花丸「ポケモンGO?」ルビィ「一緒にやろ!」 (36)

花丸「ポケモンってあれだよね? ピカチュウとかの」

ルビィ「うん、あれのスマホアプリが出たの!」

花丸「ふぅん、どういうの? パズルとか?」

ルビィ「現実世界にポケモンが現れるの!」

ルビィ「実際にスマホをもって歩くとポケモンに会えるんだよ」

花丸「現実世界に!?」ズラッ

ルビィ「ルビィはね、ほら。ヒトカゲゲットしたんだよ」ジャーン

花丸「おおっ!」

花丸「マルもやってみたいずら!」

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――――

花丸「インストール終わったずら」

花丸「おおっ! ここらへんの地図にポケモンがいる!」

ルビィ「じゃあまず3匹から1匹を選んでゲットするの」

花丸「んー……? 近づけばいいのかな?」テクテク

ルビィ「あっ、えっとね、そうじゃなくて――」

花丸「あー! 逃げるなー!」ダダダッ

ルビィ「話を聞いて! マルちゃん!」

ルビィ「はぁはぁ、追いかけないで、タップすればバトルになるの……」

花丸「なーんだ、道理で逃げるはずだよ」

花丸「ってあれ? 4匹いるよ?」

ルビィ「ぴぎっ!? でも最初はヒトカゲとゼニガメとフシギダネで――」

ルビィ「ピカチュウがいる!?」

花丸「じゃあマルはピカチュウ!」

ルビィ「そんな裏技があったんだ……」

花丸「タップしたら実際の道路にピカチュウが!」

ルビィ「ね? 本当にピカチュウがいるみたいでしょ?」

花丸「あっ! これ持っててルビィちゃん」

ルビィ「へ?」

花丸「この辺? この辺かな?」

花丸「ピカチュウとツーショットずらー」ニヘラッ

ルビィ「……」スクショ

ルビィ「あとでルビィのスマホにも送っておかないと……」ブツブツ

花丸「あっ! でもこれマルが見れない!」ガーン

ルビィ「スクリーンショット撮っておいたよ」

花丸「流石ルビィちゃん!」

花丸「それで、どうすればいいの?」

ルビィ「ポケモンに向かってモンスターボールを投げるの」

花丸「ふむふむ、えいっ!」スッ

花丸「おおっピカチュウがボールに入った」

花丸「ボールが揺れて……」ゴクリ

ルビィ「……」ゴクリ

花丸「捕まった!」

ルビィ「おめでとう!」

花丸「ありがとう!」

花丸「ん? 近くにあるこの青い四角なに?」

ルビィ「それはポケストップって言って色々アイテムがもらえる場所なんだ」

ルビィ「運が良ければタマゴとかもらえるんだって」

花丸「おお! 早速行ってみるずら!」

ルビィ「うん!」

スマホ「」ブブッ

花丸「!? 震えた!?」

ルビィ「ルビィも!」

花丸「あっ、近くにポケモンがいる!」

ルビィ「ポッポだ!」

花丸「つかまえるずら!」

ルビィ「うん!」

花丸「えいっ」スッ

ルビィ「えいっ! あぁっボールがはじかれたっ」

花丸「マルは捕まえたよ!」フフン

ルビィ「マルちゃんすごい!」

花丸「ルビィちゃんも頑張って!」

ルビィ「えいっ、あっはずれた……」

花丸「ルビィちゃん……!」

ルビィ「えいっ……!」

花丸「当たった!」

花丸「あとは飛び出なければ……」

ルビィ「っ! ……捕まった!」

花丸「やったああああああああ!」

ルビィ「この子大切にするね……」ウルウル

花丸「よし、今度こそ、冒険に出発!」

ルビィ「おおーっ!」

花丸「ポケストップは、こっちだね!」テクテク

ルビィ「うんっ!」

「ぐえっ」ゴツン

花丸「ん? なんか電柱にぶつかってる人が――」

ルビィ「外国とかでも結構事故起こってるみたいだし気を付けないとね、ってあれ?」

善子「なんなのよ、もう!」

ルビィ「善子ちゃんだよね?」

花丸「本当だ!」

善子「さっきからコラッタしか出ないし電柱にぶつかるし!」

花丸「うわ、ほんとにここら辺コラッタだらけだね」ヒョコッ

善子「っ! ずら丸にルビィ!?」

ルビィ「善子ちゃんもポケモン?」

善子「そうよ、リトルデーモンを増やしてるんだから」

ルビィ「どんなポケモン捕まえたか見せてー」

善子「あっ、ちょっと勝手に見ないで!」

花丸「うわぁ、コラッタだらけずらぁ……」

善子「だ、だってコラッタしか出ないし!」

ルビィ「! フシギダネ!」ブブッ

花丸「え? あっ! ほんとずら!」

善子「うそっ!?」

ルビィ「えいっ、えいっ!」

花丸「お! niceが出たずら!」

ルビィ「捕まったよ、マルちゃん! 善子ちゃん!」

花丸「マルも! 善子ちゃんは?」

善子「うー……」クルクルクルクル

花丸「!? モンスターボールを回してる……?」

善子「はっ!」スッ

花丸「ボールが曲がった!?」ズラッ

ルビィ「excellent!?」ピギッ

また夜書くずら

花丸「今の何!?」

善子「あぁ、普通よ普通。ヨハネゲームは得意な方だから」

善子「さっきのはカーブボールっていう投げ方で、つかまえたときに経験値がアップするの」

善子「ヨハネの運だとexcellent取らないと逃げられるし」

花丸「カーブボールってどう投げるの!? かっこいいずら!」

ルビィ「excellentってどう出すの!?」

善子「一度に一気に聞かないでよ!」

花丸「ボールを回して、えいっ! はずれた……。難しいずら……」

ルビィ「丸が小さくなったら……。えいっ、あぁ円の中に当たらなかったよぉ……」

善子「最初はそんなものよ。やってればそのうちうまくなるわ」

千歌「いっちにっいっちにっ」タッタッ

花丸「あっ、千歌ちゃんだ。おーい!」

千歌「花丸ちゃんにルビィちゃんに善子ちゃん!」

ルビィ「スマホを大事そうに抱えて走ってどうしたの?」

千歌「タマゴをあたためてるの!」

善子「は?」

千歌「ほら、これ」

花丸「これがポケストップで時々もらえるっていう……」フムフム

千歌「孵化装置っていうアイテムに入れてスマホを温めながら決められた距離を移動するんだよ!」ドヤァ

善子「……別にスマホを温める意味はないけど」

千歌「ないの!?」

善子「孵化装置に入れて歩くだけでいいに決まってるじゃない」

千歌「うぅ、みと姉に騙されたぁ……」

善子「騙される方も騙される方よ」

ルビィ「あはは……」

梨子「あぁ! ポケモンがいる!」ダダダッ

善子「リリーがすごい勢いで走ってくる」

花丸「ここら辺善子ちゃんのリトルデーモン(コラッタ)しかいないのに」

梨子「そこだ!」カシャッ

千歌「へ? 千歌のスカートの中?」

ルビィ「なんかシャッター音が聞こえたんだけど」

梨子「あっ、そっちにも!」カシャッ

善子「ヨハネのスカートの中にいるの!?」

梨子「こっちにも、こっちにも!」カシャカシャッ

ルビィ「ピギィ!?」

花丸「ずらっ!?」

梨子「ポケモンが私を呼んでる声が聞こえる! じゃあねみんな!」ダダダッ

善子「何だったのあれ」

花丸「さあ?」

ダイヤ「お待ちなさーい!」ダダダダッ

ルビィ「お姉ちゃん!?」

ダイヤ「こっちに梨子さんが来ませんでした?」

花丸「さっきあっちに走って行ったずら」

ダイヤ「ポケモンをやってるふりして人のスカートの中を盗撮して、許しませんわ!」

千歌「盗撮!?」

ダイヤ「梨子さあああああああん!」ダダダダッ

花丸「盗撮してたんだね、あれ」

善子「……同性を盗撮して何が楽しいのかしら」

千歌「うーん、ばれるかばれないかのスリルとか?」

ルビィ「ぴぎぃ……。盗撮されたぁ……」ウルウル

千歌「あっ、千歌もタマゴ温めなきゃいけないからいくね!」

千歌「またねっ!」ダッ

花丸「あっ、うんまたねー」

曜「ほら果南ちゃんこっちこっち!」

果南「もう、待ってよ曜ー……」

曜「ばっかもーん! ポケモンは待ってはくれないぞ!」

曜「ってうわっ、コラッタだらけ!」

果南「うわ、ほんとだ、何これ」

ルビィ「曜ちゃんに果南ちゃん!」

果南「ん? あぁ、1年生が勢ぞろいだね」

花丸「これは善子ちゃんのリトルデーモンずら」

善子「ヨハネに魅了された罪深き小鼠達よ」

果南「へ、へえ……」

ルビィ「2人もポケモン?」

曜「うん、2人で協力してここら辺一帯のジムを占拠しようと思って」

花丸「ジム?」

善子「3つのチームに分かれてジムを奪い合うのよ」

ルビィ「え? でもルビィチームに入ってないよ?」

果南「トレーナーレベル5から追加される要素だからね。まだレベルが足りないのかな?」

花丸「確かにマル達まだ始めたばっかりだから」

善子「ヨハネは赤ね、煉獄の炎の色よ」

曜「そっかー……。もし同じチームだったら協力しようと思ったのに」

善子「曜と果南は同じチームなの?」

曜「うん! 私たちは青!」

果南「ま、どっちのイメージカラーも青系だしね」

ルビィ「ええっと、曜ちゃんがライトブルーで、果南ちゃんがターコイズブルー……。ほんとだ!」

曜「本当は千歌ちゃんも一緒にって思ったんだけど千歌ちゃん赤だしなんか走ってるし――」

曜「って、あっ! あっちにまだ取ってないジム発見!」

曜「果南ちゃん、行くよ! 前速前進! ヨーソロー!」ダダッ

果南「ちょっと待って! 曜ってばー!」

果南「それじゃ、3人ともまたね」フリフリ

花丸「うん、またねー」フリフリ

ルビィ「果南ちゃん大変そうだね……」アハハ

善子「千歌と曜が幼馴染だしね、そりゃあ大変よ」

花丸「どっちについていったとしても果南ちゃんは走り回ることになるんだもんね」

ルビィ「……。確かに、果南ちゃん苦労人だなぁ……」

花丸「あの2人の目的はジムだったけど、マルたちはマルたちの目的、ポケストップにいくずら」

ルビィ「そういえばまだたどり着けてなかったね」

花丸「そうそう――って、あれ?」

ルビィ「? どうしたの、マルちゃん?」

花丸「あっちのポケストップに桜が舞ってるずら!」

ルビィ「ほんとだ! あっちにも、こっちにも……。なんだろうこれ……」ジッ

善子「ん? これルアーモジュールじゃない!」

花丸「るあー?」

ルビィ「もじゅーる?」

善子「ポケストップに設置することで30分間ポケモンが寄って来やすくなるのよ」

善子「見たところ全部同じ人が設置してるみたいね」

ルビィ「あ、ルビィ達が向かってたポケストップにも桜が舞い始めたよ」

花丸「ってことはつけた人が近くにいるってこと!?」ズラッ

鞠莉「ん? みんな、シャイニー!」フリフリ

善子「あぁ……なるほど」

花丸「納得ずら」

鞠莉「みんなもポキモーンやってるの?」

ルビィ「うん。鞠莉ちゃんも?」

鞠莉「イエス! 至るところに桜を咲かせてるの!」

鞠莉「いろんなところに桜が咲いてて、キュートでしょ?」ニコニコ

花丸「まあ確かに画面は華やかずら」

鞠莉「マリーが桜を咲かせるとね、人がいっぱい集まってきて、季節外れのお花見って感じでとってもシャイニー↑なの!」

善子「まあそりゃあルアーモジュールがあれば集まるわよね」

ルビィ「ちょっと調べてみたら『沼津でルアーモジュール謎の大量発生』って話題になってるよ」

鞠莉「あ! あっちの方にもポケストップ発見! 花咲かマリー出動!」

鞠莉「それじゃあ、チャオ☆」フリフリ

ルビィ「ちゃ、チャオ!」フリリン

ルビィ「楽しみ方は人それぞれなんだね」

善子「リリーのはポケモンGOを楽しんでるのか疑問だけど」

花丸「よくみるとみんなスマホ片手に歩いてるずら」

ルビィ「みんな画面を見ながら歩いてて危ないね……」

花丸「自転車をこぎながらやってる人もいる!」

ルビィ「ポケモンが近くにいればスマホが振動するんだから画面をずっと見てる必要もないのに」

ルビィ「事故とかが起きないように周りを見ながらやってほしいなあ……」シュン

花丸「ルビィちゃんえらいずら!」ナデナデ

ルビィ「えへへ……」

善子「まったく、こういう時真っ先に犠牲になるのはこの神様に妬まれた薄幸の美少女ヨハネなんだから気を付けてほしいわ」プンスカ

花丸「善子ちゃん、自分で電柱にぶつかってたけど……」アハハ

善子「あっ、あれは電柱が前を見てなくてヨハネにぶつかってきたの!」

花丸「はいはい、そういうことにしておいてあげる」

善子「そういうことじゃなくてそうなの!」

「ちょっと、話を聞いてください!」

ルビィ「ん? あれって……」

梨子「だからポケモンがー……」

警察「はいはい、話は署で聞くからね」

梨子「うぅ……。だれかたすけてー……」

ルビィ「ちょっとまっててー、じゃなくて梨子ちゃん!?」

善子「……リリーなにやってるのよ」

花丸「少なくともあぁはなりたくないずら……」

おわり

なしこちゃんごめん

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