【安価】提督「朝潮のわがままを叶えたい」 (73)

提督「――と、思うんだがどうかな」

榛名「どうかな、と言われましても……榛名、なんとお答えすればいいのかわかりません……」

提督「いや、もうそのままなんだが……」

提督「朝潮って、真面目だよな」

榛名「はい。あの歳でとってもしっかりしたいい子です」

提督「しっかりしすぎてて、あまり自分の欲求を表に出さないだろ?」

榛名「それは……確かに、そうかもしれませんね」

提督「だからさ、わがままを叶えたいなって」

榛名「……なるほど……。……なのでしょうか?」

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提督「もうすぐ朝潮が遠征から帰ってくるからな」

提督「そしたらなにか欲しいものとかないか聞いて、叶えてやろうと思うんだ」

榛名「そのお心遣いはご立派だと思います、提督」

提督「ありがとう。ふふふ、早く帰ってこないかな」

榛名「はしゃいでしまって……ふふ」


【数十分後】


朝潮「司令官。朝潮、ただいま戻りました」

榛名「お帰りなさい、朝潮ちゃん」

提督「ご苦労さま、朝潮」

朝潮「いえ、艦娘として当然の責を果たしたまでです」ビシッ

榛名(真面目ですねえ)

提督「うん……時に朝潮」

朝潮「はい! なんでしょう、司令官。追加の遠征でしょうか?」

提督「いやいや、違う。なにか欲しいものとか、あるか?」

朝潮「え? 欲しいもの……ですか?」チラッ

榛名「提督は朝潮ちゃんの普段の頑張りに応えたいと思っているんですよ」

朝潮「そ、そんな、恐れ多い……」

提督「いいや、お前には昔から頑張ってもらっている。どんな命令でも二つ返事で」

提督「そろそろお前の欲しいものとか、やってほしいこととか、何でもいいから応えてやりたいんだ」

提督「だから、何かないか、朝潮」

朝潮「え、えっと……その……そうですね……」


下1

朝潮の要望とは

朝潮「お、お腹いっぱい……」

提督「うん」

朝潮「お腹いっぱい……ケーキを……食べてみたい、です……」モジモジ

榛名「まぁ」

提督「そうか、ケーキか!」

朝潮「あっ、そ、その、無理なさらずとも朝潮は」

提督「ここに間宮券がちょうど三枚ある。みんなで食べに行こう」

榛名「えっ、榛名もよろしいのですか?」

提督「もちろん」

朝潮「し、司令官、よろしいのですか……?」

提督「朝潮がこうやって何かをねだってくれたことが俺はすごくうれしいからな! さあ行こう」

【間宮さんのお店】

間宮「いらっしゃいませ……って、提督がいらっしゃるなんて、珍しいですね」

提督「今日は朝潮にケーキを思いっきり食べさせてあげたくて」

間宮「あら、ケーキですか?」

提督「朝潮がねえ、ねだってくれたんですよ」ニコニコ

間宮「ふふ、凄く嬉しそうですね、提督」

提督「やー、娘のお願い事聞いちゃうお父さんってこんな気持ちなんですかね? あははは」



朝潮「……は、恥ずかしいですね……」

榛名「提督は朝潮ちゃんのことが大好きなのですね。見ていて微笑ましいです」

【ケーキの山】

榛名「そ、壮観です……」

朝潮「け、ケーキの山……」

提督「さあ朝潮、お腹いっぱい食べてくれ。間宮さんお手製のケーキだ」

提督「もちろん榛名もな」

榛名「ふふ、今日の主役は朝潮ちゃんですから、榛名はこれとこれだけ頂ければ……」

提督「そっか。よし、それじゃあ食べるか!」

朝潮「はい! 司令官、いただきます!」

提督「朝潮は堅いなあ……。今はもっとゆるくてもいいんだぞ」

朝潮「え、あ……ですが、気持ちの緩みはいずれ戦場で悪影響を……」

提督「普段気を抜かな過ぎてもダメになっちゃうぞ?」

朝潮「あ、は、はい……じゃ、じゃあ、いただきます……」

榛名「榛名も、いただきます!」

朝潮「おいしい……」キラキラ

榛名「素敵です!」キラキラ

提督(ふたりとも喜んでくれてよかった……)

榛名「……あら? 提督はお食べにならないのですか?」

提督「俺は二人が食べてるのを見てるだけでも満足だからな」

榛名「そ、そうですか……?」

朝潮「……」


下1

朝潮の行動

(安価という名の誘導だこれ すまんこ)


朝潮「司令官」

提督「ん? どうした朝潮」

朝潮「先ほどの司令官のお言葉……今ばかりは無礼講だという意味で捉えてもよろしいでしょうか?」

提督「そうだな、そう思ってくれて構わない」

提督「でも朝潮、ぜんぜん堅さ抜けてないぞ」

朝潮「はい、これから抜きます」

提督「あ、そ、そう?」

朝潮「司令官」

提督「はい」


朝潮「……あ、あーん……」ヒョイ


提督「 」

榛名「 」

提督(あ、朝潮が俺の口元に一切れのケーキを差し出している……)

提督(こ、これは、あーん……か!? そうか、そうなのか!)

朝潮「……あ、あ~ん……」プルプル

提督(顔を真っ赤にして腕を振るわせながら、それでもこちらを見ている朝潮は可愛い)

提督(ひょっとしたら拒絶されやしないかと内心おびえている風にも見える……)

提督(まあ、拒絶するわけないんだがな!)


提督「ありがとう、朝潮」パクッ

朝潮「あっ……はい、司令官!」パァッ


提督(朝潮可愛い……あ、そうだ)

提督「朝潮」

朝潮「はい、なんでしょう司令か」


提督「あーん……だ」ズイッ

朝潮「あ……はいっ、いただきますっ!」パクッ



提督(笑顔でケーキをほおばる朝潮めっちゃ可愛い)

榛名「は、榛名は大丈夫じゃありませんよぅ……」モグモグ

提督「結局あの後ずっと食べさせあってしまったな」

朝潮「わ、私としたことが、なんという……」

提督「いいんだよ、今日の目的は朝潮の願い事をかなえることにあるんだからな」

提督「朝潮がやりたい事なら何でもやるぞ!」

榛名「見せつけられてしまいました……朝潮ちゃん、ちょっとうらやましいです……」

朝潮「えっ、と……えへへ」

提督「……どうだ朝潮。まだまだ足りないだろう、何かないか?」

朝潮「まだよろしいのですか……?」

提督「もちろんだ。な、榛名」

榛名「私もいつの間にか引き込まれているのですね……榛名は今のところ大丈夫です!」

朝潮「それじゃあ……」


下2

朝潮の要望

朝潮「し、司令官と……」

提督「うん、俺と?」

朝潮「で、デートがしたいです……」

提督「そうか、デートか、よしわかっ……わ、え?」

朝潮「……で、デート、です」

提督「」

提督「」

提督「」クルッ

榛名「は、榛名はあんまり大丈夫じゃありません」

提督「えっと、デートっていうのは……デート?」

朝潮「あ、あまり連呼されては……でも、司令官が考えているものであっていると思い、ます……」

提督「そ、そっかぁ、あはは、そうかあ……」

提督「よし、デートしよう!」

朝潮「はいっ」パアッ

提督「今からにするか……それとも今度の休日にゆっくり回るか、どっちがいい?」

朝潮「えっ、と、そうですね……」


下1

今からデートするor今度の休日にする

朝潮「よろしければ、休日に」

朝潮「ゆっくりと司令官とお出かけできたら……嬉しいです」

提督「よおし、わかった……今度の休日な」

朝潮「はい、司令官!」

榛名「……」

提督「どうした、榛名」

榛名「あ、いえ、なんでもありません……」

提督「じゃあデートの要望は休日に叶えるとして……まだまだお願い聞いちゃうぞ!」

朝潮「えっ、まだよろしいのですか!?」

提督「もちろんだ」


下2

朝潮の要望

朝潮「その……これは、榛名さんに協力していただくことになるのですが……」

榛名「は、はい、榛名は大丈夫です!」

提督「だそうだ。まずは言ってみるといい」

朝潮「はい。……榛名さんを、『お姉ちゃん』と呼んでも、いいでしょうか……?」チラッ

榛名「!」

提督「ほう」

朝潮「……私は一番艦ですから、姉という存在に少し憧れていて……」

朝潮「榛名さんは艦娘としても、一人の女性としても、私の憧れですから……」



朝潮「もしも榛名さんを『お姉ちゃん』と呼べたなら……それは、その、嬉しいなって……」


提督「だってよ?」

榛名「はい! 榛名は大丈夫です!」

榛名「霧島は妹は妹でも双子みたいな感じで……榛名も、『年下の妹』に憧れがありましたから」

榛名「いくらでも甘えてもらって大丈夫です!」

朝潮「ありがとうございます、榛名さん」

榛名「ダメですよ、朝潮」

朝潮「あ……はい、榛名おねえちゃん……って、恥ずかしいですね、結構……」

榛名「さ、朝潮、もう一回」

朝潮「は……うん……榛名おねえちゃん……」

榛名「なあに、朝潮?」

朝潮「……抱き付いても、いい?」

榛名「ふふ、言われなくとも、こちらからしてしまうわよ」ダキッ

朝潮「ひゃっ」

榛名「可愛いですよ、朝潮」ナデナデ

朝潮「あ、うぁ、おねえ、ちゃん……ふわぁ……」


提督「……こういうのも、いいね!」

とりあえず今日はこんなところでおーしまいっ
安価取ってくれた方、見てくれた方、どうもありがとう

榛名が出張ってるのは朝潮と並んで嫁艦だからです。
では

朝潮「おねえちゃん」

榛名「なんですか、朝潮?」

朝潮「……おねえちゃん……」

榛名「なあに?」

朝潮「……呼んでみただけ……」

榛名「……」ナデナデ

朝潮「……ふわぁ」

提督(我が鎮守府の二大真面目艦娘の絡みは眼福ですなあ)

榛名「そうだ、朝潮」

朝潮「うん、なに?」

榛名「今度は榛名が朝潮のお願いを聞いちゃいますよ」

提督「ほう、いいな」

榛名「妹の願い事、全力で叶えます!」

朝潮「えっと……いいの?」

榛名「もちろんです!」

朝潮「ありがとう、おねえちゃん!」

榛名「はうっ……」


下1

榛名への要望

朝潮「おねえちゃんと一緒に、お風呂に入りたい、かな……」

榛名「お風呂? いいわね」

朝潮「背中、流しますね!」

榛名「まあ、素敵。榛名とっても楽しみです」

榛名「提督、よろしいでしょうか?」

提督「ああ、拒む理由なんてないからな。ゆっくり入ってきなさい」

榛名「ありがとうございます。……それじゃ、行きましょうか?」

朝潮「うん! ……あ」

榛名「どうしたの?」

朝潮「お風呂までの間……手、繋いでもいい?」チラッ

榛名「ええ、いくらでも」ニギッ

朝潮「ありがとう、お姉ちゃん」ギュッ


提督「ほほえましい……」

【入渠ドック】

金剛「あら、榛名と朝潮? 珍しい組み合わせネー」

榛名「お姉様、御機嫌よう」

朝潮「こんにちは、金剛さん」

金剛「こんにちはデース、朝潮! しかしどういう組み合わせですカー?」

金剛「榛名は秘書艦、朝潮は遠征だったはず……それが手を繋いでbath timeとは謎が深まるばかりネ」

朝潮「今日は一日、私たちは姉妹なんです。ね、お姉ちゃん?」

榛名「ねー?」

金剛「Hmm……よくわかりませんが仲良しなのはいいことデース!」

朝潮「はいっ! 私、榛名おねえちゃんのこと大好きです!」ニッコリ

榛名「はうぁっ……」

金剛「オーゥ、駆逐ガールズの破壊力は流石ネ……」

朝潮「お姉ちゃんの背中、流します!」

榛名「うん、それじゃあお願いしようかしら」

朝潮「はいっ!」

金剛(見ていて微笑ましいネ。榛名も妹が出来て嬉しそうだシ……)

朝潮「どうですか、お姉ちゃん、痛くない?」

榛名「とってもいい具合よ。上手ね、朝潮」

朝潮「えへへ……」

金剛(幸せそうで何よりネ)

青葉「いやー、良い画が撮れますねえ」パシャパシャ

金剛「……」

金剛「ヘーイ青葉ー、お風呂にカメラはダメでしょー? 没収ネ」

青葉「ああっ、提督からの依頼なんですよぅ!」

金剛「なおダメだヨ!」

【青葉のカメラには榛名と朝潮のかわりに風呂上がりの金剛が映りました】


榛名「今度は私が髪の毛を洗ってあげるわね」

朝潮「はいっ、お願いします!」

榛名「長くて綺麗な髪……きっと朝潮は素敵な女性になるわね」サラサラ

朝潮「そ、そうでしょうか……?」

榛名「今でも素敵ですけど、きっと、もっと、ずっと素敵になるわ」

朝潮「お姉ちゃんがそう言ってくれたら……なんだか、そんな気になります」

榛名「絶対なるわ。榛名が保証します」クスッ

朝潮「えへへ……」

榛名「~~♪」

朝潮「……」

朝潮(お姉ちゃんに髪の毛洗ってもらうの、気持ちいい……)

【執務室】

朝潮「司令官、朝潮、お風呂から戻りました!」バッ

榛名「同じく榛名、戻りました!」

提督「お、おう……そんな元気に言わんでもわかるぞ?」

朝潮「とっても気持ちよかったです。お姉ちゃんも上手で」

榛名「朝潮の洗い方もすごく気持ちよかったわよ」

提督(なんだかいけない気持ちになりますなあ)

榛名「ところで提督。今度は朝潮から要望を聞くだけじゃなくて、私たちから何かしてあげるのはいかがでしょう?」

提督「ん? ああ、確かにそうだな。それじゃあ」


下2

朝潮に何してあげる?

提督「朝潮」

朝潮「はいっ!」

提督「いつも真面目なお前には本当に助けられてるよ」

提督「俺が初めてこの鎮守府に着任した時からの付き合いだし……」

提督「なにより一途に上官の俺を慕ってくれる姿にどれだけ救われたか」

提督「本当にありがとう。感謝している」

朝潮「そんな、勿体ないお言葉です……」

提督「これからも、よろしく頼む」ダキッ

朝潮「えっ……あ……」

提督「……」

朝潮「はい、司令官……。朝潮は、司令官のためなら……なんだって……」

提督「朝潮……」

朝潮「司令官……」



榛名「……ていとく?」

提督「おっ、と……」バッ

朝潮「あ……」

朝潮(少し……残念です)

何だか全然書きっぷりが安定しなくて申し訳ない
少し席を外すでち

提督「さて……朝潮には悪いが俺もそろそろ執務に戻らなきゃならん」

朝潮「はい、司令官。お手伝いします!」

提督「いや、それには及ばない。遠征で疲れてるだろうし、今日は休みなさい」

朝潮「……わかりました」シュン

榛名(提督、よろしいのですか? 朝潮ちゃん、落ち込んでます)ボソッ

提督(休ませてやりたいのは本心なんだがな……)ボソッ

朝潮「朝潮、待機命令、了解です」

榛名「……朝潮」

朝潮「はい、なんでしょう」

榛名「残念ながら私だけでは手が足りない仕事があるの。秘書艦のお仕事、手伝ってもらえるかしら?」

朝潮「――は、はい、喜んで!」

榛名「いいですね、提督?」

提督「敵わんな……それじゃ、頼もうか」

【執務室】

榛名「では提督、こちらの書類に目を通していただけますか?」ドンッ

提督「おう、置いておいてくれ」カキカキ

榛名「朝潮は私と一緒に書棚の整理をしましょう」

朝潮「わかりました、お姉ちゃん」

榛名「ふふ、朝潮は素直でかわいいですね。霧島ももっと可愛げがあればいいのに」ナデナデ

榛名「……あ、榛名がこんなこと言ってたのは、霧島には内緒よ?」

朝潮「はい!」


提督「……霧島は霧島で可愛いところあるけどな。メガネ取ったときとか見ものだぞ」カキカキ


榛名「……」

朝潮「……」


提督「……」カキカキ

提督「……ん?」

榛名「提督、そんなことしてたんですか?」ジトーッ

朝潮「……司令官」ジトーッ

提督「な、何故そんな目で見る……何か気を悪くさせるようなこと言ったか?」

榛名「ええ、言いました。ね、朝潮」

朝潮「はい、お姉ちゃん」

提督「え……なんで」

榛名「霧島とはそんなスキンシップをしていたんですね……榛名にはあまり触れてくださらないのに」

朝潮「え? そっちですか……?」

榛名「え?」

朝潮「人の眼鏡を弄るなんて……え?」

榛名「え、あ……あぅ」

提督「朝潮は真面目で可愛いなあ」ナデナデ

朝潮「んぅ……司令官……」

榛名「ああ、ずるいです朝潮……」

提督「というかそんなこと考えてたのか」

榛名「あ、あれはっ、その、忘れていただけると……」

提督「言ってくれればいくらでも撫でてやるぞ」

榛名「本当ですか!?」ズイッ

提督「うお、食いつき良いな……」

榛名「榛名、感激です!」

提督「そ、そうか……じゃあ、よしよし」ナデナデ

榛名「はぁぁぁ……癒されます……感謝ですねぇ……」

提督「お前は綾波か……?」

朝潮「……」

朝潮「……司令官」チョイチョイ

提督「ん、どうした朝潮。裾なんか引っ張って……」



朝潮「私も……撫でていただきたいです……」



提督「!!!!」

提督(朝潮が自分から……! これは……!)

朝潮「……何度も要望を叶えてもらっておいて、なんですが……」

朝潮「お姉ちゃんが撫でられているのを見ていると……私も……」

提督「わかった、いくらでも撫でるとも。撫でてやるさ!」ナデナデ

朝潮「あ……」

朝潮「提督に頭を撫でられていると……気持ちよくなります……」

朝潮「胸の奥がきゅんとして……それで、私……」

提督「朝潮……」

榛名「提督……榛名のことももっと撫でてください……」ズイッ

提督「は、榛名……」

朝潮「……お姉ちゃんにも、ここは譲れません」

提督「……ははは、両手に花だな」ナデナデ

【翌日】

ザワザワ

提督「なんだ、やけに騒がしいな」

提督「掲示板に集まってみんなどうしたんだ……」

金剛「提督ゥー! なにアレ! ズルいヨ!」バッ

提督「え? 急にどうしたんだ金剛」

伊58「榛名さんと朝潮だけずるいでち! オリョクルで疲れたごーやも労わるべきでち!」

提督「え? なに? 何の話なんだよ……」

鳳翔「提督、おはようございます」

提督「あ、ああ、うん、おはよう。で、これはどうなってんのかな」

鳳翔「青葉さんの壁新聞なのですけれど、見出しは提督と榛名さん、朝潮ちゃんのことなんです。それでみんな騒がしく……」

提督「えっと、もしかしてそれって……」



『特報! 青葉は見た!
 執務室で提督に頭を撫でられる某高速戦艦Hさんと駆逐艦Aさんの蕩け顔』


提督「ゲッ……」


朝潮「青葉さんに撮られていたんですね……」

榛名「困りましたね……?」

朝潮「えっと……お姉ちゃん、ぜんぜん困っている風に見えませんけど……」

榛名「はい、正直なところ、榛名は大丈夫です」

榛名「……朝潮もそうでしょう?」

朝潮「それは……まあ、そうなります」

榛名「そうよね。まずは……私たちがリード、よね?」

朝潮「はい! えっと……よくわかりませんが……?」

榛名「なんでもないわ。ふふっ」ナデナデ

朝潮「朝潮、提督に撫でてもらうのも好きですが……お姉ちゃんに撫でられるのも大好きです!」

朝潮スレと言いつつ榛名スレじゃねーか!
ちゃんとデート編は書きます!
すいません許してくださいなんでもしまかぜ

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