THE 3名様 新 (45)
前作は他所で書いていました。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1473342747
「文学」
凛「…暇だね」
穂乃果「まあ、暇じゃなければファミレスに来ないよね?」
凛「凛、この肉厚ハンバーガー食べよ」
穂乃果「肉厚って所が良いけど本格的だから少し高いよね?」
凛「うん!だから、半分こして食べよ?割勘で!」
穂乃果「凛ちゃん…ナイスアイデア!
凛「希ちゃんは?」
希「…」ペラ
穂乃果「おーい!」
希「ん?あ、ああ。いい」
穂乃果「ねえ?」
希「なに?」
穂乃果「なんで、本読んでるの?」
希「暇やから」
穂乃果「友達といるのに?」
希「やる事ないやん?」
凛「でも、友達といるんだよ?」
穂乃果「希ちゃんは友達と会話するより本を選ぶの?」
希「文学少女やからね」
穂乃果「そんなイメージないけど」
凛「何の本読んでるの?ハンバーガーの肉厚より重要なの?」
希「…あの、話が入って来ないから」
凛「読むのやめなよ」
穂乃果「肉厚の話しよ?」
希「ごめん。もう、終わるから」
凛「家で読みなよ」
希「…外で読むからいいんやん」
穂乃果「は?」
希「ウチはね、ウチは周りの皆に文学少女と思われたいんよ」
穂乃果「…」
凛「あ、肉厚ハンバーガー来た」
「文化祭」
いらっしゃいませ
凛「あの、店員さんまたいるね」
穂乃果「この台詞も何回目かな?」
希「もう、10回以上聞いてるよ」
凛「…凛、あの店員さんのお給料が上がるようになにか頼も!」
穂乃果「凛ちゃん優しい」
希「そんなんで、時給が変わるとは思えんけど」
凛「この、半熟卵のペペロンチーノにしよ!」
穂乃果「うわ!美味しそう。半熟卵良いよね!」
凛「うん。来月の文化祭でさ。アイドル研究部はまだ何を出すか決まってないでしょ?」
穂乃果「うん」
凛「半熟卵を使って何かやらない?」
穂乃果「いいね!凛ちゃん冴えてるよ」
希「…作れるの?」
穂乃果「何を?」
希「半熟卵」
凛「茹でればいいにゃ」
希「それじゃあ、ゆで玉子やん?」
穂乃果「え?じゃあ…どうするの?」
凛「ゆで玉子じゃなくて半熟卵を作るには…」
穂乃果「焼くのかな?」
希「目玉焼きやん」
穂乃果「でも、目玉焼きの半熟ってあるよね?」
希「そうだけど、違うやん?」
穂乃果「一体どうすれば?」
凛「そもそも、半熟って何なの?」
希「半熟って作るの凄くめんどくさいんよ?」
穂乃果「そうなの?」
凛「じゃあ、やめよう」
希「じゃあ、何にする?」
凛「ゆで玉子!」
「トサカ」
希「焼肉定食にしようかな~。それとも、奮発してヒレステーキにしようかな~」
穂乃果「穂乃果はエビフライ定食!この、タルタルソースが凄く美味なんだよね」
凛「海老ってさ初めて食べた人勇気あるよね?」
穂乃果「どういうこと?」
凛「だって、よく見ると虫見たいにゃ。凛はもし海老を食べ物と知らなかったら絶対に食べないよ」
穂乃果「凛ちゃん。これから、食べるのにやめてよ」
凛「ごめん。ただ、最初の人はよく発見したなと思って」
希「発見で思い出したんやけど」
穂乃果「何?」
希「ことりちゃんのあの髪型って自分で考えたのかな?」
凛「確かに」
希「昔からあれなの?」
穂乃果「昔からだね」
凛「じゃあ、理事長が発見したのかな?」
希「ほぼ同じ髪型やもんね?親子で。そっか、理事長がパイオニアかぁ」
穂乃果「穂乃果、エビフライやめてこのパイの包み焼きにしよ」
「新ユニット」
絵里「私はこの秋の実ゼリー食べようかしら」
ことり「私はこのチーズケーキタルト」
凛「凛はカツ丼食べよっかな」
ことり「え?カツ丼?この時間に?」
凛「おかしい?」
絵里「おやつってレベルじゃないわよ?」
凛「穂乃果ちゃんとか希ちゃんとかもいつもそうだよ?かよちんも」
絵里「だから、花陽と穂乃果は太るんじゃない。希は胸にいくみたいだけど」
凛「凛はゼリーをファミレスで頼む人を初めて見たにゃ」
絵里「メニューあるんだし普通にいるでしょ?」
ことり「穂乃果ちゃんや花陽ちゃんをあたり前に思っちゃダメだよ?」
凛「同じプランタンなのに厳しいね」
絵里「そっか、ことりは二人と一緒なのよね」
凛「最近はユニット練習少ないからね」
絵里「…この3人ってユニットも違うし何気に初めてのね?この3人で集まってるの」
ことり「言われてみれば」
凛「んー、そうだね。共通点とかもあんまり亡いしね?」
絵里「そんな事言ったら私はにこと共通点ないけど」
凛「あるよ!お笑い担当だにゃ」
絵里「はあ?」
凛「プランタンはなんか3人ともふわふわしてる感じだよね?」
絵里「確かに」
ことり「そうかなぁ~」
凛「うん…ねえ?この3人で新ユニット組もうよ?」
絵里「いや、勝手にそんな事は」
ことり「面白そうだね~」
凛「ユニット名はどうしよっか?」
ことり「ことり…鳥…バード…絵里ちゃん…ロシア…金髪…ポンコツ…凛ちゃん…猫…可愛い…一年生…」
絵里「途中変なの入ったわよ」
ことり「ゴールドチーズキャット」
凛「却下」
ことり「…やめよっか?」
絵里「何だったのよ」
「お金」
申し訳ありません
凛「あの、店員さんまた謝ってるね」
穂乃果「なんか、謝るのが癖になってるよね?謝らなくていい所でも謝ってるもんね」
凛「穂乃果ちゃんも海未ちゃんに謝ってばっかりだよね?」
希「ウチ、この煮込みトマトのカレーライスにしよっと」
穂乃果「お?真姫ちゃんみたいだ」
凛「ほんとにゃ」
穂乃果「穂乃果はマグロのゴールデンソースってのにしてみよ!」
凛「なにそれ?そんなのあるの?」
穂乃果「なんか、美味しそうじゃない?」
凛「凛はお魚嫌いだから」
穂乃果「マグロ美味しいのに」
凛「ここのファミレスってバリエーションが豊富というか冒険してると言うか…」
希「それ、1300円もするやん」
穂乃果「わ、本当だ。そんなにあるかな」ごそごそ
穂乃果「一円玉多いな…10枚もあるよ」
凛「全部で10円だね」
希「でも、それを作るのに全部で20円以上掛かっとるんよ?」
穂乃果「そうなの?」
凛「どういうこと?」
希「一円玉を製造するのに2円~3円くらいかかるんよ」
穂乃果「そうなの?倍以上じゃん 」
凛「て言うことはこのファミレスのメニューとかも…例えばそのマグロのゴールデンソースも1200円だけど実際は作るのに2000円以上掛かってるのかな?」
穂乃果「わあ、凄く得してるね」
凛「やったね、穂乃果ちゃん!凛も何か食べなきゃ!」
希「…二人は幸せになるよ!」
「ポエム」
凛「お腹すいたにゃ~。あ、ラーメンがメニュー増えてる」
穂乃果「本当だ」
希「今日は皆でラーメンにしようか?」
凛「やったー」
穂乃果「凛ちゃんはラーメン好きだね?」
凛「うん!」
希「ウチな、やりたいことがあるんやけど?」
穂乃果「何?」
希「満天の星空の元、芝生の上でお湯を沸かしてカップラーメンを食べながら天体観測するんよ」
穂乃果「なにそれ!ロマンチック!」
凛「希ちゃんもそう言うの好きなんだね」
希「今度、皆で行こうか?」
凛「うん!」
穂乃果「海未ちゃんも喜ぶよ」
希「海未ちゃん?」
穂乃果「星と言えばポエムでしょ?」
希「そうかな?」
穂乃果「ポエムと言えば海未ちゃんなの!」
希「そうなん?」
穂乃果「だから、作詞担当なんだよ!昔はポエムノートとか持ってたんだよ!」
凛「へえ、そうなんだ。合宿の時は全然そんな素振り見せなかったけど」
希「山頂アタックに夢中だったからね」
穂乃果「実は穂乃果…中学時代のノート家にあるんだよね!海未ちゃんいつも持ってたんだけど一冊忘れてったんだ」
希「穂乃果ちゃん!」コクン
凛「にゃ!」コクン
穂乃果「オッケ」
「海未ちゃん」
海未「あまり、ファミリーレストランは来ないのですが…メニューが豊富で悩みますね」
凛「リリホワで親睦を深めるにゃ」
希「ゆっくり選んで?」
海未「決めました!この、お蕎麦にしましょう」
凛「凛はラーメン」
希「凛ちゃんは最近ここに来てもずっとラーメンやね」
海未「そうなのですか?ダメですよ?バランスよく食べなかては」
凛「わかってるよ」
海未「しかし、私はファミリーレストランなどなかなか来ないのですがたまには友人とこうして放課後を過ごすのも良いものですね?」
希「でしょ?」
海未「はい!これが青春なのかな?って思うんです。しかし、その一方で楽しい時間を過ごしているとすぐに時間が過ぎてしまって青春が早く終わってしまうような気がしてしまいます」
希「プッ」
凛「くふっ」
海未「…何かおかしいですか?」
凛「…いや、別に」
希(あかん、こないだ穂乃果ちゃんに海未ちゃんのポエムノート見せて貰ったから海未ちゃんがなにか良いこと言う度に全てポエムに聞こえてしまう)
凛(希ちゃん、我慢にゃ)
海未「青春を感じますね」
希(ウチらの場合は聞こえるやろwww)
凛(もうダメ)
アハハハハハハハ
海未「どうしたのですか?何がおかしいのですか?」
希「い、いや、青春に笑顔はつきものやん?」
凛「そうにゃ、そうにゃ」
海未「意味がわかりません」
「メニュー」
凛「あー、お腹すいたにゃ~」
穂乃果「凛ちゃんはまたラーメンでしょ?」
希「ウチは~」
穂乃果「焼肉定食でしょ?」
希「ダメなの?」
穂乃果「ダメじゃないけどさ、いつも同じだよね?ここってファミレスにしてはバリエーションが物凄く多いのに」
凛「凛はラーメン好きだから」
穂乃果「分かるけどさ、たまには違うのにしたら?もう、バーミヤン行けってなるよ?」
希「穂乃果ちゃん。ここで他のファミレスの話しはやめよ?」
穂乃果「そうだけど…そうなんだけど」
凛「何が言いたいの?」
穂乃果「だから、バリエーション豊富なんだからたまには別のにしなよ。ビーフストロガノフなんて普段食べれないよ?」
希「えりちん家で食べたよ?」
穂乃果「絵里ちゃん家はロシアだからね。普通じゃないからね」
希「意味わからないけど」
凛「ミトメラレナイワー」
穂乃果「なっ」
希「じゃあ、穂乃果ちゃんは何食べるん?」
穂乃果「…カレー」
「ギター」
凛「凛は何食べようかな~」
穂乃果「…」
凛「う~ん。ラーメンにしよ」
絵里「ふふ、凛はラーメン好きね」
凛「うん!絵里ちゃんの事も好きだよ」
絵里「あら、本当?嬉しいわ」
穂乃果「じゃれてる所を悪いけどさ、凛ちゃん初めからラーメンを食べるつもりだったでしょ?悩んでないでしょ?」
凛「うん!」
穂乃果「少しは否定してよ」
絵里「穂乃果、なんでも否定ばっかりしてはダメよ?」
穂乃果「絵里ちゃんがよくそんな事言えるね」
絵里「もう。私の事はいいの。穂乃果や凛は素直な所が素敵なんだから、ね?」
店員「ラーメンのお客様?」
凛「はい!」
絵里「…」
穂乃果「…希ちゃんから聞いたんだけどさ」
絵里「何?」
穂乃果「絵里ちゃんて昔ギターやってたの?」
絵里「やってないわ」
穂乃果「え?でも、」
絵里「知らないわ」
凛「凛も聞いたよ?」
穂乃果「ね?」
絵里「やってないわ」
凛「絵里ちゃん…素直に認めなよ」
絵里「ミトメラレナイワー」
「ソルゲ」
真姫「…何にしようかしら」
海未「私も普段ファミリーレストランなど来ないので迷ってしまいます」
絵里「そうね。私もあまり来ないわね」
真姫「この…トマトカレーにしようかしら」
絵里「またトマト?」
真姫「いけないの?」
海未「誰もいけないなどとは言ってないですよ」
真姫「わかってるわよ」
絵里「私はこのシーザーサラダでいいかな」
海未「サラダだけですか?」
絵里「ええ」
海未「では…私は秋刀魚の塩焼定食で」
真姫「そんなのあるの?」
海未「はい!書いてありますよ?」
絵里「どこに?」
海未「ここです」
絵里「あき…かたな?」
真姫「…ぶりって読むのよ」
絵里「へ?…ああ、ブリね。知ってるわよ。これでブリって読むのよね。でも、海未はさんまを食べたいんじゃないの?」
海未「絵里…これでさんまと読むのです」
絵里「え?ぶりを?」
海未「ぶりは『鰤』と書きます」
絵里「なんでそんな嘘をついたのよ真姫」
真姫「まさか騙されるなんて」
海未「知ったかぶりをする方も悪いですよ?」
絵里「クウォータだから…漢字が苦手なのよ」
海未「ほとんど日本で育ってるでしょ?」
絵里「…それは」
海未「絵里…しっかりしてください。」
真姫「ほんとよ」
海未「真姫も嘘はつかない」
真姫「…はい」
海未「皆、あなた頼りにしてるんですからね?」
絵里「…海未」
海未「私だってそうですから…賢い可愛いエリーチカ」
絵里「…任せて!」
真姫「…これで3杯は食べれるわ」
「女子会」
ことり「ことりはこのチーズスフレにしようかな~」
花陽「わたしはご飯!」
凛「凛はラーメンに…」
ことり「凛ちゃ~ん。今日は女子会です」
凛「でも、かよちんだって…」
ことり「花陽ちゃんはしょうがないの」
花陽「ごめんね、凛ちゃん」
凛「いいけど…じゃあ、凛もスフレ」
ことり「は~い」
凛「女子会って何するの?」
ことり「例えば~…あれ?花陽ちゃん、そのブラウス可愛いね。新しく買ったの?」
花陽「うん。…ちょっと大人っぽく見えるかなって」
ことり「うん。見えるよ」
花陽「ことりちゃん…今日いつもと髪型違うんだね」
ことり「うん。私も少し大人っぽく見えるかなと」
凛「よく気づいたね、かよちん」
花陽「気づくよ~…凛ちゃんは今日スカートじゃなないんだね」
凛「今日はズボンでいいかなって」
ことり「パンツスタイルも良いけど私はスカートを見たかったな」
凛「今度履いてくるよ」
ことり「うん」
凛「ねえ…いつも穂乃果ちゃんこれに参加出来てるの?」
ことり「…してるよ?ね?」
花陽「う、うん」
凛「こないだなんて凛と二人でずっとカブトムシの話をしてたよ?」
ことり「まあ…参加はしてるよ?参加は」
花陽「うん…参加はだけ」
凛「だよね?」
ー完ー
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