・Fateのメンバーに大喜利をやってもらうSSの七スレ目です。
・登場するサーヴァントは基本的に五次鯖です。
・全編Fateネタバレ&キャラ・世界観・設定崩壊、オリ設定ありですが、「あくまで洒落」なので、細けぇことはいいんだよでお願いします。
一作目
【Fate】士郎「聖杯大喜利戦争?」【大喜利】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1551535083/)
前作
【】ギルガメッシュ「聖杯大喜利戦争」 言峰「座布団六枚目だ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1566991155/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1569766703
【Fate】アサシン「聖杯大喜利戦争 座布団七枚目。 えっ、私の出番これだけ……?」【大喜利】
↑ホントはこのスレタイにしたかったのですが、長すぎてダメでした。
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舞台袖
セイバー「いるではありませんか……」
アサシン「結局、回答者の座からは追われてしまったのでな。山門を動かそうとしたのだが、さすがに無理があるというもの。此処に力尽きて候。」
セイバー(袖までは引けたのですね……)
セイバー「それはそうと、先日は申し訳なかった。本音を言えば、私も貴方が隣にいてくれるほうが張り合いがあって望ましいのですが……」
アサシン「何事もままならぬものよな。ま、私からすればこうして人通りの多い場所に出る事が出来ただけでも儲けものさ。当分は史上に名を轟かせた猛者たちの頓智を、とっくり観賞させてもらうとしよう。そら、もう開演だぞ」
※()の中は着物の色
カレン(白)「お待ちどうさまでした。聖杯大喜利戦争の時間です。藤村大河が療養中のあいだ、皆さまのお相手を務めます、カレン・オルテンシアです。どうぞよろしくお願いいたします」
<パチパチパチパチパチ
カレン「それでは、真面目に神話や歴史を学びたい人から、検索妨害だと思われている皆さんのご挨拶からどうぞ」
槍流亭 犬之介(紺)「どういう紹介の仕方だよ!?……つーわけでこういう女なんだが、俺ぁどんな答えをすりゃいいんだかね。ついこの間だって言うのに、大河のねーちゃんが司会だった頃が恋しいぜ。傍から見りゃあ散々な言い合いに見えても、舞台を降りりゃあゲラゲラ笑い合える仲だからああいうことが言えたわけでよ。仮にカレンにそんなこと言ったが最後、舞台を降りて笑ってるのはカレンだけで、そのとき俺は……」
犬之介「ランサーだぜ」
弓屋 贋作(黒)「一応、英語を会得しているのでな。時計塔への留学に備えて、しばしば凛に教えている。もっとも、さすがは遠坂の跡取りだ。私が教えなくても綿が水を吸うように覚えていく。そう思うと、どうしてパソコンで「ふぁて ふぁて ふぁて」と入力して頭を掻きむしるような事態になるのかまるでわからん。アーチャーだ」
<ア-チャ-!!
騎乗亭 蛇薔薇(桃)「イジリとイジメの区別がつかない方、多いですね。そこで自分は違うと思った小・中学生。貴方のことを言っているのですよ。本職の芸人のノリを普段の生活に持ち込まないでほしいものです。ランサーも言っていましたが、そういうことは互いが了解の上だから成立するのですから……」チラッ
カレン「……」
蛇薔薇「暖簾に腕押し。ライダーです」
投魔亭 呪々(紫)「九月のことをこの国では長月と呼ぶそうね。この長月というのは、夜が長い、「夜長月」というのが由来らしいわ。この長い夜を、宗一郎様と二人っきりで……ヤダもう!///」
<……
呪々「キャスターよ」
刀剣亭 竜征(水色)「皆様にご報告です。大河は順調に回復しています。これも一重に皆の大河を案ずる心が通じたからでしょう。最近では、我々を窓口に、大河へのお見舞いの品がそれはもうたくさん届いています。遠慮する必要はありません、私とシロウと、なんとなればイリヤスフィールの鞄にもまだ若干の余裕があるのですから」
竜征「貰い物は公平分配。セイバーです!」
英雄王 切我滅狩(金)「よくもまぁそこに座っていられるな、などと思っている輩がいるかもしれぬが、そのようなことに臆する我ではないわ。司会席というのも悪くはなかったが、やはりここにいなければセイバーを間近で見る事が出来ぬからな。羨ましいか、羨ましいだろう。 ここはいいぞ。ふと横を見たときに見えるうなじ。座布団の乗り降りのたびに着物に浮き出る腰から足の形、時折ふわっと香る石鹸の香が……」
竜征「カレン! 並び順! 並び順を変えてください!」ゾゾゾゾゾ
切我滅狩「真の英雄は五感で愛でる! 英雄王だ」
カレン「続いては、何もしなくても通行の妨害になるバーサーカーのご挨拶です」
バーサーカー(赤)「■■■■―――!?」
イリヤ(白桃色)「九月十六日は敬老の日だったわね。故郷のお爺様とは没交渉になっちゃったから、今のウチにはおじいちゃんおばあちゃんにあたる人はいないの。あぁ、でもキリツグがいるか。今度、シロウと一緒に爺さんって呼んでみようかしら」
イリヤ「敬老と言えばケイローンの弟子、バーサーカーをよろしくね♪」
※ここから先は普通にクラス名で表記します。
カレン「退屈な答えを言う人からは座布団を取ります。下らない答えを言う人からはもっと取ります」
ランサー「取るばっかじゃねーか」
カレン「座布団を十枚貯めると願い事が叶い、貯まらなくとも賞品を差し上げますので、涙ぐましい努力を期待します」
カレン「具体的に言うと努力の果てに貰ったショボい賞品で落胆する様に期待します」
全員「……」
カレン「では今回の聖句(キーワード)、「世界の頂」 これを目指して励んでください」
現在の座布団の枚数
全員一枚
カレン「まず一問目。あなたたちはマスターとサーヴァントにしては珍しく良好な主従関係を築いている方が多いようですが、やはりセレニケとアストルフォのように、上手く噛みあわないことは多いようです。そこで、今回は「二度と仕えたくないマスター」というものを考えてもらいます」
カレン「――という体裁を取りますから、回答するフリをして思う存分自分のマスターを罵ってくださいな」
アーチャー「答え辛くなることを言うんじゃない!」
カレン「あら、ずいぶん早いですね。はい、セイバー」
セイバー「考えるまでもありませんよ」
セイバー『キリツグ』
<セイバ-……
カレン「まぁ、同意を求められるレベルかもしれませんね。では、一枚あげましょう」
キャスター「あら、ちゃんとくれるのね」
カレン「当然です。無ければ取れませんから」
全員「……」
ランサー「おー、ああいうのでいいのか。だったら簡単だぜ」
ランサー『二度と仕えたかねぇマスター』
ランサー『言峰』
カレン「……誰が答えていいと言ったのですか」
ランサー「」
アーチャー「馬鹿か」
カレン「はい、待っていました。バーサーカー、そこの駄犬から一枚持っていきなさい」ビシッ
バーサーカー「■■■■―――!」
カレン「きちんと指してからあの答えだったら三枚はあげていたというのに……」
ランサー「おわぁマジかよ!?」
カレン「はい、キャスター」
キャスター『霊体から実体化するたびに「びっくりしたぁ! いるなら言ってよ!?」と言うマスター』
カレン「ンッ……ww」
カレン「ン……」
ライダー「……どうしたんです」
カレン「別に何も……さて、悪くない答えですね。一枚あげましょう」
カレン「次、ライダー」
ライダー『二度と仕えたくないマスター』
ライダー『ライダーを召喚して調子に乗るマスター』
カレン「安直すぎます。一枚持っていきなさい」
アーチャー「……それは間桐慎二のことじゃないか」
ライダー「もちろんそうです」
カレン「では、アーチャー」
アーチャー『二度とは仕えたくないマスター』
アーチャー『時々おもしろ半分にビルの上から飛び降りて、"着地任せた!"と言うマスター』
<ア-チャ-!
カレン「二枚あげてください」
カレン「カレンちゃん、そういう暴露的な答えはマジ推奨しますよ」ニヤニヤ
アーチャー「これに懲りたら、少しは時臣の言う通り、淑やかに振舞うことだな」
<ウゥ~,サスガニ ハンセイスルワヨ
キャスター「わかってないわねぇ。それはきっと、お姫様抱っこがして欲しいけれど恥ずかしいから、わざわざ高いところから飛び降りて誤魔化しているのよ」
<!?
アーチャー「何をバカな……いや、そう…なのか?」
ランサー「へへっ、思った以上に可愛い乙女だなww」
<トオサカ……
<ネエサン……
<チガウ!? チガウッ!?
カレン「はい、キャスター」
キャスター『呼び出されたらメットとツルハシの用意を始めた、明らかに人違いしてるマスター』
カレン「メットとツルハシという時点で失礼でしょう」
カレン「セミラミスに」
ランサー「言っちゃったよ……」
カレン「はい、ランサー」
ランサー『自分が求めているのは忠犬だっつーマスター』
カレン「そうは言っても、しっかり忠犬ぶりは示しているではありませんか。毎日、同じ時間になると同じ場所へ欠かさず訪れて……」
ランサー「そらバイトに出勤してんだよ!?」
カレン「では、ライダー」
ライダー『二度と仕えたくないマスター』
ライダー『異世界からレベルカンストで転生してきて、サーヴァントが出る幕の無いマスター』
カレン「最近の読書傾向ですか……ま、実際にそんなのが来たら貴方たちマジでただの
使い魔になってしまいますからね」ニヤニヤ
槍弓魔剣金「……」
ライダー「そのほうが楽で良いのではないですか。アーチャーも家政婦に専念できるでしょうし」
アーチャー「何を言うか! 私は家政婦ではなく執事……いや、そういう問題じゃない!」
カレン「はい、セイバー」
セイバー『二度とは仕えたくないマスター』
セイバー『お腹がすきました、と言ったら"えっ、魔翌力供給は十分なはずだろ?"と言ってくるマスター』
弓騎魔金「あぁ~」
ライダー「今となっては御免こうむりたいところですね」
キャスター「作るほうも楽しいし」
カレン「世間話は舞台裏でやりなさい」
ランサー(三食牛丼よりはマシ……なのか……?)
カレン「次はアーチャー」
アーチャー『新宿駅で迷子になっているマスター』
カレン「と言われても、別に我々都民ではないですし……だいたい、今どき電子マネーで改札も済ませられないマスターに仕えている人に言われたくありませんね」
アーチャー「バカな……ぐぅの音もでん、だと……」
<チョ,チョットハ クイサガリナサイヨ!?
カレン「はい、ランサー」
ランサー『召喚されてすぐに"お前のためにン万円つぎ込んだんだからな"っつー嫌なプレッシャーをかけてくるマスター』
カレン「ンフッ……」
カレン「……」プルプル
カレン「いいでしょう。一枚あげます」
全員(あぁ、これ意地でも笑ってやらないつもりだな……)
カレン「ちなみに、それは触媒的な意味ですか、それとも石ですか?」
ランサー「どっちだっていーよww」
カレン「そうですか。ま、貴方なんか引き当てたら、その時点でどんなはした金だろうと元は取れないですからね」
ランサー「んだとコラ!?」
※そんなことはありません
カレン「はい、アーチャー」
アーチャー『二度と仕えたくないマスター』
アーチャー『ポ●モンマスター!』
カレン「ンッッッフwwwwww」
カレン「ンッ……」プルプル
カレン「……バーサーカー、アーチャーから一枚取りなさい」
アーチャー「なっ!? 笑っていたじゃないか!」
カレン「笑っていません(即答)」
カレン「私の前でやるならばカプさばでしょう。ちょうどタイムリーな話題だというのに、実につっかえない弓兵ですね」
アーチャー「」ガ-ン
カレン「はい、ギルガメッシュ」
ギルガメッシュ『仕える仕えないという時点で我には関係の無い話よ。我は単に、聖杯を求める者の業を愛でに来ているだけなのだからな』
カレン「はい、例によって退屈なお答えありがとうございます」
キャスター「てっきりカレンって答えるのかと思ったわ」
ギルガメッシュ「それこそ当然すぎて退屈だろう」
カレン「バーサーカー、ギルガメッシュから一枚持っていきなさい」
ギルガメッシュ「オイィィィィィッ!?」
カレン「二問目です。セイバー、"シロォー!"と叫ぶ場面、多かったですね?」
セイバー「え、えぇまぁ」
カレン「しかし、"ろう"或いは"ろ"で終わる言葉は他にもたくさんあるようです。そこで問題。まずあなた方は短くヒントを言いなさい。そこで私が何ですかと聞くので"ろう"や"ろ"で終わる言葉で返すのです」
カレン「あぁ、セイバーに言っておきますが、衛宮士郎の生き別れの兄弟、ゴローとかサブローというのは禁止です」
セイバー「」
セイバー「そのような安直な答え、言うわけがないでしょう……」
カレン「そうですか。ではセイバー」
セイバー「え」
カレン「セイバー」
セイバー「いやあの」
カレン「セイバー」
セイバー「」
セイバー「…………!」ハッ
セイバー「できました」
カレン「よろしい。やりなさい」
セイバー『あーーっ!?』
カレン「アッと驚く●五郎ですか」
セイバー「カレェェェェェェン!?」ガ-ン
カレン「はい。一枚没収です」
ランサー「ひでえ」
カレン「ではランサー」
ランサー『誰か! 誰かバゼットを入れてやってくれェ!』
カレン『何ですか』
ランサー『風呂ぉぉぉぉ!』
カレン「だからこの間会ったときに、捨て犬みたいな匂いがしたんですね……」
ランサー「似た物同志って言うつもりだろ」
カレン「バーサーカー、一枚持っていきなさい」
ランサー「どわぁ!?」
カレン「はい、ギルガメッシュ」
ギルガメッシュ『忘れてはいないか? 我は高貴な身なのだ』
カレン『何ですか』
ギルガメッシュ『麻呂ぉ!』
カレン「では言っていただきましょう」
カレン『麻呂は英雄王だーー!』
カレン「はいどうぞ」
ギルガメッシュ「言うかァ!?」
カレン「では、アーチャー」
アーチャー『いや、本来私の武器はだな』
カレン『なんですか』
アーチャー『アロー!』
カレン「あまり説得力はないですが……」
カレン「はい、セイバー」
セイバー『シロウ、シロウ。 今晩はこれが食べたいです』
カレン『何ですか』
セイバー『トロー!』
<ゼイタクイウナヨ!?
ギルガメッシュ「その程度の金も出せぬとは。我であれば大トロだろうと何だろうと簡単に喰わせてやるぞ?」
セイバー「ついて行ったら食われそうなのでお断りします」
大河「はい、ライダーさん」
ライダー『セイバー、あなたは士郎にどれだけかけているかわかっているのですか』
セイバー「何ッ!?」
カレン『何ですか』
ライダー『苦労ー!』
セイバー「」
カレン「バーサーカー、セイバーから一枚取ってライダーにあげてください」
カレン「ランサー、あなたです」
ランサー『そう言われると、そうとしか見えない』シゲシゲ
アーチャー「な、なんだ」
カレン『何ですか』
ランサー『ジゴロー!』
アーチャー「!?」
カレン「ンッフ……一枚あげましょう」
アーチャー「失敬な奴め! 私はどの子とも金のやり取りなどしていない!」
ライダー「どの子とも?」
アーチャー「」
<ア-チャ-!!
<クソヤロウダナ
<センパイ……
キャスター「こ、これだからモテる男ってやつは……」
カレン「では、キャスターどうぞ」
キャスター『アーチャーと坊やに言ってやりたいことです』
カレン『何ですか』
キャスター『もげろーー!』
アーチャー「ヒィ!?」
<ヒィ!?
カレン「いいですよ、いいですよ。一枚あげましょう」
セイバー「キャスター! アーチャーはともかく、シロウがもげるのは看破なりません!」
アーチャー「セイバァァァァァァッ! お、オレも少しは庇ってくれセイバー!?」
カレン「はい、セイバー」
セイバー『あ、あのプニプニしてウネウネして、ガクガク鳴るフニャフニャな代物は!?』
カレン『何ですか』
セイバー『何だろー!?』
全員「」ガク-
ランサー「何なんだよ!」
カレン「……バカですね……ww」
セイバー「」
カレン「次、ライダー」
ライダー『HF完結の後にはぜひとも』
カレン『何ですか』
ライダー『ほろー!(hollow)』
カレン「ふむ、確かにそうですね。一枚あげましょう」
カレン「ハードルは高いですが、アニメ化しないと動く私やあなた方の痴態を見ることができませんからね」
槍弓騎魔剣金「……」
カレン「はい、ランサー」
ランサー『き、きっと例のアレには入っているに違いねェ!』
カレン『何ですか』
ランサー『ハバネロォ!』
カレン「そう疑うのも無理はない辛さですね……そういえば、このまえ某ウジムシに拉致されて激辛ラーメン屋に連れていかれたのですが、ああいうのってトウガラシの量が限界を超えるとナポリタンみたいな見た目になるんですね」
全員「……」
カレン「はい、セイバー」
セイバー『き、貴様など大っ嫌いだーーっ!』
<ネロ-!
セイバー「」
カレン「……昔何があったんですか。本当は仲が良いという噂もあるのに」
セイバー「……」
ギルガメッシュ「取るに足らん話ではあるがな……ま、いずれ語る機会もあろうて」
カレン「アーチャー、あなたの番です」
アーチャー『まさか友人になれるとは』
カレン『何ですか』
アーチャー『金太郎―!』
カレン「坂田金時ですか。確かに英霊になるまで会えるなどと思わないでしょうからね」
カレン「しかし、あのファッションセンスは些かギルガメッシュを連想させるのでどうにかしてほしいですね」
ギルガメッシュ「何を言っている。我があのような大人子供と同じに扱われるなど不快の極み。同じ金の装束を纏っていようと、我と彼奴とではまるで違うところがあるだろう」
カレン「具体的にいいますと?」
ギルガメッシュ「沸き起こる王気(オーラ)だ!」
カレン「それはそれは大層ですこと。バーサーカー、ギルガメッシュに三枚あげてください」
槍弓騎魔剣「えぇーーっ!?」
ギルガメッシュ「ハッハッハ! 敬服したか、シスター!」
バーサーカー「■■■!」ホラヨ
カレン「で、三枚とも持っていきなさい」
バーサーカー「■■■■――――!?」
ギルガメッシュ「オイィィィィィッ!?」
イリヤ「無駄に動かすんじゃないわよー!」
カレン「ではライダー」
ライダー『キ、キャスターの手料理!?』
カレン『何ですか』
ライダー『オゲロォ!?』
キャスター「蛇酒にするわよ!?」 サッ
カレン「ではキャスターどうぞ」
キャスター『こちらの方です』
カレン『何ですか』
キャスター『どエロー!』
ライダー「!? いくらなんでも"ど"はないでしょう!?」
アーチャー(エロは認めるのか……)
<ライダ-ッタラ……
カレン「バーサーカー、二人から一枚づつ持っていきなさい」
カレン「はい、アーチャー」
アーチャー『正義を為そうとするものは往々にしてそうなるものだ』
カレン『何ですか』
アーチャー『アウトロー!』
カレン「ふむ、ロビン・フッドなどは正にそうですね。一枚あげましょう」
カレン「そこまでして為そうとする正義が本当に人々のためかどうかはわかりませんが」
イリヤ「はーい、私も出来たわ!」
カレン「待っていましたよ、貴女に出てきてもらえなければ、視聴者の八割を占めるであろうロ●コンにそっぽを向かれてしまいますからね……」
イリヤ「止めてよ!?」
イリヤ『大喜利に勝って、賞品を手にしたときです!』
カレン『何ですか』
イリヤ『徒労―!』
槍弓騎魔剣金「」ガク-
カレン「いえいえ、あの落胆した顔こそが醍醐味なのですよ。ダニ神父も、この瞬間だけは視聴して愉悦ってましたから……」
全員「……」
カレン「はい、キャスター」
キャスター『さぁみなさん、今日も一日――』
<ガンバロ-!
キャスター「」
カレン「……セイバーのが感染ったのではありませんか?」
セイバー「!?」
カレン「次、セイバー」
カレン「読まれないものをやるのですよ」
セイバー「無論です!」
セイバー『それは勇ましくも、時にとても儚く、虚しい……』
カレン『何ですか』
セイバー『とうろう(蟷螂)ー』
セイバー『の、オーノー!』
全員「」ズコ-
セイバー「シロウ! 先に言われませんでしたよ!」ドヤッ
<ドヤガオ スルナ!
カレン「はい、アーチャー」
アーチャー『生きていてくれて……ありがとう……』
<ア,ア-チャ-……
カレン『何ですか』
アーチャー『タロー! ジロー!』ガシッ
ランサー「!?」
カレン「ンンッ……ww」
カレン「アーチャーに一枚……ww」
アーチャー「ヨ-シヨシヨシヨシ ヨ-シヨシヨシヨシ……」ワシャワシャ
ランサー「犬じゃねえェつってんだろ!?」バシッ
カレン「三問目です。まずはこちらを聞きなさい」
――――――――――――
士郎『遠坂と協力するのは反対か?』
セイバー『いいえ、そういった大事を決めるのなら、事前に相談をして欲しかっただけです』
――――――――――――
セイバ―「私とシロウのやりとりですね」
カレン「このようにマスターとサ―ヴァントは信頼の有無はともかく、共に敵と戦う存在ですので、きちんと情報は共有し、認識を同じくしておかなければいけません」
ギルガメッシュ「もっとも、聖杯戦争において真に重要なことは知らされずに我々英霊は呼び出されるわけだがな……」
槍弓騎魔剣「……」
カレン「では、それを踏まえてイリヤスフィ―ル。皆に例の物を配りなさい」
イリヤ「ほーい」
今回の例の物:日記帳
カレン「英霊夏休み日記、です」
全員「」ズコ-
カレン「あなたたちは夏休み中につけた日記の提出を求められています。そこで日記の内容を読み上げ、マスターである私に対し、夏のあいだに経験したことを報告するのです。そこへ私が「いいですねぇ」と言いますので、続けて何か一言」
セイバー「最初の会話は引用する必要があったのですか!?」
アーチャー「というか、既に九月なんだが」
カレン「夏休みの日記なのですから、夏が終わってから提出するに決まっているではありませんか。不自然なことはありません……」
カレン「別に月一回しかやらないから季節ものの問題がダブついたとかではありませんからね」
全員「いや、そういうことなんだろ!?」
カレン「はい、まずはアーチャー。あなたからどうぞ」
アーチャー『八月×日。今日は久しぶりにランサーを訪ねて双子館に行った』
カレン『いいですねぇ』
アーチャー『死んでた』
ランサー「ざっけんな!?」
カレン「素晴らしい。二枚あげましょう」
ランサー「待てよオイ!?」
カレン「では、ライダー」
ライダー『八月×日 今日は久しぶりにバイトが休みだったので、サクラと衛宮邸へお邪魔した』
カレン『いいですねぇ』
ライダー『帰り際に セイバーから「また来てください。私でしたらいつでも空いていますよ」と堂々と言われた』
セイバー「」
<セイバ-……
カレン「……教会では働き手を求めていますよ」
セイバー「……それは時給いくらなのでしょうか」
カレン「そんなもの無償奉仕に決まっているではありませんか」
セイバー「家事手伝いの方がまだシロウのためになりますよ!」
ギルガメッシュ「教会では、我の花嫁を求めているぞ」
セイバー「カレン、早く次を!」
カレン「はい、キャスター」
キャスター『八月×日。今日は、宗一郎様と夏祭りに行った』
カレン『いいですねぇ』
キャスター『綿あめを買ったと思ったら、ドゥムジだった』
カレン「どういう状況なんですか……」
カレン「では、アーチャー」
アーチャー『八月×日 今日は 遠坂と海水浴にいった』
カレン『いいですねぇ』
アーチャー『服の下から水着を着ていったというのに、こういうときだけ遠坂はうっかりしてくれない」
<アタリマエジャァァァァァァッ!?
カレン「生前の思い出……いえ、心残りですか。失望する必要はありません。いつかは必ずやってくれます」
<チョット!?
カレン「次はセイバー、あなたです」
セイバー『八月×日。シロウとプールに行く約束の日。シロウが新しい水着をプレゼントしてくれた』
カレン『いいですねぇ』
セイバー『紐を渡されたが、シロウはこれが水着だと言い張っている』
アーチャー「……セイバーに何をさせるつもりだ、衛宮士郎」ワナワナ
<セ,センパイッタラ……
<ヨウジンシナサイヨ,サクラ アンタ ナガサレヤスインダカラ
<ヤッテナイ! ヤラナイ!
キャスター「全く……そういう"とにかくエロい衣装を着せればいいや"みたいな安っい発想、ホントに盛りのついた猿みたい。軽蔑に値するわね」
ギルガメッシュ「全くだな。踊り子の衣装でもあるまいに。セイバーのような気位の高い女に着せるのであれば、もっとこう……実に似合っているが、本人は恥ずかしいと言って嫌がるヒラヒラしたドレスのような……」
キャスター「そう! それよ!」
セイバー「カレン! 並び順! 並び順を変えてください!」
カレン「はい、ライダー」
ライダー『八月×日。今日は、大勢のサーヴァントで集まって、BBQをした』
カレン『いいですねぇ』
ライダー『肉と野菜を串に刺すにブラド公は、実に楽しそうだ』
カレン「酷いネガティブキャンペーンですね。一枚あげてください」
ランサー「やんのかよ」
アーチャー『八月×日。今年もサバフェスの季節がやってきた』
カレン『いいですねぇ』
アーチャー『うーん、塩焼きにするか、味噌煮にするか……』
ランサー「そっちのサバかよww」
ライダー「ルルハワで大競り大会ですか……」
セイバー「アーチャー、鯖のサンドイッチというものが食べてみたいです!」ワクワク
アーチャー「ふむ、お安い御用だ」
<オレガツクルカラ!
カレン「ではキャスターにしましょう」
キャスター『八月三十一日、あれほど長い気がした夏休みも、もう最終日だ』
カレン『いいですねぇ』
キャスター『今になると、人生も夏休みのような一瞬に思えてならない』
カレン「ほぅ……一枚あげましょう」
カレン「ですが……貴女は長く感じたのではないですか?」
キャスター「……」
カレン「はい、ランサー」
ランサー『八月×日。今日は、花火大会に行った』
カレン『いいですねぇ』
ランサー『見事な花火に、すーてらー! と掛け声をかけたww』
カレン「それでは一発きりではありませんか……ww」
カレン「では、ライダー」
ライダー『八月×日 今日は肝試しをしてみた』
カレン『いいですねぇ』
ライダー『キャスターの言い伝えを読むと、いつも肝が冷える』
キャスター「ほっときなさいよ!?」
カレン「アーチャー、やりなさい」
アーチャー『八月十五日、今日はお盆だったので、縁側で故人を思いながら過ごした』
カレン『いいですねぇ』
アーチャー『……恵まれているのだぞ、衛宮士郎』
イリヤ「……」
<ワカッテルサ,イワレナクテモ……
カレン「そうですね"普通は"親がいたほうが幸福なものでしょうから」
全員「……」
カレン「はい、ライダー」
ライダー『八月十五日、今日はお盆だったので、風鈴の音を聞きながら、故人を偲んだ』
カレン『いいですねぇ』
ライダー『風鈴の音が、今は無きクー・フーリンの姿をありありと思い出させてくれる』
ランサー「なんだそりゃ!?」
カレン「良い答えですね。一枚あげてください」
ランサー「おぉぉい!?」
カレン「はい、キャスター」
キャスター『八月×日 今日は 夏も真っ盛り。空には絵にかいたような入道雲が浮かぶ、まぶしい日差しの日だった。私と宗一郎様は、キルケーおばさまに連れられて 人々で賑わうビーチへいった。そこには、青い空と繋がっているような大きな海原が広がっていた』
カレン『いいですねぇ』
キャスター『そこでキュケオーンを売った』
カレン「ンフフフフフフフ……ww」
弓槍騎剣金「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
カレン「フ,フフ……ww」プルプル
カレン「……一枚あげましょう」プルプル
カレン「次、セイバー」
セイバー『八月×日 今日は皆で海へ行き、スイカ割りをした。もちろん私は目隠しでも一発でスイカを割った』
カレン『いいですねぇ』
セイバー『スイカはしぶきをあげて粉微塵に砕け散り、土へ還った』
カレン「加減を考えなさい加減を……」
カレン「ではライダー」
ライダー『八月×日、今日は天気予報通り暑くなったので 昨日買いこんだアイスクリームを食べようと思った』
カレン『いいですねぇ』
ライダー『そうしたらシンジが一人で食べて尽くしていた。許せない』
カレン「クフッw……違うものになっているではありませんか」
カレン「はい、ランサー」
ランサー『八月×日。今日は、教養を深めるため美術館に行った』
カレン『いいですねぇ』
ランサー『ワーオ! メディアさんの裸婦画だ』
キャスター「何を見てんのよォォォォォッ!?////」
カレン「――――ッwwwww」プルプル
カレン「一枚あげてください……ンッフw」
ランサー「べっつに大したことねーよ、絵ぐらい。ダビデなんかひっでーぞ?」
全員「あぁ~……」
セイバー「確かに、実際の面識を経てからダビデ像を見ると、些かいたたまれない気持ちになるようになりました」
カレン「そうですね、私もギルガメッシュが集めているエ●チなセイバーフィギュアを見てから貴女に会うと、実にいたたまれない気持ちになります」
セイバー「!?」
キャスター「言ってることとやってることが違うじゃないの」
ギルガメッシュ「何を言うか。美と色は別腹よ」
セイバー「ちょっと失礼、破壊してきます」
<オチツケ,セイバ-!
カレン「はい、アーチャー」
アーチャー『八月×日。今日は、凛と一緒にパソコンを買いに行った』
カレン『いいですねぇ』
アーチャー『今は後悔している』
<チョットォ!?
カレン「そのぐらいは予想して動きなさいな。一枚持っていきなさい」
カレン「では、セイバー」
セイバー『八月×日、今日は屋敷の庭で流しそうめんを食した』
カレン『いいですねぇ』
セイバー『今は反省している』
カレン「何を……いえ、結構。あなたが竹の先に口をつけて逆マーライオンみたいになっているのはだいたい予想がつきます」
セイバー「そこまではしていませんから!?」
アーチャー(そこまでじゃないことはしたのか……)
カレン「はい、ランサー」
ランサー『八月×日、今日は、水着の姉ちゃんをひっかけるため海水浴場へ行った』
カレン『いいですねぇ』
ランサー『そしたらキュケオーンを売りつけられた』
カレン「フフッ……w」
キャスター「……毎度どうも」
ランサー「毎度も買いたかねぇやい」
カレン「はい、ギルガメッシュ」
ギルガメッシュ『セイバー観察日記――ム、違ったか』
セイバー「!?」
全員「」ズコ-
カレン「まぁまぁ、あれはそう捨てたものではないですよ。湯上りのセイバーの艶やかさや、料理を頬張る様も品を失わない様子などが絶妙に描写されていますし……」
セイバー「」
ギルガメッシュ「き、貴様、盗み見おったな!? おのれ! プライバシーの侵害だぞ!」
全員「いやいやいや!?」
セイバー「シロォ! 家! 家を変えてください!」
イリヤ「とりあえずお城に避難ね……」
<マジカ!
結 果
ランサー 2枚
アーチャー 5枚 ← WIN
ライダー 3枚
キャスター 4枚
セイバー 0枚
ギルガメッシュ 0枚
カレン「というわけで、私の政権下で初の勝者は貴方です、アーチャー。賞として、素晴らしい「世界の頂」を差し上げましょう」
アーチャー「まさかエベレスト登山などと言い出したりしないだろうな。いくらサーヴァントでも、危険が無いとは言い切れんぞ」
ライダー「逆に日本一低い山と言われる、宮城の日和山に登らされるという線も大きいですね。標高3mです」
ランサー「ダレイオスより小せぇじゃねーか」
セイバー「もっと拍子抜けするようなものではないですか? シャナナナ~と歌わされるだけとか」
アーチャー「セイバー、それは曲が違う……」
ピカーーーーーッ!
ストン!
キャスター「これは……コーヒー?」
ランサー「にしか見えねえな。しかも三杯」
アーチャー「…………なるほど、キリマンジャロか」
ギルガメッシュ「ええい、「世界の頂」などというチャンスをフイにしおって! 普段から給仕の真似事などしているからだぞフェイカー!」
アーチャー「勝手にほざけ。害がないだけマシだろう……フム、いい香りだ」ツ……
アーチャー「ほう、これはなかなか……」
ランサー「おっ上等なやつか。なら、俺も頂くとするかね」グビ
キャスター「相手に断りもなく手を付けるなんてほんと礼儀知らずな男ね。私も頂いて構わないかしら」
アーチャー「構わんとも。冷めないうちに飲みたまえ」
ライダー「私も一口頂きたいのですが……」
ランサー「俺飲んじまった」
キャスター「そうねぇ、確かに美味しいし、どうしてもっていうなら半分ずつ――」
ライダー「アーチャー、よろしいですか」
キャスター「ちょっとォ!」
ライダー「ん……この酸味がまたなんとも……」
ランサー「ヨォヨォ、間接キスだぜw」
アーチャー「ガキか……さて、せっかくだ。セイバー、君もどうかね」
セイバー「うっ、私はコーヒーには砂糖とミルクが無いと――い、いえブラックも飲めます! 飲めますが、単に好まないというだけであって!」
ギルガメッシュ「そうかそうか、苦いと飲めぬか、可愛いやつめ。よろしい、我がMAXに甘いコーヒーを用意させようではないか!」
セイバー「結構です。では私は引っ越しの準備があるのでこれで失礼」スタコラ-
ギルガメッシュ「こ、こら待たぬかァ!」
カレン「……なんだかコーヒーブレイクの時間になってしまったようですね、あーあ、もっとこう膝から崩れ落ちるようなくっだらないのを望んでいたのですが……。仕方ありません。次に期待するとして、今回はここでお開きとしましょう。ありがとうございました」
―――――――――――――――――
<イソイデセイバ-! トリアエズニモツハサイテイゲンヨ!
<バ-サ-カ-,アトハ タノミマス!
<■■■■!
<オノレオノレッ! ジャマヲスルナ キョウケンガッ!
アサシン「やれやれ、此度はなかなか見ごたえがあったというのに、語らう時間も取れないようだな……ふむ」
アサシン『……奴の背中に大きいのがあるのだ』
アサシン『ほくろー!』
アサシン「などと……」
キャスター「な ん で 知 っ て る の か し ら……?」
アサシン「」
―――――――――――――――――
璃正「お帰りカレンちゃん、初めてにしてはなかなかの司会ぶりだったぞ」
カレン「ありがとうございます、お爺様」
璃正「藤村の時は酷かったからね。やはり我々のような神に仕える身が公明正大に仕切らなければいけないということだな。いや、私も思わず自分が初めて大喜利を行った時のことを思い出してしまったよ」
カレン「あぁ、あの今でも語り草になるお爺様が司会だった頃の――」
カレン「生真面目なだけでクソつまらなかったという黎明期の大喜利ですね」
璃正「」
カレン「安心してください、あの頃から十余年が過ぎた今では、ノウハウも十分にありますし、過去のような残念な内容にすることはありません」
カレン「次回こそは、並みいる英霊から座布団が十枚たまりそうなところで全部ふんだくって、全員を地べたに座らせてみせます。うふふふふふふ……」
璃正(孫よ……)
おしまい
おまけ:没ネタ
カレン「はい、ランサー」
ランサー『オイ! 鬼●郎――やべっ!?』
全員「」ズコ-
カレン「バーサーカー、一枚持っていきなさい」
カレン「事を急くものではありませんよ、バゼットからきちんと"まて"の練習をつけてもらっているのですか?」
ランサー「う、うるせぇ!?」
全体的に回答トチりネタが多かったので没。
終わりです。
いろんな人の名前を歴代司会者として挙げていますが、一応整理すると
璃正→アイリ→ウェイバー →大河→カレン
の順で引き継がれてきた、という設定。
三問目は出来が気に入ったので無理矢理ねじ込みました。
それにしてもカレン……やっぱ描くの難しいわ。
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