銀時「良いわけねぇだろそんなこと、お前がお巡りにゲットだぜされるだけだってーの！」

神楽「大丈夫アル。歩きスマホ故の事故を装いターゲットを抹殺すれば悪いのは向こう」

神楽「後はものひろい発動してスマホゲット、ポケモンマスターに私はなるネ！」

銀時「どんだけ甘ぇ見通し！？ムリムリ、お前のレベルで拾ってこれんのなんてゴミかバイ菌位だから！ジグザグマも、こんなの要らねーってしょんべん引っかけてたから！」

神楽「失礼な、ちゃんと定春だって拾って来たヨ！」

新八「いや、ちゃんとしてる人はあんなの拾って来ないから」

神楽「定春はゴミでもバイ菌でもないアル！」

定春「わう（怒）」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘ

銀時「今まさに出してるよね、ゴミとバイ菌出してるよね！」

銀時「ダメダメ、そんなもんお前にやらせる金はねえし、定春走りスマホで何人殺すか分かったもんじゃねえからな」

神楽「でも皆やってるアル、今度ばかりはもう本当に皆やってるアルヨ！」

銀時「例えば」

神楽「マダオだってやってたアル！」

銀時「はぁ！？長谷川さんがポケモンＧＯ！？」

神楽「そうヨ」


マダオ「ポケモンゲットだぜぇぇえええ！！」

どぶ鼠「」ｶｻｶｻｶｻｶｻ


神楽「って言ってたアル」

新八「何を捕まえてんだぁぁああ！！」

銀時「明らかに別のもんだろーが、ただの長谷川さんの悲しき日常だろーが！」

神楽「食べると手足が痺れるって言ってたネ、たぶん電気タイプアル」

新八「いやそれ完全に毒タイプぅぅううう！」

神楽「姉御だってやってる言ってたヨ」

新八「え、姉上が！？僕聞いてないよ」

神楽「この前会った時やってたネ」


お妙「見て見て神楽ちゃん、色違いの赤いゴリラを捕まえたわ」

神楽「かっけーアル姉御！」

近藤「」


神楽「って、すっごい楽しそうだったネ！」

新八「いやそれ血祭りの近藤さんんんんん！！」

銀時「歩きスマホより遥かにやべえよ、やつが一番のモンスターだよ」


神楽「他にもやってる人見たネ！」


東城「若、これは背信ではございませんよ、私の心は若の物ですよ！」

『ソー◯ランド』


銀時「とんでもねぇポケモン、ＧＯしに行ったぁぁああ！！」

新八「白昼堂々何やってんのあの人！？」

神楽「すっごい楽しそうだったネ！」

銀時「そりゃ楽しいだろうよ！！だってポケモン、ＧＯしに行ってんだから！！」

神楽「これでも私だけやれない言うアルか！？」

銀時「いやお前が見たの全部違うから、何一つカスってすらねえから！」

新八「銀さん、これはちょっとしっかり言った方がいいですよ」

銀時「そうだな、ここらで大人の思いも聞いてもらわねえとな」


銀時「いいか神楽」

神楽「？」

銀時「スマホ持って遊ぼうなんざな、5000年早えんだよガキ共には」

銀時「やくみつるの言ってる通りなんだ。子供はスマホより現実に目を向けろ、現実に」

銀時「ポケモンが何故かわいいか、それは本物の生物がかわいくねーからだ」

銀時「ポケモンを見つけるとなぜ嬉しいか、それは本物の生物を見つけた時と同じ驚きを得られるからだ」

銀時「元を知らねえ子共にデジタルを真に楽しんでもらうためにも、まずは現実を知ってもらいてえと思ってるわけだ、やくみつるもな」

銀時「わかったら子供は、やくみつるのポテンショットを眼光紙背に徹するまで熟読して来るよーに」

新八「先生ー！それで何が得られるんですか！？」

銀時「そうすることでだな・・・」


銀時「朝青龍の顔がチラつくようになります」

新八「何の意味があんのそれ！？」

新八「朝青龍！？もうポケモンＧＯ一切関係ないでしょう！？」

銀時「何言ってんだ。やくみつると朝青龍は光と影、ジェダイとシスのような関係だ」

銀時「やくみつる動く時、その影には必ず朝青龍が潜んでいる」

新八「いや潜んでねぇから、あんな巨体が潜んでたらヨーダがん見してくるから！！」

銀時「いいか、この一件でやくみつるの存在感は急激に増した」

銀時「すると、同様に存在感を増すのが朝青龍だ」

銀時「朝青龍と言えば、言わずと知れた元横綱。日本の国技を何より愛した人物だ。その元横綱が存在感を増すとどうなる？」

新八「！？ま、まさか・・・？」

銀時「そうだ。つまりこの一連のポケモンＧＯ騒動を通じて朝青龍はこう言ってるわけだ・・・」


朝青龍「日本人なら、スマホよりスモウを見やがれぇぇえええ！！」

新八「な、なんだってぇぇえええ！？」


神楽「・・・」

銀時「・・・」ﾁﾗｯ

新八「・・・」ﾁﾗｯ

神楽「・・・」


神楽「そんなんで騙されると思ってんじゃねーぞ、クソが」ｽﾀｽﾀｽﾀ

定春「わう（呆）」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘ


銀時「・・・」

新八「・・・」


銀時「新八君１１０番」


おわり