緑谷「1-Aのイケてる生徒?」 (54)
僕のヒーローアカデミアのSSです。
よろしくお願いします。
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時刻は夜の8時を過ぎていた。
僕たちは訓練後のシャワーをすませ、夕食をすませ、寮の消灯時刻までの自由時間を文字通り自由に過ごすはずであった。
しかし、1-Aの生徒は今、全員が寮の共同スペースにいる。
そこにはただならぬ空気が立ち込めていた。
それはこの状況からして、不穏な空気、というやつだと思う。
なぜなら、女子は全員ソファに座っているにも関わらず・・・
男子は全員床に正座しているのだから。
耳郎「んで?なんなのこれ?」ヒラヒラ
男子一同「・・・」
耳郎さんが額に青筋を立てながら、右手で2枚の紙をひらめかせている。
麗日「こういうんは、あんまりよくないんやないかなぁ・・・」
芦戸「そーだそーだ!」プンプン!
葉隠「全くだよもう!」プンプン!
蛙吹「あきれてものも言えないわね」
八百万「はずかしいとは思いませんの?」
男子一同「すみませんでした!!!」土下座
その紙にはそれぞれこのように書かれている
「恋人にしたい女子ランキング」「エロい女子ランキング」
ことの始まりは男子の入浴時間が終わり、女子が全員お風呂に入っている間にこっそりと行われた無記名の1-A女子人気投票だっだ。
発案者はもちろん峰田くん。
そして悪乗りしやすい上鳴くんと瀬呂くんが場を盛り上げていた。
男子の団結力がどーのこーので、すぐに懐柔されてしまったまじめな飯田くん。
簡単な挑発でいいように扱われてしまったかっちゃん。
そして最近、ノリというものを意識しはじめた轟くんらが参加を表明した時点で、男子全員の参加が決まっていた。
内容は1-A女子で恋人にふさわしい女子とえっちなことをしたい女子を無記名で投票すること。
自分自身の名前の記入だけはどうしてもダメだと、僕を含めてシャイな面子が反対した結果、最低限のモラルは保てていたはずだった。
峰田くんがその集計結果を落とし、葉隠さんに拾われるまでは・・・
葉隠「最初はなんの紙かと思ったんだけど…」
蛙吹「あまいわ透ちゃん。峰田ちゃんが持っていたのだから、そーゆーものなのよ」
八百万「その通りですわ。破廉恥な内容に決まっています」
麗日「まぁまぁ。まだランキングのタイトルしか見てないんやし」
芦戸「でも中身はちょ~っと気になるよね~」
???「ハァン?どれどれ?」サッ
耳郎「あっ!ちょっと紙を取らないで・・・」クルッ
マイク「Hey!」
一同「プレゼントマイク!?」
マイク「なんだかおもしれぇ状況になってんなと思って近づいてみれば・・・なになに?」
耳郎「ちょっと!?」
マイク「1-A恋人にしたい女子ランキングにエロい女子ランキング?」
マイク「・・・」ニヤァ
マイク「Hey!エビバディ!!いまからこの俺、プレゼントマイクがこのランキングを発表しちゃうyo!!!」
男子一同「ええええええええ!?」
マイク「シャーラップ!お前らに拒否権はナッシング!まずは恋人にふさわしいGirlからだ!」
女子一同「ちょっ!?」
マイク「同率1票の第4位!芦戸アーンド蛙吹アーンド葉隠Daaaaa!!!」
芦蛙葉「!?!?!?///」
マイク「おっ!いっちょまえに頬を染めやがって!そりゃうれしいよなぁ!」
マイク「お前らはここにいる男子のだれか1人から恋人にしたいと思われてるんだぜぇえ!!!」
男子一同(うわぁ、本気で無記名でよかったぁ!!!)
蛙吹「こ、これははずかしいわね」///
葉隠「ね」///
芦戸「ふえぇ」///
マイク「くー!!!青春してんなぁおい!おらぁ、どんどんいくぜ!?次は2票で第3位、耳郎だぁ!」
耳郎「あたし!?」///
マイク「2人から想われてるなんてなぁ!顔真っ赤にしやがって!まるで乙女だぜ?」
耳郎「うううううるさい!!!」///
マイク「続いて4票、第2位!麗日、おまえだyo!」
麗日「ふあっ!?」///
マイク「4人たぁモテモテだな、麗日!よりどりみどりって感じじゃねぇか!」
麗日「よりどりみどりって///」
マイク「お待たせしました、第1位!5票獲得したのは~、八百万!」
マイク「さすが推薦入学者!さすが副委員長!さすがだぜ!」
八百万「わたくしに5人もの殿方が///」
マイク「こんなんクラスの誰かに適当に告っても恋人できちまうんじゃねぇか!?」
八百万「そんなことしませんわ///」
わいのわいの・・・
男子一同(これ、俺らもすっげー恥ずかしい///)
マイク「OK!次のランキングだ!エロい女子ランキング!」
女子一同「・・・」
男子一同(あ)
マイク「第5位は・・・、あちゃー同率0票!蛙吹アーンド耳郎だぁ!」
蛙耳「・・・」
マイク「おいおい、さっきのランキングでこいつらに投票してたメンズはエロには興味ねーってか?それはそれでいいのかyo!」
マイク「続いて同率1票、第3位!芦戸アーンド葉隠!」
芦葉「・・・」
マイク「よかったなぁお前らは1票ずつだ!つまりさっきのランキングと同じ奴が投票してくれた可能性が~、大っ!?」
男子一同「」汗ダラダラ
マイク「リスナーが静かだがどんどん行くぜ?第2位は2票で麗日だ!2連続の単独2位おめでとう!」
麗日「・・・」
マイク「だがこいつはやべーぜ第1位!2ケタ10票獲得の八百万!やはりおまえがナンバーワンだ!」
八百万「・・・」
マイク「これ見るとモテとエロは関係あんだかねぇんだかわかんねーな!いい勉強になったぜ!」
マイク「それじゃリスナー?聞いてくれてセンキュー!アーンドグッナイ!!!」ピュー!!!
そういうとプレゼントマイクは走り去っていった。
とてつもなく重たい空気を残して・・・
女子一同「・・・」
男子一同(どうすんだよこれ!!!)
???「これはもうやり返すしかないわね!」バーン!!!
一同「ミッドナイト!?」
ミッドナイト「話はすべて聞いていたわ!この青臭い青春模様!んもうゾクゾクきたわ!でもこれじゃちょっと不公平よね!」
一同「?」
ミッドナイト「男子は異性に自分の気持ちをさらけ出され、女子は異性にどう思われているかを知った!」
ミッドナイト「そしてあなた達はいったいどんな顔でお互いを見ればいいのかわからなくなっているわ!」
ミッドナイト「ならばなすべきことは1つ!今度はイケてると思う男子のランキングを女子がぶっちゃけちゃいなさい!」
男子一同「!?」
ミッドナイト「そうすればお互いの関係はフェア!このもやもやした気持ちも簡単に吹き飛ぶはず!たぶんきっと!!もしかしたら!!!」
ミッドナイト「というわけで女子のみんな?この紙に気になる男の子の名前を・・・」
耳郎「この屈辱はそんなんじゃ晴れませんよ」ゴゴゴ
ミッドナイト「え」
蛙吹「そうね。私たちにも女子のプライドってものがあるわ」ゴゴゴ
芦戸「そうそう。私たちはフェアになりたいんじゃなくて・・・」ゴゴゴ
葉隠「男子に、「選ばれなかった屈辱」を味わってほしいなぁ?」ゴゴゴ
男子一同(そりゃあ、エロで選ばれなかったあの4人は怒るよなぁ)汗ダラダラ
ミッドナイト「ふむ・・・ならこういうのはどうかしら?」ヒソヒソ
ミッドナイト「おまたせしました!それでは今から1-Aイケてる男子ランキング、辛口発表会を開催します!」
芦戸「いえー!!!」パチパチパチ
葉隠「わーい!!!」パチパチパチ
男子一同(何か始まった・・・)
ミッドナイト「説明するわ!今から私が男子を1名呼びます!呼ばれた男子は女子6人の前に立ってもらうわ!」
ミッドナイト「そして女子6人のあなたへの評価を目の前で聞いてもらいます!」
男子一同「!?」
ミッドナイト「評価点は1人5点!だけど!わかってると思うけど辛口発表会よ?」
ミッドナイト「どんな罵詈雑言が飛んで来ようとあなた達に逃げ道はないからそのつもりで!」
男子一同(なんだかすごいことになってしまった・・・)
ミッドナイト「さっそくいくわよ?エントリーナンバー1番!青山くん!」
青山「」ドキッ
ミッドナイト「ちなみに名前の順よ?他意はないわ!」
青山「・・・フフフ」スクッ
青山「これはイケメンをきめる大会でしょ、マドモアゼル?ならこの輝かしい、いや、まばゆい僕は全然問題ないに決まってるじゃないか!」スタスタ
男子一同(あいつはそーゆーやつだよなぁ・・・)
男子一同(でも辛口って言ってたよな。どうなってしまうんだろう・・・)
ミッドナイト「では青山くんはそこに立っててね。それではいくわよ?得点パネル~オープン!」
バン!!!!!!
芦戸「2」
蛙吹「2」
麗日「1」
耳郎「1」
葉隠「2」
八百万「2」
青山「」
男子一同(辛口すぎー!!!!)
麗日(やばっ!辛口にし過ぎた?だって青山くん何考えてんのかよくわかんなくて・・・)
耳郎(いいのよ辛口なんだから!選ばれなかった屈辱を味わえ、男子!)
芦戸「ナルシーってイメージ自体マイナスだよね!」
八百万「実力が伴っていればまだしも、青山さんの実技は優れているとは言い難いですし・・・」
男子一同(やめてー!青山くんの心折れちゃう!!!)
青山「・・・フフフ、まだレディー達に僕の魅力は理解できないって・・・こと・・・か・・・な」バターン!
男子一同(青山が倒れたー!!!)
ミッドナイト「さぁ次行ってみよー!!!」
男子一同(スルー!?)
ミッドナイト「次は飯田くんよ!出てらっしゃい!」
飯田「俺の番か・・・。いや、これも悪ノリしていた俺の責任。甘んじて罰を受けようじゃないか」スタスタ
ミッドナイト「ふふふ、男らしいじゃない?それではパネル~オープン!」
芦戸「2」
蛙吹「4」
麗日「4」
耳郎「2」
葉隠「2」
八百万「4」
飯田「む?」
ミッドナイト「おおっとこれは、平均3!可もなく不可もなくって感じ?」
蛙吹「飯田ちゃんはまじめなのがいいところよね」
麗日「うんうん、みんなのこともしっかり考えてくれているし」
八百万「頭脳、実力申し分ない殿方だと思いますわ」
飯田「みんな・・・」ジーン
男子一同(なるほど!いい意見も正直に言ってくれるのか!)
葉隠「でもまじめ過ぎてつまんなそう」
飯田「」グサッ
耳郎「それなんだよねー。少しは融通利かせてくれないと息が詰まるってゆーか」
飯田「」グサグサッ
芦戸「彼氏だとめんどくさそうだよね!」
飯田「」チーン
男子一同(やっぱり辛口―!!!)
ミッドナイト「何事もほどほどにね飯田くん!さて次は尾白くんよ!」
尾白「うわ、俺の番か」スタスタ
男子一同(あ、読めたぞ展開。おそらく全部3だ・・・)
ミッドナイト「ではではパネル~オープン!」
芦戸「3」
蛙吹「3」
麗日「3」
耳郎「3」
葉隠「5」
八百万「3」
男子一同(!?!?!?!?!?!?)
葉隠「あ///」
尾白「へ///」
ミッドナイト「おおーっとここで5点満点が出たー!!!」
葉隠「ち、ちちち違うの!これはその、なんというか尾白くんはフツーだよ!?フツーなんだけど、それだけじゃないって言うか!実は頑張り屋さんで1人で敵に立ち向かう勇気もあって、そんな状況でもあたしの心配をしてくれたりもしてて・・・ゴニョゴニョ」///
尾白「わわわわかった!葉隠さんわかったから!///」あたふた
男子一同(クソッ!リア充○ね!)
葉尾((恥ずかしすぎる~~~!!!///))
ミッドナイト「んもう!!サイッコーよ!こんなのを待ってたのよ!どんどん行っちゃうわ!次は上鳴くんの番よ!」
上鳴「オレか!これでオレのモテ具合がわかるってもんだぜ!」意気揚々!
耳郎(む)
ミッドナイト「いくわよ~!パネル~オープン!」
芦戸「4」
蛙吹「2」
麗日「2」
耳郎「3」
葉隠「3」
八百万「2」
上鳴「ぐっ!?」
芦戸「あり?上鳴ってどっちかっていったらイケメンじゃない?」
蛙吹「いいえ、あれはチャラ男というのが正しいと思うわ」
麗日「うん、実は私もあーゆーのは苦手で・・・」
上鳴「なんだよみんなキビシーなぁ。部屋王決める時もそうだったし・・・」ブツブツ
耳郎(ったくアンタは不特定多数から良く見られたいわけ?ホントそーゆーのさえなければ、5・・・は言い過ぎだけど4くらいはあげてもよかったのに・・・。アンタ面白いところもあるんだからもっとこうさぁ・・・)もやもや
八百万「?」
ミッドナイト「うーん、ギリ平均以下ね!」
上鳴「グハァ!!」
男子一同(ミッドナイトからの不意打ちー!!!)
ミッドナイト「さぁ次は切島くんね!」
切島「おっし!女子たちを不快にさせたんだ!責任は取るぜ!」スタスタ
ミッドナイト「んんー!雄って感じね!いいわぁ!パネル~オープン!」
芦戸「1」
蛙吹「4」
麗日「4」
耳郎「2」
葉隠「1」
八百万「4」
ミッドナイト「こ、これは?」
男子一同(なんつー極端な)
蛙吹「あら、切島ちゃんは自ら進んで謝ることができる、正直者で素敵な子よ?」
八百万「そうですわ!勇気と実力を兼ね備えた好青年ですわ!」
切島「2人とも・・・」
芦戸「あー梅雨ちゃんは切島の部屋見てないもんね」
蛙吹「ケロ?」
葉隠「彼氏にやってほしくない部屋ランキング2位くらいにありそうなんだよ?」
麗日(暑苦しいのってそこまでダメなんかなぁ)
芦戸「もし切島が彼氏になったらデートに筋トレとか入ってそうじゃない?」
葉隠「ありそー!」
切島「」プルプル
男子一同(やめてあげてー!もう涙目だからやめてあげてー!!!)
ミッドナイト「ま、まぁ4が3つもあるんだから人を選ぶってことで!」アセアセ
男子一同(あまりに見ていられなくてミッドナイトがフォローに回ってる・・・)
ミッドナイト「さ、さぁ次は誰?口田くん?口田くーん?」
口田「」スタスタ
ミッドナイト「うん!寡黙なのね!それじゃあパネル~オープン!」
芦戸「2」
蛙吹「3」
麗日「3」
耳郎「4」
葉隠「2」
八百万「3」
男子一同(えっ!?あの耳郎が高評価!?)
芦戸「うさちゃんはかわいかったけど、動物の話で盛り上がれたらもっと楽しそうなんだけどなぁ」
葉隠「そうそれ!口田がしゃべってくれないとあたしが横にいる絵面がなんかさびしい!」
麗日「うち、そもそもあんま接点ないんやよねぇ」
耳郎「いやいや、あいつ結構勇気あるし、いい男だよ?」
口田「!?」
耳郎「自分の苦手から逃げずに克服しようとしたし、寡黙がマイナスってことはないんじゃないかな?」
口田「///」
男子一同(今まで辛口だった耳郎から誉められてる!口田すげー!)
ミッドナイト(あらあら口田くん、顔を赤くしちゃって。かわいいわねぇもう!)
ミッドナイト「はい!口田くんでした!つぎは砂藤くんよ!」
砂藤「う、ウス!」スタスタ
砂藤(俺、こーゆーの場違いなんだよなぁ。自分がブ男なのわかってっしさぁ・・・)はぁ
ミッドナイト「どんどんいくわよ!パネル~オープン!」
芦戸「3」
蛙吹「2」
麗日「3」
耳郎「3」
葉隠「3」
八百万「4」
砂藤「うおおお!!!!平っ均っ!!!!」
蛙吹(あら?あの唇とかガタイとかけっこう人を選ぶかと思ったんだけど違うのかしら?)
八百万「殿方でケーキを作れるのって格好いいと思いますわ!今度、お茶会にお呼びしたいですもの!」
芦麗耳葉「あたし(うち(わたし))らも呼んでー!!!」ワイワイ
蛙吹(え?何それ?知らない・・・。わ、私は行っていいのかしら)オドオド
男子一同(気づいてあげてー!梅雨ちゃん不安そうだからみんな気づいてあげてー!!!)
ミッドナイト「それはいいことを聞いたわね!その時はここにいる女子全員でよろしくね!」
八百万「もちろんですわ!ね、蛙吹さんも是非!」
蛙吹「・・・ケロッ!」ニコッ
男子一同(ナイスアシスト、ミッドナイトー!)
ミッドナイト「さて次は障子くんね?いらっしゃーい」
障子「うむ」スタスタ
ミッドナイト「口田くんに続いて寡黙ねぇ!それじゃあパネル~オープン!」
芦戸「2」
蛙吹「4」
麗日「3」
耳郎「2」
葉隠「4」
八百万「3」
ミッドナイト「あら?またも平均ね!」
芦戸「やっぱりおしゃべりできないとつまんないよー!」
蛙吹「あら知らないの?彼は意外と良くしゃべるのよ?」
芦戸「うそ!?」
葉隠「個性が索敵っぽくてあたしとタイプ似てるし。演習試験ではお世話になりました!」
麗日「林間合宿で敵に襲われた時も大活躍だったよね!」
障子「ふむ。見てくれているものはいる、ということだな」
ミッドナイト「クールねー!もっと喜んでもいいのに!子供らしさは持っておくべきよ!」
障子「善処する」
ミッドナイト「以上、障子くんでした!次は瀬呂くんね!」
瀬呂「ういっす!」スタスタ
瀬呂(ギャップの男、瀬呂くんとしてはここ最近の評価は決して低くないはず!)
ミッドナイト「では!パネル~オープン!」
芦戸「3」
蛙吹「3」
麗日「3」
耳郎「3」
葉隠「3」
八百万「3」
瀬呂「ぶはっ!」
男子一同(ガチの平均ー!!!)
麗日「いやー部屋のセンスは良かったんだけどね?」
耳郎「確かにギャップがあった」
葉隠「体育祭で轟さんに完敗してますけど、実力も高いですわよね」
瀬呂「じゃあなんで3!?」
芦蛙麗耳葉八「・・・」
芦蛙麗耳葉八「イケメンを決めるランキングで、しょうゆ顔は3かな、と」
瀬呂「ちくしょー!!!!」ブワッ!
男子一同(ここにきて顔ー!?)
ミッドナイト(女子って怖いわね!」
ミッドナイト「次は常闇くんね!さぁどうぞ?」
常闇「ふん、くだらん」スタスタ
ミッドナイト「口ではそういっても思春期男子!内心ドキドキなのバレバレよー?」
常闇「うるさい!」
ミッドナイト「それじゃ!パネル~オープン!」
芦戸「2」
蛙吹「4」
麗日「3」
耳郎「2」
葉隠「2」
八百万「3」
常闇「ふふん、く、くくくだらん」ガクガク
男子一同(意外とショック受けてる!)
耳郎「あの部屋見ちゃうとねぇ」
葉隠「暗くて怖い人なイメージが抜けなくて」
麗日(あれは怖いんやなくて、確か中二病とかだった気が・・・)
蛙吹「常闇ちゃんは強いわ」
常闇「!」
蛙吹「強くて万能の個性を持ちながら決してひけらかしたりしないし、個性が暴走したときだって自分のことより周りの人に危害を加えないことをまっ先に考えたって聞いたわ」
蛙吹「ヒーローとして格好いいんじゃないかしら」
常闇「蛙吹・・・(結婚しよ)」
ミッドナイト(んー!青臭い!こんなのを待ってたんだから!)ゾクゾクゥ
ミッドナイト「ふぅ。・・・以上常闇くんでした!」
ミッドナイト「次は轟くん!ある意味大本命ね!」
轟(ねみぃ)スタスタ
ミッドナイト「まったく動じてないわね!結果を見たらどうなるかしら?パネル~オープン!」
芦戸「4」
蛙吹「4」
麗日「4」
耳郎「4」
葉隠「4」
八百万「5」
男子一同(すげー!!!!)
ミッドナイト「さすがは1-A屈指のイケメンボーイ!文句なしの点数よ!」
芦戸「フツーに考えてイケメンだもんね!」
耳郎「実力も折り紙つきだしね」
葉隠「頭もいいし優等生の鑑!」
八百万「その通りですわ!轟さんが1番にならなくてどなたがなりますの?」
八百万「容姿端麗!頭脳明晰!まさに轟さんのためにある言葉ですわ!」
八百万「轟さんはすっごく格好いいですもの!」
男子一同(うわぁ、八百万、自分が何言ってんのかわかってんのかなぁ)
轟「・・・八百万」
八百万「はい?」
轟「容姿端麗も頭脳明晰も俺じゃなくて、お前にあるような言葉なんじゃないか?」
一同「」
八百万「」
八百万「!?!?!?/////」
八百万「なななななぁ!?////」
一同(なに言ってんの轟~!?)
轟「実際お前は魅力的だぞ?だから先の2つのランキングだって、俺は両方ともお前に入れたわけだしな」
男子一同「ちょっ!?」
八百万「///」プシュー
ミッドナイト「はいストーップ!この話の趣旨変わっちゃうから!そんな青春大好物だけど、今はダメ!続きは校舎裏か体育館倉庫の中でやりなさい!」
男子一同(いやダメでしょ、その選択肢!?)
ミッドナイト「はいはい、次々!爆豪くん!カモン!」
爆豪「ったくなんで俺がこんなのに付き合わなくちゃなんねぇんだよ!」BOOM!!!
切島「ここまできて逃げんのか、爆豪~?」
爆豪「は!?逃げねぇわ!聞くわ!」BOOM!!!
男子一同(扱いやすい・・・)
ミッドナイト「言っとくけど評価が低いからってやつあたりは無しよ?パネル~オープン!」
芦戸「2」
蛙吹「4」
麗日「4」
耳郎「1」
葉隠「2」
八百万「3」
爆豪「ああん!?」BOOM!!!
耳郎「いや、悪いけどアンタ苦手だわ」
男子一同(もはや辛口通り越して暴言~!?)
芦戸「あたしの名前覚えてくれないし!」
葉隠「すぐに手が出るのは改めた方がいいと思うな!」
爆豪「こ・の・や・ろ・う~!!!」ビキビキ
麗日「うーん、たぶんデクくん並みに仲良くならないと、あの爆発を受けるのは誰だって嫌よね?」
麗日「でもその光景も見慣れれば、男の子同士の友情っぽくも見えるし、そこまで悪くないんじゃないかな!」
爆豪「おい丸顔!誰と誰が友情だと!?ああん!?」BOOM!!!
蛙吹「ケロケロ。良くも悪くも正直だものね、爆豪ちゃんは。もちろん暴力はダメよ?でもそれが治ると爆豪ちゃんらしからぬって感じだし」
爆豪「おい!何が言いてぇんだ蛙!」
麗日「デクくんがなんだかんだ離れないんだからきっと・・・」
蛙吹「爆豪ちゃんはいい子ってことよ、ケロケロ」
ミッドナイト(それって間接的に緑谷くんの評価も高いってことかしら?)
爆豪「けっ!」BOOM!!!
ミッドナイト「さぁ続いては~、緑谷くん!前へ!」
緑谷「は、はいぃいい!!!」ガチガチ
ミッドナイト「あらあらガチガチね?どうせ逃げられないんだから覚悟を決めなさい!それではパネル~オープン!」
芦戸「3」
蛙吹「5」
麗日「5」
耳郎「3」
葉隠「3」
八百万「4」
緑谷「ええええええ!?」
男子一同(すっげぇええ!?5が二人!?)
麗日「あ、いや、これはその!」あたふた
蛙吹「緑谷ちゃんはかっこいいわ」
一同「!?」
蛙吹「もちろん自分の怪我を省みないところとか、自分の気持ちが先行してしまったこの前のことはあまり良くはないのだけれど」
緑谷「あすっ・・ゆちゃん」
蛙吹「それでもあなたの雄姿はヒーローそのものだと思うわ。あなたはさっき私が言ったことを補って余るくらい、まっすぐで素敵な男の子よ」
緑谷「うぅ///」
麗日「う、うちも!」
緑谷「え!?」
麗日「デクくんはすごいと思う!そりゃ見ていて危なっかしいとこもあるし、いつも人のこと心配させて!とか思うし、デクくんの、その、どんな状況でも人助けを優先させるなんてこと・・・、綺麗事のようにも思えるけど・・・」
緑谷「麗日さん・・・」
麗日「でも!」
麗日「ヒーローの本質って、命をかけて綺麗事を実践することだと思うから!」
緑谷「!!!」
麗日「だから!デクくんは誰よりもヒーローらしくて!私の憧れで!うちは!えっと、私は・・・すっ・・・」///
緑谷「えっ///」ドキドキドキ
麗日「す・・・」///ドキドキドキ
ジーッ
麗日「」チラッ
一同「ジー」ドキドキドキ
麗日「わっ///」ボンッ!
緑谷「へっ///」つられてボンッ!
一同「」ニヤニヤ
緑麗「「あわわわわ///」」
ミッドナイト(甘酸っぱい!!!もっと見ていたい!けど!)
ミッドナイト「これ以上は二人だけの世界の方がいいわね!さすがに野暮ってもんよ!」
一同「はーい」
ミッドナイト「それじゃあみんな!撤収よ!」
峰田「ちょっと待ったぁ!!!」
ミッドナイト「あら、峰田くん?これ以上は野暮って・・・」
峰田「俺っちの評価は!?」
耳郎「え?何アンタ、評価貰えるとでも思ってんの?」
男子一同(耳郎さんキッツーい!)
ミッドナイト「まぁまぁ、一応点数は出してあげなさいな」(私も素で忘れてたし)
女子一同「・・・」カキカキ
ミッドナイト「さてみんな書いてくれたわね?それではパネル~オープン!」
芦戸「0」
蛙吹「0」
麗日「0」
耳郎「0」
葉隠「0」
八百万「0」
峰田「」
男子一同(ですよねー)
ミッドナイト「でしょうね・・・」はぁ
ミッドナイト「これに懲りたら少しは自重ってものをおぼえなさい。ね、峰田くん?」
峰田「」チーン
ミッドナイト「し、死んでる・・・」
おわり!!!
以上です
ありがとうございました
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