【ジョジョ】あなたの奇妙な冒険Part2-3【安価・コンマ】 (552)




         ハ、 ∧ ハ           /\   /\   /\
        ,{! ヾ } / !i ヽ    ___/\/   \/   \/   \/ |_
.      |ソハ   !}   jレi   \
        } !/¨  〃  '{   /
       ト{´{ .ハ} r'"´} !{   \  おまえの命がけの行動ッ!
      FY'弍{ }' 斥ァ`}ハ   /

      ヾ{:i  /ノ〉` !rソ    ̄|/\/\   /\   /\

.        ヽ /'f=ヘ  ハト、         _/\/   \/   \/
       ,ノ´f\='/ノ!ヽ\._      \
    /ノ !|`ヽ三イ  ヽノノ `'ー-、._ /  ぼくは
  / r'/   | /::|,二ニ‐'´イ -‐''"  /´{ \  敬意を表するッ!
  {  V   ヽ.V/,. -‐''"´ i   /  |/
  ヽ {    r‐、___     i  /     ∩  ̄| /\/\   /\ /\
   } .ゝ二=、ヒ_ソ‐-、   i__,. '| r‐、  U          \/
.   |  〉 ,. -',二、ヽ. `ニ二i___ |:| l|   |
    |'}:} ,/|毒|\丶   i ,::'| 'ー'  {
    |ノノ  |,ノ:::::|ト、 \ヽ ! i }`i´  r|
    |_>'ィ毒::::ノ  丶 ハ し-' | !  | |
 ┌≦:::::::::::::/      lハ     | ) U
 /ィf冬::::::イ |::.. j:    }lハ.   |∩  '゙}



このスレは安価とコンマでオリジナルキャラを操り、ジョジョの世界を『追体験』するスレです。
オリキャラ、オリジナル展開、スタンドの独自解釈がございます。
基本的に安価は↓2、コンマは一桁、直下です。 重要な安価は多数決といたします。
1はファンブル、9ほどベネ。0はクリティカル。ゾロ目でボーナスもあるかも。

Part1 【貴方】編 第4部
【ジョジョ】あなたの奇妙な冒険【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394288777/)
【ジョジョ】あなたの奇妙な冒険Part1-2【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425344912/)
【ジョジョ】あなたの奇妙な冒険Part1-3【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432997084/)
【ジョジョ】あなたの奇妙な冒険Part1-4【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442504550/)

Part2 【貴女】編 第五部
1 【ジョジョ】あなたの奇妙な冒険Part2-1【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448372305/)
2 【ジョジョ】あなたの奇妙な冒険Part2-2【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453296235/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469885198


今までのあらすじ

【貴女】は記憶喪失だ。
自分の名前も、住処も、何もかも忘れた。
ただわかるのは『波紋』と『スタンド』と呼ばれる不思議な力のみ……
今は助けてくれた恩人のフーゴと、その仲間たちと暮らしている。
そんな彼女たちのもとに一つの「使命」が届く。
ボスの娘、「トリッシュ」を組織の裏切り者の手から護衛すること任務だった。

2代目 貴女

スタンド名:ノーべンバ―・レイン

白い指輪型のスタンド。

能力:音や衝撃を伝達する。
   任意の物体に「波」を伝達させる。「波」は形を変えて届くので、空気さえあればどこからでも攻撃可能。
   ただし、元となる「波」が必要である。波紋も可。
   光を集めて光源とすることが可能。ただし、範囲は人一人分くらいである。

破壊力  D(3)
スピード D(4)
射程距離 A(9)
持続力  C(6)
精密動作性 A(9)
成長性  E(1) 
経験値 349/500

一人称:私
口癖:めんど……
性格:人見知りのめんどくさがり屋。しかし、やるときはやる女。
   記憶を失っており、スタンド能力や生活知識以外はほとんど自分のことを知らない。
   しかし、戦闘に関しては異様なほどの積極性を見せる。

特殊設定
【記憶喪失】・【戦闘狂】

体力 :81(十二分ある)
知力 :85(博識)
精神力:63(そこそこ)
波紋適正:86

特技:ハッタリ

背の高さ:1(130~140cm)
胸の大きさ:5(女性としては普通。背丈に対しては発達のいい方)
年齢:23(自称)
料理技能:3 (食べられなくはない)


現在はフーゴの家に居候している状況である。
【真紅のマフラー】を持っている。

ただ今の目的・記憶を取り戻す?


・護衛チーム
フーゴ・17【庇護】「厄介な奴を招いてしまった……」
ブチャラティ・21【興味】「しかしフーゴも隅に置けないな……」
ナランチャ・18【連帯感】「さすがだぜ!【貴女】!」
ミスタ・6【興味】「なかなか変わったやつじゃねーか。大歓迎だぜ」
アバッキオ・8【友好?】「過去に何があったのか……それが不安だぜ」
トリッシュ・14【友好】「また会うなんて………」
ジョルノ・12【興味】「戦闘バカ……」

・暗殺チーム
プロシュート・5【興味?】「変わったガキだな」
ペッシ・10【友好?】「記憶喪失……大丈夫かな……」

・その他
ペリーコロ・11【期待】「芯を持っているお方だ……」
康一・10【感謝】「これでやっと観光ができる! ありがとうございます」
ズッケェロ・0【敵対】「なんでこんなガキごときに……」

戦闘ルール(暫定)

戦闘ルールはターン性です

行動は安価で【攻撃】・【防御】(攻撃せず、1ターンの間受けるダメージ半減+防御ロール)・【能力】・【考える】の中から選んでもらいます。

【攻撃】:通常攻撃を行う。距離によっては自動失敗することも。
【防御】:攻撃せず、1ターンの間受けるダメージ半減+防御ロール。
【能力】:そのキャラのスタイルに応じた特殊能力や技を発動する。自由安価もこれでおk
【考える】:相手の能力や突破口を考える。知力依存のロール。成功で【作戦】コマンドができる
【作戦】:【考える】で作った作戦を実行する。コンマに補正がかかったり、自動勝利することも。

特定の能力、歩いて移動、少し話しかけるなどの行動は【予備動作】として扱い、ターンを進めません。

(行動キャラの予備動作)

1行動キャラの主動作

2行動キャラの攻撃ロール

3攻撃対象の防御ロール

4ダメージ 計算

5次キャラの行動

この繰り返しです。ジョジョらしく必ずしもHPをゼロにしなくても勝てることもあります。

攻撃側
直下コンマ
1……ファンブル(強制失敗)
2〜3……1+攻撃ボーナス ダメージ
4〜6……2+攻撃ボーナス ダメージ
7〜9……3+攻撃ボーナス ダメージ
0……4+攻撃ボーナス ダメージ+貫通

防御側
直下コンマ
1……ファンブル(強制失敗)
2〜4……0+防御ボーナス ダメージ減
5〜7……1+防御ボーナス ダメージ減
8〜9……2+防御ボーナス ダメージ減
0……2+防御ボーナス ダメージ減+相手に1ダメージ


特殊ルール・【ラッシュ】について
近距離パワー型のスタンド使いは、特殊能力【ラッシュ】が使えます。

攻撃側
攻撃ボーナス分のコンマ2桁(01〜100)の合計

防御側
ラッシュ可
攻撃ボーナス分のコンマ2桁(01〜100)の合計

ラッシュ不可
防御ボーナス分のコンマ2桁(01〜100)の合計

差によって与えるダメージが変わります

〜200……防御側に16ダメージ
~150……防御側に12ダメージ
〜100……防御側に9メージ
〜50……防御側に6ダメージ
〜00……防御側に4ダメージ
〜-50……0ダメージ(距離が離れる)
〜-100……攻撃側に3ダメージ
〜……攻撃側に5ダメージ

*ラッシュ後1ターンの間防御判定無し&受けるダメージが倍に(隙ができるから)
*連続でラッシュは不可(被ラッシュは可)
の要素を追加で。

貴女 POWER+0 DEFENSE±0
スタンド能力『ノーベンバ―・レイン』

【波紋の呼吸】
・呼吸が続く限り、貴女は「波紋の呼吸」が行える。
・吸血鬼・柱の男に+2ダメージ。

【波紋疾走】(通常攻撃)
・敵単体に対しこぶしで殴り波紋を与える。ダメージボーナス+1
・中距離以上の場合、マフラーを使用し攻撃できる。ダメージボーナスはないがペナルティを受けない。

【銀色の波紋疾走】
・金属製の物や一部アイテムに触れている際、波紋を流し込むことで強化した攻撃を繰り出す。
・ダメージボーナス+1。その他補正あり。

【空裂波紋疾走】
・スタンドの力を使い、波紋疾走を遠距離の相手に当てる(複数可)
・ダメージボーナスはなし。

【地裂波紋疾走】
・スタンドの力を使い、波紋を相手の足元に流し込み地面を隆起させる。
・ダメージボーナスー1。敵単体に3ターンの間-1の補正。ただし飛んでいる相手には無効。

【波紋の深呼吸】
・HPをコンマ/2の分回復。

【『衝撃』を伝えるッ!】
・貴女や見方が起こした衝撃は、空気を通って相手に当てることが可能。
・また、その他能力の応用。

【水をはじく波紋】
・水上でペナルティを受けない。


【戦闘狂】
・常にコンマ+1.ただし、1の場合変わらない

【真紅のマフラー】
・命中コンマ成功で、ダメージを与えながら拘束することが可能。
・拘束状態の敵は1ターン何もできない。

※本編と関係あるかわからないくらいの伏線
・麻薬チームとの関係性
・大量殺人事件
・勝利に固執する戦闘狂
・大学の夢?
・謎の真紅のマフラー

※展開上、『恥知らずのパープルヘイズ』のキャラが出てきます。読んでおくと楽しめる か も?(マ)

スレたて乙です



キキーーーッ!! という音とともに列車は中の乗客たちを振りまわしながら止まった。

列車の運転は知らなかったが、持ち前の洞察力の深さからか、特に問題もなく列車を止めることができた。

しかし、そんな【貴女】の顔には焦燥の汗が見える。

貴女(いかに、ブチャラティとはいえ、列車から飛び降りるなんて無事じゃすまない……お願い。生きていて!!)


直下コンマ ブチャラティたちの被害
ブチャラティ【HP 9】
プロシュート【HP 17】



1……ブチャラティ・3ターン×3ダメージ+老化レベルが3上昇。 プロシュート・3ダメージ
2~4……ブチャ・3ターン×2ダメージ+老化レベルが3上昇。プロシュート・3ダメージ
5~7……ブチャ・3ターン×2ダメージ+老化レベルが3上昇。プロシュート・6ダメージ
8~0……ブチャ・3ターン×1ダメージ+老化レベルが3上昇。プロシュート・6ダメージ
ゾロ……ブチャ・3ターン×1ダメージ+老化レベルが3上昇。プロシュート・9ダメージ

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」 
↓ 
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか? 
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ 
いちいちターキー肉って言うのか? 
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」 
↓ 
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。 
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋 
↓ 
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw 
んな明確な区別はねえよご苦労様。 
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」 
↓ 
>>1「 ターキー話についてはただ一言 
どーーでもいいよ」 
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです 
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ! 
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469662754/)


余談
7 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:06:48.44 ID:10oBco2yO
ターキー肉チーッスwwwwww
まーたs速に迷惑かけに来たかwwwwwwwww

9 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:12:33.84 ID:LxY8QrPAO
>>7
はいNG設定


この速さである
相変わらずターキー肉くん=>>1という事を隠す気も無い模様

31 ◆xmciGR96ca4q sage saga 2016/07/28(木) 12:50:19.79 ID:g6WSU+sH0
昨夜寝ぼけてスレ立てミスったんで憂さ晴らしも兼ねて久々のロイミュ飯でした。書き溜め半分残り即興なんで色々アレかもしれませんがアレがアレなんでアレしてください何でもシマリス(熱中症

建てたら荒れると判ってるスレを憂さ晴らしに建てる
つまり>>1は自分の憂さ晴らしにs速を荒らして楽しんでる

うーん、いつも通りのクズ>>1で安心するわー

1

ブチャラティ【HP 0】老化レベル・7
プロシュート【HP 14】


しかしながら、【貴女】が見た景色はそんな悪い予感そのままだった。

ブチャラティ「う、うあぁ…あ、【貴女】……」

プロシュート「ペッシの奴…しくじったか……」

枯れ木のように衰弱した体からはボロボロと肌が落ち、血が流れている。
今にも気絶しそうに体を地に投げ捨てられ、変わり果てた仲間の姿がそこにあった。

貴女「ブチャラティ!! ――ッ!?」

近づこうとしてはっと気が付く。二人の周りには来い、紫色の空気が充満していた。
まるで地獄の蓋を開けてしまったかの如く、パンドラから出てきた厄病のように、その煙たちが【貴女】の体を蝕んでいくのがわかる。

プロシュート「よく気が付いたな。これは『ザ・グレイトフル・デッド』の煙だ。全ての生物を苦しませず衰弱死させる……名前の通り「偉大なる死」ってやつだ」

プロシュート「ここにはボスの娘も、ペッシもいねぇ……俺の力は使い放題ってわけだ……」

ギロッと【貴女】を睨むその眼には、話し合いなんかに応じる様子は全くなかった。

プロシュート「教えてやる。「栄光」を掴むのは、俺たちだってことをなぁぁ!!」



1ターン目

貴女【HP 9】VS プロシュート【HP 14】

濃煙の効果により3ターン毎老化レベルが1上昇!

貴女・老化レベル1



プロシュート「ああ、ブチャラティのことなら安心しろ。お前に背を向けてやつを始末するなんてせこい真似はしない」

貴女「なんですって?」

プロシュート「あいつはもう動けない。それは確かだ。時間をおいてもそのうち衰弱死するだろう」

プロシュート「それよりも、まずは。お前を倒さないといけないからなあ!」

貴女(ブチャラティを救出することよりも、まずはこいつを仕留めないと……ってことね)



安価下

1攻撃
2防御
3考える(ターン消費なし)
4その他自由

3考える

貴女(もしこのまま戦っていても、すぐに煙の効果で老化してしまう……)

貴女(【攻撃をしながら空気を吹き飛ばす】……そんなことができれば……)

貴女(私の能力は「衝撃を伝えること」……それは空気も例外じゃないはず……)

貴女(ブチャラティに関しては、あいつの言い方的に本当に大丈夫なはず。助けて救助をするより、元凶であるプロシュートを倒さなくちゃ……)


安価下

1攻撃
2防御
3考える(ターン消費なし)
4その他自由

1

貴女「まずは普通に!」

直下コンマ 攻撃
【戦闘狂】+1
【老化レベル1】-1


下2コンマ 防御

※コンマ把握。次回は日曜の夜におねげーします。
 では、お疲れ様でした

※再開ー

8ゾロ……4+1 ダメージ
6……1+1 ダメージ減

プロシュート【HP 14→11】

【貴女】のこぶしはプロシュートへ波紋をしっかり流し込む。

小柄な【貴女】の体からは想像もしがたいパワーだ。

プロシュート「これくらいじゃあまだまだ衰えないか……」

貴女(やっぱり拳だけじゃ煙を飛ばせないわね)


プロシュートの攻撃

直下コンマ 攻撃


下2コンマ 防御

【戦闘狂】+1
【老化レベル1】-1

攻撃7……3+1 ダメージ
防御6……1+0 ダメージ減

貴女【HP 9→6】

老化レベルが1上昇!

プロシュート「ふん……」

貴女「くそ! 」ガンッ!

プロシュートも負けじとスタンドで応戦してくる。

その攻撃は強く、その目は氷のように冷たかった。

1ターン目

貴女【HP 6】VS プロシュート【HP 11】


貴女・老化レベル2


貴女「くっそ……このままだとやばいわね……」

貴女「あいつの手に触れたら一気にやられるわ……」



安価下

1攻撃
2防御
3考える(ターン消費なし)
4その他自由

能力使用は>>5から選択



貴女(例えば……【マフラーを使って相手を拘束】すれば、あの手からの老化は予防できる……)

貴女(他にも【空裂波紋疾走】で、プロシュートと煙をまとめて吹き飛ばせば距離を置くことができる……)

貴女(距離を置いて戦えば相手からの攻撃もかわしやすくなるかも……)

安価下

1攻撃
2防御
3考える(ターン消費なし)
4その他自由

能力使用は>>5から選択

4 マフラー拘束

貴女「これでも……くらえっ!」

首に巻いてあったマフラーをプロシュートに向けて放つ。

波紋によりその強度は鉄のように固く、絹のようにしなやかにプロシュートの体へまとわりついていく!!

直下コンマ 攻撃

さらに、コンマ4以上で拘束成功
【戦闘狂】+1


下2コンマ 防御

9……3+0 ダメージ
4……0+1 ダメージ減

プロシュート【HP 11→9】

プロシュート「なんだッ!? マフラーが勝手に……ぐうッ!」

貴女「特別なマフラー……まさかこんなに効くなんてね! 見つけてくれた人に感謝しなきゃ!」

貴女「まだまだ行くわよ!」



3ターン目

貴女【HP 6】VS プロシュート【HP 9】


貴女・老化レベル2


安価下

1攻撃
2防御
3考える(ターン消費なし)
4その他自由

能力使用は>>5から選択


貴女「このままだと……そろそろやばいわね。厄介な煙には消えてもらうわ!」

【貴女】は大きく息を吸い込むと、空気を振動させ巨大な波紋を作り出す!!

貴女「空裂波紋疾走!!」

ドッゴォ~~ンッ!



直下コンマ 攻撃

【戦闘狂】+1
【老化レベル2】-2

下2コンマ 防御

※ま、まだ負けると決まったわけじゃないから……

3……1+0 ダメージ
9……2+0 ダメージ減

ダメージなし

波紋により、老化の煙はかき消された!!
二人の距離が『遠距離』になった。


プロシュートは吹き飛ばされながらもしっかりと受け身をとった。目立った外傷は見当たらない。

貴女「くっそ……ダメージまでは気が回らなかったな」

プロシュート「いや、煙が吹き飛ばされたのには驚いたぜ……このままじわじわとやるつもりだったんだがなぁ……」

プロシュート「だからよぉ! もうめんどくさいことはしねぇ! やるなら一直線だ!!」ダッ!


直下コンマ  8以上で老化レベル2UP
【老化Lv2】+2
【戦闘狂】-1
【遠距離】-2

4……セーフ

プロシュート「っち……さすがにこの距離じゃあ無理か……」

貴女「あの腕はやっぱり危険ね……気をつけなきゃ」

4ターン目

貴女【HP 6】VS プロシュート【HP 9】


貴女・老化レベル2
距離・中

安価下

1攻撃
2防御
3考える(ターン消費なし)
4その他自由

能力使用は>>5から選択

※安価把握。本日はここまで。次回は火曜日になると思われますー
 最後に、コンマだけはかって。では、お疲れ様でしたー

直下コンマ÷2の値だけ回復

※再開ー

3回復
貴女【HP6→9】

貴女の老化レベルが3減少した。

深く息を吸い込んだ【貴女】はその呼吸で体調を整える。

生命エネルギーの循環を活発にすることで、ひび割れた体も元に戻っていった。

プロシュート「……何でもありだな。ったく」

貴女「よく言われるわ。私としては、記憶を失ってるからわかんないけど」

愚痴りながらもプロシュートはしっかりと距離を詰めてくる。


直下コンマ 攻撃

【中距離】-1

下2コンマ 防御

【戦闘狂】+1

3……1+1ダメージ
7……1+0 ダメージ減

貴女【HP 9→8】
老化レベルが1上がった。
二人の距離が「近距離」になりました。

老化が解け、身軽になった【貴女】をプロシュートは必至の食い下がり攻撃を与える。

今までと比べて非常にダメージは少ないもののそのこぶしはあなたの体を蝕んでいく。


貴女(さっきまでと比べて攻撃の質が落ちている……電車の中と違い広い屋外だから距離を取ろうと思えばどうとでもなるわね……)



5ターン目

貴女【HP 8】VS プロシュート【HP 9】


貴女・老化レベル1
距離・近

安価下

1攻撃
2防御
3考える(ターン消費なし)
4その他自由

能力使用は>>5から選択



貴女「返しあげるわ!!」

あえて【貴女】は距離を詰め、相手の懐へ入る!!

直下コンマ 攻撃
【戦闘狂】+1
【老化レベル1】-1


下2コンマ 防御

0……4+1 ダメージ+貫通!

プロシュート【HP9→4】

小柄な体を生かしたボディイブローはプロシュートの腹に命中すると、勢いよく波紋を流し込み大ダメージを与える!


プロシュート「く、はぁはぁ……してやられたぜ……」

プロシュート「まだだ……まだ終わってねぇ!!」


直下コンマ  8以上で老化レベル3
UP
【老化Lv1】+1
【戦闘狂】-1




プロシュート「なぁッ……ハ…カハッ……」

前に手を出そうと腕を伸ばしたが、突然プロシュートは苦しみ始めだした。

プロシュート(な、なんだ突然……?)

よく見ると自分の足や腕が木々のようにひび割れてきている。

プロシュート(スタンド能力の使い過ぎ……? 精神が……不安定なのか??)



6ターン目

貴女【HP 8】VS プロシュート【HP 4】


貴女・老化レベル1
距離・近

安価下

1攻撃
2防御
3考える(ターン消費なし)
4その他自由

能力使用は>>5から選択



貴女「戦いの最中に突然苦しみだすなんて……命乞いかしら?」

プロシュート「ふざけたことを……」ギリッ

貴女「そうこなくっちゃ♪」

次第に【貴女】の目はらんらんと輝き、まるで獲物を見つけた獣のようであった。


直下コンマ 攻撃
【戦闘狂】+1
【老化レベル1】-1


下2コンマ 防御

線路の上だから上手く誘導すればメタルシルバーを当てられそう

>>77
あ、確かにそうかもね


1……ファンブル

ドゴォッ!

土煙があたりに舞う。【貴女】の波紋が調整から外れ、線路と影響してはじけ飛んだのだ。

貴女「!? ッチ」

流石の【貴女】といえど、この中では攻撃できない。

貴女「はぁ、落ち着かないとだめね、やっぱり」

プロシュート(今だ!)

直下コンマ  8以上で老化レベル3
UP
【老化Lv1】+1
【戦闘狂】-1

※やばいやばい……


8!
貴女の老化レベルが3上昇!


ガシッ!

貴女「! しまった…クソッ!」ブン!

土煙の中進んできたプロシュートに腕をつかまれてしまう。

素早く振り払うが途端に膝をつき息を荒げてしまう。

プロシュート「やっ……はは、膝をつくなんてなぁ……命乞いか??」



7ターン目

貴女【HP 8】VS プロシュート【HP 4】


貴女・老化レベル4
距離・近



貴女「くそ……このままじゃ、やばい…!」


安価下

1攻撃
2防御
3考える(ターン消費なし)
4その他自由

能力使用は>>5から選択

※線路にいるため、遠距離から攻撃できるものとします。

貴女「そうだ! ここでなら!!」

【貴女】はプロシュートと距離をとると足元の線路へ波紋を流し込む!

貴女「『銀色の波紋疾走』!!」


遠距離攻撃のため、補正はなし。

直下コンマ 攻撃


下2コンマ 防御

2……1+1ダメージ
4……0+1ダメージ減

プロシュート【HP 4→3】

プロシュート「! 何かするつもりか……!」

とっさに飛び上がるが、波紋の攻撃を受けてしまう。

貴女「ふう……これくらいか……」

プロシュート「悪いが、お遊びかと思う攻撃だぞッ! はは! その体も限界みたいだなァ!」


直下コンマ 攻撃


下2コンマ 防御

【戦闘狂】+1
【老化レベル4】-4

5……2+1 ダメージ
3……0+0 ダメージ減

貴女【HP 9→6】
老化レベルが1上昇!


貴女「グハッ!!」

プロシュートの拳が【貴女】の体にヒットする。吹き飛ばされたその小さな体は起き上がることすらままならない。

プロシュート「いったよなぁ? これは『遊び』じゃねえんだ。ガキは家に帰ってろ」ガシッ

髪を引っぱられ持ち上げられた【貴女】の目はプロシュートをにらんだままだ。

プロシュート「なんでてめぇがそこまでできるんだ……赤の他人だろ?」

貴女「仲間だ! ブチャラティも、ミスタも……私の仲間なんだ!!」

プロシュート「……そうかい。じゃ、お仲間と一緒にねんねしてな」








※えーと、今日はここまでなんですが、正直ここからだと勝ち目ないです。ハイ
 老化が5レベルなので、あと一撃食らったらゲームオーバーなんですよ。

で、まぁここまで頑張ってくれましたので、テコ入れです!! 次回助っ人が出ます!
ブチャラティを除く護衛メンバーの中から一人。次回までに先に二票入ったキャラが助けに来ます。
展開はだれを選んでも一緒ですが、少なからず友好度が上がるので注意。

次回は本日の夜再開します。長くなっちまってごめんね~
では、お疲れ様でしたー


※再開―

カチャ

貴女(もう……無理だ……)

プロシュートが銃を構え、もう動けない【貴女】へ向けた、その時だった。

ガッシャ~~ンッ!!

「オラアアアアッ!!」

突如、止まっていた列車の窓から人影が飛び出す。

そいつは勢いを殺すことなく、プロシュートの顔面に盛大なキックをかましていった。

バンッ!

プロシュート「!? な、なんでてめぇが!?」


「……ったく、これだからてめぇを仲間に入れんのは嫌だったんだ」

貴女「ア、アバッキオ!!」

そこには亀の中にいたはずのアバッキオの姿があった!!


貴女「ど、どうしてここに……」

アバッキオ「あん? 電車が止まって起きてみれば、敵に襲われたっていうじゃあねぇか。ジョルノから話を聞いて、『ムーディー・ブルース』でリプレイして追いかけてきたんだよ」

プロシュート「くそ……甘かった……電車から離れた時点でこうなることは予想できたはずだ……」

アバッキオ「てめぇが「裏切り者」か。悪いが、ここで死んでもらうぜ……」

プロシュート「は、ははは! 何言ってんだ。アバッキオ、聞いた話じゃてめぇのスタンドは人型といっても戦闘には向かないんだって??」

プロシュート「この俺の『グレイト・フルデッド』のスピードについてこられんのかよぉッ!!」

体勢を立て直し勢いよく突っ込んでくるプロシュートに対し、アバッキオはスタンドを出さず、その身一つで蹴り上げた!

しかし……


ガシイィ!

アバッキオのキックは今度は『ザ・グレイトフル・デッド』につかまれてしまう。

アバッキオ「グッ!!」

貴女「ア、アバッキオ!」

プロシュート「ハハ! 生身の人間がスタンドにかなうってのかよぉ!! 腕っぷしはチーム1だったかもしんねぇが、頭脳が間抜けだなぁ!!」

直に触られたひざ下から一気に崩れ落ちるアバッキオ。

プロシュート「死にやがれぇぇっ!」カチャ

アバッキオ「…………」


アバッキオ「一つ……間違ってるみたいだから言っておくが……お前はさっきもうすでに負けたんだよ」

プロシュート「? 何言って……」

アバッキオ「『ムーディー・ブルース』! こいつの動きを『リプレイ』しろッ!!」

ブウンとプロシュートの後ろに一人の人型が立つ。いや、そいつはプロシュート自身だ。

現れたプロシュートは何者かに顔をけられたかのように吹き飛びながら、指をかけていた銃の引き金を引く。

『バンッ!!』

その銃の先には、『本物のプロシュート』が立っている!!

プロシュート「そ……んな……」

アバッキオ「言っただろ? お前はもうすでに『負けてんだよ』」



バタッとプロシュートが倒れた瞬間、【貴女】とブチャラティ、そしてアバッキオの老化が解除される。

しかし、ブチャラティの傷はいえず、気を失ったままだった。

アバッキオ「ったく……どいつもこいつも無茶しやがって……」

貴女「ご、ごめん……」

アバッキオ「……ブチャラティは俺が持ってく。お前は自分で歩けるだろ?」

貴女「う、うん」

アバッキオ「……ブチャラティを……守ってくれてありがとうな」

貴女「!」

アバッキオ「俺は何があろうとブチャラティについていく。そんな……生きる目的みたいなもんだ」

アバッキオ「だから、てめぇのことはまだ信用したわけじゃねえが……お礼だけは言っておく。行くぞ、【貴女】」

貴女「…うん!」



VSプロシュート・ペッシ WIN

直下コンマ2桁、経験値ゲット

経験値 349/500
【辛勝】+50

+128

経験値 477/500

ブチャラティ・ミスタ・アバッキオの友好度が3上がった!


ブチャラティ・24【信頼】「お前がここに来たのには何か『意味』があるのかもしれないな……よろしく頼むぞ【貴女】」
ミスタ・9【信頼】「波紋って便利だなあ! 後ろからの援護は任してくれよ!」
アバッキオ・11【信頼?】「今は俺らの仲間だってことくらいは認めてやってもいいかもしれないな」



列車へ戻るとナランチャとトリッシュを除く全員が待っていた。

フーゴ「ブチャラティ! 【貴女】! 大丈夫ですか!? ひどい怪我だ……」

アバッキオ「命に別状はねぇな。ミスタはどうだ?」

ジョルノ「傷は深いですが、ピストルズたちが必死に弾丸を止めたおかげか無事ですよ。やや血が足りなくなっているみたいですが」

貴女「そうか、良かった。傷だったら私の波紋でふさげると思うわ」

フーゴ「それよりもこれからのことなのですが……」

フーゴが二人に目配せをして移動する。食堂車の中央付近にペッシの死体があった。

貴女「そんな!……」

ジョルノ「僕らが起きたことに気が付いたのでしょう。自分のスタンドを使って首を絞めて自殺したみたいです。そんなことより……」

ジョルノが指さした先には黒い携帯電話が落ちていた。

ジョルノ「仲間を呼んだんでしょう……この列車にはもういられません」


アバッキオ「どうするつもりだ? フーゴ」

フーゴ「そうですね。このままとどまることは不可能です。どこかのトラックに乗り込んでハイウェイを使って北へ向かいましょう」

アバッキオ「わかった。とりあえず亀の中にブチャラティを戻してくる」

ジョルノ「じゃあ、僕も中で準備していますね」

フーゴ「よろしく頼みます」

貴女「…………」

貴女(人を殺したことのない暗殺者……そんな人が敵につかまるのを恐れて自殺……なぜ彼らはそこまでやれるのだろうか)

貴女(ボスはいったい……何をして……そんな)

「…………た、【貴女】」

貴女「は、はい!」

フーゴ「大丈夫ですか? そろそろ、行きますよ」

貴女「う、うん」

フーゴ「……しばらくは亀の中でゆっくりしてください。今のうちに傷をいやしておかないと、大変なことになると思うので……」

貴女「わかった。それじゃ、先戻ってるね」



貴女(……本当に、ペッシは自殺だったのだろうか?)

2代目 貴女

スタンド名:ノーべンバ―・レイン

白い指輪型のスタンド。

能力:音や衝撃を伝達する。
   任意の物体に「波」を伝達させる。「波」は形を変えて届くので、空気さえあればどこからでも攻撃可能。
   ただし、元となる「波」が必要である。波紋も可。
   光を集めて光源とすることが可能。ただし、範囲は人一人分くらいである。

破壊力  D(3)
スピード D(4)
射程距離 A(9)
持続力  C(6)
精密動作性 A(9)
成長性  E(1) 
経験値 477/500

一人称:私
口癖:めんど……
性格:人見知りのめんどくさがり屋。しかし、やるときはやる女。
   記憶を失っており、スタンド能力や生活知識以外はほとんど自分のことを知らない。
   しかし、戦闘に関しては異様なほどの積極性を見せる。

特殊設定
【記憶喪失】・【戦闘狂】

体力 :81(十二分ある)
知力 :85(博識)
精神力:63(そこそこ)
波紋適正:86

特技:ハッタリ

背の高さ:1(130~140cm)
胸の大きさ:5(女性としては普通。背丈に対しては発達のいい方)
年齢:23(自称)
料理技能:3 (食べられなくはない)


現在はフーゴの家に居候している状況である。
【真紅のマフラー】を持っている。

ただ今の目的・記憶を取り戻す?


・護衛チーム
フーゴ・17【庇護】「厄介な奴を招いてしまった……」
ブチャラティ・24【信頼】「お前がここに来たのには何か『意味』があるのかもしれないな……よろしく頼むぞ【貴女】」
ナランチャ・18【連帯感】「さすがだぜ!【貴女】!」
ミスタ・9【信頼】「波紋って便利だなあ! 後ろからの援護は任してくれよ!」
アバッキオ・11【信頼?】「今は俺らの仲間だってことくらいは認めてやってもいいかもしれないな」
トリッシュ・14【友好】「また会うなんて………」
ジョルノ・12【興味】「戦闘バカ……」

・暗殺チーム
プロシュート・0
ペッシ・0

・その他
ペリーコロ・11【期待】「芯を持っているお方だ……」
康一・10【感謝】「これでやっと観光ができる! ありがとうございます」
ズッケェロ・0【敵対】「なんでこんなガキごときに……」


※本日はここまで! いやあ、長かった長かった。
 戦闘バランス全く考えないからこうなるんですよね。気を付けます……はい

 次回はコミュパートです。誰と何について話したいか軽く考えといてください。

 それと、前スレ>>1000の波紋パワーアップですが、次回の先頭から以下の2つの効果が付きます。
・すべての波紋攻撃のダメージボーナスが+1される
・波紋攻撃を当てた際、攻撃コンマが7以上、かつ相手がクリティカルでないなら「波紋やられ状態」にする
 「波紋やられ状態」……毎ターン1ダメージ受ける。

では、お疲れ様でした。次回は金曜の夜に。

※ゆっくり再開~~

ゴオォーーーッ

亀の中で全員が思い思いに過ごしている。

ブチャラティとミスタ、それに【貴女】のケガは波紋で直すことができた。

新聞を読んでいるもの、音楽を聴いているもの、ハンバーガーを食べているもの。

貴女「ハンバーガー? ミスタ、ピストルズが食べているハンバーガってどこから持ってきたの?」

ミスタ「ん? ハンバーガー?? ! お、おめーら!それどっから……!!」

運転手「あれ? さっきここに置いたハンバーガーは……カメ? いつの間に」

ミスタ「……」

ブンッ!

キキーーッ!! ドン!!

ブチャラティ「うおっと……どうしたんだ。トラックが事故ったのか?」

ミスタ「さ、さぁなぁ~~~?? 運転手が居眠りでもしてたんじゃあねぇのか???」

貴女「…………」


コミュ(1/3)
誰と話すか。複数可

1ブチャラティ
2ジョルノ
3ミスタ
4フーゴ
5ナランチャ
6アバッキオ
7トリッシュ

コンマ下2ね

6 アバッキオ

アバッキオ「おう、【貴女】。けがの具合はどうだ」

貴女「もう特に目立った傷はないと思うわ。ミスタやブチャラティも」

アバッキオ「はぁ……波紋の力ってのは偉大だな」


会話安価
下1~2

1助けてくれたことの感謝
2ペッシについて
3アバッキオのスタンドについて
4その他自由


1飛び付いて力一杯抱き締めつけながら

ギュッ

アバッキオ「うおっ!?」

貴女「……ありがとう。アバッキオが来てくれなかったら……私……」

アバッキオ「あー……俺は俺がやるべきことをしただけだ。それに、お前だってブチャラティやミスタを守ったんだろ?」

アバッキオ「それでチャラだ。いいな?」

貴女「……うん!」

アバッキオ「ったく……邪魔だからどいてくれ」

フーゴ「ふふふ、最初あったときはあんなに人見知りだったのに。いいじゃないですかアバッキオ。なかなかお似合いですよ?」

アバッキオ「よしてくれフーゴ。こんなガキは趣味じゃねぇ」ハァー





貴女「そういえば、アバッキオたちが来るときにはペッシはもう死んでたんだよね??」

アバッキオ「ああ、そうだな。どうやら自分のスタンドを使って首を絞めたらしい」

貴女「それって他殺の線とか……」

アバッキオ「あるわけねぇだろ。普通のひもならまだ知らず、自分のスタンドだぜ? 殺されそうになっても消せるじゃねぇかよ」

貴女「そうだよね……」

アバッキオ「ああ、でもそういやああいつの周りにはやけに『塩』が落ちてたな。まあ、食堂車で争ってたからなんかの拍子に入れ物が落ちただけだと思うが」

貴女「塩?……」



アバッキオの友好度が2上がった!!


貴女「あー、喉乾いた……って氷ないじゃん!!」

ジョルノ「しょうがないですよ。さっき襲撃でほとんど使ってしまったんで」

貴女「だよねぇ~~。うげっ、なにこれ、ぬるっ」



コミュ(2/3)
誰と話すか。複数可
安価下1~3の中でコンマ1桁が最も多い安価


1ブチャラティ
2ジョルノ
3ミスタ
4フーゴ
5ナランチャ
6トリッシュ

2、4

貴女「ジョルノ、フーゴ。ちょっといい」

フーゴ「どうかしましたか? 飲み物ならまだ冷えてないですよ」

ジョルノ「トイレなら、ブチャラティに言えば……」

貴女「そうじゃなくて!!」



安価下1~2
1ペッシの死について
2戦闘中おかしなことがなかったか
3これからの予定について
4その他自由



貴女「ペッシの死体について。おかしな事とかなかった? 塩がたくさんあったらしいけど……」

フーゴ「自殺なのは間違いないと思います。アバッキオのスタンドで確認は取ってあるので……ただ……」

フーゴは何やら含みのある言い方をする。

貴女「ただ?」

フーゴ「まかれていた塩は戦闘で割れたものではなく、故意的にかけられたみたいな感じだったんです。蓋だけが開いたビンがあったので」

フーゴ「まぁ、単なる杞憂だと思うんですが」

ジョルノ「そういえば、【貴女】は列車を止めた後しばらくここにいたんですか?」

貴女「え? ううん。列車を止めた後すぐにブチャラティたちのとこへ向かったわよ?」

ジョルノ「そう……ですか。何やら物音が聞こえた気がしたんですが、あの時ば意識ももうろうとしてましたし関係ないでしょう」


4あなたのいない間のみんなの様子、特にアバッキオとフーゴについて。


貴女「私とミスタが行ったあとってみんなどうしてたの?」

フーゴ「どうしていた……と言われても」

ジョルノ「フーゴとアバッキオは寝てましたよ。グースカってね。列車が止まってやっと起きたんですよ」

フーゴ「お、おい! 言わなくてもいいだろジョルノ!」

ジョルノ「別にいいでしょうそれくらい。ブチャラティはピストルズがやってきてすぐに外に出ていきました。僕とトリッシュは起きてましたが氷も少なかったので意識がもうろうとしてましたね」

フーゴ「ナランチャはもっとひどかったですね。あいつは動き回るから誰よりも老化が進んでいたって」

貴女「危なかったのね……ブチャラティが外に連れ出してくれて助かったわ」


ジョルノ。フーゴの友好度が1上がった。

ブチャラティ「今大体どれくらいだ?」

フーゴ「旧アッピア街道ですね。この先の駐車場に停まるみたいですが……一度そこで作戦を立てましょうか」


コミュ(3/3)
誰と話すか。複数可
安価下1~3の中でコンマ1桁が最も多い安価


1ブチャラティ
2ミスタ
4ナランチャ
6トリッシュ

6トリッシュ

貴女「トリッシュ? 大丈夫だった? ケガはない?」

トリッシュ「【貴女】のほうこそ!! 私のせいで……みんなが……」

貴女「ううん、大丈夫よ。ほら、ジュースでも飲んで落ち着いて、ね?」


安価下1~2
1自分がいない間変なことはされていないか
2父親や家族について
3スタンド能力について
4その他自由

※安価把握。今回はここまで。
 次回は月曜かな。お疲れ様でした

※そろそろ始めまーす



貴女「父親と……ボスと会えたらどうしたい?」

トリッシュ「そうね……ゆっくり、コーヒーでも飲みながら話したいわ。死んだ母のこと……これからの生き方のこと……」

トリッシュ「私にとって、顔も知らないけど……うまくやっていけたらいいなあって思うの」

トリッシュ「変……かしら? ごめんなさい、自分でもまだ気持ちの整理がついてなくて……」

貴女「ううん。全然変じゃないわよ。あなたくらいの年なら多少父親と気まずくなるわ。ただ少しその形が人と違うだけ」

トリッシュ「ふふ、ありがとう【貴女】。おかげで少しすっきりしたわ。ただ……」

貴女「ただ?」

トリッシュ「その……頭をなでるのは……ちょっと恥ずかしいわ//」

貴女「あ、ごめん。なんだか「妹」ができたみたいでさ」

トリッシュ(妹? 姉じゃなくて??)





貴女「そういえば、兄弟とかはいないのかしら?」

トリッシュ「母から聞いたことはないわね。ペリーコロさんから聞いた話では、父が子供を作ってること自体が大事件みたいだし……」

貴女「大きな組織のボス、だからかな。逆に子供とか作るイメージもあるけど」

トリッシュ「【貴女】は? 両親とか家族の思い出って覚えてないの?」

貴女「うーん……全然。あんまり愛情とか感じてこなかったのかなぁ?」

トリッシュ「思い出せたら会いに行くべきよ。いなくなってからじゃ、遅いから……」

貴女「……うん。ぜひそうするわ。ありがとう」


トリッシュとの友好度が2上がった。


フーゴ「もうしばらくかかりそうですね……【貴女】。見張りは交代しますから寝てくださっていいですよ。ついたら起こしますから」

貴女「本当? じゃあ頼んじゃおうっかなー。さっきの戦闘で疲れてはいるし」

トリッシュ「ちゃんと、みんなが変な事しないか見張っとくから!」

ミスタ「おいおい、いくら女だからって【貴女】に手を出すようなやつはいねぇよ、アハハ!!」

貴女「ミスタ、後で覚えときなよ。じゃあ、お休み……」

夢安価 直下コンマ
1~3……悪夢
4~6……使命
7~9……過去
0……安価

8 過去2

ガヤガヤ……ガヤガヤガヤ……

大学とはえてして騒々しいところだ。

講義を終え、昼食をとりに大通りを通る**はそう感じていた。

バカのような顔をした学生たちが馬鹿みたいに喚き散らし笑っている。

彼らは何のためにここへ通っているのだろうか。自分のなすべきことを理解しているのだろうか。

ただ毎日を自堕落に過ごす。そんなことのためにここへきているのか。

ばかばかしい。

**は自分の両親を憎んだ。世間の目を考え、大学は出たほうがいいと無理やりここへ来させられた。

こんなことをするくらいなら一族のために修行をしたほうがいい。そもそも、ここで習う古代史なんて幼い時から聞いていた内容ばかりだ。

「へーい、ねぇちゃーん! 名にムスっとしてんのサー。俺らと遊ばないー??」

ほら、まただ。ゴミにたかる蠅のようにうるさい男どもがやってくる。

「おいおい~~なに無視してくれちゃってんの……ウヒィッ!?」ビリッ

「悪いが、お前たちと遊んでる暇はない」

簡単な波紋でビビるような奴は男だとは思えないな。そんなことを思い歩もうとした時だ。



「おねえさん。これ落としましたよ」

またか。と後ろを振り返ると、そこにはまだ中学生くらいの少年がいた。

その手には一族を出るときに持ってきていたマフラーが握られている。先ほどの男の時に落ちたのだろうか。

血のように赤い深紅のマフラー。大切なものだ。

「こんな暑いのにマフラーしているんだ。変なの」

少年はつまらなさそうにそう答える。その眼はまるでこの世のすべてを見限っているような――ひどくつまらなさそうなものだった。

**はこの少年に興味を覚えた。なぜここにいるのか。なぜここでそんな目をしているのか。

たぶん。自分と似ているからだったろう。

「ありがとう。これは私の大切なものでな。お礼がしたい、どこかでお昼をおごろう。 私は**。君は?」

「……僕の名前は――」




貴女「……君は……誰?」

ふと起きる。いったい何の夢だったのだろうか……

貴女「大学……そうだ! トリッシュ! ブチャラティ!?」

【貴女】は亀の中に一人だけいる。いつのまにみんな出て行ったのだろうか。

貴女「? いや……あれは……ブチャラティの手? なんで床に……」


ゴゴゴゴゴゴゴ……


??の奇襲
直下コンマ8以上で避ける。
【戦闘狂】+1




※残念。まぁ、これは正直負けイベントだったので……


棚の影、ブチャラティが倒れているところに近づく。そこには……

貴女「――ッ!?  そ、そんな! まさか敵が……」

体が賽の目上にバラバラになっているブチャラティとトリッシュの姿があった。

貴女(早く! みんなに知らせないと――外にはジョルノがいるのが見える!)

貴女「ジョル――」バシュッ

突然「棚から手が伸びてきて」【貴女】の喉をえぐる。ボゴッと肉が立方体に取り除かれてしまい、声を発することができない!!

貴女「!? コヒューーコヒューー!!」

貴女(しまったッ!! 呼吸が……ッ! こいつの能力か!)

貴女(波紋が……練れ…ない……意識が……)

??「確か……【貴女】か。能力は……「不思議な呼吸」……まあ、相性が悪かった、な」

そして、【貴女】の意識は消えていった……



貴女「……ここは」

次第に意識を取り戻す。あたりを見渡すとブチャラティやトリッシュが同じように立ち上がっていた。

トリッシュ「い、今のはいったい……何が起こったの!?」

ブチャラティ「敵スタンドは? 【貴女】がやったのか?」

貴女「いえ、私も喉をやられて……」

ジョルノ「よかった……無事でしたか」スッ

上からジョルノが下りてくる。その体には全くと言っていいほど外傷がない。

貴女「ジョルノが助けてくれたの?」

ジョルノ「ええ。かなりの強敵でした。相性によっては手も足も出ないかもしれません」

ブチャラティ「怪我はないのか? 体を細かくするスタンドだっただろう」

ジョルノ「そのことなんですが……「ゴールド・エクスペリエンス」の能力の応用でこんなことができるようになったんです」

そういうとジョルノはコップを叩く。するとコップがまるで人の手のようになったかと思えば、脈を打ち始めたではないか!

ジョルノ「無機物から生物の部品を作る。これで失った部分もちゃんと元に戻るはずです」

貴女「す、すごい!」

ブチャラティ「これは……どんなケガも直せるな」

ジョルノ「ただ、はめ込む際の痛みは消えませんし、はめ込んだ後の結合も本人の治癒能力次第です。そこは【貴女】の波紋やジッパーで補えればいいかと」

貴女「やったわね! ジョルノ! ……ところでみんなは?」






ナランチャ「ここにいるぜー」

上を向くとほかの四人がのぞき込んでいた。

フーゴ「逃走用の車を盗んだり、証拠隠滅をしていたのですが……」

ミスタ「突然爆発したかと思えば、ジョルノが敵スタンドを倒したっていうじゃねぇか!」

アバッキオ「それで、今はその車を使ってヴェネツィアに向かっているとこだ。あと2~3時間で着くはずだぜ」

ジョルノ「一応本体のほうにも攻撃はしておきました。たぶんもう再起不能ではないかと……」

ブチャラティ「そうか……助かった。これから夜通し運転になるな……交代交代で仮眠を取ろう」



※今日はここまで。全島をすべては行えないため、一部絶望的に相性の悪い敵は飛ばさせていただいています。
 ここでジョルノが戦わないと「部品を作る能力」が使えないまま進みますからね……どんなハードモードだよ。

 次回は短めのコミュを行います。その後の展開は安価で。

 では、お疲れ様でした。明日の夜更新予定です。

ごめん!今日はお休み
続きは明日に!

※ちょっと短めです。

~~車の中~~

貴女「ふう、ひと眠り付けた……」

貴女(まだかかりそうね……眠気覚ましに誰かと話そうかしら)


コミュ(1/2)
誰と話すか。複数可
安価下1~3の中でコンマ1桁が最も多い安価
1ブチャラティ
2ジョルノ
3ミスタ
4フーゴ
5ナランチャ
6アバッキオ
7トリッシュ



ジョルノ「【貴女】。敵は追ってきていませんか?」

貴女「ええ、大丈夫なようね」

ジョルノ「そうですか……うまく仕留められたみたいだ」

安価下1~2

1さっきはありがとう
2父親はどんな人だった?
3裏切り者について
4自由

2※確かDIOのことは知らなかったんじゃないかなぁ……

貴女「そういえば、さっきトリッシュと父親の話になったんだけどさ。ジョルノのお父さんはどんな人?」

ジョルノ「父親ですか……会ったことはないですね。もう死んでいるはずですし」

貴女「え! ご、ごめん」

ジョルノ「いえ、死んで当然のことをしたやつだと聞いているんで、別に。そうだ、写真ありますよ」スッ

貴女「そ、そうなんだ……うわぁ、すっごくきれいな人だ。こりゃジョルノもイケメンになるわ」

ジョルノ「さぁ。ま、スタンドの才能とかくれたことには感謝しますけどね。【貴女】は?」

貴女「私はいたはずだけど……ほかの記憶と同様に忘れちゃったわ。まあ、そのうち思い出すと思うけど」

ジョルノ「気楽なもんですね。まったく」






貴女「さっきはありがとね。助けてくれて」

ジョルノ「全くです。【貴女】とブチャラティがついていたというのに。波紋で傷は治せても疲れは取れないんでしょ?」

貴女「ははは……ま、まぁね」

ジョルノ「これからもっと大変になると思いますよ。裏切者が全部死んでもね」

貴女「ん? なんで」

ジョルノ「……いえ、ただの「カン」ですよ」

ジョルノの友好度が2上がった。


ジョルノ「さてと……そろそろ交代します。【貴女】運転お願いしますね」

貴方「了解。亀の中で休んでな」



コミュ(2/2)
誰と話すか。複数可
安価下1~3の中でコンマ1桁が最も多い安価
1ブチャラティ
2ミスタ
3フーゴ
4ナランチャ
5アバッキオ
6トリッシュ


3フーゴ

フーゴ「お疲れ様です【貴女】」

貴女「次はフーゴ? 寝なくて大丈夫?」

フーゴ「はい。列車でゆっくりさせてもらいましたから」


安価下1~2

1夢で見た大学について
2最近負け続いていること
3父親について
4自由

※安価把握。本日はここまで。
 次回はちょっと未定です。遅くて月曜になるかと
 では、お疲れ様でした


2

貴女「最近負けが続いてるんだけど……どうすればいいのかなぁ」

フーゴ「……何か悩んでいると思ったら……そんなことですか」

貴女「そんなことってひどいんじゃあないの!」

フーゴ「はぁ……僕らは組織の一員です。もちろん個人が勝つことは大切ですが、それよりも、「命に代えて命令を遂行する」。それが重要なんですよ」

貴女「そうだけどさ……」

フーゴ「【貴女】は一人じゃないんです。仲間が、チームがいる。すべて一人でやらなくてもいいんですよ」

貴女「それは答えになってないんじゃないの~??」




貴女「そんなに、組織組織って……ブチャラティ達と組織を天秤にかけたらどうなるのよ」

フーゴ「それは組織ですよ何を言ってるんですか」

フーゴ「イタリア内で1,2を争う勢力を持つギャング……そんなものを敵にしてまで行いたいことがありますか?」

貴女「……わからないけど……そうなるかもしれないじゃん!」

フーゴ「あり得ませんよ……そんなこと」

フーゴ「もしあったとしても……僕にはわかりませんね。誰かにそこまで感情移入したことはないので」

貴女「…………」


※フーゴの友好度が2上がった。




貴女「……特に誰かに尾行されることもなく……ずっと走れてるわね」

フーゴ「ヴェネツィアまであと一時間もないですね。このままなら夜明け前までには着きますか」

ブチャラティ「二人とも! 車をわきに止め亀の中に入ってくれ! ボスからの指令だ!!」

貴女「!!」

フーゴ「本当ですか!!」



中に入ると、全員がそろっている。

ブチャラティ「突然だがアバッキオ、ダイニングチェアーの前で10時間前の様子を見てくれ。ボスからのメールだ」

アバッキオ「俺? いいけどよぉ……『ムーディー・ブルース』!」

ナランチャ「お!」

フーゴ「おお!?」

アバッキオのスタンドはカメの中の部屋の時間をさかのぼっていく。10分、1時間、そして、10時近くになったとき、一人の小柄な男性になった。

ジョルノ「この人は……」

ナランチャ「誰だっけ? こいつ」

ブチャラティ「幹部のペリーコロさんだ。トリッシュを連れてきた時の」

フーゴ「しっ。何か話しますよ……」



ペリーコロ『……わしがこの方法で君たちに伝えるのは……万が一誰かに聞かれたりしないためだ』

ペリーコロ『ヴェネツィアに到着したとき、もっとも重要で大切な、ボスへのトリッシュの引き渡し方を述べるからだ』

ペリーコロ『トリッシュがヴェネツィアに無事ついたなら、この彫刻のところへ行き像の中の『OA-DISC』を手に入れよ!』

そういうと、ペリーコロは一枚の写真を取り出す。数秒してから、その写真を燃やし始めた。

ペリーコロ『DISCの中に受け渡し場所のデータが入っている』

貴女「証拠は一切残さないってことかしら」

ブチャラティ「アバッキオ、一時停止だ! ここはヴェネツィアの入り口。国鉄サンタ・ルチア駅前だ」

ペリーコロ『以上だ。必ずDISCを手に入れろ。わしのことはもう敵にばれてしまっているらしい。それではわしの任務はこれで終わりじゃ』

ペリーコロ『君たちの無事を心から願っているよ。そして、ボスのおかげでわしは十分に充実した人生を楽しませてもらった』

ペリーコロ『何一つ……証拠は残さない……後片付けは何も知らない部下に任せてある……』

ブチャラティ「なにっ!」



ガアァ~ンッ!!


ブチャラティ「な、なんだとぉぉーーッ!!」

ペリーコロは自分の眉間に銃を打ち付けると引き金を引く。

おびただしい血を流しながらも、安らかな顔でペリーコロは死んでいった。

ブチャラティ「ペリーコロさん……」


ブチャラティ「……ペリーコロさんの遺志を継いで! 俺たちは必ずトリッシュをボスのところまで案内するッ!!」

ブチャラティ「最も重要で何よりも優先しなくてはいけないことはその点だ! 全員肝に銘じておけ!」

全員「ハイ!」


ブチャラティ「ヴェネツィアに行く前に一つ提案がある。チームを二つに分けよう」

フーゴ「DISCを取りに行く組と、トリッシュを護衛する組ですね」

ブチャラティ「ああ。全員で動くには危なすぎる。トリッシュを護衛するのは、俺とナランチャそしてアバッキオが少なくても必要だ」

アバッキオ「ナランチャの探知能力は必要だな。俺はもう少し、この亀の中で記録を調査しようと思う」

貴女「どうして?」

ブチャラティ「もしかしたら、裏切り者がここに来たかも知らないからな。10時から今まで再生するつもりだ」

フーゴ「そうなると……僕も行ったほうがいいですね。車以外の足を運転しなくてはいけませんから」

ミスタ「つーことは、回収組は俺と……ジョルノ回復頼む。」

ジョルノ「わかりました。【貴女】はどうしますか?」

貴女「私は……」

安価 先に3票入ったほう

1ブチャラティたちと一緒に護衛
2ジョルノたちと一緒に回収



1

貴女「私はトリッシュの護衛に回るわ。回復要員はばらけたほうがいいかもしれないし」

ミスタ「そうだな。そんなに人数も必要とは思わねぇ。じゃあ、夜明け近くに駅前で合流しよう」

ブチャラティ「ああ、くれぐれも気をつけろよ。相手も一筋縄じゃいかない奴だろう」

ミスタ「心配ねぇって! じゃあな!」

そういうとミスタとジョルノは車に乗り込みハイウェイをとばしていった。

ブチャラティ「よし、我々も急ごう。沖からボートを借りていくんだ。着くのは早くとも明け方になる」

今までのリザルト

2代目 貴女

スタンド名:ノーべンバ―・レイン

白い指輪型のスタンド。

能力:音や衝撃を伝達する。
   任意の物体に「波」を伝達させる。「波」は形を変えて届くので、空気さえあればどこからでも攻撃可能。
   ただし、元となる「波」が必要である。波紋も可。
   光を集めて光源とすることが可能。ただし、範囲は人一人分くらいである。

破壊力  D(3)
スピード D(4)
射程距離 A(9)
持続力  C(6)
精密動作性 A(9)
成長性  E(1) 
経験値 477/500

一人称:私
口癖:めんど……
性格:人見知りのめんどくさがり屋。しかし、やるときはやる女。
   記憶を失っており、スタンド能力や生活知識以外はほとんど自分のことを知らない。
   しかし、戦闘に関しては異様なほどの積極性を見せる。

特殊設定
【記憶喪失】・【戦闘狂】

体力 :81(十二分ある)
知力 :85(博識)
精神力:63(そこそこ)
波紋適正:86

特技:ハッタリ

背の高さ:1(130~140cm)
胸の大きさ:5(女性としては普通。背丈に対しては発達のいい方)
年齢:23(自称)
料理技能:3 (食べられなくはない)


現在はフーゴの家に居候している状況である。
【真紅のマフラー】を持っている。

ただ今の目的・記憶を取り戻す?


・護衛チーム
フーゴ・20【庇護】「厄介な奴を招いてしまった……」
ブチャラティ・24【信頼】「お前がここに来たのには何か『意味』があるのかもしれないな……よろしく頼むぞ【貴女】」
ナランチャ・18【連帯感】「さすがだぜ!【貴女】!」
ミスタ・9【信頼】「波紋って便利だなあ! 後ろからの援護は任してくれよ!」
アバッキオ・13【信頼?】「今は俺らの仲間だってことくらいは認めてやってもいいかもしれないな」
トリッシュ・16【友好】「また会うなんて………」
ジョルノ・15【興味】「戦闘バカ……」

・暗殺チーム
プロシュート・0
ペッシ・0

・その他
ペリーコロ・11【期待】「芯を持っているお方だ……」
康一・10【感謝】「これでやっと観光ができる! ありがとうございます」
ズッケェロ・0【敵対】「なんでこんなガキごときに……」


~~船着き場~~

貴女「ってことで、明日までこのボートを借りるわ。この金は置いておくわね」

フーゴ「いいですか? 僕らがここにきて借りていったことは誰にも話してはいけませんよ。話したら最後、命を落とすことになるんですから」

船守「……!!」コクコク

貴女「物分かりがいい人は長生きするわ。じゃあね、チャオ!」


二人が外へ出ると、すでにブチャラティたちは乗り込んでいた。

ブチャラティ「ナランチャと【貴女】の二人は周りの様子を常に観察していてくれ。亀の中に俺がいる。交代交代で船を動かそう」

フーゴ「順調にいけばミスタたちのほうが先につきます。詰め込むものは以上ですね。動かしますよ」

夜風がボートを揺らす。もう少しで、トリッシュは父親と会うことになるだろう。


貴女「といっても、暇ね……さすがに」


コミュ(1/3)
誰と話すか。複数可
安価下1~3の中でコンマ1桁が最も多い安価
1ブチャラティ
2フーゴ
3ナランチャ
4アバッキオ
5トリッシュ

トリッシュ

貴女「よっと! トリッシュ。大丈夫?」

トリッシュ「【貴女】こそ。外はいいの?」

貴女「今はナランチャが見ていてくれてるからね」

安価下1~2

1父親について
2スタンドについて
3これからについて
4自由




貴女「そういえば、あれからスタンドのほうはどう? 気持ち悪くなったりとかしてない??」

トリッシュ「う、うん……とりあえず。ただ、知らないところに手形がついてたり、取ろうと思っていたものが近くに来たりはするけど……」

貴女「がっつりと姿が見えるわけじゃないのね……」

貴女「でも、大丈夫よ。スタンドはあなたの分身。あなたが危険を感じれば必ず身を守ってくれるわ」

貴女「それに、周りのみんなもスタンド使いだもの。変に気にする必要はないわよ」

トリッシュ「そうね……ありがとう。おかげで落ち着いて考えられるわ。もうひとりの私について」ニッコリ




貴女「でも、ボス……トリッシュのお父さんに会ったらどうなるんだろうね」

トリッシュ「私も不安よ……あったこともない父親を好きになれるか……」

貴女「……わからない。でもきっとボスはあなたのことを心配しているわ。そうじゃなきゃ、ここまでして会おうとなんかしないもの」

貴女「違う名前になるかもしれない、国籍を変え、整形をして、見知らぬ国で過ごすかもしれない……ボスには多分そんな力がある」

貴女「でも、忘れないで。私はあなたのことが好きよ、トリッシュ。命令だからじゃなくて、友達として。ね?」

貴女「あなたが幸せになってくれれば。それほどうれしいことはないもの」

トリッシュ「……ええ、ありがとう。【貴女】がいてくれて本当によかったわ」

トリッシュ「何せ見知らぬギャングの男たちに囲まれて1日中過ごすのなんてできなかったもの」

貴女「ふふ、そうだろうね」

トリッシュ「離れ離れでも、私たちは友達。それならたぶん……これからも過ごせて行けると思うわ!」


トリッシュとの友好度が2上がった。


貴女「でも、パッショーネのボス……いったいどんな人なんだろう……」

コミュ(2/3)
誰と話すか。複数可
安価下1~3の中でコンマ1桁が最も多い安価
1ブチャラティ
2フーゴ
3ナランチャ
4アバッキオ
5トリッシュ

3

【貴女】が看板へ上がるとナランチャがスタンド五指にあたりを見ていた。

ナランチャ「お、【貴女】じゃねーか。交代か??」

貴女「その前に少し話さない? 今のところ、おかしな様子はないし」

安価下1~2

1父親について
2学校について
3トリッシュについて
4自由

※ほいほい。安価把握。今日はここまで
次回は土曜の夜に再開しまーす。


再開ー



貴女「そういえばさ、ナランチャって学校は行ってないの?」

ナランチャ「な、なんでそんなこと聞くんだよ!」

貴女「え? いや、ここ最近夢で学校に行っている夢を見るからさ。ほかの人はどうなのかなあって思って」

ナランチャ「……途中でやめちまった。でもそんな奴そこら中にいるぜ。この世界」

貴女「……そうだろうね。ほかのみんなは?」

ナランチャ「ジョルノは中学生だろ? ミスタは高校ほとんど行ってないみたいだし、フーゴは大学中退したって言ってたな」

ナランチャ「ブチャラティもほとんど学校に行ってないはずだぜ。小さいころから組織にいたからな。アバッキオは……大学出てるはずだけど……」

貴女「ふーん。そうだよね、みんな若いし……」

ナランチャ「お前だって小学校いかなくていいのか?」

貴女「小学生じゃないってば!!」



貴女「ねぇナランチャ。トリッシュと仲良くしてる??」

ナランチャ「仲良くぅ~~? なんでまた」

貴女「そりゃあ、ボスの娘と下っ端とはいえ少しぐらい話さないとだめよ」

貴女「異性だとか抜きにして、そうやって「友人」を作るのは彼女のストレスを減らす意味でも重要よ?」

ナランチャ「そうだなあ……そういえば、列車の中で襲われたときさ。俺の老化が早かったから、トリッシュが自分の氷を俺に使ってくれたって聞いたんだ」

ナランチャ「それについてありがとうって言ったら照れながら「私を守ってくれてるんだから当然よ」ってさ」

ナランチャ「それに、最初のあったときに関節技決めたことも誤ってたな」

ナランチャ「最初はとっつきにくい奴だと思ってたけど、そうでもないのかもな!」

貴女「なんだかんだ、話してるのね。安心したわ」

貴女「彼女もこんな環境でピリピリしてるだろうからね」

ナランチャ「それに……なんだかトリッシュと俺って似てるとこあると思うし……」

貴女「……そうかしら? それはないんじゃないの~」

ナランチャ「あるって!……よくいえねぇけどよぉ」


ナランチャの友好度が2上がった。





ナランチャ「うーん。せっかくだし、中にいる間トリッシュと話してみるかなぁ」

貴女「いいんじゃない? 女の子の好みを知るのも大切よ?」

ナランチャ「【貴女】だったら。コマンドーとかすきそうだな」ニヤニヤ

貴女「うっさい。いーーっだ」




コミュ(3/3)
誰と話すか。複数可
安価下1~3の中でコンマ1桁が最も多い安価
1ブチャラティ
2フーゴ
3ナランチャ
4アバッキオ
5トリッシュ

12

ブチャラティ「【貴女】、状況は?」

貴女「異常なし。それにしてもこの船の運転は誰がしているの?」

フーゴ「基本的にはアバッキオがスタンドを使ってです。まあ、僕やブチャラティ、アバッキオも動かし方はわかってるんで問題はありませんが」


安価下1~2
1トリッシュについて
2学校について
3麻薬について
4自由



貴女「うーん……唐突な話なんだけど、上司が……例えばボスが嫌な奴だったりした場合どうする?」

フーゴ「変なことを聞きますね……ギャングのボスが清廉潔白な人物なはずないでしょうに」

貴女「そうじゃなくて……こう、自分が絶対に許せないことだとか。そういうことを簡単にするような奴だったらとか」

ブチャラティ「……それは、『裏切り者』たちのことか?」

貴女「! ……うん、まあそう……だね」



ブチャラティ「……だとしたら、俺の答えは「裏切る」だ」

貴女「!!」

フーゴ「!? 何を言っているんですか、ブチャラティ!!」

ブチャラティ「あくまでも例え話だと【貴女】も言っていたじゃないか。そうだろう?」

貴女「う、うん……」

ブチャラティ「いいか。この世界には、そんな汚い奴なんてごまんといる」

ブチャラティ「そいつらの下についたとき、人は二つの行動をとるんだ」

ブチャラティ「『死んだ奴隷のように従う』か『自らの正義を貫き裏切る』か……だ」

ブチャラティ「そして裏切られ死んでいったやつを俺は何十人とみてきたからな」

フーゴ「だから自分も……ですか?」

ブチャラティ「……ふっ」

ブチャラティは自嘲気味に頬をあげる。

ブチャラティ「何言ってんだ。冗談に決まってんだろ」

フーゴ「そうですか……」

しかし、そういうブチャラティの目は決して笑ってはいなかった。



貴女「そうだ。二人はトリッシュのことどう思う?」

フーゴ「トリッシュですか? 特には……よくある典型的でヒステリックな女性だなとくらいにしか」

貴女「うそつけー。ミスタと一緒に鼻の下伸ばしてたくせに」

フーゴ「あ、あれはミスタが!!」

貴女「ブチャラティは?」

ブチャラティ「……ボスの娘で護衛対象だ」

貴女「それだけ?」

ブチャラティ「……彼女は恐れている。今まで続いてきた「未知」についてだ」

ブチャラティ「自分のこと、父親のこと、スタンドのこと」

ブチャラティ「俺たち護衛チームのこと、自分を狙う裏切り者のこと」

ブチャラティ「だからこそ、意地を張り、なめられないように高慢にあろうとする」

フーゴ「よく……わかりますね。そんなに会話したこともないでしょう?」

ブチャラティ「わかるさ、これくらい。見ていればな」

ブチャラティ「確かに、俺らにとってはただの「護衛対象」だ。今回が終われば、もう会うこともない」

ブチャラティ「だが、その護衛期間に何かあってはいけないんだ。そのためには「対象」をしっかりと観なきゃいけない」

貴女「人を見る目は確かそうね」

ブチャラティ「少なくとも、チームの奴らは俺が探したのがほとんどだからな」

フーゴ「…………」


ブチャラティ・フーゴの友好度が1上がった。


※今日はここまで。次回は明日の夜です!

ギアッチョのイベ途中?
フーゴがいるのはなんで?

ごめんー。やっぱり今日は無しでー
>>237

同時刻にジョルノとミスタはギアッチョと戦っています。
>>198で分岐があり、2が選ばれていた場合2人と一緒に戦っていました

※今日の十時から再開予定ですよー

※ 遅くなりましたが、再開

~~夜明け・ヴェネツィア~~

ナランチャ「ブチャラティ! 駅前に近づいてますが反応が「二人」あります」

貴女「他は静かね……早朝なので動くものは誰もいないようよ」

ブチャラティ「用心して近づけ。だが、それはたぶんミスタとジョルノだろう……」

ブチャラティ「何事もないのでのんきこいて俺たちを待ってるに違いない」

ナランチャ「お! いた! おいミスタ、ジョ……」

ミスタ「ああ! ジョルノ! もっとやさしく! そこはダメッ! ダメッ! ダメッ!!」

ナランチャ「!!!!!!!!!!!」

貴女「………………え?」

ミスタ「ああ! 優しくして優しく!! 服を脱がせないでッ! 感じる! うあああああ。ダメもうダメ~~ッ!」

ブチャラティ「どうだナランチャ、【貴女】。二人はいたか?」

ナランチャ「あ、ああ、いや……」

ナランチャ「お、俺は何も見ていない!! 目に急にゴミが入った!! 見えないぞッ! 二人が何しているかなんて全然!!」

貴女「……人類の夜明けだわ、こりゃ」マジマジ


ミスタ「だから違うっつーの!! なんで俺とジョルノがそんな関係なんだよ!!」

貴女「いやいや、ミスタの反応見てたらそう思ってもおかしくないっての。ね? ナランチャ」

ナランチャ「お、俺は見てないぞ!! 何にも! これっぽっちもな!!」

アバッキオ「おめぇら静かにしろ。ブチャラティが中で確認できねぇだろうが」

ミスタ「ジョルノてめぇもなんか言ってくれよ!!」

ジョルノ「やれやれ、無駄ですよ。何言っても」

フーゴ「ブチャラティ。見えてきました。残り200メートル余りです」


現在【貴女】たち8人はボートに乗りある島へと向かっていった。

「サン・ジョルジョ・マジョーレ島」 それがボスからの最終指令の舞台であった。

そこにあるたった一つの大鐘楼の上へ、護衛一人のみがトリッシュを連れてくる。それが指令の内容だ。
ほかのものは全員船の上で待つように。そういわれている。




ナランチャ「あの塔の上に「ボス」がいるのかー」

フーゴ「ものすごく用心深い……まぁ、そうでなきゃボスなんてつとまんないだろうけど」

アバッキオ「しかし、ま。俺たちの任務もこれで終わりだな。全員無事で」

ミスタ「かろーじてな。もーへとへと。これからヴェネツィアで何日か遊んでかえろーぜ。ここ最近ちゃんとした飯食えてなかったしよぉ~」

ナランチャ「ここの料理うまいの? 俺スゲー腹減ってんだよ」

アバッキオ「ピザはだめだが、「イカスミのパスタ」や「チブリヤーニホテルのカルパッチョ」って生肉料理は絶品らしい」

貴女「肉! いいわねぇ……。お酒ももらいたいわ」

フーゴ「僕はヴェネツィアングラスでワインが飲みたいな」


ブチャラティ「おい、ナランチャ! レーダーを見張ってろ! てめーらも気を緩めてんじゃねぇ!!」


ブチャラティは声を荒げる。仕方がない。これから組織のボスのもとへと赴くのだ。緊張しないはずがなかった。

ジョルノ「……ブチャラティ。彼女の「護衛」なら僕が志願します。僕が、彼女を「塔の上」まで連れていきます」

アバッキオ「……? いきなり何言ってんだてめえ。幹部のブチャラティが連れていくに決まってんだろうがこのタコッ!」

ブチャラティ「当然だ……俺が行く。さあ、トリッシュ。命令どおり2人だけで上陸するんだ」

ジョルノ「…………」

ブチャラティ「そうだジョルノ! 最後の任務がうまくいくようにお前のそのお守りをくれないか?」

ブチャラティ「テントウムシは「太陽の虫」。お守りなんだろ。そのブローチ」

ジョルノ「……ああ、そうでした。ええ、その通りです」

そういうとジョルノは胸元のブローチをブチャラティに渡す。

貴女(……そんなこと言ってたっけ?)


トリッシュ「【貴女】!!」

貴女「!? どうしたの?」

突然トリッシュが走り寄り、【貴女】に抱き着いてくる。

トリッシュ「ありがとう……あなたのおかげで父に会う決心ができたわ」

貴女「そんな……大げさよ。私は何もしていないって」

トリッシュ「ううん。【貴女】がいてくれたから、私はここまでこれたの。大好きよ」チュッ

貴女「トリッシュ……私もよ。もう会うことはないかもしれないけど。元気でね」

トリッシュ「うん。それに……護衛してくれたみんなも。ありがとう」

それだけ言うとトリッシュは船から降り、ブチャラティのもとへと走っていった。



ミスタ「……聞いたかよ……今トリッシュが」

ナランチャ「ありがとうって……」

アバッキオ「ずいぶんとまぁ……丸くなったじゃあねぇか」

貴女「ふふ、みんなのおかげね」

フーゴ「さてと。では、ブチャラティが戻ってくるまでに、観光地でも考えておきましょうか」

ミスタ「よっしゃ、めっしだぁーー!!」

ジョルノ「…………」

コミュ(1/2)
誰と話すか。複数可
安価下1~3の中でコンマ1桁が最も多い安価
1ジョルノ
2フーゴ
3ナランチャ
4アバッキオ
5ミスタ

124

フーゴ「この店のワインとかどうですか?」

アバッキオ「ん? 赤ワインか……俺は白のほうが好きなんだよな……」

貴女「おーい、ジョルノもこっちきて選ぼうよー」

ジョルノ「……」



安価下1~2

1ジョルノのブローチについて
2この後の観光について
3トリッシュについて
4その他自由





貴女「そういえば、さっきブチャラティに何か渡していたのは?」

ジョルノ「……ああ、あれは単なる「お守り」ですよ……」

アバッキオ「お守りって……んなわけあるかよ。どーせ、また変なことでも考えてんじゃあないのか?」

フーゴ「まあ、さすがにそれを信じられはしないけど……」

ジョルノ「ま、いっても問題ないでしょう。あれは「探査機」です」

貴女「探査機?」

ジョルノ「僕の能力でブローチに「生命」を与えました。今どこら辺にいるかわかりますし、ブチャラティに何かあれば気が付きます」

フーゴ「それって、ボスのこと信用してないって言っているようなものじゃないか!」

ジョルノ「ええ、そうですよ」

フーゴ「そうですよって……お前なぁ!! そんなことがボスに知れたらどうするんだ!?」

アバッキオ「落ち着けフーゴ。ブチャラティもそのことを知ってるんだろう? だったら、何か考えがあるだろうよ」



アバッキオ「で、新入りよぉ。何が食べてぇんだ。一応考えといてやるからよぉ」

ジョルノ「僕ですか? ……そうですね、シンプルなマルガリータでも」

アバッキオ「ピッツァか……ここらへんだとあんまねぇな。それならネアポリスに行ったほうがうまい店は多いな」

ジョルノ「……ゆっくりと食べられればいいですが」

貴女「ん? なんか言った? 」

ジョルノ「……いえ、何も」

貴女「そう? あ、わたしこのケーキ食べたい!!」


ジョルノ・アバッキオ・フーゴの友好度が1上がった。


貴女「そろそろ、トリッシュは会えたかなぁ~?」


コミュ(2/2)
誰と話すか。複数可
安価下1~3の中でコンマ1桁が最も多い安価
1ジョルノ
2フーゴ
3ナランチャ
4アバッキオ
5ミスタ

※安価把握。本日はここまで。
次回は水曜の夜に行います

35

ミスタ「だからちげぇって!! いつまで疑うんだよぉ!」

ナランチャ「いや……わ、悪くねーと思うぜ! そーゆーのはよぉ~・な、【貴女】!」

貴女「ふふ、私に振らないでよ」


安価下1~2

1ミスタとジョルノの関係について
2この後の観光について
3トリッシュについて
4その他自由



貴女「もしもさ、ボスがジョルノやブチャラティだったらどうだったかなあ」

ミスタ「何言ってんだ【貴女】? んなわけないだろ」

貴女「だからもしもだってば。イフの話」

ナランチャ「んー、ジョルノは若すぎんじゃないのか? ブチャラティなら……うまくまとめてけそうだけどな!」

ミスタ「いやいや、案外ジョルノもうまくやんじゃねーの?? 俺、案外あいつのこと評価してんだよねぇ~」





貴女「……やっぱりジョルノとミスタって……」

ミスタ「だからちげぇっつの!! あいつの治療イメージより粗くていてぇんだよ!」

ナランチャ「「部品を一から作ってはめてる」んだっけ? そりゃいたそうだなぁ」

ミスタ「その点、【貴女】の波紋は痛くねぇしいいけどよぉ」

貴女「私の能力はあくまでも「その人の治癒能力」を上げるだけだからね。肺とか足とかなくなったらさすがに無理だから」

ミスタ「はぁ~、どこかになんでも治せるスタンド持ってる奴いねぇかなあ」

貴女「そんな優しいスタンド使いがギャングになるわけないでしょう?」

※ナランチャ・ミスタの友好度が1上がった。

フーゴ「ジョルノ、すまないがそこの水をとってくれないか? それと気を付けたほうがいい。島に上陸するなって命令だ」

いつの間にかジョルノは陸へ身を乗り出していた。手にはパソコンが開かれている。彼はしばらく考え、両足をボートの中へと戻す。

ミスタ「あ! おい、ナランチャ! てめぇいいもん持ってんじゃねぇか!」

ナランチャ「あ! か、返せよ! ミスタ!!」

ミスタの手にはチョコレートの箱がある。中には3つほど残っている。

ミスタ「みんな腹減ってるってーのに、一人でこっそりとつまもうとしてたな!」

フーゴ「セコイ野郎だな」

ナランチャ「返せよッ! それは俺のだッ!!」

貴女「あ、ずるーい。私もちょうだーい」







ナランチャ「アッ!」

ミスタ「ん?」

貴女「え?」

いつの間にかチョコレートの箱の中身が消えているではないか。

ナランチャ「さ、3個とも食いやがったなぁあ~ッ! 弁償しろッ! ミスタ! 【貴女】!!」

貴女「ちょ、ちょっとナランチャ?」

ミスタ「てめぇ口んとこ何つけてんだ?」

ナランチャは口いっぱいにチョコレートをほおばっている。いつの間に取ったのだろうか。

ナランチャ「あっ!」

ミスタ「何が「あ!」だ! ふざけやがって!」

フーゴ「あ、ジョルノ。水とってもらってお礼言ってなかったね。ありがとう」

ジョルノ「……ッ!?」

ガタッ

ジョルノ「何か……!! 奇妙だ! 何かわからないが……変な雰囲気だ!」




みんな「!?」

ジョルノは突然立ち上がると船から降り、上陸し始める。

アバッキオ「お、おいジョルノッ!! きさま! 何やってる!! 一歩たりとも島に上陸しちゃならないというボスの命令をどう思ってる――!」






!!?

ジョルノを止めようとしたアバッキオは全員の目の前で「いつの間にか上陸をしていた」

アバッキオ「な、お、おれは……!!」

ミスタ「ど、どうゆうことだよ……」

貴女「い、今アバッキオ……瞬間移動……した?」

ジョルノ「普通じゃあない……! なんなんだこれは!! この雰囲気は一体!?」

ジョルノは振り返ると塔へ向けて走り出す。

ジョルノ「何か! 異常なことが起きている……ッ!! まずい! ま、まさか……!」

アバッキオ「てめー、どこ行く気だ! ジョルノーーッ!!」




~~大鐘楼・一階~~

アバッキオ「クソッ……どこ行きやがったあの野郎……」

フーゴ「ボスにばれる前にここを出ないと……僕らの命が危ないですよ……!」

ミスタ「ピストルズ! 見てねぇか!? なんだってこんなことに……」

ナランチャ「ジョルノ、さっきから誰かと話してたけど……何考えてんだ、たっく」

貴女「さっきのアバッキオのこともある。新手のスタンド使いかもしんないわね……」

ドガッ

「!!」


貴女「今の物音は!?」

ミスタ「トビウオだ! ジョルノの野郎が飛ばしてきたんだ! あそこだ!」

アバッキオ「おい、きさま! ジョルノ! 勝手に上陸してこの始末どう付ける気だ!」

フーゴ「待って、ブチャラティもいるぞ!?」

ジョルノの傍らにはボロボロに怪我をしたブチャラティと意識を失ったトリッシュがいた!

ナランチャ「ど、どうしたんだよそのケガ!」

貴女「なんでトリッシュを連れて帰ってるのよ!!」

ミスタ「どういうことなんだブチャラティ!」

ブチャラティ「……まずは、ボートに戻る。説明はそれからだ……」

ブチャラティ「誰か、トリッシュを持ってやってくれ。【貴女】とジョルノは……俺のケガを直してくれ……」

貴女「え、ええ……」

~~ボート~~

アバッキオ「どういうことなんだ。説明してくれブチャラティ」

アバッキオ「何をやっているんだ、あんたは!!」

ブチャラティ「……分かった単刀直入に言おう。多くは説明できない。時間も危険も迫っているからだ……」

トリッシュをボートに寝かせ、【貴女】達に振り返えるブチャラティ。

ブチャラティ「トリッシュを連れ帰ったのはたった今! 俺が「ボス」を『裏切った』からだ!! 」

ブチャラティ「お前たちとはここで別れる! 一緒に行動すればお前たちも『裏切り者』になってしまうからだ!」


ミスタ「……な……なんだって?」

アバッキオ「…………」

ナランチャ「よ……よくわからないな。いま、何て言ったんだ?」

貴女「ウ、『裏切った』?」

フーゴ「『裏切った』…といったんだ……ボスを! な、なぜ……」

ブチャラティ「………」



ブチャラティ「これ以上は……聞かないほうがいいだろう……お前たちは……無関係なんだから……」

ジョルノ「僕は説明するべきだと思う。あなたについてくるものがいるかもしれない」

アバッキオ「ジョルノなんなんだ貴様はァァ~~~~!! さっきから命令に背いたり勝手に協会に入ったりよぉー」

グラッ

バンッ!

ブチャラティ「う、ぬう……」

ナランチャ「ブチャラティ!?」

ジョルノ「どうしたんです。大丈夫ですか?」

ブチャラティ「なんでもない……血を失ってめまいがしただけだ……」

貴女「…………」

貴女(さっきブチャラティに波紋を流した時……いや、気のせい……だよね……?)


フーゴ「ブチャラティ、説明が聞きたい! ここにいる全員の気持ちです」

ジョルノ「説明すべきです。みんなに……仲間は、必要です」

ブチャラティ「…………」


ブチャラティ「ボスは自らの手で自分の娘を始末するために俺たちに護衛させた」

ブチャラティ「トリッシュには血のつながるボスの『正体』がわかるからだ」

ブチャラティ「それを知って俺は……許すことができなかった」

ブチャラティ「そんなことを見て見ぬふりすることができなかった」

ブチャラティ「だから『裏切っ』た!!」


フーゴ「…………なんて事を!!」

ミスタ「正気か……ブチャラティ」

ナランチャ「……」

貴女「……そこまでして」

アバッキオ「『裏切り者』がその後どうなるか知らないわけではないだろうに……このヴェネツィアでは親衛隊で囲まれてるかも」




ブチャラティ「『助け』が必要だ……ともに来るものがいるなら、ボートに乗ってくれ」

ブチャラティ「ただし、俺はついてこいと『命令』はしない。来てくれと『願う』こともない」

ブチャラティ「俺が勝手にやったことだからな。だから俺に義理なんて感じなくていい……ただ」

ブチャラティ「ただひとつ言わせてくれるなら……」


ブチャラティ「俺は「正しい」と思ったからやったんだ。後悔はない……こんな世界とはいえ、自分の『信じられる道』を歩いていたい!」


「………………」




フーゴ「……言っていることはよくわかったし正しいよブチャラティ」

フーゴ「だけど、はっきり言わせてもらう。残念だけど……ボートに乗るやつはいないよ……」

フーゴ「あんたは現実を見ていない……」

アバッキオ「ああ……フーゴの言うとおりだ。あんたのやったことは自殺に等しいことだぜ」

アバッキオ「世界中どこに逃げようにもあんたに安息の場所はない……」

アバッキオ「そして俺が忠誠を誓ったのは「組織」に対してだ。 あんたじゃねぇ」

ブチャラティ「――ッ…………」

アバッキオ「しかしだ……」





ザッ

アバッキオ「俺も元々よぉ~。行く所や居場所なんてどこにもなかった男だ……この国の社会からはじき出されてよぉ――」

アバッキオ「俺の落ち着けるところは…………ブチャラティ」


アバッキオ「あんたと一緒の時だけだ」


ジョルノ「アバッキオ……」

アバッキオ「いい気になってんじゃあねーぞ! ジョルノ!」

フーゴ「ば、馬鹿なッ! アバッキオ!」


ミスタ「ボスを倒したならよぉ――」グイッ

ミスタ「実力から言って……次の幹部はオレかな。ホレ! カメを忘れてるぜ!」


フーゴ「ミスタッ!」

フーゴ「お前ら……ど、どうかしているぞッ! 完全に孤立するんだぞッ!!」

フーゴ「どこに逃げる気なんだ! い、いや、このヴェネツィアからは生きては出られない!!」

ジョルノ「後はフーゴ、ナランチャ、【貴女】……ですね」

ジョルノ「【貴女】はどうするんです?」

貴女「わ、私は…………」



重要分岐安価
下5まで多いほう

1ついていく
2別れる


※安価把握。2で決まりました。続きは次回で。

 再開は金曜の夜を予定しています。お疲れ様でしたー




貴女「ごめん……」

【貴女】はうつむいて呟く。

貴女「ブチャラティの言いたいことはわかるよ。トリッシュの事だって……」

貴女「あなたたちには感謝してる。それはもう本当に……でも、一緒には行けないの」

ジョルノ「……そうですか」

ブチャラティ「記憶、見つかるといいな」

貴女「うん……トリッシュが目覚めたら伝えてくれる?」

貴女「『あなたの幸せを心の底から願っている』って……」

フーゴ「ッ……ほら、【貴女】だってそういっているじゃないですか」

ブチャラティ「…………」


ジョルノ「ナランチャ……君は……」

ナランチャ「お、俺は……」

ナランチャ「怖い……怖いよ。ものすごく怖い。ブチャラティが命令してくれればって、何度も本気でそう思う」

フーゴ「それなら! 僕らは二日前にあったばかりの彼女について、何も知らないんですよ!」

ナランチャ「でも……でも! トリッシュは……」

ナランチャ「ドルチェ&ガッバーナが好きで、ペリエや酸っぱいサラダが好きで、昆虫が苦手で……」

ナランチャ「そんな普通の……普通の女の子なんだ」

フーゴ「!? ……なんで……そんなこと……」






ナランチャ「【貴女】、言ってただろ? もっとトリッシュと話せって。彼女のこと知れって」

ナランチャ「おかげでさ、もう「赤の他人」なんかじゃないんだよ。トリッシュは」

ナランチャ「トリッシュは信じていた人に裏切られた……同じだ」

ナランチャ「トリッシュの腕の傷はッ! 俺の傷なんだッ!」

ナランチャ「そんな仲間のことを……見捨てられるわけないだろ?」

フーゴ「ナランチャ……」

ブチャラティ「いいのか?」

ナランチャ「ブチャラティ……これは俺の意志だ。「ついてくるな」って命令されても、従わねぇぜ」スト

そういうとナランチャはボートに腰を掛けた。



ジョルノ「これで……全員ですね」

ブチャラティ「行くぞッ! ボートが離れたならお前たちは「裏切者」となるッ!」

フーゴ「なぜだ……正気じゃあないぜッ! どういうものの考え方をしてんだ! 」

貴女「…………」

ドドドドドドドドドドド…………

次第にボートは沖から離れていく。ブチャラティたちはこちらを振り返ることなく去っていった……


フーゴ「ああ~~!! ボスが娘をどうしようなんてボスの考えがあった事なんだ……だが、俺たちは無関係だッ! そうだろう?」

貴女「…………」

フーゴ「理解できない……理解できない…………


貴女「…………」




2代目 貴女

スタンド名:ノーべンバ―・レイン

白い指輪型のスタンド。

能力:音や衝撃を伝達する。
   任意の物体に「波」を伝達させる。「波」は形を変えて届くので、空気さえあればどこからでも攻撃可能。
   ただし、元となる「波」が必要である。波紋も可。
   光を集めて光源とすることが可能。ただし、範囲は人一人分くらいである。

破壊力  D(3)
スピード D(4)
射程距離 A(9)
持続力  C(6)
精密動作性 A(9)
成長性  E(1) 
経験値 477/500

一人称:私
口癖:めんど……
性格:人見知りのめんどくさがり屋。しかし、やるときはやる女。
   記憶を失っており、スタンド能力や生活知識以外はほとんど自分のことを知らない。
   しかし、戦闘に関しては異様なほどの積極性を見せる。

特殊設定
【記憶喪失】・【戦闘狂】

体力 :81(十二分ある)
知力 :85(博識)
精神力:63(そこそこ)
波紋適正:86

特技:ハッタリ

背の高さ:1(130~140cm)
胸の大きさ:5(女性としては普通。背丈に対しては発達のいい方)
年齢:23(自称)
料理技能:3 (食べられなくはない)


現在はフーゴの家に居候している状況である。
【真紅のマフラー】を持っている。

ただ今の目的・記憶を取り戻す?


・同行者
フーゴ・21【悔悟】「本当に……よかったのだろうか」

・護衛チーム
ブチャラティ・25【同情】「…………」
ナランチャ・21【懐旧】「ありがとな。記憶早く戻るといいな」
ミスタ・10【無関心】「敵になったらいやだぜ」
アバッキオ・13【無関心】「フーゴといるのか?」
トリッシュ・18【友好】「ありがとう……記憶……戻るといいわね」
ジョルノ・15【無関心】「また、会った時は敵かもしれませんね」

・暗殺チーム
プロシュート・0(死亡)
ペッシ・0(死亡)

・その他
ペリーコロ・11 (死亡)
康一・10【感謝】「これでやっと観光ができる! ありがとうございます」
ズッケェロ・0【敵対】「なんでこんなガキごときに……」


フーゴ「これから……どうします?」

貴女「予定はあるの?」

フーゴ「いえ……たぶんこの町から出ることは不可能かと……」

貴女「……そう」

安価下2

1自分の記憶を取り戻したい
2決着がつくまで隠れたい
3その他自由

安価は私たちにできることをしよう で
てか貴女が残った理由が分からないからどうしたらいいかわからないんだが


>>310
 1的には、理由として「ついていく必要がなくなったから」かと。
 今まで身元不明の自分を守るために組織のメンバーに助けてもらっていたのがより危険な状況になってしまった。
 恩はあるけれど、自分はメンバーとはいえ二日前になったばかり。ほかの人と比べて関係は薄いのだから無理して危ない橋を渡る必要はない。的な?



貴女「……戦ってもパッショーネと関係のないチンピラに喧嘩を売りまくる……とか?」

フーゴ「……それなら、僕らは別子yどうしたほうがいいですね。さよなら」

貴女「ちょ、ちょっと待ってよ! フーゴはどうするつもり?」

フーゴ「……この町で隠れながら何とかやっていくつもりですが」

貴女「…………」


安価下2
フーゴと
1別れる
2別れない



貴女「い、いやいや!! 流石に別れるのは……私が行動できなくなっちゃうし……」

フーゴ「……はあ、とりあえず。どこかで食事をとりましょう。気を付けてくださいよ。いつ敵がいるかわからないんですから」

貴女「う、うん……」


~~ヴェネツィア・某所~~

??「ボスからの指令だ……**を始末せよとのことだ」

??「……裏切りか……馬鹿な真似をしたものだ。『暗殺チーム』も『ブチャラティ達』も。奴らのほうはどうするんだ?」

??「そっちは『親衛隊』が始末に向かっているそうだ。問題はない」

??「うひゃひゃひゃひゃひゃッ!! マジでッ!? いーのぉ??」

??「ああ……「俺たちとアレ」のことを知っているかもしれない……そんなやつを生かしては置けないだろう」

??「ほう……場合によっては一緒にいるものの始末も許可する、か。パンナコッタ・フーゴ……裏切り者か」

??「フーゴ? ……そうか、あいつが」

??「どーでもいいぜぇ! さっさと俺が倒しに行ってやるよぉ~~~。俺の『ドリー・ダガー』で!」

??「あはははははははーーー。あたしたちぃーすごいもんねぇーー」

??「ああ、俺たちは負けない。絶対にだ」

※短いですが、今日はここまで。何か質問等あればどうぞ。
 次回は日曜の夜に。お疲れ様でした。

ごめんごめん。バイトが残業で帰って即寝落ちしたました、
本日の夜10時から再開予定です

※再開ー
唐突なコンマ判定

1~3……敵A
4~6……敵B
7~9……敵A+敵C
0……敵D



~~島内・レストラン~~

貴女「こうして腹ごしらえしてるわけだけど……大丈夫?」

フーゴ「何がですか?」

貴女「一応私たちも裏切者だから……ここに追手がいたらやばいんじゃない?」

フーゴ「それはないと思いますよ。親衛隊はブチャラティたちを追っています。一緒にいるわけでもない私たちにそこまで戦力は割けないでしょう?」

貴女「そうだけど……ん?」

ポツリポツリ……ザーー

フーゴ「雨が降ってきましたね。濡れる前にどこか休めるところを見つけられるといいんですが……」

貴女「雨……」


コンマ直下
知力 :85

85以下で気が付く

08 余裕

貴女(そういえば……あの時もこんな雨が降って……)バッ!

思わず周りを見渡す【貴女】。突然の雨に路地を急ぐ人々の中にこちらを見ている老人と目が合う。

雨除けの蝙蝠傘を手にするその穏やかそうな男は、鋭い視線で【貴女】とフーゴを注視していた。

……いや、もしかしたら見ているのは【貴女】だけでフーゴのことは気にも留めていないのかもしれない。

貴女「なんで……あいつがッ……!!」

フーゴ「ん? どうかしたかい?」


直下コンマ
精神力:63  63以下でセーフ 64以上82以下でやばめ 83以上でかなりやばめ

安価下2

1突撃
2撤退
3フーゴに事情を話し相談
4その他自由


84……あちゃー


貴女「――――ッ!? 逃げるよ、フーゴ!」ゾゾゾッ

フーゴ「? ど、どうしたんですか【貴女】?」

貴女「理由はいいから! お代ここに置いとくわよッ!」

店を飛び出し無我夢中で街を走る【貴女】と手を引かれ訳も分からず【貴女】を追いかけるフーゴ。

貴女「あ、あいつはッ……」

後ろを振り返ると先ほどの老人は変わらず傘を傾けながら、顔だけがこちらを向いている。

老人「 み つ け た 」

にやりと笑ったその顔からは聞こえないはずの声が聞こえてくる。そんな幻聴を感じながら【貴女】は言い知れぬ恐怖から逃れるよう町を駆け回った。


直下コンマ
【体力 :81】+1
【植え付けられた恐怖】-2

1……最悪
2~5……追いつかれた!
6~0……何とか撒けた!

5……ヨウカイイチタリナイ!!

貴女「ハァハァ……ッ!」

老人「残念……だったね。逃げ切れないで……」

貴女「よ、よるなぁ!!」

老人「全く……君も散々な目にあっているね。フーゴ……といったっけ」

老人「大切な上司は裏切って……挙句の果てに行動をともにする少女は組織の反逆者」

貴女「う、うるさい!! でたらめだ!!」

老人「でたらめなんかじゃあない。なぜかはわからないが君は記憶を失っている。それを受け入れればよかったんだ」

老人「君も、ブチャラティも、ね」

フーゴ「あ……あなたは、一体……」

老人「ああ、自己紹介がまだだったね。「ヴラディミール・コカキ」……君たちを始末しに来たんだ」




※キリがいいので今日はここまで。次回は明日の夜。
 ちょっとしたアンケートVSコカキ編の戦闘をどうするか。多いほうを参考にします。

1今までどおりがっつり
2コンマ判定だけの簡易戦闘
3重要なところのみ安価
4その他自由



※3ですねーしばしお待ちを

フーゴ「そんな……追手がこんなに早く来るなんて……ッ!!」

コカキ「フーゴ君。パッショーネの力を甘く見ないほうがいい。君たちのことは何から何まで調べて知っているよ」

貴女「……ほかに仲間はいないようね」

フーゴ「どういうつもりだ……なんでこんなにも簡単に僕らの前に姿を現したんだ……?」

コカキ「さて……攻撃を仕掛けないのかい? 【貴女】」

貴女「――ッ!!」

フーゴ(どうしたんだ……いつもなら真っ先に敵にとびかかるはずなのに……)


そのとき【貴女】を支配していたのは紛れもない『恐怖』だった。

汗が吹き出し、膝が震え、喉の奥から酸っぱいにおいがせりあがってくる感覚に陥る。

今までどんな大きな敵にも立ち向かってきた、その無謀ともいえる戦闘への渇望が霧雨に流されてしまったかのようだった。

貴女(なんで……さっきからこんな風に感じるの……!?)

フーゴ「ック……【貴女】がいかないなら僕が行くまでだ! 『パープルヘイズ』!」

貴女「ま、待ってフーゴ! まだ私たちはあいつについて何も知らない!!」

【貴女】の声を聴かず、パープルヘイズはコカキに殴り掛かる。

コカキはその悪露得た体からは想像もできないような速さで、そのこぶしを受け流した。

さらに、そのまま持っていたこうもり傘をフーゴの足にかけ地べたに寝かせてしまう。

ドンッ!!!

フーゴ「く……!?」

コカキ「フーゴ君。君は何も知らない。勇気を、すべてを捨てるものの覚悟を。そんな君は人の血を吸うのみのようだ」


フーゴ「なんでッ……!? 起き上がれない……お前のスタンドか!?」

まるでフーゴは背中に重りを置かれているかのように、つぶされた蛙みたく道路にはいつくばっている。

四肢にいくら力を入れようにも、決してその体勢からは変えられない。

しかし、彼の上に何かがあるわけではない。老人の足があるのでも、スタンドのヴィジョンが見えているのでもない。

フーゴ「どういう……ことだ! これが……お前の能力なのか!!」

コカキ「一つっておくが……私が力で押さえつけているわけじゃない。君も、【貴女】もね」

貴女「…………」

貴女(あいつのスタンド能力……それは何だ!? 考えろ、私!!)


安価下2 正しいのは一つ

1あいつの持っているこうもり傘に秘密が?
2自分はビビってるだけ。攻撃を仕掛ける。
3まだわからない。もっと考える。




3 正解!

貴女(いや……落ち着いて考えろ。なんであいつは“一人”できているんだ?)

貴女(仲間がいることは知っているじゃないか……なのになんで)

【貴女】はふとフーゴの姿を見る。

貴女(フーゴの能力は周りにも影響を与える……無差別のウィルスだ)

貴女(コカキの能力も同じように「広範囲に無差別に」かかるものだとしたらッ!)

貴女(たしか……前にこいつらと戦ってた時は……!)

【貴女】は空を仰ぐ。頭上には変わらず灰色の雲が天を覆っていた。

貴女「雨だ……この雨がッ! お前の能力なんだなコカキ!!」

コカキ「そうだ……これが私の『レイニーデイ・ドリームアウェイ』だよ」

にやりと笑い、コカキはそう答える。


フーゴ「雨だと……じゃあ私たちは飯を食べている頃からずっとお前の攻撃を受けていたのか……」

コカキ「ああ。そうさ。君が起き上がれないのも、彼女が恐れているのも、私が『感覚を固定』しているからなのさ」

貴女「感覚を固定……」

コカキ「そうだ。人は思い込みで生きる生き物だ。金属の棒を触れさせてやけどになるように、片栗粉を練ったもので風邪が治るように」

コカキ「死んでしまうと思い込むだけで本当に死んでしまう。そんなな生き物だ」

コカキ「その感覚に永遠に捕らわれる……君たちは私に勝つことはできないのだ!」

フーゴ「あ……クソッたれが……」

コカキ「君はそこで待っていろ、フーゴ。【貴女】を始末した後に殺してあげよう」

コカキはそう言いながら【貴女】に近づいてくる。

貴女「ハァ――……ハァ――……」

貴女(ビビんなわたし! こいつのスタンドから解き放たれるには………ッ!!)


安価下1~3
正しい言葉を入れよ
一つでもあってれば正解

「  」は「  」をはじく!


失礼、もう一度

安価下1~3
正しい言葉2つを入れよ
誰かがあってれば正解 !

「  」は「  」をはじく!

波紋は水を弾く

>>354正解!

※今日はここまで。順調に勝てそうです。こんなのでよろしかったかな?
 次回は木曜もしくは土曜です。木曜連絡なしで休むかも。では、お疲れ様でしたー

「波紋」は「水」をはじく!!


コカキ「なるほど……やはり奇妙な能力だ……『波紋』というのは……」

貴女「悪いけど……これ以上あんたに怯える気はないんでね」バチバチ

立ち上がる【貴女】の目には先ほどまで浮かんでいた弱気は全くと言っていいほどなかった。

むしろ、相手をしっかりと見通す鋭い視線は歴戦の勇士のように思えるほどだ。

コカキ「波紋で雨をはじく……そんな方法があったとは。さすがの私も驚いたよ」

貴女「まったくそうは見えないがな。そのすました表情を壊してあげるわッ!!」



【貴女】は走りこむと波紋を込めた拳や蹴りでラッシュを仕掛けていく。

スタンドに直接的なパワーがない分、研ぎ澄まされた【貴女】の体技は大の男を凌駕するほどだ。

しかしながら、それはコカキも同じである。

スタンドに直接的な能力がない。その身一つで守り切り殺さなければならないのは同じであった。

その老躯からは想像もしないようなしなやかな動きで【貴女】の攻撃をさばいていく。

貴女(さすがに分が悪いわね……こうなったら!)


安価下2 2つ正解

1水による目つぶし
2マフラーによる拘束
3地面に波紋を流し込み揺らす
4上昇気流により雨を吹き飛ばす

4 正解! もう一つは2でした

貴女「空裂波紋疾走! さらに『ノーべンバ―・レイン 』ッ!!」

コカキ「ッ!? こ、この風はッ!!」

【貴女】を中心に風が集まってくる。小さな波は渦となり次第に大きなエネルギーとなっていく!!

貴女「波紋は『太陽のエネルギー』。エネルギーってのは波であり、『熱』よ。そんなものが一転に集まったらどうなると思う?」

コカキ「まさかッ!! 」


ゴオオォォォォォォォ―――――ッ!!

貴女「集まった『熱』は新たな波を作るわ。『上昇気流』という大きな波をね!」

コカキ「わ、私の『レイニーデイ・ドリームアウェイ』が………ッ!?」

吹きあがった上昇気流は頭上に立ち込めていた暗雲を吹き飛ばす。燦々と照らす太陽が見える。

コカキ「いや! まだだ! 状況は変わらないッ!!」


フーゴ「そうかな? 『パープルヘイズ』!」

コカキ「! しまっ……ふご!!」

フーゴ「雨が晴れて、お前の攻撃から逃れた僕のことを忘れてもらっちゃあ困る」

立ち上がったフーゴは『パープルヘイズ』でコカキの口元をガシとつかむ。

フーゴ「能力は使うな。こんなに光があるとはいえ、お前を殺すくらいパープルヘイズのウィルスにはわけないことだ」

コカキ「ぐ、うう……」

脱出不可能とわかると、コカキは両手をあげ、お手上げのポーズをする。

貴女「さっすが! 私の考えたことわかっててくれてありがとう」

フーゴ「まったく……あんな無茶をして……上昇気流で吹き飛んだのは誰です?」

貴女「そ、それは言いっこなしでしょ!! 助けてあげたんだから!!」


【貴女】WIN!!

直下コンマ分経験値がもらえます。
【ストレート勝利】+100

経験値 477/500


経験値 650/500

レベルアップ!!

能力を上げることができます。

安価下1

1破壊力  D
2スピード D
3射程距離 A
4持続力  C
5精密動作性 A


破壊力  D
スピード D
射程距離 A+
持続力  C
精密動作性 A

経験値 150/750


※きりがいいのでここまで。なぜあっさりと降参したかは次回わかります。
 次回は愛他の夜にでは、お疲れ様でしたー


愛夜ってなんやねん……明日の誤字です

愛夜が一瞬…いやなんでもない

>>384
 このスレは全年齢対象です! それ以上はいけない

 ごめんー。今日はちょっと無理そう。次回は明日の夜で。

※再開しますー

貴女「さてと……マフラーで縛ったしもう大丈夫だとは思うけど……」

フーゴ「こいつにはいろいろと聞かないといけないことがありますからねぇ」

コカキ「……」

貴女「さて、何から聞こうかしら」


安価下1

1仲間はどうした
2なぜ【貴女】のことを知っているのか


貴女「仲間はどうした? あと3人いるはずだろ」

フーゴ「知ってるのか?」

貴女「ああ、うん。実は前にこいつらに負けたことがあってね。確かまだジョルノが入る前だったはずだよ」

コカキ「……3人? ははは、あの時いたのは私のほかには2人だったぞ」

貴女「なんだって? ……いや、お前たちは4人チームのはずが……」

コカキ「ふふ、思い出してきているのか? その通りだ。あと3人の仲間がいる」

貴女「なんでだ……なんで私はそんなことを……」

フーゴ「そいつらの能力は?」

コカキ「言うはずがないだろう?? たとえ殺されたっていうはずがない」

貴女「どこに……そいつらはどこにいる!」

コカキ「ここにはいない……場所は【貴女】。お前ならわかるはずだ」

貴女「どういうことだッ!!」

コカキ「さあなぁ……ふふふ」

安価下1

1なぜ【貴女】のことを知っているのか
2その他自由

2頭のなかで自問自答をする

貴女(どういうことだ……私がこいつらにあったのはあの時が初めてのはず……)

貴女(それとも「失った記憶」の中に何かあったのか……?)



フーゴ「なんでお前らは【貴女】を殺そうとするんだ? 僕も【貴女】もブチャラティたちとはもう無関係だろう!」

コカキ「無関係かどうかは、お前らが決めることではない。それに……【貴女】の件はそれとは別だ」

フーゴ「別? どういうことだ……」

コカキ「前に聞かなかったか? そいつは我々パッショーネに敵対する存在だ。初めから警告が出ていたんだ。ブチャラティは知っていたはずだが」

フーゴ「な、なんだと……? 本当か? 【貴女】!」

貴女「わ、わかんないよ……だって、そんな記憶……忘れてるから」

フーゴ「だったら! 思い出してくれ!! お前が何者か。なんで狙われているか。わからないとこいつらの仲間もわからないだろう!」

貴女「おみだそうとしてるんだけど……」

コカキ「本当に思い出そうとしているのか?」

貴女「え?」




コカキ「本当は思い出そうとしてないんじゃあないのか?」

貴女「そ、そんな……」

コカキ「このままその「記憶喪失」を続ければ。このめんどくさい状況から逃れられるんじゃあないかと考えている。そうだろ?」

貴女「ちがう……違う……ッ!! 私は!!」

コカキ「君がその「不幸」を受け入れれば……理不尽を「耐え忍び」、「運命」に抗わなければ……我々は君たち二人の自由を保障しよう」

貴女「…………」

フーゴ「なんだって……」

コカキ「その代わり、何が起ころうと……君たちの知っている者の身に何が起ころうと「受け入れる」んだ。その理不尽を、運命を」

コカキ「「自分たちは正しい判断をした」と。そう思いながら、思わせながら生きていくのなら……」

貴女「わ、私は……………………」


安価下3までで多いほう

記憶を

1思い出す
2思い出さない




貴女「思い……だしたい……」

貴女「忘れちゃダメ……私がしたことを……うやむやにしちゃ……いけない……」

貴女「アレが……あいつの手に渡っちゃ……いけないんだ!!」

【貴女】の脳裏に様々な記憶がよみがえる。突然のことにふらっと足が崩れるがフーゴが支えてくれる。

コカキ「そうか……思い出すのか……」

貴女「ええ……あなたたちの企みも、私の罪も。全部ね」

コカキ「茨の道だ……だが、それでも進むというなら止めはしないさ」カリッ

ニッと笑うと、コカキは口の中に含んでいたカプセルをかみつぶす。

貴女「!! しまった!」


フーゴ「パープルヘイズのウィルス入りカプセルだと!? さっき抑えつけたときに奪われたのか……!?」

コカキ「アッ……カァハ……私が死ねば……そのことはマッシモに伝わるように……なっている」

コカキ「そうすれば……お前たちが向かっていることに気が付くだろう……もう、お前らは終わりだ……」

貴女「…………」

コカキ「受け入れれば……よかったと……後悔するんだな………」

貴女「悪いけど……それはないわね。絶対に」

コカキ「そう……か……我がパッショーネに…………栄光……あれ…………」

そうつぶやくと、コカキの姿は跡形もなく消え去っていく。これがパープルヘイズの能力だ。

貴女「コカキが簡単に捕まったのは、私の記憶を確かめるためと、時間稼ぎだったようね。もう奴らは「あの場所」についているのかも」

フーゴ「……理解できない。お前はいったい何者なんだ【貴女】」

貴女「行く途中で説明するわ。話すと長くなりそうだし……」

フーゴ「行くって……どこへ!?」

貴女「シラクサの司教座聖堂ドゥオモよ。そこに、奴らがいる!!」




きりがいいので今日はここまで。次回、ついに【貴女】の過去が判明します。
時間は明日の夜に。お疲れ様でしたー

※遅くなりました。再開します

~~ハイウェイ・車の中~~

フーゴ「シ、シラクサって……ここからかなり遠いじゃないですか」

貴女「そうね。でも、ここ(ヴェネツィア)よりは私たちが出会ったネアポリスの街に近いわ」

フーゴ「そうですけど…………」

現在二人はヴェネツィアの町からシラクサへと向かう道を走っている。

途中で奪った車に乗り込みエンジンを全開にして走っている。

貴女「それでも、あっちにつく頃には日が落ちているかも……最悪なことになる前に、何とかしないと」

フーゴ「話してくれませんか? 【貴女】の知っていることを。すべて。着くまでにはまだ時間もあるでしょう?」

貴女「……聞いたら後戻りできないわよ?」

フーゴ「そんなのもう乗り掛かった舟でしょう? 何言っているんですか」

貴女「はぁ……それはたぶん私じゃなくてもっと言うべき人がいるだろうけど……でも、ありがとう」

にこりと【貴女】はフーゴにそう言うと、ぽつりぽつりと話し始めた。

貴女「私はね……とある一族の末裔なの。 『波紋の戦士』のね」


ヴェネツィアにエア・サプレーナって島があるでしょ? あそこには古くからある大きな城が存在する。私たち波紋の一族はそこに住み、暮らしているの。

歴史は古く、紀元前にまでさかのぼるわ。とある存在……ここでは「柱の男」って言っておくわね。

そいつらに対抗するべく、「波紋」は研究され、受け継がれていった。

今では、その「柱の男」というのはもういない。そういわれているわ。今から70年ほど前にとある人物が倒したの。

それでも、私たちはその恐怖を伝えていかなくてはいけない。もう一度奴らが現れたとき、対抗する力を。

そのために、ここに残った一部の人間たちが今までこの技術を受け継いでいったの。

とはいってもね。何も波紋が戦闘のためだけに使われていたわけじゃないのよ。あなたも知ってるでしょう?

波紋は生命エネルギー。その力を使った医療がとても発達しているの。一族の中には医者や薬師二なった者もいるわ。

その腕っぷしを買われて用心棒になったり……スタントマンやサーカスの雑技団に入ったり……

そうやってこの技術を受け継がせながら。私たちは暮らしてきたの。

そして、私はその一族の長の娘……次期当主となるはずだった……



私、これでも一族の中ではかなり腕の立つほうでね。小さいころから訓練されていたせいか13になるころには周りの大人たちとは負けなしだったわ。たぶんスタンドの影響もあったんだと思う。

平和な世界……とはいっても、何が起こるかはわからない。それに、祖父の世代はちょうど「柱の男」との戦いを知っているからね。その恐怖もあったんだと思う。

人一倍訓練をされて……戦うときには相手に情けをかけるなって言われ……今思うと少し洗脳っぽかったかもだけど。

別にそのことに関しては恨んでないわ。むしろ感謝してるくらい。

だけどね。両親的にはそれが不安だったみたい。18のころ突然大学へ行けって言ってきたの。

それまで勉強は城の中で独学だったし、別にこの国でそんなことはよくあることでしょう? なのに大学って……

「今の時代、女の子でも大学は出るべきだ」「あなたもそのうち旦那さんを見つけて結婚するんだから」って。

まったくそんなの望んでないのにね。今更普通の日常なんかに戻れるわけないのに。

でも、まあ、むげにもできないからって家から遠くて、私のことを知らない人の多いボローニャ大学に行くことにしたの。

そこであなたと出会ったのよ。フーゴ。


フーゴ「……なんだって? 僕と……君が??」

貴女「ええ。覚えてないでしょうけど」

フーゴ「いやいや、そんな……さすがに、僕だって君みたいな目立つ人がいたら覚えているよ」

貴女「あの頃はこの姿じゃなかったし……そういえば、このマフラー拾ってくれてたわよね」

フーゴ「マフラー……え、じゃあ、あの背の高い女性が?」

貴女「そう。私」

フーゴ「え、えええええええええ!? な、なんでッ!!」

貴女「まぁまぁ。それにも理由があるんだけどさ……」




大学はつまらなかった。同じような授業。ただ無駄に時間を消費する学生。そんな中にいる私。

たぶん。生きてきた環境が違いすぎたんだと思う。私はそこで浮いてしまったの。

そんな時、3年目くらいかしら。あなたに出会った。同じように、周りを冷めた目で見ている、周囲から浮いた少年の君を。

たぶんそんな立場に勝手に共感したんだと思う。少しだけ仲良くなって、いろんな所に行ったわよね。覚えてる? 覚えてないか。

でも、そのうちフーゴも学校をやめてしまった。まあ、その頃はもう会ってなかったけど。

ちょっと気になって調べたのよ。そしたらギャングに入って暮らしてるっていうじゃない。心配して損したわよ。

もう会うことなんてないと思ってたのにね。


ある時、両親から呼び出しが来た。「柱の男」たちの負の遺産が見つかったって。

さらに、それをとあるギャングが狙ってるという。それが悪い奴の手に渡ったら大変なことになる。

そこで、そいつらより先にそれを壊してくれ。そんな内容だったわ。

両親的には行かせたくないみたいだったけど、私としては大賛成だった。なんたって今の生活からおさらばできる。

血肉の湧き上がる狂乱の世界に入れるんだって。誇りの思ったものよ。

そして意気揚々とその場所に向かった。ただのギャングなんて私の敵じゃないって思ってね。

そして負けた。ひどく、無残に、徹底的にね。


そいつら――コカキの仲間たちはパッショーネの『麻薬チーム』だったのだ。ただの麻薬チームだったら問題はなかった。しかしそいつらはスタンド使いだった。

彼らのメンバーの中で、対象を「薬物中毒状態にする」スタンドを持つ者がいることを知ったのは、私が能力にかかってからだった。

動かない体を徹底的に麻薬づけにされ、すべての情報を洗いざらい話した後、そいつらは私に命令をしたんだ。

「一族を呼び出して……殺せ」

麻薬づけにされた体は、私の言うことを聞いてくれない。欲望のままに、奴らの言う通り仕事をした。

オルティージャ島のフォンタナディアルテミデ広場。そこで起こった十数人規模の大虐殺。新聞にも載っていたわね。

あれは私が起こしたの。

私が、この手と、能力で、ずっと暮らしてきた、みんなを、母を、父を、殺したのよ………

それからのことは……よく覚えていないの。

一命をとりとめた私は、命からがら奴らから逃げ切った。でも、もう私のことを知っている人なんていない。

藁にも縋る思いで、あなたのことを思い出したの。大学時代、唯一知り合ったあなたを。

幸いにも、住所は知っていたし変わってなかった。満身創痍であなたのアパートの前についたときには気絶してしまったわ。

そして……ここからは、あなたも知っているとおりね。



フーゴ「記憶を失い……体も縮んでしまったって?」

貴女「ええ。そうね」

フーゴ「……いくらなんでも、信じられるわけないだろう? そんな話」

貴女「そうかしら? 全生活史健忘――自分のことだけ忘れることは心意的なショックが原因とされているわ」

フーゴ「じゃ、じゃあ! 体が若返ったことは!!」

貴女「波紋には老化を遅らせ、枯れた花をもう一度咲かせることができる。麻薬中毒状態だった私は、その症状を治すためありえないくらいの波紋エネルギーを生み出した」

貴女「その結果、私の体は若返った。もしくは使用しつくしたエネルギーの損失を補うため、無意識化で消費の少ない体に変化した」

フーゴ「そ、そんなのッ!!」

貴女「じゃあこういうのは? 物質は実際には粒子ではなく物質波という波であらわされる。私のスタンド能力は「波を操ること」」

貴女「死にかけた私は、スタンド能力を成長させあらゆる物質を変化させることに成功した。その結果、薬物の影響がゼロになるまで体の細胞を作り替えたとか」

フーゴ「詭弁だ! ありえない!!」

貴女「ありえないかどうかじゃないの。事実そうなっている。それは受け止めなくちゃなのよ」

貴女「それに。スタンド使いがそれを言っちゃったらおしまいでしょ?」

フーゴ「…………はぁ、わかったよ。納得はいかないけど……そういうことにしておくよ」

貴女「そう。ありがとう。さ、着いたわよ」




あたりはうす暗くなっていた。太陽は真っ赤に燃えながら水平線の向こうへと消えていく瞬間だ。

シラクサの司教座聖堂――ドゥオモはその光の中重厚な壁面を映し出している。

貴女「太陽が出ているうちにケリをつけたかったけど……いや、それよりこの一晩をしのぎ切れるかどうか……」

フーゴ「中に入る前に……一ついいですか? 【貴女】たちが追っているという負の遺産とは……」

貴女「私たちは「石仮面」と呼んでいる。人を『吸血鬼』に変える。最悪のシロモノよ」

フーゴ「今度は吸血鬼解きましたか……」

貴女「ふふ。疑ってるの?」

フーゴ「まさか。もうここまで来たらドラゴンでもイエス・キリストでもリトルグレイでも何でも来いって感じですよ」

貴女「そうこなくっちゃな。さぁ、行こう!」

そして、二人は神殿の中へ足を踏み入れた。



キリがいいので今日はここまで。やっとここで今までの伏線を回収しきれました。

そろそろ終盤ですが、しばらく旅行に行ってまいりますので再開は遅くなります。予定では日曜にはできるかと。

それでは、お疲れ様でした。

※ お久しぶりです~~。無事、帰ってまいりました。
  では、さっそく始めましょう。

【貴女】とフーゴが中へ進むと神殿の中腹に二人の人物がいることに気が付く。

片方はフーゴと同い年くらいのやせ細った少年。もう一人まだ幼さの残る顔をした少女だ。

しかし、二人とも目はとろんと溶けたようで、死んだ魚のような濁った眼をしている。

少年「やっぱり来たか……【貴女】ぁ……コカキから連絡がない時点でうすうす分かったけどよぉ……」

貴女「あなたたちは……ビットリオ・カタルディとアンジェリカ・アッタナシオね」

ビットリオ「記憶は思い出したみてぇだなぁ……そこまでして俺等にやられたいのかよぉッ!!」

アンジェリカ「ゆるさない――ゆるさないゆるさないゆるさないゆるさない……」

貴女「あんたらのリーダーと石仮面は? この先にいるの?」

ビットリオ「ああ……そうだぜ……だがよぉ、コカキの敵は俺らがとるッ!! 死ねぇ!」


戦闘は……
安価下3まで多い方

1今までどおりがっつり
2コンマ判定だけの簡易戦闘
3重要なところのみ安価
4その他自由




フーゴ「【貴女】! あいつらの能力はなんだ!?」

貴女「ビットリオ……男のほうは持っている刃物がスタンドよ。自分のダメージを刀身に映った者に移すことができるの」

フーゴ「なるほど……それで」

今、二人は神殿の崩れた柱に隠れ潜んでいる。原因はビットリオのよる無差別な攻撃だった。

ビットリオ「オラオラオラオラ――ッ!! 隠れてないで出て来いよぉ!」

スタンド『ドリー・ダガー』により、彼の行っている自傷行為のほとんどは神殿の柱や壁に肩代わりされ次々とぼろぼろになっていく。

フーゴ「このままだと隠れることもできなくなりそうだな……少女は?」

貴女「アンジェリカ……彼女のスタンドは「他人を麻薬中毒状態にする能力」。スタンドは小鳥みたいなのよ」

貴女「本当は敵味方区別なく襲う無差別型なんだけど……本人やビットリオは初めから麻薬による症状があるから効いてないみたい」

フーゴ「その分本体はほとんど何もできないのか……」

ビットリオに守られるように、アンジェリカは部屋の中央でぺたんと座っている。

フーゴ「どっちがどっちを担当する? かなりきつい戦いにはなりそうだが……」

貴女「……」


安価下2

1先にビットリオを倒す
2ウザったいアンジェリカから
3両方まとめて
4その他自由に





貴女「フーゴだとビットリオとの相性は最悪だわ。あいつは私に任せて!」

フーゴ「あっ! おい、【貴女】! ったく……」


ビットリオ「やっと出てきたか……【貴女】」

貴女「あの雨の日以来ね。全く、忌々しい限りだわ」

ビットリオ「それはこっちも同じだぜ。お前を殺して! コカキへの弔いとしてやるぅッ!」

ビットリオは大きく短剣を振りかざすと自分の首へめがけて突き刺した!

貴女「!!」

とっさに【貴女】は横へ飛びのく。その瞬間、【貴女】の足元には深い切り傷が出来上がった。

ビットリオ「だ……めぇ゛じゃあ……ないが【貴女】ぁ゛。にげん……じゃあ、ねぇよ」ペッ

貴女(とにかく……喉へのダメージには注意していかないと……)


安価下2 二つ正解

1喉以外の攻撃は受けて波紋で治す持久戦
2マフラーで拘束
3短剣を奪う



1 正解! 

貴女(奴の攻撃は強力だ……基本的に回避することぐらいでないと勝てっこない……)

貴女(だけど、うれしいことにあいつの傷はナイフによるもの……それも致命傷になるものではない)

貴女(波紋による治療は慣れてる……悪いけど、持久戦に持ち込ませてもらうわよ!)

ビットリオ「オラオラ――! 死ねっ! 死ねっ!!」ザクゥザクゥッ!!

貴女「クッ……これくらい? まだまだね」コォォォォ

ビットリオ「なら!これでェ!!」ザクッ

貴女「! 首はまずい!!」ヒュッ

ビットリオ「ああ゛……ぢょこまがど……あだれよおぉ゛ぉぉ!!」

貴女(このままなら……!!)







貴女「ハァハァハァ……」

ビットリオ「ハァハァ……ゲッゴホッガッ……ぐそぉ……」

貴女(お互いに……体力の半分くらいってとこかしら……いや、違うわね)

【貴女】はビットリオを観察する。そのからだは真っ赤に染め上がり、特に傷がひどいのが首だ。

【貴女】が首への攻撃を恐れていることに気が付いたのか、執拗に攻撃をしてくる。しかし、どれもかわされてしまった。

そのため、ビットリオの息は【貴女】以上に荒々しく、時折血を吐いては口元をぬぐっていた。

ビットリオ(これ以上首へは攻撃できねぇ……オレがイッチまう……最後ダッ!!)

貴女「来るっ……ッ!?」ドサ

ビットリオの攻撃に気が付き、横に跳躍しようとした【貴女】。しかし、そのからだは言うことを聞かずその場に転げてしまう。

貴女「なん……で……!」

振り返った【貴女】の眼には弱弱しいながらも周囲を飛び回る小鳥のようなものを見つける。アンジェリカのスタンド『ナイトバード・フライング』だ。

遠くの方にはフーゴに押さえつけられたアンジェリカが必死の形相でこちらに腕を伸ばしている。

貴女「ま、まずい……間に合わな……!!」


安価下2 正しい正解は1つ。失敗が1つ。コンマ判定を行うものが1つ。

1スタンドで光を放ち刀身を反射させる。
2マフラーで『ナイトバード・フライング』を押さえつける
3かわせない。現実は非情である。

※人もいないようですし、1で。 今日はここまでです。
 答え合わせは明日です。


※再開……ですが1はコンマ判定になります!

直下コンマ6以上で成功!!

1……失敗

貴女(お、思い出すんだ……!!あの時のことをッ!!)

【貴女】は震える手を握りしめながら呼吸を整える。

貴女(輝け輝け輝けかがやけぇぇぇッ!!!)

しかし、ビットリオの握っているナイフに変化はない。

貴女(ああ……クソッ! まにあえ!!)ビュン

【貴女】は能力を止め、マフラーを伸ばしてビットリオにぶつけようとする……しかし

ビットリオ「死にやがれぇ――ッ!! 【貴女】ァァァ――ッ!!!」

ザクゥッ!!

貴女(間に合わ……なかった、か……)

目の前が真っ赤に染め上がる。喉からはヒューヒューと音が抜けていくばかりだ。

貴女(ごめんなさい……みんな……敵……とれなかっ……た……)


DEAD END


再判定
>>438コンマ判定を行うも
安価下2 正しい正解は1つ。失敗が1つ。


1マフラーで『ナイトバード・フライング』を押さえつける
2かわせない。現実は非情である。




貴女「クソッ!!」

【貴女】は必死にマフラーをほどきスタンド鳥を捕まえようとする。

【貴女】の『ノーベンバー・レイン』のおかげか、はたまた生命エネルギーである波紋がスタンドに効果を及ぼすからか。

【貴女】の波紋を込めたマフラーは物体の影響を受けずらいスタンドに対し効果があった。

しかしながら、飛びまわる鳥を捕まえることは、麻薬中毒となった【貴女】に対して不可能と言えるようなものだった。

貴女「クソッ!! クソォッ!!」

ビットリオ「死にやがれぇ――ッ!! 【貴女】ァァァ――ッ!!!」

ザクゥッ!!

貴女(間に合わ……なかった、か……)

あたり一面が赤く染まった。

DEAD END


※ 正解は3でした。残念。(意地の悪い笑み)


貴女(間に合わないッ!!)

ビットリオの動きから、自分が何をしても攻撃を防げないことに気が付く。

マフラーをぎゅっと首元の当てながら必死に神へと祈りをささげる。

貴女(お願い……父さん、母さん……みんな……私とフーゴを助けて……ッ!!)

ビットリオ「死にやがれぇ――ッ!! 【貴女】ァァァ――ッ!!!」

ザクゥッ!!

あたり一面が赤く染まる。

アンジェリカ「やった……? やったわ!! ビットリオ!!」




フーゴ「そんな……【貴女】が……」

ビットリオ「げはばはあっ! や、やっだ……ああ゛ん!?」

ビットリオはもう一度目を凝らす。舞い散った赤はいつまでも落ちず宙を漂ったままだ。あれは「血」ではない。

そしてそんな「紅」の中に立っている人物がいる。

貴女「父さん……母さん…………守って……くれたの?」

先ほどと変わらず――唯一変化したところが一つだけあったが、【貴女】がそこに立っていた。

ビットリオ「な……な゛ん゛でッ! お前がいぎでるんだよぉッ!!!」

ビットリオ「【貴女】ァァアァァッ!!?」





獣のような叫び声をあげながら、ビットリオは体中にダガーで傷をつけていく。

そのたびに【貴女】の周りでは血のように「紅い」破片が舞い上がり、まるで花火のように散っていく。

貴女「もう……無理よ。私はあなたに負けない。絶対に……絶対にね」

ビットリオ「うおおぉぉぉおおぉおぉぉ――――ッ!!」

自傷による反射が不可能だと気が付くと、ビットリオはそのダガーを【貴女】に向け、猪のように突撃してきた。

目は血走り、体中から血の匂いをしたためているその姿はまさしく獣のようであった。

しかし、【貴女】の周りを漂う「紅の空間」に入った瞬間その身体は止まってしまう。

ビットリオ「あ……が……な、んだ……こいつら……は」

貴女「『ザ・ガーデン』……私の思い出の庭よ。紅いきれいなバラの咲いた。ね?」

貴女「この思い出が……父さんたちが残してくれたマフラーが……私たちを助けてくれたの……」

ビットリオ「!! これは……マフラーの……破片だとぉッ!?」

貴女「死になさい。私たち一族を侮辱した罪よ! 『波紋疾走』!!」


【貴女】の発した波紋はマフラーの破片を経由し何倍にも大きく深く共鳴していく。

その『波紋』はマフラーの中を何重にも重なり合い、ぶつかり合い大きなエネルギーとなってビットリオにぶつかった。

ビットリオ「ああ……あああ……ごめん、ごめんよ……マッシモ」

カラン

ビットリオの手から古ぼけた短剣が滑り落ちる。その刀身は曇り、誰も写してなどいなかった。

貴女「ハァハァ……やった……やったよ、父さん、母さん……」

膝から崩れ落ちた【貴女】の体に、真っ赤な雨が降り注いでいた。



フーゴ「だ、大丈夫か【貴女】!」

貴女「ああ、フー……うん。私は何ともないわ」

フーゴ「これは……いったい?」

貴女「私のマフラー。さっきのビットリオの攻撃で私の代わりに受け止めたの。首に巻いてたからだと思うわ」

フーゴ「だからって……とにかく無事でよかった」

貴女「なに? 心配してくれたの~?」

フーゴ「はぁ、大丈夫そうだね。ビットリオは……死んでるか」

貴女「うん……ナイフも元通りになってる。アンジェリカは?」

フーゴは後ろを指さす。そこには心ここにあらずといった具合にぺたりと座り込んでいるアンジェリカがいるだけだ。

フーゴ「ビットリオがやられたのを見て放心状態になってしまってね……どうする?」

安価下2

1殺す
2そのままにしておく





貴女「私はこのまま置いて行っていいかなって思ってる。もう戦意喪失しているだろうし……フーゴは?」

フーゴ「僕としては……ここで僕らが安らかに眠らせてあげる方がいいと思います。こういった奴らは何度も見てきたので」

貴女「そう……確かに。私の能力なら来るしまず殺せるかもね」

フーゴ「はい。たぶん。僕のウィルスでも。すぐに殺せます」

貴女「でも……やめよう。私たちが優先すべきは『石仮面』の破壊。そうでしょ?」

フーゴ「……そうですね」

貴女「奥へ……行きましょう。次が本当の決着よ……」


【貴女】WIN!
直下コンマ分経験値がもらえます。

経験値 150/750


フーゴとの友好度が3上がりました。
フーゴ・24

コンマ把握ー、今日はここまで。次回は火曜か水曜の夜に。

幾つかアンケートです。
次が最終戦ですが、その前にフーゴとコミュがあったほうがいいでしょうか?
それと、最終戦の形式はどうしますか?
次回までの意見で考慮します

※ では、今まで通りということで。今回はコミュのみです。

司教座聖堂内部―中層―

貴女「ハァ……とりあえず、これでもう怪我は大丈夫そうね」

ブチャラティ「ああ、これでもう残るは敵のリーダーのみか……」


※失礼。いろいろミスってますね

司教座聖堂内部―中層―

貴女「ハァ……とりあえず、これでもう怪我は大丈夫そうね」

フーゴ「ああ、これでもう残るは敵のリーダーのみか……」

貴女「もうしばらくあるみたいね……少し話でもしながらいかない?」

フーゴ「こんな時に?」

貴女「こんな時だからこそよ。片方生き残ったときに悔いの残らないようにね」

フーゴ「……いいんじゃないですか?」


安価下1,2

1リーダーを倒したらどうするか
2ここまでついてきてくれたことのお礼
3大学時代でのこと
4その他自由





貴女「今更だけどさ……ここまで一緒についてきてくれてありがとう。まさかこんなことになるとは思わなかったけど……」

フーゴ「全くです。組織への裏切りについていかなかったのに結果変わりませんでしたから」

貴女「あ、ははは……本当にごめん。フーゴには関係のない話なのにね」

フーゴ「…………」クシャクシャッ

貴女「う、うわっ!? なにすんだよフーゴ!」

フーゴ「【貴女】が気にすることじゃありません。僕は僕が思ったからやったんです」

貴女「フーゴ……」

フーゴ「それに、関係なくはありません。【貴女】は僕らの仲間であり、友人だ。そうでしょう?」

貴女「ああ! これが終わったら、ブチャラティに会いに行こう。次こそ私たちの思いを伝えるんだ」

フーゴ「ええ」




貴女「ところでさ。大学でのこと覚えてる?

フーゴ「大学ですか? あまりいい思い出もないもので……」

貴女「う、そうか……そうだよね」

フーゴ「僕たちって、会って何してましたっけ?」

貴女「えっと……確か……」


安価下2

1勉強を教えてもらった
2映画を見に行った
3カフェに行った




貴女「カフェに行ったわよ。二人で」

フーゴ「カフェ……そういえばそうでしたね。大学の外れにできたっていうおしゃれな奴」

貴女「でも、二人ともそういうとこ行ったことなかったから全く楽しまず帰ったんだっけ」

フーゴ「新装開店だか何だか知りませんがカップルも多かったから……」

貴女「ああ、そうだったわね。あれから私は行ってないんだけど、どうなったのかしら?」

フーゴ「さあ? ただ、あの日以来カフェにはよく通ってましたよ。僕は」

貴女「あら? なんで? デート?」

フーゴ「まさか。一流の人間になるにはああいう雰囲気にも慣れておかなくてはって思いましてね。おかげでブチャラティの元でも傘下の店を手伝いましたし」

貴女「へー、そうなんだ。意外ね」


フーゴとの友好度が2上がった。
フーゴ・26


短いですが今日はここまで。次回最終決戦です。
更新は明日の夜の予定です。では、お疲れ様でした


※では、再開

ギギギギギ

【貴女】とフーゴが古い扉を開けると、ひんやりとした空気が肌に触れる。

その先の闇には一つのろうそくの光が男の姿を照らしていた。

ヴォルペ「……来たか。【貴女】、それにフーゴ」

物静かな印象のする長身の男は入ってきた二人を見てそう答える。

貴女「あんたが……麻薬組織のリーダー……マッシモ・ヴォルペね?」

ヴォルペ「ああ、そうだ。ここへやってきたということはビットリオたちを倒したのか……」

目鼻立ちの高い顔立ちがくしゃっとゆがむと目頭を手に抑える。その手は何やら人の頭大の物を持っていた。

ヴォルペ「だから俺は反対だった……コカキを送るのも、アンジェリカを外に連れ出すのも……」

貴女「その手に持っているものを渡しなさい。それは人間が持っていていいものじゃあないわ」

ヴォルペ「残念だがそれはできない。死んでいった者たちのためにも、俺はここでお前らを倒す」

そういうとヴォルペは持っていた「石仮面」をかぶる。急いでヴォルペの元へ走り出す二人だったが……





アンジェリカ「行かせるわけ……ないじゃないッ!!」

フーゴ「何っ!? ウっ」

貴女「しまったッ!?」

外の廊下からはいいるようにして追ってきていたアンジェリカがスタンドによって攻撃してくる。

二人の足はもつれ、その場にうずくまってしまう。

アンジェリカ「あれがあればッ! あれさえあれば私たちの野望は実現するのッ!! こんな痛みのある世界とはおさらばできるのよッ!!」

ヴォルペ「アンジェリカッ!? 生きていたのか!!」

アンジェリカ「いいから早く! その仮面を!!」

ヴォルペ「ああ……「血は生命なり」ッ!」

アンジェリカからの合図を受け、ヴォルペは指先にナイフでキズをつけ、血を石仮面につける。すると……

ズザァァッ!!!

石仮面から何本もの針が飛び出してくるとヴォルペの頭を突き刺した!!


貴女「ああ……あああ……何てことを……」

アンジェリカ「ヴォルペ?」

ヴォルペ「…………最高だ。最高の気分だよアンジェリカ」

ヴォルペは石仮面を外すと恍惚とした表情でそういった。その見た目は先ほどまでよりも幾分若く――フーゴ達と同年代くらいに見える。

ヴォルペ「今ならわかる……ナチスの研究は本当だったんだ……俺は人間を超えたんだ……」

貴女「最悪の一歩手前だわ……もしこいつらを外に逃がしたりでもしたら……」

神殿の外はもうすでに日が落ちている。らんらんと赤い月が大地を照らしていた。

フーゴ「どうするんだ【貴女】……このままだと……」


安価下2 2つ正しい 1つはゲームオーバー

1波紋をまとってヴォルペと戦う
2降参をするふりからの奇襲
3アンジェリカをやっつける







1 正しい。間違った選択肢は2でした。

貴女「あああ――ッ!!!」

フーゴ「【貴女】っ!?」

アンジェリカ「嘘ッ!? なんで『ナイトバード・フライング』の呪縛から……逃れられるのよぉ!?」

貴女(どうも、前回薬漬けにされた時からか「麻薬」に対して抵抗能力ができたみたい……多少なら動かせるわ)

貴女(このまま波紋をあいつに打ち込めばッ!!)

【貴女】はヴォルペに向かって走りこむと、波紋を込めた右ストレートを放つ!!

ヴォルペ「ちょうどいい。力加減を確かめておこう……」

何も知らないヴォルペは対して左手を突き出してくる。【貴女】の手を包み込むつもりのようだ。

貴女「いっけぇぇえ――ッ!!」

バチバチバチ―――ッ!!

二人の手が重なった瞬間波紋の流れる大きな音がした。


ガシッ ブンッ

貴女「ぐぅッ!」

ヴォルペは掴んだ【貴女】の手を強引に振りほどく。

ヴォルペ「これが……波紋か。この体になると何倍にも効くようだな……」

ヴォルペは掴んだ手のひらを見る。波紋により焼け爛れた皮膚はぐじゅぐじゅに溶けている。

しかしながら、その炎症は途中で収まりを見せる。まるで電気を流さないゴムのように。

貴女「なん……で……」

ヴォルペ「『マニック・デプレッション』。生命力の過剰投与。それが俺のスタンド能力だ」

ヴォルペの足元に餓鬼のような気味の悪い像が現れる。そいつはヴォルペの足に自身の針を刺している。

ヴォルペ「俺たちの作っている麻薬はこいつの能力を塩に振りかけたものだ。直接人体に針を差せば強力なドーピングにもなる」

アンジェリカ「あ、あたしの痛み止めにもねぇ~~」

ヴォルペ「普通の人間には限界まで投与すれば影響が強すぎて死んでしまう。しかしこの体なら副作用は気にならない」

ヴォルペ「さらに、同じく生命エネルギーである波紋を通しにくくするなんてな……うれしい誤算だよ」

貴女「そんな…………」



次第にヴォルペの身体が膨れ上がっていく。

その腕は丸太のように太く、胴は鋼のように固く、こぶしは岩をも砕くように。

その姿は古代エリザベス1世につかえていたという巨漢の騎士タルカスを沸騰させる。

ヴォルペ「はは……ははは!! ここまで『マッシモ・デプレッション』の力を引き出せるなんてな!! 最高だ!」

ヴォルペ「【貴女】。お前はこの俺の贄となれる。感謝しろ」グッ

ダッ  ドンッ

貴女「――ッガハァ!」

その巨体からは想像もつかないスピードでヴォルペは突進を繰り出す。

まるでゴム人形のようにはじかれたその身体は勢いを殺すことなく【貴女】を天井近くまで吹き飛ばす。

貴女(波紋が……効かないなんて……どうすれば……)


安価下2 1つが正解

1朝日が昇るまで逃げ続ける
2もう一度波紋
3パープルヘイズのウィルス


3 正解

貴女(パープルヘイズのウィルスなら! 奴の体を溶かすことだって!!)

貴女「フーゴッ!! ウィルスを奴に!! 私のことは大丈夫だから!」

フーゴ「分かったッ!!」

フーゴは頭をくらくらとさせながらもパープルヘイズでウィルスをばらまく。【貴女】とヴォルペのみがいる地点に向けてカプセルを飛ばしたのだ。

ヴォルペ「何をしているフーゴ!? これでは【貴女】もウィルスにかかるぞッ!!」

紫煙にまみれながらヴォルペが声をあげる。その姿はフーゴたちからはよく見えない。

貴女「私なら大丈夫!! 『ノーベンバー・レイン』ッ!!」

叫び声とともに【貴女】の体は光につつまれる。自分の波紋エネルギーを変換し小規模な光としたのだ。

貴女「――っぷはぁ! ハァハァ」

そしてそのまま紫煙の中を転がり込むように出てきた。すかさずフーゴが抱きかかえる。

フーゴ「大丈夫か。【貴女】!!」

貴女「何とかね……あいつは!?」


ヴォルペ「UOOOOOOOOOOOOOOO――――ッ!」

けたたましい叫び声をあげながら紫煙の中で大男が身をよじるシルエットが浮かび上がる。

アンジェリカ「マッシモ! マッシモ!! 」

つたない足取りでアンジェリカはヴォルペの元へ走り寄る。その奥には獰猛な殺人ウィルスがいるというにもかかわらず。

貴女「あ、やめろ――」

フーゴ「ダメだ【貴女】! もう助からない!!」

アンジェリカが煙に飲み込まれ次第に声が小さくなっていく。

ウィルスは次第に勢力を弱め、その煙が薄くなっていった。

貴女「……どうだ !!」



ヴォルペ「――――――ッ!!!」

そこには一匹の化け物がいた。全身の皮は溶かされ、それでもなお止まらない心臓はドクドクと血を流している。

声にならない咆哮をあげながら、小さな少女の亡骸に必死に血を流している。そんな化け物の姿がそこにあった。

貴女「そんな……まさか……」

フーゴ「パープルヘイズのウィルスが侵食していくよりも早く回復しているだとッ!?」

ぱたりと、その咆哮がやむ。ぐるりと回転したヴォルペの両目が二人を射抜く。

それはまるで闇のようであった。人間の持つ温かさが全く感じない。体中のすべての血が凍えてしまうかのような冷たい死んだ目であった。

二人がハッと気が付いた時には、その巨体は肉迫していた。その手が【貴女】を掴む。

貴女「があッ――ハアッ」

ヴォルペ「殺す殺す殺す殺す殺す――――ッ!!」

そこにあるのは殺意しかなかった。この世のありとあらゆる殺意を封じ込めた。そんな殺意であった。

貴女「このままじゃ……」


貴女(波紋もダメ……ウィルスも吸血鬼の回復力に勝てない……)

貴女(このまま……私たちは死んでしまうの? こんな化け物を世にはなって??)

フーゴのほうを見ると先ほどの衝撃で頭を打ったのか焦点が合わない。

必死にこちらに近づこうとしているようだが、石を投げたところでヴォルペには点で影響もない。

ふと、【貴女】は右手に何か持っていることに気が付く。

貴女(これは……パープルヘイズのウィルスカプセル?)

先ほどフーゴが渡したのであろうか。いつの間にかそれを持っていた。

貴女(ウィルス……そういえばフーゴの能力を聞いたときこんなことを言ってたっけ……)



フーゴ『僕の能力――パープルヘイズのウィルスには変わった特徴がありまして。まるで生物のようにふるまうんです』

貴女『生物?』

フーゴ『ええ。適応能力と言いますか……進化するんですよ。環境や気持ちと言ったものに左右されてね』

貴女『へぇー。スタンドじゃないよねホント』

フーゴ『ええ。全く。まぁ、めったにそんなこと起きないとは思いますが……』


貴女(ウィルス……進化……)

貴女(波紋……吸血鬼……生命エネルギー……)

貴女(もしかしたらッ!!)


安価下3まで! 正しい語を入れて文を作り、ヴォルペを倒せ!!

「 」を持った「 」を作る!



※正解!! 別回答として「波紋」を持った「ウィルス」を作る、がありました。

ヴォルペ「――終わりだァァァァァァァァ!! 【貴女】ァァァァッ!!!」

ヴォルペの肥大化した拳が【貴女】をとらえるその時だった。

貴女「あなたも一緒よ。マッシモ・ヴォルペ」コォォォ

カチッ

ブシャアァッ!

【貴女】は波紋の吐息とともにカプセルをかみ砕き吐き出す。その煙はまるで意志があるかのように動くとヴォルペの体全身を包み込む。

ヴォルペ「何だッ!? さっきのウィルスとは違う! アアア――ッ!! 体が、体がアアア!!」

【貴女】から手を放し、体中にはびこる虫を追い払うように走り回るヴォルペ。しかしウィルスたちは決して逃しはしない。

天井の穴から射す月光がウィルスの紫煙を照らし反射する。その様子はまるで宝石のようにきらびやかに光る。

貴女「『紫水晶の波紋疾走』……あんたを終わらせるのは私じゃない。『私たち』よ」

ヴォルペ「俺がァァァァ――ッ!! このオレがお前らなんぞにィィィ――ッ!! WRYYYYYYYYY!!!!」




この世のものとは思えない咆哮をあげながらブスブスと身体が解けていく。次第にその形は人の物からそれ、ぼろぼろの肉塊となる。

それでもなおウィルスは追及の手を止めない。指1つ、細胞1つ残さず消し、すべてが終わったときにはその紫煙は霧散していた。

フーゴ「あ、【貴女】……奴は?」

貴女「倒したわ。私とあなたの力で。この世にはもういない」

フーゴ「そう……か……勝ったんだな。僕らは」

貴女「ええ……やっと、勝てた。勝てたよ、父さん、母さん。みんな……」

【貴女】はな目に涙を浮かべながら天井から見える月へ思いをはせている。

二人の頭上を音もなく小鳥が飛んでいく。

月明かりに照らされながら、虚空に溶け込むよう消え、見えなくなっていった。





※ほい、今日はここまでです!! 残るはエンディングのみとなりました!!
 ラストバトルどうでしたでしょうか。小説を見ながら書いていたのですが実はちょこちょこミスを犯しています。
 麻薬チームが気になった方はぜひ買うことをお勧めします。では、次の更新は金曜の夜に。お疲れ様でしたー


※再開

朝になり、私たちはヴォルペの死体を日光のもとで燃やした後、その灰をビットリオ、アンジェリカとまとめて協会の庭に埋めた。

石仮面は粉々に砕いた。もうここに残っているものはない。

そして近くのホテルを借りて丸一日死んだように眠った。

そんな、次の日

貴女「ねぇ、フーゴ。これからどうする?」

フーゴ「少なくとも、僕らもパッショーネには目を付けられましたね。安心していられるのも数日です」

安価下2

1ブチャラティたちと合流したい
2落ち着くまで隠れよう



貴女「ブチャラティたちと合流しましょう。ここまで来たらボスに喧嘩を売りましょうよ」

フーゴ「ああ。僕もボートでのことで謝らなきゃいけないからね」


その後、パッショーネを避けるように移動中、何者かががサルディニアへ向かったと聞き、追いかける。

運よく潜伏中のブチャラティたちと遭遇。これまでの行動を伝えこれから同行する許可を得た。

麻薬チームを壊滅させたと言った時、ブチャラティは私たちに涙を流しながら感謝をしてくれた。

こちらこそ、ボートのときはすまないと何度謝っただろうか。


その後、ボスの過去を調べ、アバッキオが意識不明の重体に陥る。

私とジョルノの能力により、一命をとりとめたが離脱することに。

護衛のため、フーゴとともに島の病院で待つことになった。

一方、私たちはアバッキオの残した手掛かりをもとに「ポルナレフ」なる人物の元へ向かいローマへ。

そこでボスとの最終決戦を行った。



結果はジョルノが「スタンドを生み出す矢」の力を引き出し勝利。

しかしながら、その勝利には一人の犠牲が生まれてしまった。

ブチャラティだ。彼の体はヴェネツィアの時点で死んでいたようなものだったのだ。

私の波紋も、ジョルノのスタンドを持ってさえも彼の命は戻らなかったのだ。

しかし、彼は笑っていた。自分の信じた道を歩いてこれた。そのことに誇りをもって死んでいったのだ。

そして、尊い犠牲の上に、新生パッショーネが生まれたのだった。





エンディング分岐
ルートにより2択

先に3票入った方

1フーゴ END
2血族 END




   ~~第5部・フーゴEND~~

「 That girl put a spell on me 」




慌ただしい事務所の一角。書類で埋め尽くされた机の前に顔を突き合わせるように二人の男女が座ったいた。

時計の針はもうすでに12時を三十分過ぎている。窓の外では、何人かの幹部連中が昼飯を食いに出ているところだ。

ナランチャ「ぜってぇピッツア!! そうだろ? アバッキオ!」

ミスタ「いいや、パスタだ! 今日はパスタの気分だ!! なあ、アバッキオ」

アバッキオ「うるせえぞお前ら。どっちも食べられる店行きゃあいいじゃねえか」

フーゴ「…………」

背の高い女性「…………」

フーゴ「…………」

女性「…………あー!! なんであたし達がまだ書類片づけてるってのにあいつらは飯食ったんのよぉ!!」

フーゴ「しょうがないでしょ【貴女】。書類の整理なんて僕らが担当しなきゃ誰がやるんですか」

貴女「だからってよぉ――……」

【貴女】と呼ばれた女性は机に突っ伏す。やや筋肉質ながら、スタイルの良い長身が机に倒れこむのは見ていて奇妙であった。




フーゴ「はぁ……【貴女】。前みたいにガキの姿じゃあないんですよ。しゃんとしてください」

貴女「はぁい。しっかし、麻薬の効果が薄まって姿も元に戻ったってのに、しばらくは書類と睨めっことは……」

フーゴ「いいことじゃないですか。ジョルノの手腕も確かだし、今のパッショーネは安定している」

フーゴ「いまだ【貴女】と相部屋なのにはいろいろと困るのですが……」

貴女「しょうがないじゃん。人事もいろいろと変わって、今の仮住まいで我慢してんだから。別にフーゴと寝てんのなんか今更でしょ」

フーゴ「そうじゃなくて!! ああ、もう……」

ガチャ

ジョルノ「苦労かけてすみませんね。もうしばらくこの騒ぎはかかりそうでして」

扉を開けて、若きパッショーネのボス。ジョルノが入ってきた。


貴女「あ、ジョジョ! 私も現場で戦わせろって言ってるのよ? たまにはいいでしょ?」

ジョルノ「非情にいいことに、今は特に問題がないんです。アバッキオ達も暇しているでしょう?」

貴女「知るか―そんなこと―!! 戦わせろーー!!」

フーゴ「はぁ、ごめんなさいジョジョ。【貴女】はいつもこうでして……」

ジョルノ「姿は変わっても、中身は元のままですね」クスクス

フーゴ「ところで、今日は学校は? どういった用件で」

ジョルノ「ああ、すまない。ちょっと君たちに合わせておきたい人がいてね。入っておいで」

ジョルノが呼ぶと扉の陰から一人の少女が現れる。トリッシュと同い年くらいだ。

少女「失礼します! 私は今日からパッショーネに入団させていただきます『シーラ・E』と申します!!」

かしこまった態度でそういうと90度直角に曲がるように礼をする。


貴女「へぇ、また新しい子来たんだ。書類は? これ。ふうん……なるほど」

ジョルノ「実は彼女は君ら『特殊部隊』の新人にするつもりでね。これからせっかくだから歓迎会を込めた昼食にしないかと思って誘ったんだ。どうかな?」

貴女「賛成!! シーラの話も聞きたいし何よりおなかすいたわ! ちょっと待ってて、準備してくる!」

そう元気に立ち上がると奥の部屋に着替えに行く【貴女】。

フーゴ「まったく…騒がしくてごめんなさい」

シーラ・E「い、いえ!! それより、とっても仲が良いようで……あ、すみません!!」

フーゴ「いや、かまいませんよ。仲がいい…か」

ふと、フーゴはジョルノがボスになり、自分たちが幹部になった日のことを思い出す。


フーゴ「そういえば、自分の本名思い出したんですよね、【貴女】?」

貴女「ん? ああ、『**』ってやつ?」

フーゴ「はい。パッショーネのほうでは幹部名それで登録してないようなのですが……」

貴女「あー、いや、やっぱりさ。ここでは、【貴女】で行こうかなって思ってるんだよね」

フーゴ「また、なんで」

貴女「みんなも知ってる名前だし……それに、何も覚えてなかった私、何もなかった私ににフーゴがくれた名前だからね。大切にしたいんだ」

フーゴ「……そう、だったんですか……それじゃあ、今度からもよろしくお願いしますよ【貴女】

貴女「ふふ。ええ。お願いね」


貴女「フーゴ……フーゴ!! なにボーっとしてんの? ジョジョたちもう行っちゃったわよ」

フーゴ「ああ、すみません。考え事をしていたもので」

貴女「そう? 無理はしちゃだめだからね?」

フーゴ「はいはい。今行きますよ」

フーゴ(もし、今の僕をブチャラティが見たらなんというだろうか)

フーゴ(再開した時には『変わったな』って言われたっけ……)

フーゴ(確かに変わった。【貴女】と出会わなければこんな風に生きることもなく。こんな『気持ち』を抱くこともなかったんだろうな)

そう考えながら、フーゴは【貴女】の後を追い部屋を出る。

その『気持ち』を打ち明けるにはもうしばらくかかりそうだ。


fin.

リザルト!!

2代目 貴女

スタンド名:ノーべンバ―・レイン

白い指輪型のスタンド。

能力:音や衝撃を伝達する。
   任意の物体に「波」を伝達させる。「波」は形を変えて届くので、空気さえあればどこからでも攻撃可能。
   ただし、元となる「波」が必要である。波紋も可。
   光を集めて光源とすることが可能。ただし、範囲は人一人分くらいである。

破壊力  D(3)
スピード D(4)
射程距離 A+(9)
持続力  C(6)
精密動作性 A(9)
成長性  E(1) 
経験値 240/750

一人称:私
口癖:めんど……
性格:人見知りのめんどくさがり屋。しかし、やるときはやる女。
   記憶を失っており、スタンド能力や生活知識以外はほとんど自分のことを知らない。
   しかし、戦闘に関しては異様なほどの積極性を見せる。

特殊設定
【記憶喪失】・【戦闘狂】

体力 :81(十二分ある)
知力 :85(博識)
精神力:63(そこそこ)
波紋適正:86

特技:ハッタリ

背の高さ:1(130~140cm)→5 (160~170)
胸の大きさ:5(女性としては普通。背丈に対しては発達のいい方)
年齢:23
料理技能:3 (食べられなくはない)


現在はフーゴの家に居候している状況である。
【真紅のマフラー】を持っていた。すべての記憶を手に入れる。
『波紋使い』の末裔であり、イタリアに存在する石仮面の情報を探るため『麻薬チーム』を追っていた。
新パッショーネ『特殊部隊 隊長』。幹部。

・バディ
フーゴ・26【信頼?】「これからもよろしくお願いしますよ」

・護衛チーム
ブチャラティ・25【同情】「…………」
ナランチャ・21【懐旧】「ありがとな。記憶早く戻るといいな」
ミスタ・10【無関心】「敵になったらいやだぜ」
アバッキオ・13【無関心】「フーゴといるのか?」
トリッシュ・18【友好】「ありがとう……記憶……戻るといいわね」
ジョルノ・15【無関心】「また、会った時は敵かもしれませんね」

・暗殺チーム
プロシュート・0(死亡)
ペッシ・0(死亡)

・その他
ペリーコロ・11 (死亡)
康一・10【感謝】「これでやっと観光ができる! ありがとうございます」
ズッケェロ・0【敵対】「なんでこんなガキごときに……」


と、言うわけで! パート2 第五部 【貴女】編 終了となります!!
お疲れ様でしたー!!

超乙。ありがとうございました
いつか他の部で次回作をやる予定はありますか?

本当に乙です!!
ローリングストーンズの岩の形は変わらんかったんやね


END名はパープルヘイズの歌詞より「彼女は私に魔法をかけた」でした。

血族エンドの場合、パッショーネには入らず、波紋使いと知り合うため旅をすることに。
そしてアメリカに住んでいる元英雄ジョセフ・ジョースターを訪ね、孫の承太郎と知り合うも意識不明の重体に……
承太郎を助けるべく、単身グリーンドルフィンストリート刑務所へ……

と6部への続きを思わせるエンディングでした。何か質問があればジョジョが始まるまで受け付けます。



>>541
あなたの冒険シリーズは今回でおしまいになりま。足掛け3年と長くやってきたのですがそろそろプライベートでの時間もとれなくなりそうなので……
なので今のところ予定は未定です。気が向いたら別の部やったり、全く異なったSS書いてるかもしれません。

>>542
ロリストの石は【貴女】が観測していない=不確定とさせておきました。
シュレディンガーの猫ではないですがこのスレでは【貴女】が疑似観測者として決定権を持っていましたので。

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