ウサミン星人と世紀末歌姫のお泊り (32)
モバマスSSです。
一応、ウサミン星人と世紀末歌姫の休日
ウサミン星人と世紀末歌姫の休日 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468097494/)
の続編です。
読んでいただけるとありがたいですが、別に読まなくても大丈夫だと思います。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468421782
~ウサミン星~
菜々(今日は楓さん、奈緒ちゃんとナナのおうちでお泊り会をします)
ピーンポーン
菜々(噂をすれば、早速来たみたいですね)
菜々「はーい、今出ま~す」ガチャ
??「いくぜエックス」ウルトラマンゼアスのお面+ギンガスパーク
菜々「何から何まで間違ってますよ、楓さん」
カパッ
楓「私が子供の頃はティガを見ていましたけど、菜々ちゃんは80かしら?」
菜々「そうそう、80はOPがいいんですよねぇ~・・・」
菜々「・・・じゃなくてっ!!ナナは17歳ですから!!ビデオ屋さんで借りてきたのを見てたんですよっ!!」
菜々「ナナが子供の時はメビウスやってましたからねっ!!」
楓「ふふっ・・・」ウルトラーイブ! ウルトラマンゼロ! ゼロ ゼロ…
菜々「ああっ、うるさいっ!!というかどうしたんですかそれ!?」
楓「そこのおもちゃ屋さんで買ったんです。奈緒ちゃんが好きだって聞いたので」
菜々「奈緒ちゃんはウルトラマンそんなに好きってわけじゃないと思いますけど・・・」
楓「あら、前に比奈ちゃんと2期がどうだ~、って熱心に話してたのを聞いたのだけど・・・」
菜々「それ多分、ディー・グレイマンのことだと思いますよ」
楓「ウルティメイトフォースゼロの新しい仲間じゃないの?」
菜々「違いますよ!なんですぐそうやっていらないもの買っちゃうんですか・・・」
楓「菜々ちゃん私ね、有り余るほどお金を持って・・・」
菜々「それはもういいですから!まったくナナのうちに来るたびにボケるのやめてください・・・」
楓「ふふっ・・・お邪魔します」
菜々「あ、そうだ、ナナちょっと夕飯のお買い物に行こうと思うんですけど楓さんどうしますか?来たばかりなのでうちで待っててもらってもいいですけど・・・」
楓「私も行くぜダン隊員」
菜々「誰がセブンですか。じゃあ一緒に行きましょう」
楓「あっ、でも奈緒ちゃんが来るから待っておいたほうがいいかしら?」
菜々「奈緒ちゃんなら6時くらいに来るってメールがあったので大丈夫ですよ」
楓「それならよかったわ、じゃあ早速出発といきましょうか」
菜々「はいはい、あっ、ちょっと待ってくださいねお財布お財布・・・」
楓「菜々ちゃん、お会計なら有り余るお金を持っている私が・・・」
菜々「ありがたいけど感じ悪いです!!」
~某スーパー、ウサミン星店~
ウィーン イラッシャイマセー
楓「菜々ちゃん、私ね、奈緒ちゃんはきっとカレーを食べたがっていると思うの」ムムムーン
菜々「なんですかそれ・・・まぁカレーでもいいですけど」
楓「華麗に意見が通ったわ・・・カレーだけに・・・ふふっ」
菜々「はいはい・・・あ、そういえばルーもう切らしてるんだった・・・」
菜々「楓さんはカレー、どのくらいの辛さがいいですか?」
楓「カレーはかれぇほうがいい・・・」
菜々「じゃあ唐辛子いっぱい買わないとですね」
楓「あ、うそうそ中辛がいいです、中辛」
菜々「まったくもう・・・えーっと中辛、中辛・・・」
菜々「あったあった、これと・・・これっと」
楓「違うメーカーのルーを二つ買うんですか?」
菜々「ええ、こうやって別々のルーを組み合わせて使うと味に深みが出るんですよ」
楓「なるほど・・・主婦の知恵って感じですね・・・」
菜々「ゴホンゴホン!!さぁ、次は野菜ですよ!おやさい!!」
~野菜売り場~
菜々「じゃがいも1袋に、にんじん1本、たまねぎ1玉っと」
楓「あら、にんじんとたまねぎはおうちに買い置きがあるの?」
菜々「いえ、にんじんとたまねぎは少しで大丈夫なんです」
楓「菜々ちゃん、好き嫌いをしてはダメよ?」
菜々「ふっふっふっ・・・実は菜々にはとーっておきの秘密兵器があるんですよ!」
楓「菜々ちゃん、バランスよく野菜を取らないと栄養が偏ってしまうわ」
菜々「なんでこういうときはのってくれないんですかぁっ!!」
~調味料売り場~
菜々「じゃーん!!これです!!」
楓「ハウス食品、カレーパートナー<炒めたまねぎペースト>・・・?」
菜々「そうです!このカレーパートナー<炒めたまねぎペースト>さえあれば、たまねぎを茶色になるまで炒める手間を省き、自宅で簡単に本格カレーが作れちゃうんです!」
楓「なんですって・・・!?」
菜々「さらにはこのカレーパートナー、たまねぎペースト以外にもりんごとはちみつペーストや4種の野菜ペーストなど様々なカレーに合わせて選べる豊富な種類のペーストがあるんです!」
菜々「今回はその中の炒めたまねぎのペーストに加えてカレーの香りを高くする<ジンジャー、ガーリックと7種のスパイスペースト>を使います!」
楓「そんな便利なものがあったなんて・・・!」
楓「でも菜々ちゃん、そんなにすごい商品なんだもの、きっとお高いんじゃないかしら?」
菜々「ふっふっふっ・・・楓さん。聞いて驚かないでください、なんとこのカレーパートナーシリーズ・・・」
菜々「希望小売価格なんと税別100円ですっ!!」
楓「ばっ、ばんなそかな・・・!」
楓「恐るべしハウス食品・・・」
楓「あの、このしゃべり方疲れるからもうやめてもいいかしら・・・?」
菜々「そうですね・・・なんだかすみません、付き合わせちゃって・・・」
楓「ところでにんじんのペーストは買わないのかしら?」
菜々「にんじんペーストはないみたいですね」
楓「でもにんじん1本しか買ってないみたいだけど・・・」
菜々「・・・ウサミン星ではあまりカレーににんじんを入れないんです・・・」
楓「菜々ちゃん・・・」
菜々「・・・・・」
楓「・・・実は私もカレーににんじんはいらない派の人間なの」
菜々「楓さん・・・!」
楓「菜々ちゃん・・・!」
楓「ふふっ・・・」
楓「・・・変・・・身・・・!」
菜々「えっ、なんでですか?!」
~精肉売り場~
菜々「カレー用の角切り牛肉と・・・牛肉の切り落としっと・・・」ポイッ
ガサッ ガサッ
菜々「牛挽き肉は・・・これぐらいでいいかな・・・」ポイッ
ガサッ ガサッ
菜々「これでよしっ・・・って、なんじゃこりゃあ!?」
楓「菜々ちゃん、お店の中で大きい声を出したら他の人に迷惑ですよ」ガサッ
菜々「あっ、すみません・・・って、誰のせいですかぁ!」
菜々「なんでカゴいっぱいにお菓子が入ってるんですか!?」
楓「だってお泊り会といえばお菓子は必需品じゃないですか♪」
菜々「だからってこんなに食べないでしょう!?お菓子は3つまでです!戻してきてください!!」
楓「えー、お母さ~ん・・・」
菜々「お母さんじゃないです!!ダメッ!!買わないですよっ!!」
楓「くすん・・・」トボトボ
菜々「まったくもう・・・」
~数分後~
楓「返してきました・・・」
菜々「はい、お利口さんです。ちゃんとお菓子3つに絞りましたか?」
楓「これにしました」ドサドサッ
菜々「・・・あの、3つ以上あるように見えるんですけど・・・」
楓「お菓子とおつまみは別物です♪」
菜々「全くもう・・・しょうがないですねぇ、今回だけですよ?」
楓「ふふっ、ありがとうございます♪」
~スーパーの帰り道~
菜々「ありがとうございました、楓さん。お会計払ってもらっちゃって・・・」
楓「いいのよ、泊まらせてもらうんだからこれくらい出させてちょうだい」
楓「それにお金のことならこの私、お金を貰い過ぎているアイドル・高稼ぎ楓にまかせて♪」
菜々「ふふふっ、なんですかそれ・・・」
菜々「それじゃあ今日はウサミミメイドのナナが、たくさんもてなしちゃいますよ~っ!」
楓「ふふっ、期待してますね♪」
――――――――
楓「そういえば、3人でお泊りって初めてでしょう?だから私頑張って、一芸を覚えてきたの」
菜々「なんでですか。日本にそんな風習ないですよ」
楓「ちょっと奈緒ちゃんに披露する前に見てもらってもいいかしら?」
菜々「えぇ~・・・?」
ポチポチ
楓「・・・よし、それじゃあミュージックスタート♪」ポチッ
https://youtu.be/3MTqRx52-Cg
♪~
菜々(あ、2nd SIDE・・・)
菜々(うわ、すごい完璧に踊ってる・・・ドヤ顔で・・・)
ヒュン ヒュン ヒュン
菜々「・・・っていうか袋持ったまま踊らないでください!!野菜がっ!うわ危なっ!」
楓「らー、らー、ぴーす・・・」ポチッ
菜々(イントロでやめてくれてよかった・・・)
楓「ふっふっふっ、どうでしたか?」ドヤァ
菜々「どうもこうも・・・」
楓「あら、私的には結構上手にできたと思ったんですけど・・・」
菜々「踊るなら始めに一言欲しかったです」
楓「恥じらい乙女、って感じを意識したんだけど・・・」
菜々「野菜持ったままだと、レジ袋振り回してステップ踏んでる危ない人にしか見えないですよ!」
楓「それじゃあ、一芸の事は“ここだけの話”、ですね♪」
菜々「“先に気づいて欲しいの”って感じですけどね・・・」
~ウサミン星~
楓「ただいまえかわ~♪」
菜々「おかえりなさいがらし~♪」
楓「咄嗟に返すとはなかなか腕を上げましたね・・・」
菜々「ふっふっふっ、ナナだって日々成長しているんですよ!」
楓「さすが、あべななさんじゅうななさいですね♪」
菜々「さーて、紛う事なき現役JK!17歳のナナは早速料理に取り掛かろうかなーっ!」
菜々「そろそろ奈緒ちゃんも来ると思うので、楓さんはゆっくりしててくださいね!」
楓「私もお手伝いしますよ、菜々“さん”」
菜々「ウォッホン!それじゃあ一緒にレッツ・クッキングです!」
~キッチン~
菜々「・・・下準備はこれで完了ですね」
菜々「それでは楓さんには野菜をお願いしたいと思います」
楓「私にかかれば、お茶の子さいやさいです♪」
菜々「まずはにんじんは半分だけ輪切りにしてください!」
菜々「半分はあとですりおろして使いますので」
菜々「玉ねぎは半分みじん切りで半分はざく切りでお願いします!」
楓「高垣楓、頑張りますっ♪」
菜々「誰かをいじらなきゃ気がすまないんですか?」
楓「じゃがいもはどうするの?」
菜々「じゃがいもはナナがやりますね」
菜々「皮はむかずに輪切りにしてフライパンで炒めます、じゃがバターってやつですね!」
楓「それをおつまみにビールで一杯やるのね?わかるわ・・・」
菜々「あぁ~、いいですねぇ~・・・」
菜々「・・・って菜々は未成年だからわからないですけどねっ!」
楓「ふふっ・・・」
――――――――
菜々「じゃがいもが炒め終わったので次はお肉ですね」
菜々「角切り肉、切り落とし肉、挽き肉にそれぞれ塩コショウで軽く下味をつけて焼きます・・・」
楓「今度こそそれをビールで・・・」
菜々「やらないです!もうっ!野菜切り終わりましたか?」
楓「にんじんが終わったので次はたまねぎですね」
菜々「ここまでは順調ですね・・・」
――――――――
菜々「お肉もこれであとは焼くだけっと・・・楓さん、たまねぎ切れましたか~?」
楓「ぐすっ・・・ぐすっ・・・」ボロボロ
菜々「うわぁ、わかりやすくたまねぎで失敗してる!!」
菜々「たまねぎは切る前に冷やすかレンジでチンしたらいいんですよ・・・・ってなにしてるんですか?」
楓「これをつけたら大丈夫かと思って・・・」スッ ウルトラマンゼアスのお面
菜々「・・・やってみてください」
ゼアス「あっ、いけそうだわ菜々ちゃん!さすがウルトラマンね!」トントントン
菜々「・・・・・」
ゼアス「・・・あっ、しみる!いたっ、痛いわ!菜々ちゃん!助けて!」トントントン
菜々「ああっ、もうっ!ナナがやりますから!」トントントン
ピーンポーン
ゼアス「私が出ますね」
菜々「あっ、そのまま行かないで!ちょっ、楓さーん!!」トントントン
――――――――
~ウサミン星玄関前~
奈緒「ちょっと遅くなっちゃったな・・・」
奈緒(あっ、なんかいい匂いする・・・)ピーンポーン
チョッ、カエデサーン!
奈緒(もう楓さん来てるんだ)
ガチャ
奈緒「あっ、遅くなってごめん、仕事が長引いちゃって・・・」
ゼアス+包丁「・・・・・」
奈緒「」
菜々「ちょっと楓さん!その格好のまま出たら・・・あぁーっ!!」
ゼアス「ふふっ、奈緒ちゃんやっぱりウルトラマン好きだったのね♪」
菜々「ウルトラマンに会えて嬉しいから失神してるんじゃないですよ!!ちょっと奈緒ちゃん?!大丈夫ですか?!」
奈緒「・・・・・はっ!!」
菜々「大丈夫ですか奈緒ちゃん?すみません、来てそうそう驚かせてしまって・・・」
菜々「楓さんっ!刃物を持ったままうろついちゃだめじゃないですか!めっ!!」
カパッ
楓「そうですね・・・奈緒ちゃん、驚かせてしまってごめんなさい・・・」シュン
奈緒「いや、そんな謝らないでよ、ちょっとびっくりしただけだから・・・」
奈緒「ふふっ、ていうか楓さんなんでゼアスなんだよ~!」ケラケラ
楓「奈緒ちゃん・・・!」パァァ
奈緒「菜々、遅くなっちゃってごめんな!お詫びにケーキ買ってきたんだ!」
菜々「わぁ~、ありがとうございます!そんなに気を使わないでよかったのに~!」
菜々「じゃあ晩御飯のあとにいただいちゃいましょう!」
楓「デザートがケーキだなんて景気がいいですね♪」
菜々「さぁさぁ、奈緒ちゃん上がってください!」
奈緒「おう!おじゃましま~す!」
楓「華麗にスルーされちゃいました・・・」
つづく
続きは今週中に仕上げてまた投稿しますのでその時はよろしくお願いします。
依頼出してきます。
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