桃華「わたくし達のラジオ、ですわ」 (20)
アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
短め、書き貯めありです。
前作:桃華「お泊まり会とラジオ、ですわ」
桃華「お泊まり会とラジオ、ですわ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470584479/)
の続きのお話ですが、読んでいなくても問題ありません。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471014230
桃華「櫻井桃華と!」
ありす「橘ありすと」
梨沙「的場梨沙の!」
『フルーツポンチラジオ~!』
桃華「リスナーの皆様、ごきげんようですわ!わたくしパーソナリティの櫻井桃華ですわ!」
ありす「こんにちは、同じくパーソナリティの橘ありすです」
梨沙「同じく、的場梨沙よ!」
桃華「皆様、わたくし達とご一緒に楽しい時間を過ごしませんこと?」
ありす「それでは、はじまります」
梨沙「いや~…しかし言ってみるものね」
ありす「そうですね、こんなにトントン拍子にラジオが決まるだなんて…ビックリです」
桃華「了承してくださいましたPちゃまには感謝しないといけませんわね」
梨沙「えっと…でも、アタシ達だけだとさすがに辛いだろうから、ラジオに慣れている人がゲストに来てくれるそうよ」
ありす「それは有難いですね、正直不慣れなのでとても助かります」
桃華「では、ゲストの方をご紹介いたしますわ」
梨沙「言わずと知れたカリスマJK!アタシ達の頼れるお姉さん!城ヶ崎美嘉さんよ!」
美嘉「やっほ~★城ヶ崎美嘉だよ~!皆よろしくね★」
桃華「美嘉さん!ようこそいらっしゃいまし!」
美嘉「うん、今日はアタシの可愛い後輩達のラジオのお手伝いとして頑張っちゃうから!」
ありす「美嘉さん…頼もしいです!」
梨沙「さっすがカリスマJKよね!憧れちゃうわ~」
美嘉「そんなに褒めても何も出ないわよ~」
桃華「うふふ、それだけ美嘉さんがわたくし達に信頼されているということですわ」
美嘉「う~ん…普段そんなにストレートに言われないからちょっと照れちゃうわ」
ありす「こういう場でもないとなかなか言えませんしね」
梨沙「日ごろの感謝の気持ちなんだから、大げさに受け取らないで貰えると嬉しいわ」
美嘉「まったくもう…よっし!のっけからしんみりさせられちゃったけど、ここからテンション上げてやっていくわよ!」
桃華・ありす・梨沙『は~い!』
美嘉「じゃあまずはお便りのコーナーね、今回は初回だから事務所の子達から応援のメールが来ているわよ」
桃華「ではまず1通目、ペロさんから…あら、ちゃんとペンネームで送って下さっているのですね」
ありす「やはり雪美さんでしょうか」
梨沙「じゃない?雪美~、わざわざありがとうね~!」
桃華「続きを読みますわね、え~…『…………………………がんばって』」
梨沙「それだけ!?」
ありす「しかもご丁寧に三点リーダ全部書いてありますね!?」
美嘉「アンタらツッコミの勢い凄いわね…」
桃華「まぁまぁ、きっと雪美さんにとっての最大限の激励の言葉なのですわ、お気持ちを有難く頂戴いたしましょう」
梨沙「こういう時のアンタはホント大人の対応するわよね」
ありす「普段ならいの一番に『書式がなっていませんわ!』とか『もう少し頑張れませんの!?』とか言うでしょうに」
桃華「普段についてはここでは関係無いでしょう!?というか、書式について言及するなんて無粋な事はしませんわ!」
梨沙「何よ!一人だけ良い子ちゃんになろうったってそうはいかないわよ!」
ありす「ツッコミ入れること自体は否定しないあたり墓穴を掘っていますよ」
桃華「うぐっ…知りません!わたくしはこの番組ではおしとやかなレディで行くと決めておりますの!」
梨沙「それこの場で言っちゃ意味無いでしょ!」
桃華「編集でカットしていただければそれで良いですわ!」
美嘉「えっと…その…この番組、生放送よ?」
桃華「…あっ」
ありす「リスナーの皆さん、次回からは桃華さんの化けの皮を剥ぐようなメールをどしどしお願いします」
桃華「化けの皮ってなんですの!?わたくしはレディとして恥ずかしくないような振る舞いを…!」
梨沙「今の放送で十分色々剥がれてきた気もするけど…」
桃華「うう…不覚ですわ…」
美嘉「まぁまぁ、そういう元気一杯な所も可愛いから大丈夫だよ★」
桃華「そうでしょうか…」
美嘉「そうそう、んじゃあ次のメールに行こ~!」
ありす「次はこちらですね、通りすがりのアイドルさんから『3人とも、ラジオ番組スタートおめでとう!』」
桃華「ありがとうございますわ!」
梨沙「これは光かしら、ありがと~!」
ありす「『レイナの数々のイタズラは全部アタシが無力化しておいた!皆は気にせずラジオを頑張ってくれ!活躍を楽しみにしているぞ!』」
桃華「最近麗奈さんが大人しいと思っていましたら…」
ありす「人知れず南条さんが奮闘して下さっていたんですね…」
美嘉「年少組の中も結構大変そうね…」
梨沙「まぁアイツのイタズラも緊張がほぐれたりもするから悪い面だけじゃないんだけどね」
桃華「身体に傷が付くようなことはされませんしね」
ありす「くるみさんがL.M.B.G.に入って以降は特に気を使われているように感じます」
美嘉「そうなんだ…そういえばL.M.B.G.って今は結構な大所帯になってきたけど、皆仲は良いの?」
桃華「もちろんですわ!」
ありす「若葉さんの仕切りが上手いからか、あの人数でもうまくまとまっていますよ」
梨沙「ああいうのを見るとやっぱりオトナってのを感じさせられるわね、ソンケーするわ」
美嘉「凄いな~、アタシじゃそんなの絶対無理よ」
桃華「あら、そうなのですか?」
梨沙「美嘉さんだってアタシ達の頼れるお姉さんじゃない」
美嘉「無理無理!莉嘉だけで精いっぱいだもん!皆一緒だったらアタシ壊れちゃう!」
ありす「そういうものなのでしょうか…」
桃華「さて、お話の途中ですがここで一曲お送りいたしますわ」
美嘉「はい、アタシのデビュー曲『TOKIMEKIエスカレート』聞いてね★」
ありす「縦連…うっ…」
梨沙「高速トリル…うっ…」
美嘉「なんでトラウマ蘇らせたみたいになってんの~!?」
~曲終了~
桃華「はい、美嘉さんの『TOKIMEKIエスカレート』をお送りいたしましたわ」
ありす「次のコーナーは『教えて!カリスマ先生!』のコーナーです」
梨沙「言わずと知れたカリスマJKである美嘉さんに、アタシ達が色々質問をしちゃおうってコーナーよ!」
美嘉「アタシにかかれば、どんな質問もイチコロだかんね!バンバン質問してきて良いよ~!」
ありす「では私からです…美嘉さんや文香さんみたいに素敵な女性になるにはどうしたら良いのでしょう」
美嘉「アタシが素敵かはわからないけど…無理しない事が大事なんじゃないかな?」
ありす「無理…ですか?」
美嘉「無理に背伸びしないでも、ありすちゃんならきっと素敵な女性に成長すると思うよ」
ありす「そうでしょうか…」
美嘉「そうそう、今しか出来ない体験ってのはあるからね、無理に背伸びしないで今出来る色んな事を体験していこ★」
ありす「はい、ありがとうございました」
梨沙「じゃあ次アタシね、ずばり!胸ってどうやったら大きくなるの?」
美嘉「む…っ!?」
桃華「梨沙さん!?なんてことを聞いてらっしゃいますの!?」
梨沙「だってセクシー路線で行きたいのにアタシの胸桃華より小さいじゃない?セクシーな美嘉さんなら何か秘訣を知っているんじゃないかって…」
美嘉「アタシはよくわからないなぁ…自然にこうなってたし」
ありす「羨ましいです」
美嘉「事務所の子を見ていると…やっぱり牛乳なのかしら」
梨沙「ああ…雫ね…」
美嘉「雫ちゃんの場合牧場のお仕事で身体を動かしていたからっていうのもあるだろうから、やっぱりよく食べてよく運動するってのが一番なんじゃないかしら」
桃華「何事も地道な積み重ねが大事なのでしょうね」
梨沙「う~ん…そうね、運動はレッスンとかでやっているから…後で雫に及川牧場の牛乳を送ってもらうようにお願いしておこうかしら」
美嘉「まぁアタシ的には今のちっちゃい梨沙ちゃんも可愛いと思うけど★」
梨沙「そう言ってくれるのは嬉しいけど、アタシはもっとおっきくなりたいわ」
桃華「では最後はわたくしですわね」
美嘉「桃華ちゃんの質問ってどんなのなんだろ、ちょっと予想が付かないから怖くもあるわね」
桃華「そんなに難しいことは伺いませんわ、その…赤ちゃんはどこから」
美嘉「は~いそろそろお別れのお時間が近づいて参りました~!」
桃華「ちょっ…」
ありす「現在スターライトステージでLIVEPARTYが開催中です」
桃華「まだわたくしの…」
梨沙「普段は見ることが出来ない衣装で皆がパフォーマンスを見せてくれるかも知れないわよ!」
桃華「む~…」
美嘉「あの飛びかかってくる愛海ちゃんには驚かされたわ~」
ありす「清良さんにナース拳でシメられているのも日常茶飯事になりましたね」
梨沙「正直サバゲーやってから清良…さんの威圧感がヤバイんだけど…」
桃華「わたくしの質問は…!」
美嘉「では、フルーツポンチラジオ第一回放送はここまで!お相手は」
ありす「橘ありすと」
梨沙「的場梨沙と」
美嘉「…ほら、桃華ちゃん」
桃華「むぅぅぅぅ…櫻井桃華と!」
美嘉「城ヶ崎美嘉でお送りしました~!」
『バイバーイ!』
スタッフ「ハイ、オツカレッシター」
美嘉「お疲れ様でした~★」
ありす「ふぅ…お疲れ様でした」
梨沙「お疲れ様~!」
桃華「お疲れ様ですわ!そして皆さん、どうしてわたくしの質問を無視なさいましたの!?」
梨沙「そりゃあ…ねぇ?」
ありす「そもそも本当に知らないで言っています?」
桃華「…どういうことですの?」キョトン
美嘉「あ~…桃華ちゃん、それについてはきっとそのうち学校で教えてくれるから!それまで待とう?ねっ?」
桃華「そういうものなのでしょうか…」
美嘉「そうそう、何はともあれ3人とも、ラジオ本番お疲れ様!」
ありす「ありがとうございます」
梨沙「こんなのアタシ達にかかればヨユーよっ!」
桃華「あら、そうおしゃる割には…お水、空になっていますわよ」
梨沙「なっ…なによ!そんなこと言ってアンタ達もお水空っぽじゃない!」
桃華「そうですわね、思っていた以上に緊張していたようですわ」
美嘉「あはは、それはしょうがないって、何だって最初は緊張するもんだし★」
ありす「この後は私たちはプロデューサーさんに送ってもらうことになっているのですけど、美嘉さんはどうされるんですか?」
美嘉「アタシは自宅組だからね、ここから電車で帰るよ」
桃華「…あら、Pちゃまとの約束の時間まであまり時間がありませんわ!」
美嘉「それなら、ここの片づけとかはやっておいてあげるから、先に楽屋に戻って出発の準備しておいて良いわよ」
梨沙「美嘉さん、良いの?」
美嘉「構わないわよ、このくらい」
桃華「では、お言葉に甘えさせていただきますわ」
ありす「美嘉さん、今日はどうもありがとうございました」
梨沙「美嘉さん、またねっ!」
美嘉「こっちこそ、ありがとうね★」
パタパタパタパタ…
美嘉「さて…」ゴソゴソ
(ガチャ)
梨沙「いや~、なんとか乗り切れたわね!」
ありす「美嘉さんのお陰でしょうか」
桃華「つい進行を失念してしまいそうになりましたからね…」
梨沙「しばらくは週替わりで補助がついてくれるみたいだけど、いつかアタシ達だけでちゃんとやれるようにしたいわね」
ありす「そうですね」
桃華「わたくし達に不可能はありませんわ!いつかきっと、そのような機会も巡ってくるでしょう!」
梨沙「いざその時になって困らないように、アタシ達もトークとか練習しないとね!」
ありす「がんばりましょう!」
『お~!』
…
……
………
(ガチャ)
美嘉「ただいま~」
莉嘉「あっ!おねーちゃん!お帰り~!」
美嘉「ただいま莉嘉~」
莉嘉「ラジオ聞いたよ~!さっすが、アタシのお姉ちゃん!」
美嘉「ありがと、そんでもちょっと疲れたから少し休んでるね、ご飯になったら教えてくれる?」
莉嘉「任せといて!」
美嘉「頼んだわよ~」
(ガチャバタンカチャッ)
美嘉「くっち~び~る~は~フンフンフフーン♪」ゴソゴソ
(この後滅茶苦茶Tulipした)
おわりです、お目汚し失礼しました。
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