――――――――――――――――






この後滅茶苦茶いちゃいちゃした。





おしまい


ガシャを引く上で忘れてはいけないものがあります。

それは感謝の心です。

決めた金額で求めたSSRが出ようと出まいと、感謝をする心を忘れてはいけないのです。


やまなしおちなしいみなし、森久保がしぶりんのエロさに翻弄されている様を書きたいだけのssでした。しぶくぼ尊い。





あと10連だけ引いてきます。

SSRしまむーが出ました。

既に持ってました

最後の最後で来てくれました

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