浜風「提督は相変わらず朝が弱いですね」

提督「そういう体質やからもうどうしようもない」

浜風「髪の毛が爆発してますよ」

提督「そういう体質やからどうしようもない」

浜風「違います！提督が髪の毛切らないせいです！」

提督「だってめんどくさいねんもん…」

浜風「仮にも軍人がそんなに長髪でいいんですか」

提督「ちゃんと成果上げてるから上も何も言ってこんし、いけるやろ。俺外面はええし」

浜風「………」

提督「どした？」

浜風「あ、いえ。髪の結び方が奇麗だなと…」

提督「そら何百回と結んでるからなぁ…。浜風も結んだろか？」

浜風「わ、私は髪の毛短いですし…」

提督「ええから。ほら、こっちこい」

浜風「は、はい」

—————

提督「ほい、お団子」

浜風「………っ！」

提督「どや？印象変わるもんやろ」

浜風「……」ﾏｼﾞﾏｼﾞ

提督「……浜風さーん？」

浜風「は、はい！」

提督「かわいなったやろ」ﾆﾔﾆﾔ

浜風「っ！……はい、ありがとうございます」

浜風「……提督は髪型を変えたりしないんですか？」

提督「めんどいやん、後ろで簡単にくくるだけで十分や」

浜風「そうですか……」ｼｭﾝ

提督「……」

提督「まあ……またいつかな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

浜風「……はい、楽しみにしてます」

提督「よしゃ、執務室行きますか」

----------

浜風「提督、第一艦隊旗艦の霧島から入電です。艤装の一部を見つけ、回収したとのことです」

提督「お、久々やな。妖精さんに話つけといて」

浜風「了解しました」

提督「この鎮守府もまた賑やかになるなぁ」

浜風「戦力も強化されていいことです」

提督「お前は相変わらずやな～、素直に喜んだらいいのに」

浜風「提督も提督です。ここは鎮守府ですよ？」

提督「そやけど……なぁ………」

浜風「私は妖精さんの所に行ってきますので、その止まっている手を動かして書類を仕上げてくださいね」

提督「へーい……」

―――――――
提督「あ"ぁ～……」ｶﾘｶﾘ

浜風「提督、第一艦隊が帰投しました」

提督「お、りょーかい。行きますか」

―――――――

霧島「第一艦隊、ただいま帰投しました」

提督「ほい、お疲れさん。損傷艦はドックに」

霧島「了解しました。回収物は私が工廠へ運んでおきます」

提督「お、有難う。手間省けたわ」

霧島「それでは失礼します」


浜風「さて、戻りましょう」

提督「戻ったら今の出撃の書類か…」

浜風「それが提督の仕事です。早く行きますよ」

提督「ほ～～い……」

――――――――――

提督「う”ぅ～～……」ｸﾞﾃｰ

浜風「うなってないで仕事してください」

提督「………」ｼﾞｰ

浜風「……どうしたんですか？」

提督「いや、可愛いなーおもて。お団子」

浜風「て、提督がしてくれたんでしょう！？」

提督「どや？」ｷﾘｯ

浜風「どや？じゃないです！」ｼｭﾙ

提督「あぁ！何でほどくん！」

浜風「提督が仕事に集中しないからです！！」

提督「折角似合ってたのに……」

浜風「………もぅ」

ｺﾝｺﾝ

提督「ん？」

浜風「どうぞ」

ｶﾞﾁｬ

浦風「うち、浦風じゃ！よろしｋ……」ﾒﾋﾗｷ

提督「会ったばっかりで怯えるのやめて、何回されても傷つく」

浜風「浦風…！やっと会えました！」ﾀﾞｷｯ

提督「そしてスルーですかそうですか」

浦風「は、浜風！？うちも会えて嬉しいわ！」ﾀﾞｷｯ

提督「ちょ、俺置いてけぼりにするんやめて。傷つけて放置やめて」

浜風、浦風　ｷﾞｭｰ

提督「………まあええか」

――――――――

浦風「改めて、陽炎型11番艦浦風じゃ。よろしくね！」

提督「ここの鎮守府の提督や。生まれは大阪、浦風は方言的に広島か？」

浦風「うちも大阪うまれやよ！所属は呉やったけどね」

提督「おお、こりゃ失敬。同じ生まれで方言同士、よろしくな」

浜風「提督その目つきなおして無駄に高い身長縮めたらどうですか？また新しい艦娘が来た時に怯えられますよ」

提督「やかましいわ、目つきに関しては生まれつきや」

提督「まあそれは置いといて……今何時？」

浜風「……12時、10分前です」

提督「よっしゃ、浜風準備」

浜風「はい、了解しました」

浦風「え？何をするんじゃ？」

提督「何って……」ﾆﾔﾆﾔ



提督「新艦娘歓迎タコパや！！」

―――――――

提督「ほい生地投入～」ｼﾞｭ-

浦風「おお！」

浜風「提督」

提督「ええで」

浜風「了解しました」つタコ

提督「浦風、好き嫌いあるか？」

浦風「大丈夫やよ」

提督「なら俺のオススメブレンドを…」

チーズ　ネギ　七味

提督「どーーーん！！」

浦風「あ、溢れとる！」

提督「任せろ！」つピック

提督「ほいほいほいほいほい」ｸﾙｸﾙ

提督「よし皿かせ！」

浜風「はい」

浦風「は、はい！」

提督「たこ焼きのっけて、そこにソースとマヨネーズと青のりをかけて……完成！」

浦風「……っ！」

浜風「頂きます」

浦風「い、頂きます！」

提督「召し上がれ」ﾆﾔﾆﾔ

携帯から

浜風 「美味しいです」 ﾑｯﾊｰ

浦風「お、美味しい！」ﾊﾌﾊﾌ

提督「やろ？美味いやろ？」ﾆﾔﾆﾔ

提督「そこらで売ってるやつももちろん美味いけど、自分らで中の具決めて楽しんで作ったやつも格別に美味い」

浦風「このチーズの味とネギの匂いと七味の辛さが
こんなに合うんじゃな～」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

浜風「提督、私コンニャク入れたいです！」

提督「おう入れ入れ！浦風も自分で好きな具入れて作ってみ。回し方は俺が教えたるから」

浦風「よっしゃ！うちに任しとき！」

提督「さて、次は海老をベースに海鮮風に……」



ﾊﾏｶｾﾞﾊｱｲｶﾜﾗｽﾞﾏﾜｽﾉﾍﾀｸｿﾀﾞﾅ ｼ､ｼｶﾀﾅｲｼﾞｬﾅｲﾃﾞｽｶ!
ｵﾄﾞﾘｬｰｰ! ﾁｮ､ｳﾗｶｾﾞｲｷｵｲﾂﾖｽｷﾞ!!ﾀｺﾔｷﾄﾝﾃﾞﾙ!! ｱｯﾂｨｱｰｰ!! ｱｯﾊﾊﾊﾊﾊ!

―――――――――

浦風「美味しかったし楽しかった！」

浜風「ご馳走様でした」

提督「お粗末様でした」

提督「さて、後片付けは俺しとくから浜風は浦風を部屋に案内したって」

浜風「よろしいのですか？」

提督「残りの仕事は遠征組が帰って来るまでないし、浜風の手伝いも必要ないからな」

浜風「それでは、お言葉に甘えさせてもらいます」

浦風「提督、ご馳走様。これから頑張って働くけえよろしくね！」

提督「ほいよ、期待しとるわ」

ﾊﾞﾀﾝ

提督「……」

提督（腹いっぱいでねむなってきた…）

提督「……」ﾁﾗ

提督（ねよ）ｺﾞﾛﾝ

————————

提督「……ん、柔らか……」

浜風「おはようございます」

提督「お、浜風の太ももか。いい感触やったで」ｂ

浜風「寝起き早々セクハラ有難うございます。もう2200ですし遠征組もとっくの前に帰ってきてますよ。
書類もろもろは私が処理しておいたんで後で目を通しておいてください」

提督「まじか、すまんな」

浜風「いえ、もう慣れました」

提督「……浦風は？」

浜風「磯風や谷風と燥いで寝てしまいました。時間も時間ですし」

提督「……そうか」



提督「……いつも有難うな。浜風」

浜風「急にどうしたんですか、提督らしくないです」

提督「俺とお前も結構長い付き合いやな」

浜風「この鎮守府の中でも古参ですから」

提督「……これからもよろしくな」

浜風「……こちらこそ」

提督「何やこの空気」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

浜風「提督が作ったんでしょ」

提督「そやけど……。よし！こんな空気はしまい！眠気も飛んだし晩酌でもしますか」

浜風「付き合いますよ提督」

提督「さっすが浜風、分かってんなぁ」

浜風「長い付き合いですからね」

提督「浜風には敵わんな」ﾊﾊｯ

浜風「おつまみ作って来るんで提督はお酒の準備お願いします」

提督「ほい、了解。今夜は気持ちよく飲めそうやな」

変な所で区切ってしまいましたがこれ以上やるとグダるので浜浦はこれにて終わり

大阪弁と提督がどんな感じか分かってもらうため少し長くしてます。
なのでこれから不定期に更新する予定ですがそれらはもう少し短くなる（予定）

【吹雪】

吹雪 ♪～

提督「相変わらずテンション高いな」

吹雪「だって久しぶりの秘書官ですから！」

提督「着任したての時は毎日イヤイヤゆーとったのになぁ、懐かしい」

提督「初めてあった時の吹雪の怯えきった顔は今でも忘れへんわ」ﾌﾞﾌｯ

吹雪「あ、あれは提督の髪型が原因ですから！」

提督「なんでや！スキンヘッドかっこええやろ！」

吹雪「完全にヤのつく職業の人でしたよ！！」

提督「えー……」

吹雪「今は髪の毛のお陰で大丈夫ですけど……」

提督「もっかいしたろか？」

吹雪「いりません！」

提督「はいはい」

吹雪「……」

～～～～～～～～～～～

吹雪(着任して数日……。中身はいい人だけど見た目が怖すぎるよここの提督)

吹雪(せめて目か髪の毛さえどうにかなれば……)

ｶﾞﾁｬ

提督「お、吹雪か」

吹雪「おはようございます提t……どうしたんですかその髪の毛！？」

提督「強力な育毛剤買ったんや。もー効果凄くて毛ぇ伸びる伸びる」

提督「ほんでせっかくやから吹雪とお揃いにしてん、どや？もう怖ないか？」

吹雪(……私の事を気にしてここまで)

吹雪「はい！とっても似合ってますよ！

～～～～～～～～～～～

吹雪(提督はもう覚えてないんだろうな)

吹雪「提督」

提督「んあ？」

吹雪「有難うございます」

提督「なんのこっちゃ」

吹雪「いえ、ただの日頃の感謝です」

提督「ほー……」

提督「……あー成程、髪の毛のことか」

吹雪「えぇ！？覚えてたんですか！」

提督「当たり前やん、忘れるわけない」

提督「……かわいいやっちゃな。昔から変わらん」

吹雪「昔からなんて……、ちゃ、ちゃんと成長してますよ！練度とか！提督のお世話とか！」

提督「お世話ちゃう、お手伝いや！」

吹雪「お世話ですよ！毎朝起きられないくせに！」

提督「うっ……」

吹雪(……まあ、そういう可愛いところも好きだけど)

提督「……」ﾁｮｲﾁｮｲ

吹雪「？」ﾃｸﾃｸ

提督「おら！」ﾜｼｬﾜｼｬ

吹雪「な、何ですかいきなり！」

提督「ムシャクシャしてやった」

吹雪「もう……、んっ」ｷﾞｭｰ

提督「それ相変わらず好きやな」

吹雪「ここは成長しなくていいんです」ｷﾞｭｰ

提督「……そうか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

吹雪「はい……そうです」

【北上と大井】

北上「いや～気持ちいいね提督」

提督「ですな～北上さん」

北上「生きてるって感じだね～」

提督「血が巡るのがよーわかりますわー」

ﾄﾞｽﾄﾞｽ

北上「………提督」

提督「………寝たふりや」

北上「……了解」

大井「提督！北上さん！日向ぼっこなんかしてないで仕事しｔ……寝てる」

大井　ｼﾞｰ

北上「……」ｽｰ

大井　ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

大井「……ふふっ」

北上　ﾎｯ

大井「はい提督起きてください」ｹﾞｼｯ

提督「いった！お前北上との扱いの差が露骨すｇ……いたっ！蹴りすぎ蹴りすぎ！」

-執務室-

提督「最近皆俺に対する扱いが雑なってる気がする」

大井「提督が仕事しないからですよ」

提督「ていうか何でお前おるん？秘書艦北上の時毎回来るけど」

大井「北上さんと一緒じゃ提督が仕事しないからですよ」

提督「それ北上にも失礼ちゃうか…」

北上「でも提督があたしを秘書艦にするときはサボりたい時でしょ？」

提督「ばれてた………だとっ……！？」

北上「だって秘書艦らしい仕事したことないし～」

提督「ちょっとはあるんやけどそれも大井がやってまうからな」

大井「北上さんにさせるくらいなら私がしますよ」

提督「なら俺の分も」

大井「提督は自分でして下さい」

提督「へ～い…」

北上「がんばれ～」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

……………

提督「………よしゃ、終わり」

大井「お疲れ様です」

北上「お～つかれ～い」

提督「今は……15時か。よし、お主らにこれをやろう」

大井「なんですかその口調……」

北上「あ、間宮券じゃん」

提督「仕事終わったご褒美ってことで」

北上「でも2枚しかないよ？」

提督「俺はええから2人で楽しんで来い」

大井「でも……」

提督「遠慮せんでええから、ほれ」

北上「ありがとね、大井っちいこー」

大井「……はい」

………………

提督（…………寝そう）ｳﾄｳﾄ

北上「ばあ」ｶﾞﾁｬ

提督「うおっ！あーびびった……あれ、大井は？」

北上「大井っちならまだ間宮だよ」

提督「何だあいつまだ食ってんのか」

北上「そうじゃないけど…。まあもうすぐ来ると思うよ」

ｺﾝｺﾝ

北上「お、言ってるうちに、だね」

大井「失礼します…」

提督「お、お帰り」

大井「て、提督。これを」

提督「なんぞこれ？」

北上「まあ開けてみなよ」

提督「まあそういうなら…」ｺﾞｿｺﾞｿ

提督「おお！プリンやん！これ大井が？」

大井「はい。提督お好きでしょう？」

提督「大好物やで、てか言ったことあったっけか？」

北上「提督間宮行くといつもプリン頼んでるでしょ？しかもたまに2個頼んでるし」

提督「……見られてましたか」

北上「そりゃあんなに食べてたらね～」

大井「でも最近食べてるの見なかったから、忙しいのかなと」

提督「……ありがとな」

提督「よし頂きます！」

大井「ど、どうぞ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

北上「……」

提督　ﾊﾟｸｯ

提督「……！」

提督　ｶﾞﾀｯ

大井「……提督？」

提督　ﾊﾞｯ

提督「come on!」

大井「……は？」

提督「ハグやハグ！ほれこい！」

北上「行かないならあたしが代わりに行っちゃうよ？」

大井「北上さん！？……ん！」ｷﾞｭｰ

提督「めっちゃ美味かった、有難うな」ｷﾞｭｰ

大井「……いえ、喜んでもらえて嬉しいです」

北上「……」

大井「お粗末様でした」

提督「ほんまに美味かったわ」

大井「また機会があれば作ってあげますよ」

北上「あたしも作ってあげるよ」ﾆﾋﾋ

提督「よっしゃ、楽しみにしてるわ」

大井「それじゃあ私はそろそろ…」

提督「ほい、お疲れさん」

大井「失礼します」ｶﾞﾁｬ

北上「……あたしはまだいるよ、一応秘書艦だしね」

提督「いや、仕事は片付いたし別にええで？」

北上「……」

北上「提督はさ、女心が分かってないよね」

提督「ん？大井の事か。そりゃちょっとは好感持ってくれてる思うけど俺ももう30後半のおっさんやからなぁ…」

北上「……やっぱり、分かってない」

提督「…え？」

北上「やっぱりあたしも帰るね、ばいばい」ﾊﾞﾀﾝ

提督「……やらかしたな、俺」

【曙】

提督　ﾃｸﾃｸ

提督　……！



曙　ﾃｸﾃｸ



提督　……ﾋﾟｺﾝ!

提督　……ｿﾛｰﾘ

曙　ﾃｸﾃｸ

提督　……

提督　…ｽｰ…



提督「ぼのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！」

曙「きゃああああああああああああああああああああああああああ！」

―――――――――――――

漣「……成程、それが提督がボロボロの理由ね」

提督　ﾁｰﾝ

曙「ふんっ！提督が余計な事するからよ！」

提督「ちょっとしたコミュニケーションやん……、そんな怒らんでも」

曙「次やったらその結んだ髪の毛掴んで振り回すから、行こ漣」

漣「へーい、じゃねご主人様」

提督「ほーい、いってらっしゃい」

ﾊﾞﾀﾝ