P「親愛度を越えた先」 (249)

雑な妄想SSです。よろしくお願いします。


()内の数字は親愛度です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443549631


P「今日から俺が君のプロデューサーになる!よろしくな!ええっと・・・」


伊織(0)「・・・伊織、水瀬伊織よ。あんたね~ 自分の担当アイドルの名前すら覚えてないって、一体何ができるのよ!」


P「ち、違うんだ!その・・なんて呼んだらいいのかー・・・なんて」


伊織(0)「伊織でいいわよ。(こんな奴で大丈夫かしら・・・)」

P「伊織!レッスン見させてもらったが中々動きにキレがあるじゃないか!」


伊織(0)「はぁ・・はぁ・・当然よ!やるからには全力を出すわ」


P「なら俺もお前の頑張りに答えなきゃな。ほれ。オレンジジュース」


伊織「っえ?」


P「好きなんだろ?プロフィールに書いてあったからな」


伊織「(ふーん・・ちゃんと私に興味はあるのね)・・・ありがと。でもひとついいかしら?」


P「お?なんだ?何でもいってみろ」


伊織「あんたねぇ!!レッスン終わった直後には流石に飲めないわよ!!水でしょこういうときは!!」


P「ええ!?す、好きだろうと思ったから買ってきたのに・・」


伊織「・・・まぁ、せっかく買ってきたんだしのども渇いたから今日はこれで・・ってちょっと!これ市販のしかも100円の奴じゃない!?」


P「おう!そうだ!俺の大好きな奴だ!」


伊織「庶民のあんたとは違って私は高級オレンジジュースしか舌に合わないのよ!!本当に使えないわね!!」


P「ご、ごめん・・」


伊織「ふん!着替えるからあっち行きなさい!」





伊織(3)「・・・意外と美味しくなくはないかも・・・」チュー


P「伊織!この前の写真、雑誌の表紙を飾ってるぞ!!!」


伊織(15)「ええ!?・・・ほ、本当だ!」


P「綺麗だな・・」ボロボロ


伊織「ちょ、ちょっとあんた!何泣いてんのよ!」


P「だって、伊織があんまりにも可愛いがらぁぁ」


伊織「気持ち悪いわねー・・・まぁその気持ちも解らなくは無いけど、ほらハンカチ、泣き止みなさい。」


P「グズ・・・・・・よし!次はドラマの主役でも狙ってみるか!」


伊織「ど、ドラマ!?しかも主役なんて・・本当口だけはいつも大きいんだから」


P「大丈夫だよ。伊織なら大丈夫さ!」


伊織「でた!そのいつもいう謎の根拠のない言葉!なんなのよそれ・・」


P「お前は俺のアイドルだからな!負けるはずはない!」


伊織(20)「・・・・誰と戦ってるのよ」


P「伊織!ドラマのロケお疲れ!すっごく良い演技だったぞ!」


伊織(44)「嘘、お世辞ばっかり。何テイク食らったと思ってるのよ・・」


P「26回だな!」


伊織「わざわざ数えていたのね・・・呆れた」


P「でも26回全部違ってた。どんどん上達していってて伊織は本当にすごい奴だよ」


伊織「・・・やめてよ。そんなんじゃない。私はあんたが期待してるほどすごくなんかない!今回だって脇役で」


P「伊織。役に脇役とか主役とか言って、まさかお前収録中もそんなことを気にしていたのか?」


伊織「な、なによ!悪かったと思ってるわよ!普段なら受けれない、ほぼ決定していた主役のオーディションせっかく受けさせてもらえたのに失敗して!」


P「でも監督は褒めていたぞ?それに失敗じゃなく経験が足りないといっていたんだ。だから今回もこうして役をくれたんじゃないか」


伊織「でも主役じゃないし・・・」


P「主役がなんだっていうんだ。一回一回の仕事をそんなことで無碍にするようならプロ失格だぞ?」


伊織「!!!だってあんたが・・・!もういいわよ!知らない!馬鹿!!」バタン


P「伊織!?何を怒ってるんだ!おい!戻って来い!!」






伊織(38)「あんたが『負けるはずない』って信じてくれたから、勝ちたかったのよ・・・馬鹿」


P「伊織!ドラマ最終回収録お疲れ!」


伊織(41)「・・・ありがと」


P「まだ機嫌悪いままか?いい加減機嫌直してくれよー」


伊織「機嫌悪くないわよ」


P「嘘だね。前より笑わなくなった」


伊織「・・・誰のせいだと思って・・」


P「ん?・・・まあいいか。そんなご機嫌斜めなお姫様に俺からの贈り物だ!お納めくださいな!」


伊織「何よ馬鹿みたいにかしこまって・・・ってこれ!あの高級ブランド店の出したオレンジジュースじゃない!」


P「頑張った伊織にご褒美だよ」


伊織「すごい・・・って、あんた、私を安く見ないで。物でつられるような子供じゃないわ」


P「ああ、それを別にお前の顔色を伺う道具にはしないさ!むしろ本命はこっちだ!」パサ


伊織「台本・・?ってこれ!!」


P「そうだ!伊織の演技があまりに良く、評判だったから監督が伊織の役を主役としたスピンオフドラマを作ってくれるらしくてな!」


伊織(46)「嘘・・・カ、カメラ!カメラ回ってるんでしょ!?私を騙そうと思ってもそ、そうはいかないのよ!」


P「悪質なバラエティー番組の見すぎだ。んなもんは無い!現実だ。ほれ」


伊織「んぐ!?・・・ゴクゴク・・・この酸味の利いた芳醇な味と強い柑橘系の香り・・まさしく名に恥じないオレンジジュース!!」


P「落ち着いた?」


伊織「うん・・・って!もう半分も飲んじゃったじゃない!あとでゆっくり味わおうと思ってたのに!!」


P「伊織はすごいな」


伊織「なにが!!」


P「だって、主役の役を勝ち取るんじゃなく、主役じゃない役を主役に変えてしまったんだから、これは誰にでもできることじゃないぞ」


伊織「・・・本当?私、すごい?」


P「ああ!!さすがは俺の自慢のアイドルだよ」


伊織「!!!!」



伊織(50)「と、当然よ!私にどーんとまかせればいいんだから!あんたはビシバシ仕事とってきなさいよね!!」

伊織(66)「おっはよー!ってあら?・・・小鳥だけ?」


小鳥「おはよう伊織ちゃん。Pさんなら今営業でいないわよ?もうすぐ帰ってくると思うけど」


伊織「ふーん。ま、どうでもいいけど」


P「ただいまー」


小鳥「あら!Pさんおかr「おかえりー!まったくもうどこ行ってたのよ!!」」


小鳥「」


P「伊織!CDの売り上げ順位がまた上がったぞ!!!」


伊織(75)「そんなの小鳥から聞いたわよ。はしゃぐことじゃないでしょ?まだ34位よ?」


P「でも嬉しくてなー。そうだ!今から伊織のCDを買いに・・・」


伊織「何枚目よ!あんたねぇ!いっておくけどそんな工作行為みたいなので順位が上がっても嬉しくもなんとも無いんだから!」


伊織「それにもっとお金は有意義に使いなさい!何枚も同じCDがあってもしかたないでしょ?」


P「でも俺趣味とかないしなー・・・」


伊織「にひひ!なら今日は仕事が終わったらあんたの奢りでデートよ!」


P「デート!?」


伊織「私をプロデュースしてるんだからエスコートもしっかりやんなさい!へんな所連れて行ったら承知しないんだから!」

真「へー!伊織ってばPとこんなところ行ってきたんだ!」


伊織(81)「ま!あいつにしては中々のセンスだったわ」


真「いいなー!いいなー!僕もPとデートしたいなー」


伊織「ちょっと真!?これはデートなんかじゃないわよ!ただの息抜きよ?勘違いしないで!」


真「伊織は仕事に大してストイックだなー。僕ならもっとみんなに自慢しちゃうけど!」


P「あはは、なら真も今度一緒にどこか行くか?」


真「え!?いいんですか!?やーりぃ!!」


伊織「本当、あんたって甘いわよね・・・」






伊織「誰にでも優しいんだから・・・」


伊織(99)「き、緊張するわ・・」


P「今日は伊織の記念すべき初アリーナ単独ライブだからな!・・・頑張れよ!」


伊織「もう、今更遠慮なんていらないわよ。これ以上何言われても緊張なんてしないわ」


P「・・・このライブが成功したら名実共にお前はトップアイドルの仲間入りだ」


P「伊織、俺は今日のライブ失敗なんて想像できない。信じてるぞ」


伊織「!!!!ッばか!!心臓が裂けるかと思ったわよ!」


P「ああ!すまない!!さらに緊張感を!!?」


伊織「悪いと思ってるなら今すぐ抱きしめなさいよ!重圧で押しつぶされそうだわ!」


P「ああ!わかった!こ、これでいいか!?」ギュー!!!


伊織「!!!!うん、すっごぉぉく、良い~」ニヘラ


P「お、もう時間だ。伊織、いけるか?」ッパ


伊織「あっ、・・・当然よ。でもいつものアレ、言ってよ」


P「ああ!」



P「いってこい!俺のアイドル!!」




伊織(100)「うん!」


P「伊織!先日のライブ、最高だったぞ!!そしてトップアイドルおめでとう!」


伊織(100)「・・・うん」


P「でもこれは始まりに過ぎない!これからは今までとは違うレベルの世界に足を踏み入れることになるんだ!これからも気をぬかz「ねぇ」」


P「・・・どうかしたのか?」


伊織「私、アイドル、や、やめる」


P「・・・・何言ってるんだ伊織、笑えない冗談だぞ?」


伊織「・・冗談じゃないわ。あ、あんたにはその・・感謝してるわ。今まで本当にありがとう」


P「まて伊織、まったく説明になっていないぞ。どういうことなんだ」


伊織「言えないの。ごめんなさい、こ!これからは他の事務所の子達のことも、もっと見てあげt「伊織!!」」


P「伊織、頼む、話してくれ・・」


伊織「・・・ご、ごめんなさい!!!!」ダッ!!


P「伊織・・・」




小鳥「伊織ちゃん!!?P、Pさん!?早く追わないと!!」


P「いえ、いいんです。今はそっとしておいてやりましょう」



P「伊織・・」





伊織父「まずは、トップアイドル・・・だったか?おめでとう。何時ぞやお前がアイドルになると言い出したときに言った、「成れる訳が無い。恥をかくだけだ」あの言葉は訂正しよう。すまなかった。


伊織「・・・いえ、あ、ありがとう。そんなのもう気にして無いわよ・・」


伊織父「水瀬の人間である以上、過ちは認め、反省せねばならんのだ。伊織、お前の成長は私の予想を超えたのだ。父親としてこうした形でも娘の成長を感じれて嬉しい限りだ。だが、もう十分だろう?」


伊織「・・十分って?」


伊織父「十分アイドルは楽しんだだろう?私は経営者でアイドル関係者ではないが、お前は目標であったトップアイドルになれたのだろう?」


伊織「・・ええ」


伊織父「厳しい言い方だが、ならばもうそこからは落ちぶれるしかない。お前には水瀬の人間としてのこれからがある。」


伊織「ま、待ってよ!まだ終わりじゃないの!これからなのよ!まだ私のことを知らない人たちに私のことを知ってもらって・・」


伊織父「ならば、それは別にアイドルでなくてもいいだろう?水瀬財閥の人間として知ってもらえばいいじゃないか。そうだろう?」


伊織「違うの!私にはまだやり残したことがあるの!」


伊織父「この話はもうお終いだ。アイドル活動ご苦労だったな伊織。部屋に戻りなさい」


伊織「違うの!!聞いてよ・・・!・・・聞いてください・・・」







伊織「・・・嫌よ・・プロデューサー・・・!」

『水瀬伊織 電撃引退か!?』




伊織「もうこんな記事も出始めてるのね・・・最後に事務所にいったのは・・・2週間前か・・」


伊織「あいつもあれっきり迎えにも来ないし・・当然よね、信頼、裏切ったんだもん」


伊織「なんだか、もう全部どうでもよくなっちゃった・・・・プロデューサー・・・」



「どちら様でしょうか?・・はあ。ご面会のお約束は?」


伊織「新堂・・?」


「--!!----。--!!」


新堂「--!--!」



伊織「良く聞こえないわね・・・」ガチャ


P「お願いです!!伊織に!伊織さんにあわせてください!」


新堂「ですから、伊織お嬢様は今誰とも面会は・・」


伊織「プロデューサー!!!」


P「伊織!」


新堂「伊織お嬢様!それに・・・プロデューサー?」


P「あ、も!申し遅れました!私、水瀬伊織のプロデューサーをしている者でして・・・」


伊織「呆れた・・・あんた名乗りもしないで私にあわせろって、それ気の狂ったファンだと思われても仕方ないわよ?」


P「あ、あははは・・・す、すまない。それでな!伊織!」


伊織「・・もう帰って」


P「え・・?」


伊織「もう帰って・・・言ったでしょ。アイドル、やめるって。あんたとはもう他人なのよ」


伊織父「娘の言う通りだ。お引取り願おう」


伊織「パパ!」


P「パパ!?」


伊織父「また君か、ここ数日本社に来たり電話で問い合わせたりと・・・用件は何かね」



P「娘さんを僕にプロデュースさせてください」


新堂「こちら、お茶になります」


P「あ、先ほどはすみません・・・お父さんも、わざわざ席を用意してくださって・・ありがとうございます」


伊織父「君にお父さんといわれる筋合いは無い!・・まぁ、一時とはいえ娘をプロデュースしてくださった方だ。無碍にはできませんよ。私も多忙のみでしてね。ご用件は?」


P「はい。娘さんをもう一度僕にプロデュースさせてください」


伊織父「断る。娘はトップアイドルになったのだろう?ならば今がピークではないのかね?人気が去っていくだけと知っていて続ける必要は無いだろう」


P「確かに今伊織は人気のピークにいます。そしてトップアイドルはアイドル達の目標で、おっしゃるとおり目的の一つです」


P「でも、だからこそ伊織と目指してみたいんです!輝きの向こう側を!」


伊織「輝きの、向こう側・・?」


伊織父「頂の先か、それで、そこには何があるというのかね」


P「わかりません」


伊織「ちょっとあんた!」


伊織父「話にならん」


P「わかりませんが、だからこそ!確かめたいんです!そこはきっとまだ誰も知りえない場所だから!」


伊織父「・・・そこに娘が立てる保障はどこにある。君は一人の人間の人生を握っているんだぞ」


P「保障はありません。今までも。でも確証ならあります!」


伊織父「ほう。それは何かね」


伊織「ま、まさか・・・」


P「はい!それは娘さんは俺の担当するアイドルだからです!!」






伊織「!!!!」


伊織父「君はよっぽど自分の手腕に覚えがあるとみえる、いや、実際君は娘をトップアイドルに導いてくれた。そう思うのも無理は無いが・・」


P「いえ、私は自分が優秀だと思ったことは一度たりともありませんよ」


伊織父「・・・君は何を言っているんだ」


P「私が絶対の信頼を置いているのは、あなたの娘さん。伊織です」


伊織「!!!ッ」


伊織父「伊織に?」


P「はい。私は・・自分で言うのもアレですが、かなり抜けているほうでして・・」


伊織「そうね」


伊織父「そうだろうな」


P「うわやっぱり親子だよこの二人・・・ッゴホン!ですが、娘さんといると、その、パワーというか、やる気に俺まで引っ張られて自分の限界を超えたパフォーマンスを発揮できてきたんです!」


伊織父「曖昧な話だ」


伊織「そうよ。曖昧なの。だから私もプロディーサーが欠けた途端、初めて自分の非力さ、能力の限界を知ったわ」


P織父「「伊織!」」


伊織「パパ、私もなの。私もプロデューサーがいてくれたからトップアイドルになれたの。一人じゃ、ううん。違う人でもきっと無理だった」


伊織「お願い!もう少しだけ!私が一人でも胸を張ってトップアイドルだと誇れる日が来たとき、そのときはこの家に戻ってくるわ」


伊織父「・・・P君だったかね」


P「はい」


伊織父「娘を信頼しているのは私も同じだ。娘はいつでも私の望んだ以上の結果を出してきた。だからこそ不安なのだ。年端も行かぬ娘を芸能界という良く知りえぬ場所に置いておくのは」


P「安心してください・・といっても信じてもえら得ないでしょう。今は。ですが俺の命に代えても伊織は守ります。」


伊織「!!!!!!!!!」


伊織父「人気が落ちたときは即引退だ。私も父親、いや、一ファンとして見張っているからな」ッス




P織「「あー!!!」」

小鳥「伊織ちゃんが帰ってきてくれてよかったわ!」


P「まさか、伊織のお父さんが伊織のファンクラブ会員1号だったとは・・・俺でさえその筋の知り合いに頼んで情報操作で2番にしてもらえたのに・・」


伊織「あんたそんなことしていたの・・?」ジトー


小鳥「そ、それでね、伊織ちゃん」


伊織「なによ?」


小鳥「い、いや。さっきからどうしてPさんのひざの上に乗ってるのかなーっと」


P「ああ、実は伊織を連れ戻しにいった日に最後こいつ大泣きして「わーーー!!!」」


伊織「余計なことは言わなくていいの!小鳥もよ!!私はトップアイドルなんだから普通じゃだめなのよ!椅子もね!」


P「人を椅子扱いするんじゃない!」デコピーン


伊織「なによぉ!!!いいじゃない!あんたの一生をささげてこの伊織ちゃんに尽くすってパパの前で誓ったじゃない!」


P「言って無いからな!?危険から命に変えても守るって言っただけだ!!」


小鳥「同じようなもんよ・・・」


伊織「ッキーーー!!!なによ!結婚しなさよ!!」


P「お前はアイドル!俺はプロデューサー。だからそんなのいけないことなんだぞ!プロなら当然だろ!今は」





小鳥「はぁ・・・もう・・早く誰か帰ってきてくれないかしら・・・」






というわけで「一部」完結です。

初めてのスレ立てで緊張してますがここまで読んでくれた方、ありがとうございました!


他のアイドルも期待してくださっているようなのでこの後の話をよんでいただいて尚読みたいと思ってくだされば
僭越ながら違う子もかかせてもらいます。


これからは完全欲望妄想しかないので、正常な方はここでさよなら准将です!重いのを書く予定です。



伊織(101)「遅いわよ!!!」


P「す、すまん!道が込んでてな・・」


伊織「ふーん・・・まあいいわ。それで、今日は最後までいてくれるんでしょうね?」


P「あー・・・いや、それが、途中から真とやよいの仕事が重なっていて、そっちのほうに回ろうかなと・・・」


伊織「・・・最近一緒にいる時間、少ない・・」


P「ごめんな・・・その代わり次のオフは俺も伊織も休みだから一日付き合うよ!」


伊織(110)「本当!?」


P「ああ!」


伊織「じゃあ約束、もし破ったらどうする?」


P「え?」


伊織「当然でしょ?あんたの1番のアイドルでありながらトップアイドルの伊織ちゃんとの約束よ?もし破ったら、何をしてくれるのかしら?」


P「え・・・っと、定番だが、どんなことでも言うことを聞くよ。な、なんなら契約書を」


伊織「お馬鹿!あんたのことは信頼してるわよ!も・し・もの話よ」


伊織「じゃあ真はともかくやよいのプロデュースはしっかりやるのよ!」


P「ああ!まぁしばらくは伊織の現場にいるから」


司会「いや~ 伊織ちゃんは今やトップアイドルな訳だし、ブルジョワな生活なんじゃないの?」


伊織「あら、私が「水瀬」の家だからとは言わないのね~」


司会「そんな意地の悪い!僕伊織ちゃんのファンクラブ会員10番台の古参ですよ!?」


司会「名前なんて借りず努力でトップアイドルになったってのは知ってますからね!」


伊織「ふふふ ごめんなさい。私が売れてないときもここの番組は私を呼んでくれてたこと忘れたことは無かったわ」


伊織「だから今こうしてトップアイドルとしてまたこの大好きな番組に出られて嬉しいの!」


司会「スタッフ一同歓喜の涙を流しております」



P(よしよし、伊織はいつも通りだな・・・っとこんな時間か。すまんな伊織)


伊織「にひひ!・・・っあ(プロデューサー、もういない・・)」


司会「ん?伊織ちゃんどうかした?」


伊織「い、いえ!何もないわよ!」







P「ただいまーっと」ガチャ


P「今日も疲れた・・・」


伊織「にひひ!お帰りなさい!プロデューサー!」


P「・・・ああ。ただいま伊織」



伊織のお父さんとの一件以来俺と伊織は同棲を始めた。これは伊織の強い希望でもあった。

事務所のほかの子達も仕事が入りだし、この家がいつしか伊織と俺のコミュニケーションの最終砦になっていた。



伊織(133)「それでね!346プロってところの神埼蘭子って子が・・・・ねえあんた聞いてるの?」


P「ん?ああ!聞いてるぞ!それで?」


伊織「もう!ちゃんと聞きなさいよね!あと頭撫でる手止まってる」


P「あ、すまない!ナデナデ」


伊織「~♪それでね!」






そして事件は起きる。

スタッフ「お疲れ様でしたー!」


伊織「お疲れ様でしたー!」


P「伊織、お疲れ!」


伊織「にひひ!完璧だったでしょ!」


P「ああ!他の事務所の新人アイドル達への気配りも言うことなしだったぞ!」


伊織「まあね!当然よ!」


P「明日は休みだし、どこか寄っていこうか」


伊織「本当!?じゃあ早く着替えてくるわね!」


P「ああ!」






伊織「やった!あいつとの久しぶりのデート!」ガチャ


伊織「お疲れ様でーす!」


新人アイドル「「「お疲れ様です!!」」」ガタ


伊織「あ、いいわよ!みんなメイク落としてるときに立ったりしたら床が汚れて迷惑よ?」


新人アイドル「今日は共演できて感激でした!!」


新人アイドル「わ、私、水瀬さんに憧れてアイドルになったんです!」


伊織「本当に!?嬉しいわ!いつかまた共演できたらいいわね!」


新人アイドル「水瀬さんって誰もが知ってるトップアイドルなのに、こんな無名の私たちにも優しいんですね・・・」


伊織「伊織でいいわよ。ま、あんた達も私から言わせればライバルだからね!軽視できないってだけよ。なーんてね!にひひ!」

新人アイドル「あの・・・みな・・伊織さんは、これからどこかいかれるんですか?」


伊織「え?どうして?」


新人アイドル「だって、メイクを落としたのに、またメイクをしてるので・・・」


伊織「・・・まぁそう思うわよね」


新人アイドル「え!?伊織さんもしかしてデートですか!?」


新人アイドル「ええ!?本当ですか!?誰となんですか!!?」


新人アイドル「もしかして、プロデューサーさんだったり?」


伊織「!!!そ!そんなわけないでしょ!!なんで私があいつとデートするのよ!!」


新人アイドル「ですよねー!伊織さんのプロデューサーさんって、なんだか想像していた感じと違いますもん!」


伊織「・・・・そ、そう?」


新人アイドル「アイドルマスターって称号のプロデューサーだから、もっとクールな感じを想像してました」


伊織「まあ・・・、クールとはいえないわね。でもね」





新人アイドル「あ!わかる!何度か現場で見かけますけど、なんかおっちょこちょいだしちょっと馬鹿っぽいですよね!」


伊織「」

新人アイドル「萩原さんと共演させてもらったことがあったんですけど、穴堀作業止めてたりでなんだか面白かったです!」


新人アイドル「でもあんな人でも伊織さんみたいなすごいアイドルを育てられるんですからすごいと「・・よ」・・え?」





キャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!




P「なんだ!?」


P「メイク室のほうからだ!・・伊織?!」


P「伊織どうかしたのか!!!?」ガチャ




そこからの光景は、思い出したくない。

涙でメイクがぐちゃぐちゃになった新人アイドルたちを伊織が見たことも無い鬼の形相で怒鳴り散らしていて、

今にも手がでそうな状況だった。




「あいつを馬鹿にしていいのは私だけだ!!!!!!!あいつのことを悪くいうなああああああ!!!!」


その場は幸いにも真っ先に駆けつけたのが俺と新人アイドルのプロデューサーだけで、

新人アイドル達の証言から伊織に対し失礼なことを言ってしまったのが原因だということがわかった。

むこうのプロデューサーも今回の件は彼女達の今後にあまりに大きく響くため、水に流してほしいとのことだったので

彼女達と伊織の共演のNG。このことはお互い他言無用ということでその場は収まった。






P「伊織」


伊織「・・・・」


P「どうしてあんなことをしたんだ」


伊織「だって・・・あいつらがあんたの悪口を・・」


P「そんなわけないだろ。どうして彼女達の口から俺の話題になる」


伊織「・・え?本当よ?嘘じゃないのよ?」


P「伊織・・・教えてくれ本当は何があった?何を言われたんだ」


伊織「だからあいつらがあんたの悪口を」


P「伊織!!・・・・もういい。今日はまっすぐ帰るぞ。反省会だ」


伊織「え・??で、デートは?」


P「それどころじゃないだろ。それから、明日俺は朝から今回の件で社長に呼ばれたから悪いが一緒の連休は無しだ」


伊織「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!!約束!!!約束が違うじゃない!!私信じてたのに!!」


P「俺だってお前のことは信じていた!・・いや、信じている。疲れが出たんだよ。一人でゆっくり休息をとって、また一緒に頑張ろう!な!」


伊織「     」

この選択は結果からして大失敗だった。

翌日社長との会議で伊織はしばらく活動休止になった。
表向きには長期休暇扱いだ。
だが実際はそうではなく、社長や音無さんの証言で伊織はどうやら俺に依存してしまっているのではないかという
疑問がでたため、明日から伊織とは別居することが決まった。
もちろん伊織とはアイドルとプロデューサー以上の関係になったことは今まで一度も無かった。

この休暇が明けるまでは。




P「やばい・・・もうすっかり夜だ・・・伊織にあのこと伝えなくっちゃな・・・」


P「ただいまー・・っ!!!!」ガチャ


伊織(---)「あ!おかえりなさい!」


P「い、伊織・・もう深夜だぞ・・それに電気もつけずに・・・その、ずっと玄関でまっていたのか・・?」


伊織「プロデューサーおかえり!ねえこれからデートしましょうよ!!」


P「何言ってんだ伊織!もう深夜・・ってこんなに体冷たくなって・・・これじゃあ休暇にならないだろ・・」


P「いいから中に・・・って・・なんだこれ」


伊織「?」


P「伊織、俺が留守の間、家に台風でもきたのか?」


伊織「はあー?あんた馬鹿じゃないの!そんな非現実的なことあるわけないじゃないの!」


P「・・・じゃあこの部屋はなんだ」


伊織「え・・・ってうわ!!なにこれ!ぐちゃぐちゃじゃない!」


P「・・・え?」


伊織「な、なんでこんなことに・・・あー!!!お気に入りのコップも割れてる・・!!」


P「お前じゃ・・・ないのか・・?」


伊織「そんなことあたしがするわけ無いでしょ!!!!」


P「一体なんなんだ・・・どうなってるんだ」

結果的に言うと伊織には俺が朝出て行ってから帰ってくる間までの記憶がなかった。

病院に連れて行っても原因はわからなかった。

その日から少し、俺は伊織が怖くなり、なるべく家に帰らないようプロデュースに専念した。

そして、伊織も少し落ち着きだした頃、本題を打ち明けることにした。




P「伊織、ちょっといいか?」


伊織「ん?いいわよ?」


P「じゃあ、膝から降りてくれない?」


伊織「降りなきゃだめ?」


P「・・・頼む」


伊織「うん」


P「いいか、伊織、俺達は明日から別々の場所で暮らすんだ」


伊織「・・・・そうよね」


P「・・え?」


伊織「わかってるわよ。私があんたに依存してるってことくらい」


伊織「たまに・・ね、あんたのこと強く考えたら時間が物凄くたってるときがあるの。おかしいなって」


伊織「これも私のため、なんでしょ?」


P「ああ、」


伊織「わかったわ。ありがとう」




その日から伊織と俺の別居生活がはじまった。

目が冷めると、見知らぬ天井が真っ先に目に入った。


物凄く嫌な予感と、体中に走る鳥肌を押さえ体を起こし部屋を見渡す・・」


P「・・・いた」


伊織「」


P「伊織、これはどういうことだ」

伊織「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・」


P「い、伊織?」


伊織「駄目なの・・・怖いの・・・あんたがいないって思ったら記憶が飛んでて、部屋がぐちゃぐちゃで・・・怖いの」


伊織「ねえ助けて!!!」



そのとき俺ははじめて気がついた。


伊織は  何か  に苦しめられているんだと。


今ならわかる。伊織が急に甘えだしたこと。俺にアイドルを辞めると伝え、もうくるなといったこと。


お前はずっとこいつと戦っていたんだな。



P「伊織いっただろ。お前が危険なときには命に代えても助けるってな」


伊織「プロデューサー!!」


P「ずっと気を張っていたんだろ?もういいぞ。」


伊織「でも、私、自分がどうなっちゃうのか分からなくて、それが怖いの・・・」


P「大丈夫だ。何があっても俺がお前を助けるから。もう大人ぶる必要はないんだ。正直になっていいんだよ」




伊織「じゃあ・・・手錠、してもいい?」


この謎の部屋は伊織の家の一室だったことがわかった。

そして俺はこの部屋で暮らすことになり、この部屋から事務所へ向かうことになった。

俺は伊織のわがままを聞き、伊織の中の不安を取り除ければ伊織の異常は消えると確信していた。


根拠はある。なぜならこいつは俺のアイドルだからだ。だから俺が助ける。




この部屋での決まりごとは3つ。



・部屋では手錠を付ける
・部屋を出るときは伊織と一緒
・そして伊織を拒絶しない


だ。伊織は数週間の検討の末、アイドル活動に復帰。だが楽屋は完全個別でまるで腫れ物を扱うかのような
繊細な難条件があったが、トップアイドルという称号はそれらを叶えるには十分すぎるものだった。



P「伊織、ついたぞ」


伊織「あ、まって!」


P「ん?」


伊織「よいしょっと、良いわよ。入って」


P「?・・・ただいま」


伊織「にひひ!おかえり!」


P「お前わざわざそれを言うために先に部屋にはいったのか」


伊織「い、いいでしょべつに!!」


P「さてと、じゃあまずはこの散らかった部屋の片づけからだな」


伊織「そうね。しっかりやりなさい!」


P「お前が言うのか・・・」


伊織「にひひ!全部私なんだから、全力で愛しなさいよね!」





おわれ

なんか書きたかったものとまったく異なるものが生まれてしまった・・・

が、一応まとめました。


響のリクエストいただいたのでかかせてもらいます。


かいてる最中他にもみたいアイドルがもしいたら教えてください。
かかせてもらいます。

P「今日から俺が君のプロデューサーになる!よろしくな!ええっと・・・」


響(5)「初めまして!自分、我那覇響っていいます!よろしく!プロデューサー!」


P「ああ!元気がいいな!・・・我那覇!」


響(5)「あ!自分のことは響って呼んでくれていいぞ!!そっちのほうが慣れてるんだ!」


P「わかった!よろしくな!響!」

流石に勢いでかきすぎたので少し寝て夜にでも続きかきます!

親愛度は600まで上がるからセーフ

P「へー 響は沖縄出身なんだなー」


響(18)「うん!沖縄はいとこさー!Pはいったことあるー?」


P「いや、、実はまだ一度も・・・」


響「そっかー・・まあ遠いし、仕方ないよね。Pにも自分の故郷を見えてあげたいなー!みんな良い人なんだよ!」


P「いや、それは行かなくても分かるよ」


響「え?どうして?」


P「だって響みたいな元気で良い子がいるんだ。周りの人も良い人なんだってことくらい伝わってくるよ」


響「!!!!あ、あ、あ、、当たり前さー!自分完璧だからなー!」


P「そうだな。響は完璧だ!」


響(27)「うがー!!!人に言われると照れるぞー!Pの馬鹿ー!」



響(31)「ねえP!Pにはその、こ、恋人とかっているのかー?」


P「急にどうしたんだ?」


響「いいから!そ、その、ちょっと気になって・・」


P「残念ながらいないよ・・ ま、今はお前のプロデュースで手いっぱいだからそんな余裕ないからな」


響「じゃ、じゃあもし自分が手がかからなくなったらPは恋人を作るのか?」


P「いや、そういうことではないんだが、・・・なるほど響、わかったぞ!」


響「!!!な、ななな何がだ!」


P「お前さては音無さんが買ってきてくれるケーキ、俺の分も食べたいから恋人をつくらせようとしているんだな?そうはいかないからな!」


P「モンブランは俺のものだ!譲らんぞ!!」


響(10)「レッスンいってきまーす」


音無「気をつけてねー」

P「なあ響ー なんで最近素っ気無いんだー?寂しいぞー」


響(22)「・・・(誰のせいだと思ってるんだ・・)」


P「これじゃあ仕事に支障が・・・ん?」


響「・・・・ってP?どうしたの・・・って、子犬?」


P「ああ、どうやら捨て犬らしい・・・ひどいことする奴もいたもんだな」


響「・・・」


P「響?」


響「ねえP この子自分が飼ってもいいか?」


P「えぇ!?何を言い出すんだ響!」


響「大丈夫!自分家にまだまだ他にたっくさん動物の家族がいるんだ!それに・・」


P「それに?」


響「困ってる動物を見てみぬフリなんてできない!!それだけはしちゃ駄目なことなんだ!」


P「響・・・でもお前、その、生活にそんな余裕無いだろ?」


響「う、だ、大丈夫!もっと節約とか上手くやればこの子くらいなら・・!」


P「・・・よし!わかった!」


響「本当か!?」


P「ああ この子は俺が飼う!!」


響「ええ!?Pが!? ど、どうしてだ!自分には任せられないのかー!?」


P「違うよ。俺もこの子を飼う事で響から色々アドバイスを受けたいし、そうしたら俺も少しはお前の役に立てるだろ?」


響「そ、そんな!悪いぞ!Pに迷惑が・・」


P「何言ってんだ!俺とお前はパートナーなんだから、遠慮なく頼ってくれていいんだぞ!」


響(46)「パートナー・・・!パートナー!!わかったぞ!自分とPはパートナーだ!へへへ!」


P「機嫌もよくなったみたいだな」


響「うん!よーし!これからお前の家族は自分達だぞ!よろしくな!P太郎!」


P「そ、それで名前決定なのか・・・」

P『プルルルルr・・・・ガチャ! ・・・・!あ!ひ、響か!!!』


響(40)「P・・・?どうしたの・??もう夜中だぞ・・?」


P『頼む!助けてくれ!P太郎が!!』


響「どうかしたのか!?」





P「すまないな・・知り合いの動物病院こんな時間から無理に空けてもらって」


響「そんなことより!P太郎の具合はどうなんだ!」


P「ああ 命に別状は無いらしい・・だが、ストレスみたいなものが関係してるらしい」


響「ストレス・・・」


P「ああ・・・響のところの家族はもうみんな長い付き合いだろ?でもこの子はまだ赤ん坊だ」


P「俺達みたいな不規則な生活の人間が飼うにはあまりにもP太郎は幼いんだ・・それでな、P太郎にはふさわしい新しい家族が・・」


響「自分嫌だぞ!P太郎がいなくなったら自分・・・自分!」


P「俺だって・・・寂しい・・」


響「P・・・そうだよね・・・P太郎のため・・・」


響「P太郎・・・幸せに・・なるんだぞ」

小鳥「Pの様子が変?」


響(48)「うん・・・なんだかどこか上の空というか・・・ボーっとしてることが増えたきがする・・」


小鳥「P太郎ちゃんのことが恋しいのかもね・・・」


響「自分だってまだ恋しいぞ・・うぅ・・どうするればいいんだ・・・」


小鳥「ふっふっふ・・響ちゃん それなら取っておきの方法があるピヨ」




響(50)それなら絶対Pも喜ぶぞ!!!!」

>>46に言おうと思ったこと先に言われてた…くっ


響は伊織ほどではないが束縛しそう(精神的に)
休みを毎回一緒にしてもらい、Pの家に一日中入り浸ったり
断ろうとすると泣きそうな仔犬のみたいな顔するから断れずにいるとか
よし響、俺を拘束してくれ(高翌陽)


やよいとか見てみたいな、やよいなら誰よりも良妻賢母になりそう

P「ええっと・・・それで、何だって?」


響(65)「だーかーらー!今日から自分がPのペットになるっていったんだ!」


P「な、なんでそうなるんだ!!」


響「だってP、P太郎のことが恋しいんだろ?」


P「そ、そりゃまぁな・・・」


響「だったら自分をP太郎と思って可愛がればいいよね!ほら!頭撫でてよー!」


P「あ、ああ」ナデナデ


響「えへへー!嬉しいぞー!」ギュー


P「うわ!あんまりくっつくなよ!」


響「ペットがご主人に甘えるのは当然さー!」





小鳥「目の保養だわ」

響(78)「お疲れ様でしたー!」


スタッフ「響ちゃん今日もよかったよー!最近生き生きしてるね!」


響「ありがとうございます!あ!自分もっとたくさん仕事したいから、またよろしくお願いします!」



P「響お疲れ!今回ダンスのキレがすごかったな。ダンスレッスンの先生も褒めていたぞ」


響「えへへ!でしょ!それでね・・・P、自分、頑張ったぞ!!」


P「ああ、良く頑張ったな」


響「・・・」


P「・・・はあ、わかったよ、車に入ったらたくさん撫でてやるから」


響「撫でるだけじゃなくてもいいんだよー?」


P「聞かれたらどうするんだ!ほらいくぞ」


響「うん!」







黒井「我那覇響か。中々の逸材だな」

お、これは黒ちゃんの事務所に移籍する(美希)パターンかな?

>>60
そうやな。黒井(85)とかになるかもしれないからなあ

>>62
黒井(100)になったらどうなるんですかね(震え声)

黒井(600)
高木(800)
赤羽根(450)

あまり時間がなくて申し訳ない
今週結構進めます。待っていてくれてる方がもしいたら
本当ありがとう

P「響 今日もお疲れ!最近本当調子いいな!」


響(78)「でしょー!これもPがたくさん褒めてくれるからだぞ!!」


P「(正直、響を甘やかすのはどうかと思っていたが、仕事の調子もいいし問題は無いな)」


P「ほら 今日はせっかく17時上がりなんだ。ばれない程度に変装でもして買い物にでもいってきたらどうだ?」


響「Pは?一緒に来てほしいな~」


P「お生憎様、俺はこれから違う現場で打ち合わせだよ・・・」


響「そっかー・・・まぁお仕事だもんね!頑張るんだぞー!!!」


P「おう!じゃあいってくる」


響「いってらっしゃーい!・・・よし!自分もせっかくだし買い物ににでも行こうかな!」



響「一人だとやっぱり寂しいぞ・・・」


?「そこのお嬢さん、すまないが道を尋ねたい」


響「え?自分?いいけどあんまりここらへんの地理には自信が無いぞ・・」


?「すまないな。ここへ行きたいのだが」


響「ここならわかるぞ!付いてきて!」


?「・・・・ああ」


-----------------------


響「ついたぞ!ここであってる?」


?「ああ。どうもありがとう。助かったよ。もし時間があればそこのカフェで是非お礼をさせてほしいのだが」


響「そんなの気にしなくていいぞ!」


?「私は人に助けてもらったままでは気がすまない性質でね。よかったら私を助けると思って付き合ってくれないか?」


響「んー・・まあお茶くらいなら構わないさー!じゃあご馳走になるぞ!」


響「ご馳走様!とってもおいしかったぞ!おじさんありがとう!」


?「おじさんとは侵害だな。挨拶が遅れたようだ。私はこういうものだ」ッス


響「名刺・・?961プロ・・・・961プロってもしかしてあのジュピターの!?それに社長って!?」


黒井「っくっくっく・・・オフだと随分陽気なんだな。我那覇響」


響「!!自分の名前・・・!」


黒井「アイドルプロデューサーとして、優秀な人材はチェックしているさ」


響「優秀・・・自分がか!?」


黒井「ああ」


響「ジュピターのプロデューサーに褒められると、なんだか自分鼻が高いぞ」


黒井「当然だろうな。お前はもっと誇るべきだ。そして気づくべきでもある。」


響「気づく?」


黒井「お前はもっと上を目指せるアイドルだ。今のままだと腐っていくだけだ」


響「そんなことないぞ!自分、最近めっちゃ調子いいって褒められてるんだ!」


黒井「以前に比べて、だろう?」


響「・・・・」


黒井「我那覇響、961プロへ来い。そうすればお前はトップアイドルになれる」


響「お断りします」


黒井「なぜだ」


響「自分には自分をプロデュースしてくれるプロデューサーがいるんだ。他の人なんて考えられないぞ」


黒井「ならば貴様ら二人仲良く腐るがいい。貴様のプロデューサー・・・Pだったか。」


黒井「あれもまあそこそこ使えるみたいだが、どの道落ちぶれるだろうさ」


響「・・・それ、どういうこと?」





黒井「・・・・」


P「おはようございます!」


小鳥「あ!Pさん!大変です!!響ちゃんが!」


P「響がどうかしたんですか??」


小鳥「実は・・・・・」

P「社長!!これはどういうことですか!!」


社長「うむ・・・きっと、黒井の仕業だろう」


P「!!俺、今すぐ961プロへ!」


社長「待ちたまえ!自分の担当アイドルが引き抜かれたんだ。気持ちは分かる」


社長「だが、私の目から見ても君と響君の間には確かな信頼関係があった。なのになぜ彼女は黒井の話を受け入れたのか」


P「そんなの!無理やりに決まってる!きっと、何か弱みを」


社長「私は、奴とは少なからず因縁がある。が、昔は仕事仲間であったのも確かだ。私にはあいつが考えもなしにこんなことをするとは思えない」


社長「きっと響君にも何か考えがあるのではないだろうか?そうでなければ信頼している君に何も告げず出て行ったりはしなはずだよ」


P「納得できません!!!俺はあいつのプロデューサーです!!」


社長「社長命令だ」


P「!!」


社長「すまない・・こんな卑怯なことで君を縛り付けたくは無いのだが。何も黙って引き渡すということでは無いんだ。様子を少し見たいだけさ」


P「わかりました・・・けど約束してください。響を必ず取り返すと」


社長「ああ。もちろんだ」




社長「彼はいったかね?」


小鳥「良いんですか?本当のことを言わなくて」


社長「音無君。聞いていたのかね」


小鳥「すみません・・・でも、響ちゃん挨拶に来てましたよね」


社長「・・・今は彼を混乱させるわけには行かない。うちいるアイドルは響君だけじゃないんだ」


社長「それに、響君を取り戻すのは本当のことだ」

P「お疲れ様です・・・・」


春香「プロデューサさん、最近元気ないね・・」


やよい「うぅ・・響さん、急病でお休みなんですよね?心配です・・・」


真美「元気の無い兄ちゃん、いじってもつまんないもんね・・」


亜美「お姫ちんも元気出してよ」


貴音「病はいずれ治るもの。今は響の身を案じて待つのみ、です」


雪歩「あーーーー!!!」


真「うわ!ど、どうしたの!?雪歩!大きな声出して」


雪歩「て、て、テレビ!響ちゃんが!!」

『特番!961プロからの大物新人の刺客!我那覇響!』



美希「これ美希しってるよ!すっごく歌やダンスが上手いアイドルしか出れない番組なの!」


P「あ、ああ・・・前に美希が2次選考まで残って惜しくも落ちた奴だよな・・」


千早「我那覇さん、急病のはずでは?」


あずさ「響ちゃん、歌もダンスもとっても上手ね」


P「・・・すまないみんな。俺はみんなにうそをついていたんだ」

千早「だいたいの事情はわかりました・・」


貴音「響・・・」


亜美「お、お姫ちん!元気出してy」


貴音「いいえ、亜美。私は悲しんでいるのではございません。むしろその逆、怒っているのです」


貴音「どんな事情があるとはいえ、私達を導いてくれているぷろでゅーさーを裏切り、のこのこと違う大手プロダクションに移るなど、それは私達の夢を冒涜されたも同然」


P「貴音、まってくれ!響にもきっと深い理由があるはずなんだ。今は社長とそれを探っている途中だったんだ。だから響のことを悪く言わないでやってくれ」


伊織「あんたは甘いのよ!そんなんだからあいつに見限られるのよ!!」


P「・・・・・そうかもしれない、けど俺は!」


伊織「私は絶対に許さないわ。私たちの夢を蔑ろにして出てった響を。あんたを裏切った響を、絶対に許さない・・」


P「い、伊織!落ち着け!顔がとんでもなく怖いぞ!」


やよい「でも、私もちょっぴり悲しいです・・・」


P「俺だって悲しい。でも響から事情を聞かないことには誰が悪いなんて分からないだろ?」


P「もう少し時間をくれ。必ず響を連れて帰ってくるから」

黒井「お前の事務所、 Pは何人のアイドル世話してる? 9人だ。一人のPにそんな人数を任せれば当然ムリが出る。恐らくPに休日なんて無いんじゃないか? サービス残業も多く労働基準法無視の事務所として業界じゃ有名だ」

黒井「ウチの事務所は一人のPが担当するのは最大3人と決まっている。さらにセルフプロデュースも経験させて独り立ちできるアイドルを育成する」

黒井「お前のPの為にも、お前の為にもあの事務所は出たほうが良い」


みたいな

P「とはいったものの、一体どうすれば響を連れ戻せるんだ・・」


P「それに、響の歌やダンス、うちにいたときとはまるで別物だった」


P「悔しいが、俺がプロデュースしたままだったらきっとあんな姿の響を見せれていなかったかもしれない・・」


P「いやいや!何を弱気になっているんだ!俺は!とにかく一度響と話さなくては!」

黒井「まさか弱小765プロがこの私のプロダクションと同じ番組に出演できるとはな!世の中おかしなこともあるものだ!」


P「俺達を甘く見ないでください。今日の出演が終わったら一つお願いがあります」


黒井「我那覇響のことだろう?わかっている。好きなだけ話すが良い」


P「・・・ひとつ、きいてもいいですか?」


黒井「なんだ」


P「どうして響を引き抜いたんですか。こんな真似しなくても、961プロは十分」


黒井「私の目から見ても彼女の才能と事務所があまりに不釣合いで同情したのだよ。それに勘違いされては困る。これは我那覇響の意思でもあるんだ」


P「嘘だ・・」


黒井「ならば本人から聞けばいいさ。それでは、また番組の後でな」バタン


P「っく・・・すまないな。お前達にも響と共演できるよう、ハードレッスンで苦労をかけたな」


美希「平気だよ。まだまだ全然平気なの」


伊織「そんなことより、ここまできて動揺で采配ミスとかするんじゃないわよ?」


貴音「あなた様。すべては仕事をやり終えてからです」


P「ああ。いくぞ」

P「お前達!!よくやったな!!今まで出最高のパフォーマンスだったぞ!」


美希「はぁ・・はぁ・・・もう、足動かないの・・・」


伊織「そんなことより、はぁ・・・響のところへ行きなさいよ」


貴音「私達は大丈夫です。すべてはこのときのためだったのでしょう?」


P「・・・すまない」


黒井「来たか」


P「響に会わせてもらえますか」


黒井「約束だからな。・・・・そうだな」


P「何か・・?」


黒井「いや、765プロもまだまだ私の足元にも及ばんが、粒はそろっているのだなと思ってな」


P「当然です。俺達は自分達のやりかた、スピードでトップへ駆け上ります」


黒井「最後に聞こう。お前が言うそのトップとはなんだ」


P「それは・・・・誰もが知っているような、忘れられないアイドルです」


黒井「えらく抽象的だな。それにお前は出会ったことはあるのか?」


P「・・・・ええ、出会いました。だからこそ、また一緒に進みたいんです」


黒井「・・・ふん、早く行け」


P「響!!」







黒井「本当に、反吐が出るほど甘い奴らだ」

P「響・・・」


響(---)「P・・久しぶりだな」


P「響、どうして何も言わずに事務所を出たんだ」


響「待って、そこにいて、顔を会わせたら、駄目になっちゃう」


P「響・・・・お、俺はまたお前と」


響「今日は!!社長がどうしてもPに会わなくちゃいけないって言うからあったんだ!顔も見たし、もう十分だよね!」


P「響!!待ってくれ!!!話があるんだ!!」


響「自分はないぞ!!わ、悪いけど、も、もう自分と、Pは敵同士なんだ!」


P「敵って・・俺達、仲良くやってきてたはずだろ?俺が何かしたのなら誤るし治す!もっとお前を可愛がるし」


響「嫌いなんだ!!・・・嫌いになったんだ!」


P「」


響「じ、自分はトップアイドルになる、でも、もしPが自分のことを大事に思ってるなら、忘れないんだったら、自分のことをずっとみててよね」


響「じゃあ」


P「」



響「・・・・ッ!」


響「あ、社長」


黒井「なんだその負け面は」


響「じ、自分、Pとさよならしてきたんだ!これでもう心置きなくアイドル活動に専念できるぞ!」


黒井「一方的に吐き散らして切り捨てるのはさよならとはいわん。それは逃げたというのだ」


響「逃げた・・・そうかもしれない。それに、自分、Pにひどいこと・・・嘘いっぱい言って・・」


響「こんなこと、言いたかったんじゃなかったのに」ボロボロ


黒井「・・・今日の仕事はこれで最後だ。早く帰ってそのひどい顔をどうにかするんだな」


響「・・・はい。ありがとうございました」グズ


黒井「そんな顔を誰かに見られたら私の事務所に傷がつく。今日はタクシーを使え。経費で落とす」


響「・・・ありがとう」

小鳥「最近プロデューサーさん、ますます元気が無いわね・・」


やよい「心配です・・」


P「営業にいっていきます・・・」


『ぴりりりりりりりr♪』


小鳥「あら電話だわ。はい、こちら765プロです。・・・・っええぇ!?は、はいぃぃぃ!」


やよい「?」


小鳥「た、たた、大変だわ!!早くプロデューサーさんに!!」

P「ふう、今日の営業先はあまり良い感触じゃなかったな・・先に売りだした美希たちのユニット以外はあまり食いついてくれない・・」


P「っと、雨か。やれやれ、ついていないな・・・今何時くらいだ・・って!音無さんからこんなに着信!?」


P「でももう流石に帰ってるだろうし・・・でも急用かなにかかな・・・一応メールはしておくか」


P「って、ここ・・・はは、懐かしいな。P太郎を見つけた通りか・・・あの頃は響と仲良かったもんな・・・って、ん?」


P「あそこの電柱に何か・・・いや!!!!あれは物じゃない!人だ!」


P「あの!どうしたんですか!?こんな雨の中!!これ!傘良かったら使ってください!」


?「!!    ・・・・」


P「あ、あの・・・って、ひ、ひびき・・・?」


?「ッ!」ダッ!!!


P「あ!!ちょ!!待って!!!」


?「!!」ダッ!!!


P「くっ!この足の速さ!!間違いない響だ!!!だが俺だって伊達に毎日走り回って無いぞ!!」


P「」ガシ!!


P「捕まえたぞ」


響「・・・」


響(0)「急に近寄ってきて、いきなり追いかけてきて、人違いだったら変質者で捕まってるよ?」


P「お前だって確信していたからな」


響「・・・そう、悪いけど、今はほっといてよ・・ってうわ!?」


P「よいしょっと」


響「な!なにするんだ!!離せ!!誘拐!!誘拐だー!!」


P「お姫様抱っこで誘拐する誘拐犯なぞ聞いたことは無い!よって俺は誘拐者じゃない!」


P「まずは、いきなり家に連れ込んですまなかったな。ああでもしないとお前風邪ひくと思ってな」


響「最低・・・」


P「あ、ははははは・・・」


P「だが、響、強引でも俺はお前とこうして話がしたかったんだ」


響「・・・いいよ、何でも話してあげる」


P「やけに今回は素直だな・・・っと、先にこのことを音無さんたちに報告、って、音無さんから返信がきてる」


響「・・・」


P「ええっと・・・って、なんだこれ!!!!」


P「響・・・・お前・・・」


響「・・・・」






P「961プロをクビになったって本当か?」




響「・・・・・・・」

P「響!!」


響「本当、だぞ」


P「な、なんで・・・」


響「自分、あれからどんな仕事しても失敗だらけで、やる気がないのかって聞かれたから、無いって答えたんだ」


P「だからあんなところに・・・!!お前!家族達はどうしてるんだ!」


響「実家に預けた。P太郎のこと、今やっと理解できる。こんな奴が飼い主だったらいぬ美だって不安だよね・・」


P「だからって住んでるところにどうして帰らなかったんだ・・」


響「黒井社長から退職金っていうの?お金たくさん貰ったんだ。でもなんだか自分のために使う気になれなくて」


P「お前、じゃあこれからどうするんだ」


響「・・・考えてなかった」


P「・・・・よし!決めた!」

P「響!今日からここに住め」


響「え?」


P「それでもう一度俺と765プロでやり直そう!」


響「・・・・社長の言うとおりだったぞ」


P「え?」


響「プロデューサーは甘いぞ!!!この世界のことを何にも分かって無いんだ!!!だからそんなこと軽がるといえるんだ!!!」


P「響・・」


響「黒井社長に言われたんだ、Pはこの世界のことを知らなさ過ぎるって、トップアイドルっていうのが何かわかっていないんだって」


響「それだといつまでたっても上にはいけないって、上に上がれるのは『本物』を知ってる奴だけだって!」


響「だから、自分がトップアイドルになってPに教えたかったんだ!!自分なら本物になれるって言ってくれたんだ!」


響「でも駄目だった、あの日から何も信じれなくなったんだ、自分のことすら」


響「もうアイドルなんて無理だよ・・・それにあんなこといったんだ、Pにも、事務所のみんなにも、会えない」


P「俺のため、だったんだな。俺がふがいないばかりに・・・」


響「違うぞ!!!自分が、信じ切れなかったんだ、Pのこと、裏切っちゃったんだ・・・」


P「でも、それでも俺はお前にいてほしいんだ!響。嫌いでも、信じられなくても!!」


響「・・・・もう、前みたいにはなれないよ」


P「時間はかかるだろう。でも待つさ。いつまでも。それで、響が全部を許せて、信じれる日がきたらまたプロデュースさせてくれ」


響「・・・・・嫌いだ。嫌いだぞ、大嫌いだ」ボロボロ

P「誰だ今の」

P「響ー帰ったぞー!」


響(5)「・・・・おかえり」



P「響ーうまいかー?」


響(8)「あんまりこっちみないでよ」




P「響ー」


響(13)「・・・何?」


P「呼んでみただけだ!」


響(15)「・・・・」






響(17)「ねぇ・・・お願いがあるんだけど」


P「お!どうした!響!」


響「アルバイト、やらせてほしんだ」


P「・・・そうだなー・・響は961時代に顔も名前も有名になりすぎたからなー・・・」


響「このままお世話になりっぱなしは嫌なんだ・・・」


P「そうだなー・・・アイドルとして働く気には、」


響「・・・・」


P「そうか、うーん、じゃあ俺の仕事を手伝ってくれないか?」


響「え?」


P「家出できる書類系の事務作業だ。もちろん俺が1から教える。そこからお小遣いみたいだが、お金は出すよ」


響「わかったぞ・・・」

------------


P「そ、それでこの資料のデータをパソコンのここに移してくれれば良い」


響「う、うん・・・こう?」


P「そうそう!解らないところがあれば何でも聞いてくれ」


響「・・・・これいつもいつも一人でやってたの?」


P「いやいや、律子や音無さんにも手伝ってもらってるよ」


響「ふーん・・・ってこれ、春香や貴音達の?」


P「ああ、みんなのスケジュールだな。どうだ?みんな頑張ってるだろ」


響「・・・うん」


P「真なんか張り切っちゃってな!最近はダンスのキレがすごいんだ!」


響「・・・へー」


P「お!なかなか覚えが早いじゃないか!」


響(20)「・・・・そんなことないよ。・・・ちゃんと教えてくれるから」


P「完璧って言わないのか?」


響「完璧なわけないじゃん・・・」


P「しょぼくれてる響も可愛いぞー!」ナデナデ


響「触んないでよ」


P「あ、あははは・・・まだお触りは禁止か・・・あはは」


P「zzzzz」


響「・・・」ゴソゴソ


P「zzzzz」ガシ


響(Pの手あったかい)


P「zzzz」ナデナデ


響(100)「えへへ・・・」


P「え?お願い?」


響(---)「うん・・・その、ダンス教室、通いたいんだ」


P「おお!!なら、いつものレッスン場に」


響「いや、普通のところでいいんだ。もう見つけてきてるし、駄目かな?」


P「・・・ま、運動しないのも不健康だもんな。ただし、もうどこかへ居なくなるときは一言くれよな」


響「うん、それは約束する」


P「わかった。リハビリがてら頑張れ!」


響「ありがとう!」

P「最近なんだか生き生きしてるな」


響(30)「そ、そうか?」


P「ああ、なんだか安心したよ」


響「今日はあんまり触らないんだな」


P「響の嫌がることはしないさ」


響「ふーん・・・ねえ、そろそろ時間なんじゃない?」


P「あっ!いけない!サンキューな響」


響「・・・」


P「・・・・事務所に入らなくてもいいから一緒に来るか?」


響「・・・・」

響「事務所変わらないな・・」


P「じゃあ車たるき亭の前で止めとくからな。はいってきたくなったらいつでも入ってこいよ」


響「・・・いいから、仕事遅れるよ?」


P「・・・いってきます」


響「本当心配性だな・・・」




P「-----,!----」


響「・・・あはは!Pの奴転んで小銭ちらかしてる!しょうがないなー!・・・って、」


雪歩「-----」


P「------」


響「雪歩だ、少し髪のびたのかな?大人っぽく見えるぞ」




P「すまんな、雪歩」


雪歩「いいえ~!気にしないでください!じゃあいきましょう!」ギュ


P「あ!っわ!ゆ、雪歩!今はその!」


雪歩「っえ・・・わ、私と手つなぐの、い、嫌ななんですか・・?」グズ


P「あ!、いや、その今はなんというか、と、とにかく!事務所に急ごう!」






響「・・・・・」



P「っはー、今日も疲れた・・・」


P「響ー ごめんな。遅くなっちまった、お腹すいただろ?」


響(60)「・・・ねえ、Pって自分のこと、好き?」


P「なんだよいきなり、嫌いだったら呼び止めたりしないよ」


響「・・・・その、事務所で、1番?」


P「・・・ああ。1番だ。俺の最初のアイドルだからな」


響「・・・信じていいのか?もう、怖いんだ。裏切られるのが、急に捨てられるのが。」


P「・・・961プロか、」


響「社長、本当によくしてくれたんだ。そりゃ、いっぱい怒られたし、厳しかったけど、、」


P「そんなわけあるか!響も知ってるだろ!あいつはお前がちょっとでもやる気をなくしたら切り捨てる奴なんだぞ?」


響「うん・・でも、最後に、クビだって言った社長の顔、なんだか悲しそうだったんだ」


響「なんであんな顔するんだ?もっといつもみたいに冷たくすればいいのに、わかんないぞ!みんななんなんだ!!」


P「・・・黒井社長の考えはわからない。でも俺はお前が好きだ。信じてる。だからお前にも俺を信じてほしい」


響「・・いいの?信じて」


P「ああ」


響「我がまま、言うかもよ」


P「どんとこい!」


響「・・・なんかわかんないけど、止められないかもよ」


P「全部受け止めてやる」


響「うん、うん!わかった。信じる。全部、信じるぞ!!!」


P「単純なんだか素直なんだかわかんないやつだな」


響「これでもすっごく怖かったんだ!自分のこと信じて、受け止めて、甘やかしてね!じゃないと!」


P「じゃないとなんだ?拗ねちゃうのか?」


響(101)「きっと、死んじゃうぞ」

その日から響は俺に遠慮なく接してくれるようになった。
同居生活も楽しくやっている。

ただいくつかかわったことがあるとすれば、響がアイドルになったことと、俺に対する高感度だろうか。


P「ただいまー」


響「おかえり・・・って、ちょっと待って」


P「ん?」


響「えい!」ボフ


P「な、なんだよ!響 急に抱きついてきたりして」


響「匂うぞ」


P「え?」


響「匂う、右腕からは真、お腹の辺りにはやよい、伊織、首周りには亜美、・・・いや、真美・・」


響「過剰なスキンシップ、駄目だって言ったよね?嘘、ついたの?」ハイライトオフ


P「違うぞ!響!!これでも必要最低限のスキンシップを」


響「問答無用さー!!!マーキングは恋人の特権なんだー!!」



響「ねえ、やっぱり自分もアイドル、あきらめたくないな」


P「おお!!本当か!!この日を待っていたぞ!響!じゃあ今すぐ社長と音無さんに!」


響「まって!違うんだ!実はね・・・」








P「えぇ!?い、いや待て!それはいくらなんでも・・」


響「我がまま、言うこと、全部聞いてくれるんだよね?」


P「っぐ、雪歩にも劣らない切ない目線・・・・はぁ・・どうなってもしらんからな」


響「えへへ!!やったぞ!じゃあ『社長』のところにいこ!!」


高木「はぁ、まったく、お前ときたら、やってくれたな」


黒井「なに、昔の顔見知りがたまたま良い原石を持て余していたので、親切に鑑定してやっただけだ。礼はいらんよ」


高木「結果的に彼女が選んだのなら、私は何も言わんよ」


黒井「・・・貴様わかっているのか。お前のそういう甘さが・・・いや、これは私が言えたことでは無いな」


高木「まったくだ。娘の結婚を見ているような気持ちだよ」


黒井「まったく馬鹿らしい」


P「社長。そろそろ時間ですよ」


黒井「今行く。高木、またな」



響「んもー!社長遅すぎるぞ!」


黒井「っふん。わざわざ追い出したお前をまたおまけと一緒に拾ってやったのだ。文句を言われる筋合いは無いな」


黒井「それより貴様、本当に良かったのか?高木のところの仲間とはもう敵なんだぞ」


響「敵じゃないさー。ライバル、好敵手だよ!」


黒井「物はいいようだな。」


響「社長も、でしょ?」


黒井「やかましい!言っておくが次は無いからな!今度私の前でやる気がないなどと言ってみろ。すぐクビだ」


響「望むところさー!いくよ!P!」


P「ああ」


黒井「貴様も良かったのか。貴様の行動はプロデューサーとしては褒められたことでは無いぞ?」


P「ええ、そうでしょう。でも後悔はしてません。あなたが見せてくれたトップアイドルをこいつと一緒に超えていきます」


黒井「私とあいつか、貴様とあいつか。勝負というわけか。おもしろい。ま、まだまだ勝負にすらならないがな」


響「二人とも!!遅いよ!」


P「ああ、すまない!」


黒井「やかましいアイドルだ。961プロの品格を落とすような真似もごめんだからな」


響「自分完璧だからな!切り替えはしっかりやるさー!それより」


黒井「なんだ」


響「二人とも、自分を差し置いて自分より仲良くなったら、許さないからね?」


黒井P「....」




おわれ

響 書かせて貰いました。楽しかったです!!リクエストしてくださった方の満足の行くものになったかは
不安ですが楽しませてもらいました!ありがとうございました!
こんな文、内容ですが他にあれば書かせてもらいます。
無いようでしたらおしまいということで!ここまで読んでくださった方もありがとうございます!

ナイズガイになるしかないな

リクエストありがとうございます!
でも先に思いついていたのが雪歩だったので雪歩から!
相変わらずローペース、思いつきですがよろしくお願いします。

リクエスト頂いた子は時間かかってもかかせてもらいます!!ありがとう!
おおまかな内容も実はみんなの参考にさせてもらってたり・・・

小鳥「しゃ、社長!いくらなんでも今回の采配は無茶苦茶すぎます!」


社長「うむ・・・私も悩んだのだが、結局1年たっても彼には心を開いてはくれなかった」


小鳥「で、ですが・・・今度のプロデューサーさんは・・」


社長「ああ、彼も彼で、問題があるのはわかっている、がこれはお互いに良い機会だと思ってね。変わるための」


小鳥「それでも、よりによって雪歩ちゃんだなんて・・・きっと、やめちゃいますよ・・」


社長「・・・実際問題うちにも余裕は無いんだ。ここは彼に賭けてみようじゃないか」





雪歩(0)「あ、あのぉ・・し、失礼しますぅ」





P「おう、今日から俺がお前のプロデューサーだ。ま、座れや」





雪歩(-100)「」

P「えっと・・萩原、雪歩だな」


雪歩「」


P「とりあえず今日はお前との顔合わせだけだからそう気を張らず・・・っておい・・きいてんのか?」


雪歩「(顔怖い、大きい、髪の毛ボサボサ、目つき悪い、怖い怖い怖い怖い)」


P「あー・・・おーい、もしもーし?」


雪歩「っは!はい!ごご、ごめんなさい!!」


P「いや・・・怒ってねーけど・・・」

P「さて、今日は挨拶周りなわけだが」


雪歩(-100)「」


P「なるほど・・・こりゃ高木のおっさんもさじ投げて俺によこすわけだ・・・おい萩原!」


雪歩「は、はぃ・・・」


P「この際だから言っておくが、お前は所謂、見放されたって奴だ。前のPじゃ手に負えないから俺のとこによこしたんだ」


雪歩「・・・」


P「んでまあ、残念なことに俺もそれだ。まぁ見てわかるとは思うがな。お綺麗なプロデューサーさんじゃねえ」


P「でもな、俺は今珍しくやる気だ。お前をあいつらが見返すくらい立派なアイドルにしてやりたいって思ってる」


P「だからお前ももう少しやる気を出して・・・っておい!帰ろうとするな!」


雪歩「絶対嘘ですぅ!私なんかプロデュースしたいわけないじゃないですかぁ!!私を売り飛ばす気なんですぅ!」


P「えぇ・・・っておい!萩原!!前!!」


雪歩「え?」


プップー!!


P「あぶねぇ!!!」ガバ




アブネーダロ ドコミテンダ!!


雪歩「」ドキ・・ドキ・・


P「っててて・・」


雪歩「!!あ、あの!だ、大丈夫で「馬鹿やろう!!!!」」


雪歩「!!ひぐぅ・・」グズ


P「轢かれでもしたらどうすんだ!!怪我ですまなかったかも知れねぇんだぞ!?」


雪歩「ご、ごめん、なさい・・」グズ


P「・・・そんな顔じゃ挨拶は無理だな」


雪歩「え?」


P「今日は帰れ、気をつけてだぞ?高木のおっさん・・・社長には俺から言っとくから」


雪歩「・・・はい」


P「そ、それからな・・・その、俺がPで不満なら、電話で社長に言いな」


雪歩「!!」


P「じゃあな。一応病院行っとけよ」


雪歩(-70)「・・・」


P「おはようございますー」


社長「ああ、君か!!実は今朝、萩原君から電話があってね」


P「(・・まぁそうだろうな・・・)はい」


社長「昨日の件、君をあまり叱らないようにしてくれだとさ!まったく!こんなこと初めてだよ!」


P「へ?」


雪歩「お、おはようございますぅ・・・」


P「萩原!!俺をかばってくれたのか!?なんだよ!優しいところあるじゃねえか!!」ガシ


社長「あ」


雪歩「!!!お、男の人ぉぉぉぉお!!!!」スコップ チョップ


P「ぐっは!!」


小鳥「大の大人があんな小さな子にやられるなんて・・・」


社長「・・・・私の目に狂いは無かったようだな」


雪歩「あわわ!ご、ごめんなさい!!」


P「あ、ああ・・平気だ、急に触っちまって悪かったな」


雪歩(-50)「え、あ、あのぉ、はい。平気じゃないんですけど・・平気です」

P「よろしくお願います!!」


雪歩「よ、よろしくお願いし、します!」


「はい、よろしくね」


P「よし、一通り挨拶は回れたかな。萩原、大丈夫か?」


雪歩「・・・は、はい」


P「(やっぱ目はあわせてくれないのね)」


真「あ!雪歩じゃないか!!こんなところで会うってことは雪歩も仕事?」


雪歩「真ちゃん!!!うん!そうなの!真ちゃんも!?」


真「うん!あ!もしかして雪歩のプロデューサー?」


雪歩「えっと・・その、う、うん。一応」


P「(一応か)」


真「なら、雪歩のこと頼みますね!すっごく可愛い子なんですから!」


雪歩「ま!真ちゃん!」


真「へへっ!じゃあ僕もう行くね!」


雪歩「っあ・・・」


P「お前もあんま風に可愛い女の子として笑えるんだな」


雪歩「あ、の。その・・・」


P「なんつーか安心したわ。これなら大丈夫そうだな。絶対人気アイドルにしてやるからな・・っておい!またお前は!」



雪歩「・・・・・/////」テクテク


小鳥「最近雪歩ちゃんとはどうですか?」


P「どうもこうもまだ全然仕事も上手くいかないですし、嫌われてますし、散々ですよ」


雪歩「お、おはようございますぅ・・」


小鳥「じゃあなんでプロデュース続けてるんですか?・・・前みたいに投げ出すものかと」


雪歩「(お話中かな・・?うぅ・・挨拶したほうがいいのかな・・?)」


P「んー・・いやね、そりゃ菊地さんや我那覇さんみたいにスカッ!とする奴のほうが早く芽はでるんでしょうね。あいつ、口下手だし臆病だし」


雪歩「(そ、そんなぁ・・・陰口・・うぅ・・・)」


P「でも、今まで見てきたアイドルの中で1番好きなんすよ。顔とかじゃなく、自信無くもがんばってるところが。応援したくなるし、自分の魅力に気づかせてやりたいって思うんですよ」


小鳥「・・・Pさん、ヤクザみたいな顔して、本当に格好いいこと言うんですね」


P「顔のことは言うな!それで萩原の奴にも距離置かれてるんすよ・・・俺」


雪歩「・・・」


小鳥「あ、雪歩ちゃん!来てたのね!」


P「・・・・・・」


雪歩「・・・」


雪歩「やっぱり怖いですぅぅぅ!!!」





P「・・・」


小鳥「げ、元気出してください・・・」


P「あー疲れた!!やっぱ俺は事務より営業向きなんだよなー」


P「とはいえ、仕事がこなくちゃ話にならないよな・・・」


バタン


雪歩(-30)「うっ・・・うぅ・・」グズ


P「萩原!?どうしたんだ!?レッスンにいってたはずだろ?」


雪歩「な、なんでも、ないです・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」


P「そんなわけないだろ・・まだ始まる少し前・・・送っていこうか?」


雪歩「もう、アイドル辞めますぅ・・!!」


P「何回目だそれ。毎回言うが、やめるのはいいが、理由はしっかり聞かせてもらうぞ」


雪歩「・・・が」


P「?」


雪歩「犬がいたんですぅぅ!!事務所から出れないんです!」


P「お、お前・・・高校生にもなって犬が怖いって・・・」


P「しゃーない。追っ払ってやるから一緒に」ガタ


雪歩「うっ・・・」ビク


P「四面楚歌だなお前」

P「そろそろお前とコンビを組んで2ヵ月がたつ。だが未だお前は俺が話しかけないと話すらしてくれない」


P「そこで俺は考えた。お前に好かれる方法を!そう仲のいい菊地さんを参考にすればいいのだと!」


雪歩「・・・」


P「ちょっと待ってろ・・!中々履きづらいな・・・よしと!萩原!!行くぞ!」


ジャ!!!(カーテンが開く音)


P「きゃっぴぴp」ジャ(雪歩がカーテンを閉める音)


雪歩「私、帰ります」


P「今日も失敗か・・・」






真「雪歩まだプロデューサーと仲良くないの?」


雪歩「う、うん・・怖くて」


春香「頑張り屋さんだと思うよ?」


やよい「確かに大きな人ですけど、この前買い物の荷物もってくれましたよ?」


雪歩「でも・・・」


伊織「あいつのこと嫌いなの?」


雪歩「き、嫌い・・・なのかな?わかんないよ・・・でも怖いの」


雪歩「でも、毎日、こんな私に話しかけてくれるし、心配してくれるし、なんとかしたいんだけど・・」


亜美「あー!それならめっちゃいい方法があるよ!!」

P「・・・・」


雪歩(-20)「お、おはようございますぅ!」


貴音「おはようございます。雪歩」


雪歩「おはようございます!」


貴音「して、雪歩、その、隣の面妖なお方は・・・」


雪歩「誰って私のプロデューサーですよ?」


P「ああ・・・この面付けないとまともに話してくれないんだよ」


貴音「な、なるほど・・して、なぜ湯呑みの面なのでしょう・・」


P「それはわからん」


雪歩「わ、私、お茶が好きだから、普段見慣れてるものなら大丈夫かと思って・・・」


P「なに!?そうだったのか!!」


雪歩「!!!お、お茶は喋らないんですぅ!!」


P「あっはいはい・・・」


貴音「・・・・」


P「・・・・これでもマシになったんだぜ・・」


貴音「面妖な」

P「なあ萩原、やっぱりこの面、必要か?」


雪歩(0)「それがないと、私・・・」


P「しかしだな・・これだと外回りのときなんかに困るんだが・・」


雪歩「うぅ・・」


P「・・・・・」カポ


雪歩(-20)「ひぐぅ!」


P「ほんとうどうすりゃいいんだ・・・」

千早「おはようございます・・って、あら?萩原さんのプロデューサーさん、ついにお面取れたんですね」


P「ああ、如月さん、おはよう。まぁ・・な」


千早「萩原さん、頑張ってるんですね」


P「頑張ってる、か・・・まあ・・」


千早「ところで萩原さんは・・・あら?」


雪歩「・・・!!、・・・・・・・!!!」


千早「何をしてるのかしら?携帯電話を見てるのかしら?」


P「ああ、まぁ、なんだ・・・特訓でな」


千早「特訓?」


亜美「雪ぴょん!!携帯の待ち受け画像でもびびっちゃってたらどうしようもないっしょ→!!」


雪歩「・・・」パカ


雪歩「うぅ!」


真美「ま、待ち受け画面なんだね」


P「さあ萩原、今日は今までの努力が実を結び、オーディションの空いた枠に参加させてもらえることになったわけだが、大丈夫か?」


雪歩(-10)「うぅ・・緊張しますけど、頑張ります!」


P「あー・・いや、そっちもだが。俺だよ俺!・・・面、付けてようか?」


雪歩「と、特訓、しましたから、平気です!!!」


P(100)「萩原・・・!!」


雪歩「真ちゃんがPさんに似た形の石を見つけてくれたから」


P(90)「萩原・・・・」


「次の方ー」


雪歩「わ!私・・!!やっぱり!」


P「大丈夫だ!お前は十分魅力的な奴だ!俺が保障する!!」


雪歩「!!」


P「駄目だったら、また挑戦すればいい!それだけのことだ」


雪歩「また、挑戦・・・は!、はい!頑張ります!!」


P[よし!いってこい!」

「3番、6番、11番、後の方はお疲れ様でした」


P「!!」


雪歩「はぁ・・すみません、私やっぱり・・・」


P「な!なにいってんだ!お前の番号札見てみろ!」


雪歩「え・・?77番じゃないんですか?」


P「そんな応募者いないだろ!11番!合格!!」


雪歩「え?嘘・・」


P「嘘じゃない!!おい!!萩原!やったじゃねーか!!合格だ!!」


雪歩「合格・・?私が?」


P「お祝いだ!!萩原!!どこかいきたい場所や、ほしいものはあるか?」


雪歩「そ!そんな私・・・!あっ」


P「お?なんだ?何かあるのか!言ってみろ!!」


雪歩「あ、あのぉ・・じゃあ・・」

P「いやー まさか萩原の口から出る言葉だとは思わなかったなー」


雪歩「////」


P「あ!もちろんからかってるわけじゃないぞ!?俺も好きだしな!」


雪歩「そ、そうなんですか!?」


P「ああ 男のほうが好きなんじゃないか?」


雪歩「そ、そうなんですぅ・・事務所のみんなは誘いにくくて・・・」


P「ま、たまにいきたくなったら俺でよかったら誘ってくれよ!パートナーなんだしな!」


雪歩(1)「ぱ、パートナー・・!///」


P「あははは!!いやー!!今日はめでたいなぁ!!!おい!萩原!もっと頼んでいいぞ!経費で落とすからな!あはは!」


雪歩(-10)「酔っ払い・・・・」ジトー






P「さて、そろそろいいだr」ビシッ




雪歩「そこの肉はまだです」




P「あ、はい・・・」

雪歩(0)「おはようございます」


P「お!萩原!おはよう!」


雪歩「あ、お、おはよう、ございます・・・!」


律子「相変わらずP殿のことは苦手みたいね・・・P殿あまり気にしないでくださいね?」


P「今日は朝の挨拶で初めて目が合った・・・萩原ァ・・・!!!!!」


雪歩「きゃ!!こ、こないでくださいぃ!!」スコップハンマー


P「あまとう!!!」グハ


律子「何してんだか・・・」




雪歩「・・・ふふ」


真「ゆーきほ!何みてるの!って雪歩のプロデューサー?」


雪歩「きゃああ!!!ま、真ちゃん!!?」


真「へー雪歩もだいぶなれてきたんだね!」


雪歩「ち!違うの!!これはこの前焼肉に行ったときにPが酔ってて、面白くてそれで!」


真「えぇ!?焼肉にいったの!?」


雪歩「お、オーディション合格記念だから!」


真「オーデション合格したの!?」


雪歩「もう!メールしたじゃない!!」


真「ごめんごめん!からかってみたくて!へへ!」


雪歩「もう!真ちゃん!」




雪歩(10)「でも、このP、なんだか可愛いかも」





『以上を持ちまして、【雪の花】の公演を終了とさせていただきます---本日起こしの皆様はお気をつけて・・・・』


雪歩「はぁ・・はぁ・・あ、あのぉ!ありがとうございました!」


「よかったよ!!また次もよろしく!雪歩ちゃん」


雪歩「!!は!はいぃ!頑張りますぅー!」





P「萩原!よかったぞ!!」


雪歩「ありがとうございます!これもプロデューサーのおかげですぅ!」


P「俺はなんもしてねぇよ お前が頑張ったからだ」


雪歩「えへへ///照れちゃいますぅ」


P「よしいくか!」


雪歩「え?いくってど、どこにですか・・?ま、まさか少し人気が出た私を売りに・・」


P「お前のその変な誤解知識はどこからでてくんのか気になってくるよ・・・」


雪歩(27)「うふふ 冗談ですぅ」


P「やれやれ・・ま、昔よか大分ましか・・・」

雪歩(35)「おはようございますぅ」


「・・・!!・・・・」


雪歩「あれ?真ちゃんの声?もうきてたのかな?」




真「雪歩の公演!僕もみましたよ!まるで別人みたいで格好良かったなー!!」


P「だよな!菊地さんもそういってくれるならあいつもきっともっと自信もてると思うんだよな・・」


真「もー!僕の担当じゃないにしても、呼び捨てにしてくださいっていったじゃないですか!」


P「え!?あ、あー・・・真?」


真「はい!」


P「なんかいいな 萩原とは違った、不思議な感覚だわ」


真「そうですか?だったら僕のこともプロデュースしてくれますか?!」


P「あー いやそれは」ガシャン!!!!


雪歩「・・・」


真「雪歩!?大丈夫!?」


P「(あー・・まずったなー・・・冗談が過ぎたか) 大丈夫か萩わr」


雪歩「わ、私なんて!!!もういらないんだ!!!」ッダ!!


真「雪歩!?」


P「真はそこにいてくれ!俺が行く」

P「くそ!あいつなんでこんなときだけこんなに足が速いんだ!!」


P「萩原!!!おい!!きいてんのか!!!」ッダ!ッダ!


雪歩「・・・ヒック!!・・・・ヒック!」


P「あーもーこうなりゃ! 雪歩ォ!!!犬だぞ!!」


雪歩「い、犬ぅ!!?」


P「捕まえた」


雪歩「は!離してください!!もう私なんかほっといてください!!」


P「社長の奴、本当に手のかかるアイドルを押し付けたもんだ・・・」


雪歩「うぅ・・だから私より手のかからない真ちゃんを・・」


P「お断りだね」


雪歩「え?」


P「俺はうちの事務所の中だと断然お前が1番だと思ってる。お世辞じゃないぞ?本心だ」


雪歩「信じられません・・・・」


P「ならお前の好きなところを今から片っ端から言ってやるよ。まず妙に過剰な被害妄想をするとこ」


雪歩「うぅ・・褒めてない・・・」


P「次になんでもないようなことですぐ泣くとこ。臆病で気弱なとこ。んなくせして大胆でドジなとこ」


雪歩「うぅ・・!ひどいですぅ!わ、私のことそんなに嫌いなんだ・・・!」


P「でもどんな嫌なことがあっても、すぐに泣いて逃げても絶対に最後は帰ってくる」


雪歩「!!」


P「俺はそんなお前が好きなんだ。だからプロデュースしてるんだ。嫌いならとっくに社長に言っていつもみたいに逃げてるよ」


雪歩「いつも・・?」


P「ああ、俺は今までも何人かアイドル見習いを担当したことはある。でもみんなこんな俺のことが嫌になってやめてった」


P「口が悪いだの、顔が怖いだの、一緒にいたくないだのって理由でな」


P「こっちがどんだけ頑張ってもそれで終いさ。ばかばかしいだろ?だから俺はアイドルを品定めするようになった」


P「最低だよな。実績もねぇくせに。でもお前とならやれるって確信したんだ。だから俺はお前をトップにするまで他のやつは見ない」


P「約束だ」

雪歩「約束・・・」


P「ああ。ほら」ッス


雪歩「!!・・・ふふ」


P「な、何笑ってんだよ」


雪歩「だって、そんな大きな体で、怖い顔して指きりのポーズしてるんですよ!なんだか可愛くって」


P「いいから早くしろ!は、恥ずかしいんだぞ」


雪歩「私、プロデューサーとなら、プロデューサーなら信じてみてもいいかも」


P「信じてくれないと、俺もお前を信じれなくなるからな」


雪歩「ふふっ なんだか私た似た者同士ですね」


P「ああ、落ちぶれコンビ、いっちょ這いやがってやろうぜ」


雪歩「はい!私のこと、見捨てないでくださいね?」


P「ずっと見ててやるよ」


雪歩「ゆーびきりげんまーん 嘘ついたらー・・・・」


P「大きな声でやるな!はい!指切った!!」


雪歩(47)「指切った」

雪歩「あ!P!おはようございますぅ!」


P「おお 萩原!おはよう」


雪歩「・・・・」


P「なんだ?怖い顔して」


雪歩「・・・・雪歩」


P「え?」


雪歩「雪歩!私のことは雪歩って呼んでくださいぃ!」


P「な、なんだよ今更!いいじゃねーか!萩原で!」


雪歩「なんだか他人行儀みたいじゃないですか!私たち、信頼しあうんですよね?」


P「う・・・ゆ、雪・・歩?」


雪歩「もっと!しっかり!」


P「雪歩!!!」


雪歩「うぅ・・!男の人に呼び捨てにされちゃいましたぁ・・・!」


P「なんなんだよお前は・・・」





響「なんだかあの二人仲いいな!自分も混ぜてもらおっかなー!」


貴音「おやめなさい響」


響「え?」


貴音「今の萩原雪歩は、なんだかいつもとは違うように思えるのです」

「はい 休憩入りマース」


冬馬「ふぅ・・・ってあれは765プロの?」




冬馬「おい 765プロ」


雪歩「!!!わ、私・・・ですか?」


冬馬「お前と共演するのは初めてだな、他の奴らとは良く会ってるんだがよ」


雪歩「は、はぁ・・・」


冬馬「ま、あいつらも最近はそこそこできるようになって来たしな。お前も頑張るんだな」


雪歩「は、はい ありがとうございますぅ・・」



「あれは、961プロと765プロ・・・!!面白いことを考えたぞ!」

P「急遽特別企画?」


「ええ、絶対受けると思うんだけどどうかな?」


P「私個人のことではないので、萩原に相談してみます」


「頼むよー!」


P「ってことなんだが、萩原」


雪歩「・・・・」


P「・・あ、雪歩?」


雪歩「はい!聞いてましたぁ!」


P「なんつーか、意地悪になったな・・・それが本性か?」


雪歩「そんなことないですよぉ!Pってばひどいですぅ!」


P「あずとい」


P「で企画の件だが、どうする?」


雪歩「私、逃げません!で、でももし駄目なら助けてくれますか?」


P「ああ!もちろん やれるだけやってこい!」


雪歩(63)「はい!」


「どきどき!!胸バクシチュエーション!!」


「この企画は男子のことがちょっっっっぴり苦手なアイドル雪歩ちゃんがイケメンアイドル冬馬くんのドキドキシチュエーションに挑みドキドキゲージがいくらたまるかというものです!」



冬馬「まったくくだらない・・・お前も嫌ならいやって言えばよかったんだぞ?」


雪歩「仕事ですから・・・」


冬馬「少しはわかってるじゃねーか じゃあいくぞ」



冬馬『捕まえた もう、二度と逃がさないぜ!』


キャーーー!!!!!!


「いきなりの独占発言!!!これはいきなりゲージマックスか!?」



雪歩「・・あ、はい」


ゲージ0


冬馬「!?」


「!?」


冬馬「い、今のはウォーミングアップみたいなもんだ!次は遠慮しねぇからな!」



冬馬『ほかの奴なんか見てねぇで、俺だけ見てろよ』カベ ドン!!!!


「で、でたー!イケメンにのみ許される大技!KA BE DO N!!!!これならどうだー!?」



雪歩「うぅ・・ち、近いです・・」ピピピピ!!!


「ゲージに反応が!!結果はどうだ!?」


ゲージ -100



「でたああ!!!100!・・・マイナス?」


P「や、やべえ!!ちょっとすみません!!」



冬馬「な!?マイナス!?機会トラブルか!?だから急遽用意した企画はやりたくなかったんだ」


雪歩「・・・」ボソ」


冬馬「あ?なんかいったか?」


雪歩「離れてください・・ちょっと髪の毛に手が当たってるんで気持ち悪いんですぅ・・・本当きっついですぅ・・・」



冬馬「」ピピピ


ゲージ100

「機会トラブルじゃなかったみたいだけど?どうなってるのよ~???」


P「・・・はぁ・・すみません。」


「君彼女のPでしょ??だったらさぁ~もう少しこっちの求めてるものを汲み取れるよう指示を出すとかさ」


P「気が回らず、申し訳ございませんでした」


「もういいや まったく、もう片方のPはまだよくやってくれてるよ 本当に・・」


P「・・・すみません」



雪歩「P・・・」


P「お?雪歩か、さっきの話聞かれちまったか?盗み聞きとは関心しないぞ?」


雪歩「Pは何にも悪くないのになんであんなこと言われなきゃいけないんですか!私が・・!私が駄目駄目なせいでPが!」ボロボロ


P「なんでお前が泣くんだよ 俺はお前のPなんだからこれくらい屁でもねえさ。気にすんな」


雪歩「でも・・!!でも!!」


P「用が済んだならさっさと帰ろうぜ なんだか今日は疲れたわ・・・」


雪歩「・・・・・私、忘れ物が」







「まったく、絶対受ける企画だったのに台無しだ。あの事務所はともかく、961プロにまで迷惑かけちまったし、散々だわ」


「ん?お茶?気の利くスタッフもいるじゃねえか」


「おぉ!うまい!!!でもお茶汲みの子なんていたっけな・??」


「ん・・?なんだ、腹が急に、いてててててててて・・・!!!」







雪歩「・・・・」

「機会トラブルじゃなかったみたいだけど?どうなってるのよ~???」


P「・・・はぁ・・すみません。」


「君彼女のPでしょ??だったらさぁ~もう少しこっちの求めてるものを汲み取れるよう指示を出すとかさ」


P「気が回らず、申し訳ございませんでした」


「もういいや まったく、もう片方のPはまだよくやってくれてるよ 本当に・・」


P「・・・すみません」



雪歩「P・・・」


P「お?雪歩か、さっきの話聞かれちまったか?盗み聞きとは関心しないぞ?」


雪歩「Pは何にも悪くないのになんであんなこと言われなきゃいけないんですか!私が・・!私が駄目駄目なせいでPが!」ボロボロ


P「なんでお前が泣くんだよ 俺はお前のPなんだからこれくらい屁でもねえさ。気にすんな」


雪歩「でも・・!!でも!!」


P「用が済んだならさっさと帰ろうぜ なんだか今日は疲れたわ・・・」


雪歩「・・・・・私、忘れ物が」







「まったく、絶対受ける企画だったのに台無しだ。あの事務所はともかく、961プロにまで迷惑かけちまったし、散々だわ」


「ん?お茶?気の利くスタッフもいるじゃねえか」


「おぉ!うまい!!!でもお茶汲みの子なんていたっけな・??」


「ん・・?なんだ、腹が急に、いてててててててて・・・!!!」







雪歩「・・・・」

雪歩「離れてください・・ちょっと髪の毛に手が当たってるんで気持ち悪いんですぅ・・・本当きっついですぅ・・・」

冬馬「」ピピピ
ゲージ100

あまとう…いや、冬馬なんとなく予想はしていたがやっぱお前ドMだったんだな
つかお前が胸キュンしてどうするんだよwしかも100ってw

P「あのディレクター体調不良で入院しちまったのか・・ま!せいせいしたがな!」


P「おい!萩原・・じゃなかった、雪歩。お前も体調管理気をつけろよ?もう12月だしな」


雪歩「は、はい・・!」


雪歩「あの・・P・・!クリスマスの日って・・その予定ありますか?」


P「仕事のか?」


雪歩「え・・あ、はい」


P「(やっぱりクリスマスくらいは友達と遊びたいのかね んー・・・)」


P「ま、これからの仕事の頑張り次第ってとこかな」


雪歩「ほ、本当ですか!なら私もお手伝いします!」


P「ああもちろんだ。助かるよ。じゃないとクリスマスそこにもいけねーしな」


雪歩「!!」


雪歩(79)「Pも私と・・!////)」

雪歩「あの・・P・・!クリスマスの日って・・その予定ありますか?」


P「仕事のか?」


雪歩「え・・あ、はい」


P「(やっぱりクリスマスくらいは友達と遊びたいのかね んー・・・)」


P「ま、これからの仕事の頑張り次第ってとこかな」


雪歩「ほ、本当ですか!なら私もお手伝いします!」


P「ああもちろんだ。助かるよ。じゃないとクリスマスそこにもいけねーしな」


雪歩「!!」


雪歩(79)「Pも私と・・!////)」

小鳥「あら?雪歩ちゃんまだ残ってたの??」


雪歩「はいぃ Pを待ってるんですぅ」


小鳥「でももう23時よ?電車なくなっちゃうんじゃないかしら??」


雪歩「大丈夫です!お泊りセットならここに!」


小鳥「えぇ!?駄目よ!事務所になんて!風邪を引くわ!」


雪歩「事務所になんてとまりませんよぉ」


小鳥「(あ、そうよね 友達の家とかかしら) なら安心よ」


P「ただいまー」


小鳥「あ!Pさん おかえr「おかえりなさいですぅ!!」」


小鳥「」

P「雪歩!?お前なんでこんな時間まで!?」


雪歩「外寒かったですよね・・私のためにこんな遅くまで・・」


P「まぁ、俺のためでもあるしな」


雪歩「も!もう!//// あ!私お茶入れますね!」


P「いや、もうお前は帰れ」


雪歩「・・・え?」


P「こんな時間だしな。風邪でも引いたら大変だ」


雪歩「だ、大丈夫です!お泊りセットならここに・・!」


P「・・・・ここでとまるのか?」


雪歩「Pはここに泊まるんですか?」


P「いや、帰るけど」


雪歩「なら私もここでとまることはなくなりそうですぅ!!」



バタン



P『おやすみ!雪歩 寒いから風邪引くなよ!!また明日な!』



雪歩(80)「うぅ・・・」

P「うへぇー!!!終わった!!もう2時か・・・さすがに寒いわ。帰るかな」


P「鍵は・・どうせ俺か社長が最初だろ」ガチャ


P「ふー寒い寒い・・・って、ん?階段の下に誰かいるな・・・おいおいおいまさか・・」


雪歩「・・・あ!P!お疲れ様ですぅ!」


P「・・・帰れっていったよな?」


雪歩「わ、私今日家にはお友達の家に泊まってくるって言っちゃってたので・・」


P「じゃあなんでそのお友達の家に行かないんだ?」


雪歩「えへへ、それは口実ですよぉ!」


P「・・はぁ まぁ寒いし車乗れや」


雪歩「は!はいぃ!!」

P「・・・はぁ・・ついたぞ」


雪歩「ここがPの家・・・」


P「ああ きたねーけど文句は言わせねぇからな」


雪歩「ばっちこいですぅ!」


P「なんか今のお前家に上げんのすごい嫌なんだけど・・」




P「さて、寝てもらう場所だが・・・まぁそこのベッド使え」


雪歩「Pはどうするんですか?」


P「床」


雪歩「そ!そんなのだめですぅ!私が床になりますぅ!」


P「お前実は物凄く緊張してるだろ??」


雪歩「あったかいです」


P「なぁ、お前男の人駄目なんじゃなかったっけ?」


雪歩「苦手ですぅ・・」


P「じゃあなんで男と同じベッドで寝てるの?」


雪歩「Pは、その・・平気なんです」


P「(信頼してくれてんのか・・・なるほどな。考えすぎか。異性へのアプローチがまだ上手くわからないってだけなのかもな)」


P「サンキューな」ポンポン


雪歩(96)「死んじゃいそうですぅ・・・///」


P「おっと!あはは わりーわりー!じゃあおやすみ」


雪歩「っあ・・はい。おやすみなさい」

P「zzzzz」


雪歩「・・・」ッスク


P「・・・ん、良い匂い」


P「・・・・」


雪歩「あ!Pおはようございますぅ!」


P「お前なんでうちにいるの?」


雪歩「寝ぼけてるんですか?頭ボサボサのままですよ!早く顔を洗ってきてください!」


P「・・・・うん」



P「飯作ったの?」


雪歩「はい・・・上手に作れてるといいんですがぁ・・」


P「美味いよ。部屋、綺麗になってるな」


雪歩「私家事得意なんですぅ!!」


P「お前何時に起きたの?」


雪歩「・・・ついさっきですよぉ!」


P「ふーん」

P「・・」カタカタカタ


亜美「あ!怖いほうのにーちゃんだ!!」


亜美「ねーねー!今亜美のにいちゃん仕事でいなくて暇なんだよー!真美もいなし遊んでよー!」


P「今仕事ちゅー」


亜美「むぅ・・!ならば亜美のこのくすぐり攻撃に耐えられるかな・・・!」


雪歩「亜美ちゃん、今P仕事中だから邪魔したらだめだよ?」


亜美「えー!ゆきぴょんも一緒に遊んでもらおうよー!ねー!いいっしょ!兄ちゃん!」


雪歩「亜美」


亜美「え?」


P「え?」


雪歩「・・・ちゃん?私が向こうでお茶入れてあげるからきなさい?」


亜美「え、あ、うん・・・」

P「クリスマスまであとちょっとか・・ん?この仕事・・」


真美「あー!怖いほうの兄ちゃんだ!やっほー!元気?」


P「今度は姉のほうか。最近寒いな」


真美「ねー!でも真美まだまだ子供体温だかんねー!あったかいぞー!」


P「なに!どれどれ」ピトー


真美「ぎゃー!!冷たいー!!!!」

                                 ガシャーン!!!!!
P「はははは!お前の体温根こそぎ奪ってくれるわー!」


真美「もー!真美の体冷たくなっちゃったよ・・」


P「真美よ死んでしまうとは情けない」


真美「怖い兄ちゃんやりますなー!真美の兄ちゃんは全然付き合ってくれないんだよー」


P「お前のプロデューサーさんは俺とはちがって見てる数が多いからな。すごい人だよ」


真美「なら真美のこと兄ちゃんがプロデュースしてくれたら真美の兄ちゃんの負担が減るんじゃない?」


P「・・・・確かにな・・」


雪歩「真美ちゃーん。ちょっときてくれる??」


真美「あれ?ゆきぴょんだ。はーい!」

P「すまんな雪歩、クリスマスに仕事だ」


雪歩「うぅ・・そうですか」


P「だが喜べ!お前の初の単独ライブだ!!」


雪歩「!!ほ、本当ですか!」


P「ああ!去年ほかの765メンバーが立った同じステージにお前が単独で立つんだ!」


雪歩「私・・!本当に!」


P「ああ!お前だって立派にアイドルやれるってことを他の奴らにみせてやろうぜ!」








雪歩「みんなー!!本当に本当にありがとう!!!」


ワー!!! オタンジョウビオメデトー!!


雪歩「ありがとー!!!」



P「」



P「(た、誕生・・日?)

雪歩「P!!今日の私、どうでした!」


P「あ、ああ!最高だった!お前をプロデュースし始めたころは正直ここまでやれるとは思ってなかった」


雪歩「えへへ・・!」


P「な、なあ 雪歩。今日お前って、誕生日・・」


雪歩「!!!はい!!そうですぅ!さすが私のP!知ってたんですね!」


P「(やばいやばいやばい めっちゃ期待してる)」


P「・・それでプレゼントなんだが、」


雪歩「そ、そんな!プレゼントなんて!今日のライブがプレゼントですよぉ!」


P「(期待してる期待してる・・こ、こうなれば)」


P「考えたんだが、いやもう本当ずっと考えてたんだがやっぱり思いつかなくてな、何か雪歩の思いつくことをなんでもいってくれ!それがプレゼントだ」


雪歩「え?今なんでもって」


P「も、もちろん!限度はあるが・・」


雪歩「・・・なら」

雪歩「これからもずっと、私だけのプロデューサーでいてください!!」


雪歩「重い女だって思われるかもですが、嫌なんですぅ!私P以外の人となんて考えられないし、Pが他のアイドルをプロデュースするのも嫌なんですぅ!」


P「・・・・」


雪歩「うぅ・・!ごめんなさい」


P「あっははは!!!なんだよ!そんなの当たり前だろ!!」


雪歩「え?」


P「最初からいってるだろ!お前以外興味ないって。お前って本当心配性なんだな!」


雪歩「うぅ・・!でも!真美ちゃんと話・・・」


P「あんなの世間話だよ!それにプロデューサーって生き物はたとえ仕事の効率が落ちようとも自分のアイドルは絶対人にやりたくないものなのさ」


P「だから安心しろ。ずっと一緒だ」


雪歩「!!うぅ・・!」


P「だから泣くなって・・・本当、だめだめだな」


雪歩「うぅ・・!嬉しくって!」


P「こんのプレゼントにならねぇな。他にないのか?」


雪歩「なら、また焼肉に連れて行ってください!」


P「この目のとこだな!よしいくか!!今日は好きに食わせてくれよ!」


雪歩(101)「だめです!私が1番おいしいお肉をPに焼いてあげますぅ!」

こんのプレゼント

このなの


この目

この前



低スペPCは早く打ったらいかんな・・・申し訳ない

社長「いやー やはり彼に任せて正解だったようだね!!」


小鳥「今では雪歩ちゃん、美希ちゃんや他の子たちにも劣らないアイドルになっちゃいましたからね」


社長「これも彼との相性の良さの賜物だね」


小鳥「で、でも最近なんだか仲が良すぎなきも」


社長「私もそうは思ったのだが、萩原くんは男性がまだ苦手でコミュケーションが良くわからないと彼から聞いて納得したよ」


小鳥「えー・・・」


雪歩「P!今日みましたよ!また洋服溜め込んで・・!もう!!駄目駄目なんですから!!」


P「へいへい」カタカタ


雪歩「あ!ほらまたネクタイ曲がってますぅ!」


P「あー・・はいはい」


雪歩「私の話聞いてるんですかぁ!!」


P「はいはい」


雪歩「お嫁さんにしてくださいぃ!」


P「もっとナイスバディーになったらな」


雪歩「ひぐぅ!!?////なんでこういうときだけ聞いてるんですかぁ!!」ポカポカ


P「あははは!!」




社長「ほほえましいじゃないか!!」




雪歩「・・・合法まであと11ヶ月と28日16時間48分21秒・・・・」カチ・・・カチ・・・


小鳥「」

真美「あ、『ゆきぴょんの』にいちゃん!おはよー!」


P「お!真美!おはよう!」


真美「も!もう!真美のことは双海姉でいいっていってるっしょー!」


P「なんだよ最近冷たいなー」


真美「ねえ、ゆきぴょんは?」


P「お茶請けを買いにいったからもうすぐ帰ってくるぞ」


真美「!!あ、真美ももうレッスンの時間だ!!それじゃあまたねー!」


P「あ、ああ」


雪歩「ただいまですぅー!」


真美「あ」


P「お!おかえり」


雪歩「はいプロデューサー!!・・・あ!真美ちゃんきてたんだね!」


真美「あ、えっと、真美もうレッスンいく時間なんだ!」


雪歩「あれ?でもほら、掲示板には真美ちゃんまだまだ時間あるよ?お茶にしようよ!」


真美「でも・・」


雪歩「私のお茶、嫌い?」

雪歩「真美ちゃんさっきプロデューサーと何か話してたの?」


真美「え!?あいさつだけだよ!!あいさつだけ!!ね!兄ちゃん!!・・あっ!ゆきぴょんの!」


雪歩「ふふふ!真美ちゃんおもしろい顔になってるよー?」


ガチャ


響「はいさーい!!ただいまー!」


P「お!我那覇さんおかえり!」


響「もう!水臭いぞ!自分のことは響って呼んでっていってるだろー!」


P「すまんすまん!」


響「むー!・・っあ!これ自分の好きなお菓子だ!中々売ってないレア物なんだぞ!」


P「そうなのか?すまんこれが最後のだ・・」


響「うがー!もう少し早く帰っていればー!」


雪歩「ごめんね響ちゃん・・!また今度買ってくるよ」


P「あー・・これ少しかじっちゃったけど、嫌じゃなかったら食うか?」


雪歩「!!!?」


真美「!?」


響「え!?いいの!?やったー!『ま、まって響ちゃん!!』 頂きまーす!」


響「大丈夫!自分関節キスとか気にしないタイプさー!」


真美「お腹痛くなってきた」


響「やっぱりこの味は忘れられないぞー!」


雪歩「ねぇ響ちゃん、ちょっと話したいことがあるんだ。いいかな?」


響「えー今帰ってきたばかりなのにー今すぐじゃないと駄目?」


雪歩「駄目じゃないと思う?」


真美「ひびきん・・・」


「雪歩ちゃん最近綺麗になったね」


P「はぁ・・どうもっす」


「ぶっちゃけ、付き合ってるの?」


P「俺が?まさかー!あんなちんちくりんと!まだまだっすよ」


「本人の前でいったらだめだよー?泣いちゃうよ」


P「あははこれくらいじゃもうあいつは泣きませんよ」


「おお!成長してるね!いいことだ!じゃあまた頼むよ」


P「はい!ありがとうございました!」




P「さてと・・・」


雪歩「『俺が?まさかー!あんなちんちくりんと!俺が?まさかー!あんなちんちくりんと!俺が?まさかー!あんなちんちくりんと!』」カチ


P「どうすっかな」



P「346プロで殺傷事件か・・原因はアイドルとプロデューサーのいざこざ・・どこでもこういうのあるんだな」


P「俺も雪歩にいつか刺されたりしてなー!なんて!」


雪歩「刺してほしいんですか?」


P「いや、冗談だから包丁置いて。本当ごめん。」


雪歩「料理中に変なこというからですぅ!」


P「ま、俺の場合お前くらいしかなついてないし平気か」


雪歩「・・」


P「昔はまだみんなと仲良かったんだが、最近冷たいというか避けられてるというか・・まぁいいんだけどよ。なんかしたかな?俺」





雪歩「・・・・さぁ。不思議ですね」


P「あ、そうだ雪歩」



「誕生日おめでとう」

またもやすごく長くなった。

雪歩はPにはあまり危害加えないで周りを抑えていくイメージ。


親愛度は1番高く上げてくれそう

難しかったです。

時間もなく駆け足で雑になっちゃいましたが、よんでくださったかたありがとうございました!!!

要望いただきありがとうございます!!!


少し考えましたが千早書かせてもらいます。


よろしくお願いします

ちょっとレギュレーション違反しちゃうかもですが、
楽しんでもらえるようがんばります

P「すみません。社長。俺にはもうどうしようもありません・・・」


社長「ふむ・・」


P「彼女は、如月千早はアイドルには向いていません。彼女は歌手になりたいと望んでいる」


P「ならここ、765プロでの活動は少し違うのではないでしょうか?」」


社長「そうかもしれない。だが彼女はまだアイドルというものをわかっていない。それを知ってからでも遅くはないと思ってる」


P「・・・とにかく、俺には彼女のプロデュースはできません」


社長「そうか・・・いや、ご苦労だった。あとはこっちで考えるとするよ」

千早「セルフプロデュースですか」


社長「ああ、言いにくいのだが、その」


千早「いえ、言わなくてもわかります。それでも私みたいなアイドルを置いてくださっているだけ社長には感謝しています」


社長「要望があればこちらとしても全力でバックアップするつもりだ。何でも言ってくれたまえ」


千早「はい。ありがとうございます」

トレーナ「はい!千早ちゃんお疲れ様!」


千早「あ、ありがとうございました」


千早「(あれから1月、こうして毎日レッスンに通って家でも歌を歌うだけの毎日・・・まぁ、いいのだけれど)


千早「(でも上達している実感がわかない・・・)


トレーナー「もうボーカルに関しては私が教えられることは何もないくらい上手よ!」


千早「・・・・いえ、私なんてまだまだで・・・」





「本当。お子様のお遊戯会に毛が生えたレベルだな」



千早「!!!」

トレーナー「あ、あなたいきなりなんですか!!失礼ですよ!・・・って!あ、あなたは!」


千早「知り合いなんですか?・・・・この人と」


トレーナー「えぇ・・その、なんというか」


「ここのボーカルトレーナースクールの社長だよ。ま、正確には直、だけどな」


千早「!!」


トレーナー「Tさん・・・今日は、その・・・・どうしてこちらに?」


T「いや、偵察だよ。一応こういう仕事だしな。にしてもお姉さんさ。あんた才能ないよ」


トレーナー「え・・」


T「お世辞だとしてもまだまだこんな雛みたいな子に教えることはないだなんて・・欠陥だらけだよ。うん」


千早「!!あ、あの!では、私はどうしたら!」


T「そんなこと俺が知るか。あんたのトレーナーに教えてもらうことだね」


T「まぁ、面白いものも見れたし上々か・・・じゃあまた」


千早「ま、待ってください!」




千早「あれからここに変わらず通い続けているけれど、あのTという人はやってこない・・」


トレーナー「あ、あのね。千早ちゃん。こういうことは本当は駄目なんだけど・・・はいこれ」ッス


千早「これは・・?」


トレーナー「うちの会社の本部の住所・・きっとTさんもいるわ。会いたいんでしょ?」


千早「!!!」


トレーナー「悔しいけど、Tさんの言うとおり、私には才能は無いわ。でもあなたは違う。あなたはまだまだうまくなれるわ」


千早「トレーナー・・・」


トレーナー「あなたのファンとして、これからももっといい歌を聞かせて頂戴!」

----------------


千早「ここね・・・本当に来てしまうだなんて・・」


千早「(まぁ・・家にいたって今の私には何もすることなんて無いものね)」




「Tさん?あーだめだめ。面会の予定ないでしょ?」


千早「そこを何とかお願いします!!」


「困ったなー・・・」


T「いいですよ。会いましょう」


千早「!!」


「え、い、いいのですか?」


T「まぁそりゃ、俺がいいって言ってるんだからいいでしょうよ」


T「ってどこかでみたことあるな・・・あぁ!あのときの雛ちゃんか!」


千早「雛って・・私の名前は」


T「あーいい。興味ないし覚えれないし。用件は?」


千早「くっ・・この前の私の歌のどこがお子様のお遊戯会に毛が生えたレベルなのかを教えてもらいたくて」


T「(そんなこと入ったような気もするが、一言一句覚えてたのか?こりゃそうとう根に持ってるな)」


T「じゃあちょっと歌ってみろ」


千早「はい」


千早「~♪」


千早「どうですか」


T「駄目だな。まったく駄目だ」


千早「・・・理由を伺っても?」


T「お前のは歌はただ単純に音程を完璧に再現してるだけ、いうなれば機械となんな変わらん」


千早「機械・・・」


T「人の心に響く歌を歌える奴はみんな歌になんらかの+aを詰めて歌っている。いいか」


T「~~♪」


千早「!!!!!!」


T「どうだ」


千早「すごい・・体中に響き渡るような、名盤のCDをフルオーケストラで聴いたかのような力強い歌声・・」


千早「それでいてどこまでも透き通る音の抜け方・・」


T「そんなどこからか借りてきたかのような言葉はいいんだよ。何か感じたか」


千早「・・・怒り、ですか?」


T「・・ちょっとは見所があるみたいだな。ま、俺には関係ないがね」


千早「待ってください!!私に、私に歌を教えてください!!!」


T「断る。そんなことをする理由は無いし、俺は忙しいんだ」


T「ま、ここのスタジオレッスンなら俺の息が直接かかってる奴らがいる。そいつらに習えば多少はましになるんじゃないか?」


千早「待ってください!!私は!!」


T「はい。じゃあまぁ頑張って」

T「・・・」


千早「Tさんを!Tさんにあわせてください!!」


T「またいるよ・・・というかここ(本社)にくるたびいる気がするな・・」


「実は毎日・・」


T「マジかよ・・まだ学生だろ?見た感じ。はぁ・・・・」


T「よう。俺に何か用事か?雛のお嬢ちゃん」


千早「!!私に歌を教えてください!!」


T「開口一番がそれかよ・・・それについてはこの前話しただろ」


千早「嫌です!私はTさんに教えてもらいたいんです!」


T「意外とわがままだな・・これだからガキは嫌いなんだ・・あー・・警備員さん?」


千早「ちょ!待ってください!私には歌しかないんです!!!歌しか!」


T「歌しか、ねぇ・・・あー・・警備員さん。大丈夫です。あとは私が話します」

T「まだ正式就任とは行かなくとも、大手ボーカルスクールの社長を前に随分大きく出たじゃないか」


千早「・・・」


T「聞かせてもらおうか?歌しかない、その理由を」


千早「・・・・」





T「なるほど、弟さんがね」


千早「優のためにも、私は歌わないといけないんです・・!優の褒めてくれた歌を」


T「ならアイドルなんかやらないで家で歌ってれば良かったんじゃないのか?」


千早「私は自分の歌に自信が持てないんです。それはTさんがいってくれたように、上達を感じれなくて・・」


千早「歌手になれば、様々な場数を踏めば私の歌ももっと上達できると思ったんです!そんな矢先に今の社長にスカウトされて・・」


T「それでアイドルか」


千早「私は歌えれば、どこだってよかったんです・・でもプロデューサーは、理解してくれなくて・・」


T「だろうな。この際だから言うが、お前は歌い手には向いていないよ」


千早「!!」

T「歌ってのは自分のために歌うもんだ。誰かのため、好きな人のため、なんていうのは曲を贈るときだけだ」


T「歌うってことは自分が自分のために行う、楽しいから歌う、むかついたから歌う、歌が好きだから歌う、そんなもんでいいんだよ」


T「お前はそこが破綻してる。・・・大切な人かもしれないが、少なくともそれで一人のためだけに大衆の前で立って歌うなんて、おこがましいにもほどがある」


千早「・・・!そんな、なら私は・・・!」


T「・・・そもそも、弟さんはお前の歌のどういうところが好きだったんだろうな」


千早「そんなの・・・・私がわかるわけないです・・」


千早「・・・・失礼します・・」



受付「・・・」


T「直、大手会社社長が、今伸び盛りのアイドル事務所のアイドルを潰したってなると、これはもう我が社における損害になるな。ああ、大損害だ」


T「あー・・君、今から言う番号に電話つないでくれる?」


受付「え、あ!はい!!」


T「社長業はしばし休業だ。まぁ、退屈してたしちょうどいいかな」


受付「おつなぎいたしました」


T「これだからガキは嫌いなんだよ・・・あーもしもし、いつもお世話になっております・・・」

千早「・・・・」


千早「ねぇ優・・私はどうしたらいいの・・?」


ピンポーン


千早「・・・」


ピンポーン


千早「・・・」


ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン


「お姉ちゃん」


千早「優!!!?」


ガチャ


千早「優!!!」


T「すまんな、大体の年は聞いていたからな、声帯ってのは鍛えるとこういうこともできるんだわ」


千早「最低・・・です。あなたは人として最低なことを」


T「わかっている。これはやってはいけないことだ。だから」


T「申しわけなかった!!!」


千早「!!!!・・・玄関先で土下座なんて、やめてください・・・Tさん」


T「お前が許してくれるまでここを動かない」


千早「・・・ずるいですね」


T「こうでもしねぇと社長って肩書きは中々背負えないんだよ」

T「いきなりだが、気が変わった。お前の歌の面倒をみてやることにした」


千早(0)「・・・どうしていきなり?私に対しての罪悪感から来るものであれば気にしなくていいですよ」


千早「あなたの言ったとおりです。私、優のためにファンの方やみんなを利用していただけだった。最初から一人でやれば・・」


T「うじうじうるせーな!まな板雛鳥が。俺がお前を立派な歌手にしてやるっていってるんだよ!」


千早(-10)「ま、まままままな板・・!!くっ・・!!それにあなたが言ったんです!私には歌い手としての素質がないと!」


T「だから与えにきたんだ。こうみえて俺はお前を高く買ってるんだぜ。如月千早」


千早「!!私の名前・・・」


T「お前の社長から許可は貰ってる。歌しかないんだろ?数日前に知り合ったおっさんに非難されて崩れるような意思なのか?」


千早「優・・・・」


T「弟さんにみせてやろうぜ。お前の姉ちゃんはこんなにもすごい歌手なんだなってな」


千早「・・・いいでしょう。あなたの口車に乗ってあげます」


T「随分と上から目線じゃねえか。ま、気に入った。明日からビシバシ鍛えるからな。覚悟しとけ」


千早「はい!!」

T「明日また俺の会社に来い。朝10時だ。じゃあな」バタン





T「・・・ふぅ、っとまぁこんなもんですわ。以前といってることが急に正反対になっちまってたんですが、そこはまだ女子高生ですね。丸めこめましたよ」


社長「うむ。私も彼女のことが気がかりでね・・君からの申し入れはありがたい限りだ」


T「でも勘違いしないでください。俺はプロデューサーじゃない。トレーナーだ。だから如月さんには歌のレッスンしか与えない」


T「アイドルなんてものはまったくの専門外です」


社長「構わんさ。彼女のこと頼んだよ」


T「ええ・・」

T「歌ってみろ」


千早「はい」


千早「~~♪」


T「はいストップ。ポンコツアンドロイド君」


千早(-12)「くっ・・」


T「おーおー怖い怖い。そんな目で睨むなよ。いいか」


T「~~♪だ」


千早「~~♪」


T「違う!!~~♪だ!!」


千早「~~♪」


T「ちがーう!!お前才能なさすぎだろ!!」


千早「どこが違うんですか!!私完璧に真似して・・あっ」


T「はいそういうこと。もう一回」


千早(0)「~~~♪」


千早「今日は私のミニライブに来てくださってありがとうございます!」


千早「・・・みなさんに、心をこめて歌います。きてください。蒼い鳥」




「88888888888」


千早「ありがとうございました!今後とも如月千早をお願いします」




千早「ふぅ・・・」


P「お疲れ千早」


千早「あっ・・・P・・ありがとうございます」


P「なあ・・やっぱり歌だけだと限界が・・」


千早「今はもうあなたには関係ないじゃないですか。私はセルフプロデュースです。失礼します」


P「あ!おい!千早!!」


千早「・・・」


T「随分辛辣じゃないか。元とはいえ、プロデューサーさんだろ?」


千早「・・・」


T「まぁ、お前の言いたいことは少しはわかるし、事務所のことにまで首突っ込む気はねぇよ」


千早「ありがとうございます・・」


T「勘違いすんな。興味がないだけだ」


千早「それより、今日の私の歌聴いてくださったんですよね」


T「ああ。ま、10点ってとこだな」


千早「10点・・・」


T「1000点満点中」


千早「くっ!!」


T「お前歌を歌ってるとき何考えてた?」


千早「何ってそれはもちろん、歌のことです。歌詞やメロディーラインを」


T「だからお前はまな板ポンコツロボなんだよ」


千早「ま!!また!まな板って・・!セクハラですよ!」


T「褒め言葉さ。まな板みたいに心の感情もストンと気持ちよく垂直に落ちていってしまうって意味のな」


千早「皮肉ですか」


T「ああ。しかもダブルミーニングだ」


千早「歌ってるときに歌詞やメロディーのことを考えるのは普通なんじゃないんですか」


T「ああ、もちろん大切なことだ。だがそういうことはレコーディングや仮歌のときでいい」


千早「?」


T「今お前はライブをしていたんだろ?お客の前に立ってたんだ。なら感情をもっと出して歌わないと響くわけないだろ」


T「お客はお前の歌ってるときの顔や仕草、何より楽しんでるところがみたかったはずだ。」


T「少なくとも今日みたいなボーカロイドなんざ見たくなかっただろうよ」


千早「くっ!どうしてそこまでいいきれるんですか!!」


T「じゃあお前、お客が今日どんな顔してお前を見ていたか思い出せるか」


千早「それは・・・!あれ・・・あれ・・」


T「出せないだろ。そりゃ目つぶったり遠くのほうばかり見ていたもんな。当然だ。最初となんら変わってないな」


千早「・・・」


T「でも前より歌に気持ちだけは少し乗るようになっていた。それが10点分だ」


千早(8)「!!あ、ありがとうございます!」

千早(13)「今日はなんのレッスンをするんですか!」


T「そうだな・・今日は演技力かな」


千早「え・・・演技、ですか」


T「そうだ」


千早「あの・・・演技と歌が、どう関わり持つのですか?」


T「簡単だよ。演技とはいえ同じ声帯コントロールが主になる。それに演技力が磨かれれば歌の感情表現の幅が広がる。今のお前には1番必要だろ?」


千早「・・・」


T「どうした?いっておくが俺の指導に文句は言わせないぞ」


千早「いえ、今まで、そんなこと考えたことも無かったから・・・芝居と歌が結びつくなんて・・」


T「そうだ。お前の知らないことばかりだろ?歌は奥が深いんだ」


千早「Tさんって、すごい人なんですね・・・」


T「今更気づいたのか?遅いんだ!!!あははは!!」





「はい!じゃあこのページから呼んで!」


千早「、はい!・・・コホン!」



千早「んあー!!」





「アカン」


T「思った以上にポンコツだった」

休憩 面白いけど難しいな・・・

千早といえばどうしてもSPのイメージが抜けなくて困る

今週中には書き終える予定です

亀ですまない

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月02日 (月) 16:37:56   ID: U7bRIzmj

メイク落としたのにメイクわろた。
撮影用のドーランと普段のメイクの違いも知らないお子さんかな?

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom