大淀さんはラーメンが食べたい (51)
大淀「…」カリカリ
大淀「はぁ」
提督「(大淀がとても物憂げな顔をしている…)」
大淀「…」ジ-
提督「(ペンを止めてペン先を見つめてる…)」
大淀「はぁ…」
提督「(これは何か辛いことがあったに違いない!)」
大淀「(ラーメンが食べたい)」
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提督「(どうしよう…声をかけるべきか。しかし本当に辛いことならあまり触れてやらん方がいい気がする…)」
大淀「(食堂のご飯もいいですけど、今はラーメンが食べたい)」
提督「(どうする…どうする俺!)」
大淀「(すみません提督、今日はもう休ませてもらいます)」
提督「なぁ、おおy「すみません、少し退席します」ガタ
提督「あ、あぁ」
大淀「…」トボトボ
バタン
提督「体調、悪かったのかな…今日はもう休ませるか」
大淀「…」テクテク
大淀「~♪」タッタッ
大淀「(やった!ラーメン!ラーメンが食べられる!こんなに嬉しいことはありません!!)」タッタッ
大淀「ふふ…ふふふ」タッタッ
天龍「ふんふんふふーん♪」テクテク
大淀「うへへへへ」タッタッ
天龍「(え?大淀!?何かメッチャニヤケながら走ってるんだけど!!)」
天龍「…」
天龍「アレと俺の怖さは違うよな。な?」
大和「誰に言ってるんですか?」
天龍「ぴゃあ!」
天龍「びっくりした…大和かよ」
天龍「いつからいたんだよ…」
大和「ずっといましたけど」
天龍「ずっと!?じ、じゃあさっきの俺の鼻歌…」
大和「はい!とても上手な鼻歌でしたよ♪」
天龍「あああああ……」
大和「(でも選曲がエミネム…)」
天龍「それはいいとして、いたってことは大淀を見ただろ?」
大和「大淀さん?はい、確かに見ましたよ。何だか嬉しそうでしたね」
天龍「あぁ、大淀からは想像もつかねー顔してたよな」
大和「これは何かありますね」
天龍「ああ」
大和「天龍さん!」ガシッ
天龍「うおっ!」ビクッ
大和「尾行!しましょう!」ギリギリギリ
天龍「わかった!わかったから力を抜いてくれぇ!!」
~バス停~
大淀「(次のバスまで15分…)」
大淀「鎮守府近くのラーメン屋さんって、ハズレばかりだったんですよね。無駄に凝った格言が貼ってあったり、店員がやかましかったり」
大淀「その点駅のラーメン屋さんは素晴らしいです。流石は行列の出来るお店です」
大淀「…」
大淀「(少しドキドキしてきましたね)」
チラリ
大和「…」ヌッ
天龍「バス待ちか…」
大和「天龍さん」
天龍「ん?どうした」
大和「こんなチープな変装でバレないんですか?」
天龍「マスクにサングラスは変装の基本だろ?気付かれるわけねーよ」
ヒソヒソザワザワ
大和「(めちゃめちゃ怪しいですよ私達…)」
ブロロロロ
天龍「バスが来た!乗り込むぞ」
大淀「(音楽でも聴きましょう…)」スッ
天龍「イヤホンを取り出したぞ」
大和「これで私達の声が聞かれるという可能性は減りましたね」
天龍「あぁ、尾行が容易くなったな」
「あら、天龍ちゃんに大和さん」
やまてん「!!??」
愛宕「2人もお出掛け?」
天龍「ナ、ナンノコトカサッパリワカラナイナァ」アセアセ
大和「アナタドナタデスカ?シラナイヒトデスヨ?」アセアセ
愛宕「?」
愛宕「天龍ちゃんって、眼帯外すととても可愛らしいのね」
天龍「ばっ!かわ、可愛いとか言うんじゃねーよ!!」ガタッ
ざわざわ
天龍「!」ハッ
天龍「と、とにかく今は他人の振りしててくれ。後でわけは話すから」ヒソヒソ
大和「お願いします。愛宕さん」ヒソヒソ
愛宕「ふふ、いいわよぉ。間宮さんのスペシャルウルトラグレートパフェでいいかしら?」
天龍「あぁわかった。何でも奢ってやる!」
大淀「あの…」
てんやま「!!??」
大淀「愛宕さん…ですよね」
愛宕「あら大淀さん。そうよ、私よ」
天龍「(ほっ…バレてねぇな)」
大和「(さっきイヤホン付けてませんでしたか?)」
大淀「愛宕さんもお出掛けですか?」
愛宕「そうなの。久しぶりに休暇をもらったからショッピングでも行こうかなって」
大淀「そうなんですか」
愛宕「大淀さんは?」
大淀「私はラ」
大淀「(いや、ラーメンを食べに行くと言ってしまったらニンニク臭い女だと思われてしまうかもしれません!)」
愛宕「ら?」
大淀「ら、ラファエロの展覧会にでも…」
愛宕「まぁ!大淀さんらしいですね!」
天龍「(ラファエロの展覧会…そんなのあったっけか?)」
大和「(ラファエロ…ロベルト・バッジョですか?)」
大淀「(ほっ、上手く誤魔化せましたか)」
愛宕「大淀さんみたいな服着られるって羨ましいわぁ」
大淀「それは私がまな板だという皮肉ですか?」
愛宕「ち、違うわ!貴女のように細くなりたいってことよ!」
大淀「今でも充分スラッとしていますよ。一 部 分 以 外 は」
やまてん「」ゾクッ
大和「(何だか寒気が…)」
天龍「(胸んとこがキュッとした気がするんだが)」
大和「ところで天龍さん」ヒソヒソ
天龍「どうした?」ヒソヒソ
大和「展覧会なんてついて行って楽しいんでしょうか?」ヒソヒソ
天龍「んなわけねーだろ。ありゃでまかせだ」
大和「でまかせ?」
天龍「ラファエロの展覧会なんてやってるわけねーだろ。しかも駅に美術館なるものはねーし」ヒソヒソ
大和「なるほど。それじゃあ大淀さんの本当の目的は…」ヒソヒソ
天龍「別のどこかがあるんだろうな」ヒソヒソ
エ-マモナクプラザマエ
愛宕「あ、では私はここで」
大淀「はい。また鎮守府で会いましょう」
愛宕「」チラ
愛宕「」ニコリ
大和「(わかってますから!)」
天龍「(さっさと降りろ!)」シッシッ
大淀「(まさか愛宕さんと出会うなんて思いもしませんでした)」
ツギハ-エキマエ-エキマエ-
大淀「(もう次ですか…はぁ、ラーメンが間もなくです!)」
天龍「よ、よし…今度こそイヤホンをつけたか」
大和「ここまで乗ってるという事は駅前に用があるということですね」
天龍「あぁ…電車で遠くへでも行くのか?」
大和「休暇届けは出ていなかったですし、流石に遠出はないと思います」
天龍「だよな。じゃあやっぱ駅前のどっかか」
大和「はい…ゲームセンター、カラオケ」
天龍「サ店かもしくはブランドショップか…」
大淀「(やはり醤油ラーメンでしょうか。あ、でも塩もアリかもしれませんね)」シャンシャン
マモナク-エキマエ-エキマエ-
大淀「(ラーメン!)」スタスタ
天龍「降りるぞ」スタタ
大和 「はいっ!」スタタ
運転手「(怪しい人達なのです!?)」
プシュー
大淀「えぇと確かこっちの道でしたよね」テクテク
天龍「」スタスタ
???「あのぉ~すみまぇん」
天龍「あぁん?何だよ」
キャッチセールス「今話題の化粧品なんですけどぉ~お姉さんみたいな綺麗な方に是非使用してもらいたいと思いましてぇ」クネクネ
天龍「んだよ。こっちは今忙しいんだ」
キャッチセールス「お話だけでも聞いてもらえませんかぁ?」
天龍「だーかーらー!」
大和「すみません、私達用があるんですよ」
大和「また今度にしてもらえませんか?」ゴゴゴゴ
天龍「ひっ」
キャッチセールス「ひいっ!す、すみません!!」
大和「さ、後を追いましょう!」
こつぜん
天龍「っていねー!!」
大淀「ここのコンビニを右に…」
ズラッ
大淀「うわっ…凄い人ですね」
大淀「いえ、ここまで来たんです。ラーメンのためなら時間も惜しくありません!」スタスタ
店員「こちらご覧になってお待ちください」スッ
大淀「あっ、どうも」
大淀「(店から漂う匂いと渡されたメニュー。お腹が鳴りそうです)」
ネ-ナニタベルノ-?
ウ-ンヤッパショウユカナ-
大淀「…」
大淀「(ラーメン屋をデートのプランに入れないでください!!ここはカップル出くるような場所じゃないんですよ!?)」
ウワ-ナランデルナァ
カズクントナラヘ-キダヨ
大淀「(くぅぅ…前後にカップル)」ギリ
大淀「(私は屈しません!ラーメン!待っててください!!)」
天龍「おいおいどこいったんだよ…」タッタッ
大和「ふごふご!」タッタッ
天龍「あぁん!?って何食ってんだ!!」タッタッ
大和「ふまいほうれす!!」タッタッ
大和「おひほふほーぞ!」スッ
天龍「んまい棒!?どっから出てきたんだよ…まぁもらうけどサラダ味だし」サクサク
大和「サラダ味、嫌いなんですよ」タッタッ
天龍「はぁ!?サラダ味こそ至高だろうが!!」タッタッ
大和「めんたい味に決まってます!」タッタッ
天龍「明太子の味しねーだろ!!」タッタッ
大和「めんたい味であって明太子味ではないんです!」タッタッ
天龍「知らねーよそんなもん!ってかここどこなんだよー!!」タッタッ
大淀「…」
大淀「(並んでから30分が経ちましたが5人しか進んでいませんね)」
オソイナァ
オナカスイタンダケド-
大淀「(待てないのならこのようなところに来ないでください!)」
大淀「(とは言えこの回転率は少し悪すぎませんか…喉も乾きました)」
大淀「!!」
給水器「やあ」
大淀「(なんと!ここは並んでいる時に喉が渇くことを想定して給水器を設置してくれているんですね!)」
大淀「(しかし置いてあるのは手を伸ばしても少し届かない場所…だからといってここを離れる訳には…!)」ググ
大淀「(辛い!目の前にあるのに手に入れられないことがこんなにも辛いなんて!!)」プルプル
スッ
大淀「!?」
アノ-ヨカッタラ
大淀「へ?」
アナタノトコロカラダトノメマセンシ
大淀「あ、どうも…」
大淀「(カップルも捨てたものじゃありませんね)」ゴクゴク
大和「どうもありがとうございます」ペコリ
天龍「くっそ…完全に見失っちまった」
大和「天龍さん、諦めて帰りましょうよ。今更言うのも何ですが人のプライベートは詮索するものじゃないかと」
天龍「バカヤロー!お前それでも俺の相棒か!!1度やるって決めた事は最後までやり遂げねーと意味無いんだよ!!」
大和「…」
天龍「ハッ!」
天龍「ご、ごめんな…怒鳴るつもりは無かったんだ」
大和「わかりました」
大和「天龍さん、私の考えが甘かったです。見つけましょう!大淀さんのスキャンダルを!!」
天龍「お、おぅ…」
大和「待っててくださいね。センテンススプリング!」
天龍「(あれ?俺達大淀のスキャンダルをさぐるんだっけ?)」
大和「さぁ!走りますよ!」スッ
天龍「んぁ?なんだこりゃ」
大和「グリコです。1粒で300m走れるんですよ」
天龍「お、おう…ありがとよ」
天龍「(2箱食えと)」
ガララ
店員「お待ちくださいお客様どうぞー」
大淀「(遂に…遂に…楽園へと辿り着いたのですね!)」
店員「何名様でしょうか?」
ニメイデ-ス
大淀「ひ、1人です…」
コッチモフタリデス-
店員「かしこまりましたー」
大淀「(くっ、悔しくなんかないんだから!第1ラーメン屋さんというのは1人で来るものなんです!!)」
大淀「(それと、見ればわかるものを聞かないでください!!)」
いらっしゃいませー
らっしゃーせー!
大淀「(ラーメン屋さんだと言うのに落ち着いた雰囲気ですね。外のピリピリした空気とは対照的です)」
店員「ご注文お決まりでしたらお伺いしますが」
大淀「あっ、この特製醤油ラーメンで」
店員「特製醤油ですね。麺の量固さはいかが致しましょうか?」
大淀「えーと、量は普通で固さは固めで」
店員「固めですね。かしこまりました!」
大淀「(前に鎮守府の近くで食べたラーメン屋さんで普通の固さって言ったら離乳食レベルの柔らかさでしたからね…ここは固めでいくべきです)」
天龍「大体のとこは見て回ったけど、ちっとも見つかんねぇ」サクサク
大和「やはり電車で遠くへ出かけたのでしょうか」
天龍「けどなぁ…あのニヤケ面から察するに遠出する用じゃなさそうなんだよなー」
大和「まだ見てないところってありましたっけ?」
天龍「んー…」チラリ
イメクラ「」
ソープ「」
ラブホ「」
天龍「(いやいやいや…ここはないだろ)」
大和「この看板の人…長門さんに似てませんか?」
天龍「お、おい近付くなよ!」
大和「こっちは赤城さん…うわ、蒼龍さんまでいますよ」
天龍「そっくりなだけだろ!?ほら早く行くぞ!」グイグイ
大和「もしかすると大淀さんがいる可能性が」
天龍「ねーよ!!」
大淀「(そういえば執務の方は大丈夫なのでしょうか…半分すっぽかしてきたようなものですけど)」
大淀「(まぁ最悪陸奥さんがいますし何とかなるでしょう)」
店員「お待たせしました特製醤油ラーメン麺固めです」コトン
大淀「待ってました!」
大淀「あっ…////」
店員「お待たせしました♪スープお熱いのでお気をつけくださいね」ニッコリ
大淀「(あまりの嬉しさについ声に…////)」
大淀「(とても綺麗なスープの色ですね。透き通った黄金色で、とてもいい香りです)」
大淀「(まずはスープからでしょうか。いやしかしここで舌を火傷させてはラーメンを台無しにしてしまいますね…ここは麺から)」ツル
大淀「(!!)」
大淀「(これが…名店のラーメン!)」ツルツル
大淀「(もちもちとしていて程よい固さで。ツルリと喉を通っていきます)」ツルツル
大淀「しあわせぇ////」ニヘラ
ソコノオネ-チャンイイコイルヨ!!
大和「天龍さん、何だかお腹好きませんか?」
天龍「まぁたしかに昼食ってないもんな」
大和「この辺りに美味しいラーメンのお店があるらしいんですよ」
天龍「へー、そうなのか」
チチデカイコイルヨ!!
天龍「ラーメンか…久々だし行きてえなぁ」
大和「じゃあ夜行きましょうね」
天龍「夜!?昼じゃねーのかよ!?てっきり今から行くのかと思ったわ!!」
大和「冗談ですよ。ささ、行きましょう」
エッチジョウズヨ!ヨッテッテ!!
天龍「(やべぇな…こういうとこって男女構わず呼び込みしてくるのかよ)」
大和「天龍さーん!こっちですよー!」
天龍「食いもんになると途端に速くなるな」
大淀「(つ、次はチャーシューを)」ハム
大淀「!!」
大淀「(く、口の中でとろける…それは歯で噛まれることを拒み、胃の中へと渡り歩く…何なんですか?お肉のファンタジスタですか?)」
大淀「(よし、それではスープを)」ズズ
大淀「~!!」
大淀「(黄金色のスープから繰り出される旨み。これは魚介系でしょうか。何種類もの魚から築き上げられたジパングの海と言っても過言ではありまそん)」
大淀「(あぁ…なぜ鎮守府周りの海はこのスープではないのでしょうか)」ズズ
大淀「(私今、最高に幸せです!)」
大淀「はふぅ…////」
大和「ここです」
天龍「はぇ~」
天龍「って、行列やべー!」
大和「1度来てみたかったんですよね。美味しいって評判なんですよ」
天龍「けどよぉ。並んでたら何時になるんだよ。それこそ昼飯が晩飯になったりしねーか?」
大和「そこまで並ぶ事は…」
天龍「まぁいいよ。付き合ってもらったんだしお前の言う事聞いてやるよ」
天龍「結局大淀は見つかんなかったけどな」
大和「本当にどこへいらしたのでしょうか」
店員「ありがとうございましたー」
大淀「ご馳走様でした…ふぅ」
大淀「(さ、この幸せが消えない内に早く帰りましょう)」
大淀「(もうお昼時は過ぎたというのにまだまだ行列ですね)」スタスタ
天龍「ふぁ!?」
大和「お、大淀…さん!?」
大淀「!!??」
大淀「や、大和さん天龍さん…何故ここに」
天龍「それはこっちのセリフだ!こんなところにいたのかよ…」
大和「ずーっと探してたんですよ」
大淀「探してた…まさか、何か大事な用が!?」
天龍「いや、単に大淀がすっげーニヤケて歩いてたのを見たから気になってな。つけてたんだよ」
大淀「何だ、そんなことでしたか…ってやだ!そんな顔してたんですか!?」
大和「はい。それはそれは大変嬉しそうなお顔でしたよ。まるで盆と正月が一緒に来たような」
大淀「恥ずかしい…////」
天龍「だけど大淀がラーメン好きって意外だぜ」
大和「レストランのランチに通うイメージでした」
大淀「そうですか?週に一度はニンニク臭と戦っていますけど」
天龍「マジかよ…そんなに食べてると太るぞ」
大淀「そうですね…少しくらい脂肪がついても良さそうな気はするんですけどね」
大淀「何故かつかないんですよねぇ…」ゴゴゴ
大淀「1体何ででしょうかねぇ」ゴゴゴ
大淀「 不 思 議 で す ね ぇ 」ゴゴゴ
~後日~
大淀「はぁ…」
提督「(また大淀が物憂げな表情をしている…!)」
提督「(やっぱり体調悪いのかな?でも前に休暇はあげたしなぁ)」
大淀「(またラーメンが食べたくなりました)」
提督「(ここ最近ずっと仕事漬けだったんだろうな。カップ麺のゴミすごかったもんな)」
大淀「(カップ麺ではラーメン成分は補えません。やはりお店に出向くしか)」
提督「(うーん…本当にしんどそうだし休ませてあげるか)」
大淀「(よし)」
大淀「」ガタリ
提督「お、おおy「提督、今日は休ませてもらいます」」
提督「あ、あぁ…しっかり休めよ」
提督「…」
提督「俺、提督向いてないのかな」
おしまい
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