なろう作家「彼我の戦力差、300対5千億万!」主人公(ありえないだろ…) (33)

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実在の個人・団体・企業・作品とは一切関係ありません。
また、それらを誹謗中傷するものではありません。

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なろう「ふぇぇ、敵の数を減らしたらまた怒られちゃったよぉ…」めそめそ

なろう「言われた通りに彼我の戦力差を減らしたのに、なんでぇ?」ぐすっ


主人公(しまった。作者が文を修正したことで叩かれてしまったぞ)

主人公(他に手がなかったとは言え、悪いことをしたな…)


なろう「うぅ、もう数字は全部てきとうに書いちゃっていいや」カタカタ


主人公(なんでやねん!)

なろう「よーし、視界の悪い中で敵と遭遇する展開にするぞ!」

なろう「主人公たちが突然敵に襲われるんだ!」

なろう「有効視界はたったの7ヤルド(10メートル)にしよう!」

なろう「そして敵の接近に気づくのは接触のわずか5秒前だ!!」

なろう「彼我の戦力差はとてつもないぞー!」


主人公(クッ…!本当にめちゃくちゃな数字で書いてきやがった!!)

主人公(オリジナルの距離の単位まで出してきやがるし、まいったな)

主人公(だが、それでも作者の望んだ展開をこなすのが主人公の俺の役割。どうにかせねば!)


ロイさん「敵接近!5秒後に接触!指示をくれ!」

主人公「わかりました!」


主人公(もう敵が来てしまった!どうにかしないと!!)

主人公「ヒガセンはどれぐらいですか!?」

ロイさん「彼我の戦力差、およそ5千億万!」

主人公(なんていうむちゃくちゃな数字を!!)

主人公(これを5秒でどうにかしないといけないなんて!)

ロイさん「さぁ、敵の戦力分析と指示をくれ!」

主人公「はい!」

主人公(さっきから5秒以上経ってるように感じるかもしれないが、それは俺があらかじめ時空間魔法で時の流れを遅くしておいた)

主人公(これでロイさんが5秒前に敵の接近に気付く→それを俺に伝える→俺が作戦をたてる→それをロイさんに指示する)

主人公(この一連を5秒でこなすのは問題無い!)

主人公(さらに音が漏れないようにする魔法も使っておいた)

主人公(これで7ヤルド=10メートルの距離にいる敵前で大声で作戦を指示することも問題が無い!)

主人公「だが問題は5千億万というむちゃくちゃなヒガセン(彼我の戦力差)…」

主人公「これをどうやって切り抜けたら…」


ロイさん「破ぁ!!」ちゅどーん!

敵「ぎゃー!」

主人公「すげえ!ロイさんが一瞬で敵を全滅させたぞ!」

ロイさん「やれやれなかなか歯ごたえのある敵だったな」

主人公「さすがはロイさんだぜ!」

なろう「はわわ、ロイさんがいっぱい倒しちゃった!」

なろう「でもロイさん大活躍だしこれでいっか!」


主人公(よし!作者が満足ならこれでいいや!)

主人公(なろう作品は作者が気に入ればオーケーだしこんなもんだろ)

主人公(やれやれ、なろう小説の主人公も楽じゃないぜ!)


例のなろう作品は作者萌えという新ジャンルだと思うの
もう書かないですすみません終わります

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