滝「府大会の課題曲が決まりました――課題曲は『暴れん坊将軍 殺陣のテーマ(大会アレンジVer)』です」
一同「――ッ!?」ザワッ
小笠原「そんな……!! 殺陣のテーマを『おなら』で演奏しろとッ!?」
滝「あなたたちは全国に行くと決めた。やれると思います。私は本気です」
田中「JOIN ASSッ!!」ブッ!
滝「はい。そこで……今日から皆さんにちょっと殺し合いをして貰います」
久美子「――くっさ」
※何もかも大崩壊につき注意
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477334800
久美子「殺陣のテーマって、難易度半端ないですね……」
中川「そもそも、おならで演奏できるリズムじゃないでしょ」
葉月「殺し合い(特訓)って、一体何が始まるんだろう……」
サファイア「第三次大――」
田中「JOIN ASSッ!!」プゥ~
長瀬「そうですね。低音圧パートも頑張りましょう……!」
後藤「オデ、イモ、クイタイ」
滝「お待たせしました――それでは、低音圧パートの皆さんには、このメニューをしていただきます」
一同「――ッ!!」
滝「メニュー表を見る前に――皆さんも体操服に着替えて下さい」
久美子(体操服に着替えて、一体何をするつもりなんだろう)
――
滝「吹屁楽(すいへーがく)、とりわけ低音圧パートに重要なのは何だと思いますか?」
田中「JOIN ASS」ブボボ
滝「そうですね、さすが田中さんです――おならにも音圧があります」
滝「ユー屁ニアム、チュー屁など、低音圧のおならに必要なのは『音圧』、それから『持続性と音響』、そして『ビブラー屁やスタッカー屁』です」
滝「なので、皆さんの特訓メニューその一は……。これから、この風船をおならで膨らませて下さい」
一同「……ッ!?」
滝「そして、風船が割れるまでこのメニューを続けていただきます」
滝「では、さっそく始めましょうか」ブリュッ!
[数分前]
クソデカリボン「香織先輩ッ♪ そういえば殺陣のテーマの最初にソロパートあるみたいですね! 楽しみですっ」
中世古「まだ私がやると決まったわけじゃないわ」チラッ
麗奈「……」ブリッ
滝「お待たせしました――トラン屁ット、高音圧パートの皆さんのメニューを発表します」
滝「しかしその前に、体操服に着替えて下さい」
――
滝「始める前に、高音圧には何が大切だと思いますか?」
中世古「クリアな高音、それから持続性、音響……などでしょうか?」
滝「その通り(児玉清)。高い音のおならをどれだけ長く響かせられるか――それが重要です」
滝「しかし、クリアな高音のおならを出すには強さも必要です」
麗奈「強さ……?」
滝「はい。ですから……皆さんにはその『強さ』を身につけて欲しいのですが」
滝「音の強さというのは、なにも力を入れれば出るものじゃありません」
滝「体は楽器。体が硬くなると高音はかえって出しづらくなるのです」
滝「そこで――みなさんにはすかしっ屁でこのティッシュを30秒間空中に浮かせていただきます」
一同「――ッ!?」
滝「それでは、さっそく始めましょうか」ブッチブリリリ!!
滝「まずは皆さん、まんぐり返しの体勢になって下さい」
麗奈「――ッ!?」
デカリボン「え?」
中世古「そ、そんな……//」
滝「私は本気です」ブッ
中世古「こう、ですか……//」
滝「さすが中世古さんです。しかし――あれれ~? おかしいぞぉ? どうしてまんぐり返しを知ってるんだろうねぇ~?(コ○ン)」
中世古「えっと……//」
デカリ(殺す……!)
滝「それでは、皆さんも彼女のような体勢になって下さい」
麗奈「はい。こうですか?」
滝「はい、素晴らしいまんぐり返しです。見事なくぱぁですね(ジャージで見えないのが残念です)」
滝「それでは、いいですか――このように、皆さんのおしりにティッシュを乗せていきますから」
滝「スタートの合図と同時にすかしっ屁で30秒間空中に浮かせてください。落としてはダメですよ」
滝「それでも落としてしまった者には……。私がラーメン○月でくすねてきた、この激辛壺ニラ茶碗一杯をかきこんでいただきます」
滝「ニラは口臭だけでなく、おならの臭いも素晴らしくしてくれますからね」
滝「それでは、準備はいいですね――」
[そして、低音圧パート]
葉月「破ァッ!!」ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!! パァン!!
葉月「やった……!! やっと割れたよ……!!」
久美子「さすが元テニス部。ケツの締まりがいいから音圧もいいね」
サファイア「ルビーッッッッ!!!!」パァン!!
中川「割れたから休んでくるわ……」グッタリ
久美子「あすか先輩は――」
長瀬「あすか先輩はさすがですね」
田中「JOIN ASS」
長瀬「こんなのできて当たり前(意訳)――ですか? いやぁ、チュー屁吹きとして耳が痛いです」
久美子(あれで何言ってるのか分かるんだ……)
後藤「オデ、イモクイタイ……。イモ、クレ……」
滝「おっと――どうやら皆さんできたようですね」
滝「では、さっそくですが……。次のメニューへ行きましょう」
田中「J.A.」
滝「はい。次は――弓道場へ行きましょうか」
一同「――ッ!?」
――
滝「弓道場をお借りして……。あの的の真ん中に水風船を吊るしておきました」
久美子「水風船……?」
滝「はい」
長瀬「でも、なんか違和感が……」
滝「そうです。あれは水を入れたコンドームです」
中川「――ッ!?」
サファイア「コン……コマンド―!!」デエエエエエン!!
滝「ですが――あれれ~? おかしいぞぉ? どうしてコンドームって分かったんだろうねぇ?」
長瀬「そ、それは……//」
後藤「リコ、メッチャ、メイキ……!!」
田中「KISS MY ASS」
滝「さて、あのコンドー……あの水風船をおならで割っていただきます」
一同「――ッ!!」
滝「ベースとなる音の圧は身に付きました。しかし、それだけではまだ足りません」
滝「本当の音圧というのは、拡声器のように拡散するものではなく、一本糞がどこまでも続いていくイメージです」
滝「つまり――小腸、大腸から発生したおならがアヌスから出てくる際、その音が拡散してしまってはいけないのです」
滝「身につけた圧力が拡散されては台無しです」
滝「そこで、皆さんにはおならの凝縮力を身につけて頂きます」
滝「おならを凝縮させて、弾丸のように飛ばし、あの水風船を割るのです……!!」
滝「それでは、さっそく始めて下さい」
滝「おならが切れた人は、ここにある安納芋で補給して頂いて結構です。農家の皆さんに感謝して頂いて下さい。ちなみに、鹿児島県産のブランド品です」
[再び高音圧]
デカリ「うぅ……。汗がヤバいし舌がヒリヒリするぅ……」
麗奈「クッサ(先輩、大丈夫ですか?)」
デリ「はぁ!?」
中世古「殺生石(栃木県那須郡にある)みたいな硫黄の臭いで死にそうだわ(優子ちゃん大丈夫?)」
デリー「City of India」
麗奈(遂に壊れた……)
滝「皆さん、休憩はすみまし――クッサ!! おお、これはいい臭いですねえ」
ニューデリー「ナマステ」
滝「それでは、休憩が済んだところで……。次のメニューに行きましょう」
一同「……」
滝「私についてきて下さい――」
――
麗奈「こ、ここは……?」
滝「唐突ですが――皆さん、動物と触れ合う機会はありますか?」
吉川「猫とか、犬とかなら……」
滝「なるほど。まさに社会の犬に相応しいですね」
吉川「……ッ」
麗奈「――ッ」プ
吉川「屁で笑うな」
中世古「それで、何故私たちは公園に……?」
滝「この公園には様々な野生動物がいます。鳩、野良猫、カラス、雀、その他野鳥……そしてリストラサラリーマンなど」
滝「野生動物は人間が忘れてしまった野生の本能を持っています」
麗奈「野生の、ENERGY……?」ウルトラソウッ!
吉川「まずいでしょ……!!(ジャ○ラック的に)」
滝「野生のエナジーではなく、野生の本能です」
中世古「私はやっぱり、海猿のエンディング曲、『OCEAN』が好きですね」
吉川「まずいですよっ!!」
滝「ちなみに私は『永遠の翼』です。戦争映画の主題歌にもなりました」
吉川「まずいでry」
滝「さて、話を戻しましょう――皆さん、目の前に何が見えますか?」
麗奈「仕事をサボったサラリーマン、NEET(霊長類ヒト科)、✟いずれお迎えされる者たち✟(老人)……」
吉川(デカリボン)「鳩、野良猫、カラス、雀……」
中世古「ニシローランドゴリラ、タスマニアデビル、オポッサム……」
滝「そしてスカンクなど――単刀直入に言います。皆さんのおならでこの公園の野生動物を駆逐してください」
一同「――ッ!?」
吉川「そんな……!! さすがにそれは無理ですよぉ!!」
滝「無理というのは、嘘吐きの言葉なんです(ワ○ミ)」
滝「何も『動物を殺せ』ということではありません」
滝「野生の本能、その一つに……高い危険察知能力、というものがあります」
滝「半ば飼い慣らされた豚もいますが……。まだその本能を完全に失ってはいないでしょう」
滝「危険察知、それはどういった器官で感知していると思いますか?」
麗奈「やっぽり、耳でしょうか?」
滝「ええ。他には?」
中世古「匂い?」
滝「それもありますね」
吉川「後は目、かな?」
滝「はい。おおむねそれらのものが該当するでしょう」
滝「では、もし皆さんのおならで野生動物が逃げた――となれば、そこにはどんな意味があるでしょう」
一同「――!!」
滝「はい、もうお気づきですね。高音圧パートに必要な要素が身に付いた、ということです」
滝「高音圧に必要なクリアな高音、どこまでも響き渡る音……。この広い公園にいる動物たちをそれで撃退してください」
滝「撃退……。ここから逃がして下さい」
滝「植物さえも枯れ始めたらプロレベルですが……なにもそこまでは要求しません」
滝「動物を逃がすだけでいいのです。簡単でしょう?」
滝「おならが切れた人には、ここに福地ホワイトを揚げたニンニクフライがあります。スムーズに食べられるようにビール缶も用意しました。農家の皆さんに感謝して頂いて下さい。ちなみに産地は青森県南部町福地地区、正真正銘の高級ブランドニンニクです」
滝「では、この公園に動物がいなくなったら教えて下さい――私は瞬間移動で学校へ戻り他のパートを見てきます」シュンッ!!
――そして、特訓の日々はしばらく続いた。
厳しい日々を乗り越え、たくましくなった部員たち。
その顔には、数々の死線を潜り抜けた古参兵のような貫禄があった。
コンドームは割れ、教室には臭気が充満し、学校にはクレームが押し寄せ――狐狸が棲む。盗人が棲む。とうとうしまいには、引取り手のない死人を、この学校へ持って来て、棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そして公園の野生動物は一匹残らず宇治川へ流れたという(改編版・宇治市今昔物語より抜粋)。
――
滝「皆さん、よくここまでついてきてくれました」
滝「演奏のレベルも順調に上がってきています」
滝「特訓は以上です」
一同「……」ホッ
滝「では、突然ですが……。府大会へ向けてもう一つの試練を与えます」
一同「――ッ!?」
滝「You know,皆さん全員が大会で演奏できるわけじゃありません――もちろん私としては全員に演奏していただきたいですが」
滝「競争社会ひいては資本主義社会の厳しいところです。これ、テストに出ます」
滝「悲しいけどこれ、戦争なのよね」
滝「そこで、お察しの通り……演奏メンバーを決めるオーディションを行います」
一同「――ッ!!」
滝「それと並行して、皆さんにはこれもお配りします……」
小笠原「これは、何でしょうか……?」
滝「暴れん坊将軍のDVDです」
滝「本番まで、隙あらばDVD鑑賞をして下さい」
滝「そして、オーディションの翌日までに『悪代官が徳田新之助、上様に反抗する際のパターン』を分かる範囲でまとめて、自分なりの感想を書いたレポートとして提出してください。文字数は問いません。小学生並みの感想でも結構です」
滝「作品とその背景を知ることで、演奏の表現力にも繋がりますから」
滝「特訓の直後で厳しい課題を与えるようですが……。しかし、これについてこれれば皆さんはきっと全国への切符を手に入れることができるでしょう」
滝「ちなみに――悪代官のところに上様が登場するシーンでトランペットのソロが流れます」
滝「ご存知の通り、課題曲の出だしはそのソロパートから始まります」
滝「よってオーディションでは、トラン屁ットの方々にソロパートも含めて演奏して頂きます」
滝「ソロパートは当日の出来栄えによって選出します」
麗奈「……!!」
中世古「……」
滝「オーディションの評価基準については――これは大会規定に準ずる内容にします」
滝「つまり表現力、ミスの有無、音質、音のまとまり、臭い……それらをまとめた総合点」
滝「審査員は私と、それから松本先生です」
松本「お前らは蛆虫以下だ。ママのマ○コについた精○カスから生まれたのがお前らだ。せいぜい蛆虫になれるように頑張れよ」
滝「というわけで――オーディションを楽しみにしています。DVD鑑賞も忘れずに」
滝「それでは終わりっ! 閉廷! 以上! みんな解散!」
[練習後]
葉月「もぅ……。オーディションとか絶対無理だよー」
久美子「いや、葉月ちゃんは(おならが)臭いし、運動部で鍛えたケツの音圧もあるから……。分からないよ?」
葉月「でもさー、あの先輩方にはかなわんよ」
サファイア「あ、そうだ(唐突)。おい葉月ちゃん、今夜のお祭りどうするんですかぁ?」
久美子「お前さ葉月ちゃんさ、秀一とデ、デートするとか言ってたよね?」
サファイア「そうだよ(便乗)」
葉月「い、いや……。そんなこと……」
サファイア「頑張って下さいよ!!」
葉月「う、うん……!!」
久美子「……」
――
久美子「あー、何でこんなこと、しなくちゃいけないんだよ……」
麗奈「久美子、遅い」
久美子「ごめんね、待った?」
麗奈「あんたは私の彼女か」
久美子「そうだよ」
麗奈「――え?」
久美子「え?」
麗奈「私のMy sweet lover(Native)が誰か、知ってるよね?」
久美子「滝先生でしょ?」
麗奈「そうだよ」
久美子「でも、私麗奈のこと愛してるし」
麗奈「あら^~――じゃなくて、さっさと行くよ」
麗奈「それじゃ、ついてきて――私ね、時々思うんだ(唐突)」
久美子「へぇー」
麗奈「何もかも捨てて、18きっぷでも買ってどっかにぶらりと行けたらいいな……って」
久美子「おやおや麗奈さん、今日はどちらへお出かけですかぁ~?」
麗奈「途中下車の旅じゃないよ」
久美子「どっかにぶらりと行けたらいいなぁ――空も自由に飛べたらいいな」
麗奈「はい、タケコプター」
久美子「あんあんあん」
麗奈「とっても大好き」
久美子「○~らえ~もん~」
麗奈「……」
久美子「……」
麗奈「空、空も飛べるはずだよ」
久美子「きみとで~あ~あったき~せ~きが~ こ~の~むねにあふれてる~」
麗奈「きっとい~まは~」
久美子「じゆ~うに~」
麗奈「空も――」
久美子「くどい」
麗奈「(´・ω・`)」
久美子「――ははっ」
麗奈「久美子って、性格悪いでしょ」
久美子「イグザクトリー」プゥ~
麗奈「くさっ――着いたよ」
久美子「ココア……? ここは?」
麗奈「私の、秘密の場所」
久美子「厨二かな」
麗奈「ここなら街全体の景色も、それに花火も全部見えるから」
久美子「麗奈……」
麗奈「久美子……」
久美子「エンダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
麗奈「うるさい」
久美子「(´・ω・`)」
久美子「いつの間に呼び捨てにしてさ、いけると思ったのに――アニメのタイミングより早く(メタ)」
麗奈「綺麗でしょ? 景色」
久美子「うん」
麗奈「……」
久美子「何してるの?」
麗奈「……」
ぷぅ~ぷぷ~ ぷぷ~ぷぷ~ ぷ~ぷ~ぷ~ぷぷ~♪
久美子「――くさっ。急に放屁しないでよ」
久美子「これ……。殺陣前のソロパート……?」
※参考 https://www.youtube.com/watch?v=mu33mK3CfEc
久美子(ハーブの臭いがする……。ここに来る前ハーブティーを飲んだのかな)
久美子(臭いし、綺麗なおなら)
久美子「……」
麗奈「……」
久美子「これがしたかったの?」
麗奈「うん……。私さ、他人と違うことがしたかったの」
久美子「違うこと?」
麗奈「うん、久美子なら分かってくれると思って」
久美子「……」
麗奈「私、興味ない臭いの人と仲良くなりたいなんて思わない。誰かと同じ臭いで満足するなんて馬鹿げてる。当たり前に出来上がっている『屁はこんな臭い』って概念をぶち壊したいの」
麗奈「全部は難しいけど――分かるでしょ? そういう、意味不明な気持ち」
久美子(なにいってだこいつ)
久美子「……」プスゥ~
麗奈「動揺してない? その放屁」
久美子「分かるかも、麗奈のき――」
麗奈「……」ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!
久美子「クッサッ!!!!!!!!!!!??????????」
麗奈「ごめん。特訓の一環で食物繊維毎日5kgは食べてるから」
久美子「象か何か?」ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!
麗奈「クッッサッッ!!!!!!!!!!??????????」
久美子「ごめん。私も特訓の一環でガーリックステーキ1kg五人前合計5kgを昨日食べたから」
麗奈「虎か何か?」
久美子「……」
麗奈「……」
久美子「オーディション、私も頑張る。だから頑張って」ブボッ ブリュリュ!
麗奈「私も頑張るから――頑張って」ブッチチチブリブリブリュリュ!
――こうして、次の屁が出るのです。
ちなみに、葉月は秀一を振った――えぇっ!? 振られたんじゃなくてぇ!?
秀一の口臭があまりにも臭かったためである。みんな、オーラルケアはしっかりね!
そして、時は加速する――月日は流れ、オーディションはあっという間に終わった。
府大会、その演奏メンバーが遂に発表される。
久美子は無事に演奏メンバーに選ばれたが、彼女の先輩である中川夏紀(とってもかわいい)は落選してしまった。
――
久美子(こ ん な と こ――マ○ドナルドに呼び出して何をするつもりなんだろう。テキサスバーガーうまいよね)ステマ
久美子(もしかして……告白ッ!?)
久美子(確かに先輩ってかわいいし、私のこと気にかけてくれてるし、脚が綺麗だしポニテかわいいし。あら^~)
久美子(もしや――)
中川「黄前ちゃん、どうしたの?」
久美子「ひゃいっ!?」
中川「ごめんね、こんなとこに呼び出して」
久美子「モスが良かったです」
中川「(´・ω・`)」
久美子(あ^~先輩かわいいよ先輩。あ^~すっごい、あああああっすうううううううう……!! エロ同人出て欲しいけどな~俺もな~)
中川「あーあ。オーディション落ちちゃった……」
久美子「――ッ!!」ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!! ブシュ、ブリュリュ、ビチョビチョプシャアアアアアアアアアアアアアア
中川「ははっ、やっぱ気にしてたんじゃん」
久美子「そ、そんなこと……。先輩は私より臭いですしうまいし綺麗だし脚が綺麗だしポニテかわいいし気だるげな視線とかちょっと素直じゃないとことか全て全てがかわいいですし!!」
中川「え……//」
中川「私は駄目だったよ――滝先生に全て見られてた(盗撮)」
中川「音圧、音質、表現力、それらはいいものを持っているって。でも……臭さが圧倒的に足りないって。臭いじゃなくて匂いだって。いい匂い過ぎてリアル感が全然ないんだってさ」
久美子「屁までいい匂いとか、結婚してくれ」
中川「え……//」
中川「つまり、黄前ちゃんはちゃんと実力で選ばれたってことだよ――ありがとね、黄前ちゃんのおかげで臭くなれた気がするよ。だからそのことは気にしないで」
久美子「先輩……」
中川「黄前ちゃん、楽譜ある?」
久美子「あ、はい――これですか?」
中川「貸して――」プゥ~、フワァ~
久美子「凄い、マリンブルーの香り……。楽譜に染みてる……」
中川「久美子ちゃん、頑張ってね――なんて」
久美子「先輩……。先輩はいい人……じゃなくて、とてもかわいいです……」
中川「お世辞を言っても何も出ないよ? おならは出るけど」フワァ~
久美子「せんぱい……」ジュンジュワ~
中川「ははっ、泣くなって!」
一方その頃――影で悪事を働く者がいたっ!!
校長(オリキャラ)「なるほど、滝先生の判断が気にくわない――ですか」
吉川(ニューデリー)「はい。滝先生と高坂さんのお父さんは顔なじみ♂って聞きました。オーディションも贔屓したのかもしれません」
そう。トラン屁ットのソロパートは彼女が愛する中世古香織ではなく、麗奈に選ばれたのだっ!!
校長「それで、私から滝先生へ抗議して欲しい……そういうわけですね?」
吉川「はい……」
校長「確かに、私の命令には彼も逆らえないでしょう――分かりました。ヤッてみましょう」
吉川「本当ですか……!?」
校長「しかし――それには条件があります」
吉川「条件……?」
校長「分かっていますね? 誠意ってやつです」
校長「――服を脱ぎなさい」
吉川「え……」
校長「当たり前でしょう。それ相応の見返りってものがあります。社会とはそういうものです」
校長「さあ、早く服を脱ぎなさい」
吉川「……」
吉川「はい……」シュルッ
吉川(香織先輩の為なら、エンヤコラ――)ヨイトマケ
吉川(さようなら、私のヴァージン)
校長「……」ゴクリ
???「そ こ ま で で す」スッ
校長「誰だッ!?」
吉川「――ッ!?」
滝「私の顔を、見忘れましたか?」
校長「その顔は――」
校長の脳裏に、職員室でパンツを被り全裸オ○ニーに興じる滝昇の姿が投影されるッ!!(おかずは老女もの)
校長「まさか――上様ッ!?(驚愕の真実)」
滝「成 敗 ッ ! ! ♂ 」
校長「アーッ♂」
これにて、一件落着!!
――
滝「では、私に考えがあります」
翌日、音楽室にて。
滝「後日、本番を想定した全体練習を音楽ホールで行います」
滝「そこで、トラン屁ットのソロパート……その再オーディションもやりましょう」
一同「――ッ!?」ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!????
[再オーディション当日]
麗奈「久美子は、もし私が負けたら……嫌?」
久美子「……」
久美子「嫌――嫌だよ!!」
久美子「麗奈は特別(な臭い)になるんでしょ!? 麗奈は他の人とは違う! 人に流されちゃ駄目だよ! そんなの馬鹿げてるでしょ!?」
麗奈「でも、私が勝ったらPublic Enemy(Native)になる」
久美子「いいよ、来いよ――その時は私もPublic Enemyになるから! 香織先輩より麗奈の方が臭いって、みんなの前で言ってから自爆してやる!!(ジハード)」
麗奈「――ホントに?」
久美子「May be……」
麗奈「やっぱり久美子はBitchだね――裏切らない?」
久美子「もしも裏切ったら、ヴァージンをあげる♀」
麗奈「ほんとにヤるよ?♀」
久美子(あ、裏切ろう)プシャアアアア……
久美子「麗奈ならしかねないもん。それが分かった上で言ってる……。だってこれは、愛の告白だから♀」ジョロロロロロロロロロロロ……
麗奈「大丈夫……。最初から負ける気なんてないから」
――
小笠原「ほんとは、あすかに来て欲しかったんダルルォン!? 呼んでくるよ」
中世古「いいの……。どうせあすかは『JOIN ASS』しか言わないし。何言ってるか分からないから……」
小笠原(えぇ……。香織もやっぱり分からないんだ……)
小笠原「でも(それなら)――なんであすかにこだわるの?」
中世古「よく分からないけど……。なんか、見透かされているような気がするんだよね(赤外線)。私の全部を……」
中世古「だから、あすかを驚かせたい。あすかから『JOIN ASS』以外の言葉を出させてみたいの」
――
滝「それでは、まずは中世古さんからお願いします」
中世古「はい――」
そして、再オーディションが始まった。
中世古「――ありがとうございました」
滝「はい。それでは次は高坂さんの番です」
麗奈「はい、お願いします」プリッ
久美子「……」
麗奈「……」
ぷぅ~ぷぷぅ~ ぷぷぅ~ぷぷぅ~ぷ~ぷ~ぷ~ぷぷ~ プゥ~ヒョロロロロロロロロ!!(独自のアレンジっ屁)♪
一同「……」ヴォ~スゲェ~
久美子「……」
久美子「クッッッッッッッッッッサッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!??????????」
久美子「に、逃げろォオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッ」
一同「くせぇええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」
一同「非常口!! 非常口!! EXIT!!!! 死ぬっ!!!!」ダッ!!
会場「シーン」会場が喋った!?
中世古「万歳ッ!!」スドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!」
ビッグリボン吉川「せんぱああああああああああああああああああああああああああいっ!?」
滝「FUCK!! FUCK YEAH!! 臭すぎますっ!! これは臭い――この世すべてのバッドスメルッ!!」
滝「中世古さん――ソロパートはあなたが吹きますか?」
中世古「……」
中世古「安西先生……。バスケがしたいです(先生違い)」
滝「諦めたらそこで試合終了だよ」
こうして中世古香織はNBAプレーヤーを目指す為にバスケット部へ転向した(大嘘)。
滝「それでは――ソロパートは高坂さんに決定しました」
滝「圧倒的臭さです」
こうして、ソロパートは麗奈に決まった!!
そうして、改めてメンバーも決まり、府大会へ向け選抜メンバーは練習に励む。
選ばれなかったLoserはそれを補助することとなった。
そんな日々の中で――
久美子「……」
帰り道、橋の上。
久美子「臭くなりたい……」
彼女はとあるパート(忙しく上がり下がりする16連発の放屁)の演奏から除外されてしまったのだ。
それは「本番でもそのパートから外された」ということを意味する。
当初は「できます」と言って練習に励んだ彼女であったが、滝の納得がいくレベルにまでは達していなかった。皆に迷惑をかける――そのような判断に至り、彼女はそのパートから外された。
久美子「臭く、もっと臭くなりたい……」
久美子「臭くなりたい臭くなりたい臭くなりたい臭くなりたい臭くなりたい臭くなりたい臭くなりたい臭くなりたい臭くなりたい臭くなりたい臭くなりたい!!」
一般通行爺「うるせえ!!」
久美子「……」
久美子「臭く、なりたい……」
一般通行秀一「――俺だって臭くなりてえ!!」
久美子「――ッ!?」
久美子「わ、私の方が臭くなりたい!!」
秀一「俺の方が臭くなりてえ!!」
久美子「私の方がもっと臭くなりたい!!」
秀一「俺の方がもっともっと臭くなりたい!!」
俺「うるせえ!!」
久美子「私が――」
秀一「俺が――」
久美子「私がやるよっ!!」
秀一「いやいや、俺がやるっ!!」
久美子「私が――」
秀一「俺が――」
一般人「どうぞどうぞ!!」
秀一「どうぞどうぞじゃねぇよ!!」
久美子「いきなさいって!!」ドンッ!
秀一「あああああああああああああああああ!!!!」ブッチブリリリブリュリュリュリュリュリュ!!
こうして秀一は宇治川へ飛び込み、その後大阪湾で発見された。
久美子(帰宅後)「あっ、そうだ――学校にスマホ忘れた」テヘペロ
久美子「あの、先生――」
滝「あああああああああああああっすっごいいいいいいいいいいのおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」シコシコシコシコシコシコ
久美子「せんせ――」
滝「あっ――」ドピュ
久美子「先生、学校にスマホ忘れました(パンツ被って全裸でオ○ニーしてる。あそこにはこんにゃくが装着されている……)」
滝「そうですか(賢者)。まさか学校でエ○動画見るために使ってるんじゃないでしょうね?」キリッ
久美子「先生じゃあるまいし、そんなことしません」
滝「はい、これですね?」
久美子「何で先生が持ってるんですか?」
滝「お世話になりました――ところで、私はあなたの『できます』という言葉、忘れていませんよ?」
久美子「――!!」
久美子「はいっ!!」
[やがて――その日はやって来る]
補欠「皆さんにお守りのボラギノールです!!」
選抜メンバー「ありがとナス!!」
そして、府大会当日を迎えた。
松本「気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ!! オォイッ!!」
滝「皆さんの放屁、見せつけてきなさい」
一同「締まっていこぉおおおおおおおおおおおおお!!!!」ブッッッッッッッッッッッッチ!!!!
ウグイス嬢「続きまして――バッターは、北宇治高校。北宇治高校です」
観客「レッツゴージャイアンツー♪」
北宇治ナインがグラウンドに立った。そして――監督の滝がマウンドへ上がる。
滝「……」スッ
その手には――
滝(やべ、指揮棒じゃなくて……)
TENGAが。
滝(間違えた)
滝(ま、いっか――)スッ
自由曲の「へーコキましたね」が終わり、遂に課題曲を演奏する……。
麗奈「……」
ぷぅ~ぷぷぷぅ~ ぷぷぅ~ ぷぷぅ~ ぷ~ぷ~ぷ~ぷぷぅ~ぷるるるるるるるらりるれろぷぅ~♪
ぷぅ~ ぷぅ~ ぷぷぷぷぅ~ぷぅ~ ぷぅ~ぷぅ~ぷ~ぷぷ~ぷぽぽぽぽぽぽ♪
ぷぅ~ぷぅぴ~ ひょろ~ろろ~ ぷ~ぷぷぷぷ~ぷぷ~……♪
滝「……」スッ
一同「……」スッ
滝「……」
滝「――成敗!!」
一同「――!!」
ぷ~ぷ~ぷ~ ぷぷぷぷぷぷぷ~ぷ~ぷ~(ぶりゅりゅ!)♪
ぶ~ぶぶ~ ぶぶ~ぶぶ~ ぶ~ぶ~ぶ~ぶぶ~(ぶ~ぶ~ぶっ!)♪
ぶ~ぶぶ~ぶぶ~ぶぶ~ぶ~ぶぶぶ~ぶぶ~(ぶぅーぶぅーぶぅッ!)♪
ぶぶっ ぶぶっ ぶぶぅ~(ぶりりりりりりっ!)♪
ぶぶっ ぶぶっ ぶぶぅ~(ぶりりりりりりっ!)♪
ぶぶっぶ~ ぶぶっぶ~ ぶぅ~ぶぅ~ ぶ~ぶぶ~
ぶぅ~ぶぶ~ぶぶ~ぶぶぅ~ぶ~ぶ~ぶ~ぶぶぅ~(ぶぅ~ぶぅ~ぶっ!)♪
ぶ~ぶぶぅ~ ぶぶ~ぶぶ~ ぶ~ぶぶぶぶ~ぶぶ~(ぷぅ~ん)♪
ぷりゅりゅりゅりゅ ぶりゅりゅりゅりゅ ぷりゅりゅりゅりゅ~ ぷぷぷぷぷぷっぷぅ~♪
ぶりゅりゅりゅりゅ ぷりゅりゅりゅりゅ ぶりゅりゅりゅりゅ~ ぷぅぷぅぷぅぷぅぷぷぷぷぷぷぷぷっ!!♪
ぷぅ~ぷぅ~ぷぅ~ ぷぷぷぷぷぷぷ~ぷ~ぷ~(ぶりゅりゅ!)♪
ぷぅ~ぷぷぅ~ ぷぷぅぷぷぅ~ ぷぅぷぅぷぅ~ ぷぷ~(ぶ~ぶ~ぶっ!)♪
ぷぅ~ぷぷぅ~ ぷぷぅぷぷぅ~ ぷ~ぷぷぷぅ~ぷぷぅ~(ぶ~ぶ~ぶっ!)♪
ぶぶっ ぶぶっ ぶぶぅ~(ぶりりりりりりっ!)♪
ぶぶっ ぶぶっ ぷぷぅ~(ぷりりりりりりっ!)♪
ぷぷっぷぅ~ ぶぶっぶぅ~ ぷぅ~ぷぅ~ぶぅ~ぶぶぅ~
ぷぅ~ぷぷぅ~ ぷぷぅ~ぷぷぅ~ ぶぅぶぅぶぅ~ぶぶぅ~(成敗ッ!!)♪
ぷぅ~ぷぷぅ~ ぷぷぅ~ぷぷぅ~ ぶぅ~ぶぶぶぶぅ~ぶぶぅ~……♪
滝「……」スッ
一同「……」スッ
観客「……」
観客「……」
観客「……」
滝「観客が――既に死んでいるッ!?」
ウグイス嬢「サンキューナス!! かえっていいよ」
浜田「結果はっぴょおおおおおおおおおおお!!!!」
一同「……」ゴクリ
浜田「金賞は、北宇治高校の皆さんですっ!!」
久美子「やった!! ダメ金じゃない……!! 正真正銘の金(玉)だよっ!! 関西大会に出場できるっ!!」
麗奈「久美子ッ!! やった!!」
久美子「麗奈ッ!!」
ドゥンッ!!
田中「AndaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaEaaaaaaaaaaaaaI Will Always Love Youuuuuuuuuuuuuuuuuuuuwaaaaaaaaaaaaaaaa~♪」
こうして北宇治高校は金賞を受賞し、関西大会への出場権を見事に勝ち取った。
――
滝「皆さん本当に、本当におめでとうございます――ですが、目標は全国です。全国へ向けて今日からまた頑張りましょう(正論)」
ダンプ松本「お前ら、よくやった。ようやく蛆虫になれたな。次はハエだ」
モブ「そうだ(唐突)、写真撮ろうよ先生ッ!!」
滝「赤外線でお願いします(懇願)」
一般通過写真家「はぁ~い、もっと寄って下さ~いっ」
一般通過写真家「いちたすいちはぁ~!?」
一同「屁ぇ~♪」ブリュリュリュリュリュリュブッチチチブリリリリリリリリリリリ!! ジョロロロロロロロロロロロロッ!! プシャアアアアアアアアアアアアアアッ!! ドッピュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
――こうして、次の屁が出るのです。
終
お粗末様でした。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません