花丸「マルーダストクルセイダー」 (74)
(国木田家)
花丸「ほぇー!これがスタンドずらぁ?」ペラッ
花丸「都会の人はこんなことできるなんて未来ずら」ペラッ
花丸「善子ちゃんからこの´ジョジョの奇妙な冒険´っていうの借りたけど面白いなぁ」
花丸「特に承太郎のスター・プラチナはかっこいいずら!」
花丸「マルにもこんなスタンドがあったらなぁ……zzz」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477402241
(・8・)チュンチュン…
花丸「はっ!寝てたずら!」
花丸「どうしよう、善子ちゃんから借りてた本出しっぱなしにしちゃってたよ……」オロオロ
花丸「あれ?片付けられてる……」
花丸(おばあちゃんとかが片付けてくれたのかな?)
花丸「……あっ!時間がないずら!遅刻ー!」
────
(校門前)
花丸「な、なんとか間に合ったずら……」ゼーハー
ルビィ「あ、花丸ちゃんおはよー……あっ!」ズルッ
花丸「ルビィちゃん!」
花丸(ルビィちゃんがコケそうずら!……マルじゃ間に合わな……)
???「オラぁ!」シュババババ
花丸「!?」
ルビィ「……っと、あれ?コケたと思ったのに……」
花丸「ルビィちゃん、大丈夫?」
ルビィ「花丸ちゃんが助けてくれたんだね、ありがとう!」
花丸「え?いや、オラは何も……」
花丸(今のは……?)
~~~~
(教室)
花丸「やっとお昼休みずらー!」
ルビィ「じゃあルビィは飲み物買ってくるね。花丸ちゃんも何か飲みたいものある?」
花丸「マルはお茶を持ってきたから大丈夫ずら♪」
ルビィ「分かった、じゃあ行ってくるね」
花丸「行ってらっしゃいずらー」
花丸「さてと、お茶は……」ゴソゴソ
花丸「あれ、無い……?」
花丸「急いでたから忘れちゃったのかなぁ」
グスン
???「オラぁ!」シュッ
花丸「あれ?机の上にお茶があるずら!」
花丸「でも出した覚えないなぁ」ゴクゴク
善子「私の置いてたお茶が無い……?」
~~~~
(帰り道)
ルビィ「花丸ちゃん、じゃあねー!」
花丸「じゃあねー、ルビィちゃん!」
花丸(何か今日は変なことがたくさんあったずら)
花丸(まるで誰かがマルの代わりにやってくれたみたいな……)
ルビィ「花丸ちゃん、危ない!」
花丸「え?」
大型トラック「ププーーー!」ゴォォォォォ
花丸「うわぁぁぁぁ!」
???「オラぁ!」ドゴォォォォォ!!
花丸「!?(やっぱり何か……)」
ガシャーーン
ルビィ「花丸ちゃーん!」タッタッタッ
花丸「ルビィちゃん!」
ルビィ「だ、大丈夫だった?ルビィもうダメだと思ったよ……でも本当に良かった、トラックが急に車線をはずれてくれて。運転手の人も無事みたいだし」
花丸「う、うん……」
ルビィ「それじゃあ今度こそバイバイ!気をつけて帰ってね?」
花丸「分かったずら……」
~~~
花丸(さっきのトラックはどう見ても´何か´が無理矢理に力をかけてトラックを車線から外した……まるでマルを助けたように)
女性「ずいぶんスピリチュアルなこともあるもんやなぁ?」
花丸「え、どちら様ですか?」
女性「ただの観光客よ、それよりあなたの´それ´凄いなぁ」
花丸「さ、さっきのが見えてたんですか!?」
女性「まあねぇ、これは普通の人には見えないんよ」
花丸「(ルビィちゃんにはやっぱり見えてなかったんだ……)ということはあなたはこれが何なのか知ってるんですか?」
女性「もちろんや。そして、花丸ちゃんもそれは知ってるはずやよ」
花丸「え?(普通の人には見えない力のようなもの……まさか)」
花丸「スタンド……ですか?」
女性「うん、正解♪」
女性「そしてこの世界を知ってしまったらもう2度と元の世界には戻れない」
花丸「そ、そんな……」
女性「だからうちからプレゼントを花丸ちゃんに送るわ」
花丸「プレゼント?」
女性「この中から一枚カードを選んでね」
花丸「(タロットカード……?)それじゃあ、これを」ヒョイッ
女性「このカードは……´星´やね」
女性「命名するわ、花丸ちゃんのスタンドの名前は『スター・プラチナ』!」
女性「この名前をせめてもの餞別として花丸ちゃんにあげるわ」
女性「あなたの旅路に少しでも幸あらんことを」
女性「スタンド使いはひかれ合うから気を付けてね……」
花丸「あ、ありがとうございます……?」
花丸「いっちゃった……」
花丸「あれ?そういえば、マルって名前教えてなかったような……?」
────────
(国木田家)
花丸「えーっと、確か……『スター・プラチナ』!」ズォッ
スター・プラチナ「オラぁ!」
花丸「ほ、本当に出たずら!」
花丸「あの、あなたがオラを今日一日守ってくれたの?」
スター・プラチナ「オラぁ!」
花丸「ありがとうずら!」ギュッ
スター・プラチナ「オラぁ!/////」
花丸「あの女の人はこれからマルが普通の世界には戻れないって言ってたけど、これからもマルを守ってくれる?」
スター・プラチナ「オラぁ!」
花丸「へへ、ありがとうスター・プラチナ!」
花丸「これからも、よろしくお願いします!」ペコリ
スター・プラチナ「オラァァァァ!!」
────────
(次の日)
~~試験中~~
花丸「……」カリカリ
ポロッ
花丸(あ、消しゴムが……)
スター・プラチナ「オラぁ!」ヒョイッ
花丸(落ちる前に拾ってくれてありがと!)
~~~~
善子「あれ、無い、無い……」
梨子「どうしたの?よっちゃん」
善子「朝まではつけてたあの黒い羽がないの……あれがないと堕天できないわ……」
花丸「『スター・プラチナ』!」
スター・プラチナ「オラぁ!」スコープ
花丸「見つけたよ、善子ちゃん」
善子「どこ!?」
花丸「あの木の枝に引っかかってるよ。また木に登ったずら?」
善子「えー……見えないんだけど」
花丸「実際に行けばわかるずら」
善子「あ、あった……」
花丸「ほらね?」
善子「にしてもあんた凄い視力ね。普通部室からなんて見えないわよ?」
花丸「マルは昔から視力がいい方ずら♪」
善子「まあいいわ、とりあえず礼を言わなきゃね。ありがとうズラ丸」
花丸「どういたしまして♪」
梨子「……」
~~~~
千歌「ぐぬぬ……」
花丸「千歌ちゃんどうしたずら?」
千歌「あのね、指にトゲが刺さったみたいなんだけどピンセットでもなかなか取れなくて……」
花丸「おらに任せるずら!」
スター・プラチナ「オラぁ!」スッ
花丸「はい、取れたよ」
千歌「あれ?本当だ!奇跡だよ!」
花丸「えへへ、ちゃんと取れてよかったずら」
~~~~
果南「はぁ……どうしよ」
花丸「こんにちはー……どうかしたずら?」
果南「ああ、マルか……あのね、家の倉庫の前にこのでかいトラックがあるせいで中の物が取れなくて困ってるんだよね」
果南「結構急いでるから早くどかしてほしいんだけど、車の持ち主がどっか行ってるんだよね」
花丸「マルが何とかするずら!」
果南「どうやって?」
花丸「2人でそっちのスペースに押すずら」
果南「手伝ってくれるのは嬉しいけど、こんなに大きいの無理だよ……」
花丸「『スター・プラチナ』!」
スター・プラチナ「オラぁ!」ズズズズ
果南「嘘、動いてる……?」
花丸「果南ちゃんも手伝って!」
果南「ああ、うん!」
~~
果南「ありがとう、マル!おかげで助かったよ!」
花丸「えへへ、どういたしましてずら」
果南「しっかしマルがあんなに力持ちだったなんて意外だったなぁ」
花丸「果南ちゃんも手伝ってくれたからできたんだよ」
果南「そうかなぁ……あ、そうだ干物取りに来たんだよね?はいこれ」
花丸「ありがとうずら!」
果南「じゃあまた明日ねー」
花丸「ばいばいずらー」
~~~~
(国木田家)
花丸「スター・プラチナのおかげで今日一日みんなにたくさん感謝されたずら!」
花丸「ありがとうね、スター・プラチナ♪」
スター・プラチナ「オラぁ!」
花丸「ふふっ」ニコニコ
スター・プラチナ「/////」
花丸「それじゃあ明日も早いしそろそろ寝るずら。おやすみ、スター・プラチナ」
スター・プラチナ「オラぁ!」
花丸(今日は本当にいい日だったなぁ……それにしても、あの女の人が言ってたスタンド使いはひかれ合うって一体何だったんだろ……?)
花丸(ま、考えても仕方ないずら。それより明日はルビィちゃんにももっと喜んでほしいな♪)
(次の日)
ルビィ「花丸ちゃん、部室行こ!」
花丸「あ、ごめんね。ちょっと図書室に用事があるから遅れるずら」
ルビィ「そうなんだ……それじゃあ先に行ってるね」
花丸「うん、終わったらすぐ行くずらー!」
────────
花丸「やっと終わったずら……」
花丸(ルビィちゃんも待ってるから急がないと……)
花丸「こんにちはー」ガラッ
千歌「お、ようやく来たね花丸ちゃん」
花丸「あれ、ルビィちゃんはどこずら?」
千歌「一緒じゃないの?部室にはまだ来てないけど……」
花丸(先に行ってたはずじゃ……)
花丸「そういえば梨子ちゃんもいないけどどうしたの?」
千歌「そうだ、忘れてた!なんか梨子ちゃんがこれ花丸ちゃんにって」
花丸「手紙……?」ペラッ
花丸「『屋上で待ってます、来ないと後悔すると思うよ?』」
花丸「……嫌な予感がするずら」
花丸「ちょっと屋上いってくるずらー!」ダダダダダダ
千歌「え?練習始まっちゃうよー!」
千歌「行っちゃった……」
────────
(屋上)
花丸「着いた……」ハァハァ
梨子「待ってたよ、花丸ちゃん」
花丸「……用事って何ずら?」
梨子「聞きたいことが違うんじゃない?」
花丸「(やっぱり……)ルビィちゃんはどこずら?」
梨子「ふふっ、ここにいるわ」
ルビィ「……」
花丸「ルビィちゃん!」
梨子「安心して、気絶してるだけよ」
花丸「こんなことをして、一体どういうつもりずら?梨子ちゃん」
梨子「貴女を手に入れるためよ、花丸ちゃん」
花丸「手に入れる……?」
梨子「実は私もね、花丸ちゃんの´それ´が見えてるの」
花丸「ッ!……ということは梨子ちゃんもスタンド使いずら?」
梨子「スタンド?この力のことをスタンドって言うのかしら」
梨子「ならそう、私もスタンド使いなのよ」
梨子「そして私の力は……」
ルビィ「うん……?」ムクッ
花丸「ルビィちゃん!」
梨子「はぁっ!」
???「ドラアッ!」
ルビィ「ガハッ!」
花丸「な、なにしてるずら!!」
梨子「安心して、私のスタンドは壊れたものを直すことが出来るの。キズ一つ残さないわ」
梨子「でもね……」
花丸「ルビィちゃん!」
ルビィ「はぁっ……はぁっ……」
花丸(本当に傷がなくなってる……じゃあなんであんなことを……)
ルビィ「梨子ちゃん……?」ハァハァ
梨子「ふふっ、よしよし」
花丸「えっ、ルビィちゃん……?」
ルビィ「梨子ちゃーん。ルビィ、ルビィね……?」
花丸「だ、ダメーー!!」
梨子「ふふっ、安心して。……5秒経過」
ルビィ「……ハッ!どうしてルビィが梨子ちゃんに抱きついてるの!?」バッ
梨子「ごめんね、また眠っててもらうわ」トンッ
ルビィ「うっ……」バタン
花丸「さっきのは一体……?」
梨子「これが私の能力よ。腕や足なら元通りに治すけど頭だけは違うの。ちょっとだけ私の都合のいいようになっちゃうのよね……フフッ」
花丸「都合のいい……?」
梨子「そう、私の能力は『殴った相手をレズにする能力』よ!」
梨子「その上、5秒だけなら私の虜になる……素晴らしい能力でしょ?」
花丸「なんてクレイジーな能力ずら……名前をつけるとしたら『クレイジー・レズ・デラックス』ってとこずら……」
梨子「いい名前ね、気に入ったわ。狂ってなきゃ世界を支配なんてできないものね」クスッ
梨子「私はこのクレイジー・レズ・デラックスで全ての女の子を私の虜にしてみせる!」
※クレイジー・ダイヤモンド+ラブ・デラックスみたいなのをイメージして下さい
梨子「私の虜に出来る時間も少しずつ延びて今や5秒……そして´本当に´私の手で私のものにするのに3分もあれば十分」
梨子「少しずつ時間を延ばしていって全てが上手くいくはずだったわ……花丸ちゃんがその力を身につけるまでは」
梨子「だから貴方を私のものにして、私の目的の糧になってもらうわ!」ビシッ
花丸「……そのためにルビィちゃんを巻き込んだずら?」
梨子「ふふっ、そうよ?」
花丸「許せないずら……」ザッザッ
梨子「私の能力をみても尚、近づいてくるというの?」
花丸「近づかなきゃルビィちゃんを助けられないずら」ザッザッ
梨子「いいわ、なら存分に近づきなさい」フフ
花丸「ズラぁ!」
スター・プラチナ「オラァ!」ビュッ
梨子「フッ!」
クレイジー・レズ・デラックス「ドラァ!」ドッ
ドゴォ!
花丸「くっ!……」
梨子「あ、ごめっ……コホン、ふふっ♪花丸ちゃんのスタンドはその程度なの?」
花丸「ずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらぁ!」
スター・プラチナ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラぁ!」
梨子「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!」
CRD(クレイジー・レズ・デラックス)「ドラララララララララララララララララララララぁ!」
ドドドドドドドドドドドドドドド
花丸「くっ……速い……」
梨子「その程度?」ガッ!
花丸「ッしまった!」
梨子「ボディから頭にかけてガラ空きになったわ!貰ったぁ!」
花丸「ッ!」
ドゴォ!
梨子「そして治す!」
花丸「……」パァァァァァ
梨子「ふふっ、レズにさえしてしまえば私の勝ちね。さて、5秒で何をしようかしら……」
花丸「ズラぁ!」
スター・プラチナ「オラぁ!」
梨子「ぐふぅ!?」ゴッ
梨子「はぁっ、はぁっ……」
梨子「な、何で私の虜になってないの……?5秒たってないというのに。それにレズにだってなって……ハッ!」
梨子(私の能力が効かない女の子なんていやしなかった。誰しもこの能力の前では無力だったわ)
梨子(それでも、もし私の能力が効かない……私の虜にならない女の子がいるとしたら)
梨子(それはレズに違いないわ。最初から意中の女の子がいるなら私の能力が効かないのも頷ける……)
梨子「花丸ちゃん、私どこかで貴方を見くびってたのかもしれないわ」ヨロッ……
梨子「もう手加減などしない、全力で貴方を私のものにしてみせる!」
花丸「おらだって負けるわけにはいかないずら!」
花丸「ずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらずらぁ!」
スター・プラチナ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラぁ!」
梨子「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!」
CRD「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァ!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
花丸(くっ、このままじゃ押し負けるずら……どうにかして流れをこっちに持ってこないと……でもどうやって……?)
花丸「そうだっ!」
梨子「何か逆転できる方法でも見つけた?」フフッ
花丸「……」
花丸「や~ら~れ~た~」ドサッ
梨子「え、は、花丸ちゃん!?ごめん、気をつけてたんだけどどこか怪我させちゃった!?」アタフタ
花丸「……」
梨子「返事がない……急いで手当しないと!……ッ!」
梨子(花丸ちゃんの二つの富士山が……)
梨子(花丸ちゃんはとっても小さいのにそれ故に存在感のある大きなお山……世界遺産に指定されるのも頷ける絶景ね……)ゴクリ
梨子(い、いいえ。何してるの、桜内梨子。あなたは女の子を尊重した上で女の子を我がものにする人だった筈)
梨子(気絶してる花丸ちゃんを襲うなんてそんなのただの犯罪者。レズの風上にも置けないわ)
梨子(現にルビィちゃんにも手は出してなかったしね)フンス
梨子(……でも、ちょっとだけならいいよね……?)ソーッ
花丸「ズラぁ!」
スター・プラチナ「オラぁ!」
梨子「ほげぇ!」ドゴォ!
ズザーーーー
梨子「な、何で……?」
花丸「梨子ちゃんならきっと気絶してるマルに対して心配するフリをしながら手を出すと思ってたずら」
梨子「そんな……私は本当に心配して……」
花丸「でも結局手を出そうとしたずら」
梨子「ぐっ!」グサッ
花丸「さて、覚悟はいいずら?」ズォッ!
梨子「まっ、待って!話があるの!」
花丸「話?」
梨子「貴方のスタンドは出現してまだ数日でしょ?それなのにそのパワー……間違いなくこれからもっともっと強くなるわ」
梨子「そんな花丸ちゃんと私が組めば世界を思うがままに出来るはず」
花丸「そんなもの、興味ないずら」
梨子「ルビィちゃんだって手に入るわよ?」
花丸「……っ」
梨子「気づいてないと思った?花丸ちゃんに意中の女の子がいるとしたらそれはルビィちゃんだもんね」
梨子「私とともに来ればルビィちゃんをあげるわ。さぁ、花丸ちゃん!」
梨子(さっきは効かなかったけど……脳を、ルビィちゃんとの記憶を破壊した後に私の都合の良いように記憶ごと治せばきっと花丸ちゃんにも効くはず……)
花丸「マルはずっとルビィちゃんのことが好きだったずら……」
梨子「そうよね?私と来ればすぐに手に入るわ!(さあ、どう出る?)」
花丸「でも、そんな能力で手に入れたルビィちゃんなんてマルが好きなルビィちゃんじゃ無いずら!」
梨子「そう……」
梨子「私はね、本気で全ての女の子を私のものにしようとしている」
梨子「そのための過程や方法などどうでもいいのよ!貰ったぁぁぁぁぁ!」
CRD「ドラァ!」ゴォッ
花丸「ズラぁ!」
スター・プラチナ「オラぁ!」ゴォッ
ドゴォ!
梨子「くっ!(なんてパワー……)」
花丸「ずらぁぁぁぁぁ!」
梨子「ばっ馬鹿な……」
梨子「こ、この梨子がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドゴォォォォォォォ
梨子「……」ピクピク
花丸「梨子ちゃんの敗因はたった一つだよ……たった一つのシンプルな答え」
花丸「『梨子ちゃんはマルを怒らせた』」
花丸「たったそれだけずら」
~~~~~~~~~~~~~
ルビィ「うーん……」
花丸「ルビィちゃん、大丈夫!?」
ルビィ「あれ、ルビィどうしてここで寝てたの?」
花丸「ルビィちゃんったら練習に行く前に倒れちゃったんだよ。最近ちゃんと寝てた?」
ルビィ「そっか……最近疲れてたもんね……うん、大丈夫だよ!心配かけてごめんね」
花丸「大丈夫なら良かったずら♪(良かった……梨子ちゃんの能力の痕跡も見えないし本当に元通りずら……)」ホッ
花丸(これが元の世界に戻れないということだったんだ……)
花丸(もう後には戻れないかもしれない。なら、マルはルビィちゃんと一緒に前に進むだけずら!)
花丸「手伝ってくれる?スター・プラチナ」
スター・プラチナ「オラぁ!」
花丸「ありがとね」フフッ
ルビィ「花丸ちゃん!早く部室行こーよー!」
花丸「わかったずらー!」
花丸(いつかこの想いをルビィちゃんに伝えるまで一緒にいてね、スター・プラチナ♪)
スター・プラチナ「オラぁぁぁぁぁぁ!」
おわり
これにて終わりです。
花丸ちゃんの画像を検索してたら花丸ちゃんがスター・プラチナを出しているイラストがあったので、思いつきで書いてみました。同じようなネタがあったらすいません。
ルビィ「善子ちゃんってさ」というよしルビのシリーズ等も書いてるのでついでに見ていただけたら幸いです。
それでは見て下さった方、ありがとうございました。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません