桑田「ダンガンロンパ3反省編……の議論会だぁ?」舞園「はい」 (18)

参照元スレ:【ネタバレ有】苗木「ダンガンロンパ3 反省編」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475165410/216-)


セレス「ではここいらで始めると致しましょう?」

桑田「いきなり舞園やセレスに集められたかと思えば……なんだこの集まり?」

石丸「遅いぞ君たち! 五分前集合はマナーの基本だぞ!」

山田「ふーむ、見えるのは78期生だけのようですなぁ」

大和田「いや、苗木や霧切達がいねぇな」

不二咲「うん……というよりは1の生き残りのみんなと、絶望組の二人がいないみたいだね」

舞園「はい。今回は私たちだけで議論会をしたいと思います」

セレス「むしろ糾弾会と断言してもよいかもしれませんが、そこは置いておきましょう」

大神「……あまり聞こえはよくないが……それよりも、何についての議論なのだ?」

桑田「つーかよ、議論ならもうやったんじゃねえの? これ以上話す事なんか残ってんのか?」

舞園「いえ桑田くん。これは3についての議論ではありませんよ」

山田「では1と2や絶女ですかな? それにしたって今更だと思うのですが……」

セレス「そちらでもありません。今回の議題は」


セレス「この反省会SSについてですわ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475572187



石丸「は、反省会の反省会というのかね! ふむ、しかし何事も振り返りは大切だな!」

大和田「納得してんじゃねえよ兄弟! つったってよぉ」

舞園「批評が気に入らなかった、という訳ではありませんよ。大和田君」

大和田「さ、先読みすんじゃねえよ!?」

舞園「エスパーですから。それはともかく批評そのものについては注目する所ではないんです」

山田「まぁ、拙者としても褒められたものではないと思いましたからなぁ」

不二咲「そ、それじゃあ……何について話し合うの?」

セレス「このSSの是非について、ですわ」


セレス「はっきり言えば。わたくし、このSSに存在意義はなかったと思いますわ」

石丸「せ、セレスくん! それは言い過ぎではないのかね!?」

セレス「いえ、この際言い過ぎなくらい断言しておくべきでしょう」

山田「確かに、既に意見が出ている通り十神白夜殿たちに批評の代役をさせる事は問題ですなぁ」

桑田「おいおい待てやブーデー! そもそもそれを俺たちが今やってんだろうがよ!?」

舞園「ええ……山田くんの言うとおり、苗木くんや私たちに代弁させるのは確かにずるい事だと思います」

舞園「それを踏まえた上で、今日は私たちの口から彼に物申させて貰いたかったんですよ」

セレス「目には目を、なんて意味合いもありますけれどもね」

大神「……分かった。さらば論じるとしよう、舞園たちの意見を」



大神「桑田よ、そういう事ではない。謝罪や反省というものは……あくまで強制すべきものではないだろう」

セレス「ええ、勿論わたくし達は『作者』に是非とも省みて頂きたくこの議論を行っておりますわ」

セレス「ただし彼がどのように感ずるかは別。忌々しい事ですが耳を貸さない可能性も考えられますわね」

山田「や、やす……ゴホン。セレス殿、本音が若干漏れておりますぞ!」

大神「故に『作者』が謝罪、および反省をするかはあやつの判断に依るものであるはずだ」

石丸「判断? はっ……み、見たまえ! 反省会で糾弾されていた皆を!」

山田「うーむ、窒息する宗方京助殿にすっとぼける罪木蜜柑殿、反論に詰まる安藤流流歌殿他多数……」

大神「……朝日奈も謝罪させられていた」

セレス「そう。彼らは彼ら自身の言動に、そう答えを”出させられている”のですわ」

大神「十神たちの。否、『作者』の言い分が正しいと認めさせんが如くにな」

大神「確かに朝日奈の作中での言動は褒められたものではないだろう。されどこれは……許せぬな」

大和田「俺もようやく分かって来た。考えてみりゃムカつくぜ、『作者』の野郎のやり口はよ」

不二咲「うん、お話が許せなかったからって……いくらなんでもやりすぎだと思う。みんなが可哀想だよぉ」

舞園「”糾弾された登場人物を、道化にさせる”」

舞園「これが一つ目の問題点なんですよ」

舞園「反省会と銘打ちながら、反論の余地を実質与えていない。とても不公平だと思います」


石丸「しかし……ならば彼らはどうやって反論すればよかったのかね?」

セレス「反論? 必要ありませんわよ」
 
石丸「何!? それは一体どういうことなのだ!」

セレス「事実上反論出来るのは、反対意見を持つ外野。あるいはシナリオを書き上げた当人ぐらいのものでしょう」

セレス「『作者』に支配された彼らには出来ない事です」

山田「強いていうなら朝日奈葵殿達は、反省会などではなく、『3のIFとしてのSS』で意見を述べさせれば良かったやもしれませんな」

セレス「さて。とどのつまり、彼らはそもそもこの反省会に出席する必要がありませんわ」

山田「ということはこの議論に苗木誠殿達がおられぬのは」

舞園「反省会に参加した面子だからですね」

桑田「いやお前さりげに顔出してたんじゃ」

舞園「あれはもうひとりの私ですよ?」

桑田「いやそりゃねーっしょ!?」

舞園「それに、あの場の私は端役でまともに意見を出してませんから」

大和田「つーか桑田、一応オメーもいたけどな」



山田「して、次なる議題もあるのですかな?」

セレス「ええ。これは十神くんたち……いえ、ほぼ十神くんでしょうか」

不二咲「ええっと……それはどういうこと?」

セレス「ところでこの反省会について、”登場人物に代弁させる”という問題を解決する手法がございますわね」

桑田「いきなり何だよ?」

セレス「この十神くん。本物の十神くんではなかったのではありませんか?」

石丸「な、何だって!? まさかいつの間にか超高校級の詐欺師の彼が入れ替わっていたのか!」

大和田「どう見ても太ってなかっただろがよ」

大神「本物ではない……ふむ、言動のことだな。セレスよ」

セレス「ええ。この反省会の十神くん、彼にしては非常に不審ではありませんこと?」

不二咲「うんと、時々様子が変だった人もいたけど」

桑田「まー確かに十神らしくねえよな。テンドンテンビン」

大神「桑田よ、”徹頭徹尾”だ」



山田「そうですな! 冒頭の『もう頭が痛いし目も霞んできた』という台詞といい」

山田「完全に中の人、『作者』が背後にチラついているように見えますぞ!」

舞園「はい。二つ目の問題点がそれです」

大神「十神が完全に『作者』に成り変わられている……と言った所だな」

桑田「葉隠もだけどな……」

石丸「つ、つまり十神くんは偽物で! 『作者』が彼を偽っていたのかね!」

石丸「いかん! 本物の十神くんを助けに行かねば!」

大和田「落ち着け兄弟! いや確かにあの十神は偽物っぽいがそういう事じゃねぇ!」


舞園「原因は、十神くんが司会進行役だったから……でしょうね」

不二咲「えっとぉ……批評したかったのは『作者』さんだから」

不二咲「その意見をずっと代弁してた十神くんに、『作者』さんの性格や語り口が伝染っちゃってたんだね」

セレス「注意すれば防げる事だと思いますが、できなかったものはまあ仕方ない事と致しましょう」

セレス「希望編が終わって冷めやらぬ頭で、勢いのままに執筆にしたのでしょうからね」



舞園「でも、できないならこそ……台詞回しの影響が大きい十神くんに司会をさせるべきじゃ無かったと思います」

桑田「葉隠とかが言えばまー違和感もそんなに無かったんじゃね?」

セレス「彼一人に司会をするのは難しいでしょうけれど」

石丸「しかし、彼ら以外にも先輩方も意見を述べていたようだが……」

舞園「万代先輩たちに司会をさせる気にはなれなかったのかもしれません」

桑田「絵的に地味だもんなー」

大神「故に十神が司会だったのだろう。それに十神にはほぼ”非”がない」

山田「十神白夜殿は作中殆ど外野でしたからなぁ。彼と葉隠康比呂殿は批評点がほぼ無いから批評役に適任だった訳ですか」

不二咲「反省会で言われてる葉隠くんのことも、出番がないっていう葉隠くん自身は悪くない事だもんね」

セレス「しかしながら、『作者』が余りに3への怒りやら何やらを高ぶらせるがあまりか」

セレス「結果として十神くんは、十神くんの皮を被った『作者』になってしまいましたわ」

セレス「そんな事になるのであれば、十神くんに司会をさせるべきではなかったという事です」

舞園「そして結果的にSSの体裁をなくしてしまって」

舞園「自称十神くんの『作者』が不満を述べるお話になってしまった訳ですね」

セレス「そして彼らの他に司会に適任と思われる人物がいなかった以上」

セレス「この反省会は行われるべきではなかった。これがSSの存在意義を否定する所以ですわ」



大神「十神に公平な視点で司会を行わせる事、司会の性格を崩さず自分を出さぬ事」

大神「これらが不可能になってしまった……それが問題なのだな」

セレス「出来ないならば『作者』は最初からSSなどに頼らず、自分の言葉で意見を発表すれば良かったのです」

セレス「それをしなかった理由は、わたくしには全くわかりませんけれどもね?」

桑田「(とか言いつつ何か言いたそうな顔してんぞ……)」

セレス「……まぁ。最終的に朝日奈さんの口から『憂さ晴らしだった』という言葉が出ていますが」

セレス「それなら最初からそう開き直ってろやこのビチグソがぁ!!!」

桑田「オメーも感情的になってんだろーが!」

セレス「(豹変)したかっただけですわ」

桑田「そして開き直りやがった!」

大神「セレスの暴言はともかく」

大神「憂さ晴らしであった事を、さも評論のごとく反省会を講じている……」

大神「卑劣極まりあるまい」

不二咲「大神さんから何かオーラが見えるよぉ……」

大和田「朝日奈をバカにされたのが結構効いてるみてーだな……」



不二咲「ここまで話し合ってきたけど……」

桑田「まー、フォローや宣伝をしてくれたのは良かったよな」

セレス「最初から憂さ晴らしであると前置いてくれれば良かったのですが」

石丸「セレスくん、最後くらいは抑えないかね!」

大和田「しかしよぉ。結局俺たちも代弁でこんなことして良かったのかよ?」

舞園「今回の議論の焦点じゃありませんから。それに」

舞園「私はずるいとは言いましたけど、やってはいけないとは言ってませんよ」

大神「ただ、やり方の不審点を指摘したかったという事か」

舞園「はい。褒められた手段ではないかもしれませんけど……個人的には否定しません」

舞園「と、私のゴーストが囁いています」

山田「舞園さやか殿、それは僕のセリフですぞ!?」

セレス「……という訳で、議論はお開きと致しましょうか」

セレス「この議論そのものが皆様からどのような総スカンを受けようとも」

舞園「『作者』さん、ただ一人に伝わればそれで私たちは良いと思っています」

終里

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年10月13日 (木) 18:57:01   ID: c41V0VpS

X5254I4U0といいこいつといい…

2 :  SS好きの774さん   2017年04月30日 (日) 08:54:01   ID: aDX8p_zt

あ〜〜〜^ ^
キモいんじゃあ〜〜〜^ ^

この作者は流石に生きてちゃダメな子

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