【ゆるゆり】あかり「七森中の魔女?」 (112)
(あかりの自宅:夕方7時)
あかり「じゃあ、お姉ちゃん行って来るね」
あかね「あんまり遅くならない内に帰ってくるのよ?」
あかり「はーい、行って来まーす」
ガチャリ・・・バタン
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あかり(今日は、あかりのお誕生日!)
あかり(ごらく部のみんながお誕生会を開いてくれるから、これから部室に行くんだけど・・・)
あかり(どんな感じになるかなぁ)
あかり「フンフン・・・」
ザァァ・・・
あかり「・・・」
あかり(この時間の、校庭から部室に通じてる道・・・)
あかり(木がいっぱい茂ってて、薄暗くて少し怖いな・・・)
あかり(・・・早足で行こうっと)タッタッ・・・
(ごらく部部室)
ガラ
あかり「みんなー、お待たせー」
結衣「おお、あかり。待ってたよ」
京子「・・・あ、やぁあかり」
ちなつ「あ、あかりちゃん、今晩は」
あかり「わぁ、飾り付けまで!嬉しいよぉ」
結衣「まぁ、みんなでやったんだよな?」
京子「あ?あ、ああ」
ちなつ「え、ええそうですね」
結衣「ほらあかり、座って座って?」
あかり「うん!」
京子「・・・」
ちなつ「・・・」
結衣「それじゃ、みんなでハッピーバースデーの歌歌おうよ」
京子「あ、ああ」
ちなつ「そ、そうですね」
あかり「わぁ、ちょっとてれ臭いな・・・えへへ」
結衣「じゃあ行くよ。ハッピバースデーあかりー」
京子「・・・ハッピバースデーあかりー・・・」
ちなつ「・・・ハッピバースデーディア」
結衣「・・・」
結衣「おい」
結衣「おい。ちょっと止めろ」
あかり「ゆ、結衣ちゃん?」
京子「え?」
ちなつ「な、何ですか・・・?」
結衣「2人ともさぁ、もっと腹から声出せよなぁ!」バン!
京子「ひっ!」ビク
ちなつ「きゃあ!」
あかり「ちょ、ちょっと結衣ちゃん!」
あかり「十分だから、ね・・・?」
結衣「ったく・・・あかりの誕生日だってのにシケた声でさぁ」
京子「あ、ああ悪い、結衣・・・」
ちなつ「ご、ごめんなさい・・・」
結衣「あかりの誕生日祝う気あるのかよ、2人とも本当に」
京子「・・・すまん」
ちなつ「・・・ごめんなさい」
あかり「そ、そんなに怒らないで、結衣ちゃん?」
あかり「お誕生会開いてくれただけでも、あかり十分嬉しいから・・・ね?」
結衣「・・・チッ。それじゃメシにするか・・・。色々作ったんだ。オムライスとかさ」
あかり「そ、そうだよ。みんなでご飯食べようよ、ね?」
京子「あ、ああ、そうだな」
ちなつ「え、ええ・・・」
カチャカチャ・・・
あかり「・・・」
京子「・・・」
ちなつ「・・・」
結衣「・・・」
シ~ン・・・
あかり(みんな、ただ黙って黙々と食べるだけ・・・)
あかり(何だか、気まずいよ・・・)
結衣「・・・あ、そうだあかり」
あかり「ん?なに結衣ちゃん」
結衣「あかりは、こんな話知ってる?」
あかり「どんな話?」
結衣「七森中の魔女、って話」
あかり「七森中の魔女?」
結衣「そう。昔、この中学校に一人の女の子がいてさ」
結衣「先輩に恋をしてたんだ」
あかり「へぇ~・・・」
結衣「ところが、その女の子は内気過ぎて好きな先輩に声もかけれなかった」
あかり「そうなんだ・・・」
結衣「それで、どうしたと思う?」
あかり「さぁ・・・?」
結衣「黒魔術に頼る事にしたんだ」
あかり「く、黒魔術・・・?」
結衣「そう。どこからか手に入れた、黒魔術の本に書いてあった方法でさ・・・」
あかり「そ、そうなんだ」
結衣「それで、その本にはこんな風に書いてあった」
あかり「どんな風に・・・?」
京子「な、なぁ結衣、その話は・・・」
結衣「あ?」ジロ
京子「あ、いや・・・」
あかり「結衣ちゃん、何て書いてあったの・・・?」
結衣「ああ、うん」
結衣「女の子を殺し、生贄に捧げよってね」
あかり「い、生贄?」
結衣「そう。ただし条件があって・・・」
結衣「思い人の関わり深い場所で、7月24日に日が沈んでから生贄の命を捧げよ、ってね」
あかり「・・・」
結衣「結局、その子は条件を満たせなかった・・・」
結衣「それもそうだよね。この時期、日が沈むまで学校に残ってる子なんて
まずいないし・・・フフッ」
あかり「あ、あはは・・・」
京子「・・・」
ちなつ「・・・」
結衣「それで、その子は結局どうなったと思う?」
あかり「さ、さぁ・・・」
結衣「行方不明さ。自殺したんじゃないかって噂」
あかり「じ・・・」
ちなつ「ゆ、結衣センパイ!」
結衣「・・・けど。彼女は魂だけになって今も」
結衣「生贄を求めて、日が沈んだあとの校内をさまよっているという・・・」
結衣「それが、七森中の魔女の伝説」
あかり「・・・」
結衣「あ、ちなみにその子ってさ」
あかり「ん?」
結衣「どうやら、茶道部の部員だったらしいんだ。昔のね」
あかり「え・・・」
結衣「・・・思い人との、関わり深い場所だから・・・」
結衣「もしかして、生贄を捧げる予定の場所は、ここだったのかもなぁ・・・フフフ・・・」
あかり「・・・」
結衣「あと、7月24日って・・・」
結衣「偶然、あかりの誕生日と一緒だよね・・・クックック・・・」
ザァァ・・・
結衣「・・・なーんてね、アハハ」
あかり「ゆ、結衣ちゃん?」
結衣「作り話に決まってるよ、こんなの」
あかり「ええっ?」
結衣「大体、その子行方不明なら誰が広めるんだ、この話」
あかり「あ、あはは・・・もうやだー、結衣ちゃんったら」
京子「・・・」
ちなつ「・・・」
結衣「ごめんなあかり?誕生日にふさわしくない話しちゃって」
あかり「ううん、いいよ」
結衣「・・・あ、私ちょっとトイレ行って来るね」
あかり「うん」
ガラ・・・ピシャ
京子「・・・」
ちなつ「・・・」
京子「・・・」
ちなつ「・・・」
京子「・・・あかり、今すぐ帰ったほうがいい」
ちなつ「そうよ、あかりちゃん!」
あかり「えっ、え?」
京子「結衣のヤツ、何か様子が変なんだ・・・」
ちなつ「ええ、そうですよね・・・」
あかり「そ、そう・・・」
京子「誕生会なんて、別にあかりの家でも、何なら結衣の家でもどこでもいいのにさ」
京子「やけに、この時間のごらく部でやる事にこだわってさ・・・」
ちなつ「ええ・・・許可取るの大変でしたよね」
あかり「・・・」
京子「結衣の、さっきの話・・・」
京子「もしかして、結衣は取り付かれてるのかも知れない。その・・・」
京子「七森中の魔女に」
あかり「そ・・・」
あかり「そんなの、きっとただの思い過ごしだよぉ」
京子「・・・まぁな。私も信じられないんだけどさ」
ちなつ「・・・そうならいいんだけど」
結衣(・・・)(聞き耳)
結衣(フフッ)
ガラ
結衣「やぁ、お待たせ」
結衣「ん?みんな何の話してたの?」
京子「あ、い、いや・・・」
ちなつ「べ、別に何も・・・」
あかり「あ、ううん、何でもないよ?」
結衣「・・・それでさ、あかりに1つサプライズを用意してるんだ」
あかり「サプライズ・・・?」
京子「え・・・?結衣、そんなもの用意してたの?」
ちなつ「聞いてませんよ?」
結衣「そう。このふすまの向こうにね・・・」
あかり「わぁ、何なに?」
結衣「きっと、気に入ってくれるよ・・・フフフ・・・」
あかり「な、何かなぁ」
結衣「じゃあ、部屋の電気消して」
あかり「え?で、電気消すの?ちょっと怖いな・・・」
京子「つ、つけっぱじゃダメなの?結衣」
ちなつ「そうですよ、結衣センパイ」
結衣「・・・」
結衣「・・・京子。ぐずぐずしてないでさっさと電気消せよ!」
あかり「ゆ、結衣ちゃん!」
京子「わ、わかったって。そう怒鳴るなよ・・・」
ちなつ「今日の結衣センパイ、やっぱり何か・・・」
京子「じゃあ、消すよ?」
あかり「うん・・・」
パチ
あかり(真っ暗・・・足元気をつけないと)
あかり(ええと、このふすま開けるんだよね)
あかり(・・・)
あかり(何か、怖い・・・)
あかり(・・・今日の結衣ちゃん、確かに様子か変)
あかり(それに、さっきの話・・・)
あかり(・・・)
結衣「あかり?」
あかり「な、なに?」
結衣「どうしたの?早く開けなよ」
あかり「う、うん・・・」
あかり(・・・)
ガラ
あかり(・・・え?)
あかり(真っ暗・・・?よく見えな・・・)
あかり(誰かいる・・・?)
京子「あかり?何かあった?」
あかり「え、ううん、暗くて・・・」
京子「・・・じゃあ、電気つけるよ?」
パチ
向日葵「・・・」
櫻子「・・・」
あかり「え、ひ、向日葵ちゃんに櫻子ちゃ・・・?倒れて・・・」
あかり「・・・きゃあーっ!せ、背中にナイフが!」
京子「な、なに!?」ダッ
ちなつ「うそ!」ダッ
結衣「・・・」
京子「・・・だめだ。息してない」
ちなつ「お願い、2人とも目を覚まして!」
あかり「あ・・・あ・・・」
結衣「・・・」
ちなつ「きゅ、救急車・・・!あと、警察に連絡します!」
京子「結衣、結衣は学校に先生が残ってないか探してきて!」
あかり「いやぁーっ!向日葵ちゃん!櫻子ちゃん!」
結衣「あ・・・本当か?本当に・・・」
京子「何してるのさ、結衣、早く!」
結お「あ、ああ、わかった」
ガラ
結衣(・・・)タッタッタ・・・
結衣(い、一体どういう事だ!?)
結衣(ふすまを開けたら、2人が誕生日ケーキ持っておめでとうって予定で・・・)
結衣(ただの、サプライズのはずだったのに・・・!)
結衣(あの話だって、ただの噂話を作り変えて・・・)
結衣(・・・もしかして七森中の魔女、本当に・・・?)
結衣(あっ!?)ピタ
結衣(向こうに、誰か・・・?)
結衣(暗くてよく見えないけど・・・。髪の長い・・・女の人?)
ザァァ・・・
結衣「あ、あの・・・」
??「・・・」
??「・・・」タッ
結衣「あ、ま、待って!」
結衣「・・・」
結衣「消えちゃった・・・」
結衣「い、いや今はそれどころじゃない!」
結衣「急いで校舎に行かないと!」
(校舎)
結衣「カギが、かかってる・・・」
結衣「・・・やっぱり、誰も残ってないよなぁ」
結衣(・・・)
結衣(・・・古谷さん、大室さん)
結衣(くっ・・・私が、こんな企画考えたばっかりにっ・・・!)
結衣(けれど、一体誰が・・・?)
結衣(校内には、私達しかいない)
結衣(それに、私達はあかりが来てからずっと同じ部屋にいた)
結衣(古谷さんと大室さんは、あかりが来る少し前に準備してもらったから・・・)
結衣(私達の中に犯人はいないはず)
結衣(すると・・・さっきの女の人・・・?)
ヴーッ、ヴーッ
結衣「ひっ!」
結衣「着信・・・?京子から・・・?」
結衣「・・・はい」
京子「結衣、大変なんだ!すぐに戻ってきてくれ!」
結衣「は?え?ちょっ・・・」
京子「頼む、今すぐ・・・」プツッ
結衣「お、おい京子!京子!?」
結衣「・・・」
結衣「かけ直しても、通じない・・・」
結衣「・・・」
結衣「・・・京子!」ダッ
ーーー
ーー
ー
結衣(何だ、一体何が起きてるんだ?)タッタッタ・・・
結衣(頼む、みんな無事でいてくれ!)
結衣(あかり・・・ちなつちゃん・・・京子!)
ーーー
ーー
ー
(ごらく部部室前)
結衣「電気が、消えている・・・?」
結衣「・・・まさか!」
ガラ
結衣(真っ暗だ・・・)
結衣「京子・・・?」
結衣「あかり・・・?」
結衣「ちなつちゃん・・・?」
結衣「い、いるなら返事をしてよ、頼む」
結衣「・・・」
結衣「ふすまの、向こう・・・?」
結衣「・・・」
結衣「京子・・・?あかり・・・?ちなつちゃん・・・?」
結衣「そこに、いるの・・・?」
シーン・・・
結衣「・・・」
結衣(怖い・・・)
結衣(・・・だけど、確かめなきゃ)
結衣「・・・」
結衣「・・・」
結衣(・・・よし、開けるぞ!)
ガラ
京子「ばぁぁぁーーー!」
結衣「うおっ!?うおおおーーー!?」ドタァ
京子「あーっはっは!引っかかった引っかかった!」
結衣「・・・え?は?」
結衣「京子、一体どういう・・・?」
京子「あー、電気つけていいよー」
ちなつ「了解でーす」
パチ
あかり「結衣ちゃん、ごめんねぇ」
向日葵「船見先輩、申し訳ありません・・・ほら櫻子も」
櫻子「船見センパイ、ごめんなさい!ぜんぶ、歳納センパイのしわざなんです」
結衣「えっ・・・?」
京子「だってさー、結衣があかりの誕生日に恐怖ドッキリやろうって聞かないからさー」
京子「やめようって言ったのにさー。絶対面白いからって」
ちなつ「ええ。結衣センパイには申し訳なかったですけど」
向日葵「私もつい口説かれてしまいまして」
櫻子「私は悪くないですよ?歳納センパイの計画に乗っただけなんですからね」
結衣「あ、あの・・・」
京子「なんで、逆ドッキリでこらしめてやろうと思ったのさー」
ちなつ「ええ、そうなんです」
あかり「ほ、本当にごめんね?結衣ちゃん」
結衣「そ、その・・・」
結衣「ナイフとか刺さってたのは・・・?」
京子「オモチャだよオモチャ。百均で売ってるヤツをちょっとイジったの」
結衣「息が止まってるとか、それは・・・」
京子「そんなの、私が言っただけだろー?」
京子「結衣、ドッキリもいいけどさ、ちょっと悪趣味すぎだってーの。あかりの誕生日に」
ちなつ「ええ。演技とは言え結衣センパイに怒鳴られるのは辛かったんですよ?」
結衣「そ、そうか・・・ごめん・・・」
結衣「・・・あかり。あかりは全部知ってたの?」
あかり「え?ううん。結衣ちゃんが校舎に向かってる間に教えてもらったの」
京子「ま、あかりが知ったら反対するだろうしねー」
ちなつ「ええ。それにあかりちゃんすぐ顔に出ちゃうんだから」
あかり「けど、向日葵ちゃんと櫻子ちゃんが倒れてた時は本当にびっくりしたよー」
京子「ぷくく・・・。あかり、本気で泣いてたもんなぁ」
向日葵「赤座さん、驚かせちゃってごめんなさいね?」
櫻子「私達が起き上がったら気ー失いかけてたよね」
結衣「・・・」
結衣「・・・はぁー」
結衣「良かった、本当に・・・。何にもなくて・・・ううっ・・・」
京子「ゆ、結衣・・・?」
ちなつ「結衣センパイ?」
結衣「メチャメチャ怖かったんだぞ?京子から電話があって」
結衣「部室の扉開けたら辺り一面血まみれだったらどうしようとか」
結衣「色々考えて、本当怖くて怖くて・・・グスッ」
あかり「ゆ、唯ちゃん本当にごめんね?あかり、止めたんだけど・・・」
京子「・・・まぁ、結衣もこれに懲りたらドッキリもほどほどにしような」
結衣「・・・ああ」
京子「ってなわけで、逆ドッキリ、大成功ー!」
櫻子「いぇーい!」
向日葵「櫻子!」
結衣「あ、あはは・・・」
京子「じゃ、改めてお誕生会再開しようか」
ちなつ「ええ、そうですね。食事も途中でしたし」
向日葵「そうですわ、バタバタしましたけど赤座さん、これバースデーケーキ」
あかり「ええ?ありがとう!向日葵ちゃんも櫻子ちゃんも、一緒に食べよ?」
櫻子「マジで?やったーい!」
結衣「ははは・・・」
ーーー
ーー
ー
結衣「ふぅ・・・あかり、ゴメンな?こんなドッキリはもう2度とやらないよ」
あかり「え?ううん、いいの。結衣ちゃんだって一生懸命考えてくれたんだから」
京子「あーあ。あかりは優しいねぇ~」
櫻子「そうですよねー。誕生日ケーキご馳走してくれるし!」バクバク
向日葵「こら櫻子、少しは遠慮なさいな」
ワイワイ・・・
結衣「・・・けどさ。本当に怖かったなぁ」
京子「ふふーん。完璧なプランだったろー」
結衣「ああ。特に髪の長い女の人が出てきた所とかさ」
京子「・・・へ?」
結衣「そう言えば、あれは誰に頼んだの?」
京子「か、髪の長い女の人・・・?」
京子「・・・ちなつちゃん、何か知ってる?」
ちなつ「え?いえ私は特に・・・」
あかり「ん?どうしたの?」
櫻子「何の話ですかー?」
向日葵「どうされましたの?」
京子「・・・結衣がさ、校舎に向かう途中で髪の長い女の人見たんだって」
京子「私、そんなの仕込んでないのに」
あかり「え・・・」
櫻子「ほ、本当ですか?」
向日葵「ま、まさか」
シ~ン・・・
京子「・・・もしかして」
京子「七森中の魔女って、本当にいるのかもね・・・」
京子「・・・な、なんてな!なんてな!結衣の見間違いだって!」
結衣「え?そ、そうかな、確かに・・・」
ちなつ「ほ、ほら近所の人かも知れませんし!」
あかり「も、もう、逆に驚かそうとしてるでしょ、結衣ちゃん?」
櫻子「や、やだなぁー船見センパイ!」
向日葵「き、きっと気のせいですわよ!」
京子「そ、そう!それにしてもさぁ」
あかり「ん?なに京子ちゃん」
京子「あかりのお誕生会なのに、これじゃまるで結衣が主役だね」ニシシ
あかり「ちょ、ちょっとぉー!?」ガビーン
櫻子「あっはっは、確かにー!」
向日葵「こら、櫻子!」
ちなつ「あ、あかりちゃん、ドンマイ・・・うぷぷ・・・」
結衣「・・・なんつーか、ほんとゴメンあかり」
あかり「みんな、ひどいよーっ!?」
あかり「もーっ!今日の主役は、あかりなのー!」
アッハッハ・・・
ーーー
ーー
ー
(西岳先生の車中)
松本「・・・・・・」
西垣「なに?珍しく忘れ物をして取りにいったら」
西垣「誰もいないはずなのに何かが物凄い勢いでこっちに向かって走ってきた?」
西垣「七森中の魔女に違いないって?はっはっは、まさかそんな」
松本「・・・・・・」
西垣「怖いから早く帰ろうって?ああ、わかったわかった」カチ、ブロロン
松本「・・・・・・」
西垣「なに?珍しく爆発オチじゃないって?」
>>99
西岳先生になってるな・・・西垣先生の間違いです・・・
西垣「まぁ、たまにはいいじゃないか。それじゃ、帰るぞ」ブロン
松本「・・・・・・」
西垣「七森中の魔女を知ってるのかって?ああ、私がここに赴任した時からある噂で・・・」
ブロロロ・・・
終わり
(オマケ:オチをこっちにするか最後まで迷ったあかねバージョン)
(あかりの家)
あかり「ただいまー」
あかね「あらお帰りなさい、あかり。お誕生会は楽しかった?」
あかり「うん!・・・あれ?」
あかね「ん?どうしたの?」
あかり「お姉ちゃん、肩に葉っぱがついてるよ?」
あかね「あ、あら?いつの間に」
あかり「どこか出かけてたの?」
あかね「い、いいえ?おかしいわね」
あかり「ふーん・・・変な事もあるんだね」
あかね「そ、そうね、うふふ」
あかね(心配で、こっそりあかりの様子を見に行ったら・・・)
あかね(見つかりそうになって、慌てて帰ってきたなんて言えないわね・・・)
本当に終わり
以上になります
読んでくれた方、ありがとうございました
あかりちゃん、お誕生日おめでとう
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