カレン「えっ!?私にハーレム?」ルルーシュ「学園ではな」 (59)


アッシュフォード学園

ルルーシュ「…」本ペラペラ

カレン「…」ドンドンドンドン

ルルーシュ「地響きを鳴らしながら歩いて来るなんて穏やかじゃないな…。いったい何があったカレン?」パタン

カレン「見たわよ」

ルルーシュ「何を?」

カレン「あんたが女を引き連れて歩いているところを…」

ルルーシュ「いつ?」

カレン「昨日の夕方くらい」

ルルーシュ「…ああ。あったなそんなことも」

カレン「あんたはそうやってハーレムをつくるのが好きなの?」

ルルーシュ「あれは向こうからすり寄ってきただけで…」

カレン「ルルーシュは女をたくさん引き連れて歩くのが好きなんだ」

ルルーシュ「俺の話を聞け!」

カレン「ふーん」ジトー

ルルーシュ「だから――」

カレン「決めたッ!!!」バン

ルルーシュ「!!」ビクッ

カレン「私もハーレムをつくる!つくってあんたに私の味わった屈辱を味あわせてやるわ!土のような味を!」

ルルーシュ「そ、そうか…」


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みたいなものを書く


カレン「――てことがあったのよ!だからC.C.私にもギアスをちょうだい!」

C.C.「仕方ないなカレンは…ほれ」

カレン「ありがとうC.C.!これでハーレムをつくってルルーシュに土の味を味あわせることができるわ!」

C.C.「あっ!それ重ねがけするタイプのギアスで、名前は『執着のギアス』。同じ人物に三回重ねがけするとやばいから」

カレン「へー、そうなんだ」

C.C.「うん」

カレン「とりあえず私のハーレム第一号となるのは…」

カレン「お前だ!『ルルーシュ』!!!」



ルルーシュ「そうか…。まさか俺とは…」

カレン「あれ、いたの!?」

C.C.「私の隣の席はルルーシュだぞ、カレン」

カレン「あれ?そうだっけ?」

ルルーシュ「そうだ。だから、C.C.との会話は全て聞こえていた」

カレン「しまった!」

ルルーシュ「ふん!俺にギアスを使おうなんていい度胸だ。だが、対策はすでに打ってある!ジェレミア!」

ジェレミア「イエス・マイ・マジェスティ!」

ルルーシュ「フハハハッ!!!ジェレミアの持つ『ギアスキャンセラー』の前ではギアスなど無に等しい!」

カレン「そんな!一般人は学校には入れないはずよ!」

ルルーシュ「忘れたかカレン?俺は皇族だぞ」

ジェレミア「故に私はボディガードしてルルーシュ様の御側にいるのでございます」

カレン「側に?それじゃあ、もしかしてさっきからずっと!?」

ジェレミア「はい。カレン様の地響きは私も聞いております」

カレン「そ、そんな…」

C.C.「私も聞いたぞ。中々だったな」

カレン「い、いや…」

ルルーシュ「もちろん俺も聞いていたからな」

カレン「いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ルルーシュ「いつものカレンらしくないな…」



カレン「じゃあ、ルルーシュは保留として…。誰がいいかしら?」

C.C.「誰でもいいだろう。そこらへんのやつにかけてこい」

カレン「ダメよ!私にもプライドがあるわ!顔立ちがBランク未満の男は無しよ!」

ジェレミア「ほう。ではルルーシュ様はBランク以上と」

カレン「そうね。この間発表されたランクではSSSだったかしら?」

C.C.「SSSSじゃなかったか?」

ジェレミア「お聞きになられましたかルルーシュ様!?このジェレミア、うれしくてうれしくてサクラダイトが溢れんばかりにございます」

ルルーシュ「ジェレミア、こんなのは日常茶飯事だ。慣れておけ」

ジェレミア「イエス・マイ・マジェスティ!」

カレン「えーと、このクラスなら…スザクしかいないじゃない…」

C.C.「リヴァイはどうした?確かBランクをもらって泣いて喜んでいたはずだが」

カレン「あれは集計ミス。本当はDランクよ」

C.C.「ぷっ…」

ルルーシュ「おいおい笑うことはないだろ。なあリヴァイ?」

リヴァイ「…」

カレン「あれ!?リヴァイもいたの!?」

C.C.「リヴァイはルルーシュの前の席だぞ」


リヴァイ「ひどいよなぁ…。笑うなんて…」

C.C.「笑われる顔をしている方が悪いんだよ」

ルルーシュ「お前が笑ったのはランクじゃなくて顔だったのか」

リヴァイ「クソ!こうなったらやけだ!C.C.からお祝いにもらったギアスで改革を起こしてやる!」

カレン「え?あんたリヴァイにもあげてたの?」

C.C.「ふふっ、違うなリヴァイ。結果はBランクではなくDランクだったんだ。この場合はお祝いじゃなくて不祝儀となる」

ルルーシュ「…確かに」

カレン「へー」

リヴァイ「うるさい!そんなことはどうだっていい!くらえ!俺のギアス!!!」キュイイイ・・・

ルルーシュ「…」

カレン「…あれ?」

ジェレミア「何も起こりませんね?」

リヴァイ「あれ?あれ?」

C.C.「バカめ。私がそう易々とギアスを渡すものか」

リヴァイ「な!?」

ルルーシュ「騙していたのか…」

カレン「むごい…」


リヴァイ「くそぅ…くそぅ…」シクシク

カレン「リヴァイ……あっ!」

C.C.「ん?どうした?」

カレン「あんたもしかして私のこともだましているんじゃ…」

C.C.「気になるか?それならそこにちょうどいい実験体がいるぞ」

ルルーシュ「C.C.…お前酷いな」

カレン「酷い…でも、確かにちょうどいい」

C.C.「だろ?ためしにやってみろ」

カレン「うん!ねえリヴァイー?」

リヴァイ「なんだよ…」クルッ

カレン「私に執着しろぉぉ!!!」キュイイイイイイン

C.C.「どうしてギアス所持者は皆決め台詞を言いたがるんだ?」

ルルーシュ「フフッ、性(さが)だな」

リヴァル「うん?なんだ?」キョトン

カレン「あれ?おかしい…ちょっとC.C.!どういうこと!?」

C.C.「ふふっ、さあな」

リヴァイ「なんだカレンも騙されたの…か?(あれ?なんだろう?カレンのことが妙に気になる)」

ごめん、ミスったwwww

訂正
カレン「じゃあ、ルルーシュは保留として…。誰がいいかしら?」

C.C.「誰でもいいだろう。そこらへんのやつにかけてこい」

カレン「ダメよ!私にもプライドがあるわ!顔立ちがBランク未満の男は無しよ!」

ジェレミア「ほう。ではルルーシュ様はBランク以上と」

カレン「そうね。この間発表されたランクではSSSだったかしら?」

C.C.「SSSSじゃなかったか?」

ジェレミア「お聞きになられましたかルルーシュ様!?このジェレミア、うれしくてうれしくてサクラダイトが溢れんばかりにございます」

ルルーシュ「ジェレミア、こんなのは日常茶飯事だ。慣れておけ」

ジェレミア「イエス・マイ・マジェスティ!」

カレン「えーと、このクラスなら…スザクしかいないじゃない…」

C.C.「リヴァルはどうした?確かBランクをもらって泣いて喜んでいたはずだが」

カレン「あれは集計ミス。本当はDランクよ」

C.C.「ぷっ…」

ルルーシュ「おいおい笑うことはないだろ。なあリヴァル?」

リヴァル「…」

カレン「あれ!?リヴァルもいたの!?」

C.C.「リヴァルはルルーシュの前の席だぞ」

訂正
リヴァル「ひどいよなぁ…。笑うなんて…」

C.C.「笑われる顔をしている方が悪いんだよ」

ルルーシュ「お前が笑ったのはランクじゃなくて顔だったのか」

リヴァル「クソ!こうなったらやけだ!C.C.からお祝いにもらったギアスで改革を起こしてやる!」

カレン「え?あんたリヴァルにもあげてたの?」

C.C.「ふふっ、違うなリヴァル。結果はBランクではなくDランクだったんだ。この場合はお祝いじゃなくて不祝儀となる」

ルルーシュ「…確かに」

カレン「へー」

リヴァル「うるさい!そんなことはどうだっていい!くらえ!俺のギアス!!!」キュイイイ・・・

ルルーシュ「…」

カレン「…あれ?」

ジェレミア「何も起こりませんね?」

リヴァル「あれ?あれ?」

C.C.「バカめ。私がそう易々とギアスを渡すものか」

リヴァル「な!?」

ルルーシュ「騙していたのか…」

カレン「むごい…」


リヴァル「くそぅ…くそぅ…」シクシク

カレン「リヴァル……あっ!」

C.C.「ん?どうした?」

カレン「あんたもしかして私のこともだましているんじゃ…」

C.C.「気になるか?それならそこにちょうどいい実験体がいるぞ」

ルルーシュ「C.C.…お前酷いな」

カレン「酷い…でも、確かにちょうどいい」

C.C.「だろ?ためしにやってみろ」

カレン「うん!ねえリヴァル?」

リヴァル「なんだよ…」クルッ

カレン「私に執着しろぉぉ!!!」キュイイイイイイン

C.C.「どうしてギアス所持者は皆決め台詞を言いたがるんだ?」

ルルーシュ「フフッ、性(さが)だな」

リヴァル「うん?なんだ?」キョトン

カレン「あれ?おかしい…ちょっとC.C.!どういうこと!?」

C.C.「ふふっ、さあな」

リヴァル「なんだカレンも騙されたの…か?(あれ?なんだろう?カレンのことが妙に気になる)」


C.C.「言っただろ?それは重ねがけするタイプだ。ためしにもう一度やったらどうだ?」

カレン「うーん、じゃあえい」キュイン

リヴァル「!(やばい!これ恋だ!俺…カレンに恋してる!)」

カレン「やっぱりだめじゃない」

C.C.「そうか?」

リヴァル「カレン!!!」ガタッ

カレン「え?」

リヴァル「俺と付き合ってください!!!」手スッ

ルルーシュ「ほぉー」

ジェレミア「これは…」

C.C.「ふふっ」

カレン「えー…」




続きは来週くらいにかくー

あれ前も書いてた?

イエスユアマジェスティかイエスマイロードじゃね

>>21
前は カレン「えっ!?私にハーレム?」 を書いて、間に合わず落ちました…

>>22
調べたら
マジェスティ=皇帝陛下
ハイネス=殿下
ロード=上官

だそうなので、ハイネスが正しいみたいです。すみません


カレン「…保留で」

リヴァル「…わかった」

ルルーシュ「保留で良いのか…」

リヴァル「保留ってことはNOではないんだ!俺にはまだチャンスがある!」

ミレイ「へえー、チャンスねー…」

リヴァル「か、会長!?」

ミレイ「リヴァルはカレンのことが好きだったんだ~。うーん、ちょっと残念」

リヴァル「待ってください会長!これにはワケが――」アタフタ

カレン「なんで会長がいるの?」

C.C.「会長だからだろ?」

カレン「理由になってないわよ」

C.C.「まあ、いいじゃないか。とりあえずはハーレム候補を一人手に入れたんだ」

カレン「うーん…、まあそうね…」

リヴァル「俺は会長のことも好きで――」

ミレイ「暑いわねー。ルルーシュ煽いで~」

ルルーシュ「なんで俺が…」

カレン「じゃあ、私のハーレム第二号となるのは…」

カレン「お前だ!『ジノ』!!!」


ジノ「おいおいまじかよ」

カレン「あれ!?なんでジノがここに!?」

C.C.「ジノのクラスはこのクラスの真下だろ」

カレン「だから何よ!理由になってないわよ!」

ジノ「俺はハーレムにされるんじゃなくてハーレムをつくりたい側なんだけどなー」

C.C.「ジノは顔も金も地位ある。ルルーシュ並みの優良物件だな」

カレン「だから、一応ハーレムに加えとくとわ」

ジノ「女の子達に追い掛け回されるのが俺のあり方で――」ペチャクチャ

カレン「(うるさい…)ジノ!ジノ・ヴァインベルグ!!!」

ジノ「先輩からのお誘いでもさすがに…え?」

カレン「(こっちを見た!今だ!)私に執着しろぉぉ!!!」キュイイイイイイン

ジノ「?」キョトン

カレン「よし、もう一回…」

キーンコーンカーンコーン

ジノ「あっ!やばい!」ダッ

カレン「あっ!待って!」

ヴィレッタ「全員席につけー」



ジノ「先輩まーたこんど~」

カレン「私の…ハーレム…」

C.C.「カレン早く自分のクラスに戻れ」

カレン「え?ここって私のクラスじゃないの?」キョトン

C.C.「お前のクラスは隣だろ…」




昼休み

カレン「さあ仕切り直しよ!」

ルルーシュ「まだするのか…」

カレン「当然でしょ!」

C.C.「やれやれ…。長くなりそうだな」

カレン「あっ!そうだ!ねえ、ルルーシュ」

ルルーシュ「ん?なんだ?」チラッ




















カレン「私に執着しろぉぉ!!!」キュイイイイイイン


ルルーシュ「なにっ!?」

カレン「決まった!よし、もう一回!」

ジェレミア「おっと危ない」キュイイイイイイン

カレン「ああっ!!!!」

ルルーシュ「あ、危なかった…。助かったぞジェレミア」

ジェレミア「紅月様。以後二度と我が主にギアスを使うことが無いようお願い致します」ギロ

カレン「ひっ…。は、はい」ビクッ




カレン「コホン。さあ仕切り直しよ!」

ルルーシュ「まだするのか…」

ミレイ「もうあきらめたら?」

C.C.「私もあきたぞ」

リヴァル「もうさあ、俺が彼氏でいいんじゃない?」

ルルーシュ「それはそれでどうかと思うぞ…」

スザク「あれ?みんなで何の話?」スッ

ルルーシュ「スザク遅いぞ。もう昼休みじゃないか」

スザク「ごめん、ごめん。掃除用ロッカーに閉じ込められちゃって」

ミレン「ええ!ひっどーい!誰にやられたの?」

スザク「カレンに」

C.C.「カレンお前…」

カレン「え!?私!?やってないわよ!」

リヴァル「見間違い…じゃないのか?」

スザク「いや、間違いなくカレンだったよ」

カレン「確かにモップは閉まったけど、スザクは…」

カレン「あれ待てよ?あのモップはスザクだったかも…」

スザク「うん、たぶんそれだよ。なんかモップモップ言ってたし」


ルルーシュ「カレンお前病気じゃないのか?」

カレン「ご、ごめんなさい!モップと見間違えちゃって!それで…」

スザク「もういいよ。別に気にしてないし」

カレン「よかった」ホッ

カレン「それじゃあ――」
























カレン「私に執着しろぉぉ!!!」キュイイイイイイン


スザク「?」

カレン「よし!もう一回!」

ルルーシュ「ジェレミア!」

ジェレミア「イエス・マイ・マジェスティ!」キュイイイイイイン

スザク「?」

カレン「ああああああああああっ!!!」

カレン「何するのよルルーシュ!」

ルルーシュ「スザクの恋人は俺の妹、ユフィだぞ?邪魔させてなるものか!」

カレン「くっ…なら…」

カレン「ルルーシュ!」キュイイイイイイン

ジェレミア「無駄です」キュイイイイイイン

カレン「うぅ…。万策つきた…」

ジェレミア「紅月様言ったはずですが…」

カレン「約束はしてないわ」

ジェレミア「…」

ジェレミア「約束ですよ?いいですね?」ギロッ

カレン「ひっ…。わ、わかったわ。次からしない…」

ルルーシュ「そこまでにしてやれ。カレンももう懲りただろう」

間あいてすまん

今日はここまで。次回終わる


シャーリー「ルルー!」

ルルーシュ「シャーリー!中々来ないから今日は休みだと思っていたぞ」

シャーリー「ごめん、マオって人と話してて遅れちゃった」

C.C.「マオだと!?あいつまだ学校に来ていたのか…」

ルルーシュ「あれだけいじめられればもう来られないと思っていたが…たいした執念だ」

シャーリー「その人ひどいんだよ!ルルはシスコンの悪逆皇帝だって言うんだよ!」

ジェレミア「なんと無礼な!」

ミレイ「悪逆皇帝ねぇ…」

リヴァル「まったく、どこの平行世界の話だ!つーの」

マオ「まったく、どいつもこいつもルルーシュ!ルルーシュ!!ルルーシュ!!!」

マオ「みんな騙されてるんだよ!そいつに!」ビシッ

ルルーシュ「お出ましか」

ジェレミア「…」シュキン

マオ「なっ!?ぼ、暴力で僕を止めようとしたって無駄だぞ!」

ルルーシュ「ジェレミア止めておけ。こんなやつ殺す価値もない」

ジェレミア「し、しかし…」

マオ「ふひひ、利口だよルルーシュ。さて、僕が来た理由は一つ。C.C.を――」

C.C.「断る」


マオ「やっぱりね!そういうと思ったよ!!なら、やっぱりルルーシュを消さないといけない!退学だ!」

カレン「そんなことできると思ってるの?ルルーシュは皇族よ」

マオ「知ってるさ!だから、悪い噂を広めて精神的に追い詰めていくのさ!」

C.C.「それをやって、誰にも信用されなかっただろう」

マオ「まだだ!僕はあきらめない!」

C.C.「はぁ…。カレンこいつをお前のハーレムに加えてやったらどうだ?」

カレン「嫌よ」

C.C.「そういうな。お前は私に借りがあるはずだ。誰のおかげでギアスを手に入れたんだ?ん?」

カレン「…わかったわよ」


マオ「(ん?まずい!)」バッ

カレン「うおりゃあああああああ!!!」シュッ

マオ「ぐはっ!!!!」ボゴォ

カレン「相手の思考を読み取ることが出来るギアス…。そして、ギアス対策のゴーグル…」

カレン「その二つを持ってしても止められないものがある!それは――」

カレン「紅月カレン!私よ!」

リヴァル「さすがだぜカレン!」

スザク「一体全体、カレンはどうしてしまったんだい?」

ミレイ「病気みたいなものでしょ?」

スザク「病気!?大変だ!保健室へ連れて行かないと!」

ジェレミア「病気と言っても、あれは恋煩いでしょう」

スザク「恋煩い?」

ジェレミア「左様。何も問題はありません」

シャーリー「あれ?ルルは?」



ルルーシュ「すまない」

C.C.「そうか、ダメか…」

ルルーシュ「ああ、俺は――」

C.C.「そうだったのか…」

ルルーシュ「本当に申し訳ない」

C.C.「気にするな。お前らしくもない」

ルルーシュ「しかし…」

C.C.「私を誰だと思っている?C.C.だぞ?これぐらいなんてことないさ」

ルルーシュ「…。お前が理性的な人間で助かったよ」

C.C.「…。お前とは年期が違うのさ」

「ルルー!!!」

C.C.「呼ばれているぞ」

ルルーシュ「ああ」

ルルーシュ「C.C.!」

C.C.「ん?」

ルルーシュ「忘れるなよ。お前と俺は共犯者だ」

C.C.「ああ、わかっている」

ルルーシュ「ならいい」


C.C.「理性…的…か…」

C.C.「ギリギリだったよ…。子供みたいに暴れたり泣き叫んだりしていても、おかしくはなかったな」

C.C.「本当に、お前はあいつのことばかり想っているんだなカレン」



ルルーシュ「それでマオはどうなったんだ?」

スザク「カレンが眠らせたよ」

カレン「眠っている相手にギアスは効かないってことがわかったわ」

ルルーシュ「とんでもないな」

リヴァル「こんなカレンと生涯暮らしていける人物…。俺くらいかな?」

カレン「却下よ」

ミレイ「でも、結構いそうじゃない?」

スザク「体力だけなら僕でも問題ないけど…」

ルルーシュ「体力と寛容さ。そして、カレンの望む、地位、名誉、経済、ルックス」

ロロ「全てそろっているのは兄さんくらいなもんだね!」スッ

ルルーシュ「ロロいたのか?」

ロロ「うん!ボクはいつだって兄さんの傍にいるよ!」

ルルーシュ「邪魔だ失せろ」

ロロ「ごめんね!じゃあ、また帰りにね!」タッタッタ

シャーリー「寛容さ…」

ルルーシュ「どうもロロには冷たくしてしまう。何故だ?」

ジェレミア「ロロ様は血縁関係がなく、皇族でも無い。仕方のないことです」

カレン「うーん、ロロをハーレムに入れるのは恐いわねぇ…」


ミレイ「ちょっと、ルルーシュに近づきすぎでいつも傍にいて、ルルーシュ以外を見下すところがネックね」

カレン「ちょっとじゃ無いじゃない!問題大有りよ!」

シャーリー「でもそれって…」

ジェレミア「ふむ…」

リヴァル「カレンに似てるな!」

カレン「どこがよ!」

ルルーシュ「確かに、ちょっと似ているかもしれないな」

ルルーシュ「だが、それがカレンの持ち味みたいものだからな。いいんじゃないか?」

カレン「ふーん、まるで私のことを何でも知っているかの様な口ぶりね」

ルルーシュ「まあな」


マオ「それで結局どうするのさ?」イテテ

リヴァル「ん?何が?」

マオ「ハーレムに誰を入れるんだい?」コキコキ

カレン「ええっと、そうね…」

シャーリー「うーん、全てが完璧な人…」

マオ「僕の知る限りルルーシュしか当てはまらないと思うんだけど?」

カレン「でも、ルルーシュには拒まれてるし…」

スザク「もうハーレム対象いないんじゃない?」

カレン「…」

キーンコーンカーンコーン

マオ「あっ、やば!」

ミレイ「ルルーシュおっさき~!」

リヴァル「おっと、俺も!」

シャーリー「またね!ルル!」

スザク「また放課後に!」

カレン「ルルーシュあきらめてないんだからね~!!」

ルルーシュ「…」

ルルーシュ「今マオが会話に参加していたのはいいのか?」


授業中

カレン「(迂闊だった…。まさか、ハーレム対象がこんなにも少ないなんて…)」

カレン「(でも、学校全体としてみれば男子は結構いるのよね)」

カレン「(ハーレム対象がこんなにも少ないのは、私の好みのせいじゃないわ!ルルーシュのせいよ!)」

カレン「(ルルーシュのスペックが他と比べものにならないほど高いから!)」

カレン「(だから、求める男子の平均値も高くなるのよ!)」

カレン「(ああ~…。こんなはずじゃなかったのに…)」

カレン「(…あれ?なんで私ハーレムなんかを作ろうと思ったんだっけ?)」

カレン「(ん…)」

カレン「(土の味!ルルーシュに土の味を味あわせるためだわ!)」

カレン「(…待って!それならハーレムをつくらなくても――!)」



放課後

ルルーシュ「…」本ペラ

ジェレミア「気持ちの良い天気ですなぁ~。まさに読書日和!どれ私も――」

「―シュ!」

ルルーシュ「…」本ペラ

ジェレミア「…」本ペラ

「―シュッ!」

ルルーシュ「…」本ペラ

ジェレミア「…」本ペラ

カレン「ルル―シュッ!!!」ウオリャア

ルルーシュ「ふごっ!?」モグッ

ジェレミア「ルルーシュ様!?」ビクッ

カレン「よーく味わってね、ルルーシュ。土・の・味・を――」グー

ルルーシュ「んふむごっ!」アグアグ

ジェレミア「ルル―シュッさぁまああああああああぁぁぁ!!!!!」

カレン「うふふ――」

男a「おい、見ろよ。あれ!」

男b「あれは…」


ルルーシュ「ぺっ!ぺっ!何の真似だカレン!」

カレン「何って…味あわせたのよ。土の味を」

ルルーシュ「何故そんなことをする!?」

カレン「私最初に言ったじゃない。土の味を味あわせるって」

ルルーシュ「直接味あわせてどうするんだ!!!やるなら宣言通り、ハーレムをつくって見せろ!」

カレン「ていっ!」ズボッ

ルル―シュ「ふごっ!?ぺっ!ぺっ!」

ルルーシュ「まだ喋っているだろ!」

カレン「…」ジリ

ルルーシュ「やめろ!やめろ!もう止めてくれ…」



C.C.「完敗だな、ルルーシュ」クスッ

ルルーシュ「C.C.…。どういうことだ?」

C.C.「お前はカレンに土の味を味合わされたんだよ」

ルルーシュ「ふん!ハーレム無しで、土を直接味あわせるなど問題外だ!俺はまだ負けていない!」

C.C.「それはどうかな?聞いてみろ。この歓声を」

ルルーシュ「なに?」

『―ン!』

『レーン!!』

『カーレーン!!!』

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』

ルルーシュ「なっ!?これは…」

C.C.「見えるかルルーシュ?男が…。全男子生徒が…。カレンを慕う声が」

カレン「みんな…!!」

ジェレミア「くっ、いつの間にギアスを…」

C.C.「違うなオレンジ君。これはギアスではない」

ジェレミア「なにっ!?」

C.C.「これはルルーシュを妬み、憎む全男子生徒が、ルルーシュの屈服する姿を見て狂喜しているところだ」


ルルーシュ「俺を妬み?憎む?」

C.C.「そうだ。日頃美女を囲っているお前に対して、相当ヘイトが溜まっていたようだな」

ルルーシュ「くっ、敵の敵は味方ということか…」

カレン「みんな…!!ありがとう…!!!わたし、わたしやったよ…!!!」

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』




カレン「じゃあ、ルルーシュ約束通り私の願いを聞いてもらうわ」

ルルーシュ「なんだそれは!?俺はそんな約束していないし、よく考えてみれば勝負など受けていない!!」

C.C.「しかし、まあこのまま終わるのもおもしろくないしなぁー。いいんじゃないか?」

ルルーシュ「他人事だと思って、勝手なことを言うな!」

カレン「ルルーシュ。言わせてもらうわ。あなたの…負けよ!」

ルルーシュ「俺は勝負していない!」

ジェレミア「ルルーシュ様…。もうあきらめましょう。終わりなんです何もかも」

ルルーシュ「…」

ルルーシュ「…もう…好きにしろ」


カレン「じゃあ、好きにさせてもらうわ!ルルーシュ!あなたは今から私の恋人よ!」

C.C.「なっ!?」

ジェレミア「!?」

ルルーシュ「…いいだろう。ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、謹んでお受けする」

カレン「やったぁ!それじゃあ、私達これから恋人ね!」

ジェレミア「おお…なんと…」

C.C.「ハーレムをつくるんじゃなかったのか?」

カレン「えへへ///一番欲しいモノが手に入ったからもういいわ」

C.C.「そうか…」

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』

『カーレーン!!!!カーレーン!!!!!』


カレン「ルルーシュ♪」ギュ

ルルーシュ「…」

カレン「えへへ///」

シャーリー「…」

ロロ「…」

ミレイ「あ~あ、カレンに取られちゃったか…」

リヴァル「俺は!?俺はどうなるんだ!俺の気持ちを踏みにじったなぁ!!!!」

ジノ「おめでとう先輩」

スザク「よくわかんないけどおめでとう」

マオ「まあ、わかってはいたけどね」

ジェレミア「真にめでたきこと!!!今日はすばらしき日になりましたなー!」

C.C.「…」



カレン「ルルーシュ…」

カレン「本当に…本当にいいの?」

ルルーシュ「何がだ?」

カレン「だって私、ルルーシュの気持ちを無視してこんなこと…」

ルルーシュ「…」

ルルーシュ「はぁ…、いいかカレン。俺はシャーリーでもナナリーでもここまで相手にしないぞ」

ルルーシュ「そして、何より――」

ルルーシュ「俺自身が、お前を望んでいる」

カレン「! それってつまり――」

ルルーシュ「そういうことだ///」

カレン「ルルーシュ!私、私すごく――」




C.C.「もういいだろ?」

C.C.「十分幸せになっただろ?」

C.C.「もう…終わりにしよう…」














リヴァル「ん?なんか目が…」キュイイイイン

C.C.「夢は終わりだ。まったく、とんでもない内容だった。皆が学生として普通の生活をする。最悪だな…」

ゴゴゴゴゴゴゴ

C.C.「最悪だよ…。またあいつの顔を見てしまうなんて…」グッ

ゴゴゴゴゴゴゴ

C.C.「御都合主義の夢の中で、ようやく手に入れた幸せ…」

C.C.「悪いが壊させてもらうぞ」

ゴゴゴゴゴゴゴ

プツン――




「…」

「…ん」

「…あれ?」

「カレン!意識が戻ったんだね!!」

「…誰?」

「ちょっと、待っててね!先生を呼んでくる!」

「…ここは?学校は?ルルーシュは?」

C.C.「おはよう、カレン」ニッ

カレン「…」

カレン「…そっか」

C.C.「ふふっ、私から逃げられると思うなよ?」

カレン「はあ、最悪ね…。それで何が望み?」

C.C.「きちんと契約を守るんだ。ルルーシュを取り戻すんだ」

カレン「どうやって?」

C.C.「実はな、今すばらしい計画が進んでいるんだ」

C.C.「Cの世界を知っているか?」





始まりはC.C.との契約だった――

C.C.「私と契約を結ばないか?」

執着させる力、狂う歯車

卜部「なんとか新型から逃げることができたな」

物語はルルーシュに有利に進む

ゼロ「こちらは大詰めといったところか」

はずだった…

シュナイゼル「ナナリー自らが望んだことなんだよ」

ゼロ「やられた…。完敗だ…」

藤堂「ゼロを助ける必要があるのか?今の我々にはゼロ無しで戦える戦力がある!」

C.C.「私との契約を果たすんだ」

卜部「お前のやりたいようにやれ」

カレン「私は…」

彼女が望んだことは…

彼女が守りたいものは…

彼女が得た力は…

カレン「私は…私はルルーシュを守るッ!!!」

一度落ちたスレが再び復活!!!

カレン「えっ!?私にハーレム?」

再び!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月22日 (火) 15:49:47   ID: Vpk4TzRj

:-87fp9いl

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