利根川「どうやって突き止めたかは･･･今はまだ詳しくはいえんが･････････要するに･･････」

利根川「金の力だっ･････････！」
　ざわ
夜神月「････････････！？」
　　　　　　　　ざわ
利根川「いやいや･･････なにも･････」

利根川「警察に突き出そうというんじゃない･････････」

夜神月「･････････は？」

利根川「それだと･･･少ないからな･･･････････････」

利根川「利益が･･････････････････！」

夜神月「！」

利根川「会長は常に今以上の金を欲しておられる･･････！」

利根川「そこで目をつけられたのがお前というわけだ･･････」

利根川「無論･･････"キラ"としてのお前に、だっ･････････！！」

夜神月「いや、だから…」

利根川「ということで着いてきてもらおう！」

黒服1・黒服2「」バッ

夜神月「！！」

夜神月「ちょっ、やめ…ぐっ………」

夜神月「」

黒服1「眠りました！」

利根川「ふふ･･･ご苦労･･････乗せろっ･･･！」

黒服1•黒服2「はっ！」

グッバタン！ブロロロロ……

　　

ー車内ー
ブロロロロロロロ

夜神月「うう…」

夜神月(暗い…いや違う……目隠し……？)

夜神月(そうだ…黒服に眠らされて…ここは……車の中か？)

利根川「目が覚めたか･･･」

夜神月「！」(この声は…)

夜神月「とっ、利根川…さん！こんなことしていいと思ってるんですか！誘拐ですよこれは！…降ろしてください」

利根川「フフ･･･いやなに･･････すまないとは思っているよ･･････」

利根川「だがあくまで認めないらしかったからな･･････無理矢理つれて来させてもらった････････」

夜神月「利根川さん、あなた達は誤解をしている！僕はキラなんかじゃない！」

利根川「もうわかったから････････否認し続ける体でいくってことは･････････！」

夜神月「･････････くっ！…話にならない」

利根川「フフ…」

ブロロロロロ

夜神月(…なぜ僕のことをキラだと……？こいつらはノートのことも知っているのか？)

夜神月(考えられるのは………こいつらもノートを拾って、そのノートに憑いてた死神からリュークの憑いてる僕のことを聞いた…か)

夜神月(だが『金の力』というのは……？)

夜神月(こいつらはLとは繋がってないのか？………聞くか？いやだが『キラでない僕』がそんなことを聞くのも変か…)

夜神月(そもそもなぜ『帝愛』……………？)

キッ

夜神月「！」

利根川「着いたぞ」

夜神月「どっ、どこに連れてきたんですか！？」

利根川「まだ目隠しは外せん･･････しばし待て･･････！」

黒服「降りろっ････！」

夜神月「くっ…」

利根川「君にはまず会長に会ってもらう」

利根川「決して無礼のないようにな･･････！」

夜神月「･･････」

夜神月(会長･･･？普通に考えて帝愛グループの会長か)

ウィーン

利根川「目隠しはもうとってやれ･･･手の拘束具はまだ外すな」

黒服「はっ！」

夜神月(･･･エレベーター内か)

夜神月「･････････なにが目的なんです？」

利根川「ふふ･････････」

利根川「それは君がキラであることを肯定したということでいいんだね？」

夜神月(･･･こいつ･････････････････！)

夜神月「ち、違う！違います･･･！仮に、の話です」

夜神月「"キラである僕"を連れたとしてなにが目的なんですか？」

利根川(･･････････････････)

利根川「それはこれから会長の口から説明していただくんだ･･･期待しておけ･････････！」

夜神月(･････････)


チーン

利根川「もう一度言うが、決して会長に無礼の無いように
君が生きるか死ぬかは会長のさじ加減だからな･･････」