渋谷凛「恋するスカート」 (52)


プロデューサーのことは初めて見たときから何か特別なものを感じていて、気がつくと目で追ってたりして

まじめで、厳しくて、でも優しくて、アイドルのみんなのことを一番に考えているところも好きで…

いつもプロデューサーのことばかり考えてしまって、夜も眠れなくなって、胸が苦しくなるんだ

この気持ち、どうしたら良いのかな?




凛(・・・いや、自分のスカートに筆談で恋愛相談されてる私の気持ちはどうしたらいいの?)

スカート[あの~~、凛ちゃん?聞いてる?]サラサラ


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凛(ある日家に帰ると、急に私のはいていたスカートがペンとメモ帳を取り出して)

凛(あろうことか、私のプロデューサーに対する恋心を打ち明けてきた)

スカート[ごめんね、こんな事言えるの、凛ちゃんしかいなくて]サラサラ

凛「私は本当にどうしたら良いの…?」

スカート[凛ちゃんに協力してほしいんだけど…プロデューサーの近くに行ってもらうだけでいいから]サラサラ

凛「いや、そういうことじゃなくて」

凛(問題はそこじゃなくて、それに私にとってもっと大きい問題もあって)


凛「相手がプロデューサー…ってとこなんだよね」


翌日

P「……….」カタカタ…

ガチャ
卯月「戻りました~」

未央「ただいまー!」

P「ん、三人とも収録お疲れ」


凛「プロデューサー…」

P「ん?凛、何か用か?」

スカート「」プルプル

凛「え?えーっと…(なんて言えば良いんだろう...?)」

スカート「」グワッサー!

凛「!?」

P「!?!?」


凛「ちょ、ちょっと待って!落ち着いて!!」

スカート「!!」バサッバサッ

凛「とっとりあえず!こっちに来て!」

P「おおっおう!」

タッタッタッタ…

卯月「凛ちゃんとプロデューサーさん、どうしちゃったんでしょう?」

未央「さあ…?」

未央(ついにしぶりんがプロデューサーに対して業を煮やしたのかな?)


事務所の屋上ー

P「」

スカート[スカートにこんなこと言われても困ると思うけど、よければ返事を聞かせてください]

P「」

凛「えぇーっとまあー…こういうわけなんだけど…どう?」

P「いやどういうわけなんだよ!?」

凛「私にも何が何だか…受け入れてる自分が不思議なくらいで」

P「まあおおかた志希か晶葉だとはおもうが…」


スカート「」ドキドキ


P「えーーーーーっと…とりあえず友人からって事で…」

凛「ええ!?」

スカート「!」ドッキーン!


スカート「♪ ♪」ファサ ファサ

凛「ちょっと大丈夫なの?無責任に適当なことを言ってない?」

P「そんなことねえよ、相手がどうであれ好意を持たれるのは嬉しいもんだし」

P「だから大事にしていきたいって思って」

スカート「・・・・・・!」

凛「そうはいっても…」

スカート「」バサッ!


P「うお!?」

凛「ちょ、ちょっと!プロデューサーに抱きつかないで!離れて離れて!」

スカート「!」バッ

P「だ、大胆なんだな」

スカート[だって友達になってくれるってだけでもすごい嬉しくて…まともに取り合ってもくれないと思ってたもん]サラサラ

スカート[やっぱりプロデューサーって優しいね]サラサラ

凛「にしてもいきなり飛びつかないでよ!びっくりするじゃん!」

凛(プロデューサーの顔が目の前にあったし!)

スカート[ごめん、、]サラサラ


P「えっとじゃあ…スカートさん?これからよろしくね」

スカート「!!」バッサーイ バッサーイ

凛「だからはしゃがないで!スカートなんだから自分の使命を忘れないでよ!!」

P(俺は何も見てない俺は何も見てない)


こうして凛とプロデューサーとスカートの奇妙な日常がスタートした


書き溜め分がなくなったので今日はここまで

元ネタは「週刊少年ガール」です

Pがやけに冷静なのはこういう状況に慣れているからです

SF注意って最初に書いておけばよかったですね、すいません

>>1 です

書き溜め再投稿します

シンデレラフェスはどうでしたか?僕は爆死です


翌日・事務所

凛「おはよう、プロデューサー」

スカート[おはようございます]サラサラ

P「ん、二人ともおはよう」

凛「今日の予定は?」

P「レッスンだな」

スカート[プロデューサー、、レッスンのあとにどこかに寄っていかない?]

P「ああ、仕事が終わった後なら」

凛(だ、大胆...)

スカート「♪」フワッ フワッ

凛「浮かれないで!物理的に!」



アクセサリーショップ

P「本当にここで良いのか?」

スカート[うん!この前来たとき気になったのがあって!]

凛「確かに、ここには何回か来たことがあるけど…」

スカート[あ、お金は気にしないで!私の持ってきてるから!]ヒョイ→財布

凛「持ってるの?ていうかどこにしまってたの!?」

P「ますます謎だな…代金は俺が出すよ」

スカート[え!?]

P「こういうところは男が出すもんなの…凛も何か選んでいいよ」

凛「え?」

P「凛だって最近は仕事が多かったけど、めちゃくちゃ頑張ってくれたし」

凛「う、うん…ありがと、なら、お言葉に甘えて」



スカート[このネックレス、凛ちゃんに似合うんじゃない?]

凛「うん、いいかも」

P(凛も慣れてきてるな)

数十分後―

凛「おまたせ、プロデューサー」

スカート[かわいいの選べたよー!]パタパタ

p「えーっと、凛がこの青いネックレスで、スカートが…シュシュ?」


スカート[うん!かわいいでしょ!]

凛「私も良いと思うよ」フフッ

スカート[だよねー♪]フワン フワン

P「…いいけど、どこにつけるんだ?」

スカート「!」

凛「考えてなかったね…」

スカート「」ショボーン…

結局、ネックレスとスカート用に香水を買いました

スカート[良い香り!ありがとうプロデューサー!]

P「いいっていいって(嗅覚あるんだ)」

凛「ネックレスもありがとう、大事にするよ」

P「ああ、似合ってるぞ」

凛「…うん、ありがとう」

スカート「♪」フワフワ


別の日、ボウリング場―

P「一応来てみたは良いけど…」

凛「出来るの?」

スカート[まっかせて!]ヨイショ

P(なるほど、布全体で包み込むように持つのか)

P(だけど…)

凛「球を下ろして!脱げちゃう!脱げちゃうから!!」

P(何も見てない何も見てない)


スコーン!

凛「やった!ストライク!」

スカート[どう?私のサポート]

凛「うん、すごい投げやすい!」

スカート「♪」フフーン

P「投げるときに横から回転をかけてサポートするなんてよく考えついたなぁ」

スカート「」エッヘン

凛「このまま行けば300点狙えるよ!」

スカート[まかせて!]

P「にしても上手すぎやしないか...?」

スコア300―155

P「全部ストライクとか...!」


スカート「♪ ♪」ピョン ピョン

凛「ちょ、ちょっと!嬉しいのはわかるけど浮かれないで!」

P「ああ…俺ボウリングは結構自信あったのになあ…」

凛「155も十分すごいと思うけど…」

P「全部ストライクには敵わないよ...」


また別の日、ゲームセンター

凛「えい!」カコン!

P「ふんっ!」カコッ!

スカート「!!」カッ!!

P「うお!?」

スコーーン!!

凛「やった!」

P「いやホッケーで二対一は不利だって!」


スカート[ありがとうね凛ちゃん、私のためににスパッツはいてきてくれて]

凛「これなら思いっきりはしゃげるでしょ」

P(基準がわからん…が)

P「前ボウリングで負けたからな...ここからは全力で行かせてもらうぞ…!」

凛「負けないよ…プロデューサー」

スカート「!!」ブンブン

P「フッ...機体の性能の差が実力の差じゃないって事を思い知れ!」


数分後

P「僅差で勝利!」

スカート[途中まではよかったのにな…]ショボーン

凛「うん…残念、でも良かったんじゃない?プロデューサーの子供っぽいとこも見られたし」

スカート[そうそう!なんか可愛かった!]

凛「何だっけ?機体の性能とかなんとか」フフッ

P「恥ずかしいから思い出させないでくれ…」

P(ていっても)

スカート[いつかリベンジしようね!]

凛「うん、今度は負けないよ」

P(二人も子供らしいじゃないか)

凛「?どうしたのプロデューサー?そんな顔して」

スカート「?」

P「いや、なんでもないよ」

P(二人には言わない方が良いかな)


すいません書き溜めがつきましたので今日はこれまで

ボウリングなんざ5,6年近く行ってないな...

再会します 今日中に終わらせたいと思います



別の日―カラオケボックス

凛「振り返らず前を向いて そしてたくさんの笑顔をあげる~♪」

タンバリン「ダダスタダカダカダスダダスタタン!」

凛「~♪…ふぅ、なんかいつもよりも歌いやすかった」

スカート[どうだった?私のタンバリン]

凛「ありがと、やりやすかったよ」

P「意外に多才だな…」

凛「今度のライブに出てもらう?」

スカート[ええ!?恥ずかしいよ!]アタフタ

凛「ふふっ、冗談だよ」

P(恥ずかしい以前にスカートは無理じゃないか?)


別の日―遊園地

凛「変装、これで大丈夫かな?」

スカート[大丈夫!似合ってるよ!]

凛「そういう意味じゃないんだけど…でもありがと」フフッ

スカート[二人ともいつも私のお願い聞いてくれてありがとね]

凛「気にしないでよ、私だって息抜きになるんだし」

凛(それに…卑怯かもしれないけどプロデューサーと一緒になれるし)

P「ライブも近いしこれからあまり時間がとれなくなるからな、今日は何でも言ってくれ」

スカート[全アトラクション制覇!]

P「アクティヴ」


凛「これで一通りは乗ったかな?」

P「キ、キツい…」

スカート[最後にアレが残ってるよ!]

P「アレ?」

凛「……!」

スカート[観覧車!]

ゴウン… ゴウン…

凛(ド、ドキドキする…)

P「結構高いとこまで来たな」

凛(恥ずかしくてプロデューサーの顔見られないよ…)

スカート「・・・」


スカート[プロデューサー、何か怖くなってきちゃったから隣に座ってくれないかな?]

凛「!?」

P「俺は良いけど…いいか?凛」

凛「い、いいよ!気にしないでいいから!」

P「そっか、じゃあ失礼」スッ

凛(~~~~~~!!)

スカート「♪」


ゴウン ゴウン…

係員「気をつけて降りてくださーい」

P「ん~こういうのんびりしたのは良いな」

凛「そ、そうだね…」

凛(どうしよう…絶対今顔真っ赤だよ…)

スカート「・・・」


数日後、ライブ会場控え室―

凛「それじゃ、行ってくるよ」

スカート[うん!頑張ってね凛ちゃん!]

凛「ありがと、ここまで聞こえるくらい歌ってくるよ」

タッタッタッタ…

スカート「・・・・・・」

スカート(さてと、)

スカート(私のわがままももう終わらせないとね)

すいません、残りは夜にあげます

書き溜めがつきたんです

再開します


数日後、事務所屋上

ガチャ
凛「うー…寒っ」

スカート[ごめんね凛ちゃん]

凛「いいよ、ふたりっきりで話せる場所なんてここしかないし」

凛「それで…話って何?」


スカート[凛ちゃんって……]




スカート[プロデューサーのこと好きでしょ]


凛「いや…いやいやいやないって、アイドルとプロデューサーだよ」

スカート[ごまかさなくて良いよ、ここにはだれもいないから]

凛「…なんでわかったの?」

スカート[凛ちゃんのスカートだから]

凛「…うん、そう、好きだよ」

凛「プロデューサーのことは初めて見たときから何か特別なものを感じていて、気がつくと目で追ってて」

凛「まじめで、一生懸命で、優しくて、子供っぽいところもあって」

凛「少し鈍くて、でもそんなところも好きで」

凛「プロデューサーに褒められたりするとついにやけちゃったり」

凛「でもこの気持ち、どうすれば良いかわかんなかった」


スカート[いままで伝えてはないんだよね?]

凛「うん、立場もあるし応援してくれるみんなも居る」

凛「それに…スカートだってプロデューサーのことが好きなんでしょ」

スカート[好きだよ、でも私はスカートだから]

スカート[結局は人と物だし一緒に居られる時間なんてすぐに過ぎてしまうの]

スカート[凛ちゃんには自分の気持ちに嘘をついて欲しくないよ、躊躇ってる暇なんてないんだから]


凛「でも…」

ガチャ
P「うおっ…寒!待たせちゃってごめん」

凛「プロデューサー!?」

スカート[ここに来る前に呼んどいたの]

凛(いつの間に!?)

P「で、急用って?」

スカート[凛ちゃん、がんばって!]

凛「…えっと、その……」




凛「今日は私から話が―」


・・・・・・・・
・・・・
・・


スカート[躊躇わなくて良かったね]

凛「うん、でもこれからどうしよう…立場とか」

スカート[事務所の中でもバレてたしいいんじゃない?]

凛「え?」

スカート[本田さんに千川さん、あと北条さんも知ってるはずだよ]

凛「嘘…でしょ…隠してたのに…」

スカート[端から見てもかなりわかりやすかったと思うよ]



凛「うぅ…でもおかげですっきりしたよ、ありがと」

凛「スカートとはライバル関係になっちゃったけど」

スカート[気にしない 気にしない]

スカート[でも凛の大事なものがこちらの手の内にあることをゆめゆめ忘れるなよ ザバっとやるぞザバっと]

凛「いきなり脅迫!?」


凛「まぁ私もPを譲る気なんかないから!」

スカート[いやたいていの男はなにがしかの布が好きだ]

凛「生々しいからやめて!」




こうして凛とスカートはこの時間を過ごしていく


~おわり~


ここで終わりです おつきあいいただきありがとうございました

いつも励ましてくれたいいから黙って書けや兄貴には感謝しかありません


前作が読まなくてもわかるほどの駄作だったのて方向性を変えてみましたが難しいですね

多くのSS作者様を尊敬します


前作とか→
モバP「クイズ番組のオファー」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1482848541

駄作です、これより前に書いたやつの方が良い

前作までとは世界線が違います


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