モバP「好感度抑制剤?」【コンマ有】 (129)
モバマスSS 台本形式
キャラ崩壊有 独自設定有 擬音有
コンマ有(超イージーモード)
よろしくお願いします。
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モバP「……何ですか、それ?」
ちひろ「えーとですね……簡単に言うと、異性から好かれなくなる薬です」
ちひろ「今までずっとプロデューサーさんの飲み物とかにちょこちょこ混ぜていたんですが……」
ちひろ「それがつい先日、切れてしまいました」 アハハ
モバP「いやいや、笑いごとじゃないでしょう! 俺にそんなもの飲ませてたんですか!」
モバP「……一応聞いておきますけど、体に害とかは無いんですよね?」
ちひろ「それはもちろん大丈夫です。知り合いのアイドルの方に開発して頂いたものですから」 エッヘン
モバP「薬を作れるアイドルって何なんですかそれ……」
モバP「……いや、本題はそこじゃなかったですね」
モバP「好かれなくなる、ってどういうことですか?」
ちひろ「言葉通りの意味ですよ? この薬を服用していると異性から好かれなくなります」
モバP「……ってことは、嫌われるってことですか?」
モバP「それだと俺、ちひろさんから嫌われてるってことになると思うんですけど……」 ビクビク
ちひろ「いえいえそんなことは無いですよ! 私、プロデューサーさんのことは好…………き、嫌ってはいませんしっ」
モバP「そ、そうですか? ……ちょっと安心しました」 ホッ
ちひろ「……どうやらこの薬、好かれなくなるにも一定の基準があるみたいなんですよ」
モバP「基準、ですか?」
ちひろ「はい。ゲームに例えると好感度が一定以上にならない、といった感じですかね」
モバP「あー、なるほど……」
ちひろ「もともとこの薬を作った理由は、担当アイドルと親密になり過ぎないようにするのが目的だったんですけど……」
モバP「あ、割とちゃんとした理由があったんですね」
モバP「ちょっとびっくりしました」 ハハッ
ちひろ「いくら私でも好奇心とかそういうのでこういったことはしないですよ?」 ジトー
ちひろ「……と、話を戻しますね」
ちひろ「その薬が無くなった今、プロデューサーさんは担当アイドルと親密な関係になってしまう可能性が出てきてしまいました」
ちひろ「……なので薬が補充されるまでは注意してください、というお話です」
モバP「……話は分かりました」
モバP「でも担当アイドルと親密になるのってそんなに駄目なことですかね?」
モバP「コミュニケーションも円滑に進められるし、悪いことでは無いと思うんですけど……」
ちひろ「何事にも限度というものがあるじゃないですか」
ちひろ「プロデューサーさんのことはあまり心配はしていませんけど、アイドルの中にはそういった事に敏感な年頃の子達もいるわけですし……」
モバP「……言われてみれば確かにそうですね」
モバP「ちなみに薬は何時頃までに出来そうですか?」
ちひろ「一ヶ月くらいはかかるそうです」
モバP「了解です。一応気をつけておきますよ」
モバP「――――まあ取り越し苦労で終わってしまいそうですけどね!」 ハハハ
一旦投下終了です。
コンマ判定に移ります。
コンマ判定では好感度の上昇値を決めます。上昇値はコンマの一の位と十の位の合計値÷2(端数切上)です。00のみ特殊判定します。
抑制されていただけなので好感度には基礎値があります。超イージーモードです。
※次回登場のアイドルの好感度表
1‐20 「プロデューサーさん、よろしくお願いします!」
21‐40 「こんなに応援してもらえるなんて……。アタシ、嬉しいです!」
41‐60 「いつもプロデューサーさんを元気にしたいって思ってるんです!」
60‐80 「プロデューサーさん、アタシの魅力をいーっぱい見てくださいっ!」
80‐90 「いつも頑張っているプロデューサーさんのことが……す、好きですっ!」
90‐99 「えっと、その……好きです。プロデューサーさんのことが、大好きです」
100以上 ?
コンマ判定 ↓1のコンマ + 基礎値 80
上昇値は9ですね。
あと、アイドルはパッションのみです。
それではまた。
ちひろ「………………」 ウーン…
ちひろ(その発言には不安しかありませんが……)
ちひろ(……大事にはならないでしょう、おそらく)
ちひろ「――――それはさておきプロデューサーさん」
ちひろ「この後は何か予定はありますか?」
モバP「……この後ですか?」
モバP「えーと……午後は現場に行きますけど、午前中は特にないですね。次のライブの資料とか作ろうと思ってました」
モバP「何か用事ですか?」
ちひろ「はい、実は今トレーナーさんから連絡が届きまして、振り付けの確認がしたいからレッスンルームに来てほしいそうです」
ちひろ「今から行けそうですか?」
モバP「えーと……大丈夫です。今から行きます」
ちひろ「すみません、それじゃあお願いします」 ペコリ
モバP「はい、行ってきます」
モバP(さて、この時間にレッスンルームとなると――――)
モバP(――――智香か)
――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
――――レッスンルーム
モバP「失礼しまーす……」 ガチャリ
『智香! 腕が下がっているぞ!』
智香「はいっ!」 バッ バッ
『ステップがワンテンポ遅い!』
智香「は、はいっ!」 キュッ キュッ
『ターンが甘い! サビに合わせろ!』
智香「――――――――っ!」
モバP「おー、やってるやってる」
モバP「……っと」 ペコリ
モバP(トレーナーさんは俺が来たことに気付いたみたいだけど……、智香はダンスに集中してるんだな。気付いた気配が無いし)
モバP「……とりあえずちょっと待とうかな」
智香(ワンツー、ワンツー……!)
智香(最後はターンで決めポーズ!) クルッ
智香(――――ぷ、プロデューサーさんっ!? いつの間に!?)
智香(あっ……) グラッ
『……決めポーズでブレたな』
『ダンスは最後をきっちり決めてこそだ。もう一回最初から通すぞ!』
智香「は、はいっ、お願いします!」
モバP「――――お疲れ、智香」
智香「お、お疲れ様です……プロデューサーさん……」 ゼェゼェ
智香「座ったままですみません……」
モバP「気にしなくていいぞ、あれだけ踊れば立つのは辛いだろ?」
モバP「……それにしてもしばらく見ないうちにずいぶん上達したな」
モバP「前回のライブからまた一段進化したのが見て分かったぞ」
智香「えへへ……、いろんな人から応援してもらいましたから」
智香「アタシだけの力なんかじゃ無いですよ」 ニコッ
モバP「でも努力を怠らなかったのは智香だからな。智香は頑張り屋さんだよ、本当に」
智香「……プロデューサーさんにそう言ってもらえると嬉しいです☆」
智香「ありがとうございますっ!」
モバP(あー……良い子だよなぁ……) シミジミ
智香「………………」 ジー
モバP「ん、智香? どうかしたか?」
智香「………………」 ジー
モバP「……智香ー?」
智香「――――ふぇ? あっ、す、すみません! ちょっとボーっとしてました!」 アタフタ
モバP「そ、そうか? ずっと俺の顔の方を見てたから何か顔に付いてるのかと思ったんだけど……」 ペタペタ
智香「いえいえ、何も付いてないですよ! いつものか、かっこいいプロデューサーさんです!」
智香「……ただ、今日はその……いつもより……」 ボソボソ
智香(……な、何で? 今日のプロデューサーさんは見ていると顔が熱く……!)
智香(うぅ……! えっと、えっと……!) オロオロ
モバP「………………」
モバP(……どうやら言葉が続かないくらい疲れてるみたいだな)
モバP(この後もレッスンが有るんだろうし、休憩の邪魔するのは良くないか)
モバP「智香、俺はちょっとトレーナーさんと話してくるから、ゆっくり休憩しておくんだぞ?」
智香「えっ、もう行っちゃうんですか……?」
モバP「まあ俺もこの後の予定があるしな」
智香「そ、そうですか……」 ショボン
智香「…………次は、もっと上手になってるはずですから、また見に来てくださいね!」
モバP「ああ、もちろんだ。楽しみにしてるからな?」
智香「……えへへ♪ 頑張りますっ☆」
投下終了です。
若林智香の好感度は 89 です。
コンマ判定に移ります。
※次回登場のアイドルの好感度表
01‐20 「プロデューサー! さあっ、お仕事だ!」
21‐40 「プロデューサーは……大切な相棒、かな?」
41‐60 「プロデューサーに見せるから! アタシの活躍する姿をさっ!」
61‐80 「アタシの夢が叶ったよ。……ありがとう、プロデューサー」
81‐90 「あ、アタシはヒーローで……ヒロインには……!」
91‐99 「――――プロデューサーは、アタシのヒーローだったんだな……」
100以上 ?
コンマ判定 ↓1のコンマ + 基礎値 80
上昇値は4ですね。
あと、私はクールPです。
前回はモバP「コミュ不足?」というものを書いてました。
それではまた。
―――― スタジオ 控室
モバP「――――今日の撮影は相手から指示が来てる。イメージはいつものカッコいい南条光じゃなくて……」 ピクッ
モバP「…………光、俺の話ちゃんと聞いてるか?」
光「…………」
光「……ああ、ちゃんと聞いてるよ!」
モバP「おい、絶対聞いてなかっただろ」 ジトー
モバP「……嘘を吐くのはヒーローとしてどうなんだ?」
光「うっ……!」 ギクッ
光「……ごめん、プロデューサー。ちょっと考え事をしてたんだ」
モバP「考え事? 光が考え事だなんて珍しいな……」
光「……ちょっと待ってくれプロデューサー」
光「アタシを一体何だと思ってるんだ?」
モバP「いや、ほら、光は考えるより先に行動するタイプだろ?」
モバP「この前だって番組の進行無視してヒーローの所に走って行ったし」
光「ぐっ……! あれは、その……!」
光「……最近登場したばっかりの新ヒーローだったから、つい……」 ショボン
モバP「いやいや、落ち込む必要は無いぞ? お仕事貰ってる側としての反省は必要だけどさ」
光「……そうなのか?」
モバP「人によりけりなのはあるけど、光の持ち味はああいう自分の好きなことに真っすぐなところだからな」 ウンウン
モバP「ディレクターさんも言ってたろ? 良い映像が取れた、って」
光「……うん」
モバP「正直なところ俺も、目をキラキラさせて走ってく光は可愛いと思ったぞ」
光「か、かわっ……!」 ドキッ
光「……そ、そんなことはないっ!」
モバP「…………?」
モバP(おかしいな……? いつもの光なら『可愛い、か。目指してるのはカッコいいヒーローなんだけどな……』とか言うところだったと思うんだけど……)
モバP(さっきの上の空だった状態のこともあるし、これはもしかして深刻な悩み事を抱えてたり……!)
モバP「……なあ光?」
光「ど、どうしたんだプロデューサー? 急に真剣な目をして……」 モジモジ
モバP「さっき考え事をしてたって言ったよな? 良ければ俺に話してくれないか?」
光「えっ、プロデューサーに……?」 ウーン…
モバP(……あれ? 予想してた反応と大分違うな)
モバP(もしかして俺の取り越し苦労だったかな?)
モバP「別に話したくないことなら無理強いはしないけど……」
光「……いや、話すよ」
光「アタシもこのモヤモヤを抱えたままなのは嫌だからな」
光「……なあ、プロデューサー?」
モバP「…………」
光「――――プロデューサーに、何かあったのか?」
モバP「……へ? えーと……俺に?」
光「ああ、プロデューサーに、だ」 コクリ
光「……実を言うとアタシもどう表現したら良いのか分からない」
光「ただ、プロデューサーの佇まいというか雰囲気というか……」
光「とにかく、いつもと何かが違う感じがする……と思う」
モバP「へぇ……」
モバP(もしかして……抑制剤が無い影響なのか? それが違和感の原因だとしたら光のこの反応も納得できるけど……)
モバP「……いや、心当たりは無いな」
光「そ、そうか? だとしたらアタシの勘違いかな……?」 ウーン…
モバP(……どうせ一ヶ月後には元通りになるんだし、今伝える必要は無いよな?)
モバP「まあそんなに気にするなよ。俺が光の相棒なのは変わらないだろ?」
光「っ!? ――――ああ、そうだっ!」
光「ごめん、プロデューサー。さっきまでのアタシは、アタシらしくなかった」
モバP「……今日もいけそうか?」
光「もちろんっ!」 ニコッ
光「見ててよ、プロデューサー! 今日もバッチリ決めてみせるからっ!!」
投下終了です。
南条光の好感度は 84 です。
コンマ判定に移ります。
※次回登場のアイドルの好感度表
01‐20 「プロデューサー殿! ……え? 固い?」
21‐40 「プロデューサー殿! 共に仕事に参りましょう!」
41‐60 「プロデューサー殿! わたくしの背中を預けます!」
61‐80 「プロデューサー殿こそ、わたくしの主に相応しい最高のプロデューサーです!」
81‐90 「ぷ、プロデューサー殿! 今日はお側にいてもよいでしょうか……?」
91‐99 「プロデューサー殿……。お慕い申し上げております……」
100以上 ?
コンマ判定 ↓1のコンマ + 基礎値 80
上昇値は6ですね。
一応予定していたアイドルはこの3名で、増えるかどうかは未定です。
また、誰かの好感度が100を越えたら終了予定です。
それではまた。
意味が解らないなここまでのアイドル基礎値80でコンマ00以外じゃ最高9しか上がらないから89止まり
00出さない限り固定シナリオ?
>>45
分かりにくくてすみません。
このアイドル三人とのお話の度にコンマ判定して、コンマ累計が100を越えたら、という意味です。
一人当たり4~5回くらいの投下で誰か100を越えるだろうと考えております。
―――― プロダクション オフィス
モバP「――――ただいま戻りましたー……」 ガチャリ
モバP「……あれ? 誰も居ないのか?」
モバP「んー、ちひろさんが居ないなんて珍しいな……」
モバP「………………?」
モバP(いや……誰か居るな。何となくそんな気配がするし……)
モバP(……まあこんなことする奴なんてうちのプロダクションには一人しか居ないんだけどな) ハァ…
モバP(えーと物陰には居なさそうだから……ロッカーか)
モバP(ゆっくり近付いて……) ソロソロ
モバP「――――ここだっ!」 ガチャッ
あやめ「――――ひっ!?」 ビクンッ
あやめ「……ふ、ふふっ、流石はプロデューサー殿ですね」 ビクビク
あやめ「このわたくしの気配を察知――――」
モバP「閉めるぞー」 ギギー
あやめ「お、お待ちをっ! プロデューサー殿っ!」 ガタガタ
あやめ「うぅ……ひどい……」
モバP「いや、人のロッカーに勝手に入っておいて何言ってんだ」
あやめ「そ、それはその……プロデューサー殿のロッカーが、一番空いていたので……」
モバP「空いていれば入って良いわけじゃ無いだろ、まったく……」
あやめ「申し訳ありませぬ……」 ショボン
モバP(ぐっ……! そんなあからさまに落ち込まれると何だか悪いことした気になるじゃないか……)
モバP「……まあ今回は許すけど、次は気をつけろよ。機密書類とか入ってることもあるんだからな?」
あやめ「は、はいっ! 次は別の場所を使いますっ!」
モバP「そうじゃないんだよなあ……」 ハァ…
あやめ「……?」 キョトン
――――――――――――――
――――――――――
――――――
モバP「――――そういえばあやめ? ちょっと聞きたいことがあるんだが……」
あやめ「む、聞きたいこと……ですか?」 ピクリ
あやめ「プロデューサー殿がわたくしに聞きたいことがあるだなんて、珍しいですね」
モバP「そうか?」
モバP「……あー、でも確かにいつもあやめと話すと大抵は俺が聞き手に回るもんな」
モバP「そして内容はほぼあやめに関することっていうのも定番だな。因みにそれってくノ一的にはどうなんだ?」
あやめ「自分のことを他者に話すこと、がですか?」
あやめ「それならばご安心下さい! プロデューサー殿はわたくしの主ですから全く問題ありませんっ!」
あやめ「ふふっ、ニンッ!」 ニコッ
モバP(……あやめって小動物的な可愛さがあるよな)
モバP(忍だから……小型犬かな、うん)
あやめ「……それで、聞きたいことというのは一体?」
モバP「あー、それなんだけど……」
モバP「今日の俺、いつもと違う感じがしたりはしないか?」
あやめ「……と、申しますと?」
モバP「今日、智香にも光にも何だかいつもと違うと言われてな」
モバP「あやめもそんな風に感じてたりしないか気になったんだよ」
あやめ「むぅ……」 ムムム
あやめ「……そう言われますと、確かにいつもと違う気も致します」
あやめ「――――ですが、そんなに気にすることも無いでしょう」
モバP「ん? 何でだ?」
あやめ「ふふっ、そんなこと決まっています!」
あやめ「プロデューサー殿の雰囲気がいくら変わろうと、わたくしの主に変わりはないですからっ!」
モバP「――――っ!?」
モバP「…………ははっ」
モバP(何の根拠もないけど……今の言葉は嬉しいな)
モバP「ありがとな、あやめ」 ナデナデ
あやめ「こ、子供扱いは、その……!」 アタフタ
モバP「まだ15だろ? 十分子供だよ」
あやめ「うぅ……とても恥ずかしいです……!」 カアッ
あやめ「…………ニン♪」 エヘヘ
投下終了です。
プロローグが終わりましたので後はひたすらイチャイチャさせます。
次の投下の順番は現時点での好感度低い順になりますので、光・あやめ・智香の順で投下します。
それではまた。
光の好感度上昇コンマ判定 ↓1のコンマ
すみません。
リアル多忙につきもう少々お待ち下さい。
―――― プロダクション オフィス
モバP(……最近光の様子がおかしい)
モバP(別に仕事とかに影響が出ているわけじゃ無いんだけど、様子が変わる前の光と比べると違和感が凄い)
モバP(………………) チラッ
光「……そこまでだっ…………は許さないぞっ」 ブツブツ
光「……んー……もうちょっと迫力が必要かな?」 パタパタ
モバP(台本を読んでる今の光はいつもの光なんだけどなー……)
モバP(……それにしてもソファに座って足パタパタしてるの可愛いな、おい)
光「…………あっ!?」 ハッ
モバP「……光、どうした?」
光「ぷ、プロデューサー! 実は見たいテレビが有るんだけど……!」
光「それで、えーと……ちょっと騒いじゃうかもしれないんだけど……いいかな?」
モバP「光が見たいテレビってなると……ヒーロー物か」
モバP「まあ、電話来た時は静かにしてくれるなら問題ないぞ」
光「ありがとう、プロデューサー!」 パアッ
モバP(あー、笑顔が眩しい)
モバP(うちのアイドルって皆笑顔が可愛いんだよなあ……)
モバP(もちろん笑顔じゃなくても可愛いけどな!)
光「…………♪」 ワクワク
モバP「何だかいつもよりテンション高めだな」
光「ああ、今日のは再放送のやつなんだけど、アクションシーンが多めの回なんだ!」
光「特に必殺技のシーンがカッコ良くて!」 ビシッ!
モバP「へぇー……面白そうだな……」
光「……そうだ! プロデューサーもアタシと一緒に見ないか?」
モバP「一緒に……?」
モバP(仕事も一段落してるし……三十分くらいなら大丈夫か)
モバP「……そうだな。ちょっと気になるし、俺も見るよ」
光「本当か!? じゃあ一緒に見よう!」
光「早く早く! もう始まるから!」
モバP(……別にここからでも見えるんだけど……光が隣に来るよう誘ってるし、移動するか) ガタッ
モバP(光の隣、か……。となると……) スタスタ
モバP「よいしょ、っと」 ポフッ
光「…………」 ススッ
モバP「…………っ!」 ドキッ
モバP(やっぱり密着状態になるのか……!)
モバP「……光? えーと……」 ポリポリ
光「♪」 ニカッ
モバP「……いや、何でもない」
モバP(この笑顔を見ると何も言えなくなるんだよな……)
モバP(まぁ誰か見ているわけでもないし、見られたところで特に問題は無いんだろうけどさ)
モバP(最近の光は妙に近くに来るから調子が狂うぞ……)
光『プロデューサー、今日のアタシはどうだった!』 ギュウッ
モバP『っ!? あ、うん、よ、良かったぞ!』
光『えへへ……♪』 ギュー
モバP(この前の仕事終わりの時だって、いつもならハイタッチなのに何故か抱き付かれたし)
光『プロデューサー、ここの登場の場面なんだけど……』 グイッ
モバP『……そこは、えーと……』
光『……プロデューサー? 調子でも悪いのか?』
モバP(打ち合わせの時も机を挟んで向かい側じゃなく、俺の隣にピッタリと付くようになったし)
光『プロデューサー、お疲れ様っ! それ、次のお仕事?』 ガバッ
モバP『…………っ! ……光、急に後ろから抱き付かれるとびっくりするんだが……』
光『あ……、ご、ごめん、プロデューサー。……嫌だった?』 シュン…
モバP(……どう答えろと?) グヌヌ
モバP(他にもいろいろあるけれど、とにかくまあ近付いてくることが多くなった。それと何かと触ってくることも増えた)
モバP(つい少し前まではこういうことなんて一切無かったから、今の光のこの状態は正直戸惑う)
モバP(……原因はあの薬だよな、間違いなく)
モバP(でもあと二、三週間くらいで新しいのが出来るそうだし、大事には至らないはず……)
モバP(……………これ以上の変化なんて無い、よな?)
光(……そろそろ膝の上に挑戦だな! き、緊張するけどっ!) ドキドキ
投下終了です。
パッションは積極的だけど照れが入るはず。異論は認めます。
南条光の好感度は 91 です。
コンマ判定に移ります。
あやめの好感度上昇コンマ判定 ↓1のコンマ
上昇値は4ですね。
それではまた。
―――― スタジオ 控室
あやめ「――――お疲れ様ですっ、プロデューサー殿!」 バーン!
モバP「……お疲れー」
モバP「あやめ、ドアはゆっくり開けような? あと、ノックもちゃんとしような?」 ニッコリ
あやめ「うっ……も、申し訳ありませぬ……」 ビクッ
あやめ「だから、その……、その表情は勘弁して頂けると……!」
モバP(笑顔は本来…………あれ? 笑うという行為だっけ?)
モバP(まあどっちでもいいか。あやめにはちゃんと伝わってるみたいだし……)
モバP「分かったならいいさ。いくら自分の控室だとはいえ、こういうところでちゃんとしとかないといざって時に出るんだからな?」
あやめ「肝に銘じます!」
あやめ「…………」 ソワソワ
あやめ「…………えっと……それで……プロデューサー殿?」 ジッ
モバP「……またか?」
あやめ「だ、駄目と言うのであれば! わたくしも頑張って我慢しますがっ!」
モバP「いや、別に俺は構わないけど……」
モバP(絵面が、ねぇ……)
あやめ「では、よろしくお願い致しますっ」
モバP(……あーもう、どうにでもなれ……!)
モバP「………………」 スッ
モバP「…………」 ナデナデ
あやめ「……♪」 ニンッ
モバP(ちょっと前までは『子供扱いは……!』なんて言ってすぐに離れたがってたのに) ナデナデ
モバP(今じゃ撫でない日が無いほどあやめの方から来るんだよな……) ナデ…
あやめ「……プロデューサー殿、手が止まっております」 ムスッ
モバP「あ、すまん」 ナデナデ
あやめ「ニンッ♪」 エヘヘ
モバP(……いや待て。何故謝るんだ俺) ハッ
モバP「――――終了ー」 サッ
あやめ「あっ……!」
あやめ「むぅ……」 ショボン…
モバP(しょんぼりしてるあやめも可愛い)
モバP(……でもちょっとかわいそうだよな)
モバP「ほら、もうそろそろ仕事の時間だし、続きは終わってから、な?」
モバP(……あれ? これだと俺、撫でることが確定したんじゃ……)
あやめ「――――それは真ですか! プロデューサー殿!」
あやめ「……ふっふっふ。わたくし、やる気が出て参りました!」 ニンッ!
あやめ「本日も頑張りましょう! プロデューサー殿!」
モバP(……まあいいか。本人は凄い喜んでるし)
あやめ「ニンニン♪」 ギュー
モバP(ついにあやめまで抱き付いてくるようになったか……!)
投下終了です。
あやめは忠犬の素質があると思います。
浜口あやめの好感度は 90 です。
コンマ判定に移ります。
智香の好感度上昇コンマ判定 ↓1のコンマ
上昇値は3ですね。
それではまた。
―――― カフェ
智香「――――あ、プロデューサーさんっ。こっちのケーキも美味しそうですよ!」
モバP「……そうだな」
智香「うっ……でもカロリーが……」 ムゥ…
モバP「……智香は運動量も多いし、それくらい大丈夫じゃないか?」
智香「うーん……プロデューサーさんがそう言うなら……」
智香「いや、でも油断すると……!」
智香「………………」 チラリ
モバP「……あー……」 ポリポリ
モバP「……半分こにするか?」
智香「はいっ! お願いしますっ!」 パアッ
智香「えへへ……♪」 ニコニコ
モバP「……智香?」
智香「はい? 何ですか?」 キョトン
モバP「前の席、空いて――――」
智香「プロデューサーさんの隣が良いんですっ☆」 ギュー
智香「♪」 ニコニコ
モバP(ぐっ……! その笑顔はズルい……!) グヌヌ…
モバP(でもオフィスならまだしもここは公共の場だし、何とか離さないと……!)
モバP(…………いやオフィスでも駄目だけどさ!)
モバP「智香、他の人の目もあるし……な?」
智香「…………」 プイッ
モバP(何その仕草。可愛い)
智香「……光ちゃんとあやめちゃん」 ボソッ
モバP「っ!?」 ギクッ
智香「……アタシも、オフィスとか控室ならこうしてもいいですか?」
モバP「…………」
モバP(……あ、これ、どう答えても駄目な奴だ)
智香「プロデューサーさん……?」 ギュッ
モバP「えーと……」
モバP(と、とりあえずこの場は何とかしないと!)
モバP「……それならいいぞ、うん」
智香「っ!」
智香「……えへへ♪」 ニコッ
智香「約束ですよ、プロデューサーさん!」 ギュギュー
モバP(……流石におかし過ぎる)
モバP(いくらなんでも皆変わり過ぎだ。このままだと薬が出来てもどうなるか分かったもんじゃない)
モバP(薬が出来るまであと残り二週間……)
モバP(前の頃と同じような状態は難しいとしても、これ以上親密にならないよう気をつけないと……!)
モバP(………………正直ちょっともったいない気もするけど)
モバP(――――だ、駄目だ駄目だ! 心を強く持つんだ! 俺!)
モバP(誘惑になんて絶対負けたりしないぞ!)
――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
――――――――――――
智香「ぷ、プロデューサーさん! このケーキ、半分こするんですよね!」
智香「ですから、その……あの……!」 ソワソワ
智香「あ……、あーん……っ」 スッ
モバP(……もう負けてもいいか)
投下終了です。
ともかわいい。
若林智香の好感度は 92 です。
コンマ判定は一旦お休みです。
複数人が出る小話を投下します。
それではまた。
お待ちになっている方々、申し訳ございません。
リアルが忙しく、投下できない状態ですので、もう少々お待ちください。
よろしくお願い致します。
―――― スタジオ 控室
智香「――――えっと、大体二週間くらい前からなんだけどね」
智香「最初は『ちょっと雰囲気が変わったかな?』って思ってたのが、日が経つごとにどんどん気になるようになって……」
茜「ふむふむ」 ウンウン
智香「今は、そ、その……!」 モジモジ
智香「気が付いたらいつもプロデューサーさんのことを考えてて、そうすると何だか体が熱くなって……!」
智香「…………さっきもお仕事中なのにボーっとしちゃったから、このままじゃ駄目なのは分かってるんだけど……」
智香「アタシ、どうしたのかな……?」 ウゥ…
茜「……なるほど!」
茜「智香ちゃん、私にはその原因が分かりましたよっ!!」 バーン!
智香「ほ、本当にっ!?」
茜「はいっ!」
茜「これは間違いなく――――」
茜「 風 邪 で す ね ! 」 ドバーン!
智香「…………風邪?」 ポカーン
茜「はいっ!」
智香「……ボーっとしちゃうのは?」
茜「思考力の低下! 風邪ですね!」
智香「……体が熱くなるのは?」
茜「発熱! 風邪ですね!」
智香「……ぷ、プロデューサーさんのことを考えちゃうのは?」
茜「…………?」 キョトン
茜「それは普通ですよね?」
智香「えっ!?」
茜「私も暇なときは自分のプロデューサーのことを考えてますし……」
智香「…………!」
智香(あ、茜ちゃん、それって……!)
智香(…………あれ? それじゃアタシのってもしかして……)
智香「――――っ!」 カアアッ
茜「むむっ! 智香ちゃん、顔が真っ赤ですよ! 熱ですか!」
智香「あうぅ……」 プシュー…
投下終了です。
それではまた。
お待ちの方々、リアルが多忙のため更新できず、すみません。
もう少々お待ちください。
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