P「アイドルのセキュリティをチェックする」 (47)



小鳥「アイドルのセキュリティ……つまりガバガバ度を調べるわけですね!」

P「違いますよガバマン小鳥さん。普通に自宅のセキュリティチェックです」

小鳥「期待して損したピヨ……ところでなんでそんなことをするんです?」

P「あいつらも今やTVで見ない日がないくらいの有名人です。ファンに自宅を特定されたりなどもないとは言い切れません。不測の事態が起きる前に俺がチェックしておこうと思いまして」

小鳥「なるほど……では手始めに私の家なんてどうでしょうか」

P「嫌ですよ。小鳥さんの家、酒とつまみの臭いしかしないですもん」

小鳥「愛液の香りもしますよ」

P「余計行きたくねーよ」



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ーー深夜、高槻家


P「最初はやよいの家か……」

小鳥『潜入中は私は通信でサポートしますね!』

P「なにがサポートですか、『付けねえと前も後ろもぶち犯すぞ』とか言って無理矢理インカム押しつけてきたくせに」

小鳥『なんのことでしょう?』

P「次、冗談でもあんなこと言ったらぶち犯しますからね」

小鳥『望むところですピヨ』

P「言っとくけど相手はいぬ美ですから」

小鳥『プロデューサーに見られながらの獣姦……イケる!』

P「安心してください。頭ならもうイっちゃってますよ」



P「さてと……やよいの家は週一くらいで晩飯を頂いているから来るのは慣れているが……それ故に心配なことが一つ」

P「たしかいつも来る時は……」ガラッ

P「やっぱ開いてる……というか壊れてるじゃないかこの鍵!」 

P「ったく……律子に頼んで経費で直しとくか」

P「たしかやよい達が寝てる部屋は……二階だったな」ソローリ

小鳥『なんで熟知してるんですか。流石にドン引きなんですけど』

P「いつも兄弟達を寝かしつけるのを手伝ったりしてるんですよ」

小鳥『嘘ですね!どーせ「ぐへへ……どうだやよい。夜はきのこ祭りだぞ~」「うっうー!プロデューサーのきのこで私のお腹がいっぱいですぅ~」とかやってるんでしょう!』

P「それはお前が去年コミケに出した同人だろ」

小鳥『そうでした』

P「とにかく部屋につきました。開けますよ……」スーッ


やよい「すぅ……すぅ……」

P「気持ちよさそうに寝てますね」

小鳥『他の子たちも一緒ですか?』

P「ええ、くっつき合って寝てますね。この暑いのに」

小鳥『微笑ましいですね……って、ところでご両親は?』

P「いないみたいですね。遅くまで仕事じゃないですか?」

小鳥『なんでそんなに遅くまで仕事して、あそこまで貧乏に……』

P「おい」

小鳥『そもそもやよいちゃんの給料だけでも相当もらってるのに、何をもやし祭りなんて……』

P「音無。それ以上言うな消されるぞ」

小鳥『はい』

P「とりあえず、高槻家のセキュリティは改善点有りということで、次行きますよ」

小鳥『次は雪歩ちゃんの家ですか』



ーー萩原家


P「はい。やって参りました萩原家」

小鳥『たしか雪歩ちゃんの家って……』
 
P「豪邸ですね、すごい」

小鳥『見張りとか……』

P「いますね。黒服のお兄さんが門の前に二人」

小鳥『ヤク……』

P「土木作業員です」

小鳥『はい。でも、どちらにせよ潜入は無理じゃないですか?』

P「小鳥さん。俺を誰だと思ってるんですか」

小鳥『将来の旦那さん?』

P「あいつらのプロデューサーですよ」

小鳥『はぁ。それが』

P「あんな下っぱくらい、倒せないと思っているんですか!」ザッ!

小鳥『まさかプロデューサーさん!正面突破を!』

P「通せ。俺は雪歩の寝室に入りたいんだ」

構成員A「……」チャッ

構成員B「どこの組の者が知らねえが、ドタマぶち抜かれる前に消えな」

P「えっと……765プロダクションで萩原雪歩さんのプロデュースをさせていただいている者なのですけれども……今ですね、アイドルの方々のご自宅のセキュリティチェックを行っていまして……伺った次第なんですけれども……」

構成員A「あのお嬢が唯一心を許したという……」

構成員B「御無礼をお許し下さい。ですが、我々萩原組の警備体制は万全。心配ご無用です」

P「で、ですよねー。失礼しまーす」ペコペコ

小鳥『めっちゃビビってんじゃないですか』

P「だってすげえ速さで銃抜いたからね!冴羽?みたいだったからね!」

小鳥『シティーハンターよりセクハラしてる人が何言ってるんですか』

P「とにかく次だ、次!」

小鳥『次は>>9家ですか』


安価は765のアイドル(春香、千早以外)で

面白い
安価おひめちん



ーー水瀬家


P「はい、やって参りました水瀬家!」

小鳥『大丈夫ですかプロデューサーさん……雪歩ちゃんの家の二の舞いになるんじゃ』

P「それがなんと!門が開いてるんですよ!」

小鳥『えっ』

P「しかもなんと地面にはご丁寧にも、等間隔に『伊織お嬢様のご寝室はこちら』という矢印が!」

小鳥『え、それって』

P「いやぁ、実に親切ですね!では行ってきます!」

小鳥『当初の目的忘れてませんか……って、あれ?通信が……GPSのプロデューサーさんの反応も消えてる……あれ?』



P「矢印がこの部屋の前で終わっている……ということはここが」

P「オープン!」ガチャ ガッシャーン!

P「がっしゃーん?」

P「えっ、あれ?柵に囲まれてる?」

伊織「いらっしゃい♪プロデューサー♪」

P「い、伊織……」

伊織「あの矢印、あんたと小鳥の通信を傍受して、急いで作らせたのよ!どう?わかりやすかった?」

P「あ……ああ。わかりやすかったけど……それより今の状況をだな」

伊織「今の状況?ああ、その柵絶対壊れないわよ」

P「いや、そうじゃなくて!まずなんで柵が!」

伊織「そんなのあんたがここから逃げられないようにするために決まってるじゃない」

P「」

伊織「あんたはこれから、ずーっとここで私と暮らすの♪安心しなさいあんたが望むなら私は何でもしてあげるわ。何不自由させないわよ!も、もちろん、え、えっちなことでもね!」

P「い、伊織……?」

伊織「ずっと待ってたのよこの時を……待っててねプロデューサー。今、体洗ってくるから」ガチャン

P「小鳥さん?聞こえますか!小鳥さん!ダメだ……通じない」

P「まさか伊織にヤンデレ気質があったなんて……とにかくここから脱出しなければ!」

P「柵は……ダメだ。びくともしない。窓は鉄板で塞がれてるし……」

???「お困りですか?」

P「その声は!」

貴音「ふふっ」

P「貴音!」

貴音「何やら嫌な予感がしまして、勝手ながら来てしまいました」

P「ありがとう!助かったよ!ここから出してくれ!」

貴音「お安い御用です。少し下がってください」

P「お、おう……」

貴音「はっ!」ドシャァ!

P「柵が全部崩れた……!」

ウーウー

貴音「どうやら、あなた様のお目当てのせきゅりてぃが起動したようです。見ていきますか?」

P「冗談じゃない!外へ案内してくれ!」

貴音「ふふっ、ではこちらへ」

P「なんとか出れた……ありがとうな。貴音」

貴音「いえ……ただ、皆の安全の確認のためとはいえあまり無理はなさらないように」

P「ああ。気をつけるよ」

貴音「では、私はこれで」

P「待ってくれ貴音!」

貴音「?」

P「貴音の家のセキュリティは……」

貴音「それはとっぷしーくれっとですよ。あなた様」

P「……だよな」

貴音「ええ」スタスタ



P「ところで……なんで貴音は俺のいる場所も目的も知ってたんだ?」


小鳥『次は>>16家ですね。まったく……さっきは心配したんですから、一体何があったんです?』

P「いやぁ、インカムの電源を間違って切ってしまいまして」

小鳥「もー、気を付けてくださいね!」

P(伊織には後でフォローとケアが必要だな……勿論、事務所でだが)

りつこ

ちょうどいいので響→律子でいきます



ーー我那覇家


P「はい。やって参りました我那覇家!……といっても響は一人暮らしですが」

小鳥『正確には一人と何匹かですけどね』

P「そうですね。ところで、響の自宅はマンションであるためセキュリティは万全と思われます」

小鳥『ロビーからしてオートロックですからね』

P「ですが、俺は今、響の部屋の前にいます」

小鳥『まさか……』

P「いいえ。マンションのオートロックはそんなことをしなくても入れる方法があるんです」

小鳥『管理人さんに事情を話したんですか?』

P「違います。他の人がオートロックを解除した時に一緒に入るんですよ」

小鳥『なるほど!余程神経質な人じゃなければ、鍵を忘れた人だろうと思って一緒に入れますもんね。私も鍵出すの面倒な時やっちゃいます』

P「やめてください。住人の皆さんが意識を改善していかないと本当に不審者に入られちゃいますよ」

小鳥『現に入られてるわけですしね』

P「さらに、マンションの問題点はロビーにセキュリティを1つ挟むことにより……」ガチャッ

小鳥『鍵が開いてる……?』

P「そうなんです。個人のセキュリティが緩んでしまう場合があるんですよ。特に響なんかは人が良いですから、こうなっていることは予測できました」

小鳥『たしかに、765プロで新興宗教にハマりそうなアイドル、変な壺を買わされそうなアイドル、連帯保証人で借金を抱えそうなアイドル部門で堂々の1位でしたからね』

P「では……室内に入りま……くさっ!」

小鳥『いや、プロデューサーさんまでネットに毒されたんですか。響ちゃんはくさくない、いい匂いだと何回言えば』

P「そんなこと知ってますよ。俺が響を1日何回クンカクンカしてると思ってるんですか」

小鳥『3回くらい?』

P「5回だ。プロデューサーをなめるな」

小鳥『お前も響ちゃんの脇を舐めんなよ』

P「ともかく、本人が臭くないのは事実ですが、これだけ動物を飼っていて部屋が臭くないほうがおかしいです。動物園みたいな臭いがしますよ」

小鳥『その臭いに耐えられるなら私の部屋来たっていいじゃないですか』

P「さて、響の寝室はここかな?」ガチャッ

小鳥『無視してんじゃねー、犯すぞ』


響「すぅ……すぅ……にゃん……」

P「いましたね。ハム蔵、いぬ美、ねこ吉、ヘビ香、シマ男、オウ助、ウサ江、ブタ太、モモ次郎、コブラ、ネイキッドスネーク、カービー将軍と寝てますね」

小鳥『なんか多い上に一匹足りない気が……』

P「足りない?ワニ子じゃないですか」ガブッ

小鳥『さすがに響ちゃんも一緒に寝るのは怖いんですかね』

P「それはないと思いますよ。響は『ワニ子はいい子だから誰も噛んだりしないぞ~!』って言ってましたから。まぁ今、俺が噛まれてるんですけど」

小鳥『とりあえず救急車呼んだんでなんとか部屋出てください』



P「ふぅ……死ぬかと思った」

小鳥『大丈夫ですよ。プロデューサーさんは11個命のストックありますから』

P「どこのバーサーカーだよ俺は」

小鳥『バーサーカーみたいなもんでしょあんた』

P「否定はしない」


ーー菊地家


P「さぁ、やって参りました菊地家!」

小鳥『おい、安価』

P「しっあわせならー?」

小鳥『は?』

P「しっあわせならまっこまこりーん!」

小鳥『?』

P「つまりそういうことです」

小鳥『ちょっとよくわからないですけど』

P「和風の家って感じですねー。扉にも普通に鍵がかかってます」

小鳥『それが通常ですからねー』

P「それでは、ピッキングを始めたいと思います」

小鳥『はーい。って、え?』

P「どうかしました?小鳥さん」

小鳥『なんか今、さらっとピッキングとか言いませんでした?』

P「そりゃPはピッキングのPですからね」

小鳥『ええ!?プロデューサーのPじゃなかったんですか!』

P「何勘違いしてるんですか。そうやって早とちりばっかしてるから結婚できないんですよ」

小鳥『調子に乗るなよ若造』

P「はい」

小鳥『それにしてもピッキングなんてそんな簡単にできるものじゃないんじゃないんですか』

P「開きました」

小鳥『えっ』

P「ディスクシリンダー型だったので一瞬で開きましたね。家自体も結構古いみたいだし、建てた時そのままの鍵なんでしょうね。これは改善が必要です」

小鳥『鍵にそんな種類なんてあるんですか……』

P「勿論です。よく漫画とかで描かれるようなギザギザの鍵はピッキングのツールさえあればおもちゃみたいなものですから。小鳥さんもそれなら、平たくて穴が空いたやつ、いわゆるディンブルシリンダー型に変えたほうがいいですよ」

小鳥『えっ、私の家ギザギザのです』

P「ぜひ変えてください。それだけで空き巣に合う確率が8割減ると言われてるくらいですからね。まぁ、ディンブルシリンダーを開けるツールも最近は出回ってますけど」

小鳥『わ、わかりました』

P「では、真の寝室に向かいましょう」

P「明らかにドアからしてフリフリしてる部屋につきました」

小鳥『そこですね』

P「扉に下げられた『勝手に開けちゃダメなりよ~☆』って可愛くカラーペンで書かれた札の上に『父さん開けるな!』って殴り書きされてるのがなんか切ないですね」

小鳥『oh……』

P「それではご開帳~」ガチャッ 

真「すぅ……すぅ……むにゃむにゃ」

P「可愛らしいピンク色のベッドにタンクトップにスパッツで寝てますね」

小鳥『ミスマッチもいいとこですね』

P「ただ、所々肌が出てる上に、スパッツで尻や太ももが強調されてエロいですね。これは襲われてしまいます」

小鳥『プロデューサーさん、写真』

P「撮ってもお前には送らん」

小鳥『は?』

P「忠告の為にこれを置いておきましょう」

小鳥『これとは?』

P「片栗粉を水に溶かしたものを穴の空いたコンドームに入れたものです」

小鳥『クズゥ~!』

P「実際、俺が空き巣や強盗だったら犯されててもおかしくないですからね」

小鳥『強盗だったらゴムつけないと思いますよ』


P「それではスパッツを少しずらして……」スッ

真「誰だぁ!」ドゴォ!

P「うぼぁ!」ドシャァ!

小鳥『プロデューサーさん!大丈夫ですか!?』

P「こ、こいつ……寝ながらでも防衛本能が働いてます」

真「かかってこい!相手になってやる!」

小鳥『それ起きてないですか!?』

P「いいえ、起きてないです。相手が俺だとわかっていればこんなに嫌がるはずがありません」

小鳥『そりゃそうなんだけどテメエが言うんじゃねえよ』

P「ここはゴムだけ残して戦略的撤退です!」ダッ!

小鳥『あくまでもそれは置いてくんですね』
 
P「どうにか逃げ切れました。次に行きましょう」

小鳥『ほんと逃げることは超一流ですよね。次は……秋月家ですか。やっと安価ですね』



ーー秋月家


P「さて、律子の住む家は響と同じくマンションの一室です。そのため、ロビーは響の時と同じ方法で突破したのですが……」

小鳥『ですが?』

P「部屋の鍵はディンブルシリンダー、つまりピッキングは難しいです。」ガンッ

小鳥『なるほど、じゃあ開かないわけですね』

P「いえ、開きました」

小鳥『何者だよ』

P「バンプキーといって、鍵穴に差し込んで軽く叩くだけで大抵の鍵を開けられるツールが海外から日本に入ってきているんです。これはそのディンブルシリンダー対応型ですね」

小鳥『なんでそんなの持ってるんですか』

P「さて……2つめの鍵は……!?」

小鳥『どうしたんですかプロデューサーさん』

P「この鍵……追加で取り付けられたものです」

小鳥『それがどうかしたんですか?』

P「ロイヤルガーディアンEX……現行の非電子キーで最も防犯性の高い鍵と言われている代物です」

小鳥『ということはまさか……』

P「ええ。俺でも開けられません」

小鳥『なん……だと……』

律子「甘いですねプロデューサー」

P「律子!?いつから後ろに!」

律子「さて、律子の住む家は~辺りからです」

小鳥『お前後方確認ガバガバじゃねえか』

P「ぐっ……さすがは律子……いつでも俺の上を行きやがる!」

律子「もー、何をしてるのかはだいたいわかりましたけど、私に限ってはそんな心配は無用ですから」

P「どうやらそうらしいな……」

律子「そ れ と 今回は私が警報装置を切ったから良かったものの、そうじゃなかったら1つめの鍵にバンプキーを使った時点で警察に通報がいってましたからね」

P「そこまでだったのか……」

律子「これでもうら若き乙女ですから」

P「乙女……?」

律子「やっぱり通報しましょうか?」

P「すいませんでした」

小鳥『次は>>29家ピヨ』

ふたみ



ーー双海家


P「いやぁ、ここも中々の豪邸ですね」

小鳥『ご両親がお医者さんですからね』

P「ですが、セキュリティはそれほどではなさそうです。やってみます」

小鳥『突破するのが目標じゃないですからね?』

P「さてと……まず鍵は……あづっ!」ジュッ!

小鳥『どうしましたプロデューサーさん!?』

P「ドアノブが……ドアノブがすごい温度に熱されてます」

小鳥『なんかそれどこかで見たことあるような……』

P「仕方がありません。裏口を探しましょう」

小鳥『なんだっけ……あの……』

P「裏口は鍵が開いてるみたいですね。まったく不用心な」ガチャ

小鳥『思い出した!待ってくださいプロデューサーさん!あの映画の通りだと!』

ボォォォ!

P「うおっ!」

小鳥『ガスバーナーが噴射されるように……って遅かったですね』

P「どうなってるんですか!影牢やってるんじゃないんですから!」

小鳥『ホームアローンですよプロデューサーさん。あの映画と同じ罠が仕掛けてあります』

P「げっ……それじゃあ」

小鳥『ええ。下手したら足に釘が刺さったり、レンガが頭に落ちてきたりするでしょうね』

P「はい、撤退!」

小鳥『ウィッス』

P「次だ次!>>33家!」

あずさ



ーー三浦家


P「はい、やって来ました三浦家。ですがご覧下さいこのポストにたまった郵便物の山を!人が住んでいる気配がありません!」

小鳥『住所間違えたんじゃないですか?そこ岩倉市とかじゃないですよね?』

P「おそらく、あずささんは方向音痴なあまり、自宅にもろくに帰れていないのでしょう」

小鳥『ええっ……問題じゃないですか』

P「とりあえず、安否確認のためにも電話をかけましょう」プルルル


あずさ『は~い、プロデューサーさん、どうしましたか~?』

P「こんな遅くにすいません。あずささんが今どこにいるのか気になってしまって」

あずさ『あらあら~、心配してくれてるんですか?ありがとうございます。でも大丈夫です!ちゃんと雨風しのげる場所にいますよ~』

P「なんで遭難みたいな基準なんですか。一体どこにいるんです?」

あずさ『えーと、聞いてみますね!こっちはまだお昼なんです~』

P「地球の反対側かよ」

あずさ『あらあら~、そうだったんですか~、なるほど~』

P「どうでした?」

あずさ『ここはリオパラリンピックの選手村らしいです~』

P「そうですか。迷惑になるので帰ってきてください」

あずさ『せっかくなら応援したかったんですけど……残念です。来る時に入った土管に飛び込めば戻れるかもしれないのでやってみますね~』

P「安倍マリオならぬ、あずマリオってか」

あずさ『って、あら~、土管はどこかしら~』

P「……キノピオにでも聞いてください。では」ブチッ

小鳥『どうでしたか?』

P「明日までには帰ってこれそうです。多分」

小鳥『よかったです。次は>>36家ですね!』


星井家

P「なんか久々に普通の一軒家を見た気がする」

小鳥『結構みんな特徴ある家ですものね』

P「窓の鍵が開いてますね……ここら入ってみましょ……おわっ!」

小鳥『どうしましたプロデューサーさん!?』

美希「ついに……ついにミキの初めてを貰ってくれる気になったんだねハニー!毎晩窓を開けて待っていたかいがあったの!」

P「いや美希!違うんだ!今回はそのセキュリティチェックをだな!」

美希「大丈夫なの!ハニーのマスターキーならミキのどんなところだって開けられちゃうの!」ヌギッ

P「パンツを脱ぐな!丸見えだぞ!」
 
美希「何をいまさらなの!いざ、ハニーのマスターキーでロック解除なのっ!」ガバッ!

P「小鳥さん……助け……」

小鳥『はい。じゃあ録音しておきますのでコトが終わったら次の家に行ってくださいねー』

P「音無ゴラァ!」

ーー如月家


P「さて、ここがラストだな」


P「ただいまー」ガチャ

千早「おかえりなさいプロデューサー」

P「すまん。起こしちゃったか?」

千早「いえ、プロデューサーが出掛ける音が聞こえてからずっと帰りを待っていました」プクーッ

P「うっ……ごめんよ千早」

千早「それで、何をしていたんですか」

P「実はだな……かくかくしかじか」

千早「くっくっぺぺぺぺというわけですね」

P「そうなんだ」

千早「また変なことを……」

P「すまん」

千早「ところで、私のセキュリティはチェックしなくていいんですか?」

P「ああ。俺と住んでいるんだしな。鍵も電子キーだし」

千早「そうじゃないです。話によると美希の家では色々とあったようですけと」

P「安心してくれ!ちゃんと引き剥がして帰ってきた!」

千早「もうっ!そうじゃなくてですね……///」

P「えっと……」

千早「待たせた罰です。私の鍵穴に……プロデューサーのを……挿してください///」

P「千早っ!」ガバッ!


その後、プロデューサーのバンプキーは千早の鍵穴を朝まで叩き続けた。
春香は何事もなく朝を迎えた。


春香「すごいよく眠れたのに、なんかすごい損した気分……のヮの?」



おしりちん


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