加速

アイドルプロデュースの資料作り

朝潮「アイドルプロデュースの資料作りを」

提督「アイドル！？　え、朝潮アイドルやるの？」

朝潮「どうして私なんですか。私はプロデュースする側です」

提督「ええ……なら誰をプロデュースする気なんだ？」

朝潮「>>5です」

那珂ちゃん

シド星のアイドルモンちゃん

朝潮「那珂ちゃんです」

提督「知ってた。……というかちゃん付けってお前たち仲良かったんだな。少し意外」

朝潮「いろいろあったんです」

提督「そ、そうか。まあ鎮守府の規則はこうふわっとした緩い感じだから、アイドル活動を制限するつもりはない。頑張ってくれ」

朝潮「はい。頑張ります。それではこれから作成した資料を持って売り込みに行ってきます」

§

朝潮「那珂ちゃん。仕事取ってきました」

那珂「ええ！？　本当に取ってきちゃったの！？」

朝潮「何か問題が？　那珂ちゃんが私にプロデュースを頼んできたはずです」

那珂「いやいや！　ちょっとびっくりしただけだよ。朝潮ちゃん超有能！　朝潮ちゃんの持ってきたお仕事なら何でもウェルカムカモーンだよ！」

朝潮「はい。では>>9をお願いします」

346の大和亜季とのサバゲー番組

朝潮「346プロの大和亜季さんという方のサバゲー番組にゲスト出演です」

那珂「ええ！？　すごい！」

朝潮「すごいのですか？」

那珂「ミリタリー系だと一番人気の番組だよ！　どうやって取り付けたの？」

朝潮「いえ、適当に道行く人にアイドル事務所はどこかって聞くと、その346プロを教えてくれたので、乗り込んできただけです」

那珂「物怖じしないんだね……無知ゆえに勇敢ってやつかな」

§

モバP「本日はよろしくお願いします」

亜季「お願いするであります！」びし

朝潮「はい。こちらこそお願いします」

那珂「よ、よろしくお願いします！」

朝潮「何を緊張しているのですか？」

那珂「だ、だって本物だよ！？　本物のアイドルだよ！」

朝潮「那珂ちゃんは本物のアイドルではないのですか？」

那珂「いや、本物だけど！」

朝潮「でしたら、普段通りの笑顔でいてください。少し固いです。それだと収録に失敗します」

亜季「そうです！　ご安心を！　私も先ほどから緊張で震えが止まらないのであります！」

P「お前のは武者震いじゃないのか……亜季は見ての通りいわゆるミリオタだ。君たち艦娘と一緒できると聞いてずっと興奮してたんだ」

亜季「那珂さん本日はサバイバルのご指導お願いします！　艦砲の轟きに期待しております」

那珂「こっちこそよろしく亜季ちゃん！　……流石に連装砲は使わないと思うけど」

朝潮「連装砲ありますよ？　使いますか？」じゃき

那珂「え！？」

亜季「本当でありますか！」

P「いやいや！　待て待て！　艦兵装を内地で使うのはまずいでしょ！」

朝潮「こちらの司令官は私たちのアイドル活動を全面的に支援すると言ってくれてます」

亜季「そちらの司令官は太っ腹ですね！」

P「いやいやダメだから！　安全保障上それは無理だ」

朝潮「そうですか」

亜季「残念であります」

P「ってもう時間じゃないか。普通にサバゲーしてきゃっきゃうふふしてくれればそれでいい。亜季も巨砲を見たいなら今度企画を立ててやるから、今日は我慢してくれ」

亜季「了解であります」

大和亜季
http://blog-imgs-42.fc2.com/s/s/b/ssbiyori/m1yta003a_s.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/deremasu/imgs/5/8/5855f163.jpg

§

P「これで収録は終わりだ。お疲れ様」

亜季「お疲れ様であります！」

朝潮「那珂ちゃん惨敗でしたね……」

那珂「しょうがないじゃん！　武器はハンドガンで遮蔽物の多い地形、サバゲーと砲雷撃戦って全然違うんだもん！」

亜季「確かに序盤は不慣れで隙も多かったですが、終盤は本当に手ごわかったであります！」

P「そうだな。あの成長率を考えると、ミリタリー系アイドルのお株を奪われるのは時間の問題かもしれないなぁ、亜季？」

亜季「プロデューサー殿は意地悪であります。でも、兵士としては劣っていても、アイドル界という戦場では私に一日の長があります！　まだまだこの地位を譲る気はありません！」

P「その意気だ」

那珂「……プロのアイドルってやっぱりすごいね」

朝潮「そうですね。私にとっても色々勉強になりました」

亜季「那珂さん！」

那珂「っはい！」

亜季「いずれまた競い合う時を楽しみにしています！　今度はアイドルとして舞台で！」

那珂「っ。望むところだよ！　今日は負けちゃったけど、その時は那珂ちゃんが歌で勝っちゃうんだから！」

§

提督「やあ朝潮、今度は何を見てるんだ？」

朝潮「これですか？」

提督「写真か。えっと那珂と、大和亜季じゃないか」

朝潮「亜季さんのことご存じで？」

提督「まあ、な。この前のプロデュースの時の写真か」

朝潮「ええ」

提督「あいつってこんな笑い方もできたんだな。随分といい顔だ」

朝潮「そうですね」

提督「那珂にとって有意義な活動だったのなら文句はない。……那珂にはな」

朝潮「？」

提督「346プロから艦娘の兵装を見学させて欲しいと連絡がきた」

朝潮「なにか問題が」

提督「まあそれ自体はいいんだよ。問題は、なあ、朝潮、俺は邪魔はしないとは言ったが、お前は随分と好意的に解釈してくれたそうで。山中とはいえ連装砲をぶっ放そうとしたらしいじゃないか？」

朝潮「……おおっともうこんな時間！　次の仕事が私を待っています。それでは……」

提督「逃がさんぞ？」

朝潮「……はい」

提督「反省文」

朝潮「……はい」

§

提督「やあ朝潮」

朝潮「げっ！？　司令官！？」

提督「んー露骨だなぁ。さて、今度は何を見てたんだ？」

朝潮「別に疾しいことはありません。ただの>>21です」

上

朝潮「神通さんの訓練メニューです」かたかた

提督「……あー、死なないとは思うから頑張れ」

朝潮「他人事みたいに」

提督「いつものことだろ」

朝潮「神通さん、那珂ちゃんから最近構ってもらえないせいでより厳しくなったように思います」

提督「あいつら喧嘩でもしたのか」

朝潮「いえ、この前のプロデュース以降、那珂ちゃんに鎮守府外での友人が増えたのが理由かと。だから司令官も無関係ではありません」

提督「いやー無関係だろ。もう訓練の時間だろ大人しく行ってこい」

§

朝潮「はあっ……はあっ」

天津風「んっ、今日の訓練は一段とキツイわね」

朝潮「……そうですね」

天津風「あなた大丈夫？」

神通「はい。今のをもうワンセット」

天津風「げえ」

§

天津風「はあー、今日はなんだか五割増に疲れたわ」

朝潮「……お疲れ様です」

天津風「あなたの方がお疲れのようね。朝潮体力落ちてない？」

朝潮「プロデューサー業に勤めていたので少し訓練から離れていましたから」

天津風「ああ。那珂さんのね。結構順調だって聞いたわよ。案外朝潮はそっちの方にも才能があったのね」

朝潮「あの成功は那珂ちゃんのポテンシャルによるものです。私は何もしてません」

天津風「ふうん。でも、那珂さんが忙しくなったから、神通さんも厳しくなったのかしら」

朝潮「……さあ？　わかりません」

天津風「じゃあ、あっちのほうかな」

朝潮「何のことです」

天津風「神通さんと司令官との間になんかいざこざがあったみたいよ」

朝潮「なんですかそれ？　私知りませんよ」

天津風「あなたが外回りに行ってた時期のことだったと思うから無理もないわね」

§

朝潮「訓練メニューの過酷さは司令官が理由だとわかりました」

朝潮「これは文句を言うしかありません」

朝潮「夜遅いですが、仕方ありません」

朝潮「司令官が眠っていようと関係ありません」

朝潮「？　灯りが漏れてるわ。まだ起きているのでしょうか」

朝潮「司令官……って、あれは神通さん？」

朝潮「こんな夜遅くに何を……」


提督「さて神通、私に話したいことがあるとのことだが、どうした？」

神通「>>26」

アイドルデビューしたいです

神通「私もアイドルデビューしたいです」

提督「ええ……」

神通「寂しいんです。那珂ちゃんがどんどん離れていくみたいで」

提督「いやー、前も言ったと思うけど、神通って人前で歌って踊るタイプじゃないじゃん？」

神通「大丈夫です！　最近はすまほも使いこなせてますし、掲示板ですれ立てもできるようになりました」

提督「使い方って誰から教えてもらった？」

神通「漣さんです。そういうのに詳しいと聞きましたので」

提督（余計なことを）

提督「それでスマホとアイドルにどんな関係が？」

神通「己を知れば百戦殆うからず。自分を客観的に見つめなおすために聞いてみたんです。ほらここです」


無愛想で戦うことしか能のない私でもアイドルになれますか(12)


提督「えぇー……」

神通「結果多くの励ましを頂き、大丈夫だとわかりました」

提督「何が？　好意的なレスしてるのラブアローシューターやら歌姫やらコテハンだけだし内容も長文で地雷っぽさがやばいんだけど？」

神通「それだけ真摯に考えてくれているということではないでしょうか？」

提督「もう少しネットリテラシーつけよ？」

神通「それで話を戻しますが」

提督「戻さないで」

神通「アイドルデビューしたいのですが」

提督「うん。無理だと思うのだが？　その眼やめよ？」

朝潮「話は聞かせてもらいました！」

提督「厄介なやつが……」

朝潮「私が神通さんをプロデュースします！」

提督「なあ、なんでお前はそんなプロデューサー業そんなやる気なの？　びっくりだよ」

朝潮「司令官。女の子は誰もが心の奥底で輝きたいと願っているのです。それを叶えるのが私たちプロデューサーの使命ではないでしょうか」

提督「俺は提督でお前は艦娘だ」

朝潮「神通さんご安心を私が来ました。私があなたをトップアイドルにしてみせます！」

神通「……はい！　プロデューサーさんっ！」

提督「なんだこれ？　いや、ほんとなんだこれ？」

§

那珂「ええー！？　神通お姉ちゃんもアイドル始めるの！？」

神通「ええ。一緒にトップアイドルを目指しましょう」

那珂「いやいや！　お姉ちゃんってずっと私のアイドル活動止めさせようとしてきてたよね！？　どういう心境の変化！？」

朝潮「那珂ちゃん。神通ちゃんは那珂ちゃんを応援しようと、しかも仲間として応援しようとしてくれているんです。まず初めに何か言うことがあるのでは？」

那珂「なに！？　私は何を言えばいいの！？」

朝潮「というわけで、二人のユニット初仕事を取ってきました」

神通「楽しみね、那珂ちゃん」

那珂「スルー！？　というかユニット！？」

朝潮「二人には>>31してもらいます」

無人島の開拓

朝潮「無人島の開拓をしてもらいます」

那珂「……かわいいアイドル像からどんどん離れていってるような」

神通「それでも無人島の開拓なんて大きなお仕事です。奴隷はどれくらいいるのですか」

那珂「奴隷！？　番組の趣旨的にもアイドルイメージ的にも最悪な単語が出てきた！？」

神通「ええ？　でも……」


無人島を開拓することになった(32)

1:名無し　ID:oNikaN
どうすればいい？

2:名無し　ID:asTek1
まず何より奴隷の確保だ
労働力がなけれれば何も始まらん

3:ちゃちゃのん　ID:tOiToy
>>2
ようそんなふうがわるいこと言いよるなー
まるで野蛮人じゃぁ

4:名無し　ID:asTek1
>>3
Ximicacan! Ximicacan! Ximicacan!

5:名無し　ID:PoNy40
>>3
Ximicacan! Ximicacan! Ximicacan!

6:ちゃちゃのん　ID:tOiToy
みなしてうちをいじめんといてなぁ

7:名無し　ID:asTek1
>>6
Ximicacan! Ximicacan! Ximicacan!

8:名無し　ID:PoNy40
>>6
Ximicacan! Ximicacan! Ximicacan!

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32:ちゃちゃのん　ID:tOiToy
こんなん考慮しとらんよ・・・


那珂「なにこれ？」

神通「無人島には奴隷が必要だそうよ。那珂ちゃん」

那珂「ソースこれなの！？　那珂ちゃん、お姉ちゃんが心配になってきたよ！？」

朝潮「那珂ちゃん。心配無用です。残念ながら奴隷ではありませんが、助っ人は用意されています」

那珂「え？　誰？」

朝潮「>>37です」

秋月