モバP「お姉ちゃんって、いいですよね!」 (28)
【モバP「来月はジューンブライドなんて呼ばれてますね!」
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P「だから俺は! 幼女達の弟になるんだぁーーッ! うわあああぁぁああああ!!!」
美優「い、生きてたんですね……」
P「母の暖かさも捨てがたい……。だけど!」
P「姉弟という近しい間柄だからこそ! 芽生えるものもあるはずなんだ!」
心「生やすな☆」
P「ひいっ!? 理想の姉像をぶち壊すキッツいキャラを無理に演じてるリアルの姉だ!」
心「よっちゃんはそこまで言わねーよ!!」
留美「親には言われてるのかしら……」ヒソヒソ
美優「かもしれませんね……」ヒソヒソ
P「ともかく! 俺は子供達の弟になるんだぁー! うわああああぁぁあああぁぁぁぁ!!」
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瑞樹「ねぇ? いったい何の騒ぎ?」
早苗「なんか聞き覚えのある声…。もしかして……」
P「止めろぉ! 俺の姉としてもおかしくない年齢の人間は入ってくるんじゃあない!!」
瑞樹「……冷静に考えると、もう私たちもそんな歳なのね……」
早苗「やめてよ……」
心「はぁとはまだまだこれからだぞっ☆」
早苗「で、今度は何? 何の発作?」
留美「ちっちゃい子達の弟になりたいらしいわ」
瑞樹「もう色々と無理ね。論理的にも物理的にも」
P「想像してみてくださいよ! みんなだって、姉に甘えてみたいって、甘える側の立場になってみたいって! 思ったことくらい!!」
早苗「…………」
瑞樹「…………」
美優「ない…、ですね……」
留美「ないわね」
早苗「ないわ」
瑞樹「ない」
心「はぁとはー、お姉ちゃんでよかったーって思うぞ☆ そりゃお姉ちゃんだから、って理由で我慢しなきゃいけない事もあったけど、よっちゃんが…、ううん、お姉ちゃんになってしゃんとなれたなって思う時があ……」
P「それが今じゃこの様だよ!」
心「ザマってんだよアァ!?」
P「でも! 俺が言いたいのはそう言う事なんだ!」
P「お姉ちゃんが、本当は自分だってやりたい事があるのに、弟に譲らないといけない葛藤! そこで自分はお姉ちゃんだから、そう自分に言い聞かせるところとか! 俺はそれを、眺めていたいんだ!」
P「それも弟の視点で!! わかるはず……! わかるはずなんだよ!!」
瑞樹「わからないわ」
美優「(理解でき)ないです……」
P「それに…。お姉ちゃんって……、お姉ちゃんって呼びたいんだよぉあ!!」
早苗「ほら、早苗お姉ちゃんって呼んでみて?」
P「さな、おろろろろろッ!!!」
早苗「よっしゃぶっ殺す」
P「」
留美「あ、あの、早苗さん? そろそろ止めた方が……」
早苗「あと1回! あと1回殴らせなさい!」
美優「そ、それがトドメになっちゃいますから……」
瑞樹「むしろ今ここで断ち切りましょう。私達の手で、不純な意思を」
心「でも、弟ねぇ…。案外居たら楽しかったかもなぁ……」
P「なんて火力とパワーだよ! コイツはぁ!!」
早苗「ほら! トドメが遅れたから生き返った!」
留美「だんだん口悪くなるのがムカつくわね……」
P「お姉ちゃんになるって事は、自立心の向上も見込める筈だろう! 外面は子供でも、その心が大人びてくるのがいいんじゃないか!」
美優「だいたいは年齢的な成長と共に身に付ける物だと思いますけど……」
P「あああああああああ!! 止めろー! 聞きたくない! 聞きたくなあぁい! 聞きたくな あ あ あ ぁ ぁ ぁ い!!!」
瑞樹「もう、そんなにお姉ちゃんお姉ちゃんって……。例えば、千枝ちゃんとか?」
P「いや、千枝は桃華と並んで俺の母となってくれる子なんだ! 適材適所、そんな事もわからないのか! アンタはぁ!!」
早苗「千枝ちゃんがお母さん……? うわっ!」
留美「基準はなんなのよ」
P「そりゃあもちろん、姉になってもらいたいと思った時、俺は弟になる」
美優「……うん? え、あー……。……えっ!?」
心「あー、ダメなやつだ☆ これ☆」
巴「んー、はよぅな……」
P「あっ! 巴! やっと来た!! さ! ちょっと俺の話を聞いてくれよ!!」
巴「おはようございます」
留美「標準語への切り替えが早い……」
P「酷いよなあ! 俺はロリ組達の弟になりたいって! それを力説しただけなのにみんな俺を冷たい目で見るんだよぉ!」
巴「…………」
早苗「巴ちゃんがゴミを見る目に……」
P「今までは結婚結婚と言ってきたけど、ここは百歩譲って弟がいいって言ってるのに! だのになぜ! 俺はこうも責められなくちゃあならないんだ!!」
巴「…………」
P「なんとか言ってやってくれよぉ…! 巴ぇ……!」
巴「…………」
瑞樹(……巴ちゃん、もうこれ以上喋らないつもりね)
P「巴はいいと思うよなぁ! 弟っていいよな! な!?」
巴「…………」
P「だから俺は巴の弟になろうと思うんだけど、いいよな! なぁ!?」
巴「…………」
P「というわけで巴! 一緒にお風呂入ろう! 湯船の中で色々して遊ぼう! な!」
巴「…………」
P「沈黙はイエスと受け取った! さぁ! 巴姉ちゃん! 脱がして!」
巴「待たんかい」
美優「イエスと受け取れる神経がすごいですね……」
P「いーやーだーぁー! 巴姉ちゃんと一緒にお風呂はいるぅぅぅあ!!」
巴「抱きつくな、気色悪い」
P「巴姉ちゃんに髪洗ってもらうんだー! それを望んでるんだよ、俺はぁ!!」
巴「世の中っちゅうんはのう、自分の望みなんざほとんど通らんのじゃ。それをどう折り合いを付けて生きていくかを……」
P「すぅー……!! はあぁぁぁあ……!!! いい匂い! 巴姉ちゃんはいい匂いするー!」
巴「せめて最後まで聞いてくれぇや」
心「だいぶ慣れてんな」
P「うん! 聞く! 巴姉ちゃんの胸で深呼吸しながら!!」
巴「……もうこの際それでええわ」
早苗「いいんだ……」
巴「ともかく、お前がなして弟になるじゃなんじゃ喚きようるんかは知らんが流石に物事には限度があるじゃろう」
P「柔かぁい……。限度って?」
巴「ウチは13歳。お前は27歳」
巴「無理じゃろ、どう考えても」
P「無理……。無理だって!? そんな事はない! あるはずがない!!」
P「巴姉ちゃんはなんで最初から無理だって決めつけるんだよ! やってみなくちゃ……! ヤってみなくちゃ分からないこともあるだろう! 歳の差なんて関係ない!! 俺が望んで、巴姉ちゃんが受け入れる! それで……!」
P「それで十分じゃないかあ!!!」
瑞樹「凄い良い事言ってる風に聞こえるけどいい歳した大人が子供の胸に顔押し付けながら言ってる絵は最悪ね……」
心「絶対童貞☆」
早苗「絶対童貞」
P「受け入れてくれよぉ…! 巴姉ちゃんが俺は を……! 俺を受け止めてくれれば、それで……!」
美優「割と受け入れてるように見えますけど……」ヒソヒソ
留美「下手に喋るとどう暴発するかわからないから、ホールドアップされてるのよ」ヒソヒソ
巴「嫌じゃ。ようけぇ面倒見ようるのに、こがぁなもんの面倒までよう見きれん」
P「なんで……! なんでだよ! そんなぁ!!」
巴「ウチん方の若いのじゃって姐さん姐さん呼んでくるんじゃ! こんなきしょいのまで相手出来るかぁや!」
早苗「あ、いい事思いついた。P君P君」
P「ひぃっ!? 耳打ちできる距離まで近ずくんじゃあない!!」
早苗「よっしゃトドメ刺す」
巴「やっちゃれ」
P「き…、聞きます……。から、殴らないで……」
巴「もうちょい、あと2発で逝くじゃろ」
早苗「オッケー」
留美「ま、まあまあ…。刺す前に提案を教えてもらえるかしら……?」
早苗「あー…、えーと……」
早苗「よく考えたら、弟になれるじゃん。巴ちゃんの」
巴「は!?」
P「え!? そ、それって!!」
早苗「まあ、弟は弟でも……」
早苗「舎弟、だけど……、ね?」
巴「…………」
P「…………」
P「姐さん!!」
巴「いらん! いらん!! い ら ん!! いーらーんー!!!」
P「よし! 姐さん! さっそくオヤジの下へ行きやしょう!! 親子の盃を交わしに!!」
巴「お、降ろせ!! ならん! 親父はそがぁな事しやせん!! 無駄じゃあ!!」
P「やってみなくちゃわからないだろう! さあ! すぐオヤジに挨拶しに行くぞぉー!」
巴「ちょ、待て! はなせ…。ああぁーーーー……」
美優「また行っちゃった……」
留美「今回は流石に生きて帰ってこないでしょう……」
ーー 翌日 ーー
巴「…………」ムスッ
心「しゃーっす! アッス! お嬢☆」
巴「ただいま。まったく……」
早苗「……ちなみに、今回の処分方法は?」
巴「親父と一緒に釣りに行った」
瑞樹「あら、もしかして打ち解けた……?」
巴「『撒き餌』がのう…。細かく砕いた『撒き餌』によう食いつくけん、立派なのが釣れるんじゃ」
美優「あっ……」
留美「Pさん……」
心「無茶しやがって……」
デッデッデデデデン!デデデデン!
完ッ!!
実姉がいるけど姉萌えです。
しかしこのP気色悪いね。
おつきあいありがとうございました。
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