加蓮　「ちょっと話戻すけど、フィンランドではSSR排出率が日本の3分の1らしいよ」



奈緒　「何の話してんだよ！わざわざフィンランドでガチャ回したりしないから関係ないよ」



加蓮　「でもSR排出率は1.3倍らしいね」



奈緒　「そっちはセコいな！・・・ほらあたしたちは3人で『トライアドプリムス』だろ？」



加蓮　「そうだよね」

奈緒　「でも3人のうち2人だけで仕事することも結構あるし、その時のユニット名も決めておいたほうがいいと思うんだ」



加蓮　「名前かー・・・」



奈緒　「いい機会だしここで名前決めとこうよ」



加蓮　「ネネの妹さんの？」



奈緒　「それはあたしたちが決めることじゃないだろ！名前はちゃんとあるから！」

加蓮　「でも名前聞いたことないよ？」



奈緒　「それはネネから聞いてないってだけだよ」



加蓮　「あーあ、女の子だったらつけたい名前があったんだけどな」



奈緒　「妹なんだから女の子に決まってんだろ！何言ってんだよ」

加蓮　「ちょっと話戻すけど、桃華ちゃんの実家って並のyoutuberより収入があるらしいね」



奈緒　「そんな話もしてなかっただろ！そもそも並のyoutuberよりお金のない家をお金持ちとは言わないよ」



加蓮　「・・・・・・」



奈緒　「今度は何だよ」



加蓮　「ちょっと待って、今狼煙が見えた」

奈緒　「ここスタジオ内だぞ、出てるわけないだろ！」



加蓮　「狼煙も悪くないんだけどさ、スマホと比べたらソシャゲに使えないのは欠点だよね」



奈緒　「いやもっとあるだろ欠点・・・そうじゃなくてさ、ユニット名の話だよな」



加蓮　「そうそれ」



奈緒　「思ったんだけど、他のアイドルのユニット名の由来を参考にしてみたらいいんじゃないかな」

加蓮　「3人とも机の下によくいるから『アンダー・ザ・デスク』とか？」



奈緒　「そういうのだよ」



加蓮　「3人の期末テストの点数の合計から取った『カワイイボクと142's』とか？」



奈緒　「いくらなんでも低すぎるだろそれ！だとしたらなんだよ『カワイイボク』って」



加蓮　「幸子ちゃんが答案用紙全部これで埋めたんだよ」



奈緒　「全科目0点じゃんかだったら！ってことは実質2人で合計142点・・・いやそれでも低い！」

加蓮　「あと『L.M.B.G』とか」



奈緒　「何の略だったっけそれ」



加蓮　「『ロン毛で眼鏡でボンテージ姿の後藤さん』だよ」



奈緒　「絶対違うだろそれ！だいたい後藤さんって346プロのアイドルにはいないし」



加蓮　「前はいたらしいよ？楽屋荒らしのし過ぎでクビになったらしいけど」



奈緒　「そんな人を例に出すなよ！そうじゃなくてもっと別な話をしてくれよ」

加蓮　「別な話・・・じゃあこれ知ってる？」



奈緒　「え？」



加蓮　「周子がシンデレラガールズ総選挙リベンジのためにリズムネタの練習してるの」



奈緒　「何の話だよ！努力の方向ズレすぎだろ」



加蓮　「今はネタ番組も少ないのにね」

奈緒　「そういう問題じゃないから！・・・さっきから好き勝手やりやがって、もっとちゃんとやれよ！」



加蓮　「無駄だよ。もし私が言ってわかる相手ならマシュマロキャッチャーなんて使われないよ」



奈緒　「何されたんだよあんな平和な機械で！・・・こんなメチャクチャにしてさ、どう思ってるんだよ」



加蓮　「手ごたえありっ！」



奈緒　「もう嫌だー！」



「「はい、ブパパブパパブパパ～～！」」







加蓮　「次は凛も連れてきまーす」