銀時「鍵の閉め忘れには注意しよう」 (17)

初めての銀魂ssです。ついでにss投稿するのも初めてです。
・キャラが崩れているかもしれません。
・氷菓のネタをいじりました。
・短いですが、暖かい目で見てくれる幸いです。
・スレなどを荒らさないでください。

では、どうぞよろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432039718

晴太「銀さん銀さん!オイラ、気になることがあるんだ!」

銀時「おいおい、いきなりなんだよ、気になるって。お前がタイムラインに初登場して来て分かって言ってんのか?」

晴太「そんなの過去のコミックなどを買ってオイラの事を知ってもらえばいいんだよっ!でもオイラの疑問は今しか知ってもらえないんだよっ!」

神楽「さりげに宣伝したアルよ。うるせーガキアルな。」

新八「まぁまぁ(^^;;…で、何が気になるんだい?晴太君」






晴太「そんなの過去のコミックなどを買ってオイラの事を知ってもらえばいいんだよっ!でもオイラの疑問は今しか知ってもらえないんだよっ!」

神楽「さりげに宣伝したアルよ。うるせーガキアルな。」

新八「まぁまぁ(^^;;…で、何が気になるんだい?晴太君」

晴太「そうなんだよ!前に寺子屋であった出来事なんだけどさ…」

〜回想〜

晴太「お、和人ー!」

和人「お、お晴太か。」ドッシリ

晴太「どうしたんだ?その本の山は。」

和人「俺図書委員だろ?だから、この山を図書室の準備室へ運んでくれって頼まれたんだよ。」

晴太「大変だな。よし、オイラも手伝ってやるよ!」

和人「悪いな」

晴太「いいって!いいって!」

〜図書室〜

晴太「でも、放課後って準備室に鍵がかかってるんじゃないか?」

和人「大丈夫、先生から借りてる。」ガチャ

晴太「うひゃ〜、準備室も棚だらけだな。」

和人「本の山はこの奥に置いて…ん?」

奈緒「♪〜」

和人「ぬぉぉぉー!?」

奈緒「うわっ!?…なんだ、和人君と晴太君じゃない。びっくりさせないでよー。」

和人「びっくりしたのはこっちだよ。」

晴太「ていうか、奈緒、お前どうやって入ったんだ?…」

奈緒「あれ?鍵開いていなかった?」

和人「閉まってたぞ…?」

奈緒「じゃあ分かんない」

2人「はい?」

〜回想終了〜

晴太「っていう事なんだよ。」

銀時「回想長過ぎるんだけど。糖が切れるじゃねーか。」

晴太「大丈夫だよ!」

神楽「それで私ら何をすればいいネ?」

晴太「この謎を解いてほしいんだ!」

銀時「冗談言ってんじゃねーよ。そんなの万事屋の仕事に入ってません。さ、ガキはガキらしく遊戯王でもやってなさい。」

晴太「オイラ持ってないよ!頼むよ銀さん!奈緒ちゃんと和人も気になってるんだ!」

新八「力になってあげましょうよ、銀さん。どうせ仕事なんて無いですし。」

銀時「んあ〜…分かったよ。」

晴太「っしゃー!流石は銀さん!それじゃあ、早速寺子屋へ行こう!」

新八「い、今から!?」

晴太「大丈夫!先生には許可取ってるし、和人や奈緒ちゃんも来てるから。」

神楽「用意良すぎアル」

〜図書準備室〜

新八「ここですね。」

銀時「んじゃ、ちゃっちゃと終わらせるぞ。」

神楽「まずは整理するアル。この準備室は放課後には鍵が無ければ入れないネ。」

晴太「そこで、オイラと和人で図書委員の仕事で鍵を借りて準備室に入室すると、鍵がかかっていたはずなのに中には既に奈緒ちゃんがいたんだ。」

銀時「…んん!」

新八「どうしたんですか?銀さん。」

晴太「まさか分かったの!?」

銀時「まぁ、一つの可能性だがな。道具を使えばいいんだよ。」

和人「道具?」

銀時「そう、これだ!…“通り抜けフープ〜”」

新八「そんなもんあるかァァァァ!!」

奈緒「私はドラえもんの道具なんて持ってないよ!」

銀時「そうか?いける可能性だと思ったんだけどな。」

新八「ゼロですよ。」

晴太「もっと真剣に頼むよ!」

神楽「なら、奈緒ちゃんが扉を壊して中から“タイム風呂敷”で壊れる前に時間を戻したんじゃないアルか?」

奈緒「だからドラえもんの線はないよ!」

神楽「ケッ!」

新八「そう言えば、この扉、表も裏も鍵穴がありますね。」

晴太「この寺子屋は全扉、鍵でしか開けられないんだよ。」

奈緒「私の場合は何故か開いていたけどね。」

ガガガ!!!!

銀時「ん?何の音だ?」

和人「今、寺子屋の事務職員が寺子屋内の電燈を全部総入れ替えするって言って、交換してるんだよ。」

神楽「近所迷惑アルな。」

銀時「!そうか。」

晴太「何か分かったの!?」

銀時「まぁな、さっきの音からして隣の教室だな。」

〜とある教室〜

事務職員「よいしょ。」ガチャ ガラガラ

銀時「こういうことか。」

神楽「?」

銀時「つまりだ、奈緒の存在に気付かれなくて閉じ込められたってことだ。」

晴太「!?」

銀時「本来、放課後の図書準備室は鍵が閉まっている。用がある場合は職員室に鍵を借りに行かなければならないわけだ。」

新八「でも、鍵は晴太君達が…」

銀時「マスターキーだ。」

新八「あ、そうか!」

晴太「確かに教師関係なら持っているかも!」

銀時「そうだ。マスターキーは教師が持っている物だ。生徒には貸さないだろう。だが、今は事務職員が寺子屋全体の電燈を交換している。一回一回鍵を職員室に取りに行くのは効率が悪い。」

銀時「だから、あの事務職員がマスターキーで、準備室の電燈を交換して作業が終わって準備室を出る際に奈緒に気付かずに出て鍵を閉めてしまった。その後に晴太達が来た…これで辻褄が合うだろ?」

新八「確かに!」

神楽「すごいアル!なんだか今回の銀ちゃんは探偵みたいアル!」

奈緒「そうだったんだ。」

和人「これでスッキリしたな」

晴太「うん!」

銀時「だけど、何故、電燈を交換してる最中に気付かなかったのかが分からねーけどな。」

奈緒「多分、私イヤホンで音楽を聴きながら本を読んでいたからだと思うよ。」

和人「なるほど、しかも、準備室の設計上、奈緒の居場所は分かりにくいからな。」

神楽「でも、何故奈緒ちゃんが来た時は開いてたアルか?」

銀時「そこも分からねーが、単純に閉め忘れだろうよ。」

晴太「ま、今回はオイラ達が来て良かったけど、来てなかったら閉じ込められたまんまだぞ?」

奈緒「うん、ありがとうね。これからは気をつけます。」



ありがとうございました。終わりです。

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