モバP「ふと思ったんだけどさ」 (17)

※小ネタです。

かなこ「なんですか?」

モバP(以下P)「かなこに歌ってもらった曲、あるじゃん。おかしな国の」

かなこ「お菓子屋さん! ですね! かわいい曲嬉しかったです!」

P「いやあれってさ?」




P「かなこと智絵里がグルだよな」

かなこ「何の話ですか!?」


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P「……あぁすまん、お菓子屋さんはかなこでうさぎが智絵里なイメージだったんだよ」

かなこ「そ、そうですか……で、でもグルって……?」

P「寝てる杏を智絵里が何故かお菓子屋さんに連れてくるだろ?」

かなこ「そこは物語ですから! お菓子の国ですし……というかキャンディアイランドで例えるのやめましょう!?」

P「何言ってんだ!? せっかくのかなこの曲でしかも配役が3人だぞ!? しかも寝てるしウサギだしお菓子だぞ!?」

かなこ「うぅ……もういいです」

P「とりあえず智絵里がかなこに助けを求めるところまではいいんだよ」

かなこ「はい」

P「キスで目覚めるとかキマシだからいいんだよ、かなあんもアリだと思うよ」

かなこ「普通に王子様は王子様だと思うんですけど……」

P「ノマカプは[ピーーー]」

かなこ「えっ」

P「……まぁともかく、キスなんてできないって恥じらうかなこマジキュートだしな?」

かなこ「あ、ありがとうございます……」

P「問題は2番からだよ」

智絵里「た、大変……ガラス砂糖の靴がない!」

かなこ「そんな! じゃあ私が作るわ!」

杏(Zzz……)←放置



かなこ「ガラス砂糖の靴ができたわ!」つ靴

智絵里「でかした!」

杏(Zzz……)←放置



かなこ「レモンタルトかんせーい!」

智絵里「やったねかなこちゃん!」

杏(Zzz……)←放置



P「おかしいよなぁ!?」

かなこ「」

P「なんで王子放置してんの!?」

かなこ「い、いやベッドで寝かせてたのかも……」

P「後半の歌詞的に出来立てのタルトを味見して、それが杏の口に入ってるぞ」

かなこ「えっと……」

P「厨房に杏を放置してかなことワーキャー騒ぐ智絵里……」

かなこ「ほ、ほら、ガラス砂糖の靴を王子のために作ってましたし!」

P「そこもだよ!」

かなこ「えぇ!?」

かな子じゃない?


P「この歌詞を見てほしい」


そうだ お気に入りの わたしのヒール

とりあえず お手本にして 作っちゃお!


かなこ「これが……?」

P「これ、かなこは自分の持ってるヒールを元にガラス砂糖で靴作ってるじゃんか」

かなこ「そうですね、好きな靴と同じ……なんて……」

P「そして最後のこれだ」


「甘酸っぱいキスで、僕は目を覚ましました。ありがとう。よかったら,このガラス砂糖の靴を履いてみてくれませんか?」

娘が、そろそろと足を入れてみると、なんとぴったり!


…こうして王子様と 幸せに暮らしました。



P「確信犯だよなぁ!?」

かなこ「いや、えっと……」

P「『なんと』じゃねぇよ!? 自分の靴モデルで作ったんだからぴったりに決まってんだろ!?」

かなこ「それは……お菓子屋さんも予想外だったというか」

P「そんなわけあるか! 自分の家の窓ガラス犠牲にしてまで作ってるんだぞ!?」




P「この2番以降の歌詞に智絵里は出てこない、つまり靴も結婚も黙認だ」

P「そして王子が目を覚まさないこと、靴が無くなったことを言ったのは智絵里だ」

P「それから導き出される答えは……」

かなこ「……あの、Pさん?」

>>6 ミスです、以降直します。

「あの歌は智絵里とかなこによるキャンディアイランド結成の全容だったんだよ!」

かな子「ナ、ナンダッテー!? って言わせないでください」

P「杏の友人である智絵里が杏を眠らせ、かなこに靴を作成を依頼、そして杏が寝ぼけてる間に言質を奪う」

P「なんて巧妙な作戦なんだ……あずきちも真っ青だぜ」

かな子「ち、違いますー! あの曲は甘くてふわふわの曲なんですー!」

P「キスしなかったのはあくまで3人ユニットとして活躍するため。 ……智絵里が……あぶれちゃうもんな」

かな子「そういう甘さはいりません!」

P「そうだよな、そういうのは二人組ユニットに任せればいいよな」

かな子「そうですよ! ……って違います!」

P「しかし、キャンディアイランドの結成にこんな秘話があろうとは……」

かな子「違いますからね?」

P「なんだよかな子ー、さっきから否定ばっかだぞー?」

かな子「Pさんのせいじゃないですかー!」

P「いやぁツッコミも冴えてきて俺嬉しいよ!」

かな子「よくないですー!」


おわり

フル聞いて浮かんでしまった疑問なんだ、短すぎるけど後悔はしていない。

いや、おかしいよね?思ったよね?

依頼出しておきます。

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