モバP「エナジードリンク」 (11)

超短編のモバマスSSです。
1.モバマスSS初投稿です。
2.キャラは事務員さんと李衣菜と夏樹です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370885754

ちひろ「プロデューサーさん、エナドリ買いませんか! エナドリ!」

P「それ他所のアイドルですよ。エナドリですか、そうですね。まあ考えておきますよ」

ちひろ「またそうやって誤魔化して……おかげで在庫がたくさん残ってるんですよ?」

P「またまた。詳しいことは知らないですけど、顧客が俺だけってわけじゃないでしょ?」

ちひろ「確かにそうですけど、たまには買ってくれてもいいじゃないですか」

P「まあ次の給料日になったら、その時はお願いしますよ」

李衣菜「プロデューサーさん助けて〜〜」

夏樹「おい、だりー。プロデューサーの迷惑になるだろ」

P「ん? どうしたんだ二人とも?」

李衣菜「いや、ちょっと買い物に行きたいんだけどさ。車出してくれない?」

P「ああ、そんなことか。こっちもキリがいいし、別に構わないぞ」

李衣菜「ウッヒョー! さすがプロデューサーさん!」

夏樹「はあ……悪いなプロデューサー」

P「それでどこに行きたいんだ?」

李衣菜「えへへっ! それはね——」

近所の某スーパー

李衣菜「ウッヒョー! 本当にこんなの売ってるんだね、なつきち!」

夏樹「な? 言ったとおりだろ?」

P「えっと、なんだそれ?」

李衣菜「R●CKS ENER●Y DRINKですよ!」

P「ロック……なんだって?」

李衣菜「んんー、なんて言えばいいかな。そうだ! ちひろさんがよくPさんに売ってるようなやつって言えばわかりますか?」

P「ああ、なるほど」

夏樹「悪いプロデューサー、こんなことに付き合わせて」

P「まあ気にするなって、どれ俺も一本買ってみようかなっと」

P「ん? なあ夏樹」

夏樹「どうしたプロデューサー?」

P「いや、仕事で目が疲れてるのかな。なんか妙に高いような気がするんだけど……」

夏樹「そうか? こういうのって大体こんなものだぞ?」

P「え? あ、そうなんだ。ふぅーん」

李衣菜「たっだいまー」

ちひろ「おかえりなさーい」

夏樹「ただいまちひろさん」

ちひろ「ええ、おかえりなさい」

P「はい、ちひろさん。言われてたアイス買ってきましたよー」

ちひろ「ありがとうございます! ちょっとお金渡しますので待ってくださいね」

P「いやいや、良いですよこのぐらい」

ちひろ「本当ですか? ありがとうございます」

夏樹「よしだりー、もう一度練習始めるぞ。教えるこっちだって暇じゃないんだから。さっさと上達しろよ?」

李衣菜「ふっふーん。次のセッションまでには夏樹なんか追い抜いてやる!」

夏樹「なら、早くコードは全部押さえられるようにならないとな。あっ、プロデューサー今日はありがとな」

李衣菜「プロデューサーさん今日はありがとうございました」

P「おう、どういたしまして」

P(さて、流れで一本買ってきたわけだが、これ一本でエナドリ数本分の値段ってどういうことだ?)

P(エナドリでさえあんなに効くのに、こんなの飲んだ日には……)ゴクン

P(まあ、なんでも試してみるもんだ!)

P(こ、これは……)

P(特に何もない? いや、でも少し疲れが取れた……のか?)

P「ちひろさん、今エナドリ持ってませんか?」

ちひろ「ありますよー。はい、どうぞ」

P「ありがとうございます。はいお金です」

ちひろ「いえいえ、さっきのお返しってことで」

P「いいんですか?」

ちひろ「遠慮しなくていいですよ。こういうのは気持ちですから」

P「ありがとうございます」

P(さて、それじゃ頂きます)ゴクゴク

P(こ、これは……)

P(これだ! 疲れが吹き飛ぶこの感覚……!!)

某テレビ

「某社のエナドリを愛用しているという人に聞いてみました」

「業界で有名な765プロダクションのプロデューサーと肩を並べると呼ばれる敏腕プロデューサー」

「なんと150名以上のアイドルを手掛けてきたと言われるSGプロダクションよりこの人です」

P「エナドリですか? そうですね。私にとっては無くてはならない物——ですかね」

終わり

近所のスーパーで見たらエナドリあったからついついやってしまった。
やっぱり100円でエナドリ・スタドリ・高級おせちで提供してくれるちひろさんは女神やったんや(白目)

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