春香「は?」
P「当時俺のほうはまだ中学生でなー。いまにして思えばほとんど小鳥さんに襲われたようなも……あっ」
春香「」
P「……」
春香「」
P「……あー、えっとぉー……」
春香「は?」
ガチャ
真「」ツカツカツカ
雪歩「」ツカツカツカ
真・雪歩「は?」ズイッ
P「あ、いや……今の、は……」目線ツイー
小鳥「」
律子「」 ’
小鳥「」ダラダラダラダラ
律子「」ガタッ
小鳥の胸ぐらグイッ
律子「は?」
小鳥「」ダラダラダラ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468597129
春香「」携帯カコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカコカ…ピッ!
P「……」
律子「……」
真「……」
雪歩「……」
春香「……」
小鳥「……」ブルブルブル
事務所の電話<PRRRRRRRRRRRRRR!
小鳥「ッ!?」
事務所の電話<PRRRRRRRRRRRRRR!
律子「……」
真「……」
雪歩「……」
春香「……」
事務所の電話<PRRRRRRRRRRRRRR!
事務所の電話<PRRRRRRRRRRRRRR!
小鳥「……」恐る恐る
ガチャ
小鳥「は、はい756プ」
美希『は?』
小鳥「」
美希『は?』
小鳥の携帯<TRRRRRRRRRRR!
小鳥「ひッ!?」
携帯<TRRRRRRRR!!
小鳥「……」
携帯<TRRRRRRRR!!
小鳥「……」ワナワナ
携帯<TRRRRRRRR!!
ピッ
小鳥「……はい、音な」
貴音『ひ?』
小鳥「えっ」
貴音『ひ?』
小鳥「」
美希『は?』
貴音『ひ?』
小鳥「…………ふ?」
貴音・美希『は?』
スタスタスタスタ
ガチャ
美希「は?」
小鳥「ひッ!?」
スーッ
貴音「ひ?」(小鳥の背後)
小鳥「ぎゃあっ!?」
小鳥の携帯<ピロリンッ!
小鳥「!」ガタガタガタガタ…スッ
From: 三浦あずさ
Subject:
本文:
【
あ?
】
小鳥「」ゾ
律子「」小鳥の携帯パシーン!
小鳥「あ、ちょっ」
律子「」胸元グイッ
律子「あ?」
小鳥「……ぼ、暴力は」
春香「あ?」
真「あ?」
雪歩「あ?」
美希「あ?」
貴音「あ?」
ガチャ
あずざ「あ?」
P「」ゾ
真美「……は、はぁ?///」
やよい「?」キョロキョロ
亜美「んん?」ミンナドッタノ?
千早「殺す」
伊織「手伝うわ」
響「へ、へへへへへっ、えっっへへへへへへへへへへへへぇ」ニタニタ
小鳥「」
小鳥(し、)
小鳥(死んだぁーーーーーーーー!!)
数時間前
事務所
春香「……」ペラッ ソファで雑誌を読んでいる
千早「……♪」同じく ヘッドホンで音楽を聴いている
真「……かわいいなーこの服。へへ、買っちゃおうかな」同じく テレビ視聴中
春香「……ねぇ、真」
真「それでボクもフリフリーなお姫様に……って、なに春香?」
春香「真ってさ、処女?」
真「…………ハァ!?!!?」
真「と、とととと、突然なにを言いだs……ゴホッゴホッ!! あ、なんか変なとこに入った、ゴホッ! ゴッホェッ!!」
春香「ちょ、大丈夫? 背中さすろうか?」
真「ゴホッ! ゴッホォ! は、春香!! ななななな、なんてことを言いだすんだよ急にッ!!」
春香「し、シィーーー!! 静かに! 声が大きいってば!」
千早「……?」チラリ
真「……あっ、と……もうっ、一体どういうつもりなのさ!?/// 」ボソボソ
春香「だって、その……気になったから……」雑誌の記事を見せる
真「えぇ? ……『高校までに初体験を済ませた女子の割合』? こっ、こんなに高いの!?」ボソボソ
春香「……ふーん、やっぱりショジョなんだ……」
真「ハァ!?!? どっ、どうしてそう言い切れるのさ!///」
春香「じゃなかったら『こんなに高い』なんて言わないよ~」フフ
真「ぐ……! そ、そういう春香はどうなのさ! まさかもう済ませたからそれを自慢して……」ボソボソ
春香「わ、私だってまだだよっ! だからこそ気になってるっていうか……興味あるっていうか……?」モジモジ
真「……ふーん。まぁ、信じるけどさ……」
春香「……ねね、真も興味あるんでしょ? オープンにしてないだけでさ」
真「そ、そりゃボクだって女の子だし……一応……まぁ、知識だけは? あるわけ、だから……///」
春香「でしょでしょ! やっぱり気になっちゃうよね!」ワクワク
真(は、初めてはやっぱり好きな人とがいいし、理想のシチュエーションとか、最初は痛いのかなとか、ちゃんと入……出来るかなとか、気になることなんか山ほどあるけど……)
春香「みんながまだ処女かどうか、気になるよね!」
真「……そうそうみんなが…って、そっち!?」
春香「そっち? そっちって? ほかにどっちがあるの?」キョトン
真「あ、いやぁその……ええと……」
真(まずい、春香がヘンなのはいつものことだとしても、このままじゃボクがエッチな子だと思われかねない……!)チラッ
千早「……」シャカシャカ♪
真「……(そうだ!)ち、千早はどうなのかなっ、雰囲気が大人っぽいから、もしかしてってこともっ」
春香「……んー、どうだろねー。まだだとは思うけど、もしもう済ませてたらショックだなぁ。言ってくれればいいのにーって」ジーッ
真「(せ、セーフ!)千早は自分からそういうことを口にしないタイプだからね。みんなには隠してるけど実は……なんて……」
春香「うーん……そう言われてみれば確かに……いや……うーん……」
千早「……? なに、さっきから二人して人の顔をジロジロみて……」ヘッドホン外し
真「いやあ、ハハ、なんでもないんだ。ゴメンね邪魔しちゃって」
春香「そうそう、千早ちゃんが処女かどうかについて二人で考えてただけなの。だから全然大したことじゃないよ」
真「ちょ、春香!」
千早「しょっ……。あなた達、仮にも人気アイドルでしょう。まだ明るいうちから何の話をしてるのよ?」
春香「だってぇ~……」雑誌の記事見せる
千早「……なに? こんな雑誌がどうしたって……うそ、こんなに高いの!?」ガバッ
真「やーりぃ! 処女だぁ!」グッ
千早「なっ、べっ、どっ、どどど、どうして……!?」
春香「もし初体験を済ましてるなら、『こんなに高い』なんて言わないからね」
千早「……くっ! こんな卑怯なやりかた、春香はまだしも菊池さんまで……!」
真「いやあ、実はボクも同じ手にかかっちゃったクチで、つい」ハハ
春香「まぁまぁ千早ちゃん、これで真も処女だからおあいこだよ。気にしない気にしない」
真「ちょ、勝手に言わないでよっ! そういう春香だって未だだろ!」
千早「ふ、二人ともそうなの? そう……なら……」ほっ
春香「そう! 私たち三人は仲間なんだよ千早ちゃん! 事務所内の誰がまだ処女なのか気になる仲間!」
千早「……えっ?」
春香「これを縮めて処女探し隊! そうでしょ千早ちゃん!」
千早「……えっ、と」真の方をチラッ
真「……ま、まぁ? 成り行き上こうなったとは言え、正直言えば気にならないことはないし? まぁその……ね?」
千早(なにが『ね?』なのかしら……)
雪歩「真ちゃーん、お茶が入ったよー」テクテク
真「ああ、いつもありがとう雪歩」ニコリ
雪歩「えへへ、真ちゃんの笑顔が見れると思えばこんなのなんでもないよー」てれり
雪歩「あ、もちろんみんなのぶんもあるからね。そうそう、今日は新しいお茶っ葉を試してみたの。よかったら後で感想を聞きたいなぁ」
千早「ありがとう萩原さん。いただくわね」
春香「うーん、美味しい!
やっぱり処女が淹れたお茶は一味違うねー!」
真(い、いきなり放り込んだ!)
千早(ろくでもないわね……)
雪歩「はぇっ!? しょ、しょじ……!?」
真「お、落ち着いて雪歩。実は春香がね……」
説明省略
真「で、春香が気になる気になるって騒ぎ出して……」
雪歩「……」プルプル
千早「……見なさい春香、こんなに震えてるじゃない。萩原さんが怒るのも無理な」
雪歩「私、気になりますぅ!!」ガタッ
真「えっ」
春香「でしょでしょ!? やっぱり気になるよね、事務所の誰がまだ処……」
雪歩「ぷっ、プロデューサーはもう、そのっ、すすすすすすっ! 済ませてるんでしょうかっ!!!」
千早「えっ!?」
真「なっ!?」
春香「そっち!?」
雪歩「……」雑誌の記事を見せる
『30代までに初体験を済ませている男性……80%』
千早・真・春香「……ッ!!」
雪歩「……」椅子に座る
雪歩「……みんなは、ど、どうかな? 気になったり……しない?」
春香「どうって、そりゃあ……ねえ? 千早ちゃん?」
千早「わ、私? 私は別に、そんな……」チラッ
真「ボボボ、ボクは別に、プロデューサーのことなんて、別にそんな、別に……その……////」
雪歩「……例えば……だけど……」
春香「?」
雪歩「……プロデューサー、高校生の夏……」
千早・真・春香「……ッ!?」
雪歩「……部活の後輩と……近所の縁日に行った帰り道……」
雪歩「紺の浴衣をまとった、いまよりもずっとあどけない、17歳のプロデューサー……」
雪歩「その隣には、私たちの知らない……浴衣姿の女の子……」
真「あ、あああああ……」ガタガタ
千早「……」ハイライトオフ
春香「……」シロメ
雪歩「……仲睦まじげに歩く二人……だけど急に女の子が立ち止まって言うの。『あっ……』」
雪歩「『………鼻緒が、切れちゃった……』」
雪歩「『……歩けないよ、先輩……』」
真「……だ、だからなんだっていうのさ! 歩けないって!? そんなの裸足で、そう、裸足で帰ればいいじゃないか!」
雪歩「……」
真「……」ワナワナ
雪歩「……『鼻緒? みせてごらん?』」
千早「!? だ、だめ!」
春香「プロデューサーさん!」
雪歩「『ああ、こりゃちょっとどうしようもないな。どうしよう、まだ駅まで遠いし……』」
雪歩「『あ、あの、先輩……私……』」
雪歩「『私……』」チラッ
真・千早・春香「お、おんぶしてほしいです!!!」
雪歩「………」
真「……」
千早「……」
春香「……」
雪歩「……人通りもまばらな、川沿いの道……ゆっくりと歩くプロデューサー……その背中にしがみつく、知らない女の子……」
千早「」ギリッ
雪歩「……『今日は楽しかったです。先輩と来れて、よかったぁ……』」
雪歩「『うん、俺も。勇気出して誘って良かったよ』」
春香「そんな、誘ったのはプロデューサーさんから……」ワナワナ
雪歩「『私の家、ここなんです。送ってくれて、ありがとうございました』」
真「い、家まで……おんぶ……」
真「……家まで……」
真「……おんぶ……」
雪歩「『先輩……じつは今日うち……だ、だれも……いないんです……』」
雪歩「『……え?』」
雪歩「……『……か、帰っちゃ……や、です……』」
春香「ああああ、あ、ああ、あああああ!」
千早「」机ガタガタガタガタガタガ
真「グッ、ハァッ! ア、アア! フーッ! フーッ! フーッ!」ナミダメ
雪歩「……そんなことが、あったかもしれない……プロデューサーの高校生時代……」
千早「」
春香「」
真「」
雪歩「……を、経て」
千早・春香・真「!?」
雪歩「……例えば、大学生のプロデューサー……」
千早・春香・真「!!?!!??」
雪歩「……今の私たちよりも年上の……ちょっとだけお兄さんな、プロデューサー……」
雪歩「……そんなお兄さんを慕う……近所の女子高校生……」
千早「ま、まさか」
雪歩「……そう、家庭教師」
春香「かていきょうし!」
真「ふたりだけの長文読解……密室での必要十分条件……」
真「……密室での……」
真「……必要……十分条件……」ブルブル
雪歩「……」
千早「……」
春香「……」
真「……」
雪歩「……のみならず」
千早・春香・真「!!?!!??」
雪歩「サークルで出会った、女の先輩と……新入生歓迎会……」
雪歩「……はじめての……飲酒……」
真「さ、サークルで出会った女の先輩!」
真「サークルで出会った……」
真「女の先輩……!」ジダンダ
雪歩「……同期のマドンナ……」
春香「ど、同期のマドンナ!」
雪歩「……居酒屋の看板娘……」
千早「板なら、私にだって……!」
雪歩「……いつも同じ電車に乗り合わせる、年上のOLさん……カナダからの留学生……学生課のお姉さん……アパートのお隣さん……ワケありげなお隣さん……どこか影のある……美人のお隣さん……」
雪歩「そして……」
千早「は、萩原さん、もう」
春香「そうだよ雪歩……もうこれ以上はその」
真「聞きたくない聞きたくない聞きたくない」アーアーアー
雪歩「…………『えへ、これでまた先輩と同じ学校に通えますね』」
千早・真・春香「あああああああああああああああああああ」
雪歩「あああああああああああああああああああ」
千早・真・春香・雪歩「ああああああああああああああああああ」
四人「ああああああああああああああああああああああああああああ」
数分後
雪歩「……つまりその、プロデューサーは容姿端麗とまではいかなくても、あの笑顔は十分すぎるほどに魅力的だと思うし、あの人懐っこい性格で……14人もの女の子に囲まれて、ドッシリと構えていられる度量を持っていて……」
雪歩「あんな少女漫画のキャラクターみたいな人が二十何年も生きていたら……」
雪歩「……なんてことが、気になったりしない、よね?」アハハ
春香「そ、そう、だね……言われてみれば確かに……」ワナワナ
真「あんまりプロデューサーの昔の話って知らないから……き、気にはなってきたかなぁ?」ゼェゼェ
千早「」
春香「ち、千早ちゃん? もうそろそろ落ち着いた?」
千早「……気になるわね」
春香「えっ?」
千早「気になる。気になる気になる! 気になりすぎて全然集中できないわ!」
真「ええ……」
あかん眠い。また近いうちに。
面白いが千早は菊池さんじゃなくて真呼びだな
よく見たらあずざで草
千早「……考えてもみなさい真、例えばあなたが大事にとっておいた、特別なプロテインがあるとして……」
真「プロテイン……」ゴクリ
千早「そのプロテインがいつのまにか誰かに飲まれてしまっていたとしたら……というかむしろ、そんなもの初めから無かったとしたら」
真「!?」
千早「あとで必ず自分のものになると確信していた特別なプロテインなのに……」
千早「一生に一度の……特別なプロテインだったのに……!!」
千早「それがもう……無いかもしれないのよ!!」
真「あ、あわわわわ……」
千早「……飲まれていた……そう、とっくの昔に……!」
千早「プロデューサーの……!」
千早「童貞ン……!!」
真「ど、どうていん!!」ピシャア!
春香(……飛ばしてるなー千早ちゃん)
雪歩(……私の……童ティーが、飲まれていたとしたら……?)フラッ
真「……な、ないのか……? ボクの……ドウテインが……」ガクッ
千早「……」
真「……正直、むこう2,3年のうち……いや来年あたりには飲めると思っていた……!」
真「ランクアップのご褒美に……卒業のお祝いに……」
真「……あわよくば、この冬にはと……!」ギリッ
真「……思って……いたのに……ッ!」ポタポタ… …
春香「……まこと……」
雪歩「真ちゃん……」ポロッ
千早「……まだ、分からないのよ……」
真「えッ!?」バッ
千早「……あるのか、ないのか……実際のところ……」
千早「……プロデューサーの……」
千早「……ど、ど……」
真「……?」
千早「ど……どう…。ん、んんっ!」
千早「……ど」
真「童貞」
千早「……そう。どう、てい……が……/////」小声
雪歩(あ、いまさら恥ずかしくなるんだ)
春香「あ、いまさら恥ずかしくなるんだ」
千早「……ッ//////」キッ
春香「あっ、と。ごめんごめん」エヘヘ
雪歩(口に出すから……)
千早「と、とにかくっ! こうなってしまった以上、実際のところを確かめるまでは人心地つかないわ! みんなもそう思うでしょ!?」グッ
真「い、異議なぁし!」挙手
春香「同ぁじくっ!」挙手
雪歩「私もですぅ!」挙手
千早「みんな……どうもありがとう……っ!!」
春香「こちらこそだよ、千早ちゃん!」
雪歩「が、がんばりましょうっ!」
真「へへっ、なんだか燃えてきた!」
春香「……そうだっ! みんな、手を出して!」スッ
千早「!」スッ
雪歩「はいっ!」スッ
真「応!」スッ
春香「じゃあ、いくよ!」
『765処女ぉ~! ファイッ!』
『オーッ!』
真「……それで、肝心の確かめかただけど……」
千早「……そうね、まさか正面切って聞くわけにもいかないし」
雪歩「聞いたところで、上手いことはぐらかされるに決まってるよね……」
春香「……」ウーン
千早「……春香? どうしたの? なんだか意味深な表情になってるけど……」
春香「……ここでアレをだすか……、いや、でもなぁ……」ウーン
雪歩「……アレ?」
真「なんだよ春香、ここまで来て出し惜しみはないよ?」
春香「……そう、だよね。うん。しょうがない、ここで使っちゃおうかな」
千早「……使う?」
真「一体なんの話?」
春香「……その、みんなはさ、気づいてる? プロデューサーさんの【裏ワザ】のこと……」
千早「ッ!?」
真「うっ、」
雪歩「裏ワザ!?」
春香「……うん、裏ワザ。プロデューサーさんには、どんな質問を投げかけても絶対に本当のことを言わせる、秘密の裏ワザがあるんだよ」
雪歩「5万!」ギラッ
千早「えっ!?」
真「……ハッ! 倍! 倍出す! 10万ッ!!」グイッ!
千早「……あッ! ちょっとまって! ええと……30……いや、45……四十五! 45万!!」ギラリ
春香「ちょちょちょ、ちょっと待って! お金なんかいらないよ! タダでいいから! 普通に教えてあげるから!」
千早「たっ!?」
真「タダでいいの!?」
春香「だって私たち、仲間でしょ? こういう時は助け合わないとねっ」ウインク
千早「春香……」
真「はるかぁ……」
雪歩「春香ちゃん……」
今日はここまでっぽい。少なくてすまんな。
みんなレスありがとう。
今日の分ちょっとダレるっぽい。テンポよくいけるようにがんばるで。
春香「……でもこの裏ワザにはみんなの協力が必要だから、そこはお願いね?」
真「もっちろん!」
春香「あと、他言無用の悪用厳禁! それを守れるならその裏ワザ、この春香さんがみんなに伝授してあげましょう!」エッヘン
千早「任せてちょうだい、春香!(他言無用の……)」
真「仲間を裏切るようなことするわけないじゃないか!(悪用厳禁……)」
雪歩「もちろんですぅ!」(他言無用の……)
春香「……」ニコ
千早(悪用厳禁……)ニコ
真(悪用厳禁……)ニコ
雪歩(……悪用……厳禁……)ニッコリ
四人(……………………)ニッコリ
春香「……コホン! それで肝心の裏ワザについてなんだけど……」
説明省略
千早「……つまり春香の話をまとめると、
『書類仕事に集中してるプロデューサーにいきなりぶっ飛んだ質問をすると、どんな質問でも正直に答えてしまう』ということ?」
春香「ノンノンノン! 違うよ千早ちゃん、集中じゃなくて、超! 集中! してるときね」
真「……うーん、普段から集中して書類に向かってるように見えるけど……超集中かぁ……」
春香「そう、そこが問題なの。プロデューサーさんを超集中状態にさせるには、事務所から可能な限りノイズをなくすことが絶対条件……」
真「年少組がいるとバタバタするもんね、今のボクらに言えたことじゃないけど……」ハハ
千早「……みんなのスケジュールを見ると……くっ、まずいわね。とてもプロデューサーを一人にできるような状態じゃないわ」
春香「……律子さんに小鳥さんは仕方ないにしても、伊織とやよい、亜美真美、あずささんも帰ってきちゃうみたいだし……」
雪歩「……あっ! ここ!」スッ
雪歩「……ここで伊織ちゃんを足止めできれば、もしかしたらお昼くらいから30分……うまくやれば一時間くらいは稼げるかも……」
春香「……すると事務所内に残されるのは……プロデューサーさん、律子さん、小鳥さん……そして私たち、か……」
春香「……うん、わかった。千早ちゃん、伊織の足止めをお願いできる?」
千早「ええ。高槻さんのことで話があるとでも言って呼び出すわ。じゅうぶんな含みをもたせてね……」ニコリ
春香「……伊織対策はこれでよし。真、雪歩の二人は事務所の前で見張り。想定外の来客に対応して」
真「任せて!」
雪歩「た、大役ですぅ~」
春香「……考えられるイレギュラーは美希と貴音さん……ラーメンを持った雪歩に真が壁ドンでもしていれば……時間は稼げるかな……」
春香「うん、これなら……!」
千早「! ちょっと待って春香、肝心なことを忘れているわ!」
春香「……肝心なこと?」
千早「この時間、お昼よね?
一体どうやってプロデューサーに書類仕事に集中してもらうの?」
春香「!!」
千早「……食事制限も多いみんなの前で大っぴらにお昼ご飯を食べるような人ではないけれど……それでもお昼の休憩は取っているわよね?」
春香「……そう、だね……」
千早「それに、春香も知っているでしょ? あの人の口癖」
ペーパーワーク
春香「……『つまんない仕事は午前中に終わらせる主義』」
千早「……そう、つまりお昼になった時点で、もうすべてのペーパーワークを終えている可能性がある……現に……」チラッ
< コトリサーン コレ オネガイシマスー
アイー
< リツコー コレ アッチニマワシトイテー
ウイー
千早「……超集中とまでは言えないまでも、今まさに書類の山を切り崩していっている……」
春香「……」
千早「……あのペースでは……お昼時にはもう、書類そのものが……」
春香「……ッ」ジワッ
千早「……」
雪歩「……」
真「……」
春香「……ここまで、なの……?」ウルウル
真「……」
千早「……残念、だけど……」
春香「……ぅぇ」グスッ
真「……春香……」
雪歩「あ、あのぅ~…」スッ
真「……どうしたの雪歩?」
雪歩「……ひょっとして、これってチャンスなんじゃないかなぁ?」
千早「……どういうこと?」
雪歩「……想像してみて? 午前中にすべての書類を片付けたと思っていたのに、ゴゴイチで仕上げなきゃいけない仕事が、じつは残っていたら……」
千早・春香「!!」
雪歩「たぶん、プロデューサーなら、急いでなんとかしようとするんじゃないかなぁ……」
雪歩「それこそ、超集中……して……」
真「そ、それはそうだけど、でもどうやってそんなこと」
雪歩「盗めばいいんじゃない?」
真「えっ」
雪歩「書類をいくつか盗んで、隠しておくの。そしてお昼になって油断してるところに、こう……」
雪歩「……『ヌルッ』と……」ニヤ
真「」ゾ
千早「……」チラッ
春香「……」コクリ
春香・千早「採用!」
真「えっ」
今日はここまでっぽい。
ちなみになんやけど、ここってエロもありなんかな?
そうか、Rってのができたんか。知らんかったで。
おねしょた書きたかったんやが……あかん勃起してきた。
つまり間をとって、そのシーンだけRで建てたらええんかな?
別にRに移されて問題あるんか?
>>80
Rで立ててみたいという気持ちがないでもない。
千早「そうと決まれば話は早いわ。時間が惜しい、行きましょう春香」スッ
真「えっ」
春香「はいっ!」スッ
真「あれっ」
雪歩「『コッチ』の方は任せて!」クイッ
真(あ、アイドルが絶対やっちゃいけないジェスチャー)
春香「よし、みんな、行くよ!」スッ
春香「……みなさーん! クッキーよかったらたべてくださーい!」タッタッタ……
春香(……今!)カットイン
春香「……って、うわぁ!!」ドンガラガッシャーン!
千早(今!)カットイン
ガッッッッシャーン! グルグルグルグル ドーン!
パリーン! バキューン! チリンチリンチリン! パオーン!
… … パオーン!
< … ナンダナンダ ナンカスゲーオトシタゾ
< チョット ハルカチャン ダイジョーブ?
ゾロゾロ
< エヘヘー マタ ヤッチャイマシター ... ッテ アー! クッキー ガー!
<… ッテイウカ ウデガー!!
プラーン
<… イ, イシャァ! イシャヲ ヨベー!!
ギャーギャー
……………
………
……
…
真「」
春香「ふう」
千早「コホン」
雪歩「どうにかなったね」
真「……す、すごい……」
真「……春香の腕が折れたフリもすごかったし、千早の声帯模写も尋常じゃなかったけど……」チラッ
真「……ど、どうして雪歩はその、給湯室に入ったと思ったら、今度は書類を持って、出てきたのかな?」
雪歩「……? そんなの、もう『掘ってある』からだよ、真ちゃん?」
真「……もう、掘っ……」
真「…給湯、室…」
真「……」
真「…」
真「」
こうして菊池真は、考えるのを やめた。
----そして、運命の時----
時計 < コチ、コチ、コチ、チーン! オヒルダヨー!
P「あー、忙しい忙しい、忙しいったら忙しい!
なんなんだよこの忙しさ! 忙しすぎてPちゃんの脳みそフットーしそーだよー!」カタカタカタカタカ ッターン!
小鳥「あー、忙しいといえば昔なにかで読みましたけど、出来る男は『忙しい』って言葉、使わないらしいですよー」カタカタカタカタ ッターン!
P「…… Fuck! I'm busy! I am so fuckin' busy!」ktttttttt… ENTERRRRRRR !!!!!
小鳥「流暢!? っていやいや、英語にすればいいとかってそういう問題じゃないですって。
そうですね、これからは『忙しい』を『儲かる』に言い換えてみるのはどうですか?」カタカタカタ
P「……っべー儲かるわー! 儲かって困るわー!
これとか特にそうだわー! っかるわー! っかぁー!」パチパチパチ……ッヂャ!
小鳥「ソロバン!? ってなんだ、錯覚ですか。
そうそう、その意気ですよプロデューサーさん! そろそろ気合い入れてラストスパートかけましょう!」フンス
P「はい終わり」ピタッ
小鳥「ハイ! 頑張ってあと一時間くらいで……はい?」
P「おっと、よく見たら明日のぶんも終わってた」
小鳥「……はい?」
P「……小鳥さん、そういえばさっきなにか面白いことを言っていましたね。
『出来る男は忙しいなんて言葉は使わない』。 フン、P◯P文庫コーナーに並んでそうな、安い文句だ」メガネクイッ
小鳥「は、はぁ……」
P「……765プロ社員たるもの、そんな薄っぺらい言葉にやすやすと踊らされてはいけない。
覚えておいてください小鳥さん。いいですか、本当に出来る男、すなわち超(スーパー)出来る男というのは……」
小鳥「と、というのは?」ゴクリ
P「『もう出来ている』!」ブアッ
小鳥「ッ!……なんという出来力(できぢから)……! た、確かにこの人は9人もの人気アイドルを掛け持ち『出来ている』……! 有無を……言わさず……ッ!!!」
ジャーン! 説明しよう!
出来力とは、出来る男たちが纏うオーラのようなものである!
いわゆる「出来る男風」の男たちは出来る男になることを渇望するがあまりに自らの出来力を外に漏らしてしまっている未熟者たちなのである!
本当の本当に出来る男、超(スーパー)出来る男というのは一見するとごく普通、ともすればダメ男のように見えることもあるが、よくよく見てみると頭のてっぺんからあしの爪先まで、全てがもう『出来ている』のである!
それ以上でも以下でもない! しかしこれが難しい!
P「……さぁ小鳥さん、そんじょそこらの『出来そうな男』達との格の違いを理解してもらったところで、そろそろ観念してもらいましょうか」
小鳥「!!」
P「報告するんだ……そちらの進捗状況を……!」クク…
小鳥「……あまり私を舐めないでください。私だって……私だってあなたと同じ、765プロのシャインなんです!」バッ!
P「……こっ、これは……ッ!!」
P「『だいたい出来てる』!!」
P「そして……」
P「『字が可愛い』!!!」
小鳥「これが私の……『愛され力』です!!!」ブアッ!
P「……ッ! あなたはまさか、その領域からの……ッ!!」
ニャーン! 説明しよう!
愛され力(レ・アドアブル)とは、愛され女子の醸し出す愛されオーラである!
いわゆる「愛され女子風」の女たちは、愛さ
律子「うるさーい!!」ビリビリーッ
P・小鳥「ヒッ」
律子「なんなんですかさっきから!! 仕事中ですよ!!」
P「も、もうおひるだもん」
小鳥「ちゃんとおひるになってからやったもん」
律子「子供か!! いいですか、お二人が優秀なくせにバカなノリが好きなことは十分承知しているつもりですけどね、ここは会社です!
そしてお二人はもう大人なんです! この意味がわかりますか!?」
P「あ、税金払ってます!」
小鳥「適度に髪を切ります!」
律子「うるせえってことだよ!言わせんなしゃらくさい!」
小鳥・P「……」シュン...
律子「だいたい小鳥さん、あなた本当にお仕事は進んでるんですか!?」
小鳥「え? あ、はい。まだちょっと残ってますけど、ゴゴイチで仕上げますよ」
律子「ぐ……ッ! ぷ、プロデューサー殿! あなたは本当に明日の分まで終わったんですか!? いくらなんでも早すぎます!」
P「あ、うん。普通に、一応」
律子「……ぐっ! なっ、どうっ……!」
律子「…に、にに……にッ!!」
P「に?」
律子「にゃーっ!!」ニャー!!
小鳥「!」
P「!」
小鳥・P「律にゃんだぁ!」パァッ
今日はここまでっぽい。
今日はちょっと飲みながら書いたけど、わいは一体何を書いとるんや。
>>1 ですやで。
なんか知らんけどパソコンからネットに繋がらないんや。
ルームメイトがバカみたいにネットしよるからやで、きっと。
というわけで今日は更新できなそうや。とりあえず執筆に専念するで。
そうそう、みんなたくさんレスくれてありがとうな。めちゃめちゃ嬉しいで。
またまた >>1 チャンやで。
すまんな、なんやモデムぶっ壊れとったわ。すんともすんとも言わんのや。うん。
待っててくれてるみんな、ほんまごめん。
多分次の更新は週末くらいになるよ。
困るわホンマ。絶対ホモソーシャルのせいや(適当
おおきに、>>1 チャンやで。
職場から隙を見て投稿してくで。
また少ないけど堪忍な。
ほないくで。
律子「……っっ」ウルウルウル
律子「……どう’’し’’て’’! どう’’し’’て私は! こんなふざけた人たちよりっ! 仕事がっ! できないの’’ぉーっ!!><。」ニャー!
P「!」
律子「なんで!? なんでなの!?
睡眠時間を削って! 友達と遊ぶのを我慢して!
フェイスブックに垂れ流され続けるリア充自慢に耐えながら、三日に一度は泣きそうになりながらお仕事してるのに! このバカ二人に勝てないのは、なんでぇーっ!><。っ」ビエーン
P「……」
律子「……グスッ……わかってる、わかってるわよ! 自分には才能がないんだって! 竜宮小町が成功したのだって私の実力じゃない! たまたま時代が求めてたものを提供できたってだけのラッキーパンチ! それだけなのよ!!」
律子「プロデュースをやらせればあなたに敵わない、事務処理をさせても小鳥さんに敵わない……! どうせ私は下位互換、765プロのお荷物なのよぉーっ!><。」
P「……」
律子「……っ! グスッ、なんっ、なんですかその目はぁ! 言いたいことがあるなら、ハッキリ、言ったらいいじゃないですかぁ!!」><。
P「……った……?」
律子「……? ><。」ヒック
P「猫が喋ったぁあああああぁぁ!!?!??!」
P「その、バカをォッ!!」ガシッ
律子「……えっ!?」グッ
P「どこまで! 命がけで! やれるかなんだよ!!!」グイッ
律子「きゃっ!?」ダキッ
P「わかるか、律子!?」ギュ
律子(え? ひょっとして今、抱きしめられてる?)
律子「あっ、は、はい!」(!?!?!)
P「……いいか? お前は誰よりも努力してるし、誰よりも才能がある。だけどお前はまだバカになれてない、バカになれていないんだ!」ズイッ
P「バカになって、大馬鹿になって、はじめて本当の無心になれるんだ! 無欲になれるんだ!
そうして初めて本当の『仕事』が生まれてくるんだよ! それが、働くということなんだ!」ギュッ
律子「……ば、ばかに……なる……?」//////
律子(って、プロデューサー殿にこんなにきつく抱きしめられたりしたら……それでなくても、ばかになっちゃう……っ)プシュー
P「……なぁに、律子はまだ若い。まだまだこれから先、色んなことを経験していって、俺たちなんかよりもずっと優秀な人材になるさ。ねぇ、小鳥さん?」
小鳥「ええ、もちろん」ニコッ
律子「……も、もうっ、調子のいいことばかり言ってっ(テレテレ)」////
律子「そんなこと、たった半日で二日分の仕事を終えてしまうような人に言われても、実感わかないですよっ!」////
P「……ん? あー。そうそう、それなぁ。そういえばそうだった……んー、なんだろうなぁ……」
律子「?」
小鳥「どうかしたんですか?」
P「いえ、確かに用意してあった書類の山は全部片付けたんですけど……なぁんか大事な仕事を忘れてるような気がして……」
律子「ちょ、ちょっとやめてくださいよ不安になること言うの。プロデューサー殿に回されてるお仕事は、基本的にプロデューサー殿にしか対処できないものばかりなんですから……」
P「……思い過ごし、かなぁ? ……いやまぁ、うん。
多分大丈夫だ、とは……思うんだ、けど……」んんー?
律子「し、信じられないくらい歯切れが悪いですね……」
小鳥「奥歯にフッ酸でも挟まってるんじゃないですか?」
P「うーん、まあ考えてても仕方ないし、とりあえず今日はどこかに食べに言って、それから……」
---ああ、もうやめよう、こんなこと。
ボクにはやっぱり、この人を騙すなんてできない。
そうだよ、この人の過去に何があったかなんて、どうだっていいことじゃないか。
誰にだって人に知られたくない過去の一つや二つ……きっとあるもの……。
裏ワザだとかなんだとか、そんな手段を使ってまで聞き出すようなことじゃないよ……。
今ならまだ間に合うよね、王子様?
ボクがここで……全て打ち明けてしまえば……---
真「プッ、ププ、プロ、プロデューサー!」
P「はは、なんだ照れてんのか?」
真「そそそそ、そうじゃなくて、あのっ、実はボクたち……さっきプロデューサーの書類を……っ!!」
あ、あれ? なんや、何個か投稿できてないな。
ちょっと待ってや、やり直すやで。
>>105 からの続き
律子「んにゃああーっ!」ジタバタ
P「猫ちゃん猫ちゃん猫ちゃん猫ちゃん!!(裏声)」カサカサカサカサ
小鳥「こっちおいでこっちおいでー!(裏声)」フリフリフリフリ
律子「にゃ、にゃ! んにゃああああーっ!!><」ジタバタジタバタ
P・小鳥「かわいいー!!」キャッキャッ
P「あっそうだ! 小鳥ちゃん写メとってー♪」
小鳥「いいよー♪ はい、チーズ♪」パシャ
P「きゃーありがとー! ラインで送ってー♪」
小鳥「はぁーい♪」ティリーン
P「きゃーっ! ってこれ超ブレてゆー! ウケゆー!」キャッキャッ
律子「……っっ」ウルウルウル
律子「……どう’’し’’て’’! どう’’し’’て私は! こんなふざけた人たちよりっ! 仕事がっ! できないの’’ぉーっ!!><。」ニャー!
P「!」
律子「なんで!? なんでなの!?
睡眠時間を削って! 友達と遊ぶのを我慢して!
フェイスブックに垂れ流され続けるリア充自慢に耐えながら、三日に一度は泣きそうになりながらお仕事してるのに! このバカ二人に勝てないのは、なんでぇーっ!><。っ」ビエーン
P「……」
律子「……グスッ……わかってる、わかってるわよ! 自分には才能がないんだって! 竜宮小町が成功したのだって私の実力じゃない! たまたま時代が求めてたものを提供できたってだけのラッキーパンチ! それだけなのよ!!」
律子「プロデュースをやらせればあなたに敵わない、事務処理をさせても小鳥さんに敵わない……! どうせ私は下位互換、765プロのお荷物なのよぉーっ!><。」
P「……」
律子「……っ! グスッ、なんっ、なんですかその目はぁ! 言いたいことがあるなら、ハッキリ、言ったらいいじゃないですかぁ!!」><。
P「……った……?」
律子「……? ><。」ヒック
P「猫が喋ったぁあああああぁぁ!!?!??!」
律子「><。」……
律子「……っ!!」
律子「……バカァァアアアァァァ!!!」ダッ
P「その、バカをォッ!!」ガシッ
律子「……えっ!?」グッ
P「どこまで! 命がけで! やれるかなんだよ!!!」グイッ
律子「きゃっ!?」ダキッ
P「わかるか、律子!?」ギュ
律子(え? ひょっとして今、抱きしめられてる?)
律子「あっ、は、はい!」(!?!?!)
P「……いいか? お前は誰よりも努力してるし、誰よりも才能がある。だけどお前はまだバカになれてない、バカになれていないんだ!」ズイッ
P「バカになって、大馬鹿になって、はじめて本当の無心になれるんだ! 無欲になれるんだ!
そうして初めて本当の『仕事』が生まれてくるんだよ! それが、働くということなんだ!」ギュッ
律子「……ば、ばかに……なる……?」//////
律子(って、プロデューサー殿にこんなにきつく抱きしめられたりしたら……それでなくても、ばかになっちゃう……っ)プシュー
小鳥(で、出たー! プロデューサーさんの『バカなノリから急にシリアスになって一気に相手を落とす奴』ーっ!)
小鳥(『あまりのギャップについていけなくて、言ってること全然意味わかんないのに勢いだけで納得させられちゃう奴』ー!!)
P「……そう、つまりバカになれるだけの心の余裕だ。俺や小鳥さんとの差があるとすれば、そこだよ」スッ
律子「あっ……」シュン…
P「わかって、もらえたかな?」
律子「……」モジ
律子「……ま、まあ……心の余裕を持て、というお話でしたら……その……」モジモジ
律子「私のほうも大人げなかったというか……その、突然怒鳴ったりして……」モジモジ
小鳥(……落ちたな)ニヤリ
律子「……す、すみません、でした……」////
P「……なぁに、律子はまだ若い。まだまだこれから先、色んなことを経験していって、俺たちなんかよりもずっと優秀な人材になるさ。ねぇ、小鳥さん?」
小鳥「ええ、もちろん」ニコッ
律子「……も、もうっ、調子のいいことばかり言ってっ(テレテレ)」////
律子「そんなこと、たった半日で二日分の仕事を終えてしまうような人に言われても、実感わかないですよっ!」////
P「……ん? あー。そうそう、それなぁ。そういえばそうだった……んー、なんだろうなぁ……」
律子「?」
小鳥「どうかしたんですか?」
P「いえ、確かに用意してあった書類の山は全部片付けたんですけど……なぁんか大事な仕事を忘れてるような気がして……」
律子「ちょ、ちょっとやめてくださいよ不安になること言うの。プロデューサー殿に回されてるお仕事は、基本的にプロデューサー殿にしか対処できないものばかりなんですから……」
P「……思い過ごし、かなぁ? ……いやまぁ、うん。
多分大丈夫だ、とは……思うんだ、けど……」んんー?
律子「し、信じられないくらい歯切れが悪いですね……」
小鳥「奥歯にフッ酸でも挟まってるんじゃないですか?」
P「うーん、まあ考えてても仕方ないし、とりあえず今日はどこかに食べに言って、それから……」
「プ」
「ロ」
「デュー…」
「サー♪」
真「お疲れ様ですっ♪ お仕事はひと段落ですか?」ヒョコッ
P「おお、真か。お疲れさん、あいかわらず可愛いなー今日も」
真「えっ(キュン)……っほ、本当に? ボク、可愛いですか……?」
P「嘘だ」ケロッ
真「んなァっ! ひどい!!」ガーン
P「今日は『いつもより一段と』可愛いよ」
真「!!」キュンッ
P「これはホント♪」ニコッ
真(ぷ、プロデューサーの笑顔笑顔笑)キュン キュンッ ////
---ああ、もうやめよう、こんなこと。
ボクにはやっぱり、この人を騙すなんてできない。
そうだよ、この人の過去に何があったかなんて、どうだっていいことじゃないか。
誰にだって人に知られたくない過去の一つや二つ……きっとあるもの……。
裏ワザだとかなんだとか、そんな手段を使ってまで聞き出すようなことじゃないよ……。
今ならまだ間に合うよね、王子様?
ボクがここで……全て打ち明けてしまえば……---
真「プッ、ププ、プロ、プロデューサー!」
P「はは、なんだ照れてんのか?」
真「そそそそ、そうじゃなくて、あのっ、実はボクたち……さっきプロデューサーの書類を……っ!!」
「ひろったんですぅ」
真「ッ!?」ゾクッ
あかん時間切れ。一旦ここまでや。
途中ちょっと変な感じになったのごめんな。
また隙を見て上げれたらええなと思とるよ。ほな。
スキありや!
焦らず急いであげてくでー!
P「おお雪歩、今日も雰囲気たっぷりだな。で、書類を拾ったってのはどういうこと?」
雪歩「実はさっき、談話室の前で見つけたんですぅ、この……」
雪歩「書類を……」ニコ
ヌ ル リ … …
真「」ガタガタガタ
雪歩「……あんまり無造作に落ちてたから、最初はただの裏紙かと思ったんですけど……もしかしたらプロデューサーの書類じゃないか、って……」
雪歩「……ねっ? 真ちゃん?」ニコッ
真「」コクコク
雪歩「……ふふっ」
P「……どれどれ? あ、ああーっ! そうだよ、これこれ! これのことすっかり忘れてた!」
P「この『菊地真チャンをペロペロすることにのみ特化したドスケベ変態 違法改造メカ雪歩、あつまれー』の企画書、今日の昼までだったのすっかり忘れたわー!」
真「えっ」
雪歩「ええっ、ひょっとして今日までの書類だったんですかぁ!?」ウル
真「えっスルー」
雪歩「……そんな……私がもっと早く、プロデューサーのところに持ってきていたら……こんなことには……」ウルウル
真「ちょ」
P「いや、むしろ見つけてくれて助かったよ。もしこのまま書類が出てこなかったら、メカ雪歩どころか、最悪そこらへんのオジサンに……なんてことになりかねなかったし……」
真「ちょ、ちょちょちょ、ちょっと待ってください! なんだか恐ろしくいかがわしい、いやいっそ禍々しい単語が聞こえてきた気がするんですけど!?」
P「え? ひょっとして 菊地真チャンをペロペロすることにのみ特化したドスケベ変態 違法改造メカ雪歩 のことか?」
真「な、ななななな、なんなんですかその企画! ボクそんなのオッケーした覚えないですよ!?」
P「そりゃそうだろ、今はじめて言ったし。ほんとはもうちょっと隠しておきたかったけど」
真「ぜっっっったい嫌ですよそんな企画! なんでボクがそんなえっちなビデオみたいなのに出なきゃならないんですかっっ!? っていうかそれもう、まんまえっちなビデオでしょ!!」
P「……エッチなビデオ……? あー、はは、そうか。お前何か勘違いしてるな?」
真「…か、勘違い?」
P「これは番組の企画でも、グラビアの企画でもないよ。だからもちろん撮影もない」
真「撮影がない……? じゃ、じゃあそれは……?」
P「新曲のタイトルだ」
真「は、ハァッ!? なお悪いですよ!!!!」ムキー!
P「ちなみにやよいの曲な」
真「ボクのですらないっ!? 100万歩譲って雪歩が歌うならまだしも、やよいって!! やよいって!! やよいってーっ!!」ムッキー!!
P「いやー、出だしの高速RAPすごいんだよこれ。踏んでる韻がぜんぶ『ペロペロ』で統一されてて、もう聞いてるだけで脳汁ドバドバ出んの」
真「やよいの舌ったらずはあなたも知ってるでしょ!! それを高速ラップって!! ラップでしかも高速って!! 鬼ですかあなた!! 鬼ですかあなたぁーっ!!」ムッキィー!!
会話寒すぎるだろ
P「……はっはっは! バカ、嘘だよ嘘。そんな企画あるわけないだろー?」ポンポン
真「う、嘘ォ!? なんっ、ぐっ……なんでそんなしょーもない嘘つくんですか!?」
P「いやー、おれ真の全力リアクションが大好きなんだよ。だからつい、な。ごめんごめん」ナデナデ
真「えっ!?」////
真(『おれ真が全力で大好きなんだ』!?
そういえば男子は好きな子ほどいじめたくなるって聞いたことあるけど、まさかいきなり告白なんて!?)////
真「ぼっ、ボクもですっ! 一番好きですっ!!」
P「おっ、そう(真もリアクションするのが好き)か! そりゃいいこと聞いたな」ニコ
真「はっ、はい!! (プロデューサーのためなら)なんでもできます!!」デレー
P「そうか!? じゃあ話は早い! ちょうどいい、こっちの企画なんだけどな?」スッ
真「え? あ、はい……?(き、企画?)」
P「『デウス・エクス・ペロマキナ』って言う番組で、日本語に訳すと『機械仕掛けのペロペロ神』って言って」
真「一緒じゃないですか!!!!!!」ムッキー!!
P「はっはっは! 冗談だ!」
時間切れや!
>>163 やっぱりか? わいも、もしかしてそうちゃうかなおもとったところや。
一向に話進まんくてごめんな、反省や。
真ちゃんにリアクションさせんのほんまオモロイ。
みんなもちょっとでも楽しんでくれてたら嬉しいで。
ほなまた!
>>1やな!
まだホームのネットが復帰せんのや。どうなっとるんやろか?
そんなわけで今日も更新はナシなんや、ほんまゴメン。
明日の昼前か、夕方あたりに職場から隙をみて更新するで! よろしゅう!
にしても、このぶんやとまだしばらくネット環境ナシって可能性も考慮にいれといたほうがよさそうやな。
平日のまだ明るいうち更新がメインになりそうや。みんなには世話かけるな、重ねてご容赦やで。
なんにせよ今月中には完結させるで! もうしばらく付き合うてや!
P「……さて。真イジリも十分堪能したし、そろそろ書類のほうに取りかかるかな」
真「か、勝手に堪能しないでください!」
真(まぁ……構ってもらえて、嬉しかったけどさ……)
雪歩(っていう顔してる。真ちゃん、Mなんだ……)
小鳥「……プロデューサーさん、その書類これから始めるんですか?」
P「ええ、今日のゴゴイチで返答するって先方に言ってしまったんで、どうしてもね。にしても、なんで大事な書類が談話室なんかに落ちてたんだろうか……」
雪歩「さっき春香ちゃんが転んだ時に飛んできたんでしょうか?」
P「ああ、春香の……。そうか、それなら納得だ」
律子「この世の終わりみたいな音でしたもんね。どうやったらあんな騒々しくてかつ聴き心地のいい騒音が生まれるのか……」
千早(……)ドヤァ
P「……よしっ! じゃあランチ行く人は行く! 現場に向かう人は向かう! プロデューサーくんは集中! 以上! みんな解散!」
真「はーい」
雪歩「はいですぅ」
律子「……じゃあ私はお弁当、お先に失礼しますね」
小鳥「私もお昼にしよーっと。律子さん、おかず分け合いっこしません?」
律子「いいですけど、私のやつ冷食ばっかりですよ?」
小鳥「いいんですよぉ、私のなんてコンビニ弁当ですから」
律子「ええ……」
小鳥「もちろんローソンですよ☆」ティヒ
律子「はぁ……」
…………………………
…………………
…………
……
春香「……ここまでは作戦通りだね」
千早「そうね。真のせいで少々時間を失ったけれど」
春香「誤差の範囲内だよ、千早ちゃん。伊織の誘導はどうなってる?」
千早「ぬかりないわ。ちかくのカフェに呼び出してある」
春香「そう。真と雪歩の二人も定位置についたみたい。あとは……」
千早「ええ、あとはプロデューサーの集中がピークに達したタイミングで、例の質問をぶつけるだけね」
春香「うん……。あー、ダメだなぁ、緊張してきちゃった……」
千早「気をしっかり持って春香。あなたならできる、きっとできるわ」ギュ
春香「千早ちゃん……」
春香「……ありがとう、千早ちゃん。大丈夫、必ず成功させるから」
千早「……そう。じゃあ、私ももう行くわね。水瀬さんもそろそろ着くみたいだから」
春香「うん。いってらっしゃい。足止めよろしくね」
千早「……健闘を祈るわ」ギュ
春香「千早ちゃんも……」ギュ
春香「……ふぅ…」
春香(……プロデューサーがデスクについてからかれこれ15分……黙々とお仕事を続けて……集中しているように見える……)コソッ
P「……」テキパキ
P「……」クルクル
P「……?」カキカキカキ
P「……」クルクル
P「……!」カタカタカタ
春香(でも、まだだね。数分おきにペンを回しているのは、集中しきっていない証拠……)
春香(何分も、ひたすらペンを走らせ続けたり、パソコンに入力し続けているとき……それが兆し)
春香(……失敗しても、二度目を狙えるほどの時間的余裕はない。かといって遅すぎれば、伊織か真美たちが来てしまう……)
春香(たぶん、チャンスは一度きり)ゴクリ
春香(……このワンチャンス……やりそこねるわけにはいかない……!)
P「……!」ピクッ
P「……」ペラペラ
P「……ヨシッ!」
P「……!」カタカタ
春香(…… …… ……)
春香(……でも……)
春香(……この作戦が、うまく行ったとして……)
春香(もしもプロデューサーの返答が……私たちの望むものじゃなかったら……)
春香(……もう、だれかに取られちゃってたら……)
春香(私はどうするんだろう……?)
P「……!」カタカタカタカタカ
春香(昔の恋人だったり、幼馴染だったり……もしかしたら、本当に
学生時代の後輩だったり……)
春香(……はは)
春香(……妬けちゃう、なぁ……)チクリ
春香(……)
P「……!!」カタカタカタカタカタカタカタ
春香(……こんなこと今更思ったってしょうがないんだけど……)
春香(……知らないんだなぁ、ほとんど。私、あの人のこと……)
春香「……い……き……なのに」ボソッ
春香(……)
P「……!!!」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
春香(…… ……)キュウッ
春香(……ううん、たとえどんな答えが返ってきても、プロデューサーさんが変わるわけじゃない……)
春香(……だから……)
春香(……だから、受け止めないと!)
春香(……だいすきなひとの過去なんだもん!)
春香(きっとみんなも、同じ気持ちなんだよね!)
P「!!!」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ!!!!
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ!!!!
春香(ぃよしっ! 女は度胸! 天海春香、まかり通ります!!)
…………………………
…………………
…………
……
律子(! な、なんだか触れてはいけない系の雰囲気……)
小鳥「……便利なんですよぉ? お一人様用の……鍋、七輪、手作り豆腐セット、そして……流しソーメンマシン……」
律子「な、流しソーメンマシン……」
小鳥「流れるとは名ばかりで……その実は同じところをグルグルグルグル回り続けるだけのソーメン……」
小鳥「そんなソーメンを見て思うのよ、ああ、まるで自分みたいだなって……」クク
律子(あーやっちゃったなーコレ)
小鳥「そして、いざソーメンを掬いあげる時に思うの。誰かこうやって、私のことも救ってくれないかしら、って……すくうだけに……」フヒ
律子「え? あっはい」
痛恨のミスや!
>>192の前にこれな!
小鳥「いやぁー、やっぱり律子さんのお弁当はおいしいですねぇー♪」モグモグ
律子「……小鳥さん、コンビニ弁当ばかりだと体に悪いですよ? 冷食ばかりの私に言えたことでもないですけど……」モグモグ
小鳥「うっ、わ、わかってはいるんですけど……どうしても、その……ね?」テヘ
律子「またそうやって……。お料理、できないわけじゃないんでしょう?」
小鳥「そ、それはまあ……人並みには……」
律子「だったらちゃんと自炊するべきです。そのほうが経済的だし、健康にもいいはずですよ」
小鳥「……そう、そうね……そうなんだけど……」ユラァ
律子「……?」
小鳥「……一人暮らしの女が一人で作る、自分一人用の食事っていうのはね、結構くるものがあるのよ、律子チャン……」ニタ
小鳥「しかし無常にも箸から滑り落ちていくソーメン……」
小鳥「すべりやすいソーメン……」
小鳥「すくいがたいソーメン……」
小鳥「そうしてまたグルグルと、同じところを漂い続けるソーメン……」
小鳥「そして、そうしているうちに……」
小鳥「……食べごろを逃した……ソーメン……」ニヘラ
律子「」
小鳥「……」ジッ
律子「」
小鳥「……」ジーッ
律子「」
小鳥「……」ニコ
律子「すいませんでした」
小鳥「…………ぷっ!」
小鳥「もお、冗談ですよぉ。ちょっとからかっただけですぅー」プフー
律子「え、ええ?」
小鳥「本当のこと言うと、単に私がズボラなだけなんです。それは自分でもわかってますし、言い訳もしません」
律子「は、はぁ」
小鳥「あ、ちなみに一人用の流しソーメンマシンなんて持ってないですからね? まあ、タジン鍋くらいならありますけど……」モグモグ
律子「そ、そうなんですか? 私はてっきり……」
小鳥「私が夜な夜な一人でソーメンを流してると思いましたか? まったくもう、律子さんは一体どんな目で小鳥さんを見てるんですかねー?」プンプン
律子「……す、すみません……」
小鳥「ふふっ、冗談です。怒ってないですよ。まあ、でも……」
小鳥「一人でお料理するのが寂しいっていうのは、本当ですよ」
小鳥「やっぱり、おいしいって食べてくれる誰かのために作るお料理が、いちばんですから……」チラッ
P「……」カタカタカタカタ
今日はここまでっぽい。
そろそろ冒頭に戻るで。
クソ長くなってすまんな。
ほなまた。
>>1がウザいに3000点
1発ネタなのに亀更新なのが残念だよな
これ書き溜めて1発投下するタイプのSSだと思うわ
>>201
禿同
>>202
せやな、もっとパッとやってサッと終わったほうがよかったな。
何日も日をまたいで、多分みんながタイトルから期待してたもんから離れていってるんちゃうかな。それは自分でも残念や。
せやけどここまで来たんや、悪いけどもうちょっと付き合うてや。頼むで。
P「……!」カタカタカタカタ
小鳥(………)ホウ…
『ことねえー、おなかへったぁ……』
『え!? ほんとに!? やったぁ! ことねえのカツカレーだぁ!』
『もぐもぐもぐもぐ、んっ。ことねえ、おかわりっ!』
『ことねえだいすきーっ! えへへーっ』
『ことねえだいすきーっ!』
小鳥(……ことねえ、かぁ……)
P「……!!」カタカタカタカタカタカタカタカタ
小鳥(……懐かしいなあ、小学校くらいのころは、ほとんど毎晩ご飯作りに行ってたっけ……)
律子「小鳥さん?」
小鳥(何を作ってもおいしいおいしいって言ってくれて、嬉しかったなぁ……)ニヘラ
律子「もしもーし、どうしたんですかー虚空を見つめてー。虚無にでも魅入られたんですかー」
小鳥(……中学に入ってからはあまり会うこともなくなっちゃったけど……)
律子「あ、またいつものアレですね。わかりましたよもう、どうぞごゆっくりー」モグモグ
小鳥(……『アレ』……。そう、『アレ』があったあとは……もう……)
『ことりちゃっ、どうしっ、んっ……!? んぅーっ!?』
『あっ、ん……。ん……あ、っ、ちょっ、ことりちゃ……ん』
『……は、ぁんっ! や、やだ……怖いよ……』
『……だ、だめそこっ、さわっちゃ、んっ……はぁっ……』
『だ、ダメだよこんな……こ、ことねぇってば…ぁ……』ギュ
小鳥(……そうして小鳥は、未開発の蕾をその淫口に……)ジュルリ
小鳥(……って、いっけね! ここ職場だったわ、まだお昼だし)ブンブン
小鳥(……)チラ
P「……!!!」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
小鳥(……集中してる。ふふ、真面目な顔、かわいいなぁ……)
小鳥(……そういえばあの『癖』……あんなふうに集中してる時に出るのよねー……)モグモグ
小鳥(……まるで嘘がつけないどころか、普段必死に隠してるようなことまで話しちゃう癖……)モグモグ
小鳥(あんな裏ワザみたいな癖、アイドルのみんなにバレたら大変なことになるわよね、きっと……)
小鳥(……かくいう私も、あの癖のおかげで……)モグ…
小鳥(…………)フヒ
小鳥(……って、いっけね! まだ職場だったわ! さっきから1分も経ってないし!)ブンブン
小鳥(……でも……)フヒ
小鳥(……って、職場職場!)ブンブン
小鳥(……でも)フヒ
小鳥(……って職場!)ブンブン
小鳥(……)フヒ
小鳥(……!)ブンブン
小鳥()フヒ ブンブン
律子(……さっきからマジかこの人)ヒキ
P「!!」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ!!
小鳥(今更だけど……私、とんでもない秘密を抱えてるのよね……)
小鳥(プロデューサーさんの『アレ』は、音無小鳥が……)
小鳥(……おいしくいただきましたっ♪)キャルンッ
律子「」ビクッ
小鳥(……なんてことが、もしバレでもしたら……私どうなっちゃうんだろ)モグモグ
小鳥(……)モグモグ
小鳥(……)モグモ…
小鳥(……っ)ブルッ
小鳥(……なぁーんて、プロデューサーさんだってバカじゃないんだから、そんなツァーリ・ボンバ級の秘密を漏らすわけないですよねー、wiki Leaksじゃあるまいし)
春香「……」
小鳥(そ・れ・こ・そっ、あの『癖』でも使わない限りそんな重要なこと……)
春香「……」
小鳥(って……あれ、春香ちゃん? なんだかとっても思いつめた顔だけど……プロデューサーさんに用でもあるのかな?)
小鳥(でもプロデューサーさんが集中モードなのは明らかだし、話しかけるようなことしないわよね、春香ちゃんなら……)
小鳥(あれ……まっすぐプロデューサーさんのデスクに向かってる……)
小鳥(……っていうか、あれ? あの子、さっきみんなと一緒に出て行ったんじゃ……?)
小鳥(……春香ちゃん一人だけ残ってたのかしら……? 音も立てずに? それじゃまるで……隠れてた、みたいな……)ドクン
小鳥(……隠れて……)
小鳥(……何かを、待ってた……?)ゾクリ
『みなさーん、クッキーよかったらたべてくださーい……って、うわぁ!』
『パオーン!!』
『あのっ、実はボクたち……さっきプロデューサーの書類を……っ!!』
『ひろったんですぅ』
『 ヌ ル リ 』
春香「……」ピタッ
小鳥(ハッ………しまっ……!)ガタッ
律子「?」
春香「……」スーッ
「初体験はいつですか?」
>>201
>>205
わいもほんまそうおもう。
てなわけで今日はここまでっぽい。
>>210 くらいの表現なら、おしくらまんじゅうでもしてるんかな? って思うやろうしセーフやんな?
とりあえず、急いで帰って続き書くで!ほなまた明日!
同時刻 某カフェ
千早「……それでね、私思うの。高槻さんが可愛い理由って、結局高槻さんが可愛いからでしょ? 花が美しいのは、花が美しいからであるのと同じように。風が吹くのは、風が吹くからであるのと同じように」
伊織「」
千早「つまり高槻さんの可愛さというのはもうこれ以上還元しようのない、いわば定理の一つだと思うの。というよりむしろ元素じゃないかしら。西洋でいえば、Water, Fire, Wind, Soil, そして Takatsuki…」
千早「東洋でいえば木火土金水高槻(もっかどごんすいたかつき)。ふふ、なんだかそういう芸名みたいね、かわいいわ」
伊織「」
千早「西洋であれ東洋であれ、高槻さんという元素はきっと愛を司るんだわ。そうやって私たちは今、愛を呼吸し、そして愛を生きているんじゃないかしら。高槻さんというフィフスエレメントによって生かされているのよ。水瀬さん、いいえ、伊織もそう思わない?」
伊織「あっはい」
千早「ふふ、やっぱりそうよね? わかってくれてよかったわ」クスクス
伊織「はい」
千早「ああ、何度かんがえてみても素晴らしいわ。高槻さんという存在を、私の中にある高槻さんという器官を通して認識できているなんて」
伊織(……な、な、なな)
伊織(なにこれェーーーーー!!?)
千早「もはやこの世界は『世界+高槻さん』というまったく新しいマトリクスとして再構成されたのね。そう、言うなればそれは、ヤヨイクスとも呼べる新しい概念。そうでしょ?」
伊織「ええ」
伊織(いや何言ってんのアンタ!?)
伊織(……ちょ、ちょっと待って、あまりに突拍子がない状況に、頭が全然追いついてないわ……順を追って整理してみましょう)
伊織(……『珍しく千早から呼び出されたと思ったら、電波なやよい論を聞かされていた』……)
伊織(……なにを言っているかわからねーと思うが……いや、ほんとに何を言っているのかしら私……)
千早「そう、ガイアという揺り籠の中に高槻さんというコスモがあるの」
伊織(そんでアンタはさっきから何言っちゃってるの!? イッちゃってるの!?)
伊織(アンタが濁った瞳で嬉々として電波話を繰り広げるもんだから、この席の周りだけ全然人が寄り付かないじゃない!)
伊織(こんな大通りに面したカフェなのに! たぶん私たちだってこともバレてるのに!)
千早「それでね、水瀬一等書記官」
伊織「はい。……はい?」
千早「ヤヨイクスの平和と秩序は、もはや旧世界の支配者たちを葬り去ることでしか存続できない。ヤヨイクス繁栄のためのこの聖戦に貴女を迎えられたことを誇らしく思うとともに、頼もしく感じています。ともに戦いましょう、水瀬一等書記官!」グッ
伊織「」
千早「ああ! 赤黒いエントロピーが高槻さんという特異点に向けて収束していくのが見えるわ! ネゲントロピーとともに位相空間たちを狂乱のるつぼへと誘う高槻さんの、なんとかぐわしげなこと!」
伊織「」
千早「敬礼っ! あまた幾千、星となり風となり雨となって万雷の最先端を走り抜ける高槻さんの艶姿に、敬礼っ!」バッ
伊織「」
伊織(……ああ)
伊織(……千早……もう、ダメなんだ……)
伊織(……どうして、こうなるまで……こんなに……壊れちゃうまで……)
千早 ( ̄^ ̄)ゞ ビシッ
伊織(……誰も、気がつかなかったのよ……)ポロッ
伊織(……辛いんだったら、相談しなさいよ……ばか……)
伊織(……仲間、じゃない……っ)ポロポロ
千早 ( ̄^ ̄)ゞ ビシーッ
伊織(……いいえ、今からでも……今からでも間に合うかもしれない……)
伊織(水瀬の病院なら……心の病だって……)
伊織(……そうよ! いまさら嘆いたってしょうがないじゃない、ここまできたら、引きずってでも千早を病院へ連れて行かなきゃ……!)
伊織「あ、あのね千早! 実はあなたに言いたいことがあるの……!」
千早の携帯 < ヴーン ヴーン ヴーン
千早「!!!!」
伊織「言い難いことなんだけど、あなたは心のびょ」
千早「ごめんなさい水瀬さん、ちょっと待って!!」バッ
伊織「うきに……って、ちょっと、千早?」
千早「……」携帯の画面ジーッ
伊織(……あ、あれ? 目に光が戻った……? さっきまでとは全然様子が違う……)
千早「……」携帯の画面ジーッ
千早「」ハイライトオフ
伊織(……あ、また戻った……というか、さっきよりひどいわ……)
千早「」携帯置き
伊織「……千早? 大丈夫?」
千早「は?」
伊織「……ちょ、ちょっと、どうしたのよ……?」
千早「は?」
伊織「……は?」
千早「……」
伊織「……ねえ、あんた本当に変よ。今日にでも病院に……」
千早「出ましょう、水瀬さん」スッ テーブルに諭吉置き
伊織「え、アンタこれ……いちまんえん……」
千早「迷惑料よ。大声であんな頭のオカシな話をして、お店に迷惑かけちゃったから。あなたにも怖い思いをさせて、ごめんなさいね」
伊織「え、自覚あったの?」
千早「あんなの全部口から出まかせよ。私はただ、要領を得ないことを言ってあなたを足止めしてただけ」サラッ
伊織「足止め……って……どういうことよ?」
千早「詳しいことは歩きながら説明するわ。さあ、行きましょう」スッ
伊織「あ、ちょっと! もう、なんなのよ急に!」ダッ
道すがら
伊織「は?」
千早「……」
伊織「」
千早「……」
伊織「」
伊織「は?」
今日はここまでっぽい。
デンパな千早書くのほんまおもろかった。
パプリカの教授発狂シーンと、平沢 進氏の楽曲を参考にしたで。
わかりにくいかもしれんけど、>>2で春香が送った報告メールが千早のとこに届いたってことや。
貴音と美希とあずささんがそれぞれメール受信した時も書きたいけど、これ以上うっすいカルピス飲んで貰うんも気がとがめるし、間延びしすぎひんように気をつけるわ。
みんないつもレスありがとう! ほな!
今更ながらだけれど、
>>2で音無さん恐怖のあまり社名間違えてるし…
いや、願望がぽろりと口から出たのかな…
>>1 やで!
すまんな、今日は更新でけへんっぽい。ホンマごめん!
あ、あと今月中に完結させる言うたな?
あれは 嘘や。
重ね重ねゴメンやで。
ほなまた!
(わいは「賢者のプロペラ」いう曲と出会ってチョットだけ人生狂ったで、いい(悪い)意味で)
おっすおっすモッコシ!>>1 ちゃんや!
はじめに言うとくわ、ほんまごめん。
というわけで少量投下や。
同時刻 某所
美希「ンふわぁ~ん……」ムクッ
美希「……あさなの……」クシクシ
美希「……ひさびさの、おふの、あさな、んのぉ~~~~~っ、んん……」ノビーッ
美希「ふあ……あふう……」アクビ
美希「…………」ボーッ
美希(……あれ、もうおひる……)
美希「…………」
美希(……どうしようかな……)
美希「………」思案中
美希「………」思案中
美希「………グー…… スピー……」
美希「……えへ、ハニー……」スヤァ…
美希「………」Zz. . . ...
美希「………ハッ!」パチッ
美希(こ、これじゃダメなの! せっかくのオフを寝て過ごしてるようじゃ、ミキの愛され力(レ・アドアブル)は上がらないのっ!)ブンブン
美希(愛され力アップのためにも、今日はお外に出て愛され女子らしく……!)
美希「…………」
美希「……?」
美希「…………」ンー??
美希「…………」
美希「………んん」バタン
美希(……よく考えたらミキ、もとから愛され力MAXだったの……)
美希(……愛され力なんてそれこそ売るほどあるの……小鳥と違って……)アフ...
美希(……ミキに言わせれば、だみんをむさぼってオフをパーにしちゃうくらいのほうが、逆にポイント高いと思うな……)
美希(……小鳥はそういうとこわかってないから、いつまでたっても小鳥のままなの……)ウツラウツラ
美希(……小鳥が小鳥なら……さしものミキはギャオスなの……)
美希(……春香は……ラドンかな……パッとしないし……)
美希(………春香ドンなんて、ミキギャオスの超音波メスでズタズタにしてやるの………)
美希(……………たしか、原作でも……ギャオスの……圧勝……)
美希(……………)
美希(…………ラドンは……東映だったの……)スゥ……
美希(…………………ハニー(ガメラ)……)Zzz…
----どこかの無人島-----
ラドン「っいぇーい!! うっひょー!! ガメラさん、大翼獣ですよ、大翼獣!!」
ガメラ「ああ、そうだな」
ラドン「制作会社の壁を超えて遊びに来ました~! 私も炎とか吐くんですよ! ほらっ!」ッボァー!!
ガメラ「ああ、そうだな」
ギャオス「うるっせーの!! ギャオスのガメラにちょっかい出すななの!! ちょっと足が速いだけのパッとしない雑魚のくせに!!」
ラドン「えー、人食い鳥の分際で東映二大スター怪獣の一角であるラドンさんにたてついていいのかなー? んー?」ヒラヒラ
ギャオス「一大スター+ゴミの間違いだって思うな!! そんな大ボラ吹きはギャオスの超音波メスでズタズタにしてやるの!!」ズバッ!!
ラドン「ひ、ひぎゃあああああ!! ガメラさん、足が真っ二つですよ、真っ二つ!!」ブッシャァー
ガメラ「ああ、すごいな」
ギャオス「ザマァ見晒せなの! さっさとゴジラ、さん、のところに帰れなの!!」
ゴジラ「呼んだかしら?」
ラドン「ゴジラ!!」
ギャオス「ゴジラ! さん!」
ガメラ「そうだな」
ゴジラ「シン・ゴジラよろしくね」
ガメラ「ほんとそうだな」
ギャオス「もう、ハニー!!! さっきから返事がそっけなさすぎるの!!!」
ガメラ「そうだな」
ギャオス「むー、ギャオスのこと無視しないでっ!!」
ガメラ「どうかな」
ギャオス「ラドンみたいなゴミはいいとしても、ゴジラ、さん、まで遊びに来てくれてるんだからもうちょっと……!」ハッ
小鳥「ピヨピヨ」
ガメラ「もう、ほんとしょうがないな小鳥は……」デレッ
ギャオス(よ、よく見たらガメラの肩で一羽の小鳥が羽を休ませているの!! 思わぬ伏兵……それこそ眼中になかったの!!)ガーン
ギャオス「ハニー!! 小鳥の話なんか聞いてないでこっちにも構って!!」
P「ええ、もうほんと。手のかかる子ばかりで困っちゃいますよ」
小鳥「プロデューサーさんも大変なんですねぇ。でもその分、私には思いっきり甘えていいですからね?」
P「小鳥さん……」キュン
美希「キュンじゃねーの! こ、こうなったらミキの超音波メスで……って、あれ? どうやって超音波メス出してたか忘れちゃったの……!」
P「小鳥さん……」ジッ
小鳥「プロデューサーさん……」目をつむり……
美希「あ、いい雰囲気……ってダメなの!! そんな年増(ババ)引いたって持て余すだけなの!! ミキ(ハートのエース)のほうが絶対いいよ、ハニー!」ピョンピョン
小鳥(……)チラッ
小鳥(…………っ)クスッ
美希「!!!!」
美希(あ、あざ笑っていたの! このミキを!! )
P「……」チュッ
小鳥「……ん」ムッチュー
美希「あ、あわわわわわわ……」ガタガタ
P「……んん」ピク
小鳥「……んっふ」レロレロレロ
美希「あああああああ”!!! 舌っ、舌入れてるのーっ!!」ガタガタガタガタ
小鳥「……っぷは!」唾液タラーン
P「……こ、小鳥さん……」////
小鳥「……このように、プロデューサーさんのアレは……」チラ
美希「!!」
小鳥「音無小鳥がおいしくいただきましたっ♪」キャルン
美希「」イラッ
小鳥「……ぴよ」ニタリ
美希「そ、そんなの、認められないのぉおおおおおぉん!!!」ジタバタ
小鳥「ピーヨピヨピヨ! ピーヨピヨピヨー!(笑)」
ピーヨピヨピヨ……ピーヨピヨピヨ……
ピーヨピヨピヨ……
ピーヨピヨピヨ. . .
piyo - piyo - pi.. . . .
----------ー
美希の携帯 <ピロリーン! ピロリーン!
美希「っっだらぁああああぁああぁぁっ!!!!」ガバッ!
美希「……ハァ……ハァ…ッ!……ハァーッ……!」汗ビッショリ
美希「……ゆ、夢……なの……?」ブルブル
美希「……ひ、ひでー夢だったの……」タメイキ
美希「……すごい、寝汗……」ブル
美希(……ちょっともう、だみんを貪れるようなテンションじゃなくなっちゃったな……)
美希「……ハッ! ハニーが心配なの!! 小鳥の魔の手からハニーをッ!!」携帯ガバッ
美希「……あ、春香からメールきてる。そういえばラドンの着ぐるみよく似合ってたの」
美希「こういうの、むしの報せって……」メール開き
美希「……いう……」文面読み読み
美希「…………」
美希「……」ワナ
美希「」ワナワナワナ
美希「」ワナワナワナワナワナワナ
美希「」携帯カコカコカコ ピッ!
TRRRRRR…… TRRRRRRR……
美希「……」ブツブツブツ
TRRRRRR…… TRRRRRRR……
美希「………ろ……で」ブツブツブツ
TRRRRRR…… TRRRRRRR……
美希「……出ろ出ろ出ろでろでろでろでろでろ……」
TRRRRRR…… TRRRRRRR……
ガチャッ
小鳥『はい、756プ』
美希「は?」スタスタ
<アラ ミキ オキテタノ?
< ハ?
ガチャッ バタン!
< ……ッテ チョット アンタ ネマキニ スッピンノ ママ ドコイクノー !?
< ハ?
ってことでここまでっぽい!
>>241の指摘にもあるとおり、>>2で小鳥さんが社名を間違えて言うとるのは緊張のあまり噛んでもうたってことやで。(ほんまはただのミスやけど)
今回のぶんは朝早く起きてそのまま書いたんやけど、
ギャオスのラドンの出てくるあたり、寝起きはやっぱり左脳が働いとらんな。
わいは書いてておもろかったけど、お目汚しってこういうののこと言うんやろか。
貴音編も朝早く書く予定やから、あんま酷いことならんよう気をつけるわ。
ほなまた!
ラドンが東宝じゃなくて東映になってるのは美希がうろ覚えってことでいいのかな?
>>282
ぎゃあ! ホンマや!
寝ぼけてるってことにしといてや! ハズカシー!
>>1ちゃんや!
ごめんな、今日は更新なしや。
明日いっぱい時間取れそうやから、そこで多めに更新出来るようにするで!
ほなみんな良い週末を!
全裸待機中
(エアコンのある部屋占拠され使えず)全裸待機中
段取りミスったわ、あんま時間取れへんかったで。
更にこれはわいのせいなんやけど、今日は文章書くときの環境がいつもと違ったんや。
したら全然書けへんかったわ。自分でもびっくりや。
ごめんな、そんなわけで今日の更新はほんまに少ないねん。堪忍や。
>>288
>>289
着てや、お腹壊すで。
同時刻 某ラーメン店
貴音「美味!!」クワッ
あずさ「ほんと、おいしいわ~」
貴音「この味、麺のコシ! そしてちゃあしゅうのもっちり感! じゅうおくばいの味というのも大言壮語ではないようですね!」ズズズッ
あずさ「じゅうおくばい……十億倍、かしら?」
貴音「そうです! じゅうおくばい美味しいのです!」ズゾゾゾ
あずさ「……?」チュルチュル
あずさ「……あ、そうだ貴音ちゃん。さっきは本当にありがとう。おかげで助かったわ~」ハフハフ
貴音「いいえ、わたくしも共にラーメンを楽しめる者ができてうれしいですから、礼には及びませんよ」ズゾゾ
あずさ「本当にね~、ちょーっと猫ちゃんを追いかけてただけなのよ~? なのに気づいたら見たこともない場所にいるんだもの、貴音ちゃんが居なかったらどうなっていたことか……」チュルチュル
貴音「なんと。ではあずさは猫に導かれてここに?」ズズズズッ
あずさ「そうなのよ~、とっても綺麗な猫ちゃんだったの。だけど物陰に隠れたと思ったら、あっという間に見失っちゃって……。
あたりを見渡してもどこだかわからないし……途方にくれていたところで、ラーメン屋さんの前で浮いている貴音ちゃんを見つけたの」
貴音「……ふふ、かねてよりこの『二兆郎』には一度訪れてみたいと思っておりましたが、いざ店を目の前にしてみるとその『おおら』の厚みに、心乱れてしまって……」
貴音「精神統一と腹ごなしを兼ねて『カラスのポーズ』を行っていたのです」
※
ttp://www.gaia.com/pose/crow-pose-bakasana
あずさ「遠目にみたら人が浮いていると思ったから、びっくりしたわ~」
あずさ「でもそのあとヨガをしてるんだってわかって、しかも貴音ちゃんだったからもっと驚いたけど~」チュルチュル
貴音「ええ、本来はあのような往来ですべきことではないのでしょうが、なにせ相手は二兆郎です。油断してかかればこちらが食われかねません」ズズッ
貴音「何故なら、ご覧なさいこの二兆という数字を! 単純に計算しても二十郎のじゅうおくばい美味しいはずなのですから!」ズズズズ
あずさ「二十郎と二兆郎……ああ、それで十億倍なのね~」
あずさ「あら……? 十億倍……?」
貴音「はい!」ズズッ
あずさ「……貴音ちゃん、二の十億倍はいくつ?」
貴音「? 無論、二十億に決まっているではありませんか」ズゾ
あずさ「そう、そうよね。じゃあ二十の十億倍はいくつかしら?」
貴音「二兆です」ズルッ
あずさ「……」
貴音「……」ズズーッ
あずさ「……」チュルチュル
貴音「……」ズズーッ
あずさ「……」チュルチュル
貴音「……ふぅ」コトッ
貴音「……ふふ、そう難しい顔をしないでくださいあずさ。いくらわたくしとて、そのようなことが本当にわからないはずないではありませんか」
あずさ「そ、そうよね、よかったぁ。私、なんて言っていいかわからなくなっちゃって。ごめ」
貴音「正しくは『二兆くらい』です」
あずさ「」
貴音「数の大小の概念など、本来それくらいの感覚で良いのですよ」
あずさ「……え、ええ……?」
貴音「……ふふ。大将、同じものを」コト
< アイー
<ミソチャ-シュ- エクストラ マックス イッチョー!
あずさ「……」チュル
貴音「……なくて七癖と申します。誰にでも、得手不得手はあるものですよ」
あずさ「……そう、ね。私もよく道に迷うし、そういうものかもしれないわぁ」
貴音「それに、それくらい隙のある女性の方が、殿方には魅力的に映るものだと聞いております」
あずさ「そうなのかしら?」チュルチュル
あずさ(……プロデューサーさんも……)
貴音「……ふふ」
<アイ エクストラ マックス オマチー!
コトッ
貴音「……されど……」スッ
貴音「癖、というものは……」イタダキマス
貴音「……いずれかならず、正さねばならぬ時がやってきます」ズズー
あずさ「……」ドキ
貴音「その癖によって大きな被害が出てしまったり、時には修復不可能なほどの損害を被ってしまったり」ズゾ
あずさ「そ、そんがい……」
貴音「そうなってからでは遅い……確かにその通りですが、逆を言えば、それでなくては意味がないのです」ズズーッ
貴音「……癖とは……言うなれば、知らぬ間に積み重ねてきた、おのれの業」
貴音「深き業には、深き理由と意味があるものです」
貴音「半生を、あるいは一生をかけて積み上げてきただけの、理由が」
あずさ「……」チュル
というわけでここまでや! ほんまごめん!
ちょっと根性鍛え直すで!
ほなまた明日にでも!
貴音「……あずさのその癖も、いつか治さざるをえない時が来るでしょう」
貴音「それがいつ、どんな理由かはわかりません、しかし……」
貴音「そうなった時、貴女はこれまでと同じ、菩薩のような貴女でいられるでしょうか」
貴音「それとも……」ズズッ
貴音「……」
あずさ「……」
貴音「……」ジッ
あずさ「……」オド
貴音「……ひゅあにはっへひまふのへほうは?」ズゾゾ モグモグ
あずさ「あ、あらあらぁ……なんだか一番大事そうなところが聞き取れなかったわぁ……」
貴音「……ふふ」コト
あずさ「……でも、そうねぇ。業……つまりカルマかぁ……自分の迷子癖をそんな風に考えたことなかったわぁ……」
あずさ「……自分一人の力では事務所にたどり着くことも難しい……そんなカルマって……一体何かしら……?」
貴音「なにも、そう真剣に思い悩むことでもありませんよ。どんな言い方をしたところで所詮癖は癖。あくまでも考え方の一つとして、参考までに」フキフキ
あずさ「……そう、ね。確かにカルマはいつか清算されるものだから……この迷子癖もいつか、治る時が来る……か」
あずさ「……うん、そう考えたらなんだか少し気が楽になったみたい。ありがとう、貴音ちゃん」
貴音「いいえ、礼には及びませ……!」ピクッ
貴音「……」
貴音「……っ!」
貴音「」
あずさ「?」
貴音「……なんと……」フルフル
あずさ「……貴音ちゃん? どうしたの?」
貴音「……」ホロリ
あずさ「だ、大丈夫? どこか痛いの?」
あずさ「もしかして食べすぎちゃったのかしら? ないとは思うけど」
貴音「……あずさ、残念ですがわたくしはもう参らねばなりません」ナミダフキ
あずさ「え? あ、待って、私まだ……」
貴音「……いいえ、貴女はここで報せを待つのがよいでしょう。店主、馳走になりました。大変美味でありました」
<アイアトーザーッシャー!
あずさ「報せって……? それに貴音ちゃんがいないと私、事務所に……」
貴音「あずさ」ジッ
あずさ「は、はい?」
貴音「貴女の背負いこんだその業……清算の時刻は、もうすぐそこまで迫ってきているのかもしれません」
あずさ「?」
貴音「業、とは」
貴音「……その者にしか背負うことが許されぬ、いわば天から授かった荷物のようなもの」
貴音「……その荷物を降ろし、ようやく身軽になった時……往々にして人は、また新たな荷物を背負いこむものなのです……」
貴音「……かくいうわたくしも、また……」トオイメ
あずさ「……?」
貴音「……」トオイメ
あずさ「??」
貴音「……あずさ」
あずさ「はい?」
貴音「……覚えておいてください。『道』は、その者の心のままに映るものなのです」
貴音「迷いのある者には迷えて映り、神の心となった者には神の道が映り、畜生どもには畜生の、獣の道が映る。そして……」
---- 修羅と落ちた者には、修羅の道 が映るのです ----
あずさ「しゅ、修羅の道……」ゾク
あずさ「……って、あら? 貴音ちゃん?貴音ちゃーん?」キョロキョロ
あずさ「……いない。困ったわぁ~、本当に行っちゃった……」
あずさ「……あら?」
あずさ「貴音ちゃんの座っていた椅子になにか……」スッ
あずさ「……埃、かしら?」
あずさ(というより……なんだか、猫の毛、みたいな……)
あずさの携帯< ヴーン ヴーン ヴーン
あずさ「!」
あずさ「春香ちゃんからメール……どうしたのかしら……?」ピッ
あずさ「……ええと……」カコカコ
あずさ「……」カコ
あずさ「……」カ…コ…
あずさ「」
『うう、どうせ私みたいな賞味期限切れ、もう誰も貰ってくれませんよー……』
『あらあらぁ、そんなことないわぁ。小鳥さんはとっても綺麗ですもの~』
『あずささんはいいですよぉ、まだまだ若いし美人だしぃ……それに比べて私なんて……もう……』ピヨヨ…
『めっ、ですよ小鳥さんっ! そんな風に自分のことを卑下してるようじゃ、素敵な出会いも逃げて行っちゃいますっ』
『だ、だってぇ~、わたしもう年齢にXが入るんですよぉ? なんなんですかそれぇ、こんな歳になって一体何を代入されちゃうんですかぁ……』グスグス
『そ、それは……その……まだお昼ですから……/////』
『おっ、おほーっ!? あずささん今いやらしいこと考えてましたねぇー? 一体小鳥さんがどんなものを代入されるところを想像したのかなぁー? んんー? ゲヘヘ』
『も、もうっ! やめてくださいそんなおじさんみたいな笑い方するのっ!』
『っはぁーん、そのリアクションからしてもう、わっかいもんなぁ~! いいなぁ~! 若いっていいなぁ~!』
『こっ、小鳥さんだって! まだまだお若いじゃないですかっ! それに可愛いですっ!』
『……ああ、私にもあずささんくらいの頃があったのになぁ……私は一体何をしていたのかしら……』トオイメ
『……なにかいい思い出とか、ないんですか? 好きだったひとの思い出とか……』
『……好きだった人、かぁ……』サラニトオイメ
『……?』
『……』
『……』
『……ふふ、なぁーんにもないわよ』
『え、ええ? そんなこと……』
『……あったとしても、もう忘れちゃったっ!』ニコ
--- なぁーんにも ないわよ ---
なぁーんにも ないわよ……
ないわよ……
--- もう 忘れちゃった ---
もう 忘れちゃった……
忘れちゃった……
あずさ「」
あずさ「」ゴ
あずさ「」ゴゴゴ
あずさ「」ゴゴゴゴゴゴゴ
あ ず ざ 「 」ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
---- あずさ、覚えておいてください。
あ ず ざ「 」携帯カコカコカコ ピッ
---- 『道』は、その者の心のままに映るものなのです。
あ ず ざ 「 」 スゥ…
----迷いのある者には迷えて映り、神の心となった者には神の道が映り、
畜生どもには畜生の、獣の道が映る。
あ ず ざ 「 」 ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
----そして、
あ ず ざ 「 釣 り は い ら ぬ 」ガタ
<ヘ、ヘイ アジャーシタ…
----修羅と落ちた者には、
あ ず ざ「 --- 征 こ う --- 」
----修羅の道が 映るのです----
落ちたな(ニヤリ)
というわけで今日はここまでや。
読んでくれて、いつもありがとう。
ほなまた!
同時刻 某スタジオ
やよい「……んー?」
亜美「どったの、やよいっち?」
やよい「春香さんから一斉メールが届いてるんだけど、あんまり意味がわからなくて」
亜美「あ、亜美んとこにも来てたよー。なんでも兄cの大事なモノがとっくの昔にピヨちゃんに食べられてたとかっていうやつっしょ?」
真美「?!」ピクッ
真美(……ッ!!)鞄ゴソゴソ
真美(っ!)携帯ピッ カコカコカコ
真美(……!!)マジマジ
真美(……え、ええ~……っ)///////
やよい「ぴーでぃーてぃー? って書いてあるけど、なんだろー?」
亜美「はるるんがみんなに知らせてるくらいだから、なんかよっぽど大事なものだったっぽい?」
真美(PDT……って……やっぱり、プロデューサーの、ど……てい……)
真美(う、うわー……! ///////)
真美(……な、なかいいなーとは思ってたけど……あの二人……うわー)//////
亜美「真美はなんか知らない?」
真美(……ちっ、ちちち、ちちくりあっ……う、うああああー)///////
亜美「……真美、どったの? なんか顔真っ赤だけど……?」
真美「……えっ? あ、そ、そう? ちょっと息止める練習してて……」アセアセ
亜美「い、息を止める練習?」
やよい「だめだよー真美、そんなに顔赤くなるまでやっちゃ危ないよー」
亜美「そーっしょー、そんな一文にもならなそうなこと練習してどうすんのさー」
真美「そそそ、そうだよねー、確かにちょーっと息苦しいかなーって思ってたところで……」ハッ
真美「そ、そーだ! みんな、事務所行こうよ! なんだか真美、今日はもう疲れちゃった!」
亜美「ええー、もうちょっと休んでから行こうよー。さっき練習終わったばっかりじゃんかー」
真美「つつ、疲れてるんならなおのことっしょ! 疲れてる時は休んでる暇なんかない、そうっしょ!?」
やよい「……???」
亜美「もう、どったのさ真美ー。あんまし意味わかんないこと言うからやよいっちがフリーズしてるっしょー」
真美「だ、だだっ、だから! その、兄cの……!」
真美「にいしゃんとぴよしゃんのアレがコレなんだYO!!」ダッ!
亜美「あ! ちょっと真美ーっ!!
同時刻 某所
響「」
響「」
響(……そ、そんな……プロデューサーとピヨ子が……)フラッ
ズルッ!
響「わっ、足がすべっ……!」
イヌ美「わふっ!」
響(まずいぞ、このままじゃイヌ美が階段から……!)
響「……っ!」ドンッ
イヌ美「きゃいん!」
響「う
わ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
!!」 ゴチン!
響「」シーン
響「」
イヌ美「くぅーん」ペロペロ
響「!」ムクッ
イヌ美「!」ハッハッハッ…
響「」
響「……うぇへっ」ニタァ
イヌ美「」ビクッ
響「……ふへっ……えっっへへっっへっへっへへへへぇ……」ニタニタ
響「えっへへぇ、へっっへへへへへっへへへぇ……」スッ
響「ひゃあっはっはっっはっはっはっはっはっはァ!!!」ダダダダ
イヌ美「」ポツーン
イヌ美「」
イヌ美「」
イヌ美「先帰ってるわ」
>>1やな! 結局全員分やってもたわ、すまんな。
ところでみんな別にマルチエンドでもええやんな?
まだまだ終わらへん感じになるけど、ゆるしたってな。
ほな今日は、だいぶ少なめやけどこの辺で。
せや言い忘れとった!
ここまでうっすいうっすいカルピス飲んでもうて、さすがに申し訳ないから、もうここらでエロ行こうかなおもとるよ。
初挑戦やけど、これまで相当量のエロ漫画を読んできた>>1チャンや!
できる限りのことはやってみるで!
いつも読んでくれてありがとう! ほな!
>R行き
それでもええと思とるよ。
エロ部分だけRで立てたいという気持ちがないでもなかったけど、
それはわいの都合やしな。それより今これ読んでくれてるみんなのほうが大事やわ。
みんな専ブラ使っとるやんな? せやったらべつに大丈夫なんちゃうかな。
Rに移行されることによって、わいの知らない不都合がみんなにあるなら、言うてな。
ごめんな、わいあんまようわからんねん。
かんご? の大学に通っている20歳の女子大生やから。
(嘘をついた)
というわけで鋭意執筆中や! また後ほどな!
>>1 ちゃんやな!
よっしゃ、ようやく話の大筋が決まったで!(書けたとは言ってない)
あとはひたむきに書いていくだけや!
というわけで少量投下や。
エロは次回くらいになるわごめんな!
そして、時は戻り
765プロ 事務所
春香(シッ! シッ! シィッ!)ローキックの練習
真「シュ! シュ シュ! シュ シュ! 」シャドーボクシング
雪歩(シャッ! シャッ! シャッ!)スコップ研ぎ
伊織「……ええ、そう……一人ぶんの……ええ……」(どこかと電話中)
美希「……す……ろす……こ……す……」ブツブツ
貴音(……ポロッ)無表情のまま落涙
律子「……新規……事務員、募集……」PCカタカタ
あずざ「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
真美「……」ボソボソ
亜美「……!」エッ ジャア ピヨチャン セーハンザイシャ ジャン…
やよい「……不潔」サゲスミ
響「わに、ワニワニ、ワニ餌餌……餌、肉肉肉……」ニタニタ
小鳥「」
小鳥(か、かつてないほどに空気が張り詰めている……)
小鳥(アイドルのみんなから明確な殺意を感じるわ……)
小鳥(……でもまだ慌てちゃだめ……なんとかしてこの状況から脱出を試みるのよ……!)
小鳥(……プロデューサーさんなら……プロデューサーさんならきっと何とかしてくれるわ……!)
P「……コホン。あ、あのなみんな、実は」
貴音「御免」スッ
Pの首を後ろから『トンッ』
P「に”ゃっ」
P「」ドサッ
P「……Zzz……Zzz……」
貴音「……あずさ、手を貸してください」
あずざ「よかろう。うぬは足を持て」
貴音「ええ。では、あちらのそふぁーに……」
P 退場
小鳥(……!)
小鳥(た、頼みの綱があっという間に……!!)ギリッ
小鳥(……もはや、私自身の力で何とかするしかないようね……)
小鳥(落ち着きなさい小鳥……これまでだっていくつもの修羅場をくぐり抜けてきたあなたじゃない……きっとなんとかなるわ……大丈夫よ……)
小鳥(……まずはここから逃げ出して、とりあえず時間を稼ぐ必要があるわね……)
小鳥(……この中で一番弱そうな……やよいちゃんでいいか……人質にして、なんとか出口まで……)ジリッ
ガチャ
千早「あったわ。これでいいかしら、我那覇さん」
響「イヒヒッ!」コクリ
小鳥「」スマキ
小鳥()
小鳥(……)
小鳥(…………)フッ
小鳥( 詰 み で す )
小鳥(……音無小鳥……享年2X歳……)
小鳥(やり直したいことばかりの、後ろ向きな人生でした)
小鳥(……だから……)
小鳥(だからせめて、死に様くらいは……!)
小鳥「……そうね、どこから話せばいいかしら」
全員「!?」
小鳥「……あれはちょうど、今日みたいに暑い、暑い夏の日のことだったわ」
全員「!!!!!!!!!!」
小鳥「……閑静な夕暮れの住宅街……買い物帰りの主婦たちの声、家路を急ぐ子供達……そんな町の騒音がかすかに聞こえてくる、プロデューサーさんの甘い匂いに満ちた部屋で、私たちは一緒に勉強をしていたの……」
小鳥「……二人きり、でね?」ニヤ
全員「!!!!!!!」ギリリッ
小鳥「私とプロデューサーさんはね、もともと家族同士が友達の、いわゆる幼馴染だったのよ」
小鳥「……プロデューサーさんのご家族は、お仕事の関係でおうちを空けることが多くてね……そんな時は、よくうちにご飯を食べに来ていたわ……」
小鳥「でも、きっかけはなんだったかしら、もう覚えていないけれど……ある時を境に、私がご飯を作りに行くようになったのよ。プロデューサーさん……いいえ」
小鳥「『Pくん』のおうちに、ね」
全員「!!?!?!?!????」
小鳥「……あー、そうそう。せっかくだから、先に言わせてもらうことにするわ」
小鳥「ここから先はR指定」
小鳥「『小娘』どもには、ちょっと刺激が強いかm……」
真「シィッ!」ヒダリフック
パァン!
小鳥「へぶっ!!」
全員(……!)ザワッ
小鳥「」
真「……」スゥ
小鳥「……」ニヤリ
小鳥「…… ……ペッ」血反吐
全員「!!!!」
小鳥「……ふぅん、そう。やっぱり、そうなのね……」
小鳥「……なんだ、かんだで……」
小鳥「……『聞きたい』のね、あなたたち……?」
全員「!!!!!」
小鳥「少年Pが、どんな風に鳴いたのか、知りたいんでしょう……?」ニヤ
小鳥「……この」
小鳥「…………す・け・べ」
春香「フッ!」ミギ ロ ーキック
スパァン!
全員「!!!!??!?」
小鳥「---ッ!!」ギリッ
小鳥「………!!」
春香「……フーッ! フーッ! フーッ!」ナミダメ
小鳥「あな、たの……」
小鳥「あなたのローには……腰が、入っていないわ……」
小鳥「つまり……肚が座っていない……!」
春香「!」
小鳥「……迷いが、あるわ……」
小鳥「『聞きたい』という、迷いが……!」
春香「違う! 私はただ、あなたのような人を認めたくないだけ……!」
小鳥「嘘おっしゃい! あなたの本音はこう!! 『まず聞いてから判断したい』と思っている! 」
小鳥「『ここにいる他のみんなと同じように』、聞きたくて聞きたくてたまらない!!!」
春香「!!!」
春香「や、やめ……」
小鳥「『大好きな人がどうやって奪われたのか』、本当は聞きたくて聞きたくて仕方がないのよ!!」
春香「ちがう!!!」
小鳥「その葛藤を……暴力でしか表現する術を持たない……!!」
小鳥「……所詮は……小娘……ッ!!」
春香「!!!!」ギリッ
小鳥「……此の期に及んで、肚をくくれていないのはあなたの方……」
小鳥「……ねえ春香ちゃん、教えてちょうだい? あなた、もしかしてドロドロにえっちなのが、こわいのかしらね?」
小鳥「それとも……」
小鳥「『えっちなのが大好きなのがバレるのがこわい』のかしら!?」
春香「い、いやっ!!」耳ふさぎ
小鳥「嫌!? 嘘おっしゃい、分かってるわよ! そうやってあなた、半分は耳を塞いでいないじゃない!!」
春香「!!?」ハッ
小鳥「いいわ、聞きたいのなら教えてあげる!! よく聞きなさい、私はPくんの『後ろ』の初めてだって貰ったのよ!!」
小鳥「あなたよりも年下の、何も知らない、男の子の!!!」
千早「!!」サッ
やよい「ち、千早さん……? 急に耳を塞がれたら、何も聞こえないかなーって……」
亜美「う、後ろって……ナニ……どゆこと……?」
真美(……ま、ままま、まさか……/////////)
小鳥「……というわけで、もうPくんの工事は、奥の奥まで済んでるけど……」
小鳥「……ご希望とあれば、穴でも掘って……埋まっていればぁ……?」チラ クスッ
雪歩「……っっっ!!」
雪歩「こっ、ころっs!!」スコップ振りかぶり
まずはみんな大好きハーレムエンド(わいもすき)いって、
その後みんな大好きバッドエンド(わいもすき)いって、
それからみんな大好きトゥルーエンド(わいもすき)いくわ。
次スレいかんでも終われるように、かつ今月中に終われるように頑張るわ。
ほなまた今度! いつもありがとう!
そんな毎日汚物に掘られてる後ろの話はどうでもいいんだよ!
>>378
わいは(ショタの)おしりの穴までいじっていくスタイルのおねしょたモノ大好き。
あっかん、儲かりすぎる(忙しすぎる)。
更新はしばらく先になりそうや、すまん!
すまんなみんな、だいぶ時間あいてもうた。
儲かりすぎて時間取れへんかったってのもあるけど、わいがちょっとダラけとったわ。
相変わらず家のネットは使えへんし、まだまだ儲かる感じあるしで、もうどうしたもんかわからんわ。
とりあえず書けた分までは置いていくで。
>>375からの続きや。
あずざ「待て」
雪歩「と、止めないでください、あずっ……!」
雪歩「……さ、さん……? ですよね……?」
あずざ「……憎悪に身を委ねるな。うぬに修羅の道は似合わぬぞ」
雪歩「え……あ、はい……」
あずざ「……それに」キッ
小鳥「……ッ!」
あずざ「……かような外道、殺す価値もあるまい……」
小鳥「……そう、そういうこと。三浦あずさは『落ちた』のね……」
小鳥「……憤怒の業火に身を焼かれ、みずから菩薩の御手を放したか!」
あずざ「……」
小鳥「答えなさい、三浦あずさ!!」
あずざ「……あずさはもう、ここには居らぬ」
あずざ「……迷い、戸惑い、流されるばかりであった弱い女は、もう死んだ」
あずざ「うぬの前に居るのは、あずさを被った修羅と知れ」
小鳥「……!」
あずざ「……あずさを呑んだ深き業……うぬにも堪能してもらおう……」
あずざ「……覚悟せよ……我が業火を以って、消し炭にしてくれる……」ゴゴゴ
小鳥「…………」
あずざ「…………」ゴゴゴゴゴ
小鳥「…………『軽い』……」フッ
あずざ「……なに?」
小鳥「……紡がれる言葉の一つ一つが軽い。結ぶ言葉の根元がユルい。響きの端に覚悟が見えない。性根の末の最奥の、根の根の部分がそもそも脆い……」
あずざ「!!」
小鳥「……あずさは死んだ? ふん、笑わせないで……」
小鳥「……『もとから生きてもいなかった小娘が、どうやって死ねるというの?』」
全員「!!!!」ザワッ
あずざ「……きさっ……!」
小鳥「あずさを呑んだ深き業? 冗談でしょ、波打ち際の間違いじゃない?」
小鳥「それとも最近じゃ潮干狩りで溺れる人でもいるのかしら? 業の深いことね」クスッ
あずざ「貴様、それ以上言っ」
小鳥「与えられた名前! 与えられた服! 与えられた役割と与えられた仕事!
道に迷えば必ず誰かが救済してくれるような薄っぺらい仮初めの人生で……!」
小鳥「……『誰が』、死んだって?」
あずざ「!!」ギリッ
小鳥「……もう一度、聴かせてもらえるかしら……ねえ……?」
小鳥「 み う ら あ ず さ さ ん ? 」
あずざ「……っ」
あずざ「……っっっ」ジワッ
あずさ「うえぇぇえええぇぇええぇんっ」><
小鳥「……」
あずさ「いっ、いくらなんでも、ひどいですよぉ~!」><
小鳥「……『自業自得』よ。勉強になったわね」
あずさ「うえええええええんっ」><。っつ
小鳥(……よかった、元のあずささんに戻ってくれた……)ホッ
小鳥(……あずささんに修羅の道なんか歩ませるわけにはいかないものね……というか、そもそも無理だろうし……)
小鳥(……ちょっときついこと言っちゃったけど……これもあずささんのため……)
小鳥(……だから……)
貴音「……」スッ
貴音「ッ!!」ヒラテ
パァン!!
全員「!!!!」
小鳥(……ッ!)
小鳥(……これくらいの罰、なんでもないわ……)
貴音(……とでも、思っているのでしょうね、その顔は)ジッ
小鳥(……!? 貴音ちゃん……あなた……)
ピリッ
亜美「……な、なんだろ。お姫ちんとピヨちゃんの間に不思議な空気が……」
真美「……二人とも見つめ合ったまま、マンズリともしないよ……?」
伊織「まっ!? ん、んんっ! えーっと、『まんじり』ね。一応、言っとくと」
真「……あれは……『力場』だ……」ゴクリ
亜美・真美「ふぃ、『フィールド』?」
真「……手練れの侍たちはその昔、丹田……つまりおへその下の筋肉を鍛え、まるでアンテナのように離れた相手の動きを察知することができたと聞いたことがある……」
真「鍛え抜かれた丹田を使えば、頭で考えるより速く、また神経が反応するよりも疾く、自我すらも超越して『相手が何を考えているか』まで手に取るようにわかるようになるという……」
亜美・真美「」ゴクリ
真「そんな優れた丹田を持つもの同士が対峙した時、互いが互いの心を読み合う時、そこには緊張感を伴った、独特の時間と空間がたゆたうものだと……」
真「……そう、それはあたかも巨大な質力を持った天体同士がその重力によって惹かれ合い、そして互いを分かり合うように……!」
亜美・真美「じゅ、重力……!」
真「『おもい』の力……重力によって歪められた特異な時空……それこそが……『力場』……!」
真「まさかこの目で観れる日が来るとは……!」キラキラ
伊織「……一応言っとくわね。何言ってんのあんた?」アキレ
貴音(……貴方にはほとほと呆れました。そのようなやりかたでは、いずれ貴方の心が壊れてしまいます)ジッ
小鳥(……そう、そうね。だけどそうなる前に、終わらせてみせるわよ……)
貴音(……そのように全て一人で抱え込んで、一体どこに行くというのです? 行き着く先には幸せが見えているのですか?)
小鳥(……どうかしらね、それもわからないわ)
貴音(貴方には貴方の生き方がある、それは重々承知しています。ですがこのまま進んでも、おそらくその先に待つのは……)
小鳥(……いいのよ、私のことは。こうなったら、大団円を目指すしか方法はないでしょう?)
貴音(……)
小鳥(……心配してくれてありがとね、貴音ちゃん)
貴音(……いけずな女(ひと)ですね、貴方も……)
小鳥(野暮しか知らない無様な女の戯言よ。最後まで、楽しんでいってちょうだい)クス
貴音(……)スッ
貴音「……嗚呼っ!」クズレ
全員「!?」
貴音「……なんと、なんと情熱的で叙情的で、いやらしくもろまんちずむに溢れ、妖艶なことっ!」オヨヨ
全員「えっ!?!?」
貴音「よもやそのような……そのような情事を、年端もいかぬプロデューサーと……っ」
全員「!?!??!?」
貴音「ああ、あなたさま……貴音は、はしたない女です。小鳥嬢に弄ばれるあなたさまを想像して……貴音は、貴音は……っ」
貴音「……こんなに、濡らしてしまいました……///////」マサグリ
全員「……」ゴクリ
貴音「……なぶられ、ねぶられ、とろけきった顔で小鳥嬢を求めるあなたさまの、なんと可愛らしいこと……妖艶なこと……」
タ タカネサンガ アンナニナッチャウナンテ…
「フィールド」スゲェ…
ピヨチャンハ イッタイ ドンナコトヲ…
キ キニナル…
貴音「されど、よもやあのような破廉恥極まりないことを、皆に聞かせるわけには……」チラッ
全員「!!」
貴音「まして皆も、自ずから『聞きたい』という態度を表していないこの現状では……このままうやむやにしてお流れにするしか方法は……」チラッチラッ
全員「!?」
ド ドウスル?
コノママ オヒラキナンテ…
コトリハ ユルセナイノ…デモ…
ザワザワ
「聞きたい……」
全員「!?」キョロキョロ
イマノ ダレ!?
「ここまで来たんだから、聞きたい……」
「……聞きたいぞ!」
響「うやむやにされて終わるなんて、まっぴらごめんさ!」
春香「響ちゃん!」
千早「我那覇さん……元に戻ったのね!」
響「……うん、頭痛が引いたらなんだか頭がスッキリしたぞ!」
響「階段を落ちてからの記憶がちょっと曖昧だけど、どうしてここにいるのかはちゃんとわかってる! 自分、完璧だからな!」エヘヘ
真美「……ひびきん」
響「……プロデューサーとピヨ子がそういう関係だったって知って、最初はもちろん驚いたし悲しかったけど、ずっと落ち込んでるままじゃ前に進めないぞ!」
響「……確かにプロデューサーは変態だし意地悪だけど、それでも自分、プロデューサーのことが……」
響「だ、だだだ、だ、だっ!」
響「……大好き、だから……///////」
全員「!!?!??!」
響「だから、ちゃんと本当のことを知って……それから判断しなきゃいけないと思うぞ!」
響「みんなも、そうだよな!?」
全員「…………」
ワケワカラン方向に筆乗りすぎだろw
戻ってこれなくなるぞ
伊織「……そう、ね」
伊織「……あのバカが昔どこで何をしてたかなんて、正直興味もな……くもないけど、でも……」
伊織「小鳥、あんたは私たちを考えうる最悪の形で裏切ったんだから、その償いのためにも、全てを話す義務があるわ。そうでしょ、みんな?」
律子「……そうね。これだけの禍根を残して、明日からまた同じように765プロをやっていけるとは到底思えないし……」ハァ
律子「……いいわ、緊急事態よ。みんな、今日のお仕事は全てキャンセルします。時期外れのインフルエンザが社内パンデミックを起こしているということにでもしておくから、みんなも口裏を合わせるように」
亜美「り、りっちゃん!」
やよい「だ、大丈夫なんですかぁ?」
律子「……違約金やなんやらでちょっと頭が痛くなるような損害が出るけど、バファリン飲んで一晩寝れば治るような額よ。心配しないで」
真美「りっちゃん……」
律子「……それより心配なのはむしろ、あんたたちのほうよ」
やよい「?」
亜美・真美「??」
律子「……小鳥さん、あなたがこれから話すことは、この子たちの教育n」
小鳥「有害です」
律子「」
小鳥「有害です」
律子「……」ハァ
亜美「……ちょっち待ってりっちゃん、もしかして……」
律子「……仕方ないわね……あんたたちは……」
真美「や、やだよ! 真美は残る!」
亜美「あ、亜美は……その……えっと……」オロオロ
やよい「……わ、わたしは……う、ううー……」
伊織「私は平気よ。それに、みんなと同じで小鳥の話を聞く権利があるわ。だからこの部屋からは一歩も出ない」
真美「真美も!」
亜美「……あ、亜美は……その……」
やよい「……う、うっうー……」
貴音「……では、致し方ありませんね」
貴音「亜美、やよい。二人はわたくしと共に、あちらの会議室で基本的なことからお勉強をしましょう」
亜美「き、基本的なこと?」
貴音「ええ。イロハのイから、順を追って学んでいきましょう。二人が希望するなら実践を踏まえてでも……」じゅるり
亜美「え”っ」
やよい「じ、じっせん……」/////
伊織「あんた、まかり間違ってやよいに手ぇ出したりしてみなさい。ぺしゃんこにするわよ」
千早「……」コクリ
亜美「い、いおりーん……」
伊織「……まあ、あと、亜美にもね……」
貴音「……ふふ、冗談です。では二人とも、いざ性の目覚めへ……」ニコリ
亜美「……」/////
やよい「……」/////
すまんな、ここまでや。
>>416 せやねん、どないしょ。
なんとかするつもりやけど、終盤らへん舵取りのアールきつくなると思うわ。
時間取れへんから朝早起きしてちょっとだけ書くスタンスでおるんやけど、早起きとエロ執筆ってほんま相性悪いな。お陰様で朝早くからかいてばっかりや(意味深)
来週は更新多めにできるようにするで。約束や。
すまんなみんな。ほな、おやすみ。
このSSまとめへのコメント
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