神楽「魔法少女かぐら☆マギカアル!」銀さん「長ぇよ」(27)

このSSはSS速報VIPにて
銀さん「魔法少女リリカル銀さん」なのは「始まらないでください」
の続編です。

物語は新訳えぇす編の後の話。
ぶっちゃけ同時進行なんて無茶な試みをしていた
銀さん「魔法少女銀さん☆マギカ」マミ「それは御免被りたいなって」
を書き直してから続きをやり直そうと考え直した次第です。

そのため
・劇場版NANOHA1st~2nd A'sから魔法少女まどか☆マギカへの続きクロス
・相変わらずどこで詰まるかわからない亀更新
・銀さんやや強化
(空中戦のみウィングロード使用など)
・クロス先キャラ崩壊
等の要素が含まれますのでご注意下さい。

以上の事を踏まえて頂いた上で、今後ともよろしくお願い致します。

『君のその願いは、魂を差し出すに値するかい?』


夢の始まりは、真っ赤に燃える鉄くずに鋏まれた記憶から。

「助けて……死にたくない」

少女は助けを求めた。
生きているなら当たり前の、真っ当な『自分のための願い』だった。
その前の言葉の意味など、考える暇も無かったのだ。

『おめでとう、君のその願いはエントロピーを凌駕した!』

彼はよくわからない言葉をつぶやき、そして少女の肉体から何かを抜き取った。

それはおそらく、とても大切な何か。
少女はそれを、薄々感じていたのだろうか……彼女は罪の意識で、それからの孤独を押し殺し生きてきた。

しかし、孤独は何処までも彼女の抜き身の魂を圧迫していき……そして、それが限界に近づいたとき……


何かが、頭を食いちぎっていった。

銀さん「ぅおわあぁぁぁぁぁ!?」ズダンゴロンバタン

新八「うわっ、どうしたんです銀さん?」

銀さん「え?え?俺今首ちゃんと繋がってる? ほとんど首なしニックになってない?」ペタペタ

神楽「どうしたアルかイキナリ椅子から転げ落ちて頭でも強打したアルか?」

銀さん「はぁっ、なんだ夢オチかよ驚かしやがって全くよぉ……」

新八「勤務時間中に居眠りですかまったくもう、どんな夢見たらそんな冷や汗ダラダラになれるんですか?」

銀さん「……お菓子の洞窟でチーズケーキよろしく頭を食いちぎられた」

新八「 」ヒキッ
神楽「 」ヒキッ

銀さん「んだよその目は」

新八「いや、銀さんの頭の中が思った以上にわかりやすい構造だったんだなって思って」

銀さん「いやそういう欲望的な夢じゃなくてだなぁ」

神楽「じゃあきっと正夢アルな、よかったじゃん銀ちゃん甘いものに囲まれて死ねるヨ」

銀さん「冗談じゃねぇよまったく……」



魔法少女まどか☆マギカ×銀魂
新訳永遠編


新八「銀さーん、何時まで詰まってるトイレ詰まってるんですか?」ドンドン

銀さん『うるせぇよドンドンバンバン。そんな鳴らしても今無理だから、胃腸が余計ヤバくなるだけだから、出すもんももう殆どないのに捻りだそうとしちゃうから』

新八「まったく、だからドッグフード食べるのは止した方がいいって言ったんですよ」

銀さん『黙れ裏切りもん、身内に公務員が増えたからってテメェだけ裕福な暮らししやがって』

新八「だったらシグナムさんの差し入れ神楽ちゃんと一緒に食べればよかったじゃないですか」

銀さん『毎日毎日メシの代わりに死合いなんざ出来るかバカヤロー!!俺はグラディエーターじゃねえんだよ!!……うごおぉぉぉ叫んだら腹が余計に』ギューゴロゴゴゴ

新八「はぁ、収まったら出てくださいよ?」

トイレ『……』

新八「……銀さん?」

銀さん「ふぃー、漸く収まりやがったか……しかしヤベェな、出したら余計腹が減っちまった。今日は流石にあの狂乱ピンクの世話になるか」ガチャ

マミ「 」

マミの部屋

銀さん「……間違えました」バタンと


銀さん「…………いやいや待て有り得ねぇって、トイレの先は見知らぬ世界でしたーとかジブリでもやらねぇよ? おまけにあんなおっぱいデケぇ嬢ちゃんの小綺麗な部屋がうちのキタねえトイレと繋がってるわけねぇだろが、」ガチャ

マミ「 」

銀さん「……こんにちは、サンタクロースダヨ」裏声

マミ「……///」ナミダメプルプル

銀さん「いや待て待て落ち着けって、此処俺んち!俺んちのトイレ!!というか嬢ちゃん誰……」

マミ「いやぁぁぁ家のトイレに変質者がぁぁぁ!!」ティロフィナーレ

銀さん「ヤッダーバァァァァ!!」ゴバァァァ

途中で詰まりましたが今回は此処まで。


マミ「寄らないで変質者!!」ガクガク

銀さん「だから違ぇっつってんだろ!!何で最近のガキはどいつもこいつもつっこみ代わりに大砲ぶっ放してくんだ!!」アフロ

銀さん「トイレに入ってたら急に出口がこの家に……」


神楽「ゥオロロロロロロ……」シャーバドゥーバダーバドゥービダーバドゥーバー♪

銀さん「なに当たり前のようにイキナリ登場して早々にリバースしてやがるゥゥゥ!!」

神楽「アレ銀ちゃん、何処アルかこの部屋? いつの間に万事屋こんな生活感の欠片もない引っ越したての三十路OLみたいな部屋になってるアルか?」

マミ「誰が三十路OLよ!! というかアナタ、人の家のトイレに女の子入れて何を……!!」アワワワ

銀さん「外も省みず人前でリバースするやつは女の子とは言わねえ、馬鹿って言うんだよこのヤロオロロロロ」シャーバ略

マミ「いやぁぁぁ!! せめてトイレでリバースしてォr」

『只今たいへん映像が乱れております』
シャーバドゥーバダーバドゥーバー♪アーンドゥッ♪

銀さん「それでな、俺はドッグフードで腹痛起こしてトイレ籠もってたらいつの間にか出口がこの部屋で」黒こげアフロ

神楽「ワタシはずっとトイレの天井裏で銀ちゃんが退くのスタンバってたアル、そしたら匂いで逆に上から」ウップ

マミ「いや普通にトイレの前で待ってなさい女の子なんだから!!」

神楽「退いた瞬間上からでも失敬しないとヤバかったアルよ」

銀さん「オイお前らいい加減にしろ下ネタばっかりで読者が滅茶苦茶引いてるじゃねーか」

マミ「どう考えても貴方が殆ど元凶だから!! とにかく信用できないわ、そんな非現実的なこと」雑巾ギュゥゥ

銀さん「あのさぁ、それ何発も人にリリカルマジカルな大砲ぶっ放しといて言うことですか?」

マミ「それでアフロで済んでるあなた達に言われたくありません」

銀さん「だいたいお前アレだろ?時空カンパン宅配便とかいうのの魔導師だろ?元の世界に帰る方法の一つでも持ってねぇのかよ?」

マミ「何ですかその技術の途方もない無駄使いしていそうな組織は。私は……」
「この子達は魔法少女」

銀さん「……あ?」
神楽「?」

「この世界の絶望の化身、魔女を狩るもの達さ」ヒョコッ

QB「この次元にようこそ、歓迎しようじゃないか」ニコッ

今回は此処まで
開幕直後に下ネタ乱舞


マミ「……!! あなた達、QBが見えるのね!?」

神楽「何アルかこのひたすら胡散臭い縫いぐるみ」グイッ

QB「ちょっと」

銀さん「っつーかコイツ縫いぐるみの癖してしゃべりやがったぞ?」グイグイ

QB「痛い痛い耳毛引きちぎれるやめてくれないかい?」

マミ「ちょっとやめてください!! QBを虐めないで!!」

銀さん「あ?コイツ九兵衛くん? あららぁしばらくみない間に余計ちっちゃくなっちゃって……あ、耳毛とれた」ぬぽっ

マミ「キュウベェェェ!!!!」

QB「誰だか知らないけど、同姓同名の誰かと間違えた上に他者のチャームポイントを奪い取るのは君達の文明でも無礼にあたるんじゃないかな?」ドクドク

銀さん「ああ、すまねぇな縫いぐるみ」ペタペタ

マミ「適当にアロンアルファでくっつけながら言う台詞じゃないから!! 大丈夫QB、今回復してあげるからね?」カイフクー


QB「やれやれ、空間を巻き込んだ高次元転移なんかするものだから、どんな高度な未知文明の仕業かと思えば……どうやら君達は僕らの予想より遥かに野蛮な種族らしいね」フゥ

神楽「あ?こんな田舎もんと一緒にすんじゃネーヨワタシはバリバリの都会派ネ」

銀さん「おめーは黙ってろ」ベシッ

QB「どうやら君達は故意的にではなく偶発的に重なった異次元の境界面に奇跡的な確率で居合わせてしまったみたいだね」

銀さん「お前アレだろ、頭いいようで国語の点数赤点まみれなタイプだろ。 もうちょっと解るようにいってくんねぇか?」

QB「……この世界と君達の世界を二つのシャボン玉に例えたら、くっついた時平面の膜ができるよね? そこに偶然居合わせてしまったわけだよ」

マミ「じ、じゃあ私の家のトイレは……」

QB「多分彼等が万事屋と呼ぶ住処のそれと入れ替わってしまっているだろうね」
マミ「 」


歌舞伎町 万事屋


新八「……」ヒクヒク

我慢の限界を迎えてトイレのドアを粉砕した新八の目の前には、ピンクや黄色に飾られた小綺麗なトイレだった。

新八「な……なんじゃこりゃあァァァ!!」


源外の工房

宇宙人……天人の宇宙船と並び、時空管理局の次元航行船が空を走るようになった江戸の空の下
新八の相談を受け、モニターに目を通した源外は唸り声を上げた。

源外「やっぱりなぁ、あのトイレの座標空間だけ総質量が二倍になってやがる。こりゃ別次元との境界面になっちまってやがらぁ、言わば別の世界と入れ替わっちまってるのよ」

新八「別の世界って、それじゃあターミナルや管理局に連絡した方が良いんじゃないですか?」

源外「そんな生易しいもんじゃねえ、連中が移動できるのはあくまで限られた次元座標……つまり『向き』が定められてるのよ」

源外「この座標はどの『向き』にも当てはまらねぇ未知の『向き』、奴らにしてみても儂等にしてみても銀の字は完全にこの宇宙から消滅してやがる」

新八「そんな……どうにかならないんですか!?神楽ちゃんとも連絡つかないし、ひょっとしたら神楽ちゃんも銀さんと一緒に向こうに行ってるかもしれないんですよ!?」

源外「本来接触することのない世界だ、こういう接触事故はくっついた世界同士が剥がれりゃ自動的に元に戻るもんなんだが、肝心の剥がす方法に検討がつかねぇ以上はなんとも言えねぇなぁ……野郎どもが向こうで無事に生きてるのを祈るくらいしか出来やしねぇよ」

新八「銀さん……神楽ちゃん……」

今日はここまで。
永遠編の間は暫くなのは勢は登場しません。

おつおつ
銀魂らしくていいね!
なのはは知らないけど読めるかなー

見滝原 マミの部屋


マミ「それじゃあ、仕方ないわね……QBがそういうなら信じないわけにもいかないし、私の家で良ければお世話するわ」

QB「それがいいね、もし世界が剥がれた時もできるだけ接点に近い方が影響は早いだろうし」

神楽「マジでか!!」

銀さん「俺たちの話は信用出来ねぇくせに、んな胡散臭い縫いぐるみの話は信じるのかよ。オメー実は友達そいつしか居ねえだr」

マミ「じゃあ遠慮しとく?」ニッコリ

銀神「「ウッスお世話になりまーす!!!!」」


こうして、銀時と神楽はマミの部屋に世話になることになった。
そして神楽は……


数日後 見滝原中学


和子「皆さん、ドラゴンボールはピッコロ派?ベジータ派?はい、中沢くん!!」

中沢「えっ!?ぼ、僕はピッコ……」

神楽「ポロロッカ!!」バギャァァ

中沢「ごふぁっ」ズガァァ

モブ「「な、中沢ァァァ!!!!」」

和子「そう、誰でもよろしい!!皆さんは決してドラゴンボールのキャラクター占いで人を判断するような殿方にはならぬよう、付き合わないように!!」

まどか「先生、生徒の事を少しは気にしてあげてください!!」

和子「あ、そうでした。今日は転校生が来ています♪」

中沢「ブクブクブク」

さやか「ちょ、泡吹いてる、中沢ァァァ!!」

和子「それじゃあ暁美さんもいらっしゃい」

ほむら「……転校生の、暁美ほむらです」

神楽「同じく転校生の夜兎神楽アル、よろしくするヨロシ!」

さやか「まったくとんでもない転校生が来たわねぇ、黒髪の方もあんな感じじゃなきゃいいけど……まどか?」

まどか「……あの子、どこかで……」

今回は此処まで。
新訳無印編、えぇす編は知らなくてもだいたい楽しめるようにはするつもりです。
しかし経緯的に銀さんが若干便利になってるためそこはご容赦頂きたいです。

暫く本人視点の小説ばっかり書いてたら地の文挟むのがおそろしく下手になってる今日この頃。


見滝原 路上

銀さん「しっかしおめぇもサービス良いねぇ、わざわざ裏口入学させてくれるたぁ」

QB「なに、礼には及ばないよ。契約の手段としてこんな事するんなら確かにアウトだけどこれは別件、僕らとしても君達異世界人の生態には興味が尽きない、だから手近な所に居て欲しいっていうのもあるからね」

銀さん「一々言い方が胡散臭えなお前ぇは……で、契約ってのは?」

QB「簡単に言うと、僕は素質のある女の子の願いを一つだけ何でも叶えて上げられるんだ」

銀さん「へぇ……じゃあ」

QB「成人男性は対象外だよ?僕が見えるんだから素質だけはあるんだろうけど」

銀さん「使えねえじゃねーか、期待させやがって」

QB「まぁまぁ……そして、願いを叶えた女の子は魔法少女となり、魔女と戦う運命を架せられる」

銀さん「魔女ねぇ……」

ぐにゃぁぁぁぁ


QB「魔法少女が希望から生まれるように、魔女は絶望から生まれてきて人間を襲うんだ。その姿は魔法少女や才能あるものにしか見えないから太刀打ちできないし、結界に潜んで人間を襲うから存在すら広くは知られていないんだ」

銀さん「……ふぅん、なぁキュウベェくんよお」

QB「なんだい?」

銀さん「結界って例えば、こんな落書きみたいなゴチャゴチャした所?」

いつの間にか、銀時とQBは交通標識や立て看板などが玩具箱をひっくり返したかのように散乱した空間に立っていた。

QB「…………そうだね、一般人がうっかり入ったら二度と出られないよ」

銀さん「キュウベェくぅぅぅぅん!?」

今回はここまで
>>21>>17への返信のつもりで書いたらタブ着け忘れてました。

速報と結構気質が違うんですね、以後気をつけさせて頂きます

今回はここまで
>>21>>17への返信のつもりで書いたらタブ着け忘れてました。

速報と結構気質が違うんですね、以後気をつけさせて頂きます

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