渋谷凛「アンタが私のプロデューサー?」 P「ああ!」 (36)

凛「プロデューサーって?」

P(その1)「ああ! それってペットの犬?」

凛「あ、うん。私の犬、ハナコっていうんだ」

P「へえ、かっこいいな」

凛「プロデューサーの肩に乗ってるのは?」

P「ああ、こいつはカーバンクルのルビー」

P「伝説上の生き物さ」

凛「ふーん。伝説って?」

P「ああ!」

P「それってカーネーション?」

凛「あ、うん。プリンセスブルーっていうんだ。事務所に飾ろうと思って」

P「へえ」

凛「………」

凛「なんか、会話かみ合ってなくない?」

P「だって当然だろ? デュエリストなら」

凛「大丈夫かな……やっていけるかな」

P「俺方向音痴だからな!」


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智絵里「わたし、ファンの皆さんにきちんと楽しんでもらえるか不安で……」

P(その2)「つまり、ファンへの対応に不安があるということですか」

智絵里「はい、そうです。あと、自分に自信も持てなくて」

P「なるほど……いいでしょう。僕のファンサービスの極意を伝授します」

P「きっと自信を持てるようになりますよ」ニッコリ

智絵里「よ、よろしくお願いします」

1ヶ月後


智絵里「ふはは! 受け取れえ、わたしのファンサービスを!」

智絵里「絶望を与えられそれを希望に変えられる。その瞬間こそ人間は一番美しい顔をする」

智絵里「それを与えてやるのがわたしのファンサービスです!」

ファン『うおおおおおおお』


P「ふはははは! やはり俺のプロデュースは完璧だった! LIVEバトルはもらったぜ」

P「お相手もなかなかの手練れだったが……俺達を倒すには程遠いんだよねぇ!」


みりあ「ねえねえ、あなたがみりあのプロデューサー?」

P(その3)「ああ……なぜ私の前からいなくなってしまったのだ……」

みりあ「どうしたのー? 誰かいなくなっちゃったの?」

P「ああ……」

P「タキオン……ああ、タキオン……ドン・サウザンドの呪いとわかった今となっても、私はお前が愛しいぞ……」

みりあ「………」

みりあ「よしよし」ナデナデ

P「!」

みりあ「いいよ。さいきょーのドラゴン使いだって、泣きたい時あるよね」

P「おお……おおっ!」オンオン

1ヶ月後


P「ゆくぞみりあ! 最強のアイドル使いはこの私だ!」

みりあ「T・A・K・I・O・N!」

みりあ「なーう!」

P「違う! T・A・C・H・Y・O・N!」

P「なーう! だ!」

みりあ「はーいっ!」

安部菜々「ウサミン星からアイドル目指してやってきました! 安部菜々です、キャハっ!」

P(その4)「俺があんたのプロデューサーザウルス。よろしくだドン」

菜々「………」

菜々「す、すでにプロデューサーさんにキャラで負けている!?」

P「どうかしたドン?」

菜々「な、なんでもありませんっ。ええ、ええ……」

菜々「……ウサミン星からやってきた安部菜々ウサー。よし、今度から自己紹介これにするピョン」

P「よくわからんけど、一緒に頑張っていくザウルス!」

1ヶ月後


菜々「大変です! このままでは次のライブに遅れちゃう!」

P「スペースウサミンに進化するドン!」

菜々「え、なにそれは」

P「俺もスペースザウルスに進化するドン!」ゴゴゴゴ

菜々「ぷ、プロデューサーさんが恐竜に……」

菜々「ま、負けた。この人には動物系キャラでは勝てない……」

拓海「ああ? このアタシがアイドルだぁ!?」

P(その5)「おうよ! 絶対人気出るぜ。俺の勘がそう告げてるんだ」

拓海「特攻隊長のアタシにそんなもん似合うわけねーだろ。ほら、帰れ帰れ!」

P「そんなことねえよ。俺だって昔は不良で悪さもたくさんしたけど、その後デュエルに触れてたくさんのことを経験できた」

P「イケるぜ、お前なら。トップアイドルってやつによ」

拓海「………」

拓海「さっきの喧嘩で手助けしてもらった礼だ。とりあえず事務所までついていってやるよ」

P「よっしゃあ!」


3ヶ月後


拓海「アイドルってやつも……なかなか悪くねえな」

P「だろ?」

拓海「ああ……あの時アンタについて行ったこと、今はよかったと思ってる」

P「おう! 次のライブも頑張ろうぜ!」

拓海「しょうがないな」ハハ

拓海「けどエロ戦車をアタシに向けるのはやめろ」

拓海「あとたくみんファイヤーとかいうクソダサい応援も禁止しろ」

P「なああっ!? わかってねーなぁあれがいいんだろうが!」

拓海「よくねーよ!」

美嘉「ふーん。プロデューサーにも下の兄弟がいるんだ」

P(その6)「ああ。弟がひとりいる」

美嘉「アタシも妹がいるんだ。時々生意気言うけど、やっぱりかわいく思えちゃうんだよね★」

P「俺の弟は生意気など言わん。優しいいい子だ」

美嘉「へえ、いいじゃんそれ」

美嘉「ね、もうちょっと聞かせてくれない? プロデューサーの弟くんの話」

P「フン……」



2ヶ月後


莉嘉「明日はハルトくんとデートなんだ☆」

ハルト「えへへ」


美嘉「………」

P「………」



美嘉「莉嘉あああぁ!!」

P「ハルトオオオォ!!」

ありす「そうです。ここで隠し味にイチゴを投入してはどうでしょう」

P(その7)「なるほど! なら、いっそだし汁にもイチゴを使って……」

ありす「それは名案です。やりますね、プロデューサーさん」

P「それほどでもないよ。ありすちゃんの方がずっと奇抜な発想だし」

ありす「二人で協力して、最高のイチゴ満漢全席を作ってみせましょう」

P「うん!」

P「兄様や遊馬たちに食べてもらうのが楽しみだよ」

P(その8)「ブックス!」

文香「………」

P「ブックス!」

むつみ「………」

P「ブックス!」




1ヶ月後


P「ブックス!」

文香「ブックス!」

P「ウイングス!」

むつみ「ヘイロー!」

P「よし!」

杏「働きたくない」

P(その9)「今はまだ私が動く時ではない」

杏「仕事したくない」

P(その10)「だがオレにあった仕事がない以上仕方あるまい」

杏「………」


杏(あかん、なんかここにいると本気の本気でダメになる気がする)

光「ヒーローになりたいんだ!」

P(その11)「そうか。ならついてこい!」

光「うん!」



2ヶ月後


光「モンスターのエフェクト発動! さらにセメタリーのエフェクトも発動!」

光「D-HEROダイヤモンドガイのエフェクトは必中だ!」

麗奈「ってE-HEROじゃないんかい!」

P「何を言っている。D-HEROこそが最強のHEROだ。M-HERO? なんだそれは知らん」

光「イヤッッホォォォオオォオウ!」

P(その12)「ちっ……まだSRが引けねえ」

P「デレステのほうも期間限定SSRが出ねえ……」

ちひろ「ふふふふ、どうしますかプロデューサーさん」

ちひろ「モバコインもスタージュエルもゼロ。財布も随分軽くなりました。悔しいでしょうねぇ」

ちひろ「でもあなたがプロデューサーである以上、途中で諦めることは許されない!」

ちひろ「さあ、ガチャとガシャを回し続けるのです! ちーっひひひ!」

P「………」



P「それはどうかな」

ちひろ「なに?」

P「どうやらお前は理解していないようだ……俺のデッキの特性を」

P「モバコインもゼロ。スタージュエルもゼロ。財布の中身もゼロ」

P「つまり、俺の手札はゼロ……そんな状況だからこそ、真価を発揮するデッキの力を」

ちひろ「あなたのデッキ……まさか!?」

P「そうだ、俺のデッキは【インフェルニティ】」

P「手持ちがゼロの状態でこそ、そのすべてを開放する……!」

P「さあ、満足させてくれよ?」




ちひろ「ば、バカな……これが満足状態の力だというの?」

ちひろ「この私が、私のガチャが敗れるなんて……!」

ちひろ「うわあああ!」

P「………ふう」

P「満足、したぜ」

P「だが――」



チームサティスファクション「俺達の満足はこれからだ!」

とある決闘者A「まだ俺の課金フェイズは終了してないぜ!」

とある決闘者B「たった一度のガチャですべてが変わるって、ワクワクしないか?」

とある決闘者C「イベントではプロダクションやチームとの協力……絆の力が必要になる」

とある決闘者D「かっとビングだ、俺!」

とある決闘者E「お楽しみ(月末ガチャ)は、これからだ!」



おわり

なぜか数々の次元のデュエリストが集結してプロデューサーやってるのも、GXとゼアル要素が多いのも、全部ドンサウザンドのせいなので気にしないでください

みんな、来年もモバマスとデュエルを楽しもうぜ!

必要ない気もするけどプロデューサー達の答え合わせ

その1 ヨハン
その2 トーマス
その3 ミザちゃん
その4 ティラノ剣山
その5 凡骨
その6 カイト
その7 ミハエル
その8 有能なバリアンの白き盾
その9 華麗なるV兄様
その10 キング
その11 エド
その12 チームサティスファクションのリーダー

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