【モバマス】莉嘉「実姉のいない高3JKです……」【ガルパン】 (32)

設定大改装注意
キャラ崩壊注意
※草は笑いの度合いを表しています





大洗女子学園――戦車道ガレージ――



桃「ナカジマ! ナカジマはいないのか?!」

スズキ「どうしたの?」

桃「頼んでいたヘッツァーの修理の進捗を聞きに来た」

桃「なるはやで依頼したはずなんだが……」

ツチヤ「残念、今日は出張サービスの日でした~」

桃「……アレはまだ続いていたのか?!」

ホシノ「ヘッツァーのことなら一応話は聞いてるよ」

ホシノ「『予定通りに進んでるから、明日まで待ってくれ』って」

桃「そうか……まぁ、遅れていないのなら、これ以上は何も言わない」

桃「何かあったら生徒会へ連絡してくれ、私は一度戻る」スタスタ

3人「「おつかれ~」」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474977262

華「……出張サービス?」

優花里「ナカジマさんは時々陸まで戻って、無料で整備してまわってるんです」

優花里「慈善事業と武者修行を兼ねた、技術力向上のための修行なんだそうですよ!」

麻子「それで学生生活はちゃんと送れているのか?」

沙織「でも、凄く楽しそうにしてるよね?」

麻子「……なら、私が言うことは特に無いな」

みほ(……)

数日後――
CGプロ――



加蓮「……」

加蓮(時々陸にあがって、しばらく連絡が取れなくなる――)

加蓮(まるで、アイドル活動のために学園艦から出なきゃいけない、私みたい……)

加蓮(気にしすぎかも知れないけれど、もしそうなら、同じメンバーとしてスケジュールを把握したいし……)

加蓮(ちょっと身辺調査をするべきかなぁ……ナカジマさんには悪いけど)

凛「どうしたの加蓮?」

加蓮「うん……ちょっと、高校のメンバーのことで思うところがあって……」

奈緒「えっと……向こう(大洗女子学園)のことだよな?」

加蓮「そう」

凛「どうしたの? 何か問題でも?」

加蓮「問題というか、なんというか……」

美嘉「お、TPの3人じゃん、久しぶりー★」

莉嘉「あたしもいるよー☆」

奈緒「おっ、城ヶ崎姉妹の登場だ!」

美嘉「どうしたの加蓮? 悩み事?」

加蓮「うん、まあね」

美嘉「このカリスマJKで良ければ、話くらい聞くよー?」

加蓮「……じゃ、ちょっとだけ」

美嘉「オッケー!」

奈緒(おいおい、喋っても大丈夫なのか?)ヒソヒソ

加蓮(ほのめかす程度にしておくから)ヒソヒソ

加蓮「要は、学校の授業の話なんだけど……」

加蓮「1つ上の先輩が、ちょくちょく姿を消しちゃうんだよねー」

美嘉「いなくなると、大変なの?」

加蓮「うん……普段は先輩を入れた4人で全て回してるから……」

加蓮「もし遅れたりすると、みんなに影響しちゃうんだ……」

美嘉「責任重大なんだねぇ」

加蓮「まだ一度も遅れたことないから、私も特に何も言わないけど……」

加蓮「私、やっぱり心配で……」

美嘉「うんうん、それは不安になるよ」









莉嘉「……」ダラダラ

莉嘉「そ、その先輩にはきっと、大事な用があるんだって!」

加蓮「そうなのかな……?」

莉嘉「うんうん、だからちょくちょく陸に戻るのは仕方ないと思うよ」

加蓮「あれれー(棒)? 何で学園艦の話って知ってるの?」

莉嘉「え……あ゛っ」

莉嘉「いや、その、ホラ! そんな話してたじゃん☆」

加蓮「してないよ?」

莉嘉「いやいや、してたってば~」

加蓮「絶対してないよ」

莉嘉「えっと……その……」ダラダラ





加蓮(これ、いきなり当たり引いたかも。それなら……)

????全く理解出来ないんだが続き物?

加蓮「……あっ、大変! 莉嘉ちゃんのウィッグ、ずれてる!!」

莉嘉「えぇぇ!? 嘘?!」バッ

美嘉「ちょっと、そういうのはキッチリつけろって言ったじゃん!」

莉嘉「お小言は良いから、お姉ちゃん早くチェックして!」

美嘉「本当にこの子は……あれ? どこもずれてないみたいだけど……」

加蓮「うん、ずれてないよ?」

美嘉「」

莉嘉「」

奈緒(えっぐ! やり口がえぐい!)

凛「ねぇ……私たちにも説明してもらえるかな?」ニコリ

城ヶ崎姉妹「「はい……」」

>>7
書き忘れてました
下記SSの続きです

【モバマス】加蓮「北条加蓮は実在の人物ではありません……」【ガルパン】
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1474892421

莉嘉「かくかくしかじか」

加蓮「ぽるしぇなてぃーがー」

莉嘉「――ということなんです」

奈緒「マジかよ……城ヶ崎姉妹が城ヶ崎従姉妹だったなんて……!」

凛「しかも、美嘉の方が年下だったなんて……!」

美嘉「莉嘉は昔、町で一番のJSギャルでさ……」

美嘉「あたしがこの道を目指したのも、そのおかげなんだ」

加蓮「それで中学に上がった頃から、莉嘉は機械いじりが趣味になって……」

加蓮「代わりに美嘉がカリスマJKギャルとしてデビューした……と」

美嘉「でも莉嘉って、ちょっと小さいところが可愛いし、やっぱりギャルが似合うんだよね」

美嘉「だから『カリスマJCギャルとしてデビュー出来るんじゃない?』って冗談で言ったら、凄いやる気を出しちゃって……」

莉嘉「それで、年齢をごまかして、アイドル活動することにしたんだ」

凛「積極的過ぎる……!」

奈緒「でも、よく今までバレなかったな?」

奈緒「だってもう18歳なんだろ? 全然気付かなかったなぁ」

莉嘉「そこは、こう……可愛さとギャルとカリスマで……」

加蓮「可愛いってスゴい」

奈緒「ギャルってスゴい」

凛「カリスマってスゴい」

加蓮「それでちょくちょくいなくなってたんだね……ナカジマさん?」

莉嘉「……参ったなぁ、そこまでバレてたなんて……」

奈緒「えっ?! 加蓮、知り合いなのか?!」

加蓮「うん。私の学校の戦車道のメンバーで、レオポンさんチームの車長をやってる――」

奈緒「あぁー! あのPティーガーの車長?!」

莉嘉「あ、知ってるんだ?」

奈緒「走行中にエンジン直した人だ!!」

莉嘉「そうそうww」

凛「えっなにそれこわい(物理的に)」

莉嘉「隊長、どうして私だって気付いたの?」

加蓮「前から莉嘉ちゃんは、オイルの匂いがするなって思ってたんだ」

加蓮「しかも、覚えのある、エンジンの奥のオイルの匂いがするから……」

加蓮「後は勘かな」

莉嘉「今もする?」

加蓮「うん、今も」

凛「……奈緒、分かる?」クンカクンカ

奈緒「いや……さっぱり」クンクン

美嘉「ちゃんと香水してるのに……」クンカクンカ

凛「ねぇ……ちょっとお願いがあるんだけど……」ニコニコ

奈緒「カスタム前の莉嘉が見たいなーって……」ニコニコ

莉嘉「えぇ~!?」

加蓮「お願い! 報告書書くの手伝うから!」

莉嘉「お姉ちゃぁん……」ウルウル

美嘉「いやwンフッwそれくらい自分で決めてよww年上なんだからww」

莉嘉「ちぇー、甘えるの失敗したー」

莉嘉「まっ、私は構わないよ」

CGプロ用語:報告書



キャラを変えて売り出しているカスタムアイドルたちが、正体がバレるたびに担当Pに提出する書類のこと

これを受理した担当Pは、そのたびに今後の売り出しと事態の危険性をまとめ、会社に提出・受理してもらう必要がある

なお、これは同じ事務所の同僚に対しても同様である

莉嘉「と言っても、基本的にはウィッグつけてるだけなんだけど……」ファサッ

凛「ショートカットだ!」

奈緒「しかも金髪じゃない!」

莉嘉?「染めたら校則違反になるからねー」

莉嘉?「後は、キャラからギャル成分を抜いて……」アーアー

凛「この時点で十分知らない人なんだけど……」ヒソヒソ

美嘉「私にとっては、いつものお姉ちゃんだけどね」ヒソヒソ

??「よし、良いよー」









ナカジマ「凛さん、奈緒さん、はじめまして! ナカジマです!」

凛「莉嘉が、さっぱりしたボーイッシュお姉さんになっちゃった!」

奈緒「やっべー! この顔、雑誌で見たよ! スッゲー! 有名人じゃん!」

凛「あれ……?」

凛「なんか、莉嘉よりも背が高い気が……?」

ナカジマ「あちゃー、バレちゃったかー」

奈緒「え……あ、あれ?!」

ナカジマ「別に身長はいじってないよ?」

奈緒「でも莉嘉は、もっと小柄で……!」

ナカジマ「たとえばさ、765プロの双海姉妹って知ってるよね?」

ナカジマ「あの子たちって13だけど、身長は158あるって知ってた?」

凛「え!? そんなにあるの!?」

奈緒「あたしよりもでかいじゃん!!」

加蓮「もっと小さいイメージがあったね……」

ナカジマ「そっ。イメージのおかげで、誰も気付かない状況ができあがってたわけ」

ナカジマ「だから私も、JCのイメージを全面に出して、あとはまぁ……可愛さとギャルとカリスマで……」

加蓮「可愛いってスゴい」

奈緒「ギャルってスゴい」

凛「カリスマってスゴい」

奈緒「いやでも、これは凄いな!」

凛「高3って、中1になれるんだね……」

美嘉「いや、フツーはなれないからね?」

美嘉「これはお姉ちゃんが童顔だから出来ただけだから」

加蓮「いくら童顔でも、これは常識を超えてるって!」

ナカジマ「この化粧術も込みで、カリスマギャルだったんだよ」フフン

奈緒「うわっすげー感激!」

凛「ちょっと奈緒、ジロジロ見すぎだってば」

奈緒「だってP虎の人だぞ!? 有名人なんだぞ!?」

凛「だから私たちも有名人だってば!」

奈緒「アイドルじゃなくて戦車道の話だよ!」

莉嘉「戦車道で言うなら、隊長の方が有名人だけどねー」

加蓮「私、有名人だよ?」キリッ

奈緒「やめろwww加蓮の顔で言うのは反則だってばwww」

加蓮「私、戦車業界じゃ有名人だよ?」キリッ

奈緒「ホントwwwやめてwww」バンバン

加蓮「でも、そっかー……ナカジマさんは昔から芸能活動していたんですね」

ナカジマ「そーなるね」

美嘉「芸歴だけで言えば、実はアタシよりも先輩なんだぞ★」

奈緒「え?!」

ナカジマ「あれ、そうだっけ?」

美嘉「そうだってば……何、忘れちゃった?」

ナカジマ「うーん……」

凛「お、おはようございます莉嘉姐さん!」ペコリ

奈緒「自分ら、頑張ってますんで!」ペコリ

ナカジマ「ちょwやめてよそれはww」

ナカジマ「逆にキャラバレしちゃうからさwww」

奈緒「そ、そっか……」

ナカジマ「まぁ、これからも部活と戦車道とアイドルは両立させていくつもりだから」

ナカジマ「だから、その……この事は内密に……」アセアセ

加蓮「ふーん……」

加蓮「ねぇ、莉嘉ちゃんって知ってる?」

凛「うん、美嘉の妹でチビギャルのJCだよね?」

奈緒「おかしいなーどこに行ったのかなー?」キョロキョロ

美嘉「……ありがと」

加蓮「お互い様だよ」

ナカジマ「それじゃ、今日はこのまま帰ろうかな」ヨイショット

凛「……あ、その鞄!」

奈緒「加蓮のマジ鞄と同じだ!」

加蓮「そりゃそうだよww同じ学校に通ってるんだからww」

凛「そうなんだけど……今ようやく実感したというか……」

奈緒「すっげぇ……マジもんの車長さんじゃんか……!」キラキラ

ナカジマ「こんなに有名になってたなんて、知らなかったなぁ」アハハ










??(あれ……?)

??(今チラッと、大洗の人が見えたような……?)

美波「……どうかしたの?」

??「あ、いえ、なんでもないです……」

??(まさか事務所で見知った人を見つけるなんて……)

??(これは、気合いを入れて隠し通さなければ……)

美波「さっ、次の現場に行こう?」









アーニャ「ダー……分かりました」





続く?

次回から長くなります



以上です、ありがとうございました

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