モバP「安価でアイドルたちとまったり過ごす」 (53)

ヤマなしオチなし3~5レスずつくらいで短く書いていきます
安価は好きなキャラと、希望するシチュがあればそれもどうぞ

例:《黒川千秋と果物狩り》
《しゅーこ》

まずは《乙倉悠貴とご褒美バイキング》から書いていきます


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479626020

《乙倉悠貴とご褒美バイキング》

悠貴「わ、わ、わーっ。すごいですっ」

P「おー。美味そうなのが並んでるな」

悠貴「とっても美味しそうで、綺麗で……。えへへっ、なんだか少し大人になったみたい、ですっ!」

P「はは。今日は悠貴のお祝いだからな。好きなだけ食べていいんだぞ」

悠貴「嬉しいですっ! えへへ、どれにしようかな~っ♪」


P(悠貴のCDデビューが決まり、売れ行きも無事上々であることを見届けたのち)

P(俺と悠貴はバイキングにやって来ていた)

P(空き時間を利用した、祝勝会……いや、祝賀会といったところである)

悠貴「お、お待たせしましたっ!」

P「おう、遅かったな……、って」

ごちゃっ

P「……ずいぶんいっぱい取ったんだなぁ。食べられるのか?」

悠貴「どれも美味しそうだから、つい目移りしてしまってっ! でも大丈夫ですよ、食べた分は走ればいいんですっ」

P「おお、さすが陸上部……。ま、それならいいか。それじゃあ悠貴、とりあえず」

悠貴「あ、はいっ」

P「CDデビューおめでとう。乾杯」

悠貴「乾杯、ですっ」

かんっ

P「聞いてると思うけどさ。売上、随分順調だって」

悠貴「はいっ。おじいちゃんおばあちゃんや、両親の友達も、CD買ってくれているみたいで。すっごく嬉しいですっ」

P「悠貴、頑張ってたからな。本当によかったよ」

悠貴「私も、すごくほっとしました……。どうしても、悪い結果だったらどうしよう、なんて思っちゃって」

P「そうなのか? 全然そんな風には見えなかったけど」

悠貴「そうなんですっ。もう、ジュニアモデルのお仕事のときより、陸上の競技会の時より緊張しちゃいましたっ」

P「あはは。それでもあれだけのパフォーマンスができるんだから、悠貴はすごいなぁ」

悠貴「えへへっ。でも、プロデューサーさんのおかげでもあるんですよっ?」

P「え?」

悠貴「私、今でもちょっと信じられないんですっ。自分があんな風にかわいい衣装を着て」

悠貴「歌って、踊って、みんなにかわいいって言ってもらって」

悠貴「……だって、今までは、ちょっと背が高いから大人っぽいとか頼れそうとか、そんなことばかりで、かわいいなんてあまり言われたことありませんでしたから」

P「……そっか」

悠貴「でもプロデューサーさんが、可愛いアイドルにしてくれるって言って、衣装やお仕事を用意してくれて、頑張る道を教えてくれてっ」

悠貴「憧れのアイドルに、なれて……。えへへっ。どうですか、プロデューサーさんっ」

悠貴「かわいいユウキに、なれましたっ?」

P「……うん、充分なれてるよ。それでもっともっと、いろんな歌やお仕事をしていこうな」

悠貴「はいっ。プロデューサーさんのこと、信じてますからっ!」

P(まっすぐなその言葉に)

P(この子をプロデュースしてきてよかったなあ、としみじみ思う自分なのだった)




P「……そんで、生野菜は少しずつ食べられるようになっていこうな」

悠貴「う、ううっ! それはちょっと……。す、すこしずつ克服していきますっ」

こんな感じで短く書いていきます
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>>+1
>>+2

市原仁奈とデート

涼宮さんとオーケストラのコンサートへ

>>7
市原仁奈とデート
>>8
涼宮さんとオーケストラのコンサートへ

了解です!

《市原仁奈とデート》

仁奈「おーっ、いい匂いがしやがりますっ」

P「本当だな。もう寒くなって来たとはいえ、活気があるもんだ」

P(今日は仁奈と地方ロケに来ている)

P(地元の大きなお祭りのゲストとして呼ばれた形だが、出番まで時間があるので好きに過ごしていいですよ、と言われたため)

P(仁奈と二人でふらついているというわけだ)

仁奈「ふっふーん。あー! プロデューサー! 金魚すくいでごぜーますよ、ほらほらー!」

P「はいはい、あんまり走るなよー」

仁奈「金魚すくいに、ヨーヨー釣りに、しゃてき……。むふー、どれも楽しそーですよ……!」

P「あ、仁奈。お面あるぞお面。犬とかウサギとか。どうだ、どれか買っていくか?」

仁奈「…………?」

P「……あれ? 興味なしか?」

仁奈「ちっちっちっ。あめーですよ。プロデューサー」

仁奈「お面なんて、小さな子供が喜ぶもんです。仁奈はそれくらい喜ぶお子様じゃねーですよ」

P「お、おう……」

仁奈「って、あーっ!! これ、猫の着ぐるみ型パジャマですよ! これ、プロデューサー、ほしーです、これっ!」

P「や、これくじ引きの商品っぽいからなぁ……。ちょっと諦めた方がいいんじゃないか」

仁奈「えーっ! これ、仁奈のアンテナにびんびんきてやがります!」

P(基準が分からん……)


P「ほい、仁奈。手をつなぐぞ」

仁奈「手ー、ですか? むむむ……?」

P「? どうした? 迷子になったら危ないだろ?」

仁奈「プロデューサーは、仁奈とデートがしてーですか?」

P「……は?」

仁奈「莉嘉おねーさんが言ってやがったですよ。『男子と女子が手を繋いで歩いたらラブラブデートだよー☆』って。違うですか?」

P「違う……。とは言い切れないけどなぁ。まあそれでもいいや、人も増えてきたし、行くぞー」きゅっ

仁奈「あっ……。えへへ。Pの手、でっかいですよ。これなら迷子にならねーですね」

P「そうだな、仁奈とはぐれたら大変だからな」

仁奈「本当ですよ。Pは目を離すとすぐどっかに行きやがりますからねー」

P「…………そうだな」

仁奈「はい、わたがしです。あーんですよ、プロデューサー」

仁奈「……千枝おねーさんが、オトナの女性はこうやって食べさせてあげるといってやがりました」


仁奈「あーもう、ソースが垂れてやがります。拭くからじっとしてくだせー!」

仁奈「……桃華が、れでぃーはこうしてとのがた身だしなみに気を使ってあげるものだって」


仁奈「はい、ごみは仁奈が捨ててきやがります! いいから任せてくだせー!」

仁奈「お姉ちゃんだったらごみ捨てくらいはしないと、ってみりあちゃんも言ってやがりました!」


P(……なんだか、仁奈の発言ひとつひとつに)

P(事務所のアイドルがお姉ちゃん代わりになってくれているのだなあと感じる俺なのだった。……よくも悪くも)



仁奈「どうしました、プロデューサー? 体調が悪いなら、ここにちひろおねーさんんからもらったドリンクが」

P「捨てなさい」

仁奈おわります
次は星花さんいきますー

《涼宮星花とオーケストラのコンサート》

星花「……ューサー様。プロデューサー様」ゆさゆさ

P「……ん。あ、……れ?」

星花「ふふ。随分深く眠っていらしたんですのね」

P「……っ。俺、寝てたのか? もしかして、もう」

星花「ええ。コンサートは終わってしまいましたわ。退場にはもう少し時間がありますけれど……」

星花「……ふふ。あの拍手の中でも起きないなんて、本当に深く眠っていらしたんですのね」

P「マジか……。本当に、ごめん。俺の方から誘っておいて」

星花「いいんですのよ。プロデューサー様もお疲れなのですから。お気になさらないでください」


星花「しかし、どうしてまたオーケストラなどにお誘いに?」

P「や、ちょうど仕事先でチケットをいただいたからというのもあるんだけど……。星花、バイオリンが趣味って言ってたからさ」

P「せっかくだから俺も、少しくらい星花と話ができるようになりたいなって」

星花「そうでしたの……。ふふ、その心遣いが嬉しいですわ」

P「ぐっすり寝ておいて、何を言ってるんだって感じだけどな……。本当にごめん」

星花「良い音楽、というのはヒーリング効果があるそうですから」

星花「ある意味、一番今日の音楽を堪能していたのはプロデューサー様かもしれませんよ? ……うふふ」

P「……あはは、星花がそんな冗談言うなんてなぁ」

星花「まあ。本心ですのに」

星花「……それに、眠っていていただいたから良かったなあということもありますから」

P「……へ? 眠っていたから良かった、なんてことがあるのか?」

星花「……まあ、一種の役得、と言いましょうか」

P「役得……?」

星花「それだけ深くお眠りになられていたということですわ。……ふふっ♪」

P「……?」

P(その後しばらく、やたらといろんなアイドルにコンサートやら映画やらに誘われるようになったのだが)

P(それはまた別の話である)

星花さん終わりです!
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>>+1
>>+2

ライラと回転寿司

肇先生の備前焼教室

>>19
ライラと回転寿司
>>20
肇先生の備前焼教室
了解です!

《ライラと回転寿司》

ライラ「おー。これが噂に聞いていた回転寿司というものなのですねー」

P「まあ、そうだけど……。ここでよかったのか? もうちょっといいものを食べに行ってもよかったんだけど」

ライラ「そうですかー? ナターリアさんによると、回転寿司は日本の最高級のごちそうという話ですが」

P「……ナターリアは、そうかもなあ。ま、いっか。ライラは生の魚は大丈夫なんだっけ」

ライラ「わたくしは大丈夫でございますよー。さしみさんも大好きですのでー」

P「そんじゃ適当に食べようか。このパッドで注文するみたいだな、はい」

ライラ「…………?」

P「どうした?」

ライラ「あのー、流れているものを食べるのではないのでございますかー?」

P「ああ、最近はこうして注文することが多いみたいだな」

P「できたてが来るし、流れているのは誰が触ったのか分からなくて嫌だ、なんて意見も多いみたいだし」

ライラ「そうなのでございますかー。残念でございますねー」

P「残念?」

ライラ「なんとも、そこに流れている物を食べるというのが、和の心を表してるような気がしていましたから。他の国ではなかなかありませんよー」

P「……そう言われたらそうなのかもなぁ。時代の流れというやつか」

ライラ「というやつですか。ともあれ、ライラさん、ごちゅーもんしてもよいですかー?」

P「おう、食べろ食べろ。今日は俺のおごりだから」

ライラ「この108円の中からしか食べてはいけないのでございますよねー?」

P「……ほんとライラは、下手な日本人より日本人らしい感性だなぁ。別に遠慮しなくていいから、好きなものを食べていいよ」

ライラ「なんと、そうでございましたか。それではもう少し時間をいただきますですよ」


ライラ「んー。美味しいですねー。ナターリアさんが勧めるのも、分かる気がしますですよ」

P「あはは、ライラを連れて行ったって知られたらナターリアに怒られそうだな」

ライラ「なんとー。それでは、秘密にしておかねばなりませんねー」

P「そうだな。ライラと俺の秘密ってことで」

ライラ「んー。でも、困りましたー」

P「困った?」

ライラ「いえ、これだけ美味しいなら、アキハさんやチヅルさんとも一緒に来てみたいと思ったのでございますけれどー」

ライラ「一緒に出掛けたら、思わず喋ってしまいそうです」

P「あはは、なるほどな。……じゃあ、そのときはナターリアも一緒に連れて行ってやったらどうだ?」

ライラ「! おー、そうしましょう。さすがプロデューサー殿、ナイスアイデアでございますー」

ライラ「事務所はおともだちがたくさんで、ライラさんはとっても嬉しいのですよー」にへら


P(そんなライラの笑顔を見て、思わずこっちまで笑顔になる一晩であった)

ライラさん終わりです!
次は肇いきますー

《藤原肇の陶芸教室》

肇「……と、そうですね。そこで縁の形を整えれば……。ほぼ、完成です」

P「うおお……。こんな俺でも、形になるもんだなぁ。陶芸って、もっととっつき辛いものだと思ってたよ」

肇「ふふ、そんなことないんですよ。私がこうやって、陶芸教室の真似事をできるくらいなんですから」

P「いやいや、肇はすごいよ。教え方も分かりやすかったし、作った器もすごく綺麗だし……。本当に陶芸が好きなんだな」

肇「はい。私、そこだけは誰にも負けないな、って思います」

P「うん、そう自信を持って言える物事があるっていうのはいいことだ。仕事にもつながるしな」

肇「む、その言い方はちょっと好きじゃありません」

P「あはは、ごめんごめん。職業病ってやつだな」

肇「もう。……でも、本当に仕事につながるっていうのは驚きました。アイドルと陶芸なんて、自分でいうのも何ですが、あまり関係のない分野だと思っていたのに」

P「今は、趣味や仕事に年齢や性別の境が無くなってきている時代だからなぁ」

肇「アイドルとして活動できていることも嬉しいですが、私を通して陶芸に興味を持ってくれる人がいるということが」

肇「何よりも嬉しいな、って思います」

P「しかし、あれだな。陶芸ってこう、もっとこう、機械を使ってくるくる回して作るイメージだったんだけど」

肇「? ああ、電動ろくろのことですか。確かにその手法もあるんですけど……。私はこのろくろを使った、手びねりの方が好きなんです」

P「おお、ベテランの技ってところか?」

肇「いえ、そうではなく……。陶芸って、陶器って、自らを映すものですから」

肇「大事にゆっくりこねる人、大胆にこねて、最後に慎重に合わせる人、上手くいって喜ぶ人、失敗して悲しむ人」

肇「上手くいったけどまだまだ上を目指す人、失敗してもそれを糧にしてもう一度チャレンジしてみようとする人」

肇「……自分の作品に、たくさんの愛情を注ぐ人。そんないろいろが、手びねりの方がよく見える気がするんですよね」

P「なるほどなぁ。それじゃ、俺のこの茶碗はどうなんだ?」

肇「……え? ……ふふっ、内緒、です」

P「しかし、あれだな。陶芸ってこう、もっとこう、機械を使ってくるくる回して作るイメージだったんだけど」

肇「? ああ、電動ろくろのことですか。確かにその手法もあるんですけど……。私はこのろくろを使った、手びねりの方が好きなんです」

P「おお、ベテランの技ってところか?」

肇「いえ、そうではなく……。陶芸って、陶器って、自らを映すものですから」

肇「大事にゆっくりこねる人、大胆にこねて、最後に慎重に合わせる人、上手くいって喜ぶ人、失敗して悲しむ人」

肇「上手くいったけどまだまだ上を目指す人、失敗してもそれを糧にしてもう一度チャレンジしてみようとする人」

肇「……自分の作品に、たくさんの愛情を注ぐ人。そんないろいろが、手びねりの方がよく見える気がするんですよね」

P「なるほどなぁ。それじゃ、俺のこの茶碗はどうなんだ?」

肇「……え? ……ふふっ、内緒、です」

>>28 ミスりましたごめんなさい



P「えー、教えてくれよ」

肇「だーめ、です。さあ、それよりも、ちょっとした模様を入れることができるんですが、プロデューサーさん、どうします?」

P「あ、話逸らした」

肇「どうします?」にこにこ

P「……こうなると肇は聞かないからなあ」

肇「どういう意味ですかっ」

P「いやいや、なんでもない。……んー、じゃあ」

かきかき

肇(……? 何を書き始めたんだろう……?)

P「これを、こうして、……っと」

肇(……あ。これ、って……)

P「できた。こんな感じかな?」

肇「これって、私の……」

P「おう。いつも肇がつけてる手ぬぐいの模様にしてみた」

肇「どうして……」

P「ん? やっぱり肇にこうやって教えてもらった大事な器だからさ。肇との思い出にしておきたいなぁって」

肇「…………」

P「へたくそで分からなかったらどうしようと思ってたけど、上手くできてたみたいで良かったよ」

P「……そういえば、肇の方はどんな柄にしたんだ?」

肇「へっ!? いや、私のは、柄なしです! ほらっ!」

P「そっかー。シンプルイズベストってやつだな。いやあ、できあがりが楽しみだ」

肇「そう、ですね……。あはは」


肇(あれだけ、人を映すものだなんて話をしておいて、プロデューサーさんにあんな模様を掘って貰った後で)

肇(底にプロデューサーさんのネクタイの模様を掘ってみたなんて、言えるわけないじゃないですか……!)

肇終わりです
よろしければ次の安価お願いしますー

>>+1
>>+2

早耶と忍者の里

工藤忍とクラシックバイク

>>32
早耶と忍者の里
>>33
工藤忍とクラシックバイク

了解です!

《松原早耶と忍者の里》

早耶「んー、遊んだ遊んだぁ♪」

P「いやぁ、すごいもんだな忍者村。意外と楽しめるもんだ」

早耶「ほんとですよねぇ。ちょっとしたテーマパークみたい。外国の人も、すっごく多いしぃ」

P「そんな場所の親善大使を任されたんだ。ちょっと責任重大かもな」

早耶「任せて下さぁい。早耶もう、この場所をもっともぉっといろんな人に知ってもらいたいって気持ちになってますからぁ♪」


P(ひょんなことから、早耶に忍者村PRの仕事が舞い込んだ)

P(早耶自身も驚くほど意外な人選だったが、意外にも早耶は乗り気であり、だったらその前に下見で行っておきましょうよぉ、ということで)

P(今回日帰りで体験に来ているというわけだ)

早耶「でも、こうやって体験してみて改めて思いましたけどぉ」

P「?」

早耶「なんで早耶が選ばれたんでしょうねぇ? あやめちゃんとか、仁美ちゃんの方がこういうのは似合いそうなのにぃ」

P「あはは。あやめなんて、泣いて悔しがってたからな。後生ですから、せめて脇役でもいいですから、あやめも連れて行ってください……! なんて」

早耶「あやめちゃん、他の忍者の里の大使なんでしたっけぇ。それでもこっちもやりたいなんて、ほんとに好きなんですねぇ」

早耶「でも、ちょっとその理由も今日分かった気がするかもしれませんねぇ。すっごく楽しかったですし」

P「今回の場合はあいつが行きたいだけだったと思うけどな。……ま、そういうところだと思うよ。早耶が選ばれた理由」

早耶「?」

P「早耶は今時の子に見えて、人が好きなものを好きになろうとしたり、人が努力したことをちゃんと見てあげられたり」

P「自分が与えられた仕事に対して、全部でぶつかったいったりができる子だからさ」

P「この子にPRしてもらえば、世間のいろんな人にたくさん好きになってもらえるって思ってくださったんじゃないかな」

早耶「……早耶、そんな風に思われてるんですかぁ?」

P「……なんだ、違うのか?」

早耶「……ちが、わないですけどぉ。あんまり考えたこと、なかったかも」

早耶「プロデューサーさん、早耶のことよく見て下さってるんですねぇ♪」

P「なんだかんだで長い付き合いだからなぁ」

早耶「よぉし、じゃあ早耶、このお仕事頑張っちゃいますねぇ」

早耶「くのいちの際どぉい衣装でも、頑張って着ちゃいますからぁ」

P「待て待て待て。そこまでするつもりはないぞ。あくまでPRなんだから」

早耶「えー? あ、ほら、あそこに貸衣装屋があるみたいですよぉ」

早耶「早耶のセクシーな姿、プロデューサーさんにだけ見せてあげますからぁ、ほらほらぁ♪」

P「帰るんじゃなかったのかよ、あ、ちょっと待て、早耶ー!」

早耶終わりです
次は忍いきますー

《工藤忍とクラシックバイク》

忍「ねぇねぇちひろさん、ちょっといい?」

ちひろ「忍ちゃん、おはようございます。どうしたんですか?」

忍「事務所の前に止まってたあのすっごいバイク、あれちひろさんの?」

ちひろ「ええっ? ち、違いますよ?」

忍「違うの? じゃあ、一体、誰の……?」

ちひろ「私ってああいうのに乗ってるイメージなんですか……? あれはプロデューサーさんのですよ」

忍「え、プロデューサーさん!? ほんと?」

ちひろ「ええ、そのはずですけど……。なんだか前にもこんなことがあったような」

忍「いやぁ、意外だなぁって。そうなんだぁ」

P「お、珍しい組み合わせだな」

忍「プロデューサーさん! 聞いたよ聞いたよ、あのバイク、プロデューサーさんのだって?」

P「そうだけど……。なんだ忍、バイクに興味あるのか?」

忍「全然!」

P「なんだそりゃ……」

忍「いやぁ、あのプロデューサーさんにそんな趣味があったなんて、意外でさぁ」

P「まあ男には一時期こういうものにハマってしまう時っていうのが来るんだよ……」

P「最近は全然乗る時間がないから、定期的に手入れしておかないと、ダメになっちゃうしな」

P「ぶっちゃけそろそろ手放しちゃおうかとも思ってるんだけど」

忍「えー! だめだよ、勿体ない!」

P「勿体ないって言ってもなぁ」

忍「じゃあせめて、アタシいっぺん乗ってみたいから、手放すならその後にしてよー」

P「何だ、バイク興味ないんじゃなかったのか?」

忍「それは、今まで周りにバイクに乗ってる人が居なかったからだもん。青森の高校のとき、原付に乗ってる子くらいはいたけど……」

忍「アイドルとしてやっていくのに、いろんな経験をした方がいいって言ったの、プロデューサーさんでしょ? 折角だから、乗ってみたいよー!」

P「んー、そっか……。じゃあ、一回だけな。どっかで予定合わせて乗りに行こうか」

忍「ほんと? やたっ♪」

忍(アタシの世界を広げてくれるのは、いつだってプロデューサーさんだもん)

忍(ちょっとでも同じ世界を見てみたいっていうのは、当然のことだよね。……へへ)

忍終わりでっす
短いですがラスト一人くらいで!

>>+2

関ちゃんとプール

荒木先生と聖戦(三日目)

>>45
荒木先生と聖戦(三日目)
了解です!

>>44
ごめんなさい、今回は時間の関係もあってスルーで
次回の最初に今回の乙倉ちゃんみたいに書かせていただくつもりです!

《荒木比奈と聖戦(三日目)》

P「噂には聞いていたけど、これはしかし想像以上の人の数だな……」

比奈「あれ? プロデューサー、この祭典は初めてっスか?」

P「ニュースとかでは見たことあるけど、実際にはな……。考えてみれば来場者数何十万のイベントだもんなぁ」

比奈「こっち側で入場してるからまだあれっスけど、始発組とかに混じるとそれはもうヤバいっスよ」

P「だろうなぁ」

比奈「いやあ、そんな初参加でアタシの助太刀をしてくださるなんて、流石プロデューサーっスね」

P「…………」ぎろ

比奈「あ、やだなぁ、スケジュールの件、まだ怒ってます? あ、あは、あはは……」

P「……はぁ。しょうがないよな。この日だけは空ける代わりにーって無茶して詰めたスケジュール、頑張ってこなしたんだもんなぁ」

比奈「その点はほんとに申し訳ないっスよ。アタシもまさか通るとは思ってなかったんで……」

比奈「いやぁ、疲れすぎてラジオ番組で何喋ったか覚えてなかったときは流石に自分に引きましたねえ」

比奈「ま、おかげでプロデューサーも『いい加減休みなさーいー!』って一日休み貰えたんだからよかったじゃないっスか。今日は楽しみましょうよ」

P「や、結局売り子のバイトだし……。給料出るんだろうな比奈これ」

比奈「さー、そろそろ開場っスよ! ほら、準備はいいっスか?」

P「年収俺の何十倍も貰ってる人がいじめる……」

比奈「何十倍ももらってないっスよ人聞きの悪い! 」

P「まあ、儲けのためにやってるわけじゃないだろうしなぁ。……ところで比奈、中身見せてもらってないんだが、どんな漫画書いたんだ?」

比奈「うづ×りんのらぶらぶ夫婦生活本って言ったら喜びます?」

P「ぐーで殴る」

比奈「冗談っスよ。いたって普通のオリジナルっス。どうしても書きたい内容があったもんで」

P「そっか。俺にも一冊くれるんだよな?」

比奈「あー……。それは考えてなかったっスけど……。まあ、それが筋っスよね。分かりました。終わったら差し上げます」

比奈「……どうせ、いつかは読んでもらいたいものでしたからね」

比奈「ぷろりゅーさぁ……。えへへ、部数少ないとはいえ完売したっスよぉ。祝い酒らぁ……!」

P(…………)

P(完売祝いということで祭典から帰った、打ち上げの席)

P(比奈が飲みすぎてしまったので待つ間にちらりと読んだ比奈の作品)

P(それは、一人の日陰者がスポットライトに当たるまでを描いた、短いシンデレラストーリーだった)

比奈「えへへぇ、こんなに夢がかなってばかりでいいんっスかねぇ。えへへ~」

P「……『どうしても書きたかった内容』か」

比奈「そうっスよ~。ほんと、プロデューサーには……」

比奈「……感謝、して。るんです、がら……!」

P「はいはい。今は水飲んで寝ときなさい」

P(改めて。比奈のプロデュース頑張らないとな、と年の瀬に身の引き締まる思いなのだった)

以上で終わります
急におとくらちゃんが来たので久しぶりに。ほんとに、ほんとにおめでとう……
お付き合いいただいた方、特に安価下さった方はありがとうございました
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