ゲンドウ「私の子供が危険すぎる」 「そんなこと言わないで!」 (351)

・注意!


                    このssには

    今更過ぎる・雑・ゲンドウ崩壊
      などの要素が含まれます。



西暦2000年 南極に大質量隕石が落下。
かくして未曾有のカタストロフィー、“セカンドインパクト”は起こった。
水位の上昇、経済の崩壊、碇家の家庭崩壊―

人類は半分にまで激減。

親の愛憎は倍増。

――そして西暦2015年。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467204304

「コポコポ」



「…」

「…」

「…」


「ゴボゴボ」

「ゴボゴボ」


戦車1「!」

戦車2「ゴゴゴ」

戦車3「きゃっ!」

この戦車…喋るぞ!

―某特務機関―

「正体不明の物体、海面に姿を現しました!」

「物体を映像で確認!!メインモニターに回します!」

老人「これは…!」

おっさん「15年ぶりだわ」

おっさん「ああ、間違いない」


碇ゲンドウ「―――“使徒”だ!!」



ゲンドウ「来るべき時がついに来たんだよ」

ゲンドウ「人類にとって避ける事のできない、試練の時がな…」

ウー!ウゥウー!! 

『緊急警報、緊急警報をお知らせします。』

『関東のだいたいに特別非常事態宣言が発令されました。』

『住民の方々は速やかに指定のシェルターへ避難して下さい。』

『繰り返s…



「……」



強い日差しが降り注ぐ炎天下に“碇レイ”は居た。
今はただ、黙々と歩いている。

レイ「……」

レイ「どうしよう…」

レイ「手紙には色々書いてあったけど、ようするに『来い』ということ」

レイ「電車もバスも…どころか、人一人居ないのにどうしろって言うの…」

レイ「……暑い」

レイ「?」


レイ「視線を感じる…」


「……」


レイ「どちらさま?」



「……」


レイ「誰なの?」



レイ「瞳が…綺麗な紅色だね」



レイ「えっと…?」



「…ボソボソッ」


レイ「???」


ゴギャギャギャ…


レイ「? …ジェット機?」


レイ「あっ」


レイ「……いない」

レイ「何だったのかな」



 ミーンミーン

   ドチューン ドガガガガガ


レイ「まいっか!今は戦争?面白そう!」


――――

――



戦車「ウテー」

サキエル「?」

レイ「はぁ…一方的でつまんない」


ビューン ギャギャ ズガーン


レイ「飛行機たちは神風アタック?かわいそう…」


ヒュー………


レイ「何かが…?」

サキエル「!」


ドゴーン

  シュゥゥゥウウ…


サキエル「?」

レイ「うわぁ…可愛い」

えらい人1「ミサイルでも歯が立たないのか!?」

えらい人1「全弾直撃のはずだぞ!!」

えらい人1「なんてやつだ!!!」

「戦力が足りません!」



えらい人1「他からも投入しろ!!総力戦だ!!!」

―数分後―


えらい人1「なぜだっ!?目標に攻撃は直撃してるぞ!」

えらい人2「戦車大隊は壊滅、誘導兵器も砲爆撃も効果なしか…」

えらい人3「意気消沈する暇があれば考えろっ!早くしないと終わるぞっ!!!」


冬月「やはりATフィールドかね?」

ゲンドウ「あぁ、使徒に対してでは役に立たない」


電話「ナニ、ナニカアレバイカリニセキニンヲ…」

えらい人1「ではあれを…」

えらい人2「少し惜しいが、これでククッ…!」


ゲンドウ「……」

冬月「ニヤつくな気持悪い」

ゲンドウ「仕方がないだろう、この喜劇を笑わずにいられるか?」

冬月「レイ君に嫌われるぞ?」

ゲンドウ「……」

冬月「少しは格好をつけてみせろ」

ゲンドウ「……」

冬月「碇、顔に思い切りでているぞ」


ゲンドウ「…」

飛行機1「後退ーー!」

飛行機2「いやぁああ!」


サキエル「…」


ヴヴンッ ビシュゥゥウン!!


飛行機3「ぁあああああああぁぁ!!!」


ドガァン  ヒュ  ゥゥゥー


レイ「ぇ」


ズガァァァン! グワァシャ!!

レイ「え?///」

レイ「服が…破けちゃったわ」



キュキュキュゥーン


某29歳「ごめーんっ!お待たせっ!!」

レイ「えっと、ぇっと…」


某29歳「……」



レイ「あの、」

ミサト「軽く自己紹介しとくわ。私は葛城ミサト、ミサトと呼んでくれ」

レイ「……、わかりました」

ミサト「急がなきゃいけないだろ乗ってくれ!」

ミサト「そろそろNN地雷も爆発するしね」

レイ「えっ!?地雷!?急ぎましょう!」

ミサト「ゴメンってば!遅れたのは悪かったから早く乗ってちょうだい、まだ死にたくないでしょ?」

レイ「は、はい!」

ミサト「しっかりつかまってなさい!」



ギュギュギュギュィィイイン

ズシン ズシン


レイ「………」

ミサト「……」

レイ「……」

ミサト「信じらんないわね」

レイ「?」

ミサト「あぁ、いやあーそう!あんな化け物が襲ってくるなんて信じらんないわよね!」

レイ「えぇ…?」

ミサト「……」

ミサト(う~ん、資料では父さんが苦手だと公言しているぐらいで極々普通の根暗系の中学生だって書いてあったわよね…)

ミサト(そのときは加持のカモになりそうだなとしか思わなかったけど…)

ミサト(今の彼女を見る限り、根暗系ではなく薄幸系の女子ね、これは)

ミサト(どっちにしろ加持のやつにはよ~く言い聞かせておかないとね)

ミサト(ホント、私がいなきゃすぐ危ないことに首を突っ込むんだから…)

ミサト(イケメンだから許しては20代前半までよ…)ハァ

ミサト「えっと…」

レイ「なんですか?」ニコニコ

ミサト「その…だな」

レイ「…別に怖いとかは思っていませんよ? むしろ生きている間にあんな微妙なデザインの怪物が見れて興奮しています」

ミサト「……」

レイ「……」

ミサト(……、これは他にも問題がありそうだな)

ミサト(このありえない状況でこうも落ち着いているのは…怪しすぎるわ)

ミサト(私だってこうして目の前に見ても、信じきれないわ)

ミサト(何かある、何かあるわ…)




レイ「……」

レイ(ゴjじゃない使徒?がすぐ近くに見える)

レイ(飛行機叩き落とすときの使徒の動きって可愛いなぁ…)

レイ「………」


レイ(もう手が届きそうだわ、死んじゃうのかしら…)


ドスッ


ミサト「っ!何で、動いているんだ…!」

レイ(何か出てきた)


ズズズズズズガーン!


レイ(あ、紫の方はかっこいい系だわ)


ドガン!  ズドォン!  ズガッ!  ゴスッ!


レイ「………」

ミサト「くっ」

レイ「あっ…」


ズドドドォ


レイ「可愛い方がかっこいい方を一方的に…」

ミサト(一方的に、の部分だけは同意するわよ!)


グググ…  バキッ ズガッ  メキィィ


レイ「腕…」

ミサト「あいつはもう時間切れみたいね…けど、ぎり間に合うわ」

ミサト「助かったわ、シンジ」

レイ(シンジ?ロボットに?)


ガッシュウウン


レイ(潜っていった…)

ミサト「」


カァァァァ!!! 


ミサト「レイちゃん、伏せてぇ!」



ァァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

ドゴォオォオォオォオォオォオォオォオ

       ゴォアァアァアァアァアァアァア

                 ズズズズッギャギャギャ

レイ「キャァア!!!」

ミサト(これが、街ひとつを…っ)



えらい人1「やった!」

えらい人2「あっははははあああははははははハハッハァアアアア!!!」


ゲンドウ「……」

冬月「…ニタつくなと言っておるだろうが、碇」

ゲンドウ「そう言うお前こそ悪い顔だぞ?」


えらい人2「見たかね!みぃたぁかぁねぇ!!! これがわ・れ・わ・れのNN地雷の威力だよ!」

冬月(顔面にNN地雷をくらわせたいな)

ゲンドウ(元々NN地雷喰らったような顔だな)

えらい人2「これで君たちがだぁい好きな、お・も・ちゃの出番はに・ど・と来ないというわk


「衝撃波、来ます!」




ズズズズズ……


えらい人1「ひゃっぁはぁああ!!!」

えらい人2「使徒イズ、デストローイぃァアアアアア!!」

日向「電波障害にて目標殲滅が確認できていません!今しばらくお待ちください!!」

えらい人2「あの爆発だよぉお?ケリついたに決まってんだろぉお?」

青葉(指令とにらめっこするのとどっちが応えるかな…)

リツコ(怒っている指令の顔も素敵だわ)

青葉&リツト「ハァ…」


…ズザザ……ガガ…


日向「映像回復しました!」


ズザー…、…ガガガッ

サキエル「……」



えらい人2「よっし!」

伊吹「センサー回復します。目標は…、爆心地に高エネルギー反応!!」

えらい人1「ぬぅわぁぁぁぁんだとぉぉぉぉぉ!?!?」


サキエル「きゅぁぁぁああ!」

ビュィィイイン!!!


伊吹「強力な磁波を解放!映像モニター、再度喪失!」


えらい人2「なん…だと…」

えらい人1「……っっ」ギリッ

冬月「……」

ゲンドウ「……」


日向「目標依然健在!現在も第三新東京都市へ向かい、侵攻中!」


えらい人2「うぐぐ…、街ひとつ犠牲にしたんだぞ!」

えらい人1「この化け物がぁ!」ワナワナ

青葉(バッカじゃなかろうかあの人達、ライダーの最強フォームであろうと次世代に対応できないのと同じじゃないの。鎧武にはインベス、ドライブにはロリミュード、ゴーストには眼魔とかさ。」

青葉「要するに使徒なんだからさ、俺達ネルフに任せて大人しく指くわえて見てればいいのに」

伊吹「あの…青葉さん。口にでていますよ?」

青葉「――って知り合いの知り合いの息子さんが言ってたのさ」

日向(そういうところがモテないんだよ)

伊吹「……」

―――数分後

えらい人1「…たった今、本部より通達があった」

えらい人1「今から本作戦の指揮権は君に移った。お手並みを拝見させてもらおう」

えらい人2「我々国連軍の所有兵器が目標に対し無効であったというのは悔しいが認めよう」

えらい人3「だが!!碇君!!!…君なら勝てるのかね!?」

えらい人1「君の!おもちゃで!人類の愛と勇気が勝てないものを!倒せるというのかね!!!」

えらい人1「……」

えらい人2(ドキドキ)

えらい人3(……ハァ)


ゲンドウ「―ご心配なく。そのためのネルフです」

ゲンドウ(シンジにはやはり誘導が精一杯のようだが、レイが来たからには!私たちネルフだけで!守り抜く意味があるというものだ!)

ゲンドウ(私の手腕にレイも惚れる!)

ゲンドウ(そして!和解の流れにスムーズにいける!)

ゲンドウ(そうなれば!昔みたいに!おひげたんジョリジョリとか!やらしてもらえる!!)

冬月(顔にでているぞ碇、思いっきり)

冬月(まぁ、概ね同意なんだが)

冬月(悪いが、今はそんな猿芝居につきあっていられないぞ)


ゲンドウ「しかし一つだけ、訂正させて戴きます」

えらい人s「?」

冬月(ん?)

ゲンドウ「‘我々’の‘おもちゃ’を、馬鹿にするのも大概にしたほうがいいでしょう」

冬月(ほぅ…成長したな、碇)


ゲンドウ(ところで、)

冬月(ファーストコンタクトの取っつきやすさから葛城君に一任したが…、大丈夫だろうか?)

―――ぼろぼろの道路


レイ「大丈夫ですか、ミサトさん?」

ミサト「」


レイ「ミサトさん?」


ミサト「……ッ、レイちゃん、服見た方がいいわよ。今裸シャツになっているわよ」



レイ「!?!?あわわわ…///」

レイ「あの…なにか着るものがないでしょうか…///」

レイ(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしぃ……)

ミサト「ネルフについたら一番に着替えを用意させるわ」

ミサト「だから落ち着いてちょうだい。稼げた時間で早く逃げないといけないわ」

ミサト「ここで急がなきゃさっきのロボットの大怪我が無駄になるわよ」

―ネルフ―

冬月「予想通り、自己修復中か」

ゲンドウ「そうでなくては、単独で人類の脅威になりえない」

冬月「ホゥ、大したものだな。これは即時学習まで可能か」

ゲンドウ「おまけに即時対策を実行する」

ゲンドウ「再度侵攻は時間の問題だ」

冬月「お前の親子関係より建設的な使徒だな」


ゲンドウ「冬月先生っ私は!あの使徒が破壊したものをっ7度は再建設できるほどの建設的な親子k

冬月「親子関係を築いているとでも?5歳のときから育児放棄して会うのは墓参りの時だけ、そんな関係が建設的だと?」


ゲンドウ「……」

冬月「母性皆無の葛城君でさえもう少し建設的な関係を築けると思うぞ?」

冬月「私はいまだになぜユイ君が貴様を選んだのか解らないな」

ゲンドウ「冬月、もういい」


ゲンドウ「……」

リツコ「どうなさるつもりですか?」

ゲンドウ「そのために呼んだ。レイがもうすぐ来るはずだ」

リツコ「サードチルドレンとして運用なさるのですね?」

ゲンドウ「ちっ違うぞ!親子関係についての話だ!」

冬月「碇、今話していたのは使徒対策についてだ」


リツコ「では目前まで迫っているサキエルはどうなさるつもりですか?」

ゲンドウ「……」

―ゲンドウぽーずの顔―


―3秒待ちます―





―ゲンドウその両手で顔を覆う―

冬月「碇? ^^」

冬月「ハァ…碇、なんとかしろは無理だ」

ゲンドウ「何とかしろ」

冬月「人の話を少しは聞かんか」

リツコ「指令?まさか使徒をどう倒すか考えてないと?」

ゲンドウ「あぁ、問題しかない」

冬月「初号機を再起動すればいいだろう」

ゲンドウ「動けるパイロットがいない」

リツコ「碇シンジをサードチルドレンに徴s

                     ヽ

                       ヽ
                            V
                 .          V
         _                V
        /:.:.:.:.:.:゛ゝ               .V
      /:./:::::/ |        「{` < : : : : : :V
       /////  :|        |;|   ヽ : : : : : i
     ./////、  :|        |i|∧    V:.:.:.:.:.:.|
     i i/////>、 V        {i{ }    .V:.:.:.:.:.|
    .i |///////,’ ヽ       ヾ、'´y 、 ,-}i}:.:.:.:.|
    i |////////>  ヽ     ヽ  {/:::;:;}ii|::::::::}
    i |//////////ゝ ヾ      ミ、 {:::似/::::::::i
    i |////////////> V     ミii}:::;/:.:.:.:.:.:i 
    i ∧///////////エ V     ミy’:.:.:.:.:.:.,’

    i  V//////////エ. V       : : : : :/
    |   {///////////}:  V     : : : : :/
    |  く//////////:∧:  V       : : /
     .|   }///////////}  }      :/
     |   ヽ///>´{⌒~:}  |     :/
     .}    }//{´  `¨´:}  }   /
     |    ,’‐┘      ̄ー ´
 ___}.-‐'



冬月「碇、怒りすぎだ」



ゲンドウ「…!」

リツコ「指令?」

ゲンドウ「レイが来た。迎えにいかないと」

冬月「乗せるために呼んだんでしょうが!」

ゲンドウ「だが…危なすぎる…」

              /;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;\;;;;;;;;;;;;;;|

               l;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;;j;;;_;;;;/ |;;;;;;;;;/|ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
                l;;;;;;;';l;;;;;;;;//.l;;/,/ .l/  |// │ ヾヽ\i\;;;;;;;;;;;;;|
               |;;-i;;;;;/i/   i'    '   ' '    `    i;;;;;r-ヾ
               i/_,ヾ;;l j                    i |;;/ - |
                 i  ヾ、 -=、,,____ ヽ, / ___,,r==-  ,イ ,/ |
                丶ヽ i;r、 ,,r'':::::::::::::::ヾ__,、,_ir ':::::::::::::::::ヽ_/,liri' /    ・ ・ ・
                   `j、 l;l ゙ii::::::::::::::,; -メ‐、 ヽ::::::::::::::::::::ノ  ,irメ /
                  /:lトヾ,, ヾ--./ / ./ヽ, `──‐‐´ ,r/l_/::::\
                /:::::|iiilヾヽ,_/ , '  /  i          !;i liiil::::::::::\ _
               _, -/´:::::::lr'ヽjl´   ,, '  ./  / _,-`       j;トjiii/:::::.:.::.:.:.:.|:ヽ_
        _, - '´.:.:.:.:|::::::::::::| /  ,i´  /  ,i_''_, _ ,-、  ,_j;;i //:::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.\_
   _ , -─'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゞ::::::::::| /  /  /   /   _/ ,/,,,j';;/ 〃::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.::.:ヽ-、_ 
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リツコ(娘思いな指令も素敵です)

冬月(人類の明日は来るのだろうか)

思いっきり酷い誤爆したので今日は終わります

祭りの場所は、ここかぁ

なんだかよく分からんくなってきたが支援。

とりあえず昨日書く予定だったところまで書きます

冬月「嫌な仕事だけ押し付けるつもりか?言い始めはお前だろうが!しっかりしろ、碇ゲンドウ!」

ゲンドウ「後は頼みます、冬月先生」


冬月「あっ、もう…はぁーっ」



―――ネルフ内のどこか


拝啓父さん、お元気ですか。
私たちはネルフの中で迷子になりました。


レイ「あの、ミサトさん?ここもう5回目ですよ」

ミサト「いーや!まだ4回目だ」

レイ(たいして変わりません)


――――

――




ミサト「確かここを曲がったらこんどこs…」

レイ「これで6回目ですね」

ミサト「ハッ!まさかこの通路に仕掛けが…!?」

レイ「じゃあこの秘密基地終わってますねっぁあ!」

ミサト「どうしたのよ、指令でも見つけた?」

レイ「違います!父さん、地図を…これこれ!!」

“ねるふのガイドマップ~これであなたも餓死しない~”

ミサト「何で持ってるのよ。立派な機密文書よ、それ」

レイ「私がネルフ内で迷子にならないためです」

レイ「これによるとテロを想定して第1階層は迷路になっているそうで……」

ミサト「そうそう慣れれば簡単なんだけど……」

レイ「どこ行くんですか!こっちですよ!」



父さんのおかげでなんとか着きそうです。

レイ「ここを曲がれば後は一本道っ

リツコ「……」バチバチ

ミサト「ん?どうしt――リツコ?今は非常事態なのよね?」

レイ(知り合いみたいだけど…味方?カカシなみに青く輝く電気を纏っている人が?)

ミサト「あぁそうだわレイちゃん、彼女は昔からの大親友なのよ。名前はr

リツコ「赤木リツコ、ここの技術局第一課E計画担当よ」バヂバヂ

ミサト「あー……、そうだわ!ほら、初対面でしょう?もうちょっと詳しく自己紹介をしましょうよ!!」

リツコ「あなたが碇レイさんね?……チッ」バチバチ

レイ「えっと、なにがなんだか…」

リツコ「まず一つね、コイツは徹底的に懲らしめないと何度でも同じ間違いをするわよ」バギガチ

レイ「大丈夫ですか?ミサトさん」

ミサト「な、何も問題ないわ。髪の毛がちょっち焦げただけよ…」

レイ「赤木さん、私はどこに行くんですか?」

ミサト「そうよ?この私にも至上命令だとしか…言ってないわよね」


ビー!ビー!
  《総員第一種戦闘配置!繰り返す。総員第一種戦闘配置》


ミサト「なっ!?けど初g

  《対地迎撃戦、初号機起動用意!》

ミサト「ちょっとリツコ!!初号機はどうやっt

リツコ「初号機ならB型装備で冷却中よ。幸い、殆ど傷はついていないから起動に支障はないわ」

ミサト「ちっ違うわ!パイロットはどうするつもり!?シンジ君を殺す気!?」

リツコ「……」

ミサト「なんとか言いなさい!」

リツコ「ミサト、あなたは自分の職務を放棄する気かしら?あなたの任務は碇レイを無事に司令に送り届ける事よ」

リツコ「それにその肩書きは見かけ倒しなのかしら。戦術作戦部作戦局第一課課長じゃなかったのかしら?」

ミサト「…いいわ、戦況の報告をおねがい」

リツコ「戦略自衛隊の戦車大隊などによる、一斉攻撃は資源の無駄ね。NN地雷による攻撃でも表層部に傷を与えただけ」

リツコ「NN地雷でようやく足止めってとこよ。それも数分間だけだわ」

ミサト「NN地雷でもってってのは、やっぱりATフィールド?」

リツコ「そうよ。その上学習能力も持ち合わせていてMAGIはあれをれっきとした知的生命体と判断したわ」

リツコ「さて、碇レイさん。ここまでの会話でいろいろ聞きたい事もあると思うけど、まずはこれを見てちょうだい」

レイ「?」


ガガガガガ がしゃぁん!

―――けいじ

ぉい!! ハヤクモッテコイ!!

  バカイウナ!  マダプラグチョウセイガオワッテイナイ!!

 ザケンナ!ココデイヌジニスルノカ!!!!!


ミサト「っ!……酷い状態ね…」

リツコ「酷いのは装甲だけだから、交換だけで済んだって言ったでしょ」

ミサト「エバー自身が無傷ならまだ…ってとこね」


レイ「これは…エバーとかなんとか」

リツコ「エヴァ、正確には汎用人型決戦兵器、エヴァンゲリオン。その初号機よ」

リツコ「そしてここ、ネルフのランクAAAの秘密事項なの。なぜ知っているのか答えてもらえる?」

レイ「これです」

リツコ「なになに…“詳しい事は言えないけどちょっと△■駅まで来てくれ。私の部下を迎えに行かせる。それから私の職場にあるエヴァーもごもごと言う奴をみせてやる。楽しみにしてろ”ですって!?」

リツコ(もう意味は持たないけど外部に漏らすだけで死すら生温いと思える特別コース確定なのよ?)

ミサト「戦自達なら何を引き換えにしても欲しい情報をこうも、簡単に…」

レイ「………」

レイ「これが父さんの仕事ですか…?」

ゲンドウ「いや、違う」

ゲンドウ「これも、だ。レイ」

ゲンドウ「ひっさしぶりだなぁ!!!」

レイ「父さん!」

ミサト&リツコ「指令?」


ゲンドウ「途中で怪我しなかったか?NN地雷を紙一重で喰らうところだったと聞いたが…。葛城一尉は何をやっていたのか…」ブツブツ

レイ「父さん?」

ミサト「えっ?」ギクッ

ゲンドウ「ブツブツ……」

リツコ「指令、ご指示を」

ゲンドウ「葛城一尉に半年の間、給料20%カットを命じる」

ミサト「そんな!理不尽すぎます!!使徒戦の真っただ中に放り出されたにも関わらず生還したことにボーナス頂きたいほどです…!」

冬月「それだけのことをしでかしたんだ、君は。だが碇やりすぎだ、使徒戦の後始末の大方を任せるぐらいでいいではないかね?」

ミサト「副司令までぇ!?ひどすぎます!理不尽です!!たかg

ゲンドウ「た・か・が!?!?今何と言った!?」

レイ「父さん?いいかげんにしてくれる?それに、そんな余裕はないはずじゃn


ズズーン


ミサト「……」

リツコ「……」

レイ「……」


ゲンドウ「使徒め、ここに気づいたか」

レイ「赤木さん!エヴァが戦うんでしょ!?なんでまだ動かないんですか!?」

リツコ「これにはあなたが乗るのよ、そして使徒と戦ってちょうだい」

ミサト「リツコ!?あなた何考えているのよ!シンジ君だってシンクロするだけで半年以上かかったのよ!?」

ゲンドウ「そうだ!来たばかりのレイにはとても無理だ!」

冬月「碇、何のために呼んだのだ」

リツコ「あなたたちねぇ!!!それg

レイ「私にできるのよね?私がやるわ!父さん!!」

ゲンドウ「レイ?別にやらなくても怒ったりしない」

レイ「私はまだ死にたくない、ならできることを精一杯やるだけよ!」

リツコ「よく言ったわ、レイさん」

ミサト「確かにシンジしか…だが……」ヌググ

ゲンドウ「冬月、シンジを起こせ」

冬月「本人が乗ると言うているのだが」

ゲンドウ「シンジは死んでるわけじゃないだろ?早くしろ」

 ガラララ

ゲンドウ(シンジには悪いが碇家ぽかぽか計画を遂行するにはエヴァに乗せたらいけない)

ゲンドウ「予備は使えない、もういちどだ」

シンジ「はい」

レイ「父さん?この人戦ったら間違いなく死ぬわ」

リツコ(そんなこと、専門家がいるんだからわからないはずがないでしょ)

ゲンドウ「あぁ確かに。だが、レイというかけがえのない宝物には代えられない」

ゲンドウ「それにシンジは替えが効く存在だ」

レイ「父さん…?何を言っているの?替えが効く人間なんていないわ」


がっしゃぁぁぁああん!!!


シンジ「ぁぁ゛…」

レイ「」

ゲンドウ「早くしろ」

シンジ「は…ぃ」

ゲンドウ(これでいい、これで昔みたいに…)ポワンポワンポワン


ゲンドウ『レイぃ!こっちおいでぇ!』

れい『ままがいいのぉ!ままの艶やかお肌がいいのぉ!』

ゲンドウ『そんなぁこと言わないでくれぇ』

れい『めそめそしたぱぱきらい!もっとかっこいいぱぱがいい!ちぇんじぃ!』

ゲンドウ『!』

――ポワンポワンポワン

ゲンドウ「……」

ゲンドウ(そうだ…!俺は変わったんだ、この雄々しさに見とれるがいい!)

レイ「そう……私は…いらないこ、………なんだね」ドヨーン

ゲンドウ(あれ?)

レイ「私はいらない子、ここでも必要じゃないのよね」ドヨドヨ

ゲンドウ「違う!レイの力を借りなくても自分たちだけでどうにかするという アセッ

レイ「せめてかっこいいロボと同じお風呂に入るぐらいの我儘は許して下さい…」ドヨドヨ


ドボーン


ゲンドウ「まっ待て!お前は泳げないだろ!自殺だろうがぁぁあ!!」


ドボーン


ゲンドウ「オレがったったっすけてっすかっっゴボゴボゴボ」ゴボゴボ

シンコ「」ブクブク

ゲンノ「」ガボガボ


リツコ「誰でもいいわ!助けた人にはボーナス出すわ!早く!!!」

―数分後―

伊吹「パイロット…エントリープラグ内、コックピット位置に着きました」

ミサト「了解、エントリープラグ挿入」

伊吹「プラグ固定終了!!第一次接続開始!!」

ミサト「LCL注水!」

伊吹「主電源接続全回路動力伝達、起動スタート!」

日向「A10神経接続異状無し、初期コンタクトすべて問題なし」

日向「双方向回線開きます!」

リツコ「あ、ありえないわ!?」

リツコ「だけどここをこうしてあっちをあぁして……」ブツブツ

ミサト「リツコ、人類滅亡したら研究もできないのよ?」

リツコ「……えぇ、ごめんなさい」


レイ「………」

リツコ「変ね」

ミサト「え?」

リツコ「さっきなんの戸惑いもなくLCLを吸い込んだわ」

ミサト「シンジ君だって同じよ」

リツコ「シンジは特別よ」

ミサト「まぁ…えぇ」

リツコ「色々と聞きたいけど…」

ミサト「けどまずは…!」


『発進準備完了!』


「……」   「……」
 「……」     「……」

リツコ「……ミサト」



ゲンドウ「……」フルフル

ミサト「指令?」

冬月「碇」

レイ「ミサトさん!」

ゲンドウ「……よし」


ゲンドウ「レイ」

ゲンドウ「必ず勝て」

レイ「もちろんよ、それこそ命にかえt

ゲンドウ「そして必ず生きて帰って来い」

ゲンドウ「まだ歓迎会も開いてないからな」

レイ「……はい!!!」


ミサト「エバンゲリオン…、発進!!!」


バチィイ!  バッシュゥウ…




レイ「………」

使徒?訳がわからないし…、とても怖いけど…っ…

勝たなきゃ、死ぬのよ

やってやるわ!!!

名前にかなり誤字がありますね…
申し訳ない、見ている方がもしいらっしゃるなら脳内で訂正お願いします。

        意味もわからずピッチピチスーツを着た碇レイ。
ただネルフカードの写真写りの悪さに文句を言うはずだったが、人類の命運を託される。
    少女はその理不尽に何を思うのか。
 次回遅すぎるエヴァンゲリオン 「初めての使徒戦」
次回も見てくれたら、…嬉しいな。

   ,.. -‐ ''ー‐-.、

    /:::::::::::::::::::::::::::\
    /:::::;イ/ソ \::i、:::::::::i
   l∧!'--'  `ー--`l::_/

    ( l '⌒   ⌒' !' )
      ヾ.゛ rァ ",⊿゛|
        フi,,7´!  Y
       /i' `´  | ̄
       l,fー=ー‐l
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       l:::::::l!:::::::|
       」;;;;∧;;;;;l
       "゛  `"

乙~!
シンジ君ホント扱い悪いな氏ねゲンドウ

勢いしかないssなので書き溜めはないですが、それでも誤字は無くしたいです。

サキエル「……?」

使徒は戸惑っていた。

ついさっき叩きのめした生意気な波、巨人はどこからきたのか。
そう考え、入り口を探していた。
ようやく見つけたと思えば、まるで歓迎するかのように、開いてくれたのだ。


ゴォォォオオ


何か聞こえる。
何かがせり上がってくる。

エヴァ初号機「……」

自分から数十メートル離れたところに紫の巨人がでてくる。
相手と自分にとってはたったの十数歩だ。

初号機『エヴァンゲリオン、リフトオフ!』

巨人が口を開けずに喋っている。
そうか、あれはエヴァンゲリオンと言うらしい。


サキエル「きゅきゅ?」


遊び相手になるのだろうか?



サキエル「きゅきゅ?」

ちょっと離れたところに使徒が見えた。
痩せていて、エヴァと比べたら強そうには見えないけど…さっきは全然相手になっていなかった。
まだ慣れてないし、一気にいかないと…!

『いい!シンコちゃん。エヴァはイメージで動くから』

レイ「………」


サキエル「……」


初号機「……」


サキエル「きゅぅ?」


睨みあい。
使徒はさっき楽々だったから見縊っているのかも。
あえてしかけてくるのを待っているみたいね。


レイ「………」


ちゃんとパイロットをしている人でも、大怪我したんだから私なんて…。
けど理不尽すぎる父さんと、暮らすんだ!
だから!私はっ!こんなところで死ねないっっ!!!

『まずは動くことを考えてちょうd

レイ「動け動け動け…動いてぇ!!!」


初号機「…」

ズズゥゥン ズズゥゥン


初号機がゆっくりと、しっかりと歩き始める。
一歩一歩、加速しながら。

『動いた!』

ゲンドウ「いやったぁ!」

冬月「落ち着け碇、もう若くないんだ。頼むから」

作戦部で、安堵の声が挙がる。
起動するだけで御の字だったのに、動いてみせたのだから。
おかげで首の皮一枚つながった。
絶望の淵にいた彼等に、僅かな希望が生まれた。


「あぁぁああああ!!」



ズン ズン ガン ガン ガンガンガン!

加速して、止まらない!
勢い良く駆け出して、そして使徒を素通りする。
駆け出した勢いのまま、ビルに激突する。


レイ「うわぁ!」


ズザァァァアアア!!


盛大にコケる。
転けた所にあったビルが根元から崩れ去るぐらいに。

『レイちゃん起き上がって!』

サキエル「……」


ヌゥっと使徒が近づいて来た。
無表情で首を傾げたまま。


レイ「っっ~~!!!」


レイは悔しさで、一瞬気づくのに遅れた。
使徒が初号機の頭を掴みあげ、掲げる。
そして、もう片方の手で腕を捻りあげる、


バギィィイ!


一気に捻り、腕に罅を入れる。


レイ「あ゛っっ!?」


何度も


バギィィイン


何度も


バギィィン


そして、


バギッッ!!


閃光と共に初号機の左腕がへし折られる。
初号機の体液が流れ出るとともにレイは腕に鈍い痛みを感じる。

冬月「諜報部!そこのバカを押さえろ!勝手にプラグ抜かれたら人類は終わるぞ!!」

「「「はい」」」

ゲンドウ「~~っ!」

『レイちゃん!折られたのはあなたの腕じゃないわ!あなたの腕はまだ動く!』


シンクロしているのだから痛いものは痛い。
が、シンコの腕はまだ動く。


初号機「…」

レイ「あ゛ぁあ゛あ゛!!!」


ググヴヴヴ


レイは両手で初号機の右腕を動かし、脱しようとする。
だが初号機は沈黙したまま。

何も、できない。


サキエル「ぎゅぎぃ……」


使徒はさらに初号機を持ち上げる。


シュオオオオオ


初号機を持ち上げる腕の先が光りだす。
戦自を焼き払った時とは段違いの眩しさ。
そのときの威力を考えるなら……。


レイ「」


間違いなく致命傷だと、結論づけるのは難しくない。


あぁダメなのね。
私がやっても、敵うはずがなかった。
やっぱり乗らなかったらよかったわ。


その結果レイの頭は生きることを放棄した。


あ、遺書書かなかったな。
けどどんなこと書けばいいの?
私は友達と呼べる知り合いもいないし、特に見られたくないものもない。
見られたくないもの?
あのバカ親は?
私が死んだら…。

「誰がっ!あのバカ親のつっこみするのよーっっ!!!」

『避けてっっ!!』


そんな奇跡は起こるべくもなく、


 バヂィイ!


  ギュジィィィィィィイイ!!!!!




レイ「ぁあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」


巨大な熱を孕んだ光線が腕から生み出される。
光線は当たった部分の装甲を蒸発させ、その周囲の装甲にも、大きな亀裂を入れる。
だがそれで終わらない。


ただ無慈悲に


 ジュァア゙ア゙!


レイ「ぁあ゙ぁぁぁ…」


何度も繰り返される。


バシュゥン! ギュゥウウ バシュゥン! バシュゥン! バシュゥン! バシュゥン!


『頭部生体パーツに亀裂!』


バシュゥン! バシュゥン! バシュゥン! バシュゥン!


レイ「!!ッ!!!」


何度も頭にレーザーが突き刺さる。
そしてその度に大きく装甲を剔り抜いていく。

 
ギィィィィ バチチチチチチィ!!!



「――」

  

一際大きく剔れる。
そして止めの一撃を、



  ………ッバ゙ゥヴン゙!!!


決める。

時々シンコになってるのは、何か意図があるのかな?

いえただの間違いです、勢いだけで書いているんで全くそういう意図はないです

初号機は勢いのままに吹き飛び、ビルに激突。


『シンクロ大幅カット!寸前で間に合いました!!』

『何をしているんだ!早く切れ!』

『全面カットは生命維持装置に支障がでます!』

『っ!あぁあ!レイぃ!』

『叫ぶな!お目がしっかりせんで、誰がレイ君を助けるんだ!?』


命は、ある。
だが意識が飛んでいる上に、頭はダメージのフィードバックで内出血を起こしている。

初号機、光線が頭に刺さったまま沈黙。

「何をしている!命の危機だ!早く自律行動に移せ!簡易だが緊急脱出用のが完成していただろ!!」

意識がなくなり、戦闘続行が不可能と判断された場合のみ許される最後の命綱。
レイがチルドレンになった際に、最優先で作成されることになったプログラムだ。


日向「副指令!今の攻撃で制御神経断線です!!」

ゲンドウ「エヴァなんぞ捨ててもいい!!パイロットの生命が最優先だ!すぐにプラグをっ抜け!」

伊吹「はっはぃ!!」

伊吹「駄目です!信号受信しません!!」

青葉「生死不明!エヴァ初号機、完全に制御不能!!」


初号機は、レイは反応しない。
全身を駆け巡る光も、僅かなものとなっている。


初号機「…」

レイ「――」


ゲンドウ「なんなんだっ!?!?」


レイ「―――」



――――

――

 生死不明の主人公。
周りからの万全なサポートがある初陣でここまで惨敗した主人公はいたのだろうか?
   次回 遅すぎるエヴァンゲリオン 「未知の遭遇」
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.::::'     .,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  見てくれたら、喜んで暴走するかも

中途半端に目が覚めたのでちょっと書く

レイ「」


ここは…あの世かしら?


あたたかい…


あったかくて、痛みが消えていく



天国なの…?


……


エヴァって何? ネルフって何? 聞きたい事がたくさんあるわ


いきなり呼び出されて世界を救えとか無理がある過ぎるし、男の子の怪我も気になるし…


???「……」


あれ?


私の後ろにいるあなたは誰?

― お疲れ様 後はまかせて けどちゃんと見届けてよ? ―


どういうこと?私死んだんじゃなかったの?


― まだ死んじゃいないよ 後一歩ってところだけどね ―


でも私が生き返ったところで何も出来ないわ


― 君にしかできないことだってあるよ 僕なんかにはできないことがね ―


― それに使徒はたくさんいるんだ ―


でも今の私じゃ勝てないわ どうやったとしても


― 今は僕が代わるよ だから君は見ていて? そして僕の動きができるようになって欲しいんだ ―


えぇ…毎回死んでたら生き返らせるのも苦労するでしょ?


― …まだ死んではいないんだけどね ―


じゃあお願いするわ、神様


― 僕は神様だなんて立派な人じゃないよ ―


じゃあ何?


― ……今はまだ約束の時じゃないってやつだよ ―


何それ 誰かの台詞?


― ……そうだね僕の知る中で、一番大嫌いで、大好きな人かな ―


― あ、そろそろ戻る時間だよ そうそう ここでのことは忘れてもらうよ? ―


別に神様に会っただなんて言っても信じてもらえなしいいわよ


― ……神様なんかじゃないんだけどな ―


少女は人影に抱きしめられて、その腕に身を委ねる。
少女には、“それ”が自分を受け入れてくれる事がなんとなくわかり、心から安心できた。

―――発令所

ゲンドウ「レイを…また大事な人を神は奪うのか…」

冬月「碇…人類の心配をしてくれ」

娘を失ったと思い、悲観に暮れるゲンドウ。
失意に包まれる発令所。
中身こそ少々違うが、抱いている絶望は皆同じようなものだ。

サキエル「…?…?」

使徒は初号機を捨て置き、入り口を探している。
障害がない今、見つけるのは時間の問題だ。


伊吹「!」


伊吹二尉が何か、計器に反応を見つける。


リツコ「どうしたの?マヤ!」


それに気づいたのは、まだ、科学者としての理性が残っていたリツコ。


伊吹「初号機内部にエネルギー反応!!」

信じられないといった声で、報告する伊吹二尉。


初号機「グゥォオオオオ!!!」


口を大きく開けて、咆哮する初号機。


日向「初号機!再起動!!」


青葉「バイタル、いまだ不明ですが、間違いなく、起動しました!」

ゲンドウ「レイいぃぃぃいいいい!!!」


安堵の声を次々にあげる司令部の面々。


リツコ「信じられないわ!?まだ動けないはずよ!」


一人、愕然としている科学者。
だが、胸のつかえが取れたような顔をしている。


リツコ「でもけどこれはっ!」

ゲンドウ「これはっ暴走かっ!?」


喜びもつかの間、電源が無い状態で活動するエヴァが安全なはずが無い。
人類の生存率が上がるほどにレイの生還率は下がっている。


冬月「どうにかできないか!?」

日向「パイロットの状態、判明しました!」

日向「意識ははっきりとしているものの、血圧が150を突破しています!」

伊吹「このままだとパイロットに後遺症が残る可能性がっ!!」


初号機「グワォオオァオ!」


ゲンドウ「なんとかできないのか!」

青葉「やっています!ですがっ!今だ制御不能です!!」


初号機「グォオオオオ!!!」


初号機は呻りながら大きく跳ね、使徒の顔面に蹴りをいれる。


サキエル「ぎぃぃい、い゛!」


使徒もレーザーを首筋狙って放つ。


初号機「グウォッ」


すると初号機は後方に3回転捻りつきで回転、着地。
そこへレーザーがむけられるが反復横とびの要領でかわす初号機。


初号機「グォォォ…」

サキエル「!?……!?」


初号機は宙を横に5回転しながら使徒の後ろに移動する。その素早い動きに使徒は、いや誰もついていけない。
その隙に初号機は途中でありえない咆哮に曲がっている右腕をグググと引いて構える。

初号機「ヴヴォ……!」


初号機の左腕は僅かに煌めく。


日向「初号機!左腕復元です!!」


まだ信じられないと言った様子で報告する日向二尉。


ミサト「えぇ!?!?」

リツコ「完全に折れた腕を!?ありえないわ!?」

今までの長い実験からは考えられない結果。
それが何度も短い使徒戦の間に乱立される。

軽く二度寝するのでおやすみあんさい

おはよー

ああそうか。オリジナルのシンジがなかにいるのか

オリジナルシンジ?誰ですか?それ
私、そんな方知りません

赤い世界のシンジくんかもしれない。

サキエル「きゅぃぃい゛」


遅れて使徒もようやく反応する。


「っ!」


使徒が仄かに煌めく、光の壁を展開。
初号機が、僅かに押しのけられる。


リツコ「ATフィールド!?駄目よ、逃げなさい!」


ミサト「レイちゃん!下がって!!」


まだ届かない、といった思いで、大人は叫ぶ。
ATフィールドがある限り、攻撃が届くことは絶対に無い。


初号機「グ、ゥヴォオオオ゙オ゙オオオ!」

初号機の左手に、光の螺旋が瞬き始める。
それは、どんどん光を強くして…。


伊吹「初号機!左手にATフィールドを圧縮!」


リツコ「訓練もなしに!?ありえないわ!?」

忠実に報告する伊吹二尉にありえない、計器が間違っているといった表情で返すリツコ。

青葉「これは…使徒と同じレーザー攻撃!」

伊吹「さらに右手にもATフィールドを検知!」

日向「使徒のATフィールドを中和していきます!」


司令部のオペレータ達が報告する。
すでに、その目に驚きはない。


リツコ「いいえ、あr


ゲンドウ「中和なんて生易しいものじゃない!あれは侵食だ!!使徒と直接の接触が起こる可能性がある!早くプラグを抜けぇぇえええ!!!」


立ち上がり、喚き出すゲンドウ。
顔は真っ青になり、額には青筋が何本も浮き出ている。


青葉「使徒のATフィールドがやぶれました!」

日向「初号機のATフィールドによって、使徒の表層部が崩れていきます!」


ミシミシと音を立て、使徒の表層部を削り剥がしていく光の壁。
初号機の目に写る使徒は、心なしか初めて感情が見え隠れしたように見えた。

それは恐怖。
そして焦り。
先程までと、立場が入れ替わっていることに理解できないという様子。
なぜ?ずっと有利だったのに?どこで間違えた?
生まれた初めて命の危機を迎えた使徒の様子には、そんな心の声が聴こえてくるようだ。

シンちゃんには頑張ってもらいたい。

サキエル「キャァァァ!」


使徒は少しでもレーザーを放つ。


初号機「グッ…グァ!」


だが首を傾げて躱し、蹴り飛ばされる。
そして距離を置かれると同時に初号機の左手に圧縮された光弾を放たれる。


  ビッッシュゥゥゥウウウ!!!


それは弱り切ってATフィールドを張れない使徒を跡形もなく消し去るには十分なものだった。
最もATフィールドを張れたところで、防げたわけではないが。


    ドォオオオオオオオオ!!!!!


画面いっぱいに爆発が写る。


ゲンドウ「レイィぃいいいいぃぃ!!!」


静まりかえった司令部に、ただ独りゲンドウの声が響き渡る。

伊吹「…!」

リツコ「これがエヴァn

ゲンドウ「どうなったんだ!!!早く安全を確認しろぉ!!」

伊吹「爆心地に強いATフィールドです!」

ゲンドウ「どういうことだ!レイは無事なのか!?」

青葉「お待ちください!」

ゲンドウ「ヌゥ……」

冬月「……」アセアセッ



日向「MAGIからの回答を得ました!」

日向「爆発寸前で初号機のATフィールドが展開されています!」

リツコ「それも、使徒を包み込むようによ。こんなこと、シンジ…いやセカンドチルドレンにだってできないわ」

ゲンドウ「そんなこと後にしろ!レイは!!どうなんだと!!聞いているんだ!!!」ギリィ

オペレータs「ヒィ……」

冬月「……」

伊吹「感知しました!初号機、パイロット共に生存確認!!」

ゲンドウ「回収班を早く!救急班もだ!」

レイ「倒せたのね…?」フラリ

ゲンドウ「どうしたっ!レイ!!レぇイぃいいぃぃい!!!!!」

冬月「……」ホッ


ズズーン ズズーン ズズーン

初号機「…」

レイ「………」

  死にかけながらも初陣で大金星を収めた碇レイ。
だが父親との会話は始まってすらいない。
次回遅すぎるエヴァンゲリオン 「日常編」
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  V!;;;;;;;;;;;;;;;/ |                l      ' : : : : :|: l;;;;;;;;;;;;;;:;| 
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           !  ヽ'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'/: :|        
           |   ':: \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/: : : :|           
   .          |   :::        : : : : : : :/: : : :|  見ないというなら、キレ顔で迫りに行くぞ

み、見ます

このゲンドウは髭剃ってる

これはまるでダメな親父ですわ

こんばんわ

こんばんわに

―某所―

ゲンドウ「以上が、使徒戦で起きたことです」

ゼーレ2「碇。ネルフとエヴァ、もう少しうまく使えないかね」

ゼーレ2「零号機に続きお前たちが初陣で壊した初号機の修理代及び兵装ビルの修復…、州がひとつ大きく傾くぞ」

ゲンドウ「ですがっ、レイの命がかかっていました!」

ゲンドウ「それに、レイがATフィールドで砕いたから、そのレベルですんだのです!!」

ゼーレ6「その金額がネルフを圧迫するのも事実だ」

ゼーレ7「今までの、研究費がとんでもない額になっているのを忘れてもらっては困る」

ゼーレ3「娘に金をつぎ込むのはいいけどぉ、大事なことを忘れてもらっちゃぁ困るぞぉ?」

ゼーレ4「アナタの仕事はそれだけじゃないでしょう?」

ゲンドウ「はい、失われた親子の時間を取り戻し育児放棄という大罪をなかったことにする事が私のs」

キール「碇!」

ゲンドウ「はっはぃ!」

キール「人類補完計画!」

キール「我々にとってこの計画こそが、この絶望的な状況下における唯一の希望なのだ」

ゲンドウ「承知しております、しかs

キール「承知してないだろうが!鏡を見ろ!ヴァナタが今、どんなに話聞いてない表情をしているか!!」

キール「―いずれにせよ、使徒再来による計画の遅延は認められない」

キール「その上予算については少し問題がある」

ゲンドウ「何でしょうか?」

ゼーレ3「このぉ!サードチルドレンのぉ生活費はぁどういうことよぉ!?」

ゼーレ4「お前の給料より多いじゃないか」

ゲンドウ「レイが一切不自由しないようにと思いまして…」

ゼーレ5「調べたけど彼女はほとんど貯金にして使ってない。何のための資金だと…!!」

ゲンドウ「ではなんのための超法規機関、ネルフでs

キール「碇!!!」

ゲンドウ「はい」

キール「減・ら・せ?」




ゲンドウ「――全てはゼーレの意のままに」

キール「それにだな、私も昔子育てをしたことがあるからわかるんだが甘やかしはよくない」

ゲンドウ「いえ、親に会えない分せめてもと思いまして」

キール「子供というのは親を判断の基準にするものだ」

キール「甘やかせば自分が社会のルールだとつけ上がる。厳しくしすぎれば自分は社会の不要物だと自分を捨てる」

キール「ちょうどいい、というのが大事なのだ」

ゲンドウ「―――、はぃ」


ゼーレ2「情報操作の方はどうなっている?」

ゼーレ5「サードの恰好よすぎる必殺技は緘口令だけでは済まされない!」

ゼーレ3「そうよぉ、言ぃなさいぃ!どんな方法であんなかっこいい必殺技を編み出したのよぉ!?」

ゲンドウ「あれは私が思いついたのを伝授したんです。なんかこう、漫画から閃きを得まして…」

ゼーレ一同「……」

キール「…いいだろう」

ゲンドウ「職員達にはエヴァの裏必殺技だと噂を流しました。これ以上話題になることはないでしょう」

――――

――


レイ「はぁっはぁっはぁっ…」

レイ「父さん怖い父さん怖い父さん怖い…」

レイ「あァっ!」


ジーワ ジーワ ジーワ ジーワ


夢、にしてはリアルな夢。
巨大な父さんがハグしようとせまってくる。
それを必死で逃げる私。


レイ「うぅ…」

レイ「いつまでも逃げちゃいけないのはわかっているわよ…けど……」

ゲンドウ「ここか、レイの病室はっ!」

冬月「静かにしろ碇。まだ寝ているんd、お?」

ゲンドウ「レイ!起きたのか!!」

レイ「なんなの?煩い」キーン

冬月「碇、無駄に怖がらせるな。これから一緒に暮らしたいんじゃなかったのかね」

ゲンドウ「問題n

レイ「おおありよっ!」

ゲンドウ「レイ…」

レイ「だいたいっ

レイ「………」

ゲンドウ「シンコ?」

冬月「ほらまだ疲れているのだろう、少しそっとしておこうじゃないか」


レイ「…大丈夫です、続きをお願いします」

元々はシンジの女バージョン=シンコで書いていてそれをレイに直しながら投下しているんだろうなあ

レイ「まず父さんと、2人だけは嫌です。私たちの間には赤木博士と父さんとの関係より深い溝があります」

ゲンドウ「だっだが!」

レイ「感覚的には、赤の他人よ」

冬月「レイ君、こいつもそれなり努力してきたんだ。だから誰かもう一人加えてシェアハウスという形で妥協できないかね?」

ゲンドウ「おい!それではただの同居人だ!」

冬月「親子関係でなくていいからせめて同居人でいさせてあげて欲しいんだが…?」

レイ「だけどその一人は見つかるんですか?私はこの街に知り合いなんて居ませんし…」

レイ「父さんに任せたら強制だ!とかってやるんでしょうし、だからえっと」

冬月「私か?」

レイ「はい。さっきから父さんのことをよく知ってそうな感じだったので」

冬月「そうだな…ユイ君、君のお母さんの甥に綾波シンジという男の子がいてだな。つまり従兄妹なんだが、碇とも比較的仲が悪くなくてな」

レイ「………」

冬月「君と同い年だからきっと仲良くできると」

冬月「レイ君?」

はい、頭がごっちゃっるんでシンコで書いてシンコをレイに直しながら投下するんで…スミマセン

レイ「………」

冬月「レイk

ゲンドウ「レイ?」


レイ「ちょっと行ってきます」タタッ

冬月「諜報部!コイツを抑えろ!!誰かが追っているんだろうな!!」

諜報部1「はい」ガサッ

ゲンドウ「やめろ!私は総司令だっ!」

諜報部2「失礼します」ガスッ

ゲンドウ「何をっ―」コキッ

冬月「お前は何をしでかすかわからないだ。大人しくしてろ!」

諜報部3「こっちが手だぁ」

諜報部4「こっちで足をやる」

諜報部2「せーのっ」

――――

――



レイ「……」


レイ「……! ここねっ」

レイ「すーっはーっ、………シンジさん?入っていい?」

レイ「?」

日付も変わったんで、おやすみなさい
見にくいところもあると思いますがよろしくおねがいします。


このレイはテレビアニメの最終回かその手前であったシンジの妄想のラブコメ世界のレイで再生される

どんな世界でも家事全般はシンジ君に一任される

こんばんわ
私はこのレイは原作シンジの日常パートでの明るさと、ドラマパートでの甲斐甲斐しさが前面に押し出されているイメージです。

シンジ「…すーっすー…」

シンジ「っっ!…すーっすーっ」

レイ「痛いのかな…?」

レイ「ほぼ全身ぐるぐる巻き…。それに、左腕が…」

シンジ「ガッ…すーっすー…」

レイ「……」

シンジ「…すーっすーっ」

レイ「……」

ものすごく痛そう…。
やっぱり使徒と戦ったときのダメージって乗っている人にもでちゃうのね。
よくわからないけど、私は運がよかったみたい。
私もこうなったかもいしれないんだよね…。

レイ「……」ナデナデ

シンジ「んっ…」

レイ「……」  (o´∀`o)ナデナデ

シンジ「…すっーすっー…」

レイ「えっ?起きて…はいないの?」ナデナデ

シンジ「すーっすーっすーっ」


ポカポカするな…。

訂正 最後の行 ぽかぽかするな…。
      を ぽかぽかするわ…。


―使徒戦の跡地―


ミサト「っはぁ~!やっぱクーラーは人類が生み出した叡智の結晶。自然に勝つ人類よ!」

ミサト「で、調査の結果はどうなのよ技術部さん?」

リツコ「あの大きな爆発の原因は使徒による自爆よ」

ミサト「どういうことよ、使徒は初号機の必殺技で消し飛んだんじゃなかったの?」

リツコ「あの初号機のエネルギー量は信じられるものじなかったけれど、それでも跡形もなく消し飛ばすには足りないのよ」

ミサト「じゃあ初号機の必殺技はどうなったのよ?」

リツコ「初号機の必殺技は間違いなく使徒のコアを大きく削りとっていた、と思われるわ」

リツコ「けれど使徒の自爆は死んでも発動するタイプみたいだったの」

リツコ「その威力は、あの巨体を全部NN兵器に換算してちょうだい」

ミサト「げ……」

リツコ「初号機によるATフィールドの展開がなかったら地上都市とはいえかなりの修復費用がかかったわ」

ミサト「……」

ミサト「動転してたとは言えレイちゃんにだいぶ無理な命令をさせちゃったわね、後で謝らなきゃね。あっそうそうレイちゃんは?」

リツコ「さっき気づいたそうよ」

ミサト「まだ数時間しかたってないわ」

リツコ「暴走した際も意識はあったし、症状も酷い疲れってだけだからよ」

リツコ「ただ…」

ミサト「ただ?」

リツコ「碇指令が抱きしめようとして逃亡したのよ」

ミサト「はぁ!?いくら親バカでも怪我人に…、えぇありえるわね」

リツコ「それに疲れが気になるわ」

ミサト「疲れだけなんでしょ?どこが気になるのよ?」

リツコ「ミサト、ついにビールにやられたかしら?適正が高いといえど、慣れてないのにあれだけ動けば後遺症が間違いなく残るはずなのよ!」

ミサト「え、えぇ」

リツコ「それなのにレイさんの脳波データは平常心そのものだったわ…」

リツコ「その上暴走の際の再生のおかげで、エヴァ自体の破損は無く装甲板の交換だけで済んだわ」

ミサト「えっと、その言い方だと被害が多い方がよかったみたいね?」

リツコ「違うわよ、被害が少なすぎるのよ」

リツコ「少ないにこしたことはないけど、理解の範疇外なのよ」

ミサト「…。まだあるのね?」

リツコ「えぇ、最後のATフィールドの事もよ」

リツコ「使徒の残ったエネルギーを全部使っていたんだから爆発は防げないと思っていたわ」

リツコ「それなのに完璧に押さえ込んで見せたのよ」

リツコ「あれだけのものを放出するにはパイロットさんの脳が真っ黒焦げになるはずなのよ」

リツコ「そりゃあ!今回の損害で一番面倒なのは碇指令のメンタルケアだとか、ATフィールドの恐ろしい一面の解析を急がされているとか、そもそも仕組みさえ理解できてないATフィールドをあんなに簡単に造りだすとか…ブツブツブツ」

ミサト「はぁ……全部出していきなさい」

―数分後―

リツコ「というわけで要注意人物として保護するよう掛け合ったのよ」

ミサト「あの親バカな指令に?保護っていうけど軟禁よ?」

リツコ「それは予想していたわ。けど副指令にまで反対されたのよ」

ミサト「え?」

リツコ「レイさんと面会したみたいで“碇の娘を信用して欲しい、いざという時は私も責任をとる”って」

ミサト「う~ん、中学生を拘束ってのには私も賛成できないけどぉ…。副司令が反対する、ねぇ?」

リツコ「そのうえ“碇の娘だろうが。しばらく自由にさせてやれ”ともおっしゃったわ」

ミサト「じゃあレイちゃん今は…」

リツコ「諜報部がつけてるだけだわ、現在地はシンジの病室ね」

ミサト「ちょっち見せてちょうだい」

リツコ「これよ」

ミサト「……。なんて、安らいでる顔なの」

リツコ(シンジのあんなに安心している顔は初めてみるわ、主治医として長く面倒を見ているのに)

ミサト「いつも冷たいシンジがあんなに人間らしい顔をするものね」

リツコ「ミサト、貸し1よ」

ミサト「ゴメンってば、でもここまで優しい顔のシンジって初めてじゃない?」

リツコ「まぁ…(信じられないわ、あのシンジが…どんな魔法をつかったのよ)」

レイ『……』ナデナデ

シンジ『…すーっすーっすーっ…』ハウァ

シンジ「……?」


下半身が全く動かせない…。
動けないのはきつく包帯で巻かれているから?
でも動かせないほどに必要が固定する必要があるなら、なぜ普通の部屋に…?
それに煩わしいマスクなんかもついていない。


シンジ「っ!」


まだ起き上がるにもうまく出来ない…。
やっぱり酷い怪我であるのは確かだ。


シンジ「…?」

レイ「くぅー………」


この人は…確か碇レイ、碇指令の一人娘。
碇指令の生きがいだと言っていた。
じゃあ監視?
けど今まで黒服さんだけだった。
それにあまりにも迂闊すぎるよ。
……何で?

レイ「……んぅ」


彼女が起きた。
まだ意識がぼんやりとしていて目がフラフラしてる。


レイ「ぅう…パパぁ?」


どうしよう。
私を碇指令と勘違いしている。
碇指令の大切な人だから対応にも気をつけないと…。

レイ「…?」


うわ…。
寝ないって決めたのに寝ちゃってた。
今何時ぐらいかしら…?


シンジ「……?」


綾波くんの顔ね。。
寡黙とかクールって言葉が似合いそうな人だわ。


レイ「……」

シンジ「……?」

つんつん


このほっぺたすべすべだわ。
私もそれなりに手入れはしているのに全然違う。
ちょっと手が離せないわ。


  つんつん

        つんつん

レイ「っっ!?」


レイ「 ……」


シンジ「……?」

レイ「……」

シンジ「?」


この人は何がしたいの?
ボクを叱るのでもなく、責めるのでもなく。
ただボクの顔を見つめて何がしたいのだろう?
別にボクの顔をつっついていても何も面白くないと思う。


レイ「えっと…、綾波くんが大怪我してたのが気になったからお見舞いに…」


お見舞い、災難や事故などによる怪我を負った人や病人のもとを訪れ慰める行為のこと。
今まで実験して入院することなんて少なくなかった。
危険なことをした回数なんて数え切れない。
だってボクには代わりが居るもの。
あの人以外は見舞いなんてこなかった。
なぜ?
なぜこの人は私にお見舞いに来たの?
……。

シンジ「ボクが失敗したから咎めにきたの?」

レイ「!?ち、違うわ。ただ、綾波くんのことが気になったから…」


レイ「……」

シンジ「……」



ゲンドウ「起きたの、シンジ!」ガラララッ!!!

レイ「父さん、病室では静かにして」


あぁ…。
折角、綾波くんとお話できそうだったのに父さんのせいで…。
なんか気になるのよ。
なんとなく、理由はないけれど。

ゲンドウ「すまん…気をつける。それで、シンジは起きたか」

シンジ「碇指令、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」


この人はボクを心配してくれている。
ボクを必要としてくれている。
ボクに居場所をくれる。


シンジ「あの指r

ゲンドウ「やっとこれでレイと暮らせるぞ。何回言ってもレイが“私のせいで怪我を酷くさせちゃったから”とか言って帰ってきてくれんかったからな。全くシンジももっと早く起きてくれればよいもブツブツ…」


???
碇指令がいつもと様子がおかしい。
彼女との間になにかあったんだろうか。

シンジ「……」

シンジ「……」ヒキッ

冬月「碇?^^」ピキピキ

本日の投稿はここまでっ!

>>93
ここ、最後の引いてるシンちゃんってレイの間違いかな?

面白乙、
だけど、その分間違いないがきになるわ~

>>95
いえ、レイちゃんは耐性があるのでこれくらいで引いたりしません。
感情表現に疎いシンジが明らかに引くほどってことで
>>96
スミマセン精進します。

シンジが誤字で女言葉になってる?

>>98
無感情系男の子をつきつめていたらゲンドウ系統か男の娘系統かにじぶんのなかでなったので多少そういうところはあるかと

今日はできるかわかりません、まだ主人公ことレイの疲れがとれないので休ませたいと思います。

男の娘好きだけど何故そうなったのか理解できない
>無感情系を突き詰めていたら男の娘

なんかこう、クール系?を目指そうと思っていたら男の娘ってのが頭から離れなくなっただけです。
レイやゲンドウとの交流でマシになると思うんで無感情系男の娘が苦手・受け付けないという方はゴメンナサイ。

こんばんは、今日新劇の破を見直したんですが、マリって可愛いですね。どっかでだそうと決めました

ゲンドウ「どうしました冬月先生、若返ったみたいですよ…」

冬月「どしました、じゃない。重傷のレイの前で怖がらせるな。シンジ君が引いているではないか」

ゲンドウ「だがようやk

レイ「怪我人への配慮がない人なんて家族だと思わないわ」

ゲンドウ「冬月もたまにはいいことを言うな、一応は副指令といったところか」

レイ「副司令…、あの、いつも父が」

冬月「慣れとるよ、気にせんといてくれ、それにありがとう」ポロポロ

ゲンドウ「ジジイの泣き顔程気持ち悪いモノはないな」

冬月「黙れ碇、シンジ君に相談があってきたんだよ」

シンジ「相談…ですか?」

冬月「あぁ、碇指令がどうしてもレイ君と暮らしたくてな。だがレイ君は二人きりは何が何でも嫌だそうだ。まぁ私も嫌だな」

冬月「そこで、シンジ君、君に二人の仲の架け橋になって欲しいんだよ」

シンジ「……」

…?
今までそんなことはなかった。
これは…何?
何が起こっているの?

Q冒頭でのマリがにゃんにゃん歌っているシーンだけを目当てに3回は劇場に行ったわ

ゲンドウ「“命令”だレイ」

シンジ「――わかりました」

レイ「父さん?」

ゲンドウ「なんだ!私のすばらしい指令としての手腕に見惚れたか!?」

レイ「今綾波に何したの?」

ゲンドウ「命令だが?安心しろ、お前に無茶な命令なんかしないからな」

レイ「命令でクラス人だなんて嫌よ。そりゃ、要求した私が悪いのはわかっているわよ。けど、他の人を無茶につきあわせないで」

ゲンドウ「だ、だがこれはs

レイ「お願い」

ゲンドウ「よし、改善しよう」

シンジ「???」

何が起こっているの??
なぜ?指令が命令されているの?
許せない…ユルセナイ。

ゲンドウ「シンジ」

シンジ「はい、碇指令」

ゲンドウ「私はレイと暮らしたいんだがシンジにも一緒に暮らして欲しい。できるか?」

シンジ「命令ですか?」

ゲンドウ「いや、命令ではなくお願いだ。だが時間がない。悪いが今、選択してくれ」

???
お願い?今までそんなことはなかったのに?
彼女が来たから?使徒が来たから?
なぜ?
なぜ碇指令はお願いだなんて曖昧な言葉を使うの?
僕は碇指令の“命令”なら何でも聞くのに。
知りたい、だから私は―

シンジ「わかりました」

ゲンドウ「そうか!!!ありがとう!!!きゃっほう!!!」

シンジ「……」ササー

冬月「碇」

ゲンドウ「な、何だ?冬月。顔が怖いぞ?私に非はないぞ」

冬月「またシンジをドンビキさせてどうする!同居が成り立たないのではないのか!!」ハァ

ゲンドウ「すまない、シンジ。気をつけるから許してくれ」

レイ「親子して苦労かけます、副指令」

冬月「いや、いいんだ。好きでやっている仕事だからな」

シンジ「……えっと、はぃ」

なんだろう。
このもやもやは。
碇指令だけでは感じなかったもの。
彼女がきてから感じたもの。
心がゆらゆらしている。
これは、エヴァでは得られなかったもの。

リツコ「遅いわよ、シンジ。ずいぶん余裕のあることね」

レイ「誰ですか」

リツコ「……」

レイ「病人の治療を邪魔するならお帰りください」

ゲンドウ「レイ?言葉遣いがよくないぞ?それに赤木博士を忘れたか?エヴァを見たときに会っただろう」

レイ「言葉遣いの話なら父さんが直して見せなよ」

冬月(苦節4年!レイ君をいつ本部によこすのか催促しつづけた甲斐があったぞ!)ブワッ

ゲンドウ「私の娘との時間を2分間やろう。そしてすぐに出て行け」

リツコ「(なっ!?)前に1回説明したでしょ?これだから頭の足りない中学生h

ゲンドウ「あ゛?」

リツコ「あなたとシンジに用事があったから来たのよ。悪いけど時間がないのはこっちも一緒よ」

ゲンドウ「ならさっさと言ってくれr

冬月「碇、話が進まん」

レイ「なんでしょうか?」

リツコ「二人のデータを一通りとらせてもらうわ」

レイ「他の人に代わってもらえないでしょうか?」

リツコ「無理ね、事情があるのよ」

リツコ「ね?時間があまりないのよ、急いでちょうだい」

シンジ「はい」

レイ「……わかりました」

―数十分後―

レイ「今から何を?」

リツコ「まず身体データを一通り。それからエヴァのシンクロテストをやってもらって昨日のATフィールドの手がかりをすこしでもよこしてちょうだい」

レイ「それってどれくらいかかりますか?」

リツコ「あなたの調子次第よ。最短でも3時間は必要だと思うけど」

リツコ「まあ指令に早めに返せと言われているから…長くても5時間くらいよ」

―そっから2時間半後―

リツコ「そろそろ休憩の時間よ1回あがってちょうだい」


ミサト「リツコ~、どんな感じよ?」

リツコ「平凡の極みよ。身体能力は平均の少し下、しいて言うなら頭の回転が指令のおかげで速いみたいね」

ミサト「え?レイちゃんが普通ですって?レイちゃんを首にしたいって言うなら彼女以上の成績を出せる子を探してきなさいよ」

リツコ「まだわからないの?昼間の暴走状態の時、プラグスーツからのデータではしっかり意識を保っていたのよ?」

ミサト「それがどうしたのよ、暴走の時だなんてシンジ君だって意識はあったわよ」

リツコ「馬鹿言わないで!!!」

ミサト「り、リツコ?」

リツコ「暴走ってのはエヴァに引きずり込まれている様な状態なのはわかるわよね?」

ミサト「モチロンよ」

リツコ「それは、エヴァの影響をもろに受けるってことよ。確かにそんな状態じゃなきゃあんな操縦でいやしないわ」

ミサト「え?あなたさっきあのアクロバティックな操縦をするのにはって…」

リツコ「そうよ!あの操縦をこなすには頭が真っ黒焦げにならなきゃおかしいのよ」

ミサト「けどアスカだって似たようなことができるわよ」

リツコ「確かにレイさんの適正はアスカに迫っているわ」

リツコ「 け ど ! 」

ミサト「何よ」

リツコ「アスカの実力はエヴァに人生の殆どを捧げてようやく完成しつつあるものよ。その記録をエヴァを初めて知った彼女が追い抜こうとしているですって!?あり得ないわ!!!」

ミサト「それは…ほら、あの親バカ指令のことだからレイちゃんに何かそういう訓練をさせていたとか?」

リツコ「じゃあ今とってるデータで中の下ぐらいの成績ってのはどういうことよ!?馬鹿にしないで!」

ミサト「うーん…あ、リツコとしか会話できないってのがそんなに嫌なんじゃない?それか女の子の日だとか…はないわね。」

リツコ「私がそんな基礎の基礎を見逃すと思って?」

リツコ「それに私が嫌だからといいう可能性も考慮してマヤにオペレーションを変わってもらったりもしたわ、けれど結果は…」

ミサト「変化なし…と」


ミサト「どうしたものかしらね、レイちゃんがエヴァに乗っても暴走しないっていう確証をださなきゃ休めそうにないわ」

リツコ「科学者としてとても不本意なんだけど父親に会えて高揚していたでも言えば…」

冬月「碇は納得するかもしれんが私が納得せんぞ?」

リツコ「あら副司令どうなさったんですか?」

ミサト(ゲゲッ)

冬月「私も一科学者として暴走の原因を究明できない限り、レイ君をエヴァに登場させれない」

冬月「まだ傷が癒えるのに時間がかかるシンジ君だけでは心もとないが碇の逆鱗に触れるのは嫌だからな…」

ミサト「副司令ったらそんなに苦い顔をなさらないでも…」

冬月「そういうわけにもいかんのだよ。万が一暴走して人の制御下から抜け出した際に誰がどうやって止めるというのかね?」

リツコ&ミサト「「…おっしゃるとおりです」」


冬月「一度暴走したという事実がある以上、一度初号機を基礎プログラムから見直すというのが司令部の最終決定だよ」

ミサト「……はい」

リツコ「ですが今使徒が襲来した際にエヴァがなければ…」

冬月「わかっておるよ、だが少なくとも今回15年のブランクがあったんだ。一週間ぐらいは待ってくれると信じよう」

冬月「イレギュラーすぎて技術部に大きな負担をかけているのはわかっているつもりだ。その上でお願いだ、人類の希望を希望たるものにしてくれ」

リツコ「…はい!」

リツコ「レイさん!そろそろ休憩は終わりよ!」

一度投稿する前に読み返した方がいいかとシンジとレイがごちゃごちゃになってるよ

まだかな♪

CMのあとです♪
私、学習しまして、そのときのノリで書くので書き溜めはしませんがやめませんが一度メモ帳に書いてチェックしてからすることにしました
よってさらにゆっくり進行になると思われるのはご容赦お願いします

―5時間半後―

レイ「あの、赤木博士?」

リツコ「何かしら、あとこれから長い付き合いになるでしょうから赤木博士ってのも気後れするでしょ?」

リツコ「そうね…、“リツコさん”ぐらいでいいわ」

レイ「わかりました。リツコさん、どろどろ帰りたいんですがまだ掛かりますか?」

リツコ「いったでしょ。これは最重要事項だって、何か事情があるの?」

レイ「はい。そろそろスーパーが閉まっちゃいそうなんで」

リツコ「スーパー?なんでよ?」

レイ「父もご飯まだですよね?私にも責任があるんで差し入れをしようと思って…」

リツコ「え?スーパーでご飯だなんて何食べるつもりなの?」

レイ「普通にありあわせで何か精の九つくものをですが?」

リツコ「いいこと?スーパーってのはお金のない貧乏人が惣菜を買う場所よ?碇指令ともあろうひとがそんなもn……

リツコ「それにネルフには食堂があるのよ?」

レイ「いや、父の真面目な性格なら一段落するまでって朝まで休みそうにないんで。それにリツコさん買うんじゃなくて作るつもりですが」

リツコ「はぁ…レンジでチン♪を作ったなんて言わないのよ?」

レイ「一通り作れるので大丈夫です」

リツコ「はぁ…調理ってのは職人技なのよ?中学生なんかにできるわけがないでしょう?全く何を非科学的なことを…」

レイ「今時小学生d ハッ

レイ(リツコさんって作れないのかしら)

レイ(厳つい見た目で三つ星以上の腕前を持つ男の人だってこの世にはいるのに…)

レイ「そうですね!」

リツコ「もちろんよ、私の頭脳に間違いはほとんどないんだから」

レイ「次の検査をしましょう!!!」

リツコ「えぇ、もちろんそうするわ」

―司令室―

ゲンドウ「冬月、これはお前に頼むぞ。オイ、これは私の受け持ちだ。でな……」

レイ「父さん?」

ゲンドウ「おぉレイ!どうしたもう大丈夫なのか!?それにこんな陰気なところにどうした!?」

レイ「陰気ってこの部屋が?部屋は確かに陰気だけど、空気がピンクピンクしているわよ」

レイ「それに写真多すぎよ///」

ゲンドウ「何、まだ一部だ。コレクションルームがまた埋まってしまってな」

ゲンドウ「新しい部屋ができるまでの辛抱だ。散らかってしまいすまないな」

レイ「ハァ……今何時かわかってる?」

ゲンドウ「ん?もう11時だな。レイは寝る時間だぞなぜまだここにいる」

レイ「父さんに夜食を届けに来たからよ」

ゲンドウ「……!!!」ドッ

冬月「碇、こんなところで泣くな。苦労して書いた書類たちが駄目になるだろうが」

ゲンドウ「いたおか、冬月」

ゲンドウ「お前はいつも無口で影が薄いからな」

ゲンドウ「それにやっていることは私の背後霊ぐらいだ」

冬月「なら答えろ碇、誰がお前の細々とした手続きを済ませておるんだ?」

ゲンドウ「おや?そういえば私は手伝ってもらった覚えがないが、ずいぶんと仕事が早いな」

ゲンドウ「これも私が優秀だからか、仕方ないな」

ゲンドウ「私は少し、頑張り過ぎているようだ。レイ、褒めてくれないか」

ゲンドウ(これで私の株が爆上がりだ!)

レイ「……そうですか、わかりました」

レイ「副指令、余り物で作った細やかな差し入れですが…」

冬月「おぉ!手作りとは何年ぶりだろうか」

冬月「老人には嬉しい限りだよ」

ゲンドウ「お、おい。私への夜食ではなかったのか」

レイ「何のこと?私、人への感謝の気持ちが足りない人って好きじゃないわ」

レイ「副指令、いかがです?」

冬月「これは…なんとも美味しそうだ。では戴こう」

ゲンドウ「悪かった冬月!使徒戦の後始末を手伝ってくれて助かっているぞ!!」

冬月「いや、気にしなくてかまわんよ」

ゲンドウ「あ、あぁ」

冬月「私はレイ君の差し入れを存分に味あわせてもらうからな」

ゲンドウ「やめてくれ!頼む!!」

冬月「冗談だ、碇。娘との一時を邪魔するような真似はせんよ」

冬月(たまにお灸を据えるにはいい機会だ)

冬月「だが、部下を労ることのできないトップはどうかと思うぞ?」

ゲンドウ「すまなかった!なんとかして職員に正規報酬を支払おう!」

レイ「父さん、味はどうかしら?」

ゲンドウ「あぁ、問題ない!最高だ」モグモグ

レイ「よかったわ」モグモグ

ゲンドウ「そういえばレイ、今まで何をしていたんだ?まだ制服のところ家に帰ったわけじゃなさそうだが」モグモグ

レイ「赤、リツコさんからメディカルチェックを受けていました」モグモグ

冬月「おや?もう終わっていると思っていたがまだだったか」

冬月「すまないな、レイ君にはパイロットといえど負荷を掛けすぎだ」

ゲンドウ「あぁ、赤木博士には私から連絡しておこう」モグモグ

電話『ぷるるるるーぷるるるるーガチャはい、赤木リツコです』

ゲンドウ「もしもし、赤木博士か?パイロットとはいえど中学生だぞ」

ゲンドウ「今日はもう終わりにしておけ」

電話『そんな……で………彼女に………ゼー…………』

ゲンドウ「これは 司 令 命 令 だ! 」クワァ!

電話『は、はぁ………では………………………した』プツッ

ゲンドウ「これでもう大丈夫だ、そうだ、話せることは話しておこう」モグモグ

レイ「えっ?」

ゲンドウ「これからの生活についてだ」モグモグ

ゲンドウ「住所は私の家でシンジも一緒にということだが、まだまだ詰めねばならんこともあるだろう」モグモグ

レイ「そうね、じゃあまずご飯の当番だけど…父さんも作りたいんでしょ?」

ゲンドウ「あぁ」モグモグ

冬月(碇が料理を…やはり想像できんな)

レイ「じゃあ交代制になるけど…二日交替でいいわよね?」

ゲンドウ「あぁ、問題ない」

レイ「あ,でも父さんも急ぎの仕事とかが入ったりするでしょ?」

レイ「私だって使徒ってのがまた来たときとか作れないと思うし…」

ゲンドウ「あぁ、だが可能な限り調整する」

レイ「そんな、無理しないで。ただでさえ忙しい職業だってミサトさんが言ってたわ」

ゲンドウ「それは、だが……わかった」

レイ「じゃあ3日くらいは忙しいから私が…」

ゲンドウ「あぁ、だがここは転校する日の予定だから私が代わろう」

レイ「うん、でもコレが…」

ゲンドウ「あぁ、ここはマズイな」

レイ「えっと、じゃあこうして…」

レイ「できたわね、とりあえず1ヶ月分が」

ゲンドウ「あぁ、だが使徒が再来した時はまた練り直そう。一緒にな」

親子やってる…………!?

レイ「じゃあ次は………

――――――――

――――

――

ゲンドウ「よしっ、仕事に戻らないとレイのためになんとやらってな」

レイ「じゃあ、明日も急がないといけないみたいだから…おやすみなさい」

ゲンドウ「あぁ」

冬月「今日は楽しい休憩時間をありがとう、助かるよ」

 ルール作りを終えた親子。
だがその背後には強敵が迫っていた!
次回遅すぎるエヴァンゲリオン 「友だっち何人でっきるかな?」

                        __
                        /:::::::::::: ̄`ヽ
                         /::___:::::::::::::::::::::\
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       / / \  |         \     \::::::::::::::::゙、
         |  / ノ\.ヽ | /          \     ヽ::::::::::::::|
   ,. -―┴‐;;'´/. | ゙, l/          ヽ    `、:::::::/

  /;;;; ::;;;;;;;;;;;;;;;;;7 | .| |              ゙,      Y/
 l;;;;;;;: .:;;;;;;;;;;;;;;;;;/. .! ,' |         /     〉    .//
 !;.,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// l_ノ;:/| /  ̄ ``y'       ハ    //
 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ノ::::::::::ヽ     ハ___/::::ト、  .//
  ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l/-、,,,_::::|       |::::::::::::::::::::;' `'Y/
   |ハ/V\ト、l   _   `ヽ、___,イ::::::::::::::::::/   // >
      ヾ三___/:::::/``'ー- 、,___/:::::::::::_/   ,//「|
        \:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::,:r‐ ''"´  ,.-'´ // .|.|
          `!:::::::ヽ:::::::::::::::::::::ヾヽ-‐ '"´ヽヽ,//  |.|
          「::::::::::::\:::::::::::::::::::ヽ.      //\ |.|
            /-ミ/‐ァ:::入::::::::::::::::::::ヽ.   // ヽ\!.!
         ∠_  | //  .\::::::::::::::::::ヽ.  //   `ー′
         〈.  ヽレ'ノ       \::::::::::::::::::゙,//
          `` '' ´      _):::::::::::::/〉
                 / ヽ ヽ;:::://
                  l  />.` /
                 ` 'ー‐ '' ´  やっぱり私に…友だちなんて

シンジと綾波の見た目は性格が明るい綾波と寡黙なシンジって考えていいの?
それとも女シンジな綾波と男レイなシンジって考えるべき?

はじめの方の誤字がやばい

乙、
>>116
「どろどろ帰る」は卑怯ww

>>129-128
ごめんなさい、言われて確認した際に自分も吹きましたスミマセンでした
>>127
レイとシンジの見た目は、見た目は名前のまんまです
レイが元気になり、シンジが生気をなくして、印象はだいぶ変わっています
ミスがまだ多いのは本当にすみません
最初のレスでってのがまたすみません
見直しが足りなかったみたいですね。

また凡ミスですごめんなさい
>>128-129
ですねこれじゃ見れない

こんばんは
クソミス撲滅に励みたいです

―朝―

ゲンドウ「ただいま」コソーット

ゲンドウ「朝食はどうするか…」

ゲンドウ(1人暮らしが長かったからな…人並み以上の自身はあるが味噌汁だけは、ユイに敵わん…)

ゲンドウ(あまり一緒の時、を……、過ご、せなかっ、たしな…あぁ…あ゙゙あ゙゙あ゛ぁああ)

ゲンドウ「ん?」


レイ「~~♪」

レイ「~~」

レイ「~~、~~~」

レイ「~~~!」

ゲンドウ「ん!?」

レイ「父さんおかえり。今作り終わったところよ」

ゲンドウ「おぉ、おぉぉぉおお゛お゛!!!」

レイ「お疲れ様、ご飯食べましょう?」

ゲンドウ「あぁ…家族がいるって素晴らしぃぃいいい!!!」

レイ「父さん、朝から近所迷惑よ」

ゲンドウ「む、すまない」

レイ「どう?久々の私の料理♪」フンス

ゲンドウ「むぅ…、モグモグモグモグ」

ゲンドウ(あぁユイの味に似ているな、それでいてレイの味だ)

ゲンドウ「生きてで・・・よ゛がっだ!!!」

レイ「ならよかった♪」

ゲンドウ「レイ、同居の第一条件を掲げる。毎朝味噌汁を頼む。対価として私も可能な限り朝、家にいる」

レイ「指令なんだから無理しすぎないでよ」

ゲンドウ「無論だ、万が一倒れてレイと同居できないということになったらいかんからな」

レイ「父さん、今日の置いておくわよ」

ゲンドウ「今日1日人1倍働いて見せよう」

レイ「はいはいじゃあ生きてることに感謝して散歩行くね」

ゲンドウ「気をつけて行ってこい。だが一つ約束してくれ」

レイ「何?」

ゲンドウ「お前はサードチルドレン、世界がお前を欲しがっているのはわかっているな?」

レイ「えぇ、けど黒服さん達もいるんだし心配のしすぎよ」

ゲンドウ「あれもそれなりに信用しているが、限界もある。身の回りには十分気をつけろ」

レイ「もちろんよ、それにサードチルドレンってことも喋るつもりはないわ」

ゲンドウ「だがネルフの敵はかなり多い」

ゲンドウ「それに使徒が襲来するこの街に転校してこようと思うヤツはいない」

ゲンドウ「その時点でエヴァの関係者だと認識されるだろう」

レイ「……わかているわ」

ゲンドウ「出来る限りのことはしたが、少なくない者達が戦闘を目撃している」

ゲンドウ「あの砲撃音や衝撃だけでも、異常な事態だというのは把握できる」

ゲンドウ「こんなところで心配させてすまない」

ゲンドウ「だがその道ではエヴァはネルフの武力的措置として大きな危険を孕んでいるのは確かなこと」

ゲンドウ「無論、下らん茶番をするつもりはない」

ゲンドウ「だが、巨大すぎる力は人々を恐怖させてしまう」

ゲンドウ「……無理矢理呼び出したにも関わらず、力にならなくてすまない」ドヨンド

レイ「だ、大丈夫よ私を誰だと思っているの?」

レイ「知り合いが誰一人おらず、周りから一族の敵みたいな扱いを受けても平気だった私よ?」

レイ「ちょっと危ない人が訪ねてくるかもって言われても慣れてるわ」


ゲンドウ「……」ポワンポワンポワンポワン

~中略~

ゲンドウ「」


ゲンドウ「……すまない、私が力不足なばっかりに」

レイ「わー!ごめんなさい!!」アワッ

ゲンドウ「続けるぞ」

レイ「大丈夫、なの?」

ゲンドウ(威厳が……)(´■ω■`)

ゲンドウ「それにd」グゥォオオオオ!!!

レイ「ひ」ビクッ

ここまで
バカ親じゃなくて親バカを書くのって簡単じゃないですね
昨日の今日なので綾波シンジはまだ居ません
今日中に引っ越しさせます

乙 ゲンドウの親バカぶりがいい感じ

レイに街歩きさせることが決まっているんですがなかなか感じがつかめないです(主にゲンドウの評判とかで)
難しいですね親ばかってのは
何か希望あればお願いします

ゲンドウの評判とは関係ないけど後ろからゲンドウがストーカーして話の内容に一喜一憂したりとか、さくらを立てたりとか欲しい

わかりましたさくらを出してみます
今日は10時ぐらいには書き始めると思います

あらためまして、こんばんは
マリに人間やめさせて猫にするという選択があるんですね

ゲンドウ「ん?なんだ冬月」

携帯『今何時だと思っている!遅すぎだ!』

ゲンドウ「多少は仕方ない、レイのご飯を食べていたのだ」

携帯『む、そうか確かに美味かったからな。多少なら仕方がない』

ゲンドウ「わかったなら―」

携帯『話を聞け!!!』

ゲンドウ「レイ、電話は長くなりそうだ。片付けならやるから出かけてこい」

レイ「父さん、ありがとう」

ゲンドウ「家事に協力するのは、家族の義務だ」

ゲンドウ「それとだ、これほどの朝食を食べれたのだ。夕食は私に振舞わせてくれ」

レイ「(不安だけど)楽しみにしてるわ」

ゲンドウ「気をつけてくれ。心配になれば携帯の……この番号を鳴らせ、2秒と立たずに黒服が着く」

レイ「いってきます」

ゲンドウ「それでなんだ、要件を言え」

携帯『遅れが許されるのも少しならだ!もう十時半すぎておるのだぞ!』

ゲンドウ「なぬ?マズイな、今日中の書類がかなり残っていたはずだが」

携帯『もう家に向かえをよこした!早く来い!』

ゲンドウ「だが、レイが一人で散歩にいった」

携帯『貴様は何をいっておる!?』

ゲンドウ「わからないのか、レイが心配だ」

携帯『諜報部をつけておるだろうが!』

ゲンドウ「心配だ、それに初めての街を歩くレイの反応をこの目に留めたい」

携帯『なら、数日前にエヴァと同じような現実味の高い映像鑑賞装置が完成しただろうが!』

携帯『お前がレイとの交流を記録に残したいなどと抜かしたから!』

携帯『完成させた苦労と隠された涙なしには語れないドラマ!!』

携帯『それに、ネルフ内も含む!』

携帯『す!べ!て!の人が到達しうる場所に設置したエヴァに匹敵する専用カメラ!!』

携帯『あのカメラの開発費も!それを設置した特別部隊の!!』

携帯『心を踏みにじるのかっ!!!!!』

携帯『諜報部に録画させて後で見ればいいのではないか!!!』

ゲンドウ「だがそれでは、この不安は拭えない」

携帯『ネルフの未来と!お前の些末な不安と!!どちらを優先するのだ!?!?!?』

ゲンドウ「無論決まっている」

携帯『謝罪する気持ちがあるなら少しでいい!少しでいいからレイ君特製の味噌汁を分け―」プツッ

ゲンドウ「問題ない、書類は冬月がどうにかするだろう」イソイソ

バタム!

ゲンドウ「諜報部!」

諜報部「はい、ここに」

ゲンドウ「きちんと安全は保障されているんるんだろうな!?」

諜報部「はい、もちろんです。ですg

ゲンドウ「何だ!?今すぐ言え!?」

諜報部「私がここにいる理由は彼らの報告ではなく、副司令の命でお迎えにあがりました」

ゲンドウ「やけに早いが、ではなぜ対個人用捕獲装備をつけている」

諜報部「副司令はお疲れのあなたを労るために、お休みになった状態でお連れせよとのことですから」

ゲンドウ「?……!!」

諜報部「失礼します」

ゲンドウ「読まれ――」

バチッィイ!  ガギョン!

  ブシュゥウ!

バシャッ!  ドルドルドル―


諜報部「「「ハァ……」」」



冬月「全く、少しは私の胃を休ませてくれ……」

レイ「――やったもんがち、せーいしゅんならぁー」


崩れた建物がちらほら見える街を歌いながら歩くレイ。


レイ「つらいーときはいつーだって、そばにーいるぅーかぁらー」フンフーン

レイ(学校は手続きに時間が必要だって言うけど…、父さんのことだから万全を期してレイを守る!とかって言うのよね)

レイ「ゆめはーぁーーでかくーなーけりゃーつーまーらぁーないだろーう」フンフーン

レイ(ふふっ……嫌なところも少なくない父さんだけど、やっぱり“家族”なのかなぁ)

レイ「むねをたたいてぼーぅーけん、しーよぅー」フンフーン

レイ(どっか嫌いになれないところがあるのよね)

レイ「あれが昨日もいったスーパー。いつもは父さんが買い物を…クフ、父さんの料理、楽しみだわ……」フンフーン

レイ(けどあまり面白そうなものはなかったわ、私が壊したせいでしょうけど)


レイが言っているのは彼女の日常と比較してことのことであり、第三新東京に降りる予算かららすれば冬月が思わず暴走するぐらいの軽微である。

――――

――



レイ「はい、この度引っ越してきました碇レイといいます」

おっさん「おい、碇ってつったらあの、厳つい碇のとこの家族か?まさかな」

レイ「碇ゲンドウですか?」

おっさん「おぉともよ!名字が一緒みたいだが、いい奴だ。ちょっと偉い身分してるが、いぃ親父さんよ!」

レイ(え?父さん自分は正体バラすな言っといてどこまで喋っているの?)

レイ「あぁ…私の父です」

おっさん「マジか…アイツは恐い顔してるが悪い奴じゃないからな、大丈夫だよ」

おっさん「おぉ…、確かにおっさんも後20年若かったら狙ってたな」

レイ「えぇそれは、もちろん。ていうか父はどんな話をしてるんですか?」

レイ「お兄さん十分若いです」

お兄さん「えぇ//?そうかなぁ///お兄さんって歳じゃないぞぉ」

レイ「それより父は普段どんな感じなんですか?」

おっさん「あぁ、親父さんとはたまにオヤジの会で飲む仲でなぁ」

レイ「あの、大丈夫ですか?父はあまり酒に強くないはずですが…」

おっさん「おうよ!いっつも真っ先に顔真っ赤にして娘自慢始めるんだよ」

レイ(信用しているのね、あの父さんが)

おっさん「二言目には『レイは可愛い』ってなぁ」

レイ「そんな……////」

おっさん「確かによくできた娘だ!ガァッハハ!!」

おっさん「大事にしてやれよ?」

レイ「はい」

おっさん「お、丁度いい。あっちの方から可愛い嬢ちゃんが来たところだ」

おっさん「紹介するぜ、 お ーー い ! ! !」

レイ「あっち…?目がいいんですね」

おっさん「まぁな!代わりに耳が遠いんだ」

「無事やったんか!おっちゃん」

おっさん「おう!嬢ちゃんも怪我はしたみたいだが今日もエセ関西弁が可愛いぞ」

レイ(なんなのこの可愛い元気なエセ関西弁は)

「嬢ちゃん言わんといて!もぅ~おっちゃんは女の子なら誰でも口説くんやから」プンスコ

おっさん「当たり前だ、可愛いから口説く、そしてオレは可愛い女子にしか出会ったことはない!」

「誰彼口説くんは嫌われるで、ええかげんにしといて!」プンプン

おっさん「ちょうどいいとこに来た、嬢ちゃんに紹介したかったんだよ」

おっさん「きっと嬢ちゃんが一番馴染みやすそうだからな」

「どういうことや!うちはそんな軽い女やない!」プンプン

おっさん「小2でそんなに身がしっかりしてたら将来が楽しみだ」

レイ(この微妙な関西弁が可愛いわ)

「うちはしっかりした人はいいんや!おっちゃんみたいな軽い人はイヤーや!」

おっさん「いいからいいから、こっちの嬢ちゃんがレイちゃん。碇さんとこの自慢の娘だよ」

「あの……ごっつい厳ついおっさんの?」

おっさん「それが本当なんだってさ、なぁ碇レイちゃん?」

レイ「えぇ、こんにちは、ギブスしているけど大丈夫なの?」

「問題ないで!ただの骨折や」

レイ(骨折は痛くないけど重傷じゃないの?)

レイ「お名前教えてくれる?」

「うちの名前か?うちの名前はなぁ」

「教えるわけないでしょ!」

レイ(あれ?信用されてないわ)

おっさん「しょうがないなぁ…碇さんにいっつもお菓子もらっているだろ?」

「そ、そんなことないで!」

おっさん「ツンデレも過ぎると可愛くないぞ?エセ関西弁が可愛くないのと同じでな」

「えっ…うちの関西弁……そんなにイヤ………やったか……?」グスッ

おっさん「ガァアッハッハ!!そんなわけないだろ?可愛いなぁ」

「う、うるさい!」ギャー

おっさん「嬢ちゃん!レイちゃん来たばかりだから案内したってちょうだい」

「おっちゃんがやればいいんやないの!」

おっさん「これでも、頼れる大人だからな。人気者は忙しいんだ」

「警察に追いかけられとるんちゃうん?まぁいいで、やったるわ」

ひょっとして>>1って、すっぱだかシンジのスレ読んでる?

「で、おねえさんいくつなのよ?」

レイ「14よ、第壱中学校2年Aを組に転校する予定なの」

「あ……、あの、きっとバカあにぃがご迷惑かけますよって、どうか堪忍です」

レイ「じゃあ、まず名前を聞いとかないとね」

鈴原サクラ「あの、う、私!鈴原サクラいいます!よろしゅう!!」


―色々打ち解けて―

レイ「じゃあお兄ちゃんのトウジ君ってのがそんなに賑やかなの?」

サクラ「にぎやかどころか喧しいおにいちゃんです」

レイ「そんなお兄ちゃんのこと大好きなんでしょ?」

サクラ「ちゃ、ちゃいます!うちがおらんかったらいっつもヒカリさんに迷惑かけるよって…」

レイ「へぇ~、ガールフレンドがいるの?」

すっぱだかシンジ?
くわしく教えてください

詳しく!

深夜したらばの現行スレで、シンジが常に全裸で頭クルクルパーな事ばっかりしてる状態で再構築スパシンする。

今確か5スレ目で、最初のスレタイが

シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」

で、>>1がたまに言ってたネタもそこにあったりしたもんで。違ってたな。さーせん

確認しました。急ぎ足できりいいとこまでやる

サクラ「残念やけど、ちゃうんです。バカあにぃが鈍感すぎるんや」プンプン

サクラ「ヒカリさんはすっかりその気だってのに…あんまりやで!」プンスコ

レイ「けどね…周りからみてそうだとしても、本人達がそうだとは限らないの」

サクラ「レイおねえ、ちゃん?」

レイ「本人達だけでどうにかすべき問題は、見ているだけにしとくべきなのよ」

サクラ「レイおねえちゃん、あの……うち」

レイ「わかった?そういうのは邪魔にならない距離でニタニタしているだけでいいの」

レイ「飽くまでっその人たちの問題なんだから首を突っ込みすぎるんじゃないわよ?」

レイ(私は首を突っ込むけど。興味ができたわね、もちろんクラスメイト候補としてよ)

サクラ「わかった!それよりレイおねえちゃんのことがうちは知りたいで」

サクラ「あのおじさんとどんな暮らししとるん?」

レイ「それはね――」

サクラ「ほぅほぅ…」ワクワク


―――


レイ「だけどね――」

サクラ「あちゃー」アチャー


―――


レイ「けどやっぱり“家族”よ」

サクラ「……」

レイ「そういうところ含めて、家族なのよ(聞いているだろうしこのくらいね)」

サクラ「……」

レイ「あれ、どうしたの?」

サクラ「うち、うち!感動しました!!」ブワァッ

レイ「え、ちょっと」

サクラ「おじさん、いやおじ様がそんなにかっこいい方だったやなんて知らんかったで!!!」ブワァッ

レイ「そ、そう(あれ?なんか良い流れに)」

サクラ「またお話し聞かせてください!」ズイッ

レイ「は、はい」

サクラ「それとうちのおにいちゃんに、気を付けてください」

レイ「やっぱり、怒られちゃうかな?サクラちゃんに怪我させちゃって」

サクラ「だーかーらちゃうんですって!」

キラッ

レイ「あ、ちょっと待ってちょうだい」


レイ「ただいま、ゴメンね。待たせちゃって」

サクラ「いえ!気にせんとってください」

レイ「続き、お願い」

サクラ「わかりました」

サクラ「あの紫のが飛ばした化けもんで建物の下敷きになったんは事実です」

サクラ「せやけど、あの紫のは建物にぶつからへんようにしてましたし、まず紫んのがおらんかったらうちたち皆死んどったです」

サクラ「それに紫んのは後始末までしっかりしとったのを見ました」

レイ(後始末?消し飛ばしてどこがしっかりとなのよ)

サクラ「悪役をきちんと必殺技で倒す!これは大事や思うんです」

レイ「そうね(しっかりした娘なのに…)」

サクラ「あっ!?」

レイ「どうしたの?」

サクラ「あの、うち黒い服の人たちに絶対話すなって…」

レイ(今更なの?)

レイ「あー、なら謝りにいきましょ」

サクラ「黒服の人たちにですか…?けどあん人たちはもう会わないだろうって」

レイ「私の父さん、そのトップなのよ。だから父さんに謝っておけば大丈夫よ」

レイ「いつも遊んでくれたんでしょ?それなら話ができない相手じゃないんだから」

レイ(父さんから殆どバラしているなら問題ないわよね?)

レイ(それに、父さんが酔っ払っているってことはこの辺の人たちは信用しているはずだもの)

レイ(じゃなきゃ父さんが私の話をするはずがないわ)

サクラ「―はい!」


レイ「じゃ、また会いましょ」

サクラ「電話!買ってもらいますよって!」

レイ「そのときは家に教えに来てね。私の電話は登録してない人からは受信できなくしてあるのよ」

―その後も色々と―

おばちゃん「えぇ!?あなたがあの!」

レイ「はい、碇ゲンドウの娘、碇レイです。いつも父がお世話に……」


少年「紫のウルトラマンがね!助けてくれたんだ!」

レイ「うるとらまんが?私も見たかったわ」

レイ(かの光の巨人に間違えてもらえたならあの苦痛も我慢できるわね)


老人「碇さんとこのおかげで……」

レイ(やっぱりバラしてるじゃない)



青年「ネルフは怪しいところがいっぱいあるけど、碇さんがトップらしいから安心なんだ」

レイ「いいことね(正体バラスなって?)」

レイ(平成仮面ライダーの正体を隠すことと同じくらいに難しいわね)

レイ(どんな優しい世界よ)ケッ

―陽が傾こうとしているぐらい・綾波宅―

レイ(えっなにこの廃墟、野良犬も住み着かないって感じの―)

猫「ニャ!」

レイ(野良猫がいるわね)

レイ(猫?これ猫なの?)

ここまで、
教えてくれてありがとう、こんな自由な可能性もあるんですね

本日はありません
面白いスレを紹介されたのでちょっち頑張って読みあさっています。

優 し い 世 界

こんばんわ、昨日一晩旅行でもした気分です
こんな未熟なスレを見てくださる方がいるか不安ですが、綾波シンジ君同居!まで漕ぎ着けたい
優しい世界、ではないですね。レイちゃんは突っ込みをやめたらボケ殺しの羽目に遭いますから

猫「私は猫ニャ」

レイ「そっか、え?」

猫「にゃー」

レイ「今喋ってなかったかしら?」

猫「にゃー」

レイ「気のせいよね」

レイ(猫がしゃべるなんていう馬鹿馬鹿しい冗談は置いておきましょ)

猫「にゃー」

レイ(私、モフラーなのよね)モンモン

猫「にゃー」

レイ(それも結構中毒気味だわ)モンモン

猫「にゃー」

シンジ「あ、の」

レイ(駄目よレイ、私は今綾波くんに会いに来たの!猫をモフるためじゃないのよ!)モンモン

猫「にゃー」

シンジ「えっと」

レイ(モフっちゃダメだモフっちゃダメだモフっちゃダメだモフっちゃダメだ……)モンモン

猫「にゃあー!!!」

レイ「何なの!?」ビクゥ!


シンジ「碇さん、そこで何しているの?」

レイ「――!」

シンジ「猫を前に何をしているの?」

レイ「……、引っ越しの準備は終わったのかしら?」

シンジ「うん、けどそこで―」

レイ「部屋にお邪魔してもいい?」

シンジ「良いけど…何もないよ」

レイ「綾波くんとお話さいたいだけだからいいの」

―綾波宅・玄関―

レイ「え……、この部屋、父さんが?」

シンジ「そうだよ、あの人が用意してくれた部屋なんだ」

レイ「こんな部屋で今まで良く暮らせたわね」

レイ(崩れかかった天井、壁紙も床もないコンクリに囲まれた部屋)

レイ(さすがに……駄目だわ)

シンジ(この部屋はあの人が用意してくれた部屋)

シンジ(気に入っていた部屋を離れるのは寂しいけど、それよりも碇さんが気になる)

シンジ「何の話ですか?指令なら全部電話で受けるはずだけど」

レイ「別に?綾波くんとお話したかっただけよ」

シンジ「用がそれだけなら帰ってください」

レイ「あなたに興味があったのよ」

シンジ「ボク、に?」

レイ「そう」

シンジ「ボクもあなたには興味があります」

レイ「そう」

シンジ「なぜ、あなたは碇指令をそこまで大切にできないんだ?」イラァ

シンジ「あなたはあの人の子供でしょう?なぜ従順にできないの?」

レイ「じゃあ綾波くんは何で父さんをそこまで大切にしているの?」

シンジ「ボクにとって唯一で絶対の絆だから」

シンジ「ボクはあの人が居ればそれでいいし、あの人の為なら死ぬことだって厭わない」

レイ「!なんで死を平気に思えるの?死は怖いものよ、誰だって自分が自分でなくなるのは怖いわ!」プチッ

シンジ「ボクが死んでも、代わりが居るから。ボクは平気だよ」

レイ「違うわ。“綾波シンジ”は一人しかいない!人の代わりなんていないわ!」

シンジ(綾波シンジには代わりがいるさ、ボク自身に代わりがいるわけじゃないけどね)

シンジ「ううん、ボクの代わりはいっぱいいるんだ。君が知らないだけで」

レイ「なっ―」

シンジ「あの人はこんなこと、話してくれないだろう」

シンジ「それはあなたが、あの人の大切な者であろうと信頼されていない証拠だよ」

シンジ「あなたは何であの人に纏わり付くの?あなたが来るまで指令はまともだった」

レイ「来てから?父さんは元からあんな感じよ?綾波くんが知らないだけで」

シンジ「違う!ボクの知る指令はもっと…!頼りがいのある人で!誰よりも頑張り屋で!誰よりも孤独な人だった!!」

レイ「それはあなたの見方が変わっただけよ。父さんは昔からあんなだもの」

シンジ「ボクは…ボクは!」

レイ「父さんの何を知っているの?父さんは悲劇の主人公でもヒロインでもないわ」


シンジ「何を?」

シンジ(人類補完計画、リリス、アダム、仕組まれた子供達)


シンジ(赤木リツコ博士、MAGI、ナオコ博士)


シンジ(ボクがあの人の一番そばに居る、誰よりもあの人に詳しいんだ)

シンジ「……」




レイ「勝手に父さんを悲劇のヒロインにしないで!」


―綾波シンジ、無事引っ越し終了―


黒服「ハァ……やっと家に帰ったか」

黒服2「サードチルドレンは可愛いわね」

黒服「あぁ…だが、恐ろしい娘だ」

黒服2「そうね、さっきの目なんて全然怖くないのに」

黒服2「心が絡め取られるような恐さがあったわ」

黒服「あれは殺気じゃないさ」

黒服「あれは――人を処分するときの目と同じ色さ」

黒服「おおー怖い怖いってな」

黒服2「途中録画ができてないのはどういいわけするつもりよ」
          イカリゲンドウ
黒服2「ネルフ本部の“怒リ外ン道”を怒らすな、は世界の常識よ?」

黒服「話すも何も無事を確約してもらったんだ、そのまま話すさ」

黒服「そうだな、副指令に取りなしてもらったら万事解決だろ」

黒服2「そうね、じゃあ交代してもらって報告ね」


―しばらくおまちください―

うーんやっぱりルビずれますね今度から“怒り外ン道〝イカリゲンドウ〟”とでもしますね。
無事綾波シンジの引っ越しが終わったので本日はここまでです
次の次回予告のめどがたちません、転校するまでって親バカで進めるならかなり長くなりますね

次のコメントにあなたたちはお前何がしたかったんだフザケンナと怒鳴り散らす――

あなたたちはお前何がしたかったんだフザケンナと怒鳴り散らす――・・・と言うのは冗談ということで乙。おちゃめな司令官やかわいいレイを見れる俺得なスレ

お前何がしたかったんだフザケンナ

残念なお知らせがございます。
しばらく更新できない目処が立ちました
原因は、大概ゲンドウさんのせいです。
怒らないでください、あの人もお茶目なだけなんです。

ゲンドウの奴めッ

喜ばしいお知らせがございます。
大方ユイさんのおかげで問題が片付いたので午後に時間がとれる予定です。

期待してる!がんばれ

ようやくできる!待ってないかもしれないがやります

――小ネタ――



  ノ     ∧     /) ∧
  彡  ノW \从/V  W \   ミ
  (  ノ        |      ノ \)
  ∩V      、、 |       >V7
  (eLL/ ̄ ̄\/  L/ ̄ ̄\┘/3)
  (┗(      )⌒(      )┛/

   ~| \__/ |  \__/ |~     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    爻     < |  ;     爻    < ネルフは従業員募集中だ
    ~爻     \_/  _, 爻~     \______
     ~爻__/⌒ ̄ ̄ ̄~~ヽ_ 爻~
     /    ー ̄ ̄\_ ̄\

  _一‘     < ̄ ̄\\\J
<\       ー ̄ ̄ヽ_ヽJ   ̄\_
  \     _ニニニヽ )       ~\
   \  _/⌒|\ ヽ_~~ ~⌒\_
  __/~    V \_|     ~\_


ゲンドウ「私は第3新東京在住、家族構成は私、亡き妻、愛らしい娘だ」

ゲンドウ「よく裏の稼業ですかと聞かれるが、そんなことはない」

ゲンドウ「その辺の公務員よりもホワイトな職場だ」

ゲンドウ「まず、国連直属の国家公務員だ」

ゲンドウ「福祉厚生は日本一と誇れる職場でもある」

ゲンドウ「まぁ緊急時の安全や、その後の後始末がかなりブラックであるが…」

ゲンドウ「だがD級以下の職員は使徒襲来時を除き11時前には返す」

ゲンドウ「さらにキャリアなどは一切きにしない」

ゲンドウ「キャリアが合っても実力がなければC級止まり、逆に実力があればノンキャリでもA級に取立てる」

ゲンドウ「給料も、B級以上は監査部がしっかりと見極めてから配給するから、ズルなどの心配は無用だ」

ゲンドウ「さらに使徒襲来時などの活躍によっては広報に大々的に活躍を褒め、ボーナスを出す」

ゲンドウ「たとえC級D級であってもしっかり見逃さないように見ているから派遣でも嘆く必要はない」

ゲンドウ「無論職務を忘れ、功に焦った者は減俸が与えられる」

ゲンドウ「危険な職場ではあるが、どんな人でも均等にチャンスが与えられる」

ゲンドウ「しっかり努力すれば人類の救世主になれるかもしれない」

ゲンドウ「そんな職場、NERF本部はいかがでしょうか?」

ピッ

ゲンドウ「フゥ…こんなものか」

冬月「碇、やればできるじゃないか」

ゲンドウ「そうか?昔から私ができる人間だったから―」

冬月「碇、俺とお前が出会った場所はどこだったかね?」

ゲンドウ「……」

―糸冬―

―夜、碇家―

ゲンドウ「どういうことだレイ」モシャモシャ

レイ「何のこと?」モキュモキュ

ゲンドウ「なぜここまでシンジが不機嫌なのだ」コソコソ

レイ「少し口論しただけよ」

ゲンドウ「ハァ…レイのことだから叩きのめしたりしたんだろうな」

レイ「してないわよ、失礼ね」

シンジ「……」パクパク

ゲンドウ「ならなぜシンジが喋ってくれんのだ」

シンジ「なんでもありません、指令」パクパク

ゲンドウ「何があったんだ!?話してくれないか!?」

シンジ「……」パクパク

シンジ(この食事は何だろう?)

シンジ(指令との会話よりも優先すべきだと体が言っているみたいだ)

シンジ(ボクにとって、指令との時間より優先すべきものなどない)

シンジ(……はず)

ゲンドウ(何をしたんだ!レイは!!)

ゲンドウ(今までレイの次に愛を注いできたというのに!)

ゲンドウ(これが反抗期なのか?)

ゲンドウ(だがシンジに反抗期などあったのか!?)

ゲンドウ(う~む…シンジにはまだ改良の余地があると?)

ゲンドウ(それとも、最愛のレイにはシンジを変えるものがあったと?)

ゲンドウ(可能性としては後者の方が高いのだが…)

ゲンドウ(信じたくない話だ)

ゲンドウ(レイを突き放してから5年間…一番愛を注いできたのは間違いなくシンジのはずではないのか)

ゲンドウ(無論初号機のことも大事だが、それはあくまでユイの遺産としてだ)

ゲンドウ(間違いなくネルフでの生活で一番身近にいたのはお互いのはず)

ゲンドウ(何故だ…何故だ何故なのだ…!)ウヌヌヌヌ

レイ「父さん、サングラスが光り輝いているわよ」

ゲンドウ「なぬっ、そうかスマン少し考え込んでいたな」

シンジ「……」パクパク

レイ「父さん」

シンジ「……」ケプー

ゲンドウ「レイ…!」

シンジ「指令」

ゲンドウ「何だ、シンジ」

シンジ「この醤油ラーメン、おかわりってある?」

ゲンドウ「……少しならある、座っていろ」

ゲンドウ(シンジが…食に興味を示しただとっ!?)


―――


シンジ「…温かい」

ゲンドウ「日々の研究と鍛錬の積み重ねだ」

シンジ「碇指令、さっきはごめんなさい」

ゲンドウ「さっきはどうしたのだ?」

シンジ「初めて食べた醤油ラーメンがあまりにも……その…美味しくて………夢中になってました」

ゲンドウ「問題ない、そういうことならむしろありがとうと言わせてくれ」

シンジ「ありがとう……ですか」

ゲンドウ「あぁ、いつも食べてくれる相手は冬月しか居なくてな」

ゲンドウ「老人の食欲は多いものではないからな、鍛錬できる量に限りがあったのだ」

ゲンドウ「たまに作りすぎた時は食堂に流していたのだがな」

シンジ「えっ…じゃあ……たまにある大特価のものは……」

ゲンドウ「7割が私の作りすぎに依るものだ」

レイ(何しているのよ父さん)

シンジ「あの……指令、ボクは…前に食堂でどら焼きを食べて………そのときのどら焼きはすごく…美味しかったです」キラキラ

ゲンドウ「それは…!まさか去年の○月△日のドラえもん特集の時のか!?」

シンジ「はぃ…あの時からボクは…どら焼きが一番の好物です///」

ゲンドウ「そうか!あれは冬月には不評でなぁ……食堂に届いたお便りは目を通したが…直接言われるのは……いいものだな」ウルウル

レイ(そのどら焼き…どんなのかしら)

レイ(あの副司令が食べないのだから……おそらく変わり種よね)

レイ「父さん、そのどら焼きってどんな味なのかしら?」

ゲンドウ「あぁ、あのときはなぁ―」

シンジ「羽毛布団の様にふかふかの生地に包まれた…大海原を連想させる溢れそうな黒餡!それに垂らされたしっとりとした醤油!それに酢で輝きを加えて、しあげにマグマの様な光沢を放つラー油がたっぷりと掛けられている」

ゲンドウ「その名も―」

シンジ「中国風ネコ型ロボット特製どら焼き」

シンジ「あれは実に――」

レイ(和むわ…)

ゲンドウ(これがっ反抗期なのかっ!?!?)

――――

――




シンジ(わからない―)

シンジ(なぜ、ボクは指令の話を無視してどら焼きの魅力を語っていたのだろうか)

シンジ(なぜ、心がポカポカするのだろうか)

シンジ(なぜだろうか……)

レイ(思ったより親しみやすい人で助かったわ)

レイ(それにしても……)

レイ(父さんがあんなに料理の練習をしていたなんて、知らなかったわ)

レイ(何か参考になるものがあるかもしれないわね)


ゲンドウ(何!なの!だ!?)

ゲンドウ(シンジがおかしくなったのか!?)

ゲンドウ(やはり……これが思春期というやつなのだろうか?)

ゲンドウ(何がともあれ、昼間のビデオを見るか)

3Dメガネ「3・2・1・――」


―――


ゲンドウ「おぉ、カメラ目線で体験できるのか」

ゲンドウ「それにしても……鳥の声に風の流れる感覚、本当にリアルだ」キャッキャッ

レイ『――もんがち、せーいしゅんならぁー』


ゲンドウ「むっレイだ!」


レイ『つらいーときはいつーだって、そばにーいるぅーかぁらー』フンフーン


ゲンドウ「そうか…最近は忍たま乱太郎が好み、と……」メモメモ


レイ『ゆめはーぁーーでかくーなーけりゃーつーまーらぁーないだろーう』フンフーン


ゲンドウ「とりあえずこの歌の部分だけ保存しておくか」ウッキウキ
ゲンドウ「おっ、表情が少し明るくなったか、」


レイ『~~♪』

レイ『あれが昨日もいったスーパー。いつもは父さんが買い物を…クフ、父さんの料理、楽しみだわ……』


ゲンドウ「やはり、私が料理をするイメージはないのだろうか」ドヨンド

――――

――



レイ『はい、この度引っ越してきました碇レイといいます』

おっさん『おい、碇ってつったらあの、厳つい碇のとこの家族か?まさかな』


ゲンドウ「おぉ、喫茶店の常連じゃないか、」

レイ『碇ゲンドウですか?』

おっさん『おぉともよ!名字が一緒みたいだが、いい奴だ。ちょっと偉い身分してるが、いぃ親父さんよ!』

レイ『あぁ…私の父です』


ゲンドウ「む、レイに快く思われてない……ようだ………な」ドヨォオン


おっさん『マジか…アイツは恐い顔してるが悪い奴じゃないからな、大丈夫だよ』

おっさん『おぉ…、確かにおっさんも後20年若かったら狙ってたな』

レイ『お兄さんは若いですよ』

レイ『それより、父は普段どんな話をしてるんですか?』


ゲンドウ「なぬ!?それはマズい、やめろ!しゃーべーるーなー!!!」

ゲンドウ「マズイマズイマズイマズイ」デンデンデンデンドンドン


おっさん『えぇ//?そうかなぁ///お兄さんって歳じゃないぞぉ』


ゲンドウ「あわわわわ」デンデンデンデンドンプフォー


レイ『それより父は普段どんな感じなんですか?』


ゲンドウ「」ブファパブファパブファパブンブン


おっさん『あぁ、親父さんとはたまにオヤジの会―』


ゲンドウ「」


レイ『あの、大丈夫ですか?父はあまり酒に強くないはずですが…』

おっさん『おうよ!いっつも真っ先に顔真っ赤にして娘自慢始めるんだよ』

おっさん『二言目には『レイは可愛い』ってなぁ』

レイ『そんな……////』

ゲンドウ「」ポワンポワンポワン


ゲンォウェェエ『私のレイは世界一ぃぃぃいいい!!!』

ゲンォウェエオロォ『私のレイは動作一つ一つが愛くるしくてなぁあ』

ゲンドォロロロロロロロ『れぇいのためならぜーれなどこわきゅにゃいわぁォロロロロロロロ』ゲーッ


―――ポワンポワンポワン


ゲンドウ「あぁぁ゙あ゙あ゛あ゛あ゛」ドヨンド


おっさん『確かによくできた娘だ!ガァッハハ!!』

おっさん『大事にしてやれよ?』

レイ『はい』

ゲンドウ「レイが!私を!!だいじにしてくれるだと!!!」ウヒョヒョ

ゲンドウ「ユイ!私は必ず成し遂げるぞ!」エイエイオー


おっさん『お、丁度いい。あっちの方から可愛い嬢ちゃんが来たところだ』

おっさん『紹介するぜ、 お ーー い ! ! !』

レイ『あっち…?目がいいんですね』


ゲンドウ「む?誰だ。女子なら調査、男子なら厳重に調査だな」


おっさん『まぁな!代わりに耳が遠いんだ』

食事休憩です

ずいぶん長い食事だな・・・。しかし良い作品を作るとき最も大切なのは下準備ッ。きっとすごいものが待ってるに違いない。

食事終わりました

『無事やったんか!おっちゃん』


ゲンドウ「何か…頭に残る声だな……」


おっさん『おう!嬢ちゃんも怪我はしたみたいだが今日もエセ関西弁が可愛いぞ』

『嬢ちゃん言わんといて!もぅ~おっちゃんは女の子なら誰でも口説くんやから』


ゲンドウ「そうか、アイツはタラシだったのか。付き合いを考えなければならないな」キリッ


おっさん『当たり前だ、可愛いから口説く、そしてオレは可愛い女子にしか出会ったことはない!』


ゲンドウ「いつもながら…羨ましい身分だ」

ゲンドウ「だがかまわん、私はユイに出会えたのだからな」フッ

『誰彼口説くんは嫌われるで、ええかげんにしといて!』

おっさん『ちょうどいいとこに来た、嬢ちゃんに紹介したかったんだよ』

おっさん『きっと嬢ちゃんが一番馴染みやすそうだからな』

『どういうことや!うちはそんな軽い女やない!』


ゲンドウ「軽いわけではないがチョロイのは確かだ」ククッ


おっさん『小2でそんなに身がしっかりしてたら将来が楽しみだ』

おっさん『いいからいいから、こっちの嬢ちゃんがレイちゃん。碇さんとこの自慢の娘だよ』

『あの……ごっつい厳ついおっさんの?』

おっさん『それが本当なんだってさ、なぁ碇レイちゃん?』

レイ『えぇ、こんにちは、ギブスしているけど大丈夫なの?』

『問題ないで!ただの骨折や』


ゲンドウ「む、書類の片付けに追われて大事な事を忘れていたか」ガーン

ゲンドウ「子供達の無事、これは親として大人として、忘れてはいけないのに…」ドヨンド


レイ『お名前教えてくれる?』

『うちの名前か?うちの名前はなぁ』

『教えるわけないでしょ!』

ゲンドウ「ハハ……」ポワンポワンポワン


ゲンドウ『お嬢ちゃん、迷子か?』

『キャァァァアアア!!!!不審者やぁぁあぁあああああぁあぁぁあああ!!!!!』

ゲンドウ『!?!?』

『助けてぇぇええええぇええええ!!!』

ゲンドウ『どこだ!?不審者はどこにいる!?』

『あんたやぁぁぁああああ!!!』

ゲンドウ『なっ』

『あんたなんかぁ!あんたなんかぁ!!てぇえええい!!!』カキーン

ゲンドウ『なっ………ガッ      ッァ』ドサッ

―――ポワンポワンポワン


ゲンドウ「最悪な出会いだった」トオイメ

ゲンドウェ

ゲンドウ=不審者  

圧 倒 的 正 解

ユイさん早くゲンドウさんをなんとかしてください!!!

ゲンドウが不審者エンドは可哀想という声が聞こえました。
都合がつきそうなので、トラブルがなかったら今夜、殴られたいです。

始めます

おっさん『しょうがないなぁ…碇さんにいっつもお菓子もらっているだろ?』

『そ、そんなことないで!』


ゲンドウ「うむ、あれからどれだけ苦労したことか」ポワンポワンポワン


~中略~


ゲンドウ「色々あったな」トオイメ

ゲンドウ「だが…一回受け取ってもらえてからはチョロイな」


おっさん『ツンデレも過ぎると可愛くないぞ?エセ関西弁が可愛くないのと同じでな』

『えっ…うちの関西弁……そんなにイヤ………やったか……?』

おっさん『ガァアッハッハ!!そんなわけないだろ?可愛いなぁ』

『う、うるさい!』


ゲンドウ「チョロイ(守らなくては、この笑顔)」



おっさん『嬢ちゃん!レイちゃん来たばかりだから案内したってちょうだい』

『おっちゃんがやればいいんやないの!』

おっさん『これでも、頼れる大人だからな。人気者は忙しいんだ』

『警察に追いかけられとるんちゃうん?まぁいいで、やったるわ』


ゲンドウ「そういえば彼の仕事を知らないな」

『で、おねえさんいくつなのよ?』


ゲンドウ「おぉ!“おねえさん”とは呼び方を心得ている」


レイ『14よ、第壱中学校2年Aを組に転校する予定なの』

『あ……、あの、きっとバカあにぃがご迷惑かけますよって、どうか堪忍です』

レイ『じゃあ、まず名前を聞いとかないとね』

鈴原サクラ『あの、う、私!鈴原サクラいいます!よろしゅう!!』

ゲンドウ「鈴原トウジ、パイロット候補として集められたうちの一人」

ゲンドウ「一応ゼーレの命令で集めてはいるが、私の力が及ぶ限り手は出させん」メガネクイッ

ゲンドウ「そもそも、心の不安定な時期にそんな生物兵器と化させること自体が間違っている!」ダンッ

ゲンドウ「心が不安定だからこそシンクロできるわけでがな……」

ゲンドウ「そしてその安全を確保することが私のっ!ひいてはネルフのっっ―」


ばーん!!!


怒レイ(充血により外見がはやなみぃ)「何時だと思っているの!父さん!!!」



ゲンドウ「……(怖い)」


―———

―—




ゲンドウ「反省します」セイザ

レイ「明日も早いんでしょ?無理しないで寝なさいっ///」

ゲンドウ(寝かけで頬が紅潮しているのもGoodだな)

バタムッ


ゲンドウ(我が娘ながら戦神かなにかかと思ったぞ)

ゲンドウ(だが…)


ゲンドウ「さぁ、バレなかったことだし…静かに再開するか」


――――

――




レイ『じゃあお兄ちゃんのトウジ君ってのがそんなに賑やかなの?』

サクラ『にぎやかどころか喧しいおにいちゃんです』

レイ『そんなお兄ちゃんのこと大好きなんでしょ?』

サクラ『ちゃ、ちゃいます!うちがおらんかったらいっつもヒカリさんに迷惑かけるよって…』


ゲンドウ「鈴原さんとこは本当に家族の仲がいいんだな」

ゲンドウ「私の家族は……私の……か……ぞく………か…………」(´■ω■`)

レイ『へぇ~、ガールフレンドがいるの?』

サクラ『残念やけど、ちゃうんです。バカあにぃが鈍感すぎるんや』

サクラ『ヒカリさんはすっかりその気だってのに…あんまりやで!』


ゲンドウ「そういうことか…あのソバカスの少女が近くに居ると妙に騒ぎ立てるのは」

ゲンドウ「最近の子供は進んでいるのだな、まぁウチの娘は……」ポワンポワンポワン


ゲンドウ『誰だっコイツは!』

レイ『コイツだなんて呼ばないでちょうだい!私の彼氏……ううん夫よ!!』

???『お義父さん!いい加減娘離れしてくれっ!!』

ゲンドウ『ぁぁぁぁああぁぁぁああ゙゙あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!』


―――ポワンポワンポワン


ゲンドウ「ぁ゙゙ぁ゙゙ぁ゛」

レイ『けどね…周りからみてそうだとしても、本人達がそうだとは限らないの』

サクラ『レイおねえ、ちゃん?』


ゲンドウ「レ…ぇ…イ?」ウン?


レイ『本人達だけでどうにかすべき問題は、見ているだけにしとくべきなのよ』

サクラ『レイおねえちゃん、あの……うち』

レイ『わかった?そういうのは邪魔にならない距離でニタニタしているだけでいいの』

レイ『飽くまでっその人たちの問題なんだから首を突っ込みすぎるんじゃないわよ?』

レイ『……』


ゲンドウ「娘離れ…の時期なのか……………………か?」

サクラ『わかった!それよりレイおねえちゃんのことがうちは知りたいで』

サクラ『あのおじさんとどんな暮らししとるん?』


ゲンドウ「えっ」ギクッ


レイ『それはね――』

サクラ『ほぅほぅ…』


ゲンドウ「あばばばば」


―――


レイ『だけどね――』

サクラ『あちゃー』


ゲンドウ「おぉ…」ホッ


―――


レイ『けどやっぱり“家族”よ』

サクラ『……』


ゲンドウ「……」


レイ『そういうところ含めて、家族なのよ』

サクラ『……』

レイ『あれ、どうしたの?』

サクラ『うち、うち!感動しました!!』

レイ『え、ちょっと』

サクラ『おじさん、いやおじ様がそんなにかっこいい方だったやなんて知らんかったで!!!』

レイ『そ、そう』

サクラ『またお話し聞かせてください!』

レイ『は、はい』


ゲンドウ「……」ポロポロ

レイ・・・いい娘や(ToT)ゲンドウさん子育て成功してるなぁ〜

サクラ『わかった!それよりレイおねえちゃんのことがうちは知りたいで』

サクラ『あのおじさんとどんな暮らししとるん?』


ゲンドウ「えっ」ギクッ


レイ『それはね――』

サクラ『ほぅほぅ…』


ゲンドウ「あばばばば」


―――


レイ『だけどね――』

サクラ『あちゃー』


ゲンドウ「おぉ…」ホッ


―――


レイ『けどやっぱり“家族”よ』

サクラ『……』


ゲンドウ「……」


レイ『そういうところ含めて、家族なのよ』

サクラ『……』

レイ『あれ、どうしたの?』

サクラ『うち、うち!感動しました!!』

レイ『え、ちょっと』

サクラ『おじさん、いやおじ様がそんなにかっこいい方だったやなんて知らんかったで!!!』

レイ『そ、そう』

サクラ『またお話し聞かせてください!』

レイ『は、はい』


ゲンドウ「……」ポロポロ

おっと、連投ミス

サクラ『それとうちのおにいちゃんに、気を付けてください』

レイ『やっぱり、怒られちゃうかな?サクラちゃんに怪我させちゃって』

サクラ『だーかーらちゃうんですって!』


レイ『あ、ちょっと待ってちょうだい』


ゲンドウ(何だ…?なぜこちらに向かってくる…?)

レイ『……』

レイ『黒服さん、なんでこんなところで撮影しているのかしら?』

黒服『え!?いや私たちはただのテレビで―』


ゲンドウ「なっ」


レイ『じゃあそのでっかいカメラは何?』

黒服『あ、あのこれは』

レイ『そんな大きいカメラなんて特務機関以外で手に入ると思えないのだけど』

レイ『沈黙は肯定よってのは有名よね、とりあえずマイクの電源落としてもらうわ』


 プチン!


ゲンドウ「なんだ!何も聞こえないぞ!?」

黒服「……」

レイ「ちょっとガールズトークがしたいから録画をやめてほしいの」

黒服「……、ですが」

黒服2「ガールズトークですか?」

レイ「そうそう、だからお願いできます?」

黒服2「えぇもちろん!女の話を聞くなんて言い趣味じゃないって言ってやるわよ」

レイ「あ、いえそこまでやったらあなたが…」

黒服2「あ、ごめんなさい口出ししすぎですよね」

黒服「……わかった」

レイ「お願いします…」(゜゜)(。。)ペコッ


ゲンドウ「全く……アイツらは首確定だな。あぁそうだ、すぐにでも冬月に連絡を―」

 ブゥウン


ゲンドウ「おっ直っ――」


レイ『父さん?わかったわよね?心配なのはわかったからこんな可哀想な仕事をさせないであげて』

黒服『いや、私にはご褒美です』ボソッ

黒服2『黙りなさい馬鹿が』ゴンッ


ゲンドウ「バレていた…のか」ヤバイナ

―――数時間前

レイ「報告は私からするから。副指令ならわかってくれるわよ」

黒服2「えぇ、助言までありがとう」

レイ「……」プルルルル

携帯『なんだね、レイ君』

レイ「あの…、ガールズトークがしたかったんで私の盗撮をやめさせました」

携帯『なぬっ!?居場所がばれていたのか…』

レイ「あれだけ大きい機材を運んでいたらネルフ関係者なら気づくかと」

携帯『それもそうだな…』

レイ「とりあえず盗撮ってのは嫌なんで私の部屋や、ネルフの更衣室だけでも画質を下げてください」

携帯『うむ…、あいつはそういう感情を塵微塵抱かんやつだがレイ君にとっては我慢できないことだろう』

携帯『私がなんとしてでもやめさせる』

携帯『回収も少し時間がかかるが今週中には終わらせよう』

レイ「ありがとうございます」

携帯『何、それといってはなんなのだが今度私の部屋に一度―』

レイ「???、えぇいずれ」

ゲンドウ「あぁ途中で切れてしまった、これでは……だがレイが………」ブツブツ

ゲンドウ「なっそれは家庭崩壊の危機ではないのか!?そして私は……」ポワンポワンポワン


~中略~


ゲンドウ「」(´■ω■`)ドヨンド


シンジ(煩くて寝れないなぁ…けどそんな指令の声が聴けて幸せ…♥)

~日の出の頃~

レイ(朝ご飯作らなきゃ…)

レイ(今日はジャガイモの味噌汁だったわね)

レイ「んっ」ヌギヌギ

レイ「そうだったわ、今日から学校よ」

レイ(初日だし準備は万全にしなきゃ、ね)ゴソゴソ

レイ「かばん、教科書各種SDカード良し、本体良し、ノート各教科良し、白い靴良し、制服は…」

レイ薄い乳白色の上下下着、同じく乳白色系統でメッシュのスリップ、上下指定の制服に薄い水色のオーバーパンツ」

レイ(うん、完璧ね)

レイ(ただでさえ父さんのせいで知名度はおかしいことになってるんだから…マトモアピールを万全にしなきゃすぐハブられちゃうわ)トントン

レイ(そもそもバレなきゃいい話なのはわかっているけど…無理よね)トントン

レイ(エヴァの仕事上早退や休みは少なくないし…それはまだ病弱設定にすればどうにかなるわ)ジャポジャポ

レイ(けどそのキャラは綾波くんで定着しているみたいだしね…キャラ被りは何かと目立つわ)サクサク

レイ(あと……サクラちゃんのお兄さんね、最初は父さんに喧嘩売ることを考えたらしいし…まぁあの厳つさは諦めるわよね)ゴシゴシ

レイ(どっからかパイロットが中学生だってのを聞きつけて…殴り倒さなきゃ気が収まらないとか)ゴシゴシ

レイ(どうにかして回避できないかしらね……)ハァ

シンジ「……ふぁ」ムニャムニャ

シンジ(何だったんだろう、昨日の騒ぎは)

シンジ(今日も指令のご飯が食べられないかな…)

シンジ(けど…レイさんの作るご飯にも興味はあるな)

シンジ(いや、どうでもいい……食事なんて、どら焼きで済ませれば良いんだ)


ゲンドウ「ぁあうぅう」バサッ

ゲンドウ「朝か」

ゲンドウ(昨日は興奮しすぎていたな、恥ずかしい)(///■∀■///)

ゲンドウ(そうだ、今日はレイの朝ご飯だ)

ゲンドウ(朝、誰かの声がするのはいいものだ)

レイ「よしっ」カチャッ

レイ「綾波くん、起きてるかしら?」コンコン

シンジ「うん、起きてるよ」ガチャ

レイ「朝ご飯できたわよ」

シンジ「……」ピクッ

シンジ「すぐ行く」パタパタ


レイ「父さーん」コンコン

ゲンドウ「何だ」バタバタガチャリ

レイ「朝ご飯、出来たわ」

ゲンドウ「そうか、わかった」ノソノソ

レイ「準備、出来てたのね」

ゲンドウ「あぁ、少し仕事していただけだ」

レイ「ご苦労様」

ゲンドウ「助かる」

ゲンドウ「うむ……では、」


ゲンドウ「戴きますぅ!!!」ウッヒョー


レイ「戴きます」


シンジ「……戴きます」ボソッ



ゲンドウ「ジャガイモが柔らかいな」モグモグ

レイ「ありがとう」パクッ

シンジ「……!」パクゥッ

ゲンドウ「どうした、シンジ」

シンジ「###や̘̣͔͙͎͎̘̜̫̗͍͚͓̘̣͔͙͎͜͜͜͜ば̘̣͔͙͎͜͜ơ̟̤̖̗͖͇̍͋̀͆̓́͞͡い̜ͪ̅̍̅͂͊うm しま̘̣͔͙͎͎̘̜̫̗͍͚͓̘̣͔͙͎͜͜͜͜す̘̣͔͙͎͎͜͜ơ̟̤̖̗͖͇̍͋̀͆̓́͞͡か̜ͪ̅̍̅͂͊ ̘̣͔͙͎͎͜͜いh」ボロボロ

レイ「!?」

ゲンドウ「!?!?!?」

シンジ(ボクは…ボクは泣いてるのか?)

シンジ(これが涙……理解できない、なぜ泣いているのだろう)ボロボロ

あっスミマセンこう書くべきたったか

ゲンドウ「だっ大丈夫か?」オロオロ

レイ「狼狽えないで……はい、ハンカチ使って?」

シンジ「……うん」ゴシゴシ

ゲンドウ(泣いた……!?育ての親である赤木博士が死んだ時も眉一つ動かさなかったあの……シンジが………!?!?)Σヾ(★Д★)ノバリーン

ゲンドウ(……エヴァなどという未知の力に頼るぐらいなら可愛さという力に頼ってもいいのではなかろうか)オチツイタ

レイ「もう……綺麗な顔しているんだからちゃんと拭きましょ?」フキフキ

シンジ「……うん………お願い」ボソボソ

ゲンドウ(性格も…器量もいい美少女がこの世に何人いると言える?)

ゲンドウ(もしかして…育ての親たちは偉業を成し遂げたのでは……)

レイ「ハッ、早くいかなきゃいけなかったのに!急がなきゃ」

シンジ「そうだね」

ゲンドウ「送ろう―」

レイ「いらないわ」

シンジ「遠慮します」

ゲンドウ「そうか」(´■ω■`)

レイ「そんな顔しないでよ、昨日みたいに誘拐したくないって副指令がいっていたわよ?」

シンジ「!?」

ゲンドウ「……仲良くなれたようで何よりだ」

レイ「いってきます」

ゲンドウ「……あぁ」

シンジ「指令…」

ゲンドウ「……無理はするな」

シンジ「…!……はい」パァー

―壱時間後ほど―


根府川「えぇ~本日は公平でー厳↑正↑なー↓マルドゥック機関に選ばれた新たな生徒が加わります」

センセー!セイベツハドッチデスカァー!? ガンメンヘンサチドンクライー? セメテタブリスサマトハイワナイケドラミエルグライハァ

根府川「そこ、ゲームの話を授業中にしないでください。じゃあ入って」

レイ「……」ガラッ


……。


レイ「こんにちは」ニコリ


キャァァアアアア!!! カワィイイィヨォォオオオ!! 3ジゲンニテンシガイルナンテ…

レイ「えっと…」

根府川「碇、隣に人がいない方がいいですか…?」

レイ「平気です」

根府川「じゃあ綾波さんの隣に、そこの赤い目の娘ですね」

レイ「h―」


キィィィィィィィ!!! ァアアアァァァアアア!! フィィィイイイ!!!!!


レイ「あー、隣、よろしくね?」

シンジ「うん」

アノコオリオトコォォォオオオ! ナッレイチャンニナンテコトイウノヨォォォ!!!

   アンタラコソチャンガタンニナッタトキガオマワリヨッォォォ!!!


根府川「じゃ授業始めるので、声が通るようにお願いします」



―――

根府川「――というわけで、人類は科学の発達とともに爛熟した文明を謳歌してきたわけですが」

根府川「すべてが灰燼に帰す時がやってきたのであります」

根府川「20世紀最後の年、巨大隕石が難局に衝突しやがったことになっているのは前回話しましたが」

根府川「これにより氷の大陸は一瞬にして溶解し、海洋の水位が20mは上昇したのは周知の事実ですよね?」

根府川「そして干ばつ、洪水、片親の異常な増加、世界中での火山活動の活発化等々異常な事態が世界中を襲い、さらに――」


『ねぇねぇ聞いた?』カタカタ

『なによ?』カタカタ

『あの転校生がアノ子だってよ?』カタカタ

「え゛っマジ!?!?」

根府川「これが世に言うセカンドインパクトなわけですが、世に言わないセカンドインパクトがあります」

根府川「南極へ派遣された葛城調査隊、そしてその目的は人類補完計画の確実性を示す証拠、第一使徒“アダム”を発見、調査することでありました」


レイ「……」ピロリン☆

レイ(確か…学校の個人のチャットよね)


根府川「葛城調査隊はS2機関を解析しようというサークルのようなものでありましたが、本人達の知らない所で後援者であるゼーレの手足になっていました」


レイ(役立つのは授業中の内緒話ぐらいだって綾波くんは言ってたわね)

レイ(そもそも……、綾波くんがチャット使うのかしら?)


根府川「ゼーレはアダムを発見するとともに人の科学技術をもってして人の制御下におこうとするわけですが、方法としてはかなり荒っぽい方法ですね」


匿名希望『ねぇねぇ碇レイさん』


根府川「その方法とは人間のをアダムにシンクロさせて制御するというものです」

根府川「結果として失敗に終わり、アダムは覚醒。ですが葛城調査隊の英断によって、即時ATフィールドの崩壊」

碇レイ『はい、碇レイです』

匿名希望『レイさんってあの紫のロボのパイロットって本当?』


根府川「中途半端なものであったため肉片は残りましたが、本来は覚醒した時点で人類にみらいはないものを半分の犠牲ですませられました」


碇レイ(早いわね)

碇レイ『街中で暴れた馬鹿なパイロットにどんなご用があるの?』


根府川「しかしまだ終わってはいません!!!」


匿名希望『えっいや私達を助けてくれたロボットにお礼が言いたくて…』

碇レイ『そう、私は知らないわ』


根府川「人造人間エヴァンゲリオン!使徒のコアと人の脳をシンクロさせるという方法はあいだに血のつながりがある魂をクッションを挟むことによって実用化されています」


匿名希望『そっか…でもレイさんのお父さんってあの碇ゲンドウって人でしょ?』


根府川「エヴァンゲリオンの適格者として集められたあなたがたには、いつ召集がかけられるのか分かりません」

碇レイ『そうよ』

匿名希望『碇さんってネルフのトップよね?』


根府川「気をつけて下さい。あなたの家族が転んだり、箪笥の角に小指を打ち付けた程度で病院に入院することがあれば…」

根府川「その影にはネルフがいるかもしれません」


レイ(どうしようかしら、すぐ答えなきゃ怪しまれちゃうし)

碇レイ『そうっだったの?知らなかったわ』

匿名希望『そんな、自分の父親よ?そのぐらい…』

碇レイ『じゃああなたは自分の父親の肩書きを知っているのかしら』

匿名希望『もちろん、ネルフのC級職員よ』

匿名希望『私の父が噂していたから知りたかったの』

碇レイ『えっ大丈夫なの?』

匿名希望『どゆこと?』

碇レイ『前に父が言っていたけど、ネルフに関することは噂話のレベルでも国家機密の扱いだって』

メガネ(やっべ…やっぱハッキングしたのはマズイかな?)

メガネ(……嫌、悪くない、知る権利があるじゃないか!)

メガネ(それにパスを書いたメモなんかを机の引き出しにしまってた父さんが悪いんだ)

メガネ(マニアの知識欲を舐めるなっ)



ガヤガヤ ワイワイ

―――


レイ「綾波くん、ちょっといい?」

シンジ「なに?碇さん」

レイ「大事な話だから屋上に来て欲しいんだけど…」

シンジ「えぇ」

「なんやて!?アイツがパイロットなんかいな」

「うん、間違いないね。元々14歳の中学生ってとこまでわかってるんだ」

「せやけど……女子を殴るわけには………けどサクラが……けど女子を……」

「先いってるね?」


―屋上―

レイ「話なんだけど―」

シンジ「お弁当食べながらでもいいかな?いいよね?いいね?」

レイ「そうね」

シンジ「うん、モグモグ…食べなモグモグ…卵焼きふわとろぉ…がらでも話…モグゥ…このふりかけは味噌汁の煮干しか…は聞ける」

レイ「先に食べましょ」

―――
――


レイ「根府川って先生、あだ名なの?」

シンジ「うん、ことあるごとにセカパク以前の根府川はよかったていうから」

レイ「じゃあ本名は何て名前なの?自己紹介の時もただの老教師って言われたわよ?」

シンジ「誰も、知らないんだ」

レイ「そういえば綾波くんって…、父さんに執着しすぎてないかしら?」

シンジ(むしろ……何であなたは、そこまで指令の寵愛を受けながら執着できないのか)

レイ「……」

シンジ「……」

シンジ「……」イラッ

パァン!

レイ「えっ?」

パァン!!

レイ「ちょっと威力が上がっ―」

パァン!!!

レイ「理不―」

パァァン!!!!

レイ「何なのよ?」プチッ

シンジ「怪我人への配慮はどうしたの?」

レイ「わけがわからない―」

ズザザッッ!!!

シンジ「っ―」

レイ「大丈夫?怪我人に何するのよ!!そこのジャージ!!!」

シンジのヤンデレ・・・いいな

ジャージ「あァアアアん!?誰がジャージじゃボケ!!」

レイ「だって…あなたの名前、知らないもの」

ジャージ「クラスメイトの名前を知らんっちゅーことはないやろ!!!」

メガネ「トウジったら…、自己紹介ぐらいしなよ転校生と綾波相手にそれは酷いじゃない」

メガネ「それにいきなり助走をつけきでとび蹴りは駄目だと思うよ?」

ジャージ「わかった。わいの名前は鈴原トウジや!今、ここで!覚えろや!!!」

シンジ「なぜ?」

トウジ「なぜって……っそりゃ学校生活っちゅーなの必要やからや!」

シンジ「なぜ?私の学校生活にあなたは必要ないわ」

トウジ「なっ……!!!」ワナワナ


メガネ「あ、僕は相田ケンスケ。特徴はHENTAI、気持ち悪い、ソバカス、爆発してほしい人№1だってよく言われるよ」

レイ「もう…、何なの!?」

ケンスケ「いやね、トウジがどうしても訊きたい事があるって聞かないんだよ。まぁ大方恋人はいるのぉ?とかそんな感じさ」

トウジ「ちゃうに決まっとるやろ!」

ケンスケ「じゃなんだってのさ?他に君が興味ありそうなことってないと思ったんだけど」

トウジ「あるわ!ええか?転校生、ひとつだけ訊くで?」

レイ「…何なの?」

トウジ「お前、あの紫のかっけぇーロボのパイロットなんか?」

シンジ(この場合は…マニュアル213)

シンジ「ボクがそうだよ、ボクがエヴァンゲリオンのパイロットだ」

トウジ「歯ぁくいしばれぇぇぇぇぇぇええええええ!!!!!」

シンジ「ぶべっっ」

レイ「何をしてくれているの!?あなたたち何やっているのかわかっているの!?」

トウジ「天罰を与えてさしあげとぉーちゅーんや!」

レイ「天罰とは思えないわね、エヴァがいなきゃあなたたち、死んでいたのよ?」

トウジ「せやけど!!パイロットがビビって出撃に手間どったんやろ!!!」

トウジ「お前が乗らなアカンゆうところで渋ったせいでどんだけの人が怪我した思っとーねん!!!」

レイ「一つ訂正させてもらうわよ」

トウジ「なんや、まだかばうつもりか?」

トウジ「男が女子に庇ってもろて恥ずかしないんか!スパっと自分が悪うござんしたって認めろや!」

レイ「待って、紫のパイロットはこの、私よ」

トウジ「はっ?」

ケンスケ「こいつの父親が碇ゲンドウでネルフのトップである以上、庇ってくれる影武者がいるって訳か…」

ケンスケ「じゃないのか、碇レイさん?」

レイ「……」

レイ(まぁ、エヴァに関しては最高機密じゃなかったっけ…けど、綾波くんが代わりに殴られるなんてのは認めないわよ)

トウジ「おぃ綾波!お前この期にい及んで良いわけするつもりか!女子庇っていいこちゃんぶんな!!!」

シンジ「嘘は…いってないよ、ボクだってエヴァのパイロットには違いないからね」

トウジ「はぁ?」

ケンスケ「……なるほど」

ケンスケ「パイロットが使えないときの予備ってわけか」

シンジ「そういうこと」

レイ「ちょっと待ちなさいよ、勝手に話を進めないでちょうだい」

トウジ「なんや!」

レイ「本当に、あなたはパイロットのせいで妹が怪我をしたと思っているの?」

トウジ「あん?もちろんやで!!パイロットが責任から逃げたから無関係の人が怪我するんやろが!」

レイ「ハァ……」

シンジ「……何を無責任なことを」

トウジ「なんや!」

シンジ「無責任はどっちだって言っているんだ」

トウジ「ァアン?」

シンジ「自分には…何の力もない癖に」

シンジ「所詮、エヴァの足踏み一つで死ぬ存在が…」

シンジ「何を言っているんだ?」

トウジ「っっ……脅しとるんか!?」

ケンスケ「言っただろ…?所詮民衆の意見なんかネルフは受け入れやしないって」

レイ(あれ……?これ…かなりマズイわよ、ね?)

トウジ(これ、逃げな命の危機っちゅーんやないか?)

トウジ「……」

シンジ「……」

レイ「……」アセアセ

ケンスケ「……」ハァ


トウジ「覚えてろーー!!!!!」


トウジ「行くで、ケンスケ!」

ケンスケ「また…よろしくね」

“友だち”とよべる相手が数人できて安堵するレイ。
だが鈴原サクラに忠告されていた鈴原トウジとのファーストコンタクトは最悪なものであった。
そんな中、使徒が襲来してゲンドウは―トウジは―どんな判断を下すのか?
 次回、遅すぎるエヴァンゲリオン「仇敵から親友へ鞍替えするにはどうするのか」

  _(\---------------_
   >            ヽ,
 <              ヽ
  >  (/V"~~~~~~~~~~~>    |
  ~~|/        |    |

    /   /~~~~~\  |     |
    |ヽ  ~~~~Oヽ   ヽ    |
    |ノ  ーーー    | /"ヽ|
   /ヽ-  //      V/~||

   | ______         > /
   |\____>       /__/

    | ー        / |/
    |        /   |
    |_______       |

        |  | ̄ ̄ ̄ ̄~/~ヽ
     (~~~~~|  |\_____/  (
      )  /  |       |「えっ次回もっっサービスサービス?サービスっちゅーんは言われんでもするもんや!」

ここの先生も機密事項だだ漏れかww

殆どのエヴァssでトウジやケンスケに甘いんだよなぁコイツら障害残るレベルで痛め付けてわからせないといけんやつらやと思うんやけどなぁ

まだ中学生なんだから認識の甘さ云々とかは見逃してあげるべきだろうし、メタな話するとエヴァは登場キャラが少ないから下手にボコっちゃうと初期のシンジの友だち候補がいなくなっちゃうからでしょ。話が作れん。

某SSではトウジがフルボッコにされたり鼻の骨折られて顎砕かれたり筋肉バスターかけられたりしてるじゃないか

本日できるかどうかはわかりませんが、私はゲンドウさんが非道なことをしないと信じています

ゲンドウさん落ち着いてぇぇぇぇ

トウジ君の末路は知りませんが、再開しますね

―夜、碇家―

レイ(二人だと気まずいわね)

シンジ(美味しい)パクパク

レイ「綾波くんは予備パイロットじゃないでしょ?」

シンジ「ううん、嘘はついてない」

シンジ「ボクはエヴァ零号機専属パイロットであると同時にエヴァ初号機予備パイロットだよ」

シンジ「最初に出会ったときはボクが初号機で守ったじゃないか」

レイ「そうだったわね、私も……父さんにあえて驚いていて……」

レイ「ぜろ……ごうき?」

シンジ「?」

レイ「ゼロってことは…実験用なの?」

シンジ「なぜそう思ったの?」

レイ「だって、最初の試作機ってめちゃくちゃな強さか……もしくは戦闘では使い物にならないかのどちらかじゃない」

レイ「あのとき零号機を使ってなかったでしょ?」

シンジ「指令がバレるまで喋るなって言ってた」

レイ「バレたから離して大丈夫よ」

シンジ「そっか」

レイ「そうよ」

シンジ「まず補足をするけど、プロトタイプがめちゃくちゃに強いってのは某ガ○ダムの概念でしかないんだ」

レイ「えっ」

シンジ「プロトタイプがエヴァ自体の実験機でテストタイプが装備品や外部パーツの実験機なんだってよ」

レイ「知らなかったわ」

シンジ「テストタイプが強い風潮も、新たな装備品をいち早く実戦投入されるからであって、別に性能は本物より低いんだ」

シンジ(しばらく前から、やけに魔改造を施し始めた気がしないわけでもないんだけど)

レイ「それって貴方は私より危険が多いってこと?」

シンジ「うん、けど練度が違うから結果的な危険度は変わらないよ」

レイ「でも…忙しいでしょ?」

シンジ「うん、けどボクは君よりもスケジュール管理が上手だから」フフフ

レイ「そうね」フフフ

レイ(それであの大怪我なら笑えないのだけど)ドヨッ

シンジ「あぁ…気にしないで、怪我は大したことじゃなかったんだよ」

シンジ「そのまま出撃しちゃったから大怪我になったんであって元々の怪我は安静にすれば何も問題なかったんだ」

レイ「えっじゃあ……」

シンジ「気にしないで、これがボクの仕事だ―」


 バターン!


ゲンドウ「無事かっレイ!!」アセアセ

シンジ「ボクなら―」

ゲンドウ「レイは!無事なのか!?」ピキピキ

レイ「無傷よ」

ゲンドウ「そうかぁ~よかった…」ホッ

レイ「父さん?仕事はどうしたの?」

ゲンドウ「ん?焦ったのは確かだがな、指令としての責務を怠ってはいけないとレイに言われたからしっかり終わらせてから帰ってきたぞ」

シンジ「指令?」

レイ「父さん、今日の分の仕事って何時までかかる予定だったかしら?」

ゲンドウ「もう少し早く終われ―」

冬月「本来なら後2時間はかかるはずだったのだがな…こやつは終わらせたんだよ大した男だ」

レイ「」

シンジ「し、れ…い?」ビクッ

司令がもうナイスすぎる。こういう大人になりたい

ゲンドウ「喋るな、冬月。子育てに悪影響だ」

冬月「おや?育児放棄しておいて親づらするのかね?」

ゲンドウ「結婚すらできないヂヂイが何をいうか」ピキピキ

冬月「睨むだけでヤクザも泣かせるヤツより教授経験のある私のほうがデキると思わんかね?」

ゲンドウ「教授など所詮 他 人 でしかないのだよ」

冬月「そうかね?ユイ君は私を前にするといつも―」

ゲンドウ「いやいや、ユイの癖ひとつま―」


怒レイ「あの、両親の痴態なんか聞きたくないです^^」

荒波シンジらんない「指令、ご飯待たせないでくれますか?^^」

ゲンドウ(あの…お二人さん?)

冬月(シンジ君はここまで夢中になるご飯とは食べてみたいものだ」

レイ「ところで、副司令はなぜ来たんですか?」

冬月「あぁ、ぜひレイ君の食事に預かりたいと思ってな」

ゲンドウ(この死に損ないが)

シンジ「ボクの分が減るのは嫌なんで帰ってください」

冬月(あれ?)

ゲンドウ「そうだ、副司令としての努力は認めるがこれはこれだ」

レイ「副司令、ご苦労様です」

レイ「いっっつも父がお世話になりっぱなしなので今日の夕ご飯を作らせてください」

冬月「おお、ありがとう」

冬月「最近は老人を労ってくれる人も少なくてな、心に染みるよ」

ゲンドウ「そのまま逝ってしまえばばいいのだ」

レイ「ではこちらの席にどうぞ、“冬月先生♪”」

冬月「うむ」

ゲンドウ「!?何をいっているのだ!レイ!!」

レイ「いつもお世話になっている人に副司令呼ばわりは失礼でしょ?」

レイ「別にコウゾウ先生でも良かったんだけどさすがに遠慮するって言うから」

冬月(少しずつ好感度をあげて自らそう呼ばせることに意味があるんだよ)フフン

レイ「わかったら席に座って、パパ」

ゲンドウ「っっ~~  」ブクブク

冬月「食事前に泡を吹くな」


シンジ「茶番は終わった?」

レイ「はい、食べましょ♪」

ゲンドウ(レイは誰かに料理を食べてもらいたいのか)

冬月(――いかんいかん意識が飛んでおった)

シンジ「いただきます」


冬月「―――」

レイ「冬月先生?」

冬月「懐かしいな」ポロポロ

冬月(ユイ君が居た頃を思い出させる味だ)

冬月(昔を思い出させる古くささがあり、それでいて優しく癒やしてくれる)

冬月(………あぁ、心が洗われる)

冬月(本気で俺は…このときの…為に15年生きてきたのかも……しれぬな)

レイ「えっと…そんなに口に合わなかったですか?」オドオド

ゲンドウ(困っているレイの顔可愛い)ホッコリ

シンジ「それは聞き逃せない」

冬月「レイ君」

レイ「はい」

冬月「けっ―っっ!」

冬月(何を馬鹿なことを言おうとしたのだ俺は)ハァー

レイ「どうしました?」

冬月「いや、なんでもない。美味いな…あぁとても美味い」

レイ「よかったです///」

ゲンドウ(はにかむレイの顔可愛い)

冬月「よかったらたまにでいい、食事を食べさせてもらえないかな」

レイ「お弁当ならつくってあげれますよ?」

ゲンドウ(小悪魔なレイの顔も可愛い)ホッコリ

冬月「そうかね、週1くらいかね?」

レイ「いえ、別に毎日でも困りませんよ?」

冬月「なっそんな…迷惑を掛けるわけには―」

レイ「父と綾波くんに作ってますから一人分増えても変わりませんよ」

冬月「ほ、本当に…いいのかね?」

レイ「しつこいですよ、先生」

ゲンドウ(たしなめるレイの顔も可愛い)ホッコリ

冬月「そう、そうかね…ありがとう」

シンジ「おかわり」

冬月「私も頼む」

レイ「もう…はいはい♪」

ゲンドウ「手伝おう」


―碇家の夜はほっこりと過ぎてゆく―

―数日後―

私はエヴァの訓練と学校の忙しい日々に慣れてきていた。
けれどネルフでは皆に気遣われていたし、学校でもそれなりに“友だち”と呼べる人ができはじめていた。
使徒もこないし――とても平和な日々を過ごしていた。
……昼休みを除いて。


シンジ「ん、美味しい」

レイ「今日のは炒めるとき調味料をいじくったのだけど…」

シンジ「ん、ピリピリしてて引き締まった味付けだね」

レイ「よかったわ」

トウジ「いちゃつかんといてくれるかぁーー!?」

シンジ「何のようかな?」ムスッ

ケンスケ「俺は写真撮影さ」

トウジ「ちゃうやろ!こいつらがボロだすんを見にきたんやろが!」

ケンスケ「邪魔はしないから勝手にしてよ」

レイ「しつこいわね、立場上隠すことはあれど後ろめたいことは何もないって言ったじゃないの」

トウジ「嘘や!サクラに大怪我させたこと謝っとらんぞ!」

>>268
筋肉バスターはキン肉マンが撃つから筋肉バスターなんやぞ

大丈夫某格ゲーでもマッスル(筋肉)バスターという技名である

レイ「まずサクラちゃんに会わせてもらわなきゃ」

トウジ「アカン!どうせ暗殺する気や!!それにお前にちゃんづけされる云われはないわい!」

レイ「どんな組織よ、それ…」ハァ

シンジ「ねぇ、それネルフが超法規的機関ってことをわかっていってるの?」

シンジ「ネルフなら…物騒な話だけど人一人殺したところで責められないんだよ?」ギロリ

トウジ「ハッタリに決まってるやないか!悪いことをしたら捕まらなアカン!これは世界のルールや!!」

シンジ(へぇ…それが神様《ゼーレ》だとしても可能なのかな?)ニヤ

シンジ「続きは面倒だから相田君お願い」

ケンスケ「後でポージングしてもらうけどいいかい?」

シンジ「健全な範囲内ならやってあげるよ」

レイ(それでいいの?)

ケンスケ(よしっ)

ケンスケ「超法規的機関ってのがわからないんだろ?」

トウジ「何か文句あんのか?」

ケンスケ「まぁまぁ…超法規的機関ってのは噛み砕くとネルフの人達は神様ってことさ」

ケンスケ「神様が人間をいくら殺そうと天罰なんだから仕方ないじゃないか」

トウジ「はぁ?」

ケンスケ「例えば、天災で人が死んだからって誰を責めるんだよ」

トウジ「そりゃしょうがないやないか」

ケンスケ「そういうこと、ネルフが何をしようとしょうがないの一言で済まされるのさ」

ケンスケ「人のプライバシーを調べようと美少女のパンツを盗もうと幼女を強姦しようと、……人を殺そうと」

ケンスケ「証拠にネルフに侵入しようとして帰ってきたやつはいないって話だ」

ケンスケ「今でもネルフ内部はブラックボックスになっているんだぜ?」

ケンスケ「職員でもバラせば一族郎党皆殺しって話さ」

ケンスケ(だからこそ俺はネルフ内の写真を撮ってみせるんだ)

ケンスケ(俺は神になるぜ☆)

表示間違いかな?

シンジ(確かに…ネルフはそういう側面もあるかもしれない)

シンジ(けどトップが皆から全面的に信頼されているからそんな場面にはならないんだよね)

シンジ(碇指令の人徳だよね♥)アハッ

シンジ「もう一度聞くよ」

シンジ「正々堂々殺しに行ける立場なのに殺しにいかない時点で気づいてほしいんだけどまだ疑うの?」

トウジ「つまり、わいらの隠し方が上手いから見つからへんゆうことやな!」

シンジ「隠れられるわけがないだろ?(ていうかネルフの系列病院に入院しておいてバカじゃなかろうか)」

レイ(入院って仮入院だったはずなんだけど…、それにサクラちゃんが入院している病院ってネルフ系列だったわよね。大怪我といっても骨折だし)

トウジ「なっなっなっ―」

ヴゥーうー、ヴゥヴウウウー

ケンスケ「あっちゃー(これはチャンスか?)」

レイ「訓練…なわけないわね」

シンジ「碇さん、非常招集だよ」つスマホ

『たった今、東海地方を中心に、関東・中部全域に、特別非常事態宣言を発令しました。民間人は速やかに指定のシェルターに非難してくださ――パイロットも逃げてくれ!命令だ!!!』

『おっおい何を―グシャッ        失礼しました。再度申し上げます、東海地方を――』


レイ「はぁ……」

シンジ「指令…」

レイ「行くわよ」

シンジ「もちろん」

おやすみなさい、愛のゲンドウバスターって甘美な響きだと思うよ

おやすみ=

ゲンドウ「長谷川バスターーー」

どうもこんばんは、イカリ=タイゾウと申します。
クソガキボコりにきました。

青葉「目標を光学で捕捉、領海内に侵入しました」

外道「餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が餓鬼が…」ブツブツ

冬月「碇、今は人類の生存が最優先だろ?」

ゲンドウ「餓鬼が餓鬼が…」ブツブツ

冬月(別に俺としてもレイ君を殴ろうとした時点で殺してもいいのだが……それではレイ君が健全な学校生活を過ごせないからな)ウンウン

『父さん!今向かっているから準備済ませてなさいよ!』


ゲンドウ「――総員、第一種戦闘配置だ」

冬月「なるほど…今度からはそうすればいいのか」

伊吹「了解!対空迎撃態勢用意!」

青葉「第3新東京市、戦闘態勢に移行します」

日向「中央ブロック、収容開始」

レイ「父さん、遅くなったわ!」

ゲンドウ「……すまない、今度ばかりはお前なしに戦えない」

冬月「前回も同じようなもんだと俺は思うがな」ボソッ

ゲンドウ「今回も零号機は使用不可能の上、レイが病みあがりだ」

冬月「そんな弁明をするなら前回はどうなんだと問い詰めたい」ボソッ

ゲンドウ「すぐに着替えてプラグに入ってくれ、シンクロの用意は赤木博士たちが済ませている」

レイ「はい」

ゲンドウ「個人事情はある程度把握しているが、私情は後にしてくれ」


端末『中央ブロック及び、第1から第7区までの収容完了』

端末『政府など関係者への通達完了』

青葉「了解」

ミサト「今、迎撃システムはどんくらい?」

日向「やりくりしても60%未満です!」

リツコ「まだ時間稼ぎにはなるわ」

ミサト「レイちゃんがこの間活躍してくれたおかげね…どこまでもレイちゃん頼りなのは大人として恥ずかしい話だわ」

リツコ「生き残れなきゃ愚痴も言えないわよ?」

ゲンドウ「軽口くらいの余裕があるならレイの準備を万全にしろ」ギロッ

伊吹「済ませてます、完璧に」

ゲンドウ「避難はどうした?」

ミサト「第2防護壁の展開まで完了しています!」

ゲンドウ「それでこそ人類最後の希望だ」


―どっかの避難所―

『現在非常事態宣言が関東・中部全域に特別非常事態宣言が発令されています。対象の住民の方々は決してシェルターから出ないでください。繰り返します…』

ケンスケ「またかよ!」

トウジ「なんや、また引き籠ってろちゅーわけかいな」

ケンスケ「情報管制ってやつだよ。やっぱりあのロボット、ただものじゃないね」

トウジ「そりゃお金かかっとうやろ?」

ケンスケ「いやいやwwwそおうじゃなくてwww特別非常時耐宣言ってのは全権をネルフに委ねて日本は従いますっていう宣言なんだよ?」

ケンスケ「ようするに日本の手に負えない機密事項が上に今いるってことだよ」

トウジ「マンガにでとった月を破壊する超生物みたいなやつか?」

ケンスケ「……、まぁそういうこと」

ケンスケ「で、相談なんだけどあの碇がその機密に深く関わってるってことだろ?」

トウジ「せやな、だから殴ら―」

ケンスケ「さっきあれだけ乏しめた僕らはそれを見て、間違ってないって言える確実な証拠が必要なんだよ」

トウジ「お前はどうせ軍が見たいだけやろ」

ケンスケ「まぁww確かにwwwwいつ敵がやって来てくださるか分からないしねwwww」

トウジ「ケンスケ、ニタつきすぎや」

ケンスケ「この時を逃してはあるいは、永久に」キリッ

ケンスケ「なぁ頼むよ、ちょっと調べたんだけど2人いれば外に出るのは難しくないんだよ」

トウジ「はぁ?死ぬ気かいな?あんなんすぐ踏みつぶされて終わりやで」

ケンスケ「まずね、そんな怪物ならこの建物に侵入するのに時間はかからないと思うよ」

トウジ「けど…、サクラに、な…足無くしても死ぬなって言われちょるしな…」

ケンスケ「ここにいたっていつ天井が蹴りらぶられるか分からないよ?それならすることしてから死にたいじゃないか」

トウジ「なら…なら!何の為のNERFや?決戦兵器が守ってくれるんやろ」

ケンスケ「けどパイロットを殴り飛ばしておいて戦えるとは思えないけどね」

トウジ「な、なんやわいのせいで人類が負けたとでも脅すんか?」

ケンスケ「そうなったらそれが事実だろ?それに人類が生き残るとしてもあいつがここを踏みつぶしに来ないとは限らないぜ」

トウジ「あぁ、もうわかった!どうせっちゅーんや!?」

ケンスケ「ちょ、声が大きぃってば。じゃあエバエバシカジカ」

ミサト「前回は15年、今回はたったの3週間。使徒って女性に嫌われるタイプよね」

リツコ「使徒を好く女性がいたらぜひ研究したいわよ」

ミサト「冗談よ、冗談」

モニタ『くっこ―』

冬月「大した効果も望めんくせに攻めては粉々にされる…とんだ税金の使い方があったもんだ」

青葉「委員会からエヴァンゲリオンの出撃要請がありましたこれで2度目です」

ミサト「奴ら、五月蠅いったらありゃしないわね。こっちだって死にたくないのよ?NN爆弾抱えて突っ込めってならもう出発するけど」

ゲンドウ「これいじょう無駄に回線を使われるとエヴァの準備に支障がでてくる。葛城一尉の言うとおり今からNN爆弾を届けてほしいならそう言えと通―」

冬月「碇、さっきレイ君に言った台詞を復唱しろ」ピキピキ

「エントリー順調です」

リツコ「次のステージに進めて、時間がないわよ」

レイ「コポポポ」

レイ(なんで殴られまでして乗っているのかな…)

レイ「迷うまでもないか、私がやらなくて誰がやるの」

トウジ「おおーい委員長!」

ヒカリ「こんな時にどうしたのよ?トウジってば。まさか怖いから抱きしめてほしいとか?それか抱きしめちゃるとか!キャー///」

トウジ「?……ヒカリ、あの、トウジってばのあとがよく聞こえな―」

ケンスケ「ほら早く」

トウジ「お、ぉぅワシらな、トイレ行きとうなってな?ちょっとだけ抜け出してくるさかいごまかしてくれんか?」

ヒカリ「もぅー!何よ期待させといて!さっさと済ませておきなさいよね!!」

トウジ「ありがとさん、助かるで」

ケンスケ「ほんと助かるよ」

リツコ「作戦の確認よ」

レイ「……」

リツコ「ATフィールドで相手のATフィールド中和しつつ、バレットライフルはあまり練習できていないけど大丈夫よね?」

レイ「………」

ミサト「レイちゃん、いいわね?」

レイ「いいえ」

ミサト「はぁ!?こっちは人類存亡がかかっているのよ?飲み込み悪いわねぇ!!」

怒外ン道「……」ギロヌッ!

ミサト「スミマセン」

リツコ「で、用件は何なの?」

レイ「えっと…一斉射って煙で使徒を見失うと思うんですけど…」

ミサト「あっ」

リツコ「!……」

オペレータ「!!!…」

ミサト「開発した人たちがATフィールドを除けたら絶対に貫けるっていってんのよ、信じなさい」

レイ「…はい」

ミサト「……」コクッ

ゲンドウ「……」ギリギリ

ミサト「……」コクッ

ゲンドウ「……」グググ

冬月「……」ガスッ

ゲンドウ「……」ウン!

ミサト「ハァ…エヴァンゲリオン初号機、発進!」


ケンスケ「きき、ききききkkk

トウジ「どうしたんや、話せなくなったか?」

ケンスケ「きき、来たんだよ!!!使徒ってやつが!!!!!」

トウジ「どこにって…おぉ~見えた見えた、なんや気色悪いなぁ」

ケンスケ「やはり独特すぎるデフォルメに重火器を完全に通さない見えない壁……地球のどのどの既存の生態系とも一致しない……それとも……」ブツブツ

トウジ「お、おーい?ケンスケぇ?ハァ…どないしよ…サクラ、わいダチがわからんようになってしもうた」

……ュゴォォオオオオ

トウジ「何かくるで!」

ケンスケ「決まっていりゅだろ!エヴァがくりゅんしゃ!」

ありえなく短いですが、ここまで
シャムシエルは書き方とかハッチャケ方とか模索するつもり

ケンスケが末期(褒め言葉)

トウジはここで足か腕の一本無くなっもらいましょ

気分が高ぶってきたのでやります。

シャムシエルの能力はたいした物ではない。
能力と呼べるのは一対の触手のみだ。
唯一の攻撃手段なのだが、辺りのビルすら砕けない。
精々、へし折るのが触手の限界であった。
力を込めることで威力をあげることはできるが、それは来たる敵に残しておかなくてはいけない。


シャムシエル「……」


使徒はキョロキョロと見渡して、地下への進入口を探していた。
何故か、と問われればわからない。
本能が、ここを下に行けといっているだけだ。


シャムシエル「?」


地下から何かが迫り上がってきた。
ビルの影になっていてよく見えないが、きっと家族を滅ぼしたヤツだろう。


シャムシエル「……!」


ムチを光り輝かせて臨戦態勢を整える。
まだヤツは動かない。
様子を見ているのかビビっているのか……何にせよ好都合だ。

ビルの影『レイ!今回は鞭を伸ばす敵だ!近づくなよ!!』


渋い声が聞こえる。
一瞬、使徒はゼルエルのような厳ついリリンを想像したが、内容からそんな強そうなリリンでないことが覗える。

ビュン!では済まされない勢いだ。
短い距離で音速を超える勢いに達した鞭は、ビルの向こうに聞こえる声を狙う。

熱量が計り知れない輝きを秘めて。


レイ(うわっ、父さんのスピーカーが一撃で粉々になっちゃったわ)


視界の隅に、頑丈なビルをいくつも貫いて音源を破壊した鞭。


レイ(光っているのは…見かけ倒し、じゃないわよね)

ビル『レイ!おそらくライトサーベルの様なハズだ!直接触るな!!』

レイ「あぁ…ビルが……」


ビルがまたいくつかガラガラと崩れ去った。
あの使徒は的確に音を捉えているとうだ。

足音でもバレるわよね…?
だけどあの鞭は一組だけ。


レイ「足止めしてから…かな?」ボソッ

『りょーかい』ボソッ


エヴァの通信も大声を出せばすぐに見つかるわ。
気をつけなきゃ。

使徒はまた辺りを探している。
侵入ルートを探しているのだろう。


『行っくわよぉ~!』


陽気な掛け声が聞こえてくる。
今度は何かと使徒は向き直った。


『固定砲台、発射!』

使徒の周りは煙と爆音に包まれる。
これでは耳を澄ませることも、目を凝らすこともできない。

困るから、音がするほうへ片っ端から鞭で撫でることにしよう。
そう決めた―その時、


初号機「今っ!」


鞭が向けられない角度からの大量の銃撃。
だが、いくら銃撃を浴びようとA.Tフィールドが守ってくれる。


初号機「溶かす…溶かす感覚……」

シャムシエル「!?」


A.Tフィールドが中和されていく。
それがなくてはこの身体はあまりにも脆い。
バジィ…と煌めきながらA.Tフィールドが消えていく。
無論、抵抗はしているが、他の砲門に対してもA.Tフィールドは張らなくてはいけない。
全面にA.Tフィールドを張っているシャムシエルと一カ所に集中して穴を開けようとする人型。

――抵抗は、長く持たなかった。

シャムシエル「~~~~~~!!!」


声にならない悲鳴。
生まれてから一度も浸食されたことのなかった絶対領域。
それが初めて破られた。

生身の肉体が銃撃に晒される。
何発も、何十発も…何百発も。
冷たい異物が身体を抉り取る。

我慢がならない。
我慢できない。
耐えられない。

弾が尽きた。

やった、解放された。

だが、A.Tフィールドを無効化できるらしい。
早く倒さなくては。

何をしている?
人型が、武器を交換をせずにいる。

怒鳴っているような声が聞き取れるが…。



―――――これはチャンスか?

土煙に紛れ、鞭が奔る。
狙ったのは頭でも腕でもコアでもない。
二つの足。
早くあの武器から引き離さなくては。

鞭が足を掴み取る。
人型の表面を溶かす感触がわかる。

そのまま引っ張った。
人型が転ける。
勢いよく、転けた。

立ち上がってこない。
立ち上がろうとしていない訳ではない。
だが、立ち上がらせるハズがない。

よし、引き千切ってしまおう。
だが、自分の火力では時間がかかりすぎる。

使徒は触手に力を込める。
勢いよく引っ張ると、持ち上がった。
間抜けなことに何も抵抗しない。

だから、そのまま振り回してやった。
やはり、何もできずに身を任せている。
愉快。
このまま足を焼き切ってやろう。

もっと勢いよく。
もっと、もっと、もっともっともっともっともっともっともっと―――――――――――――――――――――――――――――――――――――ブチッ。

人型の足が足首で千切れて本体が飛んで云ってしまった。
邪魔な紐もついでに裂いてやった。
これで、ゆっくり食事ができるだろう。

さぁ、食事の時間だ。


そう考え、使徒はうねうねと触手を踊らせた。

興奮が収まってきたんでここまで。
とりあえず足(首からさき)を焼き切ってみましたがいかがでしょう?

良いですね

まだかな

生きてますよ?
どうしようか悩んでいたら階段転げ落ちて足の肉を削りました。
幸い、骨が見えるとかそんな酷い状態ではないので今夜にでも再開します。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!と言う前に>>1あまり無理はしないようにしてください。健康が一番です

今夜・・・?

今夜・・・(´・ω・`)

コンヤ・・・ボソッ

足の肉の怪我そんなにひどかったんだろうか・・・とりあえず支援

骨が見えてないなら問題ないと思うんだが…

あれか?真面目に書くのが難しいなら台本形式でもええんやで?
やからはよ

>>326 予告で台本の映像とかやめてくれよ

まじめに足大丈夫かな・・・?

足よ治ってくれ!!

ホイミ!




>>1、逃げ出
     げ
     だ
     し
     た
     後



>>331 やめれ あとベホイミ

  ,r"""``ヽ、__        ,,,、、,,
  l" ´゚    :::::"':丶-ィ- ∨。 ;;;::ヽ
  {    ... . .  :::::...  ` ゅ 。::::;;;;l
  ヽ、       ゜ ゜::::::::   lヾ::::;,

   ``丶、_ ´  ゚ , . :::;゚::::..  _〃"
       ``、∩__,,、,,,、__,,∩"´      ←ザオエル
         .//      | |                   (゚∀゚>>1)
        //Λ_Λ  | |
        | |( ´Д`)// <虎の子よ〜ん

        \      |
          |   /
         /   /

     __  |   |  __
     \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   \
     ||\            \
     ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||

     ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

神父「生きとし生けるものはみな神の子。我が教会にどんなご用かな?」

 お祈りをする
 のろいを解く
ニアいきかえらせる

―神社―

ケンスケ「やれっ!そこだっ!!あぁ……なんだそこで捕まるかなぁ!?」

トウジ「ケンスケ?そろそろ逃げなマズイんとちゃうか!?」


一人の少年は、顔を酷く歪ませながら興奮している。
彼はビデオを構えていかに美しく撮るかを探っていた。
その顔は、映像を流した時の自分への賞賛の声を想像し、醜く崩れて、その口からは涎が溢れていた。

彼が言うには、ネルフの立場を改善するための必要な記録活動とのことだが。

一方、もう一人の少年は怯えていた。
それは、年相応の反応だろう。
目の前で巨人と怪物が戦っている。
数百メートル離れているからなんだ、と思う。

アイツの足なら地響きだけで潰せる距離だ。
アイツの鞭なら掠めただけで塵となるんだ。
アイツらが少しでも動き回れば俺たちはすぐに死ぬ。

そんな場所にいて正気を保つことは、難しい。

トウジ「ケン、スケ?あいつが投げ飛ばされたらきっと届くで?」


少年は今にも漏らしそうなのを堪え、必死の思いで声をかける。


ケンスケ「ハハ……それが何だってんだよ!?こんなイベントだぞ!!一生!いや、僕なんかの命がいくつあっても出会えないイベントだぞ!!!」


少年は撮影の手を止めて振り返る。
何が可笑しいのか嗤っている。
口を引きつらせ、涎を垂らし、嗤っている。

トウジ「せっ、せやけど!!ぃ……命あっての話ゃぁいか!!!」


その叫びは、届かない。


ケンスケ「はぁ?フッ……トウジ、死ぬわけないだろ?ネルフがいるんだ」


興奮した少年には、何も届かない。


『~~~~、~!!!』


そう。【少年達】には、自分たちに呼びかける悲鳴が、まだ聞こえない。

トウジ「ぁぁ!!!けけけけんすけぇ……ぅ!ぅえ!上見ぃや!」


不幸なことに、一人はその悲鳴に気づいた。
そして同時に悟る。

ああ、手遅れだと。


トウジ「ぁ……落ち、て」


その場に、天が落ちてきたとも思える轟音が鳴り響く。

なんでこんなことに?

冬月は目の前の状況に気が狂いそうになりながらも考えていた。
時は、銃弾を使徒に浴びせているところまでもどる。


レイ「ここでっ!全部当てる!」


レイが宣言する。


だが、思いだけでは届かない。
当たる銃弾は、せいぜい8割といったところか。
それでは、斃しきれない。

そして、弾が切れた。

レイ「換えを!」

ミサト「もちろ

ゲンドウ「ダメだっ!」


ミサトの声を遮り、ゲンドウが発する。


もう十分だと。
ATフィールドは掻き消えて、立ち上げる力もない。
今なら、設備だけでも斃せると。


彼が前にここまで声を荒げたのは何時のことだろうか。
その異常さに、思わず従おうとしたオペレーターがいるくらいだ。

冬月「弾を換えたらそれで終わるだろうがっ!交換を頼む!」


何を馬鹿なことを、と冬月は思った。
弾を換えて、再度撃ち尽くせばそれで十分すぎる。
わざわざ時間を与えることはない。
すぐにすむ話だ。


ゲンドウ「だが!もう十分だろ!女の子を!危険に晒すつもりかっ!」


初号機『早くっ!もう動いてる!』


そうだ時間はない。
早く撃たせねばこちらがやられる。
今回は銃以外の装備を考えてないのだ。
接近されたら打つ手は残っていない。


冬月「交換をっ!」

ゲンドウ「待避をっ!」


ぢぢいとオヤジの叫びが交わされる。
何度も、何度も。

他の面々も普段落ち着いている二人の剣幕に気をとられ、どうすればいいのかわからなかった。
だから、皆二人に注目していた。
他の全てを忘れるくらいに。


その油断は、使徒が立ち上がるには十分すぎる隙だった。

アラームが発令所に鳴り響く。

何事だ、我々はなぜ油断していた。


冬月「状況報告っ!」


どうなっている!?
何だあの鞭はっ、さっきまで無かったぞ!


日向「初号機が捕縛されました!鞭には高エネルギー反応っ!」

青葉「第三使徒の光線に類似したものです、このままでは足がっっ」


足を失う。
それは機動力を売りにするエヴァにとっては死刑宣告に等しい。
何としてでも止めねば。
その思いから発令所は纏まりを取り戻した。


ゲンドウ「なっなにが……これは私が?」


一人を除いて。

一ヶ月もすみませんでした。
今日はここまで、次でシャムシエル戦終わらせてみせる

乙 待ってた

待ってるからな

待ってますからね〜

まだ待ってるぞ、やからはよ

待ってるぞ(`;ω;´)

騙された・・・・・・

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