前作:モバP「ふぇぇ……幼女になってしまったよぅ……」
幼女と化したプロデューサーをアイドルが振り回すSSです
前作とは別の世界観です
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409734808
池袋邸:晶葉sルーム
モバP「十代の気持ちが、わかるようになりたい。メイン客層の趣向を、もっと理解したいんだ」
晶葉「わかった。なんで私に相談した?」
モバP「晶葉ならなんとか出来そう……と、思ったからだ」
モバP「埋め合わせならなんでもする。何かいい方法は無いか、教えてほしい」
晶葉「まったく。天才が、そんなに便利になれるわけ……」
晶葉「あるのだけどな!」ニッ!
モバP「流石です、晶葉様!」パチパチ
晶葉「へへん♪もっと褒め崇め奉りたまえーっ♪……おほん!」
晶葉「出来てるぞ!ウサミンデバイスだ!」スッ
モバP「……ゲーム機?」
晶葉「進化の系統樹を遡り、遺伝子内のウサミニアン因子を活性化させることで、細胞レベルでJKに変質させることが出来る」
モバP「要するに?」
晶葉「思考を自由にウサミン星人化させられるんだ!」
モバP「……もはやオカルトだな」
晶葉「純粋なウサミンテクノロジーだよ、はっはっは!人というシステムの可能性を引き出してみせるとも!」
モバP「一応聞くが、健康被害は無い……よ、な?」
晶葉「未完成ではあるが、原理的には九十九分以上使わなければ問題無いはずだ」
晶葉「データ取りも兼ねて、使う時は私も同行しよう」
モバP「そうか……ありがとう!こいつで学べば皆を、もっと売れっ子にさせられる!」
晶葉(……健康被害は無いが、まだ助手が聞いてない機能がある)
晶葉(傲慢かもしれないが、機能を使って狼狽えるPが面白そうと思はずにはいられなかった!)
後日
事務所:事務室
ガチャ
美嘉「こんにちわーっ★あっ、プロデューサーに晶葉ちゃん!」
モバP「ああ、プロデューサーだ。暇してたら話さないか?」
晶葉(美嘉で試すのか?)ヒソヒソ
モバP(ああ。ギャルの支持層はカリスマギャルに聞くべきだ)コソコソ
美嘉「なんか怪しいなー……何話そっか?」
モバP「そうだな。……莉嘉とは、最近どうだ?」
美嘉「えっと……どうって、どう?」
モバP「最近喧嘩?を、したようだから気になってな」
美嘉「……喧嘩ってほどじゃ無いけど、莉嘉にキモチワルイモード増えてるって言われちゃった」
モバP「キモチワルイモード?」
美嘉「みりあちゃんたちと遊んでる時さ、引いちゃうくらいテンションアゲ過ぎてるんだって」
美嘉「でも、あがるっしょ!?皆アタシの話をふんふん言いながら聞いちゃって、かわいくなりたーいって目で見てくるの!応えたいって思ったら、みなぎるでしょ!?」ズイッ
モバP「わかったから、近い近い!」
美嘉「近い……?あっ!ごっゴメン!」カァッ
モバP「こちらこそ。しかし、キモチワルイ……か」
美嘉「悪意があって言ったことじゃないだろうし、今仲悪い訳じゃ無いんだけど」
美嘉「いつか莉嘉に鬱陶しがられる時期がくるのは寂しいかも……って」
美嘉「……アタシのキャラじゃ、無いかぁぁぁぁ」
モバP「子供好きとカリスマギャルは、両立しえないのか?」
晶葉(それを悩むのが十代なのだから、ウサミンフォーゼといいながら真ん中のスイッチを押すんだ)ボソッ
モバP「そうか……ウサミンフォーゼっ」ポチッ
ピコンッ……ンヴッ
ウサミンデバイス「ウサミン深度第二を突破しました」
モバP「えっ?んあー!」ピカアアア!
美嘉「な、何の光ーっ!?」
シュウウウ……
モバP(幼女)withウサミンキグルミ「……ふぇぇ……きいてないよぅ……」
美嘉「……何事?どゆこと?」
晶葉「実は助手はかくかくしかじかでな」
美嘉「晶葉ちゃん?つまりオケオケオッケーってこと?」
晶葉「そうだ。納得が早くて安心した」
晶葉「ただ、今の助手はデバイスの機能『ウサバラ効果』を使って身体形質を変化させてる」
晶葉「進化の系統樹を分岐点まで遡ることで別のJKに進化出来るのだが、まだ系統樹を遡っただけだな」
晶葉「本来は使用時の『友愛』『精神』『運動』『経験』の四つの体験が一定以上必要なんだが……やはり、完成に近づくとエラーも増えるな」
美嘉「いやーっ、正直よくわかんないかな?でも……」
晶葉「でも?」
美嘉「……結果は全てにおいて優先するよっ★」ギューッ
幼P(元モバP)「んひゃ!?あ、あきはぁ!このみかとめてー!」ジタバタ
晶葉「……すまない。キルバラ効果のデータは、貴重なんだ」
誤植訂正
晶葉「……すまない。キルバラ効果のデータは、貴重なんだ」
訂正後
晶葉「……すまない。ウサバラ効果のデータは、貴重なんだ」
晶葉「危険になったらドクターストップをかけるから、連続運用してくれないか?埋め合わせはそれでいい!」
幼P「えぇっよってたかって!?でも、デバイスでもとにもどれば!」
美嘉「それ、これ?」
幼P「かえして!」
晶葉(ふむ。ウサミン意識の流れとヒト意識の流れが混濁して、ウサミン意識が既に優勢になってるな。この適合速度なら、エラーも起きるわけだ)
美嘉「もちろん、あげるよ?」
幼P「やったぁ!みか、ありがと!」ニコッ
美嘉「はい、あーげた!」リフトッ
幼P「……ふぇぇぇ」ジワァ……
美嘉「……欲しい?」スッ
幼P「うん」パァァァ
美嘉「……」リフトッ
幼P「ふぇぇぇ」
美嘉「……」スッ
幼P「えへへ」パァァァ
美嘉「……」リフトッ
幼P「うぇぇぇん」
美嘉(ヤバイ……昔の莉嘉みたいで、面白カワイイ★)
晶葉「しかし、その素早い理解力と判断力……実はロリコン気質なのか?」
美嘉「ロリコン?違うな、間違ってるよ晶葉ちゃん」
美嘉「……ちっちゃい子が嫌いな人がいる?」
晶葉「カリスマ、カリスマってなんだ!?」
美嘉「躊躇わないことかなっ★」ポワワワン
美嘉s脳内:妄想空間
ナレーターヶ崎「やっほ★ナレーターヶ崎だよー。城ヶ崎美嘉は複数人のぷちヶ崎が集まって動いてるんだっ★」
天使ヶ崎「ふひひひひ
ふひふひふひひ
ふひふひひひ 字余り」
悪魔ヶ崎「みりあちゃんがカワイイと言う光景を、擬音の多用で表現した情感溢れる一句だね★」
通信担当ヶ崎「フヒーハー!フヒーハー!!ヒャッハァァァァ!!!」
ピコンッ
スクリーン「グオルルルルルー!!モフ道の先達として教えられるのは、ご飯はワイルドに食べるべきってことでごぜーます!」
スクリーン「おかか!おかかおいしーい♪」
夫ヶ崎「これはスリリングだよ……皆には教えたくないカイカンだねっ★」
スペシャルヶ崎「火で焼いて綺麗にするの?……そりゃ、綺麗なほうがいいよね」
事務所:事務室
数十分後
幼P「きついー、ぎゅーやめて」
美嘉「ゴメンゴメン★髪の毛結っちゃおっか」グルーミングルーミン
幼P「んー♪」ゴロニャーン
晶葉(延々上下運動をしたかと思えば、飛んで走って回ったり、ファッション誌を読んだりしていた)
晶葉(様々な行動をした方が良いデータは取れるが……)
晶葉(……時間だな)
晶葉「P、タイムリミットだ。そろそろ戻る準備をしよう」
幼P「うん、あきはおねーちゃん!」ペカーッ
晶葉「おねっ……!?」
晶葉「いや、そうだ!天才少女の晶葉お姉さんに頼りに来たまえ、P!」つんつんぷにぷに
幼P「わーい♪」
美嘉「えー、もう少し遊ぼうよー★」
晶葉「九十九分以上使うとヒト意識が急速に低下して、自分の意思で元に戻れなくなる可能性がある」
美嘉「……マジ?」ヒヤッ
晶葉「大マジだ。だから、私がここで監督してたのだからな」
美嘉「そっか……でも、もったいないね、今のプロデューサーでもうプニれないなんて★」クルクルキャワワ
晶葉「そういうことじゃないっ。……しかし、美嘉は随分助手の扱いに慣れてるな」
美嘉「この人懐こい感じ、昔の莉嘉にそっくりなんだよねー」シャラシャラキャワワ
幼P「くすぐったい」キャッキャッ
美嘉「なんでもアタシの真似してさ、髪染めたら金髪になって。ピアスしたらピアスつけたいーってうるさいし。まだ早いっての……」クシュクシュキャワワ
美嘉「……妹離れより姉離れが先かなぁ」ハァ
晶葉「流石。美嘉は莉嘉の手本なのだな」
美嘉「手本?アタシが?」
美嘉「……なれてるか、もうわかんないよ。キモチワルイ、らしいしさ。」
晶葉「どうあれ、面倒見の良い姉をしてるじゃないか。正しくカリスマだと思うぞ?」
美嘉「……そう?」
晶葉「システムというのは複雑でな。一つの側面が全てのそれとリンクしてたりする」
晶葉「そんなのだから、ロボは完成品に近づけば近づくほど、エラーが深刻になっていく。……人が作るとなると更にな」
美嘉「晶葉ちゃんが、ミスをするの?
晶葉「……天才唯一の汚点だ。マイクロビスは管理が難しくてな」
美嘉「……例えばさ、うさちゃんロボが完成しちゃって、もう整備とかいらないんだーって思ったら。……寂しくなったりする?」
晶葉「思わないわけでは無い。でも、ふふっ、私はその時の為にロボを作ってるのだ」
美嘉「どういうこと?」
晶葉「我が子同然のかわいいロボの一人立ちが、嬉しくないはず無いだろう?」
晶葉「最大限の自立と独立をさせてやる、物言わぬ機械に生を吹き込むのが私の使命だし、それで技術も磨かれる……それが楽しいからなっ」
美嘉「いらなくなるまでが、カリスマの、手本の仕事ってこと?……莉嘉の、自立?」ポワワワン
美嘉s脳内:妄想空間
通信担当ヶ崎「各ブロック、損害状況を知らせて!」
爺ヶ崎「エンジン切り離しをさせるよー、艦長★」
艦長ヶ崎「よーしっ♪総員に退艦準備をさせよー!」
偽ヶ崎「ここまで莉嘉が立派になってさ、妹離れも出来ないんじゃカリスマギャルの名前が泣くって!」
艦長ヶ崎「へへへ。じゃあ、よーそろー!」
整備ヶ崎「戻ろうよ!まだ莉嘉には美嘉が必要だって……あれっ、あの美嘉ンイージ!何をするつもりなんだろ?」
爺ヶ崎「砲台代わりにもならないし、昔のデータ見るしかないか……そういえば、何があったっけ?」
ピコンッ
幼莉嘉inディスプレイ「うわぁ、おねーちゃんカワイくて、カッコいい♪」
幼美嘉inディスプレイ「でしょでしょー?もっとなっちゃう?なっちゃおっか★」
幼莉嘉「うんっ。アタシもカワイイくなる☆」ペカーッ
幼美嘉「へへへー。じゃ、アタシはそれよりも凄くなっちゃおっかな……天下のカリスマギャルなんて、イケてない?」
幼莉嘉「チョーイケてる♪じゃあ、アタシもなる!おねーちゃんよりもスゴくなっちゃうかもね☆」
幼美嘉「言ったなー★」ワシャワシャ
幼莉嘉「ちょっと!ヘアー乱れちゃうってー!」
美嘉(……そっか。アタシは、この笑顔が好きだったんだ)
美嘉(アタシがアタシを磨いた時、莉嘉が喜んでくれた。アタシを目標にして、莉嘉がどんどん可愛くなってった。それが……イイんだ)
美嘉(目標、カリスマ、アイドル。指針になることで良い方向へ自分ごと莉嘉を導きたかった……その、延長なのかもしれない)
美嘉(晶葉ちゃんみたいに、好きなら寂しさだって克服出来る。好きなら強くなれる)
美嘉(アタシは……莉嘉が嫌い?莉嘉が一人前になるのが、嫌?)
美嘉(……そんなワケ、絶対に無いし!)
美嘉「そういえば、どうしてデバイスを作ったの?」
晶葉「いや、私自身が進化してみれば、ヒューマンエラーが減るかもな……とな」
美嘉「……そっか★」ワシャワシャ
晶葉「おいっ!何故私の髪を弄る!?」
美嘉「プロデューサーで遊び足りなかったから、後で晶葉ちゃんで遊ぶ事にするねっ★」
晶葉「こらーっ、勝手を……」
晶葉「……少しだけだぞ?」シュン
美嘉「やったぁ♪」
幼P「かえしてー」 トットットッゴロッ
美嘉「あっ!」
幼P「……いたくないし」グスッ
晶葉「宣言しなくて良いぞ。怪我は……無いな。よしよし」ナデナデ
幼P「ふわぁぁ」
美嘉「よしよーし。そろそろ戻ろっか?」ナデナデ
美嘉(プロデューサーは、アタシと話をする為に、自分を小っちゃくまでした。アタシがトップになる為に、自分すら賭け金にするつもりなんだ)
美嘉(……なら、応えなきゃダメだよねっ★トップになったアタシについて来た皆が、アタシを目標に可愛くなるなら……なるしか、ないっしょ!)
美嘉(待っててね。まだ見たことのないちっちゃカワイイ皆。アタシはもう、躊躇ったりしないから)
美嘉(皆まとめて……最っ高に、ヒートアップさせちゃうからね♪)
美嘉「はい!真ん中を押すんだよ?」スッ
晶葉「ま、まて、美嘉!助手から離れろ!無理なら眼をつむれ!」
美嘉「えっ?」
幼P「コードは……」
幼P「……ヌグミンっ!」ポチッ
ボシュンッ
美嘉「……」
晶葉「……」
モバP「……」ダイゼンラー
美嘉 晶葉 モバP「……きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
おわり
言うほどものすごくありませんでした……ウサミン関係は適当です、忘れてください。
拙い作品に最後まで付き合っていただいて、本当にありがとうございました。
HTML、依頼出してきました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません