上条「逃げるな! オティヌス!!」 (22)

上条「逃げるな!! オティヌスッッ!!!!!!!」

オティヌス「私はとっくにお前に救われていたんだよ……」

上条「……オ、ティヌス? オティヌス……嘘だろ? オティヌス……! オティヌス!!!」

上条「うわあああああああああああああああああ!!!!」

――――――――――
――――――
――――
――


上条「はっ……!」

上条「ゼェ、ゼェ、ゼェ……夢……か?」

上条「……はぁ」

上条「まだ、俺は……」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474043644

上条「……今、何時だ?」

6:34

上条「起きるか」

上条「……」ピッ

ニュースキャスター「ええ、本日未明……」

上条「ニュースか……はぁ」

上条「……ッッ!?」ズキンッ

上条「なんだ? 右手が……???」

インデックス「んー」

上条「あ、インデックス。起きたか」

インデックス「おはようなんだよー」

上条「さっさと顔洗ってこい」

インデックス「はーい」

上条「さてと、そろそろ飯作らないとな。冷蔵庫冷蔵庫っと」

上条「ま、パン一枚とベーコンエッグで十分だよな?」

7:30

上条「さてと、そろそろ行きますか」

インデックス「いってらっしゃいなんだよ」

バタン

上条「……なんというか、代わり映えのしない日常だな」

上条「っと、早く行かないと」

タッタッタ

学校

小萌「上条ちゃんは今日も補習ですよー」

上条「不幸だ……」ガックシ

青髪ピアス「いやいや、カミやーん。あれはあれで最高やないの!!」

上条「どこがだよ、青髪」

土御門「まぁまぁ」


補習終了

上条「……はぁ、今日も一日疲れたなぁ」

ズキンッッ

上条「ッッ!? また、右手が……」

御坂「ちょっとアンタ!!」

上条「ん? なんだ御坂か」

御坂「なんだじゃないわよ。私聞いて無いんだけど?」

上条「???」

御坂「あの後の結果よ!! 私、結局まだ聞いて無いんだけど!!」

上条「ああ、あの後の……結果か」

上条「俺が誰かを救おうだなんて、おこがましかったんだ。驕った考えだったんだって思ったよ」

御坂「それって……」

上条「それだけだ。今日は補習もあって疲れたから、これぐらいにしてくれないか?」

御坂「う、うん……」

上条「……」

御坂「あ、ちょっと!」

上条「なんだ?」

御坂「あ、いや……なんでもない」

上条「そうか」スタスタ



上条「それにしても……最近右手が痛むな? どうしたんだろ……」

上条「ま、いいか」

インデックス「おかえりなんだよー」

上条「おう、出迎えてくれるなんて、インデックスもたまにはいい事してくれるじゃないですか」

インデックス「たまには、は余計かも」

上条「ごめんごめん、じゃあ、飯でも作りますか」

上条「……ごちそうさまでしたー」

インデックス「お腹いっぱいかも!」

上条「本当か? 最近あんまり食べてない気がするけど……?」

インデックス「そんな事ないんだよ!」

上条「ま、助かってるのは事実だけどさ」

上条「さてと、食器洗いますか」

インデックス「あ、それなら私も手伝うかも」

上条「うぇ!? 天変地異の前触れか!?」

インデックス「さすがに言いすぎかも!」

上条「悪い悪い」ハハハ

就寝

上条「……はあ」

ズキンッズキンッ

上条「ぐ……ぁ!? 痛みが……!?」

上条「徐々に痛みが激しくなってるな……病院に行った方がいいか……? いやでもお金が……」

上条「ま、大丈夫か」

バードウェイ「そうかな?」

上条「!!?」

バードウェイ「何、ちょいと心配で見にきてやったんだが、思ったよりも酷い有様だな」

上条「何がだ?」

バードウェイ「お前、気付いていないのか? それとも気付きたくないだけか?」

上条「だから、何が?」

バードウェイ「顔が随分とやつれてる。ご飯は食べてるのか? 目も死んでるしな」

バードウェイ「あんまり周りの連中を心配させるな。まあ、仕方ないかもしれないがな」

上条「そ、そうか……全然大丈夫だと思ってたんだけどな……」

バードウェイ「何にせよ、あんまり心配は掛けさせるな?」

上条「おう……」

バードウェイ「ならば、私は早々に帰宅しよう」

上条「ほ、本当に何しに来たんだ……?」

上条「さて、寝るか」

翌日

上条「んー。はぁ、少しスッキリしたかな……?」

上条「……はぁ」

ズキンッズキンッズキンッズキンッ

上条「ぐああッッ!!? が……ッッ!!?」

インデックス「どうしたの!!? とうま!!」

上条「あ、ああ……だ、大丈夫だ。インデックス。心配掛けて、ごめんな」

インデックス「そんな事ないよ。大丈夫? とうま。今日は休んだ方がいいかも」

上条「いや、結構ギリギリだから……行かなきゃ死ぬ」

上条「さっさと朝食作って、学校行くよ。心配すんな。インデックス」

インデックス「う、うん……」

登校

上条「……」

上条(右手の痛みが徐々に激しくなってきてる。これは本格的にマズいかもしれないな……やっぱり病院に行くか)

補習終了 病院

冥土返し「何も異常は無いね」

上条「そうですか。わかりました。ありがとうございます」

冥土返し「本当に酷くなったら、鎮痛剤でも持ってきて貰うから」

上条「ハハ、そんな金ありませんよ」

上条「さてと……さっさと帰るか」

御坂妹「あ、あなたはとミサカは出会った事に驚きながら、近づきます」

上条「ん? 御坂妹か。なんか久しぶりだな?」

御坂妹「まったくそうですね、とミサカは今日あなたに会えた喜びを隠しながら言います」

上条「なんというか、一切隠せてないのが、逆に驚きだな」

御坂妹「それよりも、今日はどうしたんですか? 見たところ怪我のようなモノはしてない気がしますが」

上条「うーん……ま、ちょっとした事情でな」

御坂妹「そうですか、あ、そろそろ御坂は用事がありますので、とミサカは行きたくない衝動を抑えながら言います」

上条「おう、じゃあな」

上条「さてと、早く帰らないと、インデックスが心配しちまうな」



上条「ただいま、インデックス?」

インデックス「あ、とうま! おかえり!」

上条「おう、悪いな、遅くなって。早くご飯作るからちょっと待っててくれ」

インデックス「あ、その事なんだけど、私もその、頑張ってみようと思って、作ってみたの!」

上条「ん? ま、まさか!? インデックスが作ったのか!? これを!?」

インデックス「そ、そうかも! というかそんなに驚く事かな」

上条「いや、今まで、ずっと食べる専門だったのに、突然料理に手を出したりしてるから」

インデックス「い、いや、私はとうまに少しでも負担を掛けないようにしようとしただけかも!」

上条「そ、そうか、なんかありがとな」ポンポン

インデックス「お、お礼はいらないかも、私が好きでやってるだけ」///

上条「じゃ、食べるか」

上条「うめぇ!」

インデックス「本当に?」

上条「ああ、上条さんってば、自信なくしちゃうぜ、本当に!」

―――――――
―――――
―――
――


上条「はぁ、最近、なんかインデックスが自立し始めてる。俺、そんなに心配掛けさせてるのか……」

上条「バードウェイの言う通り、このままじゃダメだな。さっさと元気取り戻して、インデックスを安心させないと!」

上条「……」

――――――――
――――――
――――
――


上条「あ、れ……?」

上条「ここ、どこだ? 夢?」

オティヌス「どうした? 人間」

上条「!!? オティヌス!? お前! どうして……!!?」

オティヌス「??? なんだ? どうした?」

インデックス「どうしたの? とうま」

上条「え、いや。え???」

オティヌス「それよりも、水炊きというヤツはそろそろ良いんじゃないか?」

上条「ん? あ、ああ……そうだな」

上条(なんだ、これ……? 夢なのか? それともあっちが夢?)

上条「いや、どうでもいいか。今は……」

オティヌス「早くしろ、人間。水炊きというのはどうやって食べるんだ!」

上条「そんなに急かすなよオティヌス。これはな、こうやっていろいろ具材を入れた後に、このタレにつければいいんだ」

オティヌス「おお!! うまいぞ! 人間。さすがだ! さすが『理解者』!!」

上条「ああ」

ズキンッズキンッズキンッズキンッズキンッズキンッ

上条「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

―――――――
―――――
――――
―――
――


上条「……」

インデックス「どうしたの!? とうま!!」

上条「……」タッタッタ

インデックス「あ、とうま! とうま!!」

上条「……」

上条「なんだ? なんだか、全部ぶっ壊したい気分だ……壊すか。こんな……」

上条「世界なんて」

上条「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」

上条「手始めに何ぶっ壊してやろうかァァァああああああああ!!!」

ドガガガガガッッ!!!!

上条「んだぁ?」キュイーン

バードウェイ「まったく、厄介な事になったな」

上条「……バードウェイか。どうした? というかまだ居たのか」

バードウェイ「キサマが今、何をしようとしてるのかわかってるのか?」

上条「何を? 決まってるだろ。世界を破壊してやろうとしてんだよ。見てわからねぇのか? むしろさ」

バードウェイ「まったく、お前というのは、まったくもってはた迷惑なやつだな」

上条「知るかよ」

バードウェイ「お前がやろうとしてる事はすぐに止めてやるよ」

上条「かかってこいよ。俺がその程度で止まると思ってるんじゃねぇぞ!?」

――――――
――――
――

上条(な、んだ? ここは……)

上条(な!? なにしてんだ!?)

上条(く、くそ! 体が言う事を聞かない!?)

オティヌス「どうした? 理解者」

上条(!!!)

オティヌス「私を置いて、どこかへ行こうと言うのか? 人間」

上条(……俺は約束したんだ。オティヌスを絶対に見捨てないって……)

オティヌス「人間?」

上条(でも、俺は結局成し遂げられなかった。もしもあそこでこうしとけばなんてのは、もう遅いし、言っても仕方ないかもしれない)

上条(だけど!!! だからこそ、俺はこんな幻想に乗っ取られたりはしない!!!!)

上条(そんな甘い幻想を抱いてるなら、俺事!! そんな幻想をぶち[ピーーー]!!!)

―――――――――
―――――――
―――――
―――
――


上条「さっさと終わらせようぜ……!!」

バードウェイ「いいだろう」

上条「……ッッ!?」

インデックス「とうま――――!!!」

上条(イ、ンデックス……?)

インデックス「ダメだよ! とうま!! お願いとうま!! 戻ってきて!!!」

上条(……インデック……ス)

上条「……」

上条「ああ!!」

上条「いいぜ、本当の上条当麻ってヤツを……!! 今ここで見せてやるよ!!」

インデックス「とうま!!」

上条『な!? キサマ、飲まれていたハズでは!?』

上条「悪いな」

上条「幻想をぶち[ピーーー]のが、俺の特技だからさ。だから俺がそんな甘い幻想に飲み込まれる程、俺は終わってねえ!!」

上条「そのふざけた幻想を……!!」

上条「ぶち[ピーーー]!!!!」

パキーン

上条『ぐああああああああああああああああああああああああああああああああ』

上条「……」バタリ

――――――――――
―――――――
――――
――


上条「……ここは?」

冥土返し「君の大好きな病院だよ?」

上条「……はは」

冥土返し「じゃあ、お客人が居るから、ぼくはこの辺でお暇するよ」

上条「あ、ありがとうございます」

インデックス「とうま……」

上条「インデックス」

インデックス「とうま――――ッッ!!!」ダキッ

上条「うお……!?」

インデックス「とうま! とうま!!」ポロポロ

上条「……、悪いな。インデックス。今回は完全に俺が悪いよ。俺が楽な方へ、自分の楽な方へ流れたからさ」

上条「……俺、インデックスの涙は見たくないって思ってたんだけどな、何やってんだよ……」

インデックス「とうま――――!!」

上条「……インデックス。もう心配しなくて、いいぞ……上条当麻。大復活だ!」



終わり

つまらん

>>16

その一言を言うためだけにここまで読んだのか。お前こそが>>1の「理解者」なのかもしれんな。


あと>>1はメール欄にsagaって入れると伏字が解除されるから次やる時はやってみ

原作の知識不足なのかもしれないけど話がどう進んでるのか分かりづらい…
それはそれとして最後まで読むこともせずにつまらんという資格はないと思うんだ

うーむ、なんかよくわからなかった
とりあえず乙

何がどうなったかさっぱりわからない。
病名あかさずに手術してはい完治って言われたようなもの。
描写が下手すぎ、何がしたかったんだ?

読んでてもよくわからん

悟った。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom