八幡「いや、結城先輩は悪くないでしょ」

アスナ「……っ！」

八幡「ん？」

アスナ「もう一回私のこと呼んでくれる？」

八幡「結城先輩？」

アスナ「年下の子から先輩って呼ばれるの初めてだよ。なんかいいね」

八幡「そうなんすか？」

アスナ「うん。シリカちゃんからはさん付けで呼ばれるし」

八幡「……確かに」

アスナ「八幡くんは毎日先輩って呼ばれてるんじゃない？」

八幡「あざとい後輩からだけですけど」

アスナ「一色さんだっけ？　あの子、八幡くんのこと凄い慕ってるよね」

八幡「都合よく利用してるだけでしょ」

アスナ「そんなことないと思うけど。妹さんにも会いたかったなー」

八幡「ユウキと中の人が同じですからね」

アスナ「……ユウキ……」

八幡（あ、地雷踏んじまったかも）

アスナ「……うん。そうだね。それと声だけじゃなくて天真爛漫なところも似てるかなって」

八幡「そうかもしれないっすね」

アスナ「それじゃそろそろ本題に入ろうか」

八幡「そうっすね」

八幡（お互いの原作やアニメを見て感想を言う。これが今回の交流会の趣旨である）

アスナ「とりあえず私の感想は面倒くさい子が多いってとこかな？」

八幡「……自覚はしてます……」

アスナ「あ、悪い意味で言ったんじゃないよ？　面倒くさい子じゃないと話も成り立たない部分もあるしね」

八幡「うっす」

アスナ「後は今の八幡くんならわかってるかもだけど、もう少し自分のことを大切にね」

八幡「それは他の二人に言った方がいいんじゃないすか？」

アスナ「キリトくんは言っても無茶するしね。上条くんの方はスケールが違いすぎてちょっと……」

八幡「あの人何億年も生きてますからね」

八幡（今頃雪ノ下は上条さんに説教してるんだろうか。見たかったな）

アスナ「え？　そうなの！？」

八幡「はい。それじゃ俺も感想言っていいすか？」

アスナ「うん」

八幡「とりあえず主人公爆発しろって感じすかね」

アスナ「え？　爆発？」

八幡「そりゃそうでしょう。こんな可愛い彼女いるのに他の女とイチャイチャしやがって」

アスナ「……やっぱりそう見える？」

八幡「見えます。だって幼女のおでことはいえキスもしてたし」

アスナ「そっか。そうだよね……」

八幡「結城先輩だってアリスとバチバチしてるじゃないすか」

アスナ「うん。久しぶりに会ったのに他の女の子と一緒にいるんだもん」

八幡「しかも介護されていたという」

アスナ「うっ……。私、束縛しすぎなのかな？」

八幡「何か束縛してましたっけ？」

アスナ「携帯にキリトくんの位置情報と脈拍と体温が見られるアプリを入れて毎日見てたり？」

八幡「怖ぇよ。あと怖い」

アスナ「怖いの！？」

八幡「束縛じゃないけど怖いでしょ。結城先輩は自分がそれされてたらどう思います？」

アスナ「え？　それだけ愛してくれてるんだなって思うけど」

八幡（駄目だなこの人）

アスナ「私、少しおかしいのかな？」

八幡「まあ、恋愛は人それぞれですから」

アスナ「ならいいんだけど。八幡くんは原作終わるまでに彼女出来ると思う？」

八幡「俺の性格だとどっちも選ばないんじゃないすかね」

アスナ「凄いヘタレだもんね。面倒くさいし捻くれてるし」

八幡「さっきの件で怒ってるでしょ？」

アスナ「私は怒ってないよ。事実を言ってるだけだもん」

八幡（だもんって可愛いなおい）

アスナ「とりあえず雪ノ下さんでも由比ヶ浜さんでも告白されたらちゃんと自分の気持ちを言うんだよ？」

八幡「善処します」

アスナ「善処だけじゃ駄目。約束」

八幡「破ったら？」

アスナ「八幡くんに手を出されたって皆に言っちゃおうかな？」

八幡「おいやめろ」

雪乃「禁書の上条当麻くんね？　私は俺ガイルの雪ノ下雪乃よ。よろしくお願いするわ」

上条「ああ。よろしく。雪ノ下先輩でいいのか？」

雪乃「先輩付けしなくていいわ。あなたに年上扱いされると私がお年寄りみたいになってしまうもの」

上条「それじゃ雪ノ下で」

雪乃「さん付けを飛ばすのね……。別にいいけれど」

上条「あ、悪い。さん付けしたの佐天くらいで原作だとしてないと思うんだ」

雪乃「思うって。……ああ、確か記憶喪失だったわね」

上条「もう戻ってこないから記憶破壊みたいだけどな。ちゃんと原作読んできてるんだな」

雪乃「当たり前じゃない。上条くんも原作読んできてくれてるのよね？」

上条「……」

雪乃「まさか読んでないと言う気じゃないでしょうね？」

上条「いや、その時間がなくて……。すみませんでした！！」

雪乃「はぁ。そうだろうと思って原作を持ってきたわ」

上条「え？　用意いいな」

雪乃「比企谷くんのアドバイスだけれどね。あなたの原作と違って巻数も少ないから早く読みなさい」

上条「あ、ああ。わかった。雪ノ下はその間何してるんだ？」

雪乃「そうね。……ねえ、あのドアを開けるとお互いの世界に行けるのよね？」

上条「そうみたいだな。学園都市に行きたいのか？」

雪乃「上条くん、確かスフィンクスという猫を飼っているわよね？」

上条「そうだけど。猫と遊びたいのか？」

雪乃「あくまで暇つぶしの為よ。別に私が猫好きだから禁書の世界に入るってわけじゃないから勘違いしないでくれるかしら？」

上条「上条さんは別にそこまで言ってないんですけど……」

雪乃「それじゃ行ってくるわね。ついでに同居人に夕食も作ってきてあげるわ」

上条「本当か！？　それは凄い助かる！！」

雪乃「また後程」

上条「おう」

雪乃「それと原作一巻の私は少しおかしいことになってるけど気にしないでちょうだい」

上条「ん？」

翌日


雪乃「遅くなったわ」

上条「遅すぎだろ」

雪乃「色々あったのよ。それで原作は読み終わったのかしら？」

上条「ああ。さすがの上条さんも一日時間くれれば読み終わるってもんだ」

雪乃「そう。それじゃ私から感想を言っていいかしら？」

上条「お手柔らかに」

雪乃「まず上条くんはお馬鹿さんね」

上条「うぐっ！」

雪乃「伊藤博文を知らないのは驚いたわ。それに熱膨張。ぷっ」

上条「やめてぇぇぇぇぇぇぇええ！！　それ上条さんのせいじゃないのよぉぉぉぉぉぉ！！」

雪乃「あと気になったのは今のそれよ」

上条「え？」

雪乃「あなた、新約になってからオネエ言葉が増えてるわよ？」

上条「」

雪乃「流石にシリアスなシーンではないけれど。そこは直した方がいいと思うわ」

上条「そ、そうだったのか。全然気づかなかったな……」

雪乃「他にも言いたいことが山ほどあるのだけれどいいかしら？」

上条「……」

雪乃「沈黙は肯定とみなすわ。ヒロインを作りすぎじゃないかしら？」

上条「ひ、ヒロイン？」

雪乃「ええ。一体何十人作れば気が済むのかしらね」

上条「上条さんにそんなヒロインがいるとは思わないのですが。いたらとっくに彼女が出来てると思うし」

雪乃「あなたに彼女が出来たら冗談抜きで殺し合いが始まるわよ？」

上条「殺し合い？　おいおい上条さんをからかいすぎじゃないですかー？」

雪乃「からかってないわ。実際に新約11巻で食蜂さんが昔のヒロインの子に殺されかけてたじゃない？」

上条「食蜂？　誰だっけ？」

雪乃「……そうね。上条くんは食蜂さんのこと覚えられなかったのよね。可哀相に……」

上条「ん？」

雪乃「まあいいわ。後は自分を犠牲にすることを前提に行動するのもよくないわ」

上条「別に犠牲だとは思ってないんだけどな。俺がしたいからしてるだけで」

雪乃「あなたが思ってなくてもそう思ってる子達もいるのよ。インデックスさんなんて出番もないから心配してる描写さえないのよ？」

上条「それは原作者と編集者に言ってくれ！！」

雪乃「原作者ね。原作者に限れてあなたが羨ましいわ」

上条「あー、もう一年以上原作出てないのか」

雪乃「ええ。新作に手を出してるようだけれど。どうせ俺ガイルより売れないのだからまずはこちらを終わらせてからやって欲しいわ」

上条「厳しいな」

雪乃「上条くんはいいわよね。他の作品出しても年に三冊も出してくれるんだもの！」

上条「もう二年以上連続で出してるみたいだな」

雪乃「それは凄いわね……」

上条「まあ、雪ノ下の原作者は兼業作家みたいだし時間ないんだろ」

雪乃「けれど一年も空いてしまうのはどうかと思うわ。ただでさえ日本人は飽きやすい性格をしているのに」

上条「そんなもんか？」

雪乃「ええ。原作限らずアニメも同じよ」

上条「アニメねえ。三期はいつやることやら……」

雪乃「とりあえず比企谷くんの受験が終わってから放送して欲しいわね」

上条「……」

雪乃「なに？」

上条「いや、雪ノ下は比企谷のことを大切に思ってるんだなって」

雪乃「な、なにを言ってるのかしら！？　私が比企谷くんを？　そう聞こえたのなら耳鼻科をお勧めするわ。私は比企谷くんを心配してるのではなく同じ奉仕部として浪人しないよう……」

上条「あー、わかったわかった」

雪乃「その言い方不愉快だわ」

上条「だから怒るなって。それより本題に戻ろうぜ」

雪乃「そうね。それじゃ次は上条くんが感想を言ってちょうだい」

上条「いいのか？」

雪乃「ええ。話をし過ぎて疲れてしまったから」

上条「本当体力ねえな。魔神に襲われたらどうすんだよ？」

雪乃「私たちの世界は平和だからそういう心配はしなくていいのよ。早く言いなさい」

上条「そうだなー。上条さんが思ったのは思ってることは口に出して言った方がいいってことだな」

雪乃「……」

上条「何も言わずに思ってることが相手に伝わるってのは無理だ」

雪乃「そう。さすがに何億年も生きてる人が言うと説得力が少しはあるわね」

上条「少しだけかよ。それに上条さんはまだ15歳のつもりだからね？」

雪乃「肉体年齢だけでしょ？」

上条「うっ。……それと原作の最初の方だけど比企谷って上条さんの口癖の真似してたんだけど」

雪乃「そうだったかしら？」

上条「『でせう』とか。いや、上条さんもたまにしか使ってないんだけどな？」

雪乃「比企谷くんはアニメや本が好きだから影響されたんでしょうね」

上条「モノローグならいいけど最初は声に出してたからな」

雪乃「気を付けるよう言っておくわ。あと他には？」

上条「後は雪ノ下のお姉さんって暇人なのか？」

雪乃「え？　姉さん？」

上条「そうそう。よく雪ノ下達に絡んでるだろ」

雪乃「そうね。いつもいいタイミングで出てきて私たちの仲をかき乱していくわね」

上条「それって出番待ちしてるのか？」

雪乃「姉さんが出番待ち。ふふ、そういうの考えたことがなかったわ」

上条「そうか。なんか雪ノ下も比企谷も苦手にしてそうだけど禁書とコラボしたデュラララの折原臨也よりマシだから大丈夫だと思うぞ」

雪乃「それも同じ電撃文庫かしら？」

上条「ああ。多分、海老名さんが知ってると思うから聞いてみたらどうだ？」

雪乃「そ、そうね。今度聞いてみるわ」

上条「後は……」

雪乃「……」

上条「上条さんもこういう普通の青春を送りたかった」

雪乃「」

次はキリトといろはで

間違えた
キリトと美琴でだ

八幡「屑山信者はゴミだな」

雪乃「そうね、一般常識よ」

結衣「私のファンは？」

八幡「需要ないゴミだな」

雪乃「やっぱり八雪なのよね。葉雪とか言ってる方は破滅してくれないかしら？」

結衣「えー、八結もいいじゃん！」

八幡「黙ってろビッチ」

八幡「ん、あれはなんだ？」

屑山信者達「葉雪、ぐへへ…葉雪最高ｗｗｗｗアンチヘイトはゴミｗｗｗｗ」←全員体臭がきつい

雪乃「匂いが酷いわね…離れましょう」

結衣「え～、でも何か言ってるよ？」

八幡「喋るなビッチ」

アンチヘイトにして屑山に制裁しろ

屑山信者達「葉雪、ぐへへ…葉雪最高ｗｗｗｗアンチヘイトはゴミｗｗｗｗ」←全員体臭がきつい