冬馬「お互い0からのスタート、一緒に頑張っていこうぜ!」
P「ああ、プロデュースは初めてだけどうまくやってみせるよ」
冬馬「それじゃあまずは何したらいいんだ?」
P「↓2」
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P「整形でもしようか」
冬馬「おう!って整形!?なんでだよ!?」
P「冬馬、キミはトップアイドルを目指すぜ!と言っているが」
P「すでに天ヶ瀬冬馬というアイドルは業界内やファンの中ではトップアイドル同然の人物だ。そんな人物が0からスタートすると言ってもそれは0からのスタートにならない。他の新人と違ってすでに大きなアドバンテージを持っている」
P「いわば強くてニューゲーム状態だ」
冬馬「まさか整形の理由って…」
P「本当に0からスタートするため、天ヶ瀬冬馬という君ではなく全く別の君をトップアイドルにしてやる」
冬馬「おいちょっと待て!たとえアンタがそんなつもりでいても俺はこの身体で…」
P「問答無用!」
冬馬「やめろぉぉぉぉぉ!!!」
数週間後
P「というわけで整形した」
冬馬「なんてことしやがる…これじゃあまるで↓2みてぇじゃねぇかよ」
冬馬「これじゃあまるで天海みてぇじゃねぇかよ…」
P「うん、リボンつけたら完全に本人そっくりだ」
冬馬「やめろよ!俺は春香じゃねぇ!」
P「確かにその見た目でその声は正直違和感があるな」
冬馬「誰のせいだと思っているんだ!」
冬馬(クソッ…。だが変えたのは顔だけだから髪型とかちょっといじれば本人に間違えられずに済むか)
冬馬(全く…プロデューサーは俺をこんな顔にしてどうしようっていうんだ?)
P「よし、顔の整形も済んだことだし、次は↓2といこうか」
P「悪いけど、冬馬には枕営業をしてもらう」
冬馬「ちょっ…!?何を言っているんだ!?」
P「この事務所はまだ駆け出しだ。当然他の会社とのコネクトもほぼない」
P「だから少しでも多く繋がりを得るためにも、予算を確保するためにも、冬馬は↓2に体を売ってほしいんだ」
冬馬「まさか整形の目的も…俺を売るために!?」
P「大丈夫、これでうまくいったら昔より仕事が入るし、正真正銘トップアイドルになれる」
冬馬「ふざけるな!俺は男娼もどきになるためにアイドルになったんじゃねぇ」
P「だまって↓2のところへいくんだ!」
冬馬「うわぁああああああ!!!」
ホテル
黒井「ふふふ…。待っていたぞ…冬馬…。いや天海春香ちゃんか?まあどっちでもいいか」
冬馬「なんでおっさんが出てくるんだ!もうアンタには関係ないだろ!」
黒井「ああそうだ、確かに関係ない。だが私はどうもお前のことを諦めきれなくなくてな」
黒井「お前を手放したことは正直後悔している」
冬馬「へっ!生憎俺はアンタの駒になるつもりは」
黒井「ノンノン、アイドルとしてのお前を手放したことには後悔はしていない。手放したことに悔いたのは、お前の身体だ」
冬馬「はぁ?」
黒井「その10代後半の少年にしてはとてもよく育っている肉体、初めて見た時は正直勃ってしまったよ」
冬馬「ひっ…!」ビクッ!
黒井「私としてはぜひしばらくの間だけでもいいからお前の身体を私のものにしたかった」
黒井「だが正直興味あるのは身体であって貴様の顔ではない。むしろ私に逆らい出て行ったあの顔を思い出して虫唾が走る」
黒井「そこで私は、今一番興味が沸いているアイドルの顔にさせることで、私のその不満を解消させるという方法を思いついた」
冬馬「まさか…」
黒井「そう、私は君のプロデューサーに、一番興味のあるアイドル、天海春香に整形させることを提案したのだ。もちろん誰もが賛成したくなるほどの条件でな」
黒井「キミのプロデューサーの条件を私が飲み、私もプロデューサーの条件を呑んだ。スポンサーになってやる代わりにお前を天海春香の顔にして私のところにしばらく置いていくという約束だ」
冬馬「在り得ねぇ……狂っている…」
黒井「さて、おしゃべりはそこまでにして」
黒井「じっくりと天海春香の顔をした天ヶ瀬冬馬の身体を堪能しようか!」
冬馬「やめろ……やめろォ!」
「うわぁああああああああああああああッ!!!」
そのあと、俺は何度もおっさんに犯され続けた
一日中ベッドの上で寝かされ、犯され、排せつもベッドの上でさせられて
日に日に俺は自分を見失いつつあった
そんな日々が一週間経って
俺はようやく解放された…
冬馬「……」
P「お疲れ様冬馬、大変だっただろ?」
冬馬「ッ…!誰のせいでこんな目にィ!!!」
P「待って!そりゃ怒りたい気持ちはわかる」
P「だけど冬馬が枕営業してくれたおかげで↓2の仕事が入ったんだ!」
冬馬「はぁ?」
P「それだけじゃない!↓2以外にも仕事がぎっしり詰まっているんだ!これも黒井社長のおかげだ!」
冬馬「……」
とある番組
冬馬「今日はゲストとしてこの俺、天ヶ瀬冬馬が来たぜ!」
「冬馬君、なんか顔が変わってませんか?なんか女の子っぽくなったような…」
冬馬「え?そうっスか?気のせいっすよ」
「それもそっか!」
冬馬(やっぱこの顔やりにくいぜ…)
「さて、それじゃあ今日は↓2を食べにいくよ!」
冬馬「はい!」
とある店
「ここの鮒寿司はとっても絶品なんですよ!」
冬馬「そうなんッスか(鮒寿司って何だろ)」
「お待たせしました」プ~ン
冬馬「なっ!?」
冬馬(く、くせぇ…こんなに臭い食い物だったのかこれって…!?)
「ははは!やっぱ初めての人にはきついよね」
冬馬「へ、へっちゃらッスよこんなの…」
冬馬「そ、それじゃあ…いただきます」
冬馬(なんか味きつそうだな…)
冬馬「…」
パクッ
冬馬「あ、うまい」
「でしょ?」
冬馬「ええ、臭いでてっきりキツイ味かと思ったんですがこれかなりうまいッスね」
「はい、あの冬馬君が絶賛の鮒寿司、せっかくですからこれを抽選で100名様にプレゼントです!」
「お問い合わせはこちらから!今日はありがとうございました!」
P「凄いじゃないか!冬馬が宣伝してくれたおかげで番組側からもたくさん感謝されたよ!」
冬馬「そうかよ」
P「なんか機嫌悪いね、どうかしたのかい?」
冬馬「俺はまだ許してねぇからな…」
P「ああ、あれは本当にゴメン。お詫びとして↓2なんてどうだ?」
冬馬「……」
冬馬「また…枕営業だと…!?」
P「大丈夫!今度は女性だから」
冬馬「そういう問題じゃねぇ!俺はアイドルであって男娼ではねぇ!」
P「問答無用!いいから↓2のところに行ってくるんだ!」
冬馬「畜生…ふざけやがって…」
とあるホテル
小鳥「んほぉおお!男体化した春香ちゃん!!!」ハァハァ
小鳥「黒井社長の話は本当の話だったのね!」
冬馬「ひぃ…!」ビクッ!
小鳥「ああ、その怯えた表情…とってもいいわぁ///」ゾクゾク
小鳥「体つきもいいし、可愛いし、ああもう!我慢できない!」
ジュルルルルッ!
冬馬「うあぁ//」ビクッ!
小鳥「あら?乳首吸っただけで感じちゃうの?春香ちゃんでもまだ耐えられえるわよ」
冬馬「うっ…うぐ…」
小鳥「実は今日のためにたくさん小道具持ってきたのよ、それに夜は長いわ」
小鳥「貴方はどこまで耐えられるのかしらね?ウフフ///」
冬馬「うっ…うあぁ……」ガタガタ
そのあと、俺は何度も変態女にプレイをされ続けた
一日中ベッドの上で掘られ、犯され、レイプされ、でかいビーズを入れられた
マゾには天国らしいが、俺にとっては恐怖そのもの
黒井のおっさん以上に酷いプレイを一日中され
そして翌日、俺はようやく解放された…
冬馬「あぁ…ケツが……俺の俺が……痛ぇ…」ガクガク
P「お疲れ様冬馬!本当によくやってくれたよ!」
冬馬「あぁ?」
P「冬馬が枕してくれたおかげで↓2の仕事が入ったんだ!」
P「これも彼女と枕してくれた冬馬のおかげだ!」
冬馬「…そうかよ」
P「さあそうと決まれば準備をしようか!」
アニメスタジオ
冬馬「というわけで、1クールの間ですがよろしくお願いします」
「よろしくお願いします!まさか冬馬さんと一緒にアニメのアフレコができるなんて思いも寄りませんでした!」
「実際の写真やテレビよりとっても可愛いですね!」
冬馬(そりゃ顔が天海だからな)
冬馬「そういえば俺って何の役になるんですか?」
ディレクター「↓2です」
ディレクター「主人公です」
冬馬「主人公!?俺が!?」
ディレクター「ええ、主人公はこういう役で、ヒロインと1万2千年後に約束を……」
冬馬「そうですか」
ディレクター「…というわけだ、よろしくお願いね」
冬馬「わかりました!」
冬馬「…とまあ俺はアニメの声優の仕事をした」
冬馬「無事に撮影も終わって、今は打ち上げをしているところだ」
冬馬「それにしても俺が主人公をやっただけでこんなに話題になるなんてな」
冬馬「おまけに演技の評価もすげぇよかったって言われてるし」
冬馬「もうアイドルから声優を軸に仕事しようかな」
冬馬「別に声優でもアイドル活動できるしな」
「乾杯!」
冬馬「乾杯!」
監督「いやぁ、冬馬君のおかげでこのアニメの話題がトップクラスになったよ」
冬馬「ありがとうございます」
P「すごいじゃないか冬馬。大したものだよ」
冬馬「お、おう…そうだな」
監督「それで君に頼みがあるんだが、↓2の仕事をやってみないか?」
冬馬「↓2ッスか?」
P「ええ、いいですよ」
冬馬「おい!」
冬馬「俺はやるって言ってねぇぞ!」
P「でもやってみたいんじゃないのかい?」
冬馬「…まあ、確かにな」
監督「それじゃあそうと決まれば連絡をしておくよ」
監督「よろしく頼むよ」
冬馬「わかりました」
ア〇〇ンマン「諦めて降伏しろ」
キャプテン・ア〇リカ「断ると言ったら?」
ア〇〇ンマン「仕方ない」
ア〇〇ンマン「出番だぞ!」
ピシュ
キャプテン・ア〇リカ「!?」
ポン!
スパイダーマ〇(冬馬)「呼んだ?」
「今回の映画もやっぱ字幕だな」
「最高の映画に最低のキャスティング、いい加減あいつは外せよな」
「それに比べて今回のスパイダーマ〇は最高だったな」
「ああ、アイドルなのに普通の声優異常に演技がうまかったな」
「スパイダーマ〇はやっぱ最高だな!声の不幸っぽさがよく出ている」
P「やったじゃないか冬馬!映画も大好評だぞ」
冬馬「お、おう…」
冬馬(おっさんや変態女に体を任せるだけで、こんなに仕事が増えるものなのか)
冬馬(なんか0からスタートするのが馬鹿みてぇじゃねぇか)
冬馬(身体売ったって、女と違って別に減るものねぇし…)
冬馬(こんなに増えるなら別にいいんじゃないかな、枕やっても)
冬馬(…って何言っているんだ。俺は、いくら何でも自分を売るようなことを考えてるなんて)
冬馬(落ち着くんだ、どんなことがあっても自分を見失うんじゃねぇ)
P「やっぱ冬馬は最高のアイドルだ!これならアレを任せてもいいかもしれないな!」
冬馬「あれ?」
P「↓2だ!できるかな?」
冬馬「…ああ」
冬馬「…ああ、つまりアンタが俺にやってきたようなことをするということか」
P「ダメかい?」
冬馬「返事は↓2だ!」
冬馬「女でたまにつまみ食いできるならならいいぜ」
P「交渉成立だな」
冬馬「おう!」
「私には何もない……なんにも……」
冬馬「何を言っているのさ、あるじゃないか。お前には立派なものがある」
「え?」
冬馬「よかったらお前に今よりもっと大きな仕事を渡してやってもいいぜ。丁度コネクション一つあるからさ」
「本当に?」
冬馬「その代り、今夜ホテルで……わかってるな?」
「……うん」
――――――――
「はあ///はあ///」
冬馬「悪くねぇな。このレベルならお前はすぐにライバルや仲間を追い越すことができるぜ」
冬馬「きっとあの社長も喜ぶだろうな。そしてお前もな」
冬馬「…って、聞いちゃいねぇか」
「はぁ///はぁ///」
1か月後
「あの!ありがとうございました!あなたのおかげで私、立派なアイドルに…」
冬馬「礼なんて別にいいさ。それよりお前以外にも道に迷っているアイドルがいるなら教えてくれ」
冬馬「俺が手を差し伸べてやるぜ」
「はい!」
冬馬「0から始めてわかったことが一つだけある」
冬馬「トップアイドルになるための一番の近道、それは枕だ」
冬馬「だがあいつらはそれを知らない、ずっと努力すればトップになれると勘違いしている」
冬馬「だから俺は、努力じゃ何もできなかったあいつ等に、手を差し伸べることにしたぜ」
冬馬「俺はこれからもずっと、例えアイドルやめても、夢を諦めるアイドルを救い続けるぜ」
冬馬「枕で」
終わり
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