カレン「悪魔の実・・・デスカ?」 (13)

他のssで悪魔の実とコラボするのを見まして、今夢中になっている「きんいろモザイク」がキャラが使えるようになったら、どうなるかを想像してみました。

ちなみに急展開で、こういうことが起きるのがあります!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474209776

悪魔の実。それはある漫画の世界にのみ存在する不思議な果物だ! 見た目が変な感じである上に味も不味いが、食べるだけでその実に備わっている能力が使えるようになるという話だ。ただし、食べたら最後、海に一生嫌われるために泳げなくもなるという・・・。そんな悪魔の実が、今この世界にも・・・・。

ある日のこと。

カレン「パパ。この実はいったい、なんなのデスカ?」

カレンパパ「いや。じつはパパも良く分からないんだ! 仕事で「ある島」に行ったんだけど、そこで会った商人がこの実を売っていてね・・・。安くするからって言われて、つい買ったんだ!」

カレンママ「それにしても何だか不気味な感じね・・・。」

カレンパパ「確かに。見た目が毒々しいなぁ・・・。それに形も変だし、一番はどんな名前の実で、どんな味がするかも気になるな・・・」

カレン「・・・・・パパ。」

カレンパパ「どうした、カレン?」

カレン「ワタシ、この実たべてミタイ!!」

カレンママ「何を言っているの、カレン!? だめに決まっているでしょ! それにどんなものかも分からないのに、そんなことは・・・」

カレンパパ「まぁまぁ。分かったよ、カレン!」

カレンママ「あなたっ!?」

カレンパパ「ただし、食べたらすぐに病院に行くことだ! この実を食べて何かあっても、遅くはならないようになっ!!」

カレン「ワカリマシタ!!」

そして、カレンは実を食べた。

カレン「・・・・・・・・・・・・」モグモグッ

カレンママ「カレン・・・?」

カレン「うっ!?」

カレンママ「どうしたの、カレンっ!? もしかして、具合が悪くなって!!」

カレン「ま、マズイ、デス!!!???」

カレンママ「えっ!?」

カレンパパ「不味い、ということはあまり食べられるものじゃなかったって訳か!」

カレンママ「ほっ!! とりあえず安心はしたけど、さっそく病院にいきましょう!」

カレン「ハイ・・・・」

病院に行ったが、検査の結果・・・異常は見られなかったため、とりあえずカレンの状態による経過観察となった。もし、具合が悪くなれば、再検査になるのだ。

朝。

カレン「あっ、もう行くじかんデス!?」

カレンママ「カレン。はやくしなさい! 遅れますよ!!」

カレン「ママ。いまから、いきマス。」タッタッタッ。

カレンパパ「いててっ!」

カレン「パパ? どうしたデスか??」

カレンパパ「あぁ、カレン。実は、昨日、仕事先で転んだ時に足を痛めてしまってね! その痛みがまだ治らなくてな・・・」

カレン「それは、たいへんデース! 大丈夫デスか?」スリスリッ←悼む場所を優しく撫でる。

カレンパパ「!?」スクッ

カレン「えっ!?」

カレンパパ「なんだっ!? 突然、痛みがなくなったぞっ!!」

カレン「えっえっ!!??」

カレンパパ「不思議だが、もしかしたらカレンがさっき痛かったところを撫でてくれたおかげかもしれない!! ありがとう、カレン!」ニコッ

カレン「いえ、どういたしましてデス♩ なんだが、よくわからないけれど、げんきになってよかったデス!」

登校途中。

カレン「ハァハァ。いそがないと・・・うっ!?」ズキッ。←足に痛みを感じる。

カレン「あ、足が、痛くなってきマシタっ!!?? な、なぜっ!?」

↑「悼む」と表記してしまいましたが、正しくは「痛む」です。

お詫びを申し上げます!!

カレン「それによく見マシタら、痛い場所・・・さっきパパが痛がってイタ箇所と同じデスね!? 偶然デショウかっ!!」

アリス「あっ、カレーンっ!!」

カレン「アリス。それに・・・」

シノ「カレン、おはようございます♡」

陽子「おはよー♩」

綾「おはよう、カレン!」

カレン「シノ、ヨーコ、アヤヤ。・・・オハヨーゴジャイマスッ!」

アリス「カレンっ!? いまの間はなにっ!!??」

綾「どうしたの? いつもテンションが高いカレンが珍しく、元気がないなんて・・・?」

カレン「それが、デスね・・・! さっきから、足が痛くて・・・」

陽子「マジかっ!? 病院に行ったほうがいいんじゃないかっ?」

シノ「大丈夫ですか、カレンっ!?」

カレン「だいじょうぶデス! すぐになおりマー・・・・あれっ!?」スーッ!!

アリス「どうしたの?」

カレン「なんか、治りマシタ!」

綾「き、急に、どうして??」

カレン「分からないデス・・・。」

アリス「本当に、大丈夫っ?」

陽子「まぁ、治ったのなら大丈夫だろう!! それより早く行かないか、遅刻するぞ?」

シノ「陽子ちゃんが「遅刻」を言うとは・・・。何かあったんですか?」

陽子「シノは普段から私をどう見てるんだよっ?!」

綾「でも、陽子の言う通りだわ!! 早くいきましょう。」

学校

カレン「ふぅ。もう少しで遅刻するとこデシタ!」

シノ「ギリギリ、間に合ってよかったですね♩」

綾「そうね! あっ、先生が来たわよ!!」

ガラッ。久世橋「おはようございます!」

シノ「起立、礼!」

一同「おはようございまーす! お願いします!!」

シノ「着席!」

久世橋「はい、おねがいします! それでは今から授業を・・・ててっ!!」←片腕を押さえている

シノ「久世橋先生。どうしましたか?」

久世橋「なんでもありません。ただの筋肉痛です!」

カレン「クゼハシセンセー。大丈夫デスかっ?」スッ。

久世橋「九条さんっ!?」

カレン「痛いのは、大変デスね!!」スリスリッ

久世橋「大丈夫です、九条さん!! それより授業が始まっていますので、早く席に・・・て、あらっ!?」

綾「先生?」

久世橋「さっきまで腕が痛かったのに、急に治ってきました!? 一体、どうして?」

シノ・綾・他の生徒達「「「えっ!!!!!!」」」

カレン「それは良かったデ・・・・・スっ!?」ズキッ!?

久世橋「九条さん?」

カレン「イタタタッ!!!」

久世橋「九条さんっ!?」

シノ・綾「「カレンっ!?」」

カレン「う、腕が突然、痛くなりマシタッ!!」

久世橋「大丈夫ですか、九条さん!! 誰か九条さんを保健室に?」

シノ「私が行きます!」

綾「わ、私も!」

久世橋「では、大宮さん、小路さん。お願いします!!」

シノ・綾「「はいっ。」」

保健室

保険の先生「見たところ、異常はなさそうだけど、多分筋肉痛じゃないかしら?」

シノ「筋肉痛・・・ですか?」

カレン「? あれっ、痛みがきえたデスっ!?」

綾「ほんとっ!?」

カレン「ハイっ!」

保険の先生「それなら良かったわ! ただ、また痛みがあるかもしれないから、その時は来てくださいね。」

カレン「はいデス!」

廊下

シノ「良かったですね、カレン。」

カレン「そうデスね・・・。」

綾「・・・・・・・・・」ジッー。

休み時間

シノ「起立、礼。」

一同「ありがとうございました。」

久世橋「はい。これで授業を終わります! 後、九条さん!」

カレン「ハイ?」

久世橋「腕の方はもう大丈夫ですか?」

カレン「だいじょうぶデス! センセー、心配してくれてアリガトゴジャイマース♩」ニコッ♩♩

久世橋「///っ!? 先生が生徒を心配するのは、あ、当たり前のことですっ!!///」

綾(久世橋先生。ちょっとだけ嬉しそうね。)

休み時間

アリス「カレンっ。シノから聞いたよ! 腕が痛くなったって本当っ!?」

陽子「朝は足が痛いとか、言ってたけど、今度は腕か!! 本当に大丈夫かっ、カレン?」

カレン「えぇ。」

綾「・・・・・・カレンっ。」

カレン「アヤヤ、どうかシマシタか?」

綾「朝、足が痛くなる前って、誰かに触ったってことはないかしら?」

カレン「そう、デスね・・・。そういえば、パパに触りマシタ!」

綾「お父さんに?」」

カレン「ハイ。学校にいく前にパパが足が痛いっといってマシタので、痛い場所をさわったのデス♩」

綾「・・・・・・それで?」

カレン「そしたら、パパが突然、痛みがなくなったって言っていマシタ!」

綾(やっぱり・・・。)

陽子「? 綾、どうかしたのか?」

アリス・シノ「?」

綾「シノ、アリス、陽子。ちょっと来てくれるかしら?」

陽子「あっ、あぁ。別にいいけど」

アリス「どうしたの、アヤ?」

シノ「??」

カレン「アヤヤ。ワタシは?」

綾「カレンは大丈夫よ! そんなに時間はかからないから、少しだけ待ってるかしら?」

カレン「ハイ。」

廊下

陽子「それで、綾。話の内容は一体、何だ?」

アリス「カレン抜きということは、カレンに関係することだよね?」

シノ「カレンにですか・・・。」

綾「えぇ。陽子とアリスには伝えてないけれど、カレンが腕が痛いと言う前に、最初は久世橋先生が筋肉痛で腕が痛いって言っていたの!」

陽子「クッシーちゃんが?」

綾「うん。それで、心配したカレンが久世橋先生の腕(それも痛む箇所)を触ったの・・・。そしたら、久世橋先生の腕の痛みが治って、すぐにカレンが腕が痛いって言い始めたの! まぁ、保健室に着いたら、すぐに治ったけど。」

シノ「そういえば、そうですね! 私も綾ちゃんと一緒に見ていましたので、分かります!」

綾「そして、さっきカレンに登校前に足が痛いって言ってた父親の足を触ったらその痛みが治ったって話を聞いたけど、その後でカレンが足の痛みを訴えた・・・。」

陽子「おぃ、綾。さっき一体、何を言っているn・・・」

アリス「あぁっーー、分かった!!」

陽子「!?」ビクッ

綾「どうやら、アリスも分かったようね!」

シノ「???」

アリス「ヨーコだけじゃなくて、シノも分からないみたいだね・・・。」

綾「いいわ、私から説明するわ。つまり、カレンが体に痛みを訴えている人の痛い箇所を触ったら、その人は突然痛みがなくなった。けれど、代わりにカレンが同じ箇所に痛みを訴え始めた・・・こう説明すればわかるでしょ?」

陽子「あぁっーー!!!」

シノ「な、成る程・・・。」

綾「ようやく、シノも陽子も分かったみたいね。」

アリス「でも、どういうことっ!? 触っただけで他の人の痛みがカレンにうつる、なんて・・・。そして、その人が治るなんて、まるでカレンが痛みを引き受けてるみたいになるけど・・・」

陽子「おい!! カレンにそんな力が使えるなんて・・・まるで漫画みたいじゃないかっ!? んっ・・・(でも、待てよ!! そんな力が使えるような漫画を前から見ていたような・・・)」

シノ「それが本当でしたら、カレンはすごいですっ!!!」ワクワクっ

アリス「シノっ!? 興奮してる場合じゃないよっ!!」

綾「でも、あくまでも推測だから、本当かはわからないわ!」

陽子「これは確認するしかないかっ!」

アリス「確認?」

綾「何を確認するの、陽子?」

陽子「もちろん、カレンが本当にそんな力が使えるかをだよっ!!!」

教室

カレン「あっ!? やっと戻ってキマシタかっ!」

アリス「ごめんね・・・カレン、遅くなって」

カレン「大丈夫デスよ!」

陽子「カレン。」

カレン「なんデスか?」

陽子「カレンって昨日、なんか変な実とか、食わなかったか?」

カレン「実・・・・・・・・デスかっ!?」

アリス「カレン。反応が・・・。」

陽子「その様子だと図星だな!」

カレン「どうしてワカッタのデスか?」

陽子「それを話す前にさっき、綾がある推測をしたんだ! カレン、お前が痛みをする人に触ったらその人が治って、代わりに触った自分が痛くなるってことを!」

カレン「・・・・・ワタシが痛くなったのは、それが原因だと・・・!?」

陽子「間違いないかもな! じつは私が今、呼んでいる「ジャ○プ」って漫画雑誌があるんだけど、その中に連載されている「ワン○ース」って漫画に「悪魔の実」っていうのが、あってな! その実を食べると、不思議な能力が使えるようになるんだ!!」

アリス「へぇー。」

カレン「おぉー。それはなんとも不思議デス!」

陽子「で、使える能力は色々あるんだけど、それは人によって変わるらしい。それでだ、カレン。お前が使える能力みたいなものもそれに近いと感じるんだが・・・どうだ?」

カレン「確かにヨーコの言う通りデス! 昨日、パパがおみやげで実を買ってきマシテ・・・その実を全部一人で食べマシタっ!!」

アリス「えぇっーー!!」

陽子「やっぱ、予想通りか!! ということがそれが悪魔の実で間違いないな! 後は・・・・能力が改めて何かを把握しないとな・・・」

ガラッ。シノ「陽子ちゃん。お待たせしました・・・」ズキズキッ

綾「いたたっ! これでいいの、陽子?」ズキズキッ

カレン「シノ、それにアヤヤっ!?」

陽子「ごめん、二人とも。私の提案に乗ってもらって・・・」

シノ「いいですよっ♩」ニコッ

綾「いいわよ。カレンのためだもの(本当は、陽子のお願いで、それも陽子のためだ、なんて死んでも言えないわ///)」

アリス「シノ、アヤ。本当に大丈夫?」

カレン「ヨーコ、これはいったい?」

陽子「あぁ。カレンの能力が本物かを改めて把握するために、二人には敢えて怪我をしてもらったんだ・・・軽めでね! ただ、私やアリスが怪我をさせるのも気が引けるし、だから二人には自分自身で怪我をしてもらったよ!!」

シノ「私は、小さめの石で腕を叩きました!」

綾「私は足よ! 壁を蹴って、もう大変だったわよ!!」

アリス「!?」

陽子「本当にごめんな!」

カレン「二人とも、大丈夫デスかっ!? 今から、ワタシが治しマスっ!!!」スリスリっ。

陽子「どうだ・・・。」

アリス「・・・・・ゴクッ。」

シノ「あっ、痛みが!?」

綾「なっ、なくなったわ!」

アリス「間違いないね、ヨーコっ!!」

陽子「そうだな。カレン、お前はやっぱり悪魔の実の能力者になったんだ!」

カレン「イタタタッ、やっぱり痛いデスっ!!!」

陽子「あっ、カレンもごめんっ!! でも、これで証明されたぞ!」

アリス「証明されたのはいいけど、カレンが気の毒に思えたよ!!」

シノ「カレンはやっぱりすごいですっ///」

綾「でも、陽子のおかげで私の推測も当たったし、それにその能力がどういう風にカレンに備わったかも分かったわね!!」

陽子「だろうっ!! 私がジャ○プの愛読者で、それにワン○ースも読んでるからすぐに分かったんだ! 私ってやっぱすごいわっ。」

綾「そうね。陽子はバカだけど、今回は珍しく役に立ったわね!」

陽子「おい、綾!? 今、私に対して失礼なこと言っただろ!?」

カレン「それにしても、まさかワタシが食べた実が、コンナすごい実だったナンテ・・・驚きデス!!」

陽子「あっ、でも・・・もう一つ言い忘れてたけど、悪魔の実を食べた人って海に嫌われるから、二度と泳げなくなるぞ!」

アリス・シノ・綾「「「えっ!?」」」

カレン「ほんとっ、デスか!?」

陽子「あぁ。」

カレン「ワカリマシタ!!!」

アリス「カレンがあっさりと納得するなんて、珍しいね!」

綾「そういえば、カレンって海よりも山に行きたいっていうタイプだったわね!」

シノ「そうですね。陽子ちゃんが海に行きたいと言った一方で、カレンは山に行きたいって言って揉めていましたね!! 陽子ちゃんに負けた後も山に行きたいって泣き出してもいましたし・・・。」

カレン「ハッ、でも・・・山には小川がありマスねっ!! 小川にも入れない、ということデショウか?!」ビクビクッ

陽子「いや、そこは気にしなくても良いぞ! 水でも小川みたいに足だけ入れる浅い所は平気らしい・・・。まぁ、能力は使えなくなるけど・・・。」

カレン「ほんとうデスかっ!? 良かったデス♩」ニコッ。

綾「げんきんね・・・。」

陽子「そうだっ!! じつは、悪魔の実は名称があるんだけど、カレンのは名称が分からないから! 私が付けるよ!!」

カレン「そうなんデスかっ? では、お願いシマスっ!!!」ペコッ。

陽子「そうだな・・・カレンの能力は「誰かの痛み(主に怪我や病気など)を触れただけで治し、代わりに自分がその痛みを引き受ける」から、カレンの食べた実の名前は「カンカンの実」と名付け、今後カレンは「カンカンの実を食べた完治人間・・・つまりはカンカンの実の能力者で、自分が痛みを受ける代わりに他者を治すことが出来る完治人間」として生きるんだっ!!!」ドーーーーーーーーンっ!!!!!!

※ここで設定を追加しますが、ワン○ースに出てくる悪魔の実で今回は「オリジナル」があります。また、原作出てくる同じ実も一応登場しますので、ご了承ください!

カレン「おぉー、なんか、すごいデスねっ///」キラキラっ。

シノ「かっこいいです、陽子ちゃん♩」

綾・アリス(どうしよう・・・。陽子(ヨーコ)のネーミングセンスがダサすぎてついていけない・・・)

シノ「そういえば、カレンっ。カレンが食べた実と同じ実はありますか?」

カレン「ワカラナイデスが、パパに聞けばなにかわかるかもシレマセン!」

アリス「シノっ!? どうしたの?」

シノ「アリス。私もカレンみたいに能力者、というものになりたいですっ♩」ニコッ

アリス「えええええええっーーーーー!!??」

綾「や、やめておいた方がいいんじゃっ!?」

陽子「あっ、私はパスだな! 二度と海を泳げなくなったら、夏休みとかに海に行くことが出来なくなるからな・・・。」

綾「・・・・陽子が言う事ももっともね!!」

カレン「シノも能力というものが欲しければ、一晩待って下さいデス!」

シノ「わぁぁぁーーーーーっ!!! 楽しみですね♩♩」

アリス「シノぉっー!?」

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