春香「みなさんこんにちは!極めて平均的なアイドル あ、天海春香です」
春香「7月に入って暑い日が続きますが、みなさん夏バテとかしてませんか?」
春香「え?まだ夏バテは早いって?そうかなぁ、私は最近体が怠くてたまりません……」
春香「でも、そんな体が怠くて疲れが取れない、そんなアナタにオススメしたい商品があります」
春香「それがこれ!」ドン
春香「『アイドルマスター プラチナスターズ』です!」
https://www.youtube.com/watch?v=j1ZawdNQOGA
春香「うわ!?誰ですかこの可愛い女の子は……」
春香「え?『天海春香』?……あ~私ですねこの娘は!」
春香「いや~さすがPS4ですね、キャラのモデリングが素晴らしいです!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467359998
春香「ふむふむ」
https://www.youtube.com/watch?v=BeWfe0jjU9s
春香「これはアイドルを育成していくゲームなんですね」
春香「アイドルと共に成長し、そしてトップアイドルを目指す……」
春香「シンプルかつとても楽しそうです!」
春香「私はリズムゲームは苦手なんですけど…これは頑張れそうですね!」
春香「それにしてもアイドルの娘達はみんな可愛いです」
春香「特に2分6秒あたりの女の子が……」
春香「あれれ~これは私ですね~」
春香「そんな私が……私達が活躍する『アイドルマスター プラチナスターズ』!」
春香「2016年7月28日に発売予定!」
春香「これで夏の気怠さを吹き飛ばしましょう!」
この物語は、ごくごく普通で平均的な平成アイドル天海春香が芸能界の荒波に揉まれる姿と、
それでも前向きに生きる姿を描いた勇気と成長のコメディである。
アイドルマスターファンのアナタに贈る『鼻歌みたいな応援歌』を、
ツボな選曲とともにお楽しみ下さい!
春香「ふう……宣伝ついでに私をいい感じでプッシュできたね」
春香「ふっふっふ、これで私を選ぶ人が急増すること間違いなしだ……」
やよい「………」
雪歩「………」
春香「………」
春香「………見てた?」
やよい「はい……」
春香「どこから?」
雪歩「最初から見てたよ……」
春香「………」
春香「………い」
春香「い、今までなかったワクワクを!」
この物語は765プロの提供でお送りいたします
やよい「さすがにないかな~って」
雪歩「春香ちゃんには幻滅ですぅ」
春香「ご、ごめんなさ~い!」
さてさて、ここは東京某所にある芸能事務所765プロ
事務所内では765プロのアイドル天海春香と双海亜美が遊んでいます
春香「左手は添えるだけ……」シュッ
<スポッ
亜美「おお!はるるんスゴイよ!封筒が部屋のすみっこに置いといたゴミ箱に、スポッと入ったよ!」
春香「ふっ…今まで何枚ものオーディション不合格通知を、ゴミ箱に投棄してきたからね」
春香「あれくらい余裕……ですよ……余裕……ははは…」
亜美「はるるん……顔で笑って心で泣いてるね」
https://www.youtube.com/watch?v=1tsqhWOksRg
雪歩「春香ちゃん大丈夫?お茶入れたよ」コト
春香「はぁ~ありがとう…雪歩のお茶が心に染み渡るよ」
雪歩「またオーディション落ちちゃったんだね」
春香「落ちちゃいました……なにがダメだったのかな……」
雪歩「う~ん、ダメでもダメじゃなくても落ちるときは落ちるからね」
春香「そうだけど……」
雪歩「春香ちゃんは、ここがダメだったな~って思うところはあったの?」
春香「ダメなところか~、歌も踊りもいい感じだったと思うし」
亜美「ふんふん」
春香「面接の受け答えもしっかり出来たと思う」
雪歩「うんうん」
春香「面接の後、しっかりと転んで可愛さアピールも欠かさずにやったし」
亜美「あ、それダメなやつじゃない?」
春香「え?転ぶのってダメなやつなの?」
亜美「ダメっていうか、はるるんはワザと転んだんでしょ?」
春香「ううん、素で転んだよ」
亜美「まあそれはそれでダメだと思うけどさ」
雪歩「ワザとじゃないなら仕方ないよね」
春香「そう、事故ですよ事故」
律子「春香ァ!なにが事故よ!」
春香「うお!?律子さん?ど、どうしたんですかいきなり」
律子「あんたこの前のオーディションで履歴書の特技欄に」
律子「『特技・よく転ぶ』って書いてたでしょ!?」
春香「え?は、はい……」
亜美「なに書いてんのさ、はるるん……」
雪歩「まあ確かに春香ちゃんはよく転ぶけどね」
律子「履歴書はよく考えて書きなさいって言ったでしょ!」
春香「ご、ごめんなさい!そっちの方がインパクトがあるかな~って思って……」
律子「インパクトっていうか、面接の後に転んだ時
ワザとらしさが透けて見えてたって、関係者さんから言われたわよ!」
春香「ワザとじゃありません!天地神明に誓って天然自然に転びました!!」
亜美「なにはるるん力説しているのさ……」
雪歩「春香ちゃんにとっては譲れない部分なんだね……」
亜美「まあはるるんの場合、ワザとというかあざといだけだよね」
律子「はあ……まあいいわ……亜美」
亜美「なになに~」
律子「仕事よ、来週の日曜日に伊織とね」
亜美「りょ~かい!」
雪歩「頑張ってね亜美ちゃん」
春香「亜美しっかりね!」
亜美「任せといてよ!」
律子「あと、春香と雪歩も来週の日曜を空けといてね」
春香「え?もしかして私達も仕事ですか?」
律子「いや……まあ、そう……かな?」
春香「やったよ雪歩!頑張ろうね!」
雪歩「う、うん」
そんなやる気を出している2人を複雑そうな顔でみている秋月律子
律子のその表情の意味を2人はまだ知りませんでした
https://www.youtube.com/watch?v=VIEtRT7Apn0
そして来週の日曜日、指定されたスタジオの場所にいたのは765プロのアイドル
水瀬伊織、双海亜美、そして複雑そうな顔をした天海春香と萩原雪歩でした
亜美「おお~ここが亜美たちの決戦の舞台なんだね!」
春香「………」
雪歩「………」
亜美「んっふっふ~、はるるんゆきぴょん見ててね!立派に戦ってくるよ!」
春香「………はあ」
雪歩「………ふぅ」
亜美「……いや、気持ちはわかるけどテンション上げていこうよ……」
春香「わかってるけどさ……まさか私達の仕事が、亜美と伊織の応援 "だけ〟とは思わなくて……」
亜美「お、応援だって重要だよ!」
春香「まあそうだけどさ……」
亜美「考えてみてよ、亜美たちがピンチの時なんか……」
~ピンチの時~
亜美『うぅ……もうダメだよいおりん……』
伊織『くっ……ここまでだというの……』
亜美『ごめんねみんな……』
??『諦めないで!』
亜美『え!?あ、あの人は!』
春香『諦めたらそこで地球終了だよ!』
亜美『はるるん!』
雪歩『私もいるよ!』
亜美『ゆきぴょん!』
春香『私達は伊織が勝つと信じてる』
伊織『でも、もう……』
雪歩『亜美ちゃん!もう一度立ち上がって!』
亜美『ごめん…亜美たちもう立ち上がることが……』
春香『頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるって
やれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ!そこで諦めるな絶対に頑張れ積極的に
ポジティブに頑張る頑張る私達だって頑張ってるんだから!』
雪歩『諦めんなよ!諦めんなよ、お前!!どうしてそこでやめるんだ、そこで!!
もう少し頑張ってみろよ! ダメダメダメ!諦めたら!周りのこと思えよ、
応援してる人たちのこと思ってみろって!あともうちょっとのところなんだから!』
亜美『うおおおおおおお!!』
伊織『だらっしゃあああああああ!!』
~妄想終わり~
亜美「こうなるね」
春香「応援ってスゴイ!」
雪歩「亜美ちゃんの妄想は酷いけどね」
伊織「何くだらない話をしてるのよ、3バカ共」
亜美「あ、いおりん」
春香「お帰り伊織、会場の下見はどうだった?」
雪歩(3バカ?)
伊織「そこそこ広かったわ、まあ何組ものアイドルが来るんだから、あんなもんでしょ」
亜美「んっふっふ~ウデが鳴るよ」
春香「そういえば、伊織達はなにをやるんだっけ?」
伊織「はあ?アンタそれも知らずに来たの?」
春香「あ、あはははは…」
伊織「もう……私達が出場するのは『アイドル対抗クイズ大会』よ」
春香「ああ、クイズね…大会ってことは優勝したらなにか賞品がでるの?」
亜美「今回優勝したら、『アイドル対抗クイズ大会』の本戦に進めるんだよ」
雪歩「本戦?今日は予選会みたいなものなの?」
伊織「そうよ、本戦はテレビの全国放送で大々的にやるらしいわ」
春香「全国!?おお、これは勝たなきゃだね!伊織!」
伊織「当然よ、765プロの…いえ、水瀬伊織の名前を全国に知らしめる絶好の機会だもの」
雪歩「頑張ってね、伊織ちゃん」
亜美「まあ、優勝できなかったらギャラもなんにもなしで帰されるんだけどね……」
建物の中に入るとそこには多くの他事務所アイドルがいました
春香「おお……なんか皆スゴく気合入ってるね……知らない人ばっかりだけど…」
雪歩「みんな今日売れようと必死なんだね……」
亜美「一番気合が入ってるのは、いおりんだけどね」
伊織「………」
春香「一心不乱にクイズ本をみてるよ」
雪歩「参加者は二人一組なんだね」
亜美「そうだよ、あとは参加者の応援の人かな」
スタッフ「参加者の方はこちらに集まってください」
亜美「あ、呼ばれてるよ行こ、いおりん」
伊織「………」
亜美「も~行くよ、いおりん」グイグイ
春香「行っちゃったね」
雪歩「うん…」
スタッフ「応援の方はこちらに来てください」
春香「私達も行こうか」
雪歩「うん」
https://www.youtube.com/watch?v=M4JvOHvUw8c
<○○頑張れーーー!
<練習通りにやれば大丈夫だよ!
<絵里さん!涼さん!頑張ってくださーーーーい!!
春香「うお!?応援の人達も凄い熱気!」
雪歩「うぅ……」
春香「私達も負けてられないね!伊織!亜美!!頑張ってーー!!」
春香「ほら、雪歩も!」
雪歩「が、頑張って~」
春香「声小さ!そんなんじゃ聞こえないよ」
雪歩「で、でも……」
春香「ほら、あそこにカメラがあるでしょ?」
雪歩「う、うん」
春香「予選だからどこまで使ってくれるかわからないけど、
私達の映像がお茶の間に流れるかもしれないんだよ?」
雪歩「そうだね……」
春香「情けない姿は晒せないよね、私達はアイドルなんだから」
雪歩「アイドル……」
春香「そう、アイドルだよ」
雪歩「………」
雪歩「うん、わかったよ春香ちゃん」
春香「よし、それじゃあ応援しよう!伊織がんばれーーー!」
雪歩「あ、亜美ちゃんファイトーーーー!!」
司会「おおー765プロさんの応援も気合が入ってますね」
伊織「そうですね、応援してくれる仲間の為にも頑張ります」
司会「目指すは優勝、そして本戦出場ですか?」
伊織「いえ、優勝と気負わず自分の精一杯を出し切るだけです」
亜美「………」
司会「優等生的な答えをありがとうございました!頑張ってください」
伊織「ありがとうございました!」
司会「では次のアイドル事務所の話を聞いていきましょう……」スタスタ
伊織「………」
亜美「………」
伊織「なによ……」
亜美「いや、別に……」
伊織「言いたいことがあるならいいなさいよ」
亜美「特にないよ……………アイドルってコワイね……」
伊織「言ってるじゃないの!……まったくもう……」
春香「伊織負けるなーーー!」
雪歩「亜美ちゃんも頑張ってーーー!!」
司会「それでは早速参りましょう、第1問目!」
https://www.youtube.com/watch?v=y8VGyGcPc0Y
伊織「答えは日産のセレナ!」
司会「正解!765プロさんに1ポイント追加です」
春香「やったーー!!また当てたよ!」パチパチ
雪歩「伊織ちゃんスゴイ!」パチパチ
春香「伊織って色んなこと知ってるんだね」
雪歩「うん、亜美ちゃんはマニアックな知識で、上手く伊織ちゃんをフォローしてるよ」
春香「2人とも息がピッタリだね」
雪歩「だね」
リポーター「765プロさんの応援の方ですね?少しよろしいですか?」
春香「え?」
雪歩「はい?」
亜美「いおりんナイス!」
伊織「ふふん、あれくらいどうってことないわよ」
亜美「んっふっふ~これは亜美たちの優勝で決まりですかな~」
伊織「油断しない、もう1組の方が私達よりも点数が高いんだから」
亜美「そうだね……あれ?はるるん達、なんかインタビューを受けてるっぽいよ?」
リポーター「現在765プロさんは2位ですが、これから逆転できると思いますか?」
雪歩「え……?そ、それは……」
春香「か、勝ちますよ!伊織たちはかか、必ず勝ちましゅ!」
伊織「春香…緊張しすぎでしょ……」
亜美「テンパってるねぇ~まあインタビューとか初めてだろうし仕方ないか」
リポーター「ちなみに水瀬伊織さんはどういった方なのでしょうか?」
春香「い、伊織は……」
春香「ととととても良い子です!」
伊織「感想がお母さん!?」
リポーター「どういった所が良い子なのですか?」
春香「す、すぐ怒るところとか……あと………すごく怒るところ……です」
伊織「良いところじゃないでしょ!なにテレビの前で言ってんのよ!!」
リポーター「……そ、それは良いところではないのでは?」
伊織「ほら、リポーターの人も困ってるじゃない……なんとか上手くフォローして……」
春香「そう……ですね……すみません……」
伊織「謝るんかい!!もうちょっと頑張りなさいよ!!」
伊織「私のイメージが……」ガク
亜美「あ~あ、はるるんやっちゃったね」
リポーター「では、続いて双海亜美さんのことをお聞きしたいのですが」
雪歩「え…えぇ?あ、ああ亜美ちゃんですか??あ………みちゃんは……」
亜美「あちゃ~ゆきぴょんもテンパってるよ……まあ亜美はとくにイメージとか気にしないけど……」
雪歩「亜美ちゃんは私が育てましたぁ!」
亜美「なに言ってんの!?ゆきぴょん!」
リポーター「え……と、それは事務所の先輩として指導したということですか?」
亜美「ナイスフォロー!リポーターの人!」
雪歩「いえ…身内的な意味です」
亜美「フォローをぶっ壊したよ!身内?身内ってどういうこと?いつの間にゆきぴょんと親戚になったの?」
リポーター「双海亜美さんとはご親戚ですか?」
雪歩「姉……です」
亜美「亜美の姉は真美だけだよ!!イメージは気にしないけどプロフィールをいじるのは止めてよ!」
リポーター「……苗字違いますよね?」
亜美「普通にツッコまれてるし……これ以上双海家の家系図をフクザツなものにしないで……」
雪歩「そう……ですね……すみません……」
亜美「謝っちゃったよ!いや、もういい!もうガンバらなくていいよゆきぴょん!」
リポーター「え……っと、765プロさんはとても愉快な事務所ですね……」
亜美「リポーターの人、ドン引きだね……」
伊織「あの大馬鹿……」
春香「で、でもでもでも伊織は本当にいい子なんです!」
春香「伊織が買ってきたオレンジジュースも頼んだら分けてくれますし」
春香「前に私が間違ってファンタオレンジを買ってきたときも、笑って許してくれました!」
伊織「春香……もうフォローになってないから……」
リポーター「でもすぐに怒るんですよね?」
春香「怒ってる時は多いけど、それは私のことを思っているからで」
春香「なんていうのかな…厳しいけど優しいっていうか」
春香「優しいから厳しくされる……みたいな?わ、私おっちょこちょいだから……」
春香「だから伊織に怒られるのは全然嫌じゃないんです!」
春香「むしろもっと頑張らなきゃって思えるんです!」
伊織「…………」
雪歩「わ、私も……」
亜美「ゆきぴょん?」
雪歩「亜美ちゃんとは血は繋がってないけど……」
雪歩「765プロの皆とは他人同士ですけど……」
雪歩「それでも、765プロの皆は家族だと思っていますぅ……」
亜美「………」
リポーター「……そうですか」
春香「………」カァー
雪歩「………」カァー
リポーター「765プロさんはとても素晴らしい事務所ですね、ありがとうございました」
春香「ありがとうございます……」
雪歩「ますぅ……」
伊織「………」
亜美「………」
伊織「………」
亜美「素晴らしい事務所だって……」
伊織「ふん」
亜美「あの二人顔真っ赤だったね」
伊織「ふふ」
亜美「………」
伊織「……亜美」
亜美「なに?」
伊織「絶対に勝つわよ」
亜美「あいよ!」
https://www.youtube.com/watch?v=WZ6A_Gt4b_Q
その後水瀬伊織と双海亜美の二人は勢いに乗りクイズを答えていきました
しかし
司会「さあ、『アイドル対抗クイズ大会』もいよいよ残り5問!」
司会「優勝を手にするのは、現在1位と2位のどちらか2組に絞られました!」
司会「その差は4点!これは2位の765プロには少々厳しい状況です!」
春香「残り5問で4点差って……」
雪歩「伊織ちゃん達が残りを全部答えないと勝てないですぅ」
春香「伊織……亜美……」
1位アイドル「ふっ、優勝は私達のもの?」
1位アイドル「もう少しだね、頑張らなきゃ」
亜美「うぅ……いおりん……」
伊織「くっ……」
春香「わわ、どうしよう雪歩!あの二人もう限界っぽいよ!」
雪歩「こ、こうなったら、アレしかないよ春香ちゃん……」
春香「アレ?」
雪歩「亜美ちゃんが教えてくれたアレだよ」
春香「……っ!アレだね!」
伊織「とりあえず問題に全神経を集中させるわよ」
亜美「うん!」
伊織「他のことは考えずに問題だけを……」
春香「伊織ぃ!亜美ぃ!」
亜美「え?」
伊織「春香?」
春香「………」スゥー
春香「頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるって
やれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ!そこで諦めるな絶対に頑張れ積極的に
ポジティブに頑張る頑張る私達だって頑張ってるんだから!」
亜美「………」
雪歩「………」スゥー
雪歩「諦めんなよ!諦めんなよ、お前!!どうしてそこでやめるんだ、そこで!!
もう少し頑張ってみろよ! ダメダメダメ!諦めたら!周りのこと思えよ、
応援してる人たちのこと思ってみろって!あともうちょっとのところなんだから!」
伊織「………」
春香雪歩「「2人とも!」」
伊織「………」
亜美「………」
春香雪歩「「がんばれーーー!」」
伊織「春香……」
亜美「…ゆきぴょん……」
春香「伊織!」
雪歩「亜美ちゃん!」
亜美「悪いけど少し静かにしててくれないかな、亜美たち今集中してるから……」
春香「………ええ!?」
雪歩「………ふえぇ!?」
その後、亜美達は逆転することなく『アイドル対抗クイズ大会』は
他のアイドル事務所が優勝したのであった
その負けた帰り道のこと
亜美「いや~最後は惜しかったけど負けちゃったね~!」
春香「………」
雪歩「………」
亜美「んっふっふ~でも、はるるんとゆきぴょんが応援してくれたおかげでここまで頑張れたよ!」
春香「………はあ」
雪歩「………ふう」
亜美「……正直ゴメンなさい…アレ実際に言われると少しイラっとしまちた……」
春香「今日は色々と恥ずかしかったなぁ……」
雪歩「うん……」
伊織「なにあれくらいで恥ずかしがってんのよ」
春香「伊織……」
伊織「本当に恥ずかしいのはこっちよ、人に散々恥をかかせてくれちゃって……」
春香「あ、あはは…伊織、怒ってる?」
伊織「………ふん」スタスタ
春香「あちゃー、伊織~ごめんね~」ダキ
伊織「あ、こら!抱きつくな!」
春香「私の反省の気持ちだよ」ギュー
伊織「なにが反省の気持ちよ!」
亜美「……いおりん怒ってるというより」
雪歩「うん、負けちゃったけど……少し嬉しそうだね」
亜美「うれしそうか~…ま、気持ちは少しわかるかな~」チラッ
雪歩「?」
伊織「は・な・し・な・さ~~い」グググ
春香「離しませ~~ん」グググ
https://www.youtube.com/watch?v=so6d0OZ0gEM
こうして天海春香の応援な1日が終わり
彼女は今、自宅でブログを書いていた
春香「え~っと、今日は伊織にオレンジジュースを奢ってもらいました
100%は酸っぱいですけど美味しかったですっと」カタカタターン
春香「今日は残念だったな~、まあ伊織も亜美も最後は笑ってたから大丈夫かな?」
春香「……笑う?あれ?なにか忘れてる?」
春香「いや、なにか足りない感じが……」
<~♪~♪
春香「あ、着信だ」
春香「はい、もしもし」ピッ
黒井『ハーハッハッハッハッ!』
春香「うわ!電波越しでもテンプルにカチンとくる笑い声!」
黒井『ハッハッってバカー!!この弱小大馬鹿もんがぁ!』
春香「なんでいきなり怒っているんですか!?」
黒井『なんで怒っているか……だと?』
黒井『貴様の弱小な胸に聞いてみろ!!』
春香「セクハラですか!?いい加減キレますよ!!」
黒井『やかましい!クイズ大会の予選ごときで負けおって!』
春香「うぇ…なんでそれを……」
黒井『貴様らが来ると思って、本選の会場入口でスタンバッってた私の半日を返せ!』
春香「ああ、通りで今日は静かだと思った……というか、半日も待っていたんですか!?」
黒井『半日以上待ってスタッフに貴様らのことを聞いたら
「765プロさんは予選落ちですよ」と言われた時の、私の気持ちがわかるか!?』
春香「え、え~っと…私達のことを応援してくれてたんですか?」
黒井『断じて応援なんぞしていない!ついでだついで!』
春香「ついで?961プロからも誰か出場したんですか?」
黒井『うむ、北斗がな……まあそんなことはどうだっていい!』
春香「いや、自分のところのアイドルはどうでもよくないでしょ?」
黒井『どうだっていい!!』
春香「わ、わかりましたから大声を出さないでください」
黒井『とりあえず私の半日を無駄にした罰として、しばらく話に付き合ってもらうぞ』
春香「え~、どんな話ですか?」
黒井『【いかに貴様らが弱小なのか】という話で……』
春香「なんか長くなりそうだから切りますね、さよなら~」ピッ
黒井『あ、ちょっと待』ブツッ
春香「あ~疲れた~寝よ寝よ」
春香「今日もお疲れ私……おやすみなさい」
おわり
これにて終わりです
このssはラジオドラマNISSAN あ、安部礼司 ~ BEYOND THE AVERAGE ~を
元に書かせてもらいました
前作はこちらになっています
あ、天海春香 ~ BEYOND THE IDOLM@STER ~
あ、天海春香 ~ BEYOND THE IDOLM@STER ~ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466496026/)
第2回 あ、天海春香 ~ BEYOND THE IDOLM@STER ~
第2回 あ、天海春香 ~ BEYOND THE IDOLM@STER ~ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466755199/)
ありがとうございました
ID加速中は論破されているwwwwwwwwwwwwホルホルしてるID加速中自演で顔真っ赤wwwwwwwwwwww
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ミ三ミ三ミ三ミミ ヽ_,
-==三ミ彡三ミミ ,,=-== ==、 iミ=-、_
_,,ンミミ三ミ三ミミ] -彡-一 ー-、 r一 ーミ、|ミミ三ミ=-'
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_,彡彡三ミ三ミミレ'~ .|. ' | ヽ ` |ミ三彡三=-、
(_彡三ミ彡ミミミ' ヽ、 ノ \__ノiミ彡ミ三=ー
ー-=二三ンーミミミ `ー /(_r-、r-_) .|彡ミ三=-、 ←カスジャップ
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と彡ミ彡ミヽヽ<ヽミミ |: ン=-ニ-ヽ、 .|彡ミ三==-
彡ミ彡ミミヽ ) ` 、 .' <=ェェェェェン | |彡ン=-=
-==彡三ミ `ーヽ : : : : : :i: : `ー--一'' : : ノミ三==''
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