注意
・ネタバレ注意
・キャラ崩壊
・ネタバレ注意
・呼称、口調のミス
・ネタバレ注意
・ネタバレ注意
・主人公の名前は「来栖暁」固定
・ネタバレ注意
・チームメンバーとの四つ股
・ネタバレ注意
以上のことがダメならブラウザバック
よろしければお付き合いください。
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エンディング後
モルガナ「ここがお前んちかー。屋根裏よりはだいぶマシだな」
暁「あそこのが居心地良かった気がするけどね。ただいまー」ガチャリ
カロリーヌ「あぁ、戻ったか兄よ」
ジュスティーヌ「長旅、ご苦労様ですお兄様」
ラヴェンツァ「お帰りなさい、お兄ちゃん」
バタン
暁「………………」
モルガナ「…………は?」
暁「……」ガチャ
カロリーヌ「なぜ閉めるのだ無礼者め!」
ジュスティーヌ「お仕置きが必要と見ましたが」
ラヴェンツァ「何か気に食わないことでも?」
バタン
暁「…………ないわー」
モルガナ「え、は、え? なんで、は?」
暁「あんな綺麗な別れ方したよね、なんでいるの? なんで三人なの?」
モルガナ「分かんねえ……吾輩ちょっと頭痛くなってきた」
カロリーヌ「何を頭抱えているのだ貴様。帰ってきたのならちゃんと挨拶しないか!」
ジュスティーヌ「私たちにも我慢の限界というものがあります。速やかに入ってきてください」
暁「あ、あぁ……」
モルガナ「(暁、こりゃまたなんかあったのかもしれねえ。気を引き締めとけよ)」
暁「(了解……)」
………
モルガナ「……暇を出したぁ!?」
ラヴェンツァ「はい。代々、私たち案内人は客人一人に付き従い、その者の行く末を見守る役目にあります。なのでこうして」
暁「……生活を共にすると?」
カロリーヌ「喜べ兄よ。我々があの場所だけでなく、こちらでも面倒を見てやろう」
ジュスティーヌ「貴方がこちらで堕落しないよう、監視させていただきます」
暁「……分かった」
モルガナ「分かったのかよ!?」
暁「もうこの際全部はツッコミきれない。一番気になるのは、どうして三人いるのか、だ。カロリーヌとジュスティーヌはあの時、ラヴェンツァを救うために合体したはずだ」
ラヴェンツァ「おっしゃる通りです、マイ・トリックスター。あの時、私は貴方に救われました」
モルガナ「あ、あぁ。なら、なんで同時に存在してるんだ?」
ラヴェンツァ「カロリーヌとジュスティーヌは私の別の側面のようなもの、そしてそれは私自身でもある……と言えばお気づきになりますか?」
暁「…………?」
モルガナ「こっち見んなよ……わかるわけねえだろ」
カロリーヌ「つまり私とジュスティーヌは」
ジュスティーヌ「ラヴェンツァのペルソナのようなもの」
ラヴェンツァ「そして合体され失われたペルソナは」
暁「! ペルソナ辞典で買い直すことができる……!!」
モルガナ「いや、訳わかんねえよ」
ラヴェンツァ「私も驚きました。ふとした拍子にペルソナ辞典を見てみたら、二人の項目があったので」
暁「なるほど……!」
モルガナ「なるほどっじゃねえよ」
カロリーヌ「ふふふ、合点がいったか兄よ。では、ん」
暁「ん?」
カロリーヌ「出し惜しみをするな、ん!」
暁「…………」なでなで
カロリーヌ「そうではない! いやそれもだが違うぞ!!」
ジュスティーヌ「お兄様はまだ私たちに応じていません」
ラヴェンツァ「ふふ、先ほど行ったではありませんか、お兄ちゃん」
暁「……あぁ、ただいま」
三人「お帰りなさい」
モルガナ「…………こりゃあ、あいつらにまた殺されるな」
………
溜め分終わり
書き次第投下
「現状報告①」
暁「ええと、とりあえず俺の親はどこに行ったんだ?」
ジュスティーヌ「お兄様の両親は今北海道にいます」
暁「随分と遠くに行ったな」
モルガナ「ツッコむのそこかよ」
ラヴェンツァ「懸賞で一週間の温泉旅行だそうで」
カロリーヌ「両親不在の間、お前が腑抜けないように我々が来たのだ。感謝しろ」
暁「はいはい」なでなで
カロリーヌ「だから撫でるな!」
暁「そういえば、みんなどうしてそんな呼び方なんだ?」
ラヴェンツァ「お兄ちゃん、気に入りませんでしたか?」
暁「いや、全然ありだけど、気にはなるだろ」
カロリーヌ「ふん、不本意だが貴様はもう囚人ではないからな。牢の中にいない貴様をどう呼ぶかで散々会議したのだ」
ジュスティーヌ「第一案はスタンダードに「貴様」「貴方」だったのですが、そうなると、私とラヴェンツァが若干被ってるような気がしたので」
モルガナ「被ってるも何も本人だろ……」
ジュスティーヌ「続いて第二案では統一して「ご主人様」と呼ぶことを私が提案した結果」
カロリーヌ「誰がこいつを主人を呼ぶか。我々の主人はあの方のみに決まっているだろう」
ジュスティーヌ「と、カロリーヌが照れて破棄されてしまいました」
カロリーヌ「照れてなどいない!」
ラヴェンツァ「私はそれでも良かったのだけど。身の回りの世話をすることには変わりないのだし。あ、でももうメイドはいらしたのでしたっけ」
暁「……それで?」
ジュスティーヌ「そして第三案、「お兄ちゃん」「お兄様」「兄」との区分けが可能な兄妹呼びを提案したところカロリーヌもしぶしぶ頷きました」
暁「よくやった」
ジュスティーヌ「ふふ、ありがとうございます」
モルガナ「お前……そんな趣味があったのか」
ラヴェンツァ「というわけで、お兄ちゃん?」
ジュスティーヌ「お兄様?」
カロリーヌ「あ、兄よ……?」
三人「これからよろしくお願いします」
暁「あぁ、こちらこそ、よろしく頼む」
モルガナ「やっぱこいつの順応力たけぇー」
………
………
暁:竜司
竜司:よぉ、元気か?
竜司:っても昨日帰ったばっかだもんな
竜司:どうかしたか?
暁:妹が三人できた
竜司:エロゲの話なら三島にでもしろよ、おやすみ
………
………
祐介:竜司から聞いたぞ
祐介:妹が出来たんだってな
暁:あぁ
祐介:おめでとう
祐介:ご両親も頑張ったのだな
暁:血は繋がっていない
祐介:…………なんだと
祐介:詳しく教えてくれ
暁:家に帰ったら義理の妹がいた
祐介:すごいな
暁:三人もだ
祐介:なんということだ……!
暁:頼むからあの四人には内密に
祐介:それは無理だ
暁:なに?
祐介:もう竜司が言っている
暁:
………
ここまで
おやすみ
「妹としてするべきこと -A」
トトトト ガチャ
?「何故私がこいつを起こしに行かねばいけないのだ……」
?「ラヴェンツァもジュスティーヌも朝食の準備に忙しいからって、私がちょーっと苦手だからといって押し付け追ってからに……!」
?「同じ私なのだから差などあるはずが……まぁあるかもしれないが」
?「それにこいつもこいつだ。私が起こしに来てやったのにピクリともしないではないか、無礼者め」
?「…………」
?「あの部屋でジュスティーヌと、こいつの寝顔を眺めていたこともあったな……」
?「……眼鏡をかけていたらわからないが、こいつ、結構整っているな」
?「…………」
?「朝が早かったせいか、なんだかちょっと、眠いな……」
?「それもこれも、兄のためとかやる気出した二人のせいだ……」
?「つまり、兄が悪いのだ……」
?「だから、ちょっとだけ……ちょっとだけ……」
?「…………」ゴソゴソ
モルガナ「んにゃ……?」
?「うひぃ!?」
モルガナ「んぁ!?」
暁「んん……どうした、モルガナ」
カロリーヌ「あわわわ、くっ、おい! 兄よ!!」」
暁「!? あ、あぁカロリーヌか。どうかした?」
カロリーヌ「朝飯の準備ができている! 早く下に降りて顔を洗って来るのだな!! ではな!! 早くしろよ!!」
暁「あ、あぁ……わかった」
カロリーヌ「ふんっ!!」バタバタバタ ドタドタドタ
モルガナ「な、なんだぁ……?」
暁「さぁ……」
カロリーヌ「何をしようとしていたんだ私はぁ……っっ!」
ラヴェンツァ「あら、カロリーヌ。遅かったわね」
ジュスティーヌ「何をしようとしてたんでしょうね、ふふふ」
カロリーヌ「うるさいな! 兄が起きなかっただけだ!」
………
「妹としてするべきこと -B」
ジュスティーヌ「遅ようございます お兄様」
暁「おはよう、ジュスティーヌ。なんだかえらく早いな」
ジュスティーヌ「休日とはいえ堕落しないためには早起きは必須です。なのに、少しばかりお兄様の朝は遅いようですね」
暁「は、はは。まぁそこらへんは追々……」
ジュスティーヌ「えぇ、ですが確実に更正してもらいます。顔は洗ってきましたか?」
暁「うん」
ジュスティーヌ「結構。では部屋に戻りましょう」
暁「あれ、朝ごはんじゃなかったか」
ジュスティーヌ「ですがその前に、身だしなみを整えなくてはなりません。着替えを行います」
暁「いや、その辺りは自分で……っ」
ジュスティーヌ「早くなさい二人が待っています」
暁「ちょっ、待っ」
ジュスティーヌ「服を脱がせます」
暁「一人で出来るから!」
ジュスティーヌ「いいえ、私がやります。ボタンを外しますよ、余計な手出しはしないように。無駄な時間がかかります」
暁「……(もう好きにさせよう)」
ジュスティーヌ「…………」シュ シュッ
暁「……(気まずい)」
ジュスティーヌ「……結構、鍛えているのですね」
暁「え? まぁモルガナと竜司に言われて、筋トレとかジムとか行ってたから」
ジュスティーヌ「そうですか、良いことです」
暁「…………」
ジュスティーヌ「…………」サワ
暁「うん!?」
ジュスティーヌ「なにか?」
暁「い、いやなんでも……(今明らかに腹筋を)」
ジュスティーヌ「……次はズボンです」
暁「いや流石にそっちは」
ジュスティーヌ「次はズボンです」
暁「…………はい」
ジュスティーヌ「…………」ゴソゴソ
暁「……(恥ずかしい)」
ジュスティーヌ「…………」サワサワ
暁「んひぃ!? な、なにを?」
ジュスティーヌ「いえ、いい筋肉のつき方ですね、と」
暁「あ、ありがとう……?」
ジュスティーヌ「いえ……では、着替えをどうぞ」
暁「(脱がしただけ……!?)」
ジュスティーヌ「…………」
暁「…………」ゴソゴソ
ジュスティーヌ「………………」ジー
暁「あの、ジュスティーヌ?」
ジュスティーヌ「なにか?」
暁「先に下に戻っててもいいんだよ?」
ジュスティーヌ「いえ、私にはお兄様の着替えを見届ける義務がありますので」
暁「(義務!?)……そ、そうか」
ジュスティーヌ「はい」
暁「…………よし、できたよ」
ジュスティーヌ「上出来です。では、行きましょうか」
暁「お腹すいたね」
ジュスティーヌ「そうですね。あの、お兄様?」
暁「ん?」
ジュスティーヌ「私も……その、カロリーヌの時みたいに、その、ご褒美をいただきたいのですが」
ジュスティーヌ「……ダメですか?」
暁「あぁ、いいよ。おいで」
ジュスティーヌ「失礼します」
暁「…………気持ちいい?」なでなで
ジュスティーヌ「そうですね……どっちかといえば、至福に該当します」
暁「それは良かった」
ジュスティーヌ「お兄様、お願いがあります」
暁「なに?」
ジュスティーヌ「もしまたお兄様が鍛えるというのなら、その時の管理は私に一任してくれませんか?」
暁「あぁ、いいよ。任せた」
ジュスティーヌ「ありがとうございます。では、下に降りましょう」
モルガナ「…………あんな一面があったのか」
………
名探偵でカリスマの明智くんはまだかい?
「妹としてするべきこと -C」
ラヴェンツァ「はい、お兄ちゃん。あーん……」
暁「……なぁ」
ラヴェンツァ「あーん」
暁「…………あー、ん」パク
ラヴェンツァ「ふふ、よくできました」
暁「なぁ、どうして俺の箸が用意されてないんだ?」
ジュスティーヌ「必要無いかと」
カロリーヌ「…………」フイッ
ラヴェンツァ「これも妹として当然の役目だと思いますけど。それとも、嫌なのかしら」
モルガナ「普通に食いづらいと思う」
暁「それに、ラヴェンツァが食べられないだろう。そのスタイルだと」
ラヴェンツァ「なるほど、それは盲点でした。ふふふ、優しいのですね、マイ・トリックスター」
暁「当然の指摘だと思う」
ラヴェンツァ「では、これを」
暁「ん? いや俺の箸を」
ラヴェンツァ「あーん」
暁「んん!?」
ラヴェンツァ「どうしました? 早くしてください。あーん」
暁「えっと……」
ラヴェンツァ「私も口を開け続けるというのはいささか恥ずかしいのですが……お兄ちゃんは、そんな少女を愛おしく思うタイプですか?」
暁「いやそんなことは無いが………
ラヴェンツァ「それならば、あーん」
暁「……はい、これでいいかな? あーん」
ラヴェンツァ「あむっ。……うん、美味しいです」
モルガナ「自分で作ったやつじゃなかったか?」
ラヴェンツァ「ふふ、食べさせて貰えば尚のことよ、モルガナ」
暁「はぁ、心臓に悪い……ん?」
ジュスティーヌ「…………あーん」
カロリーヌ「…………あーん」
ラヴェンツァ「あら、まぁ。ふふ、お兄ちゃん、よろしくお願いしますね」
暁「…………はいはい」
モルガナ「我輩の方がよっぽど行儀が良い食べ方だぜ、まったく……」
………
三島:坂本から聞いたけどなんか相談だって?
三島:俺で良かったら出来る限りのことはするよ!
暁:三人の義妹のスキンシップが激しくて胃が痛い。
暁:どうすれば良い
三島:はははははくたばれ
………
やっと続きが書けた
それではおやすみなさい
>>30
死人じゃないですかやだー
「カロリーヌは暇である①」
ダンボール整理中………
カロリーヌ「兄よ、兄よ」
暁「ん、なんか見つけた?」
カロリーヌ「これはゲームという機械だな?」
暁「(リサイクルショップで買った奴だ……双葉にあげるのを忘れていた)あぁ、してみるか?」
カロリーヌ「良いのか!?」
暁「掃除も飽きてきたしな。久しぶりにするのも良さそうだ」
カロリーヌ「では早くしよう。ジュスティーヌとラヴェンツァが買い物から帰ってくる前に!」
モルガナ「なんだぁ? 見つかったら二人に怒られるぞ」
カロリーヌ「黙っておけよモルガナ。どうせお前は掃除しないのだからな」
モルガナ「しないんじゃなくて出来ねえんだよ」
カロリーヌ「でも共犯だ。いいな?」
モルガナ「はいはい……」
暁「とりあえずそうだな……対戦するか」
カロリーヌ「対戦とは何だ?」
暁「えっと……」
説明中……
カロリーヌ「ふむ……要は相手を負かせればいいのだな?」
モルガナ「ホントにわかってんのか……?」
カロリーヌ「簡単だ。私をなめるなよ」
暁「じゃあ始めようか」レディー ファイッ
カロリーヌ「ぐっ、くっ、このっ、ほっ、やっ、はあぁぁっ!」
暁「…………」
カロリーヌ「そこだ! ぐぬっ、まだまだ!」
暁「…………!」
カロリーヌ「てやっ、ふはは! よっと……これで終わりだ!」
暁「……!!」
カロリーヌ「なにっ!? ちっ、ちょこまかと、えっ、くっ体力が……」
暁「ショータイムだ」超必殺
カロリーヌ「う、うぅあああ!」KO!
暁「ふっ……」
カロリーヌ「ぐぬぬ……やるではないか兄よ」
暁「いや、カロリーヌもかなり上手いじゃないか。ホントに初心者か?」
カロリーヌ「こんなものは戦闘と同じだ。相手の思考を読み、ニ手三手先を行く。ボタンとコンボを覚えれば次は負けない」
暁「なるほどな。俺も頑張るとしよう」
カロリーヌ「ではもう一回だ。いいか、手加減などするなよ!」
暁「分かった。全力でやる」
カロリーヌ「そうこなくてはな!」レディー ファイッ
対戦中……
モルガナ「……まぁ、熱中してたからな」
ジュスティーヌ「お兄様、カロリーヌ。私たちが先に言ったことを忘れたのですか?」
ラヴェンツァ「今日中にダンボールを片付けると言ってくれましたよね」
暁「……申し訳ない」
カロリーヌ「…………ごめんなさい」
ジュスティーヌ「まったく……状況を見るに大方カロリーヌが遊びに誘ったのでしょうが、乗るお兄様もお兄様です」
ラヴェンツァ「ところで、何で遊んでいたのですか?」
暁「あぁ、ゲームだよ。テレビゲーム」
ラヴェンツァ「テレビゲーム……興味深いわ。私にも教えてくれない? お兄ちゃん」
ジュスティーヌ「ラヴェンツァまで……」
ラヴェンツァ「良いじゃないですか、ジュスティーヌ。お兄ちゃんと親交を深めるためよ。それに……」
カロリーヌ「……?」
ラヴェンツァ「一足先に一人だけお兄ちゃんと一緒に遊んで仲良くなるだなんて、不公平だと思わない?」
カロリーヌ「なっ……!?」
ジュスティーヌ「……確かに、それもそうですね。では、お兄様。私たちにもご指導お願いします。……カロリーヌと同じように」
暁「あ、あぁ。良いよ」
ラヴェンツァ「ありがとうございます、お兄ちゃん。じゃあ、その後で。負けた人が、恥ずかしい秘密を教えるというのはいかが?」
カロリーヌ「なにっ!? またアレをやるのか!」
暁「へぇ……いいなそれ。この前に中々興味深いこと聞いたし」
ジュスティーヌ「ふふ、では頑張らないといけませんね。ね、カロリーヌ?」
カロリーヌ「うぐぐ……ふ、ふん! 私が負けるものか!」
暁「カロリーヌの恥ずかしい秘密、楽しみだな」
カロリーヌ「おい待て! なぜ私に固定する!」
ラヴェンツァ「では、早速始めましょうか、お兄ちゃん」
ジュスティーヌ「カロリーヌよりも上手にならなくては、ですねお兄様」
カロリーヌ「私で遊ぶなぁー!!」
モルガナ「…………いや、掃除しろよ」
………
コメントがとても嬉しいです
けどもっと内容についてのコメントもあってもいいのよ……?
モチベ上がるから(催促
ではおやすみなさい
追記:探偵の出番は無いです
ラヴェンツァとジュスティーヌは他人事見たいに言うてるけどカロリーヌの恥ずかしい秘密って二人にも当てはまってるんだよな?
微妙に気になるんだけどモルガナはタメ口で良いのか
カロリーヌとジュスティーヌといっしょにいろんなとこ行きたかった
完全版ではお願いします
確かに贅沢言うならもう少しイベントのボリューム欲しいよね。というかP4みたいに番外編色々出てきてほしい
「ラヴェンツァは動かない」
ラヴェンツァ「ーーそれでエリザベスお姉様がその客人を求めて旅に、ますますマーガレットお姉様の機嫌が悪くなっていきました」
暁「……人類って割と多く滅亡しかけてるんだなぁ」
ラヴェンツァ「あの時のマーガレットお姉様の行き場の無い怒りはテオドアに全力で向けられていて……とても愉し、いえ可哀想でした」
暁「あれ、テオドアさんってさっきエリザベスさんの弟でラヴェンツァの兄じゃなかったっけ。呼び捨て?」
ラヴェンツァ「いえ……だって今のお兄ちゃんは貴方でしょう?」
暁「ラヴェンツァ……」
ラヴェンツァ「ふふ、ねえお兄ちゃん。少し肌寒いわ。もっとくっついても良いかしら」
暁「あぁ、ほら」
ラヴェンツァ「暖かい、これが命の温もりというものなのですね……貴方の魂をこうして独り占めできるだなんて、とても罪深く思えてしまうほどに」
暁「大袈裟だよ。言ってくれれば、いつでも」
ラヴェンツァ「あら、言わないとしてくれないのですか?」
暁「そんなことはないよ……」
ラヴェンツァ「もう一度言うわ……好きよ。大好き。マイ・トリックスター……」
ジュスティーヌ「はいおしまいです。30分経ちました」
カロリーヌ「交代! 交代の時間だ!」
ラヴェンツァ「むぅ……名残惜しいわね」スッ
ジュスティーヌ「次は私の番です、お兄様」
カロリーヌ「その次は私だ。くっ、自分同士のじゃんけんで負けるなど……」
モルガナ「…………ルブランのコーヒーが飲みてえなぁ。飲んだことないけど」
………
竜司:
竜司:よう!
竜司:明後日遊びに行くけど良いよな!
竜司:な!
暁:急だな……
暁:何かあったのか?
竜司:何もねえけどよ!
竜司:お前んちちょっと見てみたくてさ!
暁:誰々来るんだ?
竜司:おいな……祐介と三島だよ。
竜司:やべ、双葉の呼び方が移っちまったかな。
暁:そうか。
暁:こっちでも色々準備しておくよ。
暁:今ちょうど親がいないんだ。
竜司:そりゃ好都合……いいな!
竜司:じゃあ明後日、楽しみにしておけよ!
暁:?
暁:あぁ。
………
げっろ……仕事戻ろ
次回「悪 禍 遺 喪 能 編」
>>51
分裂してからのことじゃないですかね(すっとぼけ
>>52
俺も思ったけどモルガナの敬語って文字にしてみるとキャラ崩壊レベル。今更だけれども
>>53>>54
それな
P3勢からしてみれば憤慨もの
P4? マリーちゃんいるし(震え声
「お買い物編」
暁「というわけで、明日に竜司たちが来るみたいだ」
ジュスティーヌ「随分と急な話ですね。分かりました、それでどうしましょうかお兄様」
暁「うん、とりあえずお菓子とかを買いに行きたいんだけど、誰かついてくる?」
ラヴェンツァ「そういえば、この近くをゆっくり散策したことはなかったですね。これからこの地で過ごすためには一度行っておくべきかもしれません」
ジュスティーヌ「そうですね。必要なことかと」
カロリーヌ「ふむ……お菓子か。あまり食べたことないんだよな」
暁「そうなのか? 好きそうだけど」
ジュスティーヌ「あの部屋には娯楽が少ないですから。昔はお姉様二人とテオドアが外に出ては買ってきていたのですが」
ラヴェンツァ「我々もあの場所に閉じ込められていた存在。こちら側に必要のないことまで干渉することを禁じられていたのです」
暁「カロリーヌが暇そうに街で待ってるから、そういうの買ってるかと思ってたんだけど」
カロリーヌ「我々の姿は通常では見えないからな。盗むわけにもいかんし、眺めることしかできなかったのだ。あの時はホント、暇すぎて暇すぎて……」
ジュスティーヌ「お兄様が訪れるたびに嬉々としてその背中を蹴り上げていたようですし」
カロリーヌ「なっ……そ、そんなことはないぞ!」
暁「あの蹴り、そういえば懐かしいな」
ラヴェンツァ「あの時は、失礼なことをしてしまい、申し訳ありませんでした」
暁「いや、謝ることじゃないよ。無いとそれはそれで寂しいしね」
カロリーヌ「なんと……! お前そういう趣味だったのか」
モルガナ「こいつの場合そういう趣味『も』あったのか、だからな」
ジュスティーヌ「お兄様の器が大きいことは、今まで監視してきた我らが保証することです」
暁「大袈裟だよ。あまり持ち上げないでくれ。あとは、あぁそういえば三人の生活用品も買わないとな。ええとシャンプーとリンスと、着替えとかはあるのか?」
ジュスティーヌ「その辺りは問題ありません。全て用意してあります」
暁「そうか。パジャマとかもあるのかな」
カロリーヌ「む、パジャマは持ってないな。寝る時は……」
暁「どうした?」
カロリーヌ「いや! なんでも!」
ジュスティーヌ「私たちは寝る時は基本下着だけですので。必要ないかと思っていました」
暁「ぶっ」
ラヴェンツァ「あぁでも……パジャマ、要りますね。買いに行きましょうか」
ジュスティーヌ「……あぁ、なるほど。確かに」
カロリーヌ「何の話だ……?」
モルガナ「悪巧みしてるってのは何となくわかるけどな……」
………
ラヴェンツァ「これと、これと……あとは何にしましょう?」
暁「お菓子は祐介が来るならじゃがりこを入れておいてくれ。あいつあれすごく好きだからな」
ジュスティーヌ「今日の晩御飯の材料も買っておかねばなりませんね。メニューはどうしましょうか」
暁「ならカレーにしよう。ルブランの味を再現してみる」
ラヴェンツァ「それは、とても楽しみですね」
ジュスティーヌ「我々もあのカレーライスは一度口にしたいと思っていました。是非、作り方を教えてくれませんか?」
暁「分かった。レシピがあるから、それを基に1からしてみよう」
ラヴェンツァ「あら、カロリーヌはどこに行ったのでしょうか」
暁「そういえば……いつの間にかいないな。少し探してきてくれないか?」
ジュスティーヌ「了解しました」ステテテ
暁「明後日の分はこれくらいかなぁ。カレーの材料を見に行こうか」
ラヴェンツァ「はい。……?」
暁「どうかした?」
ラヴェンツァ「いえ、気のせいでしょう。行きましょうか」
暁「あ、あぁ」
ジュスティーヌ「ここにいましたか、カロリーヌ。何をしているのですか」
カロリーヌ「いや、何やら良からぬ気配がしたものでな。少し様子見をしに来たところだ」
ジュスティーヌ「敵ですか?」
カロリーヌ「さぁな。こちらをじっと見ていたから少し探してみたが、気のせいだったのか……?」
ジュスティーヌ「お兄様が心配しています。戻りましょう」
カロリーヌ「うむ……私の勘違いだったのか」
?「ちょっと、君たち」
カロリーヌ「……!」
ジュスティーヌ「何か……?」
カロリーヌ「(ジュスティーヌ、こいつだ。私達を尾けていた奴は)」
ジュスティーヌ「……」
?「少し、お話を聞かせてもらってもいいかしら」
?「あなた達、あの来栖くんとはどういう関係なの?」
ジュスティーヌ「……ただの妹ですが、貴女は?」
冴「そう……私は新島冴。少し前に来栖くんと面識があったの。それで彼に妹はいないはずだと思っていたのだけど……」
ジュスティーヌ「…………(面倒ですね。どうしますカロリーヌ)」
カロリーヌ「(こいつ兄についてどうもそれなりのことを調べているようだ。下手に誤魔化しては却って墓穴を掘りかねんぞ)」
ジュスティーヌ「……えぇ、私たちは血の繋がった親族ではありません。先日から来栖家で世話になっているのです」
カロリーヌ「私たちの事を説明する時に簡単だから妹と言っているだけだ。特に深い意味はない」
冴「なるほどね。ごめんなさい、別に深く詮索したいわけではないの。ここで彼を見つけたのも偶然だしね。ただ妹が、言っていたものだから気になっただけ」
ジュスティーヌ「(そういえばこの女性は、ペルソナ使いであった新島真の姉と記憶しています。お兄様についても詳しいかと)」
カロリーヌ「(あぁ、あのギャンブラーか。しかし何故その妹が我らのことについて知っているのだ?)」
ジュスティーヌ「(今はこの場を納めることにしましょう)……私たちは今からお兄様の所へと戻るつもりです。ですので、この辺で」
冴「引き止めて申し訳ないわ。彼、よく厄介ごとに巻き込まれるから、少し心配だったのだけど。あなた達のようなしっかりした妹がいるのなら安心ね」
カロリーヌ「ふん、当然だ。兄にはもっと更正してもらわねばならないからな」
冴「ふふ、言い得て妙ね。では、さようなら」
ジュスティーヌ「……しかし、あの街からはかなり離れていますが、こんなところで偶然会うものなのでしょうか」
カロリーヌ「故意にここに訪れたと?」
ジュスティーヌ「……いえ、考えすぎかもしれません。時間をかけてしまいました。早く戻ることにしましょう」
カロリーヌ「うむ……」
暁「あ、戻ってきた。どこに行ってたんだ、カロリーヌ」
カロリーヌ「うるさい、少しお手洗いに行っていただけだ」
暁「そうか、それなら言っておいてくれ」
カロリーヌ「ふん、心配かけて悪かったな」
暁「よろしい」なでなで
カロリーヌ「だから撫でるな!」
ジュスティーヌ「お兄様お兄様、見つけてきたご褒美をお願いします」
暁「はいはい」なでなで
ジュスティーヌ「ふぅ……ありがとうございます」
ラヴェンツァ「……(それで、どうでしたか)」
カロリーヌ「(新島真の姉、新島冴と接触した。偶然かは分からん。少し怪しいがな)」
ラヴェンツァ「(そうですか……こちらでも視線を感じました)」
カロリーヌ「(敵は複数なのか?)」
ラヴェンツァ「(分かりませんが、用心に越したことはないでしょう。我らのことを見張っている相手がいるかもしれません)」
カロリーヌ「(あまり下手に兄には甘えられんな)」
ラヴェンツァ「あら、どんな甘えかたをしようと考えていたのです? カロリーヌ」
カロリーヌ「うあっ!? い、いや今のは言葉の綾だ。他意はないぞ、本当だぞ!」
ラヴェンツァ「ふふ、そう……」
カロリーヌ「その含笑いをやめろぉ!」
暁「何を騒いでるんだ、二人とも」
カロリーヌ「何でもない!!」
ラヴェンツァ「お兄ちゃん、もう終わりですか?」
暁「あぁ、これだけ買えば十分だろう。あとはパジャマを買えば今日の買い物はおしまいだ」
ジュスティーヌ「ではお会計を済ませましょう。計算してみましたが、予算内で十分足ります」
暁「分かった。行こうか」
ラヴェンツァ「結構買いましたね」
暁「あぁ。悪いな、荷物持たせて」
ラヴェンツァ「いえ、私達のは軽い方ですし。それにしても、あの街とは違って静かな場所ですね、こちらは」
暁「退屈?」
ラヴェンツァ「いえ、落ち着きます。あの喧騒も良いものだけど、こちらの方が安らげます」
ジュスティーヌ「そうですね。こちらの方が私たちにはあっているかもしれません」
カロリーヌ「まぁたまには遊びに行ってみたいけどな」
ラヴェンツァ「あのお店には、一度足を運んでみたいですし」
暁「ルブランか。久々に叔父さんのコーヒーが飲みたいな」
モルガナ「エンカウント率が跳ね上がるけどな」
暁「うっ……」
カロリーヌ「? 何の話だ」
ジュスティーヌ「敵ですか」
暁「いや、何でもないよ……」
モルガナ「相変わらずだな、こいつは……」
………
暁「ふぅ、さて寝るか」
モルガナ「明日は竜司たちが来るんだったか?」
暁「あぁ、三島も連れてくるみたいだから、モルガナは変なことしないでくれよ」
モルガナ「吾輩は空気が読めるからな。お安い御用だ」
暁「じゃあ、おやすみ」
モルガナ「おやすみーー?」
暁「どうした?」
ガチャ
ラヴェンツァ「こんばんは、お兄ちゃん」猫フードパジャマ着用
ジュスティーヌ「お邪魔します」同じく
カロリーヌ「…………~!」同じく
暁「三人とも、どうしたんだ?」
ラヴェンツァ「いえ、パジャマも買ったことですしお兄ちゃんに見てもらいたくて。どうかしら? にゃあ?」フリフリ
暁「あぁ、三人とも可愛いよ。似合っている」
ジュスティーヌ「ふふ、ありがとうございます」
カロリーヌ「~~~っっ!! もういいだろ、私は帰る!!」
ジュスティーヌ「よろしいのですか? 今宵は、寄り添って就寝しますが」
暁「え」
カロリーヌ「ぐぬぬ……」
ラヴェンツァ「ダメでしょうか、お兄ちゃん」
暁「ダメじゃないけど……狭いよ?」
ジュスティーヌ「その分ひっつけば良いのです。まぁそれも……カロリーヌが部屋に帰るというのなら、多少マシにはなるかと」
カロリーヌ「うぐ、うるさい! うるさい! おい兄よ!」
暁「は、はい」
カロリーヌ「…………寝るぞ。ベッドに横になれ」
暁「あ、あぁ……」ゴロリ
カロリーヌ「ふんっ!」ポスッ
ジュスティーヌ「初めから素直になれば良いものを」ゴソゴソ
ラヴェンツァ「では、お邪魔します、お兄ちゃん」トスッ
暁「……今日はあったかく眠れそうだな」
モルガナ「……あれ、吾輩どこで寝れば良いんだ?」
………
竜司:暁、起きてるか
竜司:前に送ったチャット、あれ俺じゃないぞ
竜司:双葉がハッキングして俺に成り代わってた
竜司:気をつけろ!
竜司:あいつら何か企んで
メッセージが送信できません
………
長い
三人の猫耳フード付きパジャマ見たい。見たくない?
誰か描いてくれんかな。
次回「シスコン裁判 訪問編」
番外『御船さんの憂鬱』
千早「…………むむむ」
何かよからぬ気配、よからぬ運命を感じます。
あの人が示してくれた、運命を変える力があったとしても変えられぬ大きな流れ。
例えるならそれは、「ここは俺に任せて先に行け」だとか「この戦いが終わったら俺、結婚するんだ」的な。
まさしく、お約束、的な的な?
千早「そういえば、毎日あの人の未来を占ってますけど。その度に剛毅のカードを引くんですよね……どうしてでしょう?」
さらにその状態は逆位置。
優柔不断などの意味を示すもの。
報せたほうがいいのでしょうか。
千早「うーん、やめとこうかな……なんか妙に」
妙に、こう、胸がムカつくというか。
自業自得じゃね? というか。
千早「えーい! ここは……放置で!」
決めました。
決めましたとも。
あの人が縋り付いてこない限り、私から救いの手を差し伸べすべきではないと。なんか占わなくともカードがそう示してくれる気がしますし。
そういえばバレンタインの時だって色んな女性の方に囲まれて!
千早「深く占ってみれば色んな人と繋がっているみたいですしー……」
まぁ、そんなことで諦める気は毛頭ないのですが。
最後に笑うのはこの私? 的な?
警部「それで、占い師さんよ。犯人はわかったかい?」
おっと、そういえば今は事件の調査の最中でした。
ですが、私にはもうわかっています。
千早「あなたを、犯人です」
犯人「ぐぅぅううう!!」
警部「逮捕だ逮捕ー!!」
そうして悲しい事件がまた一つ、幕を閉じました。
ですが、この街にはまだまだ悲しい事件が起きるとカードは示しています。
千早「行きましょう……カードが示す道へ」
占い師、御船千早は今日も新宿を歩く。
運命は変えられる。そう信じてーー
………
千早:暁さん暁さん!
暁:どうした?
千早:また一つ事件を解決しました!
千早:褒めて! 褒めて!
暁:よくやったな、千早。
暁:誇らしいよ。
暁:さすが俺の恋人だ。
千早「えへへ~……」
………
こ れ は 屋 根 ゴ ミ (確信
たぶん平行世界の出来事です!
正直御船さん見たときはすぐに攻略対象を切り替えたレベル。
番外『四月は君のライオンとか何とか(うろ覚え)』
私は今、溺れているのだろう。
将棋に、恋に、そしてーー
一二三「ブクブクブクブク……」
(物理)的に。
一二三「ぷはぁ!」
お風呂場で死ぬかと思いました(真顔
最近は将棋の研究のせいでろくに寝ておらず、その弊害なのか気絶という技を覚えてしまいました。
驚きました。将棋ってこんなにも、こんなにも色んなものを犠牲にしないと勝てないんですね。
もう少し早く知れたらと思う反面、それを知っていたらあの人にはたぶん出会わなかったと考えると、少しばかり複雑な心境です。
母からせめてもの思いで教わった美容技術に心から感謝しています。それが無ければ今の私は乞食も同然の有様で、あの人に幻滅されてしまうでしょう。
どんな過去でも無駄にはならない。
今日から私の座右の銘にしてみせます。
一二三「…………今頃どうしてるかな」
あの人のことを考えると今でも、いえ、今までよりも胸が高まります。
あの人は卑怯です。
全てが鋭く、巧妙で、平然と私の心を揺さぶってしまう。
あの人の行動パターンを予測立ててみるならば……。
一二三「…………あ、女性の方と一緒にいますね」
必ず。
そう考えると、胸の高鳴りが憤りに変化していくのを感じました。
あの人はいつもそう。いつも誰かの隣にいて、誰かと笑って、そして誰かのために戦っている。
一二三「だから……強く言えない、のかな」
あの人のそんなところも好きだから。
そんな気がして、今度は自分から浴槽の水面に口まで浸かる。
一二三「ブクブク……」
矛盾を抱えているのは、少し気持ちが悪いのに、それで揺れる心は何故か不快ではありませんでした。
きっと、これは合理的な思考とは遠くかけ離れたもの。
あぁもう、卑怯。卑怯です。本当に卑怯ーーー
一二三「ブクブクブクブク…………」
………
真:一二三ちゃん。
真:起きてる?
一二三:はい。
一二三:どうかしましたか?
真:明日暁の家に行こうと思うんだけど、
真:着いてくる?
一二三:……いいんですか?
一二三:邪魔になると、思うのですけど。
真:全然。
真:というより、今はちょっと頭数が欲しくて。
一二三:何かあったんですか?
真:実家で義妹とイチャイチャしてるってタレコミが入ってきて
一二三:行きます。
………
いつの間にか100超えてて今まで書いたSSを超えて最長なのでちょっと嬉しい。
というわけでお仕事に戻ります。
一二三ちゃんはギャップフェチにはたまらん逸材。
あの目つきで踏まれたい。
「ヴィジット(ホラー映画)」
ピンポーン
不意に鳴る家のチャイムがきっかけで、眼が覚める。
スマホを見ると、そこには早朝と呼ばれる時間が表示された。
暁「宅配か……?」
ベッドをのそりと起きる。三人と一匹は未だ眠っていた。慣れない環境で、やはり無理が溜まっていたようだ。
暁「そっとしておこう」
三人と一匹をベッドに残し、一人玄関へと降りる。
暁「はーい」ガチャ
杏「やっほ、暁」
真「早速で悪いけど」
双葉「家宅捜査させてもらおう!」
春「帰ってきたばかりだから、別に見られて困るものなんてないよね? ね?(威圧」
一二三「暁さん。これで王手です」
暁「」バタン ガチャ ガチャリ ドッドッドッ
大急ぎで扉を閉め鍵をかけチェーンを引っ掛けそして自室に上がる。
暁「な、なんで、今日は竜司たちが来るはずじゃ!」
スマホの画面には、例のチャットが双葉の罠であると書かれていた。
頭の中で今週のしまったが警報を叫ぶ。
モルガナ「んん、ふにゃ~ぁあ。……どうかしたのか?」
暁「き、来た」
モルガナ「竜司たちか?」
暁「杏たちが」
モルガナ「杏殿が!?」ビューン!!
モルガナは凄まじい勢いで下へと降りて行った。
あいつは今は役に立たない。
どうしよう。どうしよう。
暁「そうだ! おい、起きてくれみんな!!」
慌ててみんなを起こすと、眠気まなこを擦りながら三人とも起きてくれる。
ラヴェンツァ「どうしたのですか……お兄ちゃん」
暁「ちょっと頼みがあるんだけど、今日のところはベルベットルームに帰ってくれないか?」
ジュスティーヌ「……何か理由が?」
暁「い、いや。ちょっと友人が」
カロリーヌ「なんだ、昨日行っていた男どもが来るのだろう? 何か問題があるのか」
暁「えと、その……」
ジュスティーヌ「怪しいですね」シャー
ジュスティーヌがカーテンを開け、窓の外を見る。
その時の顔は、珍しくカロリーヌのような意地悪そうな笑みを浮かべていた。そしてすぐさまラヴェンツァとカロリーヌに耳打ちする。
そして二人もまた、戦意のある笑みを浮かべた。
ラヴェンツァ「お兄ちゃん」
ジュスティーヌ「よろしい」
カロリーヌ「ならば戦争だ」
あかん(アカン)
三人とも対峙することを意気込んでいる。
暁「どうすれば……どうすれば……」
春「もう遅いかなぁ」
暁「!?」
春が頭を抱えている自分の隣に座り、にっこりと微笑んだ。
だ、誰だ。誰が開けた。
杏「いやモルガナが開けてくれたし」
モルガナ「め、面目ねえ。暁」
真「まぁ勝手に入ったのは謝るけど。ごめんなさい、お邪魔します」
一二三「……お邪魔します。えっと、お元気でしたか?」
(元気じゃ)ないです。
双葉「うわわ、めっさ可愛い三つ子ktkr!! あの時の幼女もいるし!! 暁ー一人くれ!」
ラヴェンツァ「お久しぶりです皆さま。一人、初見の方がいますね。初めまして、ラヴェンツァです」
ジュスティーヌ「ジュスティーヌです」
カロリーヌ「カロリーヌだ」
一二三「あ、はい。東郷一二三です。よろしくお願いします」
杏「で? これどういう状況」
暁「俺が聞きたい」
春「竜司くんの情報だと、義妹なんだって?」
カロリーヌ「あぁ、そうだ」
ラヴェンツァ「そういう設定です」
真「そうよね。眼帯の二人はともかく、ラヴェンツァちゃんはあの空間にいた子だし。必然的に、二人はラヴェンツァちゃんの親族でしょう?」
ジュスティーヌ「ご明察です」
一二三「ということは、どういう関係でこの家にいるのですか?」
暁「えっと、それは……」
ラヴェンツァ「ご主人様とメイドです」
杏「え」
真「は」
春「うん?」
双葉「マジか羨ましい!!」
一二三「はい?」
暁「え"」
ラヴェンツァ「暁←ご主人様と」
ラヴェンツァ「私たち←メイド」
ラヴェンツァ「です」
20xx年!! 自室は愛の炎に包まれた!!
………
竜司:親友が彼女と義妹の壁に挟まれてる件について
祐介:割と笑えないな
三島:羨ましいって一概に言えないのが凄いところだよね
三島:えっと、喜多川くんだっけ。よろしく
喜多川:祐介でいい。怪チャンの創設者だったか。
三島:あはは、う、うん。
三島:僕の件ではごめんね、迷惑かけて
竜司:気にすんなよ、俺たちは運が良かっただけだ
竜司:一歩間違えれば、俺らが三島側に回ってたかもだしな
祐介:あぁ、人間に弱い気持ちは付き物だ
祐介:それを克服しただけ、三島も強い部類だろう
三島:ははは、照れるな
竜司:んで、あいつ今どうなってんのかな
祐介:いっそ俺たちも行けば良かったのでは?
竜司:バカ言うな。あそこに入る勇気なんかねえよ
三島:僕もパスかな……生徒会長、怖いし
祐介:うむ……春も、たまに笑顔が怖いしな
竜司:男性陣よえぇ…
三島:それに対して、女性陣の強さ、だよね
祐介:あいつも難儀な人生を送っているな……
暁:たすてけ
竜司:……
祐介:……
三島:……
竜司:まぁ……生きろ?
………
長い&多い
なんで俺一二三増やしたんだろう……置いてけぼりになること確実じゃん。バカなのかな?(自問)バカです(自答)
双葉の長い髪を手で梳かしたいだけの人生だった。
あと春と老後までコーヒー店で過ごしたいだけの人生だった。
中編に続く(はず
乙
お前の本命千早じゃないのかよ
番外『双葉とグータラしながらイチャイチャするだけの話』
双葉「…………」ピコピコ
暁「…………」ペラッ
双葉「なー、カレシよ」
暁「……なんだ?」ペラッ
双葉「これは果たしてカッポーとして正しき在り方なのだろうか」ピピピッ
暁「カッポーて……良いじゃないか。それとも何処か行くか?」パタン
双葉「んー……パスかなー、なんか気が乗らん」
暁「俺もかな……まぁこんな感じの時も良いと思う」
双葉「でもカッポーが部屋で無言にダラダラするのもなぁ……」
暁「まったく……どうしたらいいんだ」なでなで
双葉「ふみゅう……うむ、それでいいんだ」
暁「もっと構えと?」
双葉「せっかくに休日なんだから、その、え、エッチィことはダメだけど、甘えるくらい良いじゃんか」
暁「……そうだな。双葉に甘えても良いかもしれない」
双葉「え?」
暁「じゃあ、よいしょっと」抱きかかえ
双葉「うひょお!?」
暁「ほーれほれ」スリスリ
双葉「うひゃひゃ! やめれーくすっぐたいー!!」
暁「柔らかいなー! あったかいなー!!」フニフニ
双葉「ふぎゃー!!」
暁「ふははははー!」
惣治郎「何やってんだお前ら……」
暁「ふは……!」
双葉「はぁ……はぁ……っ」
惣治郎「おい暁……」
暁「いや! これは違う!」
双葉「暁の……乱暴者ぉ……!」
暁「変な声を出すな誤解されそうな言葉を使うな!」
惣治郎「そうか……そうかぁ……お前、そんなにも素行不良として提出されたいかぁ……」
暁「待てそれは洒落にならない!」
双葉「…………ふひひ」
暁「おい嘘泣きだろ双葉!!」
双葉「うわーん暁の破廉恥マーラー!(棒」
暁「誰が麻倉だ!」
双葉「覚えてるのか……凄いなジョーカー」
惣治郎「なんだかよくわかんねえが、バカップルも良い加減にしとかねえと、店の都合で追い出すぞ。じゃあな」
双葉「……バカップル……か。いいな!」
暁「よくない」
双葉「それにしても、ふひ、暁のあの焦った顔、写真に写しておけばよかったな!」
暁「調子に乗るな……またこちょばすぞ」
双葉「い、いいぞ」
暁「って、え?」
双葉「恥ずかしいが……悪い気はしなかった。やっぱりアレだな。くっつくのは気持ちいいな!」
暁「双葉……」
双葉「それになんというか、少し、暁に良いようにされるの……気持ちよかったというか……心地良いというか」
暁「待て、それは待て双葉。それは開けてはいけない扉だ!!」
双葉「暁になら、もっと恥ずかしいことされても……」
暁「それ以上言ったら本当に叔父さんに殺されるから待てって!」
………
双葉:まずい
杏:どしたの双葉
真:何か厄介ごと?
春:相談なら乗るよ?
双葉:わたしは……Mだったかもしれない
真:M?
杏:うわ、なにかあったの?
双葉:暁に弄られるの、なんか凄いゾクゾクした
春:へ、へー
春:参考までになんだけど、何されたの?
真:Mってなに?
双葉:暁に持ち上げられて
双葉:?ずりされて
双葉:身体中こしょこしょされた
杏:うわ羨ま
杏:じゃなくて、けしからんね
杏:ギルティ
春:良いなぁ
春:私はどっちかっていうと可愛がりたいんだけど
杏:春はS寄りだもんねえ
真:Sって?
春:想像してみてよ
春:焦って顔が赤くなってる暁くん
春:あたふたしてる暁くん
春:甘えてくる暁くん
杏:かわいい
双葉:可愛いな(確信
真:良いわね
真:で、SとかMとかって?
春:首輪をつけられてる暁くん
春:必死に縋り付いてくる暁くん
春:冷たくされて泣きそうになってる暁くん
杏:は、春?
双葉:あわわ、メディック! メディーック!!
真:……有りね
杏:感染した!?
春:ごめんね
春:ちょっとお手洗いに行ってくる
双葉:……友人の隠された一面を見てしまった
杏:この話題は封印ってことで……
真:で、SとかMってなんなのよぉ……?
………
あれ?(内容が脱線した瞬間
平行世界の話!!
おやすみ!!
>>119
俺はみんなを幸せにしたいだけなんだ!!(屋根ゴミ
ただすまない
十二人じゃないんだ。
二人ばかり除外してるんだ……
番外『カロリーヌを盗撮してみた(健全)』
「…………………うあー」
「暇だ、何もすることがない」
「暁は学校、家事は二人が終わらせてしまったし、そしてその後買い物。私のついていけばよかった」
「…………」
「モルガナー?」
「いないのかー?」
「チッ、肝心な時にいない奴め。今ここ私一人か」
「…………静かだなー」
「久々に扉を使って秋葉原でも……いや、池袋の映画館、ゲーセン……こうして現界したのだから、選択肢は選り取り見取りなのに……」
「…………兄がいないと、物足りんな。全部」
「…………」
「うがー!! くそっ、何を私はブレているカロリーヌ!」
「こうなったら……こうなったら、そうだ。一人でしか出来ないことをしようではないか」
「ククク……兄の部屋の探索、だな」
「あいつらがいては気が散って集中できんからな。それに……いやいや、誰も独り占めしたいとかではない。これはアレだ。兄のプライベートを最大限まで譲歩した結果だな」
「…………行こ」トトトト
「む、帰ってきてからしばらく経ったが、やはり物が増えてきたな」
「……棚の上のこれらは一体…………いやよそう。見てはダメな気がする」
「あの熊は触れてはいけない何かがありそうだ」
「さて、そうだな」
「目星!!」42 成功
「むむっ、机の引き出しに怪しいケース発見!」
「ここには兄のオタカラが眠っているのか? ククク」パカ
「…………他の女のプリクラばっかか。チッ、よくもまぁここまで囲えるものだ。時代が時代だ。けしからん奴だな」
「…………週末だな」
「次だ。うーむ、今度はアイデア!」 87 成功
「押入れの中に何かありそうだな!」ガラッ
「これは……屋根裏にもあったでかい段ボールか。何が入ってるんだ……?」
「なんだこれは。制服……私服……水着!?」
「ななな、なんだこれはぁっ!?」スパァーンッッ
「どうして兄の部屋に男物と女物の衣装が何着もあるんだ!」
「まったく……まったく!」
「……どうやってしまってあったんだ? これ」
「……ま、まぁこれでいいか。よし」
「ふむ……探す場所が減ってきたな」
「よし、次は知識、君に決めたぁっ!」01 クリティカル
「ベッドの裏には男愛用書物があると聞く! そ、こ、かぁー!!」
「」図書館 21 成功
「」アイデア 62 成功
「」SANチェック 00 失敗 5消失 アイデア成功 発狂 呆然
「…………………………………………ハッ」
「いかん、フリーズしていた」
「兄め……こんな、こんなマニアックな……ごくり」
「………………手錠、拘束具、鞭、か」
「……幼女は無くとも、妹はあるのか」
「眼鏡、だと? こっちは真面目系……」
「何故ここで農業専門書が出てくるのだ……」
「む、読モという奴か。これは……」
「服、か……そういえばこれ一着を着回してるな」
「さすがに兄も見飽きるだろうし……ふむ」
「…………!?」
「東郷一二三の、写真集(セルフ)だと……!?」
「あの女、こんなものを自作して兄に渡していたのか……!」
「おとなしそうな顔をして侮れん奴だ。そういえば奴は兄の戦術の師匠だったか。次からは要注意だな」
「こんなところか? 年上ものが多いのが癪だが、なに、ここから調教していけば良いのだ。焦ることはない」
「ここでの探索情報はこれくらいだな……」
「…………」
「…………ふん!」ボフッ
「…………前に寝たのは四人でだったな」
「…………」
「…………スンスン」聞き耳 61 成功
「…………兄の匂いが、する……」pow判定失敗
「…………ぐぅ」Zzz…
モルガナ「なにニヤついてんだお前」
暁「いや、可愛いなぁって思って」
モルガナ「はぁ?」
………
ひふみんのセルフ写真集欲しいです(ガチギレ
最近のss速報の仕様苦手なの俺だけ?超やりづらい
カロリーヌが布団の上で○○○ーするかと思ったけどここRじゃないから止めたあっぶな
このSSまとめへのコメント
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